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2024年03月04日

ボディ側アンカーの補修方法 につきまして。

ボディ側アンカーの補修方法 をご案内申し上げます。

アイズ-ブロッカーのショックコード(ゴム紐)は、ボディ側アンカーの紐部分に固定されている状態です。
(下画像では、ウェザーストリップモール’(ゴムクッション材)を外した状態で撮影しています)


タープ布が強く押される(あるいは引っ張る)ようなことがあると、内臓されているショックコード(ゴム紐)が伸び切ってしまいます。
伸び切ってしまったあとは、ボディ側あるいはドア側のアンカー部分に直接の力が働くこととなり、ボディ側アンカーループ紐が切れてしまったり爪付きクリップが抜けたりの支障につながることがあります。
(下画像では、ループ紐が切れてしまった状態です)


そんな場合には、強めの糸を使うことで補修が可能です。


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補修方法のご案内です。

1)まず、ボディ側アンカーを固定している爪付きクリップ を抜き出して、ボディ側アンカーを外してしまいます。


2)画像のような 釣り糸など(PEラインですと十分な強度があります。100均ショップでも販売されています)を 輪っか状態を作ります。


3)輪っか状にした釣り糸を、爪付きクリップを再利用して固定します。



4)下画像のように、輪っか部分に ショックコード端部のフックをつないで、タープ布を元どうりに接合していただければ補修完了です。




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ショックコードがタープ布の中に入ってしまっている場合は、一度引き出してから、ゴム通しなどを使って タープ布の中に入れ直す必要があります。ショックコードを 通し直す作業は、下記のブログを参考にして下さい。
https://aizurv2.hamazo.tv/e9265016.html
ショックコードを通し直す作業では、ゴム通しのようなものが必要なのですが、下記のブログにありますように 色々なもので代用できます。
https://aizurv2.hamazo.tv/e9263942.html

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なお、ボディ側アンカーは、


下記のサポート商品販売ページでも ご購入いただけます。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/haab#support_goods
●ボディ側アンカー(2個)セット <送料無料>   商品価格550円(税込)  












Posted by AIZU at 12:46

2024年01月06日

ゴム(ショックコード】が切れてしまった場合の 補修方法です。

「ゴム(タープ布の中に内臓されているショックコード) が切れてしまった」  と ご報告くださる方がの多くの場合では、  ゴム自体が切れたのではなく
①ボディ側アンカーのループ紐が切れてしまっている場合 (タープ布を展開していて 大きな力が加わった際には、たいていは このループ紐部分が切れる仕様になっています)
あるいは
②ショックコード端部のフックが ショックコードから外れてしまっている場合
がほとんどです。
それぞれの場合の補修方法を ご案内申し上げます。
なお、正常な状態は下画像のように、 ボディ側アンカーのループ紐に ショックコードの端部についている金属製のフックがつながっている状態です。


アイズ-ブロッカー各部の名称につきましては、 装着ブログの 「各部の名称」 (ページ内の 上から4番目のイラスト図)を参考にしてください。
ハイエースの装着ブログは こちらですが、 https://aizurv2.hamazo.tv/e9683053.html  他の車種につきましては、該当する車種ごとの装着ブログをご覧ください。
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①ボディ側アンカーのループ紐が切れてしまっている場合
ループ紐に代えて 強めの釣糸などを結んでいただくことで、ボディ側アンカー と ショックコードを つなげることが出来ます。
釣糸は、 PEライン  がしなやかで結び易く 扱いやすいです。https://amzn.to/3MWOAsP 
100均ショップにもあります。 15KG以上の引張強度がある方がよろしいので、 1.5号ラインの場合には、 2重にして使われる方がベターです。
PEラインは少し滑りますので、結び目には瞬間接着剤で固めておく方法がよろしいかと存じます。 

1)ます、PEラインなどで 指3本くらいの大きさのループを作っておきます。


2)作ったループを 下画像のように、ボディ側アンカーに 「ひばり結び(カウ・ヒッチ)」します。


3)ループをアンカーの後ろ側から出した状態でシッカリと締め込んでおき、ループにフックを繋げます。


なお、  抜け出てしまっている ショックコードを 通し直す作業は、下記のブログを参考にして下さい。
https://aizurv2.hamazo.tv/e9265016.html
ショックコードを通し直す作業では、ゴム通しのようなものが必要なのですが、下記のブログにありますように 色々なもので代用できます。
https://aizurv2.hamazo.tv/e9263942.html


②ショックコード端部のフックが ショックコードから外れてしまっている場合
1)まず、バックドア側のアンカーとショックコードとを切り離しておきます。


2)フックが外れてしまっているショックコード端部に PEラインなどを巻き付けてから瞬間接着剤を浸み込ませておきます。


3)巻き付けたPEラインを ボディ側アンカーのループ紐につなげて結びます。



4)外してあったバックドア側のアンカーとショックコードとを つなげます。


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たいていは ユーザー様ご自身で、100均ショップにもあるPEラインなどを使って 上述の方法で 補修されている場合が多いですが、補修部品の「ボディ側アンカー」が ご入用でしたら  下記ページにて ご購入いただけます。
 https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/haab#support_goods
ページの中ほどにありますところの、 ボディ側アンカー【小】(2個)セット<送料無料>  商品価格550円(税込)  です。


3、ショックコード と アンカーのワイヤー部分とをつないでいるフックが ショックコード端部から外れてしまった  場合について。
 
また、交換用の ショックコード自体(ゴム紐の両端に接続用フックが付いているものを用意いたします)をお送りすることもできます。
サポート商品販売ページにて ご購入いただけます。  https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/haab 

抜け出てしまっている ショックコードを 通し直す作業は、下記のブログを参考にして下さい。
https://aizurv2.hamazo.tv/e9265016.html
ショックコードを通し直す作業では、ゴム通しのようなものが必要なのですが、下記のブログにありますように 色々なもので代用できます。
https://aizurv2.hamazo.tv/e9263942.html

ショックコードの関連する不具合のほとんどは、前述の 1、や 2、や 3、です。 
たいていは ユーザー様ご自身で、100均ショップにもあるPEラインなどを使って 上述の方法で 補修されている場合が多いですが、弊社からの 補修部品が ご入用のようでしたら お申しつけください。たいていは 翌営業日に お送りできます。


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アイズ-ブロッカーは、 発売開始してから 2年ほど過ぎたあたりから、「ボディ側アンカーが 切れてしまった」「ゴムが切れてしまった」 のお申し出が増えました。
アイズブロッカーは、5m/秒 ほどの風にも 大丈夫ですが、
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/reviewdetail/1014
タープ布が強く押される(あるいは引っ張る)ようなことがあると、内臓されているショックコード(ゴム紐)が伸び切ってしまいます。
伸びで追随できないほどになると、ボディ側あるいはドア側のアンカー部分に 直接の力が働くこととなり、ループ紐が切れたり アンカーが抜けたりの支障につながることがあります。ご注意いただければと存じます。
 夜の暗さの中で、タープ布の存在に気づかれない方がタープ布に衝突(?)してしまって、( ユーザー様以外の場合が多いです。弊社スタッフも よくやります・・・ )ショックコードの不具合につながったりもします。夜中でもタープ布の存在に気づけるように、ショックコード(ゴム紐)部分に、蓄光性の目印 や https://onl.tw/uWC46QG、小さな ランタン https://onl.tw/EGdALBv などを吊り下げることをされているユーザー様もいらっしゃいます。

Posted by AIZU at 16:47

2023年07月01日

2023.6.30以降 ハイエース200系標準幅・ロング【ロールーフ車用】アイズ-ブロッカーの 取り付け説明

ハイエース200系 標準幅・ロング【ロールーフ車用】 アイズ-ブロッカー取付説明書
(特許第6862023)
2023年6月30日以降に ご納品した製品の 装着方法となります。




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【必要工具類】



①:テッシュ
②:ハサミ
③:メジャー 
④:ハンマーの類(フツーのトンカチでokです)
⑤:パーツクリーナーの類(脱脂処理に使用します。ベンジンなどの石油系溶剤がお勧めです。シンナーなどの溶剤は塗装面を痛めます)
⑥:ドライヤー(寒冷時や多湿の場合に使用)

※先の細いプライヤーやペンチの類
※水性ペン
※踏み台
があると便利です。 

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【商品内容】を ご確認ください。



①:アイズ-ブロッカー本体タープ布:左右2枚(ショックコード付き)
※運転席側のタープ布には、緑色の「Aizuのタグ」が縫い付けています。助手席側にはタグはありません。
※ショックコードの片側には、補助アンカー(布テープタイプ)が付いています。

②:バックドア側ホールドテープ:2本
③:脱脂確認用 ためし貼りテープ:2枚
④:バックドア側アンカー(貼付タイプ):2個 
⑤:バックドア側ホールドテープ用プライマー液:1 個 
⑥:ボディー側ホールドテープ
  長いテープ:2本(ボディー上側に使用)
  短いテープ:2本(ボディー下側に使用・切り込み付き)
⑦:ボディー側ホールドテープ固定用 爪付きクリップ:12個
⑧:ボディー側アンカー
  紐付きの短いテープ状のもの:2個 + 爪付きクリップ 小2個付き
⑨:リアスカッフプレート固定用部品(適宣ご使用下さい)
⑩:ロープ(バックドアを半開き状態にしておく場合に使ってください)

以上、10点です

バックドア側アンカー(貼付タイプ)について
バックドア側アンカー(貼付タイプ)につきまして、出荷時期によって金属のループ(輪)がついたタイプとついていないタイプがあります。今現在の、補助アンカーを併用する取付方法では、このループは使用しません。見た目が気になる方は、バックドア側アンカーを貼り付ける際、ループが車内側を向くように貼り付けて頂ければタープ布で隠すことができます。

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【各部の名称】です。



【作業時間】
作業自体は約1時間ほどですが、粘着材貼付け後に最低1時間(できれば3時間)以上、養生時間をおいてください。

【作業環境について】
粘着材貼付け作業には、気温が20℃以上、乾燥した状況下が望ましいです。寒冷時や雨天等の多湿時等は、ドライヤー(家庭用のものでOKです)を使用しながら作業をしてください。
気温が15℃以下の気温下では、十分な貼り付け強度が実現しない可能性があります。
家庭用のヘアードライヤーでOKですので、粘着面と貼り付け面との両方を40℃くらいに温めながらの作業をお勧めします。ヘアードライヤーなどが使えない作業環境の場合には、 車のリヤヒーターを稼働させて、バックドアの貼り付け面をできるだけ温めておき、テープ自体も温めた状態にしておいてからの貼り付け作業が よろしいかと存じます。

【装着作業の流れ】

■1.バックドアの脱脂(コーティング剤の磨き落とし処理が必要な場合もあります)と プライマー塗布を行う


■2.バックドアにアンカー(貼付タイプ)とホールドテープを貼り付ける

 
■3.ボディーにアンカーとホールドテープを装着する。



※次のタープ布を取り付ける前に、最低1時間(できれば3時間)以上、養生時間をおいてください。養生中に粘着材の接着力が増します。

■4.タープ布を取り付ける。


 
■5.タープ布の貼り具合を調整して、ドアの閉まり具合を確認する。


このブログや取付け説明書を、最後までお読みいただいたうえで作業を開始してください。


以下、取り付けの詳細手順です。
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重要!!
▼作業時の温度・湿度について
気温が20℃以上あり、乾燥した状況下での作業が望ましいです。

寒冷時や多湿時等は、ドライヤー(家庭用のものでOKです)を使用してください。
↓↓
ドライヤーを使い、貼り付ける箇所とテープの粘着面を温めながら(50℃程度)貼り付けることで、強力に貼り付けることができます。
雨天時はどうしても、貼り付け面が湿ってしまいます。ドライヤーを使用できない場合は、晴れた日に作業を行ってください。
寒冷時にドライヤーをお使いになれない環境の場合には、バックドアを閉めた状態で車のヒーターを稼働させて、バックドアの表面温度が、できれば20℃以上になっている状態にしてから 作業されることをお勧めします。 


▼使用している粘着テープについて
バックドア側アンカーとホールドテープの粘着材は、高性能な粘着テープですが、その性能を発揮させるには、

・接着する面へのしっかりとした脱脂
・十分な加圧(5kgf/㎠) → 強い指圧をするくらいの押し付け力
・十分な養生時間

が必要です。

スリーエムジャパン株式会社様が公開している
「3M VHB 接着マニュアル」
をできればご一読ください。


1.バックドアのアンカーやホールドテープの貼り付ける面をしっかりと脱脂処理する

ウェザーストリップモールがバックドア側に当たる部分の内側にバックドア側ホールドテープとバックドア側アンカー(貼付タイプ)を貼り付けますので、それらを貼り付ける場所の周辺を広めにしっかりと脱脂処理してください。
(ウェザーストリップモールについては、上で記載した【各部名称】や 4-1.ウェザーストリップモールの取り外し を参照ください)

脱脂処理する場所は下画像の赤で記したあたりです。







1-1.脱脂処理をする
貼り付ける部分に、カーワックスの成分などが残っていると、粘着材はしっかりと貼りつきません。パーツクリーナーやベンジンなどを使って、しっかりと脱脂処理してください。
バックドアの左右とも脱脂処理をしてください。









脱脂作業のコツ
※ パーツクリーナーなどで濡らしながら、ティッシュで ”磨くイメージ” で拭く。
(1枚の布で前端だけ溶剤を含ませ、後半分は乾いた状態で、一方向に拭くのは良い方法です。)

※ 拭き取り方は一方向とし、往復や丸く拭かない。

※ 拭き取る紙や布は汚れの無い物を使用し、常に新しい面で拭う拭う。(汚れた面で拭くと、汚れをただのばしているだけになってしまします。)


ご注意下さい
ボディコーティングがされている場合
ボディコーティングされていると、上述の脱脂処理では不十分で、粘着材がしっかりと貼り付きません。コーティング被膜を研摩材で磨き落とすなどの作業が必要となります。 また、最近の洗車用シャンプーの中には、ワックス成分やコーティング成分が配合されていて、汚れを落とすのと同時にボディに艶を出してくれる製品があります。ワックス成分やコーティング成分が残っておりますと、しっかりとテープが貼り付きません。貼り付け面を確実に下処理するために、コンパウンド(ノンシリコンタイプがお勧めです)や1200~1500番くらいの耐水ペーパーや研磨スポンジ(キッチンなどで使うメラニンスポンジでも研磨できます)lで磨き落とします。貼り付け面だけを磨き落とせるように、貼り付け面以外の箇所をマスキング処理をしてから磨き作業をされることをお勧めします。
下画像では ガムテープでマスキングをしておいて、研磨スポンジ(3M マイクロファイン)で 貼り付け面を 軽く磨いています。

 
各種のクリーナーを使って作業する場合 
ガラスクリーナーやプラスチッククリーナーなどには、汚れを落とす成分の他に、汚れが再度付着することを防止する成分が含まれている場合が多いです。この汚れ付着防止成分(シリコンやワックス等)が表面に残っていると粘着材がしっかりと貼り付いてくれません。また 汚れ付着防止成分(シリコンやワックスなど)が残っている部分に一度貼り付けてしまいますと、汚れ付着防止成分が粘着材側にも移行しますので、再使用することができません。新しい粘着テープを使う必要があります。各種のクリーナーなどを使って作業をされた場合には 汚れ付着防止成分が表面に残らないよう、クリーナーを使用後に入念な脱脂処理してください。


1-2.脱脂状態を確認する
脱脂作業が終りましたら、ホールドテープを貼る前に脱脂が十分にできているかの確認をしてください。脱脂作業をした箇所に、テストピース(小さな試し貼りテープ)を貼ってみてください。

▼貼った上から強く指圧をするくらいの力で数秒間加圧してください。 


5分ほど経過させたのち剥がそうとしてみてください。

▼ガムテープを貼ったときのように、剥がすのに抵抗感があるようでしたらOKです。 


▼さほどの抵抗感なく剥がれてくるようですと、脱脂が十分にできていませんので、再度脱脂作業を行ってください。


2. 貼り付け面にプライマー処理をする

貼り付け部周辺に付属のプライマーを必ず塗ってください。
プライマーによる下地処理をすることで、テープをより強固に接着させることができます。

小さく折りたたんだテッシュ(3~4cm四方)に 小瓶に入っているプライマー液を浸みこませながら、


脱脂済みの貼り付け面を拭くようにして プライマー液を塗布します。


プライマー液を こぼさないようにご注意ください。






続けて反対側(助手席側)にもプライマーを塗ってください。10分ほど乾燥させたのちに次の「手順3」へ進んでください。

3.バックドア側アンカーとバックドア側ホールドテープを貼り付ける

作業の前準備として、テープやアンカーを貼り付ける位置を今一度ご確認ください。
テープの貼り直しはできませんのでご注意ください。


3-1.バックドア側アンカーを貼り付ける
まず、バックドア下部に、バックドア側アンカーを貼り付けます。アンカーの貼り付け強度はとても重要です。
この部分だけでもドライヤーで、貼り付け面と粘着材の両方を十分に暖めながら貼り付けるようにしてください。
貼り付け位置は、下の図を参考にしてください。位置は厳密でなくとも、おおむね画像と同じような位置でかまいません。
下画像は全て運転席側です。助手席側も同様に貼ってください。

下画像の「× 印」をつけたあたりを向く角度にアンカーを傾けて貼ります。


貼り付けた後で、空気を抜くようにシッカリと圧着させてください。指圧をするイメージです。


失敗してしまった場合の対処方法
貼り付け後、数秒~数十秒経過すると まともには剥がせません。

※貼り直しをする場合、貼り付けたテープは とても強力に接着されていて剥がしとるにも大変ですが、石油系溶剤を用いると剥がしやすいです。下記blogを参考にしてください。
https://aizurv2.hamazo.tv/e9665705.html

※補修用部材を用意しています。左右2枚で660円(送料・税込み)です。

※なお、アンカーを貼り付ける方法に代えて、鉄板にビス止めする方法もあります。タープ布を接合後に ビス止めをしている画像です。




ドリルビスを充電ドライバーで取り付けます。  ドリルビス(ドリルネジ、ピアスビス)は、100均でも販売されていたりもします。ビスはステンレス製に替えた方がベターです。  https://ruru-syu.com/daiso-screw    ⑮ドリルネジセット 110円(税込) 




3-2.バックドア側ホールドテープを貼り付ける

ホールドテープは、ウェザーストリップモールがバックドア側に当たる部分の内側に貼り付けます。※手順1をご参照下さい。
テープも貼り直しはできません、ほぼ一発勝負ですので貼り付け作業の前準備として、テープを貼り付ける位置を 今一度確認したうえで貼り始めてください。

貼り付けてから、数秒経過すると まともには剥がせませんので ご注意ください もし、貼り直しをせざるを得ない場合には、元の粘着材は、使えない状態になっているかと思います。その場合は、いったん使えない状態部分の粘着材をはがし取っていただき(石油系溶剤を用いると剥がしやすいです)市販の両面テープ(高耐熱仕様のテープが少量で販売されています)を貼り直してから 再貼り付けていただくか、補修用のテープを販売しております。(左右2本で1430円 です) https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/haab

作業のポイント
寒い日や、雨の日には ドライヤーを使いながらの作業をお勧めします。貼り付け面と粘着材の両方を温めながら(40~50℃)貼り付けていきます。






ホールドテープは、バックドア側アンカーのすぐそばから貼り始めます。曲線部分はシワ(ひだ)になっても問題ありません。(テープの上にタープ布が接合されるのでシワは隠れます)

テープの貼り始めは、3-1 で貼りつけたアンカーの 車内側の方(下イラスト・画像を参照ください)に続けて貼っていきます。
※アンカーとホールドテープの端が、ピッタリくっついてなくても構いません


テープの貼りはじめ位置にご注意ください↓


プレスラインの内側に沿って貼り進めていきます


テープの長さ分、全部を貼ってください。あとから 余った部分をハサミで切り落とすこともできます。なお、切らずにそのまま残しても機能的には問題ありません。


貼り終えた全体図です↓



3-3 十分に加圧する

上から しっかりとテープを押し付けてください。
「貼り付けたテープが剥がれてきてしまった・・・」 の原因には、この加圧が 不十分だった ことによる場合が 少なくありません。業者さんでも、「貼り付けて おしまい」 にしてしまう場合もあります・・・粘着テープは「感圧接着剤」とも呼ばれていて、圧力を加えないと 十分な接着力(粘着力)を発揮しません。高性能なテープほど しっかりと圧力を加える必要があります。テープの上から 1㎝ごとに 指圧をするつもりで加圧していってください。特に アンカーと、ホールドテープの一番下側のアンカー付近と、一番上側の端部付近は、入念に押し付けてください。



繰り返しになりますが、「テープを単に貼っただけでは、剥がれてきてしまいます。しっかりと押し付けてください」




4.ボディー側アンカーを取り付ける



※作業前に、リアスカッフプレートを外しておきます※
上に引き上げるようにして外します。アイズ-ブロッカーを装着し終えてから元に戻します。
※DXグレード車や、床施工をしている車ではこの作業は不要です



4-1.ウェザーストリップモールの取り外し
まず、ウェザーストリップモールを後方に引き出して外します。


下部はこの辺りから


上部はこの辺りまで外しておきます。



4-2.取り付け位置の確認

次に、車体中央を基準にボディー側アンカーを取り付けますので位置を確認してください。ドアロック金具の中央から、爪付きクリップの内側までが58cmあたりの位置に取り付けます。




↓ ちょうど鉄板の重なり枚数が3枚から2枚になっている境目部分の「2枚側」にアンカーを取り付けます。



4-3.アンカーの打ち込み

ループ紐の付いた短いテープを、爪付きクリップを使って鉄板に固定します。テープの端と鉄板の端を合わせるようにします。


先に、テープを爪付きクリップに差し込んでから


ハンマーを使って奥までしっかりと打ち込みます。引っ張っても抜けてこなければOKです。
この時アンカーの端を、鉄板3枚側へ5ミリほどはみ出させて固定してください↓



隙間の狭い方(薄い鉄板用)の「爪付きクリップ」だと狭すぎる場合には、付属させている広い方(厚い鉄板用)のクリップをお使いください。広い方だと広すぎる・・・といった場合では、広い方のクリップの隙間をペンチで狭めてから装着する方法をお試しください。また、床を架装されているお車の場合などでは上記以外の方法(ビス止めなど)で、ボディー側アンカーを設けるのが望ましい場合もあります。お車の状態に合わせて、適宜 ご判断ください。その場合のアンカー位置にありましても、車体中央からおおむね59cmあたりがベターです。


5. ボディー側ホールドテープを装着する
まず動画をご覧いただき、装着イメージをつかんでください。 
その1、下の動画では、キャンピング架装されている車に、付属の「爪付きクリップ」を利用ながら、ホールドテープと網戸も一緒に装着しています。ホールドテープだけを装着する場合にありましても、付属の「爪付きクリップ」を利用することで、確実な装着ができます。
 

その2、下側付近は、引き出されようとする力がより強く働きます。「爪付きクリップ」を細かく打ち込んで、入念に固定しています


その3 市販されている、網戸のファスナーを開閉する際に、網戸の下部が モールから抜け出さないように「爪付きクリップ」で補強しています。


動画内で使っている「爪付きアンカー」は、製品に12個 付属させています。追加でお求めいただくこともできます。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/mssupport

アイズ-ブロッカーのタブをクリックし、表示されたメーカー一覧から車種をご選択ください


作業前に ウェザーストリップの鉄芯の状態を確認してください。
CHECK!
ウェザーストリップの鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)場合は(布地を内張りしているキャンピングカーや、バックドアに網戸を付けている車などに 多く見受けられます)
手で鉄芯を閉じて、溝に隙間がない状態にしてから、ボディ側ホールドテープを差し込んでください。鉄芯(溝)が開いたままだと、ウェザーストリップモールが外れやすいです。
特に、ボディー側アンカー付近は、ウェザーストリップモールが外れる方向に力が、他の部位よりも加わりますので、しっかりと鉄芯が閉じている状態(溝の隙間がない状態)で 元通りに戻し入れてください。

◎ 鉄芯が閉じている(溝の隙間がない状態)



✖ 鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)



鉄芯を手で閉じて、溝に隙間がない状態にしてから 装着してください。



なお、布地を内張りしているキャンピングカーなどでは、鉄芯(溝)を閉じた状態で、戻し入れるのが困難だったりします。その場合には、鉄芯(溝)を開いた状態で ホールドテープを差し入れながら ウェザーストリップモールをボディ側に元通りに戻し入れ、戻し入れた後から、プライヤーなどを使って しっかりと鉄芯を締めて、ウェザーストリップモールが抜けてこないようにします。


それでは、ボディ側ホールドテープを装着していきます。テープは長さが異なる2種類のテープが付属されています。

5-1.長いホールドテープを取り付ける起点を決める
まず長いテープから装着を行います。
SGL車の場合の装着起点
内装パネルの端から 6センチほど高いあたりが装着起点になります。


DX車の場合の装着起点
DX車の場合 内装パネルが無いので、目安は下の画像を参考にしてください。上側曲線部の中央付近から装着し始めます。厳密でなくても、おおよそで大丈夫です。



テープの装着始点部分に 「爪付きクリップ」を 打ち込んで固定します。


5-2.下側に向かってホールドテープを装着していく
■ 装着要領■
①ウェザーストリップモールの溝にボディー側ホールドテープの幅の狭いほうを差し込みます。


②テープを差し込んだ状態のまま、元通りにボディーの鉄板へ はめ込みます。


この作業を繰り返して 少しずつ装着していきます。
※所々に、テープの装着始点部分で使った 「爪付きクリップ」を 打ち込んで固定することで、テープがズレるのを防いで装着がしやすくなります。 (上の動画でも使っています)

お間違いのないように注意
※注意1:テープはV字に折ってあり、折り幅の狭い方をウェザーストリップモールの溝に差し込みます

※注意2:テープを差し込む場所を間違えないように気を付けてください ↓


下側へ向かってテープを装着していってください。上の動画を再度見ていただくと 判りやすいです。
まず テープをモールの溝に差し込んだ状態にしておいてから・・・


一緒になった状態のテープとモールを、手のひらを使って しっかりと奥まで叩き込んでいきます。
(下画像は内張りカバーが装着されているSGL車です。DX車では内張りカバーがありません)


※ご注意
SGL車の場合では、ホールドテープは 「内張りカバーとボディとの隙間に 潜り込んでいる状態」にしてください。(DX車では内張りカバーがありませんので この必要はありません)
テープが隙間に シッカリと潜り込んでいない状態ですと、ウェザーストリップモールを しっかりと奥まで打ち込むことができませんので ご注意ください。



ウェザーストリップモールが、シッカリ奥まで入っているかの確認は、
車外側からウェザーストリップモールを見た際に、 ボディとモールとの間(黄色い紙を差し入れている箇所)には、 隙間がない状態になっていれば OKです。


もし わずかでも 隙間があるように見えていたら、モールが奥まで入っておらずダメです。
↓ 


隙間がある場合には、もう一度 ウェザーストリップモールの上から 手のひらを使って(あるいは 5-4で後述説明しておりますように ハンマーで)、モールを奥まで しっかりと打ち込んでください。しっかりと打ち込まれていない場合には 打ち込む手のひらに やわらかい感触があります。しっかりと打ち込まれている場合には 手のひらには 硬い感触が伝わってきます。

5-3.長いテープにつなげて、短いホールドテープを取り付ける
長いテープの全部を打ち込み終えましたら、長いテープの下端に 短いテープの端を5ミリほど重ねてから、



重ねた部分を「爪付きクリップ」で固定します。




短いテープの中間あたりも「爪付きクリップ」で固定します


ボディー側アンカーに5ミリほど重なるようにカットし…



重ねた付近を「爪付きクリップ」で固定します


5-4.打ち込み終えたウェザーストリップモールを ハンマーで打ち込む
ウェザーストリップモールが奥いっぱいまで入っているかどうかを 再確認するために、念を入れるハンマーで軽く打ちこんでみます。この確認作業が大事です。
強く叩き込む必要はありません。軽い力でも奥まで打ち込めますが、一部でも打ち込みが甘いと、ウェザーストリップモールが浮き上がっていることで バックドアの閉まりが悪くなってしまいます。



しっかりと打ち込まれているかの判断は、まずは 打ち込んでいるときに出る音や、感触で判断します。
★鈍い音・柔らかな感触=浮きあがりがある状況です   高い音・硬い感触 になっていればOKです
また、前述したように ボディとモールとの間(黄色い紙を差し入れている箇所)には、 隙間がない状態になっていることを 併せて再確認してください。

アイズ-ブロッカーを装着後「バックドアの閉まりが固くなった」感じがする場合や、半ドアになりやすくなってしまった場合には、上記のウェザーストリップモールの浮き上がりを再度確認してください。
※特に上側あたりに浮き上がりがあると 閉まり具合への影響が大きいですので、上側は入念にチェックしてください。


6. タープ布を取り付ける

=================================

養生時間を経過させてください。

ホールドテープを装着後、1時間以上、できれば3時間ほど養生時間が経過していることを確認してください。その間に バックドア側に貼ったテープの接着力が増し、本来の性能の80%ほどの接着力になります

夏場の晴れた日の作業でしたら、テープを貼って シッカリと加圧ができていれば 1時間後には大丈夫な接着強度になっていたりしますが、できるだけ上記の養生時間を経てから タープ布を装着してください。特に寒冷時や雨の日の作業では 十分な養生時間を経過させてください。

=================================

※ 作業をしやすくするために、付属のロープを使ってバックドアを半開にさせておく方法もあります。適宣ご使用ください。



6-1.タープ布の判別

タープ布の車外側になる面には撥水加工処理を行っていますので、以下の方法で車外側を判別し、間違えないように装着してください。


▼タープ布の 運転席側/助手席側 の判別方法▼
運転席側車内側だけに緑色のAizuのタグがついています。


▼装着時の目印▼
左右のタープ布とも、車内側になる面には薄茶色の面ファスナーが付いています。
これがバックドアの上部(首元)へ来るように装着してください。
(装着終了後は取り外してください)


6-2.ショックコードの接合(袖口側)

▼バックドア側の取付▼
タープ布の袖口(上側)から出ているショックコードの端部についている補助アンカー(布テープタイプ)を、バックドアの水抜き穴へ取り付けます。
(水抜き穴はキャップで隠れています)

バックドアの水抜き穴はここです↓


まず、バックドアの水抜き穴(下画像の約20ミリの細長い穴)に付いている黒色のプラスチックキャップを外します。画像のように、ツメ部分を内側に押し込んで外します。左右2か所、両方の部品を外します。






次に、補助アンカー(黒色テープの先端にプラスチック棒が付いています)を、水抜き穴に差し入れます。
水抜き穴よりもプラスチック棒の方が長く作ってあるので、いったん棒のすべてを穴の中に押し入れてから戻すようにして、棒の両端が穴に引っかかっている状態にします。




先ほど外した水抜き穴の黒色プラスチックキャップを、黒色テープの下側から差し込んで水抜き穴に戻します。上から押し付けるようにすれば、はまります。




6-3.ショックコードの接合(足元側)

▼ボディー側アンカーへ▼
アンカーから出ている紐をループ状に広げておき、接合します。接合後はフックの開きを閉じ、タグを取り外してください。先の細いプライヤーで作業するとつなげやすいです。





ショックコードを接合し終えてから、バックドアを全開にすると、このような状態になり ます。



6-4.タープ布の接合

タープ布をホールドテープに接合していきます。①~⑩の順に取り付けを行ってください。
 
▼まず①~⑤です▼


①.アンカー側端部(袖口)を接合します。
端部から15cmほど接合します。タープ布の端はアンカーに接合し、そこから15cmほどです。


タープ布の先端をアンカーの端まで伸ばしてしっかり貼り付けてください。ホールド力が増します。


補助アンカーとショックコード本体が接合されている金具部分は、筒状になっているタープ布の中に入れてしまいます。
下画像のような状態になります。運転席側の外側から見た画像です。


②.反対側の端部(首元)を接合します。
15cmほど接合します。タープ布は伸縮性の高い生地ですので1.2倍ほどに伸びます。
強く引き伸ばしていただいても大丈夫です。


③.次に真ん中あたりを接合します。
真ん中あたりを5cmほど接合します。この時点では仮装着ですので、軽く付いている程度でOKです。


残りの④と⑤の辺りを、シワが無いように接合します。

▼次に⑥~⑩です▼


④.ボディー側の端部(首元)を接合します。
15cmほど接合します。
バックドア側と同様に、生地を引き伸ばして接合します。
その際に、首元あたりのタープ布に張り感が出るように、なおかつあまり張りすぎない程度に接合してください。

ホールドテープの終端部とタープ布の終端部は、一致しません。テープの方が少し(1~2cm)余り気味になるはずです。余ったテープはのちほど切り取れますし、そのまま残しても問題ありません。


この辺りに適度な張り感


A↔Bの距離が おおむね18cmくらいで、適度な張り感になります。
↑※この部分の張りが強すぎますと(A↔Bの距離が広いと)、バックドアを引き下げる力が強く働き ドアが全開位置に保持しずらくなります。シワが出ない程度のユルイ張り具合にしてください。張りが強すぎる場合には、上側方向に装着位置をずらしていく(A↔Bの距離を縮める)ことで 張り具合を 弱めることができます。

⑦.下側端部(足元)を接合します。
端部から15cmほど接合します。


⑧.次に真ん中あたりを接合します。
5cmほど接合します。
この時点では仮装着ですので、軽く付いている程度でOKです。


残りの⑨と⑩の辺りを、シワが無いように接合します。

※もしこの時点でシワが無くキレイに張れていれば、次の「手順7-1」は飛ばしてもらっても構いません※


7. 貼り具合を調整します

7-1.タープ布の調整

シワっ気が 残るようでしたら、何度も 剥がしては接合を繰り返して 貼り直してみてください。


テープ接合を剥がすには、タープ布の内側と外側の両方から 行うとやりやすいです。




シワが出ている箇所の接合部分を引き伸ばして再接合すれば、その部分だけのシワをとることができますが、他の部分にシワが発生することのもつながります。全体にシワが出ないようにするコツとしては、タープ布とホールドテープとの接合部を、全体にわたって  同じような引っ張り加減にすることです。

おおむね シワが取れました。



7-2.タープ布を強く接合する

具合よく張れている状態が確認できましたら、タープ布とバックドア側、タープ布とボディー側の 各ホールドテープとの接合部を しっかりと押さえて、接合を強くしておきます。





7-3.はみ出しているテープの処理

もし 上側端部のホールドテープが余っているようでしたら、ハサミで切り取って整えて下さい。なお、切らなくても機能的には問題ありません。

↓バックドア側(まっすぐ切ります)


↓ボディー側(角の部分は丸く切っておくと安全です)



8. バックドアの閉まり具合をご確認ください

バックドアを閉めてみてください。
ドアの閉まり具合が固くなった感じがする場合や、半ドアになりやすくなってしまった場合には、5-4 の「ウェザーストリップモールの浮き上がり」を 再度 確認してください。パッと見では浮き上がりがないように見えても、ハンマーでたたいてみると 鈍い音がする場合もあります。
特に上部はわずかな浮きでも閉まり具合に影響します。(下部の浮きは さほどの影響はありません)


タープ布がドアに はさまれないかを ご確認ください。
バックドアを勢いよく閉めようとすると、タープ布の内側にある空気塊が 車外側へと押し出される際にタープ布も外側に押し出してしまい 挟まれやすくなります。
試しに スライドドアや小窓等を少し開けた状態でバックドアを閉めてみてください。空気の逃げ道ができることでタープ布が挟まれにくいだけでなく、バックドアの閉まり具合も軽くなります。ぜひ お試しいただき、実感してみてください。タープ布がスムーズに閉じていくには、タープ布の内側にある空気塊がスムーズに流れ出る必要があることが実感いただけると存じます。特に、バックドアに網戸を装着していたり、キャンピング架装車などで 後端部に収納棚等が装備されていたりすると、タープ布が挟まれる作用が出やすいです。バックドアをゆっくりと閉めるようにしてみてください。空気がドア下側へと流れ出てくれることで、はさまれにくくなります。 より詳しくは 「ご使用上のご注意」 https://aizurv2.hamazo.tv/e9170018.html  を参照ください。



バックドアが元通りの全開状態になるかどうかを、ご確認ください。
・バックドアダンパーが経年劣化で反力が弱まっていると、アイズ-ブロッカーを装着されたことで、ドアが全開しなくなる場合もありますし、もし「強化ダンパー」などに交換されていると、ドアの開口具合が純正状態よりも、より開く仕様になっている場合もあります。

・バックドアを開けた後端の高さが、純正状態よりも10cmほどの高さまでは、タープ布は追随できるようになっていますが、張りが強すぎる部分があると、全開にならなかったり、ウェザーストリップモールが引き出される場合があります。

★タープ布に、張りすぎ感があるようでしたら、タープ布の上部付近を上側方向に移動させてみて下さい。


取り付け方法のご案内は、以上となります。

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■リアスカッフプレートの端部が 浮き上がってしまう場合の対策については こちら をご覧ください。


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そのほかの ご使用上のご注意につきましては  こちら  をご確認ください。 

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最後になりますが、
ご使用上で 気になることが ございましたら ご報告いただけますと、ありがたく存じます。今後の改良などへと つなげて参ります。また、アイズ-ブロッカーをご検討下さる方々にも 参考にしていただけるかと存じます。
弊社レビュー投稿ページはコチラにあります。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/reviewlist
どうぞ よろしくお願いいたします。


株式会社 アイズ
 アイズ-ブロッカー 開発・製作担当者 一同
TEL 053-422-7608
FAX 053-422-7178
info@aizu-rv.co.jp

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アイズ-ブロッカーは、 特許取得済です(特許第6862023)
また、上記説明書の営利目的利用はご遠慮下さい。(©aizu2021)
よろしくお願いいたします。

Posted by AIZU at 09:08

2023年05月18日

2023.5.17以降 ハイエース200系標準幅・ロング【ロールーフ車用】アイズ-ブロッカーの 取り付け説明

ハイエース200系 標準幅・ロング【ロールーフ車用】 アイズ-ブロッカー取付説明書
(特許第6862023)
2023年5月15日以降に ご納品した製品の 装着方法となります。



===================
【必要工具類】



①:テッシュ
②:ハサミ
③:メジャー 
④:ハンマーの類(フツーのトンカチでokです)
⑤:パーツクリーナーの類(脱脂処理に使用します。ベンジンなどの石油系溶剤がお勧めです。シンナーなどの溶剤は塗装面を痛めます)
⑥:ドライヤー(寒冷時や多湿の場合に使用)

※先の細いプライヤーやペンチの類
※水性ペン
※踏み台
があると便利です。 

===================
【商品内容】を ご確認ください。



①:アイズ-ブロッカー本体タープ布:左右2枚(ショックコード付き)
※運転席側のタープ布には、緑色の「Aizuのタグ」が縫い付けています。助手席側にはタグはありません。

②:バックドア側ホールドテープ:2本
③:脱脂確認用 ためし貼りテープ:2枚
④:バックドア側アンカー(T字形の部材):2個 
⑤:バックドア側ホールドテープ用プライマー液:1 個+シート:1 袋 
⑥:ボディー側ホールドテープ
  長いテープ:2本(ボディー上側に使用)
  短いテープ:2本(ボディー下側に使用・切り込み付き)
⑦:ボディー側ホールドテープ固定用 爪付きクリップ:12個
⑧:ボディー側アンカー
  紐付きの短いテープ状のもの:2個 + 爪付きクリップ 小2個付き
⑨:リアスカッフプレート固定用部品(適宣ご使用下さい)
⑩:ロープ(バックドアを半開き状態にしておく場合に使ってください)

以上、10点です

===================
【各部の名称】です。



【作業時間】
作業自体は約1時間ほどですが、粘着材貼付け後に最低1時間(できれば3時間)以上、養生時間をおいてください。

【作業環境について】
粘着材貼付け作業には、気温が20℃以上、乾燥した状況下が望ましいです。寒冷時や雨天等の多湿時等は、ドライヤー(家庭用のものでOKです)を使用しながら作業をしてください。

【装着作業の流れ】

■1.バックドアの脱脂(コーティング剤の磨き落とし処理が必要な場合もあります)と プライマー塗布を行う


■2.バックドアにアンカー(T字形の部材)とホールドテープを貼り付ける

 
■3.ボディーにアンカーとホールドテープを装着する。



※次のタープ布を取り付ける前に、最低1時間(できれば3時間)以上、養生時間をおいてください。養生中に粘着材の接着力が増します。

■4.タープ布を取り付ける。


 
■5.タープ布の貼り具合を調整して、ドアの閉まり具合を確認する。


このブログや取付け説明書を、最後までお読みいただいたうえで作業を開始してください。


以下、取り付けの詳細手順です。
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重要!!
▼作業時の温度・湿度について
気温が20℃以上あり、乾燥した状況下での作業が望ましいです。

寒冷時や多湿時等は、ドライヤー(家庭用のものでOKです)を使用してください。
↓↓
ドライヤーを使い、貼り付ける箇所とテープの粘着面を温めながら(50℃程度)貼り付けることで、強力に貼り付けることができます。
雨天時はどうしても、貼り付け面が湿ってしまいます。ドライヤーを使用できない場合は、晴れた日に作業を行ってください。
寒冷時にドライヤーをお使いになれない環境の場合には、バックドアを閉めた状態で車のヒーターを稼働させて、バックドアの表面温度が、できれば20℃以上になっている状態にしてから 作業されることをお勧めします。 


▼使用している粘着テープについて
バックドア側アンカーとホールドテープの粘着材は、高性能な粘着テープですが、その性能を発揮させるには、

・接着する面へのしっかりとした脱脂
・十分な加圧(5kgf/㎠) → 強い指圧をするくらいの押し付け力
・十分な養生時間

が必要です。

スリーエムジャパン株式会社様が公開している
「3M VHB 接着マニュアル」
をできればご一読ください。


1.バックドアのアンカーやホールドテープの貼り付ける面をしっかりと脱脂処理する

ウェザーストリップモールがバックドア側に当たる部分の内側にテープとアンカーを貼り付けますので、それらを貼り付ける場所の周辺を広めにしっかりと脱脂処理してください。
(ウェザーストリップモールについては、上で記載した【各部名称】や 4-1.ウェザーストリップモールの取り外し を参照ください)

脱脂処理する場所は下画像の赤で記したあたりです。







1-1.脱脂処理をする
貼り付ける部分に、カーワックスの成分などが残っていると、粘着材はしっかりと貼りつきません。パーツクリーナーやベンジンなどを使って、しっかりと脱脂処理してください。
バックドアの左右とも脱脂処理をしてください。









脱脂作業のコツ
※ パーツクリーナーなどで濡らしながら、ティッシュで ”磨くイメージ” で拭く。
(1枚の布で前端だけ溶剤を含ませ、後半分は乾いた状態で、一方向に拭くのは良い方法です。)

※ 拭き取り方は一方向とし、往復や丸く拭かない。

※ 拭き取る紙や布は汚れの無い物を使用し、常に新しい面で拭う拭う。(汚れた面で拭くと、汚れをただのばしているだけになってしまします。)


ご注意下さい
ボディコーティングがされている場合
ボディコーティングされていると、上述の脱脂処理では不十分で、粘着材がしっかりと貼り付きません。コーティング被膜を研摩材で磨き落とすなどの作業が必要となります。 また、最近の洗車用シャンプーの中には、ワックス成分やコーティング成分が配合されていて、汚れを落とすのと同時にボディに艶を出してくれる製品があります。ワックス成分やコーティング成分が残っておりますと、しっかりとテープが貼り付きません。貼り付け面を確実に下処理するために、コンパウンド(ノンシリコンタイプがお勧めです)や1200~1500番くらいの耐水ペーパーや 研磨スポンジで磨き落とします。貼り付け面だけを磨き落とせるように、貼り付け面以外の箇所をマスキング処理をしてから磨き作業をされることをお勧めします。
下画像では ガムテープでマスキングをしておいて、研磨スポンジ(3M マイクロファイン)で 貼り付け面を 軽く磨いています。

 
各種のクリーナーを使って作業する場合 
ガラスクリーナーやプラスチッククリーナーなどには、汚れを落とす成分の他に、汚れが再度付着することを防止する成分が含まれている場合が多いです。この汚れ付着防止成分(シリコンやワックス等)が表面に残っていると粘着材がしっかりと貼り付いてくれません。また 汚れ付着防止成分(シリコンやワックスなど)が残っている部分に一度貼り付けてしまいますと、汚れ付着防止成分が粘着材側にも移行しますので、再使用することができません。新しい粘着テープを使う必要があります。各種のクリーナーなどを使って作業をされた場合には 汚れ付着防止成分が表面に残らないよう、クリーナーを使用後に入念な脱脂処理してください。


1-2.脱脂状態を確認する
脱脂作業が終りましたら、ホールドテープを貼る前に脱脂が十分にできているかの確認をしてください。脱脂作業をした箇所に、テストピース(小さな試し貼りテープ)を貼ってみてください。

▼貼った上から強く指圧をするくらいの力で数秒間加圧してください。 


5分ほど経過させたのち剥がそうとしてみてください。

▼ガムテープを貼ったときのように、剥がすのに抵抗感があるようでしたらOKです。 


▼さほどの抵抗感なく剥がれてくるようですと、脱脂が十分にできていませんので、再度脱脂作業を行ってください。


2. 貼り付け面にプライマー処理をする

貼り付け部周辺に付属のプライマーを必ず塗ってください。
プライマーによる下地処理をすることで、テープをより強固に接着させることができます。

袋に入った不織布に、小瓶のプライマー液をしみこませながら塗装面を拭くようにしていただければOKです。









プライマー液は十分な量が入っていますが少量ですので こぼさないようにご注意ください。

続けて反対側(助手席側)にもプライマーを塗ってください。10分ほど乾燥させたのちに次の「手順3」へ進んでください。




3.バックドア側アンカーとバックドア側ホールドテープを貼り付ける

作業の前準備として、テープやアンカーを貼り付ける位置を今一度ご確認ください。
テープの貼り直しはできませんのでご注意ください。



3-1.バックドア側アンカーを貼り付ける
まず、バックドア下部に、バックドア側アンカーを貼り付けます。アンカーの貼り付け強度はとても重要です。
この部分だけでもドライヤーで、貼り付け面と粘着材の両方を十分に暖めながら貼り付けるようにしてください。
貼り付け位置は、下の図を参考にしてください。位置は厳密でなくとも、おおむね画像と同じような位置でかまいません。
下画像は全て運転席側です。助手席側も同様に貼ってください。

下画像の「× 印」をつけたあたりを向く角度にアンカーを傾けて貼ります。


真ん中にある、フックを引っ掛けるためのループが車内側になるようにします。


貼り付けた後で、空気を抜くようにシッカリと圧着させてください。指圧をするイメージです。


失敗してしまった場合の対処方法
貼り付け後、数秒~数十秒経過すると まともには剥がせません。

※貼り直しをする場合、貼り付けたテープは とても強力に接着されていて剥がしとるにも大変ですが、石油系溶剤を用いると剥がしやすいです。下記blogを参考にしてください。
https://aizurv2.hamazo.tv/e9665705.html

※補修用部材を用意しています。左右2枚で660円(送料・税込み)です。

※なお、アンカーを貼り付ける方法に代えて、鉄板にビス止めする方法もあります。タープ布を接合後に ビス止めをしている画像です。




ドリルビスを充電ドライバーで取り付けます。  ドリルビス(ドリルネジ、ピアスビス)は、100均でも販売されていたりもします。ビスはステンレス製に替えた方がベターです。  https://ruru-syu.com/daiso-screw    ⑮ドリルネジセット 110円(税込) 




3-2.バックドア側ホールドテープを貼り付ける

テープは、ウェザーストリップモールがバックドア側に当たる部分の内側に貼り付けます。※手順1をご参照下さい。
テープも貼り直しはできません、ほぼ一発勝負ですので貼り付け作業の前準備として、テープを貼り付ける位置を 今一度確認したうえで貼り始めてください。

貼り付けてから、数秒経過すると まともには剥がせませんので ご注意ください もし、貼り直しをせざるを得ない場合には、元の粘着材は、使えない状態になっているかと思います。その場合は、いったん使えない状態部分の粘着材をはがし取っていただき(石油系溶剤を用いると剥がしやすいです)市販の両面テープ(高耐熱仕様のテープが少量で販売されています)を貼り直してから 再貼り付けていただくか、補修用のテープを販売しております。(左右2本で1430円 です) https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/haab

作業のポイント
寒い日や、雨の日には ドライヤーを使いながらの作業をお勧めします。貼り付け面と粘着材の両方を温めながら(40~50℃)貼り付けていきます。






ホールドテープは、バックドア側アンカーのすぐそばから貼り始めます。曲線部分はシワ(ひだ)になっても問題ありません。(テープの上にタープ布が接合されるのでシワは隠れます)

テープの貼り始めは、3-1 で貼りつけたアンカーの 車内側の方(下イラスト・画像を参照ください)に続けて貼っていきます。
※アンカーとホールドテープの端が、ピッタリくっついてなくても構いません


テープの貼りはじめ位置にご注意ください↓


プレスラインの内側に沿って貼り進めていきます


テープの長さ分、全部を貼ってください。あとから 余った部分をハサミで切り落とすこともできます。なお、切らずにそのまま残しても機能的には問題ありません。


貼り終えた全体図です↓



3-3 十分に加圧する

上から しっかりとテープを押し付けてください。
「貼り付けたテープが剥がれてきてしまった・・・」 の原因には、この加圧が 不十分だった ことによる場合が 少なくありません。業者さんでも、「貼り付けて おしまい」 にしてしまう場合もあります・・・粘着テープは「感圧接着剤」とも呼ばれていて、圧力を加えないと 十分な接着力(粘着力)を発揮しません。高性能なテープほど しっかりと圧力を加える必要があります。テープの上から 1㎝ごとに 指圧をするつもりで加圧していってください。特に アンカーと、ホールドテープの一番下側のアンカー付近と、一番上側の端部付近は、入念に押し付けてください。



繰り返しになりますが、「テープを単に貼っただけでは、剥がれてきてしまいます。しっかりと押し付けてください」




4.ボディー側アンカーを取り付ける



※作業前に、リアスカッフプレートを外しておきます※
上に引き上げるようにして外します。アイズ-ブロッカーを装着し終えてから元に戻します。
※DXグレード車や、床施工をしている車ではこの作業は不要です



4-1.ウェザーストリップモールの取り外し
まず、ウェザーストリップモールを後方に引き出して外します。


下部はこの辺りから


上部はこの辺りまで外しておきます。



4-2.取り付け位置の確認

車体中央を基準に、ボディー側アンカーを取り付けます。ドアロック金具(中央位置)から、59cmあたりにボディー側アンカーを取り付けます。




↓ ちょうど鉄板の重なり枚数が3枚から2枚になっている境目部分の「2枚側」にアンカーを取り付けます。



4-3.アンカーの打ち込み

ループ紐の付いた短いテープを、爪付きクリップを使って鉄板に固定します。テープの端と鉄板の端を合わせるようにします。


先に、テープを爪付きクリップに差し込んでから


ハンマーを使って奥までしっかりと打ち込みます。引っ張っても抜けてこなければOKです。
この時アンカーの端を、鉄板3枚側へ5ミリほどはみ出させて固定してください↓



隙間の狭い方(薄い鉄板用)の「爪付きクリップ」だと狭すぎる場合には、付属させている広い方(厚い鉄板用)のクリップをお使いください。広い方だと広すぎる・・・といった場合では、広い方のクリップの隙間をペンチで狭めてから装着する方法をお試しください。また、床を架装されているお車の場合などでは上記以外の方法(ビス止めなど)で、ボディー側アンカーを設けるのが望ましい場合もあります。お車の状態に合わせて、適宜 ご判断ください。その場合のアンカー位置にありましても、車体中央からおおむね59cmあたりがベターです。


5. ボディー側ホールドテープを装着する
まず動画をご覧いただき、装着イメージをつかんでください。 
下の動画では、キャンピング架装されている車に、付属の「爪付きクリップ」を利用ながら、ホールドテープと網戸も一緒に装着しています。ホールドテープだけを装着する場合にありましても、付属の「爪付きクリップ」を利用することで、確実な装着ができます。
その1、 

その2、下側付近は、引き出されようとする力がより強く働きます。「爪付きクリップ」を細かく打ち込んで、入念に固定しています


その3 市販されている、網戸のファスナーを開閉する際に、網戸の下部が モールから抜け出さないように「爪付きクリップ」で補強しています。


動画内で使っている「爪付きアンカー」は、製品に12個 付属させています。追加でお求めいただくこともできます。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/mssupport

アイズ-ブロッカーのタブをクリックし、表示されたメーカー一覧から車種をご選択ください


作業前に ウェザーストリップの鉄芯の状態を確認してください。
CHECK!
ウェザーストリップの鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)場合は(布地を内張りしているキャンピングカーや、バックドアに網戸を付けている車などに 多く見受けられます)
手で鉄芯を閉じて、溝に隙間がない状態にしてから、ボディ側ホールドテープを差し込んでください。鉄芯(溝)が開いたままだと、ウェザーストリップモールが外れやすいです。
特に、ボディー側アンカー付近は、ウェザーストリップモールが外れる方向に力が、他の部位よりも加わりますので、しっかりと鉄芯が閉じている状態(溝の隙間がない状態)で 元通りに戻し入れてください。

◎ 鉄芯が閉じている(溝の隙間がない状態)



✖ 鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)



鉄芯を手で閉じて、溝に隙間がない状態にしてから 装着してください。



なお、布地を内張りしているキャンピングカーなどでは、鉄芯(溝)を閉じた状態で、戻し入れるのが困難だったりします。その場合には、鉄芯(溝)を開いた状態で ホールドテープを差し入れながら ウェザーストリップモールをボディ側に元通りに戻し入れ、戻し入れた後から、プライヤーなどを使って しっかりと鉄芯を締めて、ウェザーストリップモールが抜けてこないようにします。


それでは、ボディ側ホールドテープを装着していきます。テープは長さが異なる2種類のテープが付属されています。

5-1.長いホールドテープを取り付ける起点を決める
まず長いテープから装着を行います。
SGL車の場合の装着起点
内装パネルの端から 6センチほど高いあたりが装着起点になります。


DX車の場合の装着起点
DX車の場合 内装パネルが無いので、目安は下の画像を参考にしてください。上側曲線部の中央付近から装着し始めます。厳密でなくても、おおよそで大丈夫です。



テープの装着始点部分に 「爪付きクリップ」を 打ち込んで固定します。


5-2.下側に向かってホールドテープを装着していく
■ 装着要領■
①ウェザーストリップモールの溝にボディー側ホールドテープの幅の狭いほうを差し込みます。


②テープを差し込んだ状態のまま、元通りにボディーの鉄板へ はめ込みます。


この作業を繰り返して 少しずつ装着していきます。
※所々に、テープの装着始点部分で使った 「爪付きクリップ」を 打ち込んで固定することで、テープがズレるのを防いで装着がしやすくなります。 
上の動画でも使っていますので ご確認ください。

お間違いのないように注意
※注意1:テープはV字に折ってあり、折り幅の狭い方をウェザーストリップモールの溝に差し込みます

※注意2:テープを差し込む場所を間違えないように気を付けてください ↓


下側へ向かってテープ全てを装着していってください。

差し込んだら…


しっかりと手のひらで叩き込む


ウェザーストリップモールの車外側のベロをめくって見てみると、シッカリ奥まで入っているかの判断がつきます。

↓ 隙間があるので、モールが奥まで入っておらずダメです。モールがシッカリ奥まで入っていれば隙間はありません。


5-3.長いテープにつなげて、短いホールドテープを取り付ける
長いテープの下端に、短いテープの端を5ミリほど重ねてから、



重ねた部分を「爪付きクリップ」で固定します。




短いテープの中間あたりも「爪付きクリップ」で固定します


ボディー側アンカーに5ミリほど重なるようにカットし…



重ねた付近を「爪付きクリップ」で固定します


5-4.ウェザーストリップモールをハンマーで打ち込む
ウェザーストリップモールの上から ハンマーで 奥いっぱいまで打ちこみます。この作業が大事です。
軽い力で奥まで打ち込めるのですが、一部でも打ち込みが甘いと、ウェザーストリップモールが浮き上がっていることで バックドアの閉まりが悪くなってしまいます。
しっかりと打ち込まれているかの判断は、目視では難しいので 打ち込んでいるときに出る音や、感触で判断します。

★鈍い音・柔らかな感触 → 高い音・硬い感触 になっていればOKです



アイズ-ブロッカーを装着後「バックドアの閉まりが固くなった」感じがする場合には上記のウェザーストリップモールの浮き上がりを再度確認してください。
※特に上側あたりに浮き上がりがあると 閉まり具合への影響が大きいですので、上側は入念にチェックしてください。


6. タープ布を取り付ける

=================================

養生時間を経過させてください。

ホールドテープを装着後、1時間以上、できれば3時間ほど養生時間が経過していることを確認してください。その間に バックドア側に貼ったテープの接着力が増し、本来の性能の80%ほどの接着力になります

夏場の晴れた日の作業でしたら、テープを貼って シッカリと加圧ができていれば 1時間後には大丈夫な接着強度になっていたりしますが、できるだけ上記の養生時間を経てから タープ布を装着してください。特に寒冷時や雨の日の作業では 十分な養生時間を経過させてください。

=================================

※ 作業をしやすくするために、付属のロープを使ってバックドアを半開にさせておく方法もあります。適宣ご使用ください。



6-1.タープ布の判別

タープ布の車外側になる面には撥水加工処理を行っていますので、以下の方法で車外側を判別し、間違えないように装着してください。


▼タープ布の 運転席側/助手席側 の判別方法▼
運転席側車内側だけに緑色のAizuのタグがついています。


▼装着時の目印▼
左右のタープ布とも、車内側になる面には薄茶色の面ファスナーが付いています。
これがバックドアの上部(首元)へ来るように装着してください。
(装着終了後は取り外してください)


6-2.ショックコードの接合

タープ布の「袖口(上側)」と「足元(下側)」から出ているショックコードの端部に付いているフックをバックドア側アンカーとボディー側アンカーのそれぞれに接合します。

▼バックドア側アンカーへ▼
反対側から出ているフックを、バックドア側アンカーのループにつなげてからフックの開きを閉じてください。




▼ボディー側アンカーへ▼
アンカーから出ている紐をループ状に広げておき、接合します。接合後はフックの開きを閉じ、タグを取り外してください。先の細いプライヤーで作業するとつなげやすいです。





ショックコードを接合し終えてから、バックドアを全開にすると、このような状態になり ます。



6-3.タープ布の接合

タープ布をホールドテープに接合していきます。①~⑩の順に取り付けを行ってください。
 
▼まず①~⑤です▼


①.アンカー側端部(袖口)を接合します。
端部から15cmほど接合します。


タープ布の先端をアンカーで巻き込むようにくっつけるとホールド力が増します。


②.反対側の端部(首元)を接合します。
15cmほど接合します。タープ布は伸縮性の高い生地ですので1.2倍ほどに伸びます。
強く引き伸ばしていただいても大丈夫です。


③.次に真ん中あたりを接合します。
真ん中あたりを5cmほど接合します。この時点では仮装着ですので、軽く付いている程度でOKです。


残りの④と⑤の辺りを、シワが無いように接合します。

▼次に⑥~⑩です▼


⑥.ボディー側の端部(首元)を接合します。
15cmほど接合します。
バックドア側と同様に、生地を引き伸ばして接合します。
その際に、首元あたりのタープ布に張り感が出るように、なおかつあまり張りすぎない程度に接合してください。

ホールドテープの終端部とタープ布の終端部は、一致しません。テープの方が少し(1~2cm)余り気味になるはずです。余ったテープはのちほど切り取れますし、そのまま残しても問題ありません。


この辺りに適度な張り感

↑※この部分の張りが強すぎますと、バックドアを引き下げる力が強く働き ドアが全開位置に保持しずらくなります。シワが出ない程度のユルイ張り具合にしてください。張りが強すぎる場合には、上側方向に装着位置をずらしていく(ボディ側とバックドア側との距離を縮める)ことで 張り具合を 弱めることができます。

⑦.下側端部(足元)を接合します。
端部から15cmほど接合します。


⑧.次に真ん中あたりを接合します。
5cmほど接合します。
この時点では仮装着ですので、軽く付いている程度でOKです。


残りの⑨と⑩の辺りを、シワが無いように接合します。

※もしこの時点でシワが無くキレイに張れていれば、次の「手順7-1」は飛ばしてもらっても構いません※


7. 貼り具合を調整します

7-1.タープ布の調整

シワっ気が 残るようでしたら、何度も 剥がしては接合を繰り返して 貼り直してみてください。


テープ接合を剥がすには、タープ布の内側と外側の両方から 行うとやりやすいです。




シワが出ている箇所の接合部分を引き伸ばして再接合すれば、その部分だけのシワをとることができますが、他の部分にシワが発生することのもつながります。全体にシワが出ないようにするコツとしては、タープ布とホールドテープとの接合部を、全体にわたって  同じような引っ張り加減にすることです。

おおむね シワが取れました。



7-2.タープ布を強く接合する

具合よく張れている状態が確認できましたら、タープ布とバックドア側、タープ布とボディー側の 各ホールドテープとの接合部を しっかりと押さえて、接合を強くしておきます。





7-3.はみ出しているテープの処理

もし 上側端部のホールドテープが余っているようでしたら、ハサミで切り取って整えて下さい。なお、切らなくても機能的には問題ありません。

↓バックドア側(まっすぐ切ります)


↓ボディー側(角の部分は丸く切っておくと安全です)



8. バックドアの閉まり具合をご確認ください

バックドアを閉めてみてください。
閉まり具合が 装着前よりも固く感じるようでしたら、5-4 の「ウェザーストリップモールの浮き上がり」を 再度 確認してください。
パッと見では浮き上がりがないように見えても、ハンマーでたたいてみると 鈍い音がする場合もあります。
特に上部はわずかな浮きでも閉まり具合に影響します。(下部の浮きは さほどの影響はありません)



タープ布が はさまれないか を ご確認ください。
バックドアを勢いよく閉めようとすると、車内の空気が車外側へと流される際にタープ布も外側に出されてしまい、タープ布がドアに挟まれやすくなります。特に、バックドアに網戸を装着していたり、キャンピング架装車などで 後端部に収納棚等が装備されていたりすると、車内空気を排出する為のダクトの通気量が少なくなっている(あるいはなくなっている)ことで その作用が出やすいです。バックドアをゆっくり閉めるようにしてみてください。あるいは 少しご面倒ですが、スライドドアや小窓等を開けた状態でバックドアを閉めると、空気の逃げ道ができることでタープ布が挟まれにくいだけでなく、バックドアの閉まり具合が劇的に軽くなります。ぜひ お試しいただき、実感してみてください。


バックドアが元通りの全開状態になるかどうかを、ご確認ください。
・バックドアダンパーが経年劣化で反力が弱まっていると、アイズ-ブロッカーを装着されたことで、ドアが全開しなくなる場合もありますし、もし「強化ダンパー」などに交換されていると、ドアの開口具合が純正状態よりも、より開く仕様になっている場合もあります。

・バックドアを開けた後端の高さが、純正状態よりも10cmほどの高さまでは、タープ布は追随できるようになっていますが、張りが強すぎる部分があると、全開にならなかったり、ウェザーストリップモールが引き出される場合があります。

★タープ布に、張りすぎ感があるようでしたら、タープ布の上部付近を上側方向に移動させてみて下さい。


取り付け方法のご案内は、以上となります。

============================

■リアスカッフプレートの端部が 浮き上がってしまう場合の対策については こちら をご覧ください。


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そのほかの ご使用上のご注意につきましては  こちら  をご確認ください。 

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最後になりますが、
ご使用上で 気になることが ございましたら ご報告いただけますと、ありがたく存じます。今後の改良などへと つなげて参ります。また、アイズ-ブロッカーをご検討下さる方々にも 参考にしていただけるかと存じます。
弊社レビュー投稿ページはコチラにあります。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/reviewlist
どうぞ よろしくお願いいたします。


株式会社 アイズ
 アイズ-ブロッカー 開発・製作担当者 一同
TEL 053-422-7608
FAX 053-422-7178
info@aizu-rv.co.jp

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アイズ-ブロッカーは、 特許取得済です(特許第6862023)
また、上記説明書の営利目的利用はご遠慮下さい。(©aizu2021)
よろしくお願いいたします。

Posted by AIZU at 09:04

2023年04月21日

2023.4.20以降 ハイエース200系 標準幅・ロング【ロールーフ車用】 アイズ-ブロッカー 取り付け説明

ハイエース200系 標準幅・ロング【ロールーフ車用】 アイズ-ブロッカー取付説明書
(特許第6862023)
2023年4月20日以降に生産した製品の 装着方法となります。




===================
【必要工具類】



①:テッシュ
②:ハサミ
③:メジャー 
④:ハンマーの類(フツーのトンカチでokです)
⑤:パーツクリーナーの類(脱脂処理に使用します。ベンジンなどの石油系溶剤がお勧めです。シンナーなどの溶剤は塗装面を痛めます)
⑥:ドライヤー(寒冷時や多湿の場合に使用)

※先の細いプライヤーやペンチの類
※水性ペン
※踏み台
があると便利です。 

===================
【商品内容】を ご確認ください。




①:アイズ-ブロッカー本体タープ布:左右2枚(ショックコード付き)
※運転席側のタープ布には、緑色の「Aizuのタグ」が縫い付けています。助手席側にはタグはありません。

②:バックドア側ホールドテープ:2本
③:脱脂確認用 ためし貼りテープ:2枚
④:バックドア側アンカー(T字形の部材):2個 
⑤:バックドア側ホールドテープ用プライマー液:1 個+シート:1 袋 
⑥:ボディー側ホールドテープ
  長いテープ:2本(ボディー上側に使用)
  短いテープ:2本(ボディー下側に使用・切り込み付き)
⑦:ボディー側ホールドテープ固定用クリップ:12個
⑧:ボディー側アンカー
  紐付きの短いテープ状のもの:2個
  クリップ:2個
⑨:リアスカッフプレート固定用部品(適宣ご使用下さい)
⑩:ロープ(バックドアを半開き状態にしておく場合に使ってください)

以上、10点です

===================
【各部の名称】です。



【作業時間】
作業自体は約1時間ほどですが、粘着材貼付け後に最低1時間(できれば3時間)以上、養生時間をおいてください。

【作業環境について】
粘着材貼付け作業には、気温が20℃以上、乾燥した状況下が望ましいです。
寒冷時や雨天等の多湿時等は、ドライヤー(家庭用のものでOKです)を使用しながら作業をしてください。

【装着作業の流れ】

■1.バックドアの脱脂(場合によっては 磨き落とし処理が必要です)とプライマー塗布を行う


■2.バックドアにアンカー(T字形の部材)とホールドテープを貼り付ける

 
■3.ボディーにアンカーとホールドテープを装着する。



※次のタープ布を取り付ける前に、最低1時間(できれば3時間)以上、養生時間をおいてください。養生中に粘着材の接着力が増します。

■4.タープ布を取り付ける。


 
■5.タープ布の貼り具合を調整して、ドアの閉まり具合を確認する。


このブログや取付け説明書を、最後までお読みいただいたうえで作業を開始してください。


以下、取り付けの詳細手順です。
==========================
重要!!
▼作業時の温度・湿度について
気温が20℃以上あり、乾燥した状況下での作業が望ましいです。

寒冷時や多湿時等は、ドライヤー(家庭用のものでOKです)を使用してください。
↓↓
ドライヤーを使い、貼り付ける箇所とテープの粘着面を温めながら(50℃程度)取り付けることで、強力に貼り付けることができます。
雨天時はどうしても、貼り付け面が湿ってしまいます。ドライヤーを使用できない場合は、晴れた日に作業を行ってください。
寒冷時にドライヤーをお使いになれない環境の場合には、バックドアを閉めた状態で車のヒーターを稼働させて、バックドアの表面温度が、できれば20℃以上になっている状態にしてから 作業されることをお勧めします。 


▼使用している粘着テープについて
バックドア側アンカーとホールドテープの粘着材は、高性能な粘着テープですが、その性能を発揮させるには、

・接着する面へのしっかりとした脱脂
・十分な加圧(5kgf/㎠) → 強い指圧をするくらいの押し付け力
・十分な養生時間

が必要です。

スリーエムジャパン株式会社様が公開している
「3M VHB 接着マニュアル」
をできればご一読ください。


1.バックドアのアンカーやホールドテープの貼り付ける面をしっかりと脱脂処理する

ウェザーストリップモールがドアに当たる部分の内側にテープとアンカーを貼り付けますので、それらを貼り付ける場所の周辺を広めにしっかりと脱脂処理してください。
(ウェザーストリップモールについては、上で記載した【各部名称】や 4-1.ウェザーストリップモールの取り外し を参照ください)

脱脂処理する場所は下画像の赤で記したあたりです。







1-1.脱脂処理をする
パーツクリーナーやベンジンなどを使って、しっかりと脱脂処理してください。
貼り付ける部分に、カーワックスの成分などが残っていると、粘着材はしっかりと貼りつきません。
バックドアの左右とも脱脂処理をしてください。






脱脂作業のコツ
※ 拭き取る紙や布は汚れの無い物を使用し、常に新しい面で拭う拭う。(汚れた面で拭くと、汚れをただのばしているだけになってしまします。)

※ 拭き取り方は一方向とし、往復や丸く拭かない。

※ パーツクリーナーなどで濡らしてから乾かないうちに乾いた布で拭くことが基本です。
(1枚の布で前端だけ溶剤を含ませ、後半分は乾いた状態で、一方向に拭くのは良い方法です。)


ご注意下さい
ボディコーティングがされている場合
ボディコーティングされていると、上述の脱脂処理では不十分で、粘着材がしっかりと貼り付きません。コーティング被膜を研摩材で磨き落とすなどの作業が必要となります。 また、最近の洗車用シャンプーの中には、ワックス成分やコーティング成分が配合されていて、汚れを落とすのと同時にボディに艶を出してくれる製品があります。ワックス成分やコーティング成分が残っておりますと、しっかりとテープが貼り付きません。貼り付け面を確実に下処理するために、コンパウンド(ノンシリコンタイプがお勧めです)や1200~1500番くらいの耐水ペーパーや 研磨スポンジで磨き落とします。貼り付け面だけを磨き落とせるように、貼り付け面以外の箇所をマスキング処理をしてから磨き作業をされることをお勧めします。
下画像では ガムテープでマスキングをしておいて、研磨スポンジ(3M マイクロファイン)で 貼り付け面を 軽く磨いています。

 
各種のクリーナーを使って作業する場合 
ガラスクリーナーやプラスチッククリーナーなどには、汚れを落とす成分の他に、汚れが再度付着することを防止する成分が含まれている場合が多いです。この汚れ付着防止成分(シリコンやワックス等)が表面に残っていると粘着材がしっかりと貼り付いてくれません。また 汚れ付着防止成分(シリコンやワックスなど)が残っている部分に一度貼り付けてしまいますと、汚れ付着防止成分が粘着材側にも移行しますので、再使用することができません。新しい粘着テープを使う必要があります。各種のクリーナーなどを使って作業をされた場合には 汚れ付着防止成分が表面に残らないよう、クリーナーを使用後に入念な脱脂処理してください。


1-2.脱脂状態を確認する
脱脂作業が終りましたら、ホールドテープを貼る前に脱脂が十分にできているかの確認をしてください。脱脂作業をした箇所に、テストピース(小さな試し貼りテープ)を貼ってみてください。

▼貼った上から強く指圧をするくらいの力で数秒間加圧してください。 


5分ほど経過させたのち剥がそうとしてみてください。

▼ガムテープを貼ったときのように、剥がすのに抵抗感があるようでしたらOKです。 


▼さほどの抵抗感なく剥がれてくるようですと、脱脂が十分にできていませんので、再度脱脂作業を行ってください。


2. 貼り付け面にプライマー処理をする

貼り付け部周辺に付属のプライマーを必ず塗ってください。
プライマーによる下地処理をすることで、テープをより強固に接着させることができます。

袋に入った不織布に、小瓶のプライマー液をしみこませながら塗装面を拭くようにしていただければOKです。
左右続けて作業し、10分ほど乾燥させたのちに次の「手順3」へ進んでください。








プライマー液は十分な量が入っていますが少量ですので こぼさないようにご注意ください。

続けて反対側(助手席側)にもプライマーを塗ってください。



3.バックドア側アンカーとバックドア側ホールドテープを貼り付ける

作業の前準備として、テープやアンカーを貼り付ける位置を今一度ご確認ください。
テープの貼り直しはできませんのでご注意ください。



3-1.バックドア側アンカーを貼り付ける
まず、バックドア下部に、バックドア側アンカーを貼り付けます。アンカーの貼り付け強度はとても重要です。
この部分だけでもドライヤーで、貼り付け面と粘着材の両方を十分に暖めながら貼り付けるようにしてください。
貼り付け位置は、下の図を参考にしてください。位置は厳密でなくとも、おおむね画像と同じような位置でかまいません。
下画像は全て運転席側です。助手席側も同様に貼ってください。

下画像の「× 印」をつけたあたりを向く角度にアンカーを傾けて貼ります。


真ん中にある、フックを引っ掛けるためのループが車内側になるようにします。


貼り付けた後で、空気を抜くようにシッカリと圧着させてください。指圧をするイメージです。



失敗してしまった場合の対処方法
貼り付け後、数秒~数十秒経過すると まともには剥がせません。

※貼り直しをする場合、貼り付けたテープは とても強力に接着されていて剥がしとるにも大変ですが、石油系溶剤を用いると剥がしやすいです。下記blogを参考にしてください。
https://aizurv2.hamazo.tv/e9665705.html

※補修用部材を用意しています。左右2枚で660円(送料・税込み)です。

※なお、アンカーを貼り付ける方法に代えて、鉄板にビス止めする方法もあります。タープ布を接合後に ビス止めをしている画像です。




ドリルビスを充電ドライバーで取り付けます。  ドリルビス(ドリルネジ、ピアスビス)は、100均でも販売されていたりもします。ビスはステンレス製に替えた方がベターです。  https://ruru-syu.com/daiso-screw    ⑮ドリルネジセット 110円(税込) 




3-2.バックドア側ホールドテープを貼り付ける

テープも貼り直しはできません、ほぼ一発勝負ですので貼り付け作業の前準備として、テープを貼り付ける位置を 今一度 ご確認ください。
ボディー側のウェザーストリップ(ゴムモール)が 当たる部分には ホールドテープは貼りません。 ウェザーストリップ(ゴムモール)が 当たる部分の、すぐ内側部分に テープを貼り付けることになります。テープの貼り付け位置を しっかりと確認していただいて 一発勝負で貼りつけて.ください。 貼り付けてから、数秒経過すると まともには剥がせませんので ご注意ください もし、貼り直しをせざるを得ない場合には、元の粘着材は、使えない状態になっているかと思います。その場合は、いったん使えない状態部分の粘着材をはがし取っていただき(石油系溶剤を用いると剥がしやすいです)市販の両面テープ(高耐熱仕様のテープが少量で販売されています)を貼り直してから 再貼り付けていただくか、補修用のテープを販売しております。(左右2本で1430円 です) https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/haab

作業のポイント
寒い日や、雨の日には ドライヤーを使いながらの作業をお勧めします。貼り付け面と粘着材の両方を温めながら(40~50℃)貼り付けていきます。






ホールドテープは、バックドア側アンカーのすぐそばから貼り始めます。曲線部分はシワ(ひだ)になっても問題ありません。(テープの上にタープ布が接合されるのでシワは隠れます)

テープの貼り始めは、3-1 で貼りつけたアンカーの 車内側の方(下イラスト・画像を参照ください)に続けて貼っていきます。
※アンカーとホールドテープの端が、ピッタリくっついてなくても構いません




テープの長さ分、全部を貼ってください。あとから 余った部分をハサミで切り落とすこともできます。なお、切らずにそのまま残しても機能的には問題ありません。


貼り終えた全体図です↓



3-3 十分に加圧する

上から しっかりとテープを押し付けてください。
「貼り付けたテープが剥がれてきてしまった・・・」 の原因には、この加圧が 不十分だった ことによる場合が 少なくありません。業者さんでも、「貼り付けて おしまい」 にしてしまう場合もあります・・・粘着テープは「感圧接着剤」とも呼ばれていて、圧力を加えないと 十分な接着力(粘着力)を発揮しません。高性能なテープほど しっかりと圧力を加える必要があります。テープの上から 1㎝ごとに 指圧をするつもりで加圧していってください。特に アンカーと、ホールドテープの一番下側のアンカー付近と、一番上側の端部付近は、入念に押し付けてください。



繰り返しになりますが、「テープを単に貼っただけでは、剥がれてきてしまいます。しっかりと押し付けてください」
下画像は、違う種類のテープですが、画像のように テープの上からしっかりと押し付けてください。

 


 
4.ボディー側アンカーを取り付ける



※作業前に、リアスカッフプレートを外しておきます※
上に引き上げるようにして外します。アイズ-ブロッカーを装着し終えてから元に戻します。
※DXグレード車や、床施工をしている車ではこの作業は不要です



4-1.ウェザーストリップモールの取り外し
まず、ウェザーストリップモールを後方に引き出して外します。

下部はこの辺りから


上部はこの辺りまで外しておきます。



4-2.取り付け位置の確認

車体中央を基準に、ボディー側アンカーを取り付けます。ドアロック金具(中央位置)から、58cmあたりにボディー側アンカーを取り付けます。



↓ ちょうど鉄板の重なり枚数が3枚から2枚になっている境目部分の「2枚側」にアンカーを取り付けます。



4-3.アンカーの打ち込み

ループ紐の付いた短いテープを、クリップを使って鉄板に固定します。テープの端と鉄板の端を合わせるようにします。


先に、テープをクリップに差し込んでから


ハンマーを使って奥までしっかりと打ち込みます。引っ張っても抜けてこなければOKです。
この時アンカーの端を、鉄板3枚側へ5ミリほどはみ出させて固定してください↓



狭い方のアンカーだと狭すぎて、広い方だと広すぎる・・・といった場合では、広い方のアンカーの隙間をペンチで狭めてから装着する方法をお試しください。また、床を架装されているお車の場合などでは上記以外の方法(ビス止めなど)で、ボディー側アンカーを設けるのが望ましい場合もあります。お車の状態に合わせて、適宜 ご判断ください。その場合のアンカー位置にありましても、車体中央からおおむね58cmあたりがベターです。

なお、余ったアンカー(たいていは広い方が 余るハズです)は、 下画像のように ボディ側ホールドテープの下側曲線部を固定する部材として利用したり、


次の画像では、市販されている網戸とアイズ-ブロッカーの両方を装着する場合に、網戸の生地端部と、アイズ-ブロッカーのホールドテープとを 一緒に固定する部材として利用しています。


固定する部材としてアンカーを利用した場合には、5-4 で説明をしておりますところの「ウェザーストリップの浮き」が出ないように ご注意ください。 


5. ボディー側ホールドテープを装着する





ウェザーストリップモールの溝の中に ボディー側ホールドテープを差し込みながら 装着していきます。
※動画を見ると 分かりやすいです(車種が違いますが作業は同じです)
確認する

■ 基本の手順 ■

①ウェザーストリップモールを手前に引き出して外します。


②ウェザーストリップモールの溝にボディー側ホールドテープの幅の狭いほうを差し込みます。


③テープを差し込んだ状態のまま、元通りにボディーの鉄板へ はめ込みます。


これをすこしずつ繰り返して装着していきます。

お間違いのないように注意
※注意1:テープはV字に折ってあり、折り幅の狭い方をウェザーストリップモールの溝に差し込みます

※注意2:テープを差し込む場所を間違えないように気を付けてください ↓



作業前に ウェザーストリップの鉄芯の状態を確認してください。
CHECK!
ウェザーストリップの鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)場合は(布地を内張りしているキャンピングカーや、バックドアに網戸を付けている車などに 多く見受けられます)
手で鉄芯を閉じて、溝に隙間がない状態にしてから、ボディ側ホールドテープを差し込んでください。鉄芯(溝)が開いたままだと、ウェザーストリップモールが外れやすいです。
特に、ボディー側アンカー付近は、ウェザーストリップモールが外れる方向に力が、他の部位よりも加わりますので、しっかりと鉄芯が閉じている状態(溝の隙間がない状態)で 元通りに戻し入れてください。

◎ 鉄芯が閉じている(溝の隙間がない状態)



✖ 鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)



鉄芯を手で閉じて、溝に隙間がない状態にしてから 装着してください。



なお、布地を内張りしているキャンピングカーなどでは、鉄芯(溝)を閉じた状態で、戻し入れるのが困難だったりします。その場合には、鉄芯(溝)を開いた状態で ホールドテープを差し入れながら ウェザーストリップモールをボディ側に元通りに戻し入れ、戻し入れた後から、プライヤーなどを使って しっかりと鉄芯を締めて、ウェザーストリップモールが抜けてこないようにします。


それでは、ボディ側ホールドテープを装着していきます。テープは長さが異なる2種類のテープが付属されています。

5-1.長いホールドテープを取り付ける起点を決める

まず長いテープから装着を行います。装着の起点となる位置はSGL車の場合、内装パネルの端から 6センチほど高いあたりが装着起点になります。先にクリップにテープを差し込んでからその位置に打ち込んでください。


テープがズレるのを防いで装着をしやすくするため、付属のクリップで止めておきます。クリップの上からウェザーストリップモールを被せてしまってOKです。


※DX車の場合の装着起点
DX車の場合 内装パネルが無いので、目安は下の画像を参考にしてください。




5-2.長いホールドテープを取り付ける

先ほど説明した基本の手順に沿い、下へ向かってテープ全てを装着していってください。

差し込んだら…


しっかりと手のひらで叩き込む


テープの折り目が内装パネルに対し沿うようになっているのがキレイに入った目安です。


下端部分は、後ほど短いテープを装着する関係で、ウェザーストリップモールは はめ込まずにしておいてください。


5-3.短いホールドテープを取り付ける

次に短いテープを装着します。
画像の手順で装着したら、長いテープの時と同様に、最後にウェザーストリップモールをはめ込んで、手のひらで しっかりと叩き込んで下さい。
まず、長いテープの下端と短いテープの端を5ミリほど重ね、重ねた部分をクリップで固定します。






短いテープの中間あたりもクリップで固定します


ボディー側アンカーに5ミリほど重なるようにカットし…


重ねた付近をクリップで固定します



5-4.ウェザーストリップモールを打ち込む

ウェザーストリップモールの上から ハンマーで 奥いっぱいまで打ちこみます。
この作業が大事です。
軽い力で奥まで打ち込めるのですが、一部でも打ち込みが甘いと、ウェザーストリップモールが浮き上がっていることで バックドアの閉まりが悪くなってしまいます。

打ち込み具合の判断は目視では難しいので、打ち込んでいるときに出る音や、感触で、奥まで打ち込まれているかを判断します。

★鈍い音・柔らかな感触 → 高い音・硬い感触 になっていればOKです



ウェザーストリップモールの車外側のベロをめくって見てみると、シッカリ奥まで入っているかの判断がつきます。

↓ 隙間があるのでダメ



アイズ-ブロッカーを装着後「バックドアの閉まりが固くなった」感じがする場合には上記のウェザーストリップモールの浮き上がりを再度確認してください。
※特に上側に浮き上がりがあると影響が大きいですので、上側は入念にチェックしてください。


6. タープ布を取り付ける

=================================

養生時間を経過させてください。

ホールドテープを装着後、1時間以上、できれば3時間ほど養生時間が経過していることを確認してください。その間に バックドア側に貼ったテープの接着力が増し、本来の性能の80%ほどの接着力になります

夏場の晴れた日の作業でしたら、テープを貼って シッカリと加圧ができていれば 1時間後には大丈夫な接着強度になっていたりしますが、できるだけ上記の養生時間を経てから タープ布を装着してください。特に寒冷時や雨の日の作業では 十分な養生時間を経過させてください。

=================================

6-1.タープ布の判別

タープ布の車外側になる面には撥水加工処理を行っていますので、以下の方法で車外側を判別し、間違えないように装着してください。

▼タープ布の 運転席側/助手席側 の判別方法▼
運転席側の車内側だけに緑色のAizuのタグがついています。


▼装着時の目印▼
左右のタープ布とも、車内側になる面には薄茶色の面ファスナーが付いています。
これがバックドアの上部(首元)へ来るように装着してください。
(装着終了後は取り外してください)


6-2.ショックコードの接合

タープ布の「袖口(上側)」と「足元(下側)」から出ているショックコードの端部に付いているフックをバックドア側アンカーとボディー側アンカーのそれぞれに接合します。

▼ボディー側アンカーへ▼
アンカーから出ている紐をループ状に広げておき、接合します。接合後はフックの開きを閉じ、タグを取り外してください。先の細いプライヤーで作業するとつなげやすいです。




▼バックドア側アンカーへ▼
反対側から出ているフックを、バックドア側アンカーのループにつなげてからフックの開きを閉じてください。




ショックコードを接合し終えバックドアを全開にすると、このような状態になり ます。



6-3.タープ布の接合

タープ布をホールドテープに接合していきます。①~⑩の順に取り付けを行ってください。
 
▼まず①~⑤です▼


①.アンカー側端部(袖口)を接合します。
端部を10cmほど接合します。


タープ布の先端をアンカーで巻き込むようにくっつけるとホールド力が増します。


②.反対側の端部(首元)を接合します。
10cmほど接合します。タープ布は伸縮性の高い生地ですので1.2倍ほどに伸びます。
強く引き伸ばしていただいても大丈夫です。


③.次に真ん中あたりを接合します。
5cmほど接合します。この時点では仮装着ですので、軽く付いている程度でOKです。


残りの④と⑤の辺りを、シワが無いように接合します。

▼次に⑥~⑩です▼


⑥.下側端部(足元)を接合します。
端部を10cmほど接合します。


⑦.ボディー側の端部(首元)を接合します。
10cmほど接合します。
バックドア側と同様に、生地を引き伸ばして接合します。
その際に、首元ありのタープ布に張り感が出るように、なおかつあまり張りすぎない程度に接合してください。

ホールドテープの終端部とタープ布の終端部は、一致しません。テープの方が少し余り気味になるはずです。余ったテープはのちほど切り取れますし、そのまま残しても問題ありません。


この辺りは 適度な張り感にしてください。この部分の張りが強すぎますと、バックドアを引き下げる力が強く働き ドアが全開位置に保持しずらくなります。張りが強すぎる場合には、上側方向に装着位置をずらしていく(ボディ側とバックドア側との距離を縮める)ことで 張り具合を 弱めることができます。


⑧.次に真ん中あたりを接合します。
5cmほど接合します。
この時点では仮装着ですので、軽く付いている程度でOKです。


残りの⑨と⑩の辺りを、シワが無いように接合します。

※もしこの時点でシワが無くキレイに張れていれば、次の「手順7-1」は飛ばしてもらっても構いません※


7. 貼り具合を調整します

7-1.タープ布の調整

シワっ気が 残るようでしたら、何度も 剥がしては接合を繰り返して 貼り直してみてください。


テープ接合を剥がすには、タープ布の内側と外側の両方から 行うとやりやすいです。





シワが出ないようにするコツとしては、生地の一部に たるみが出ないように タープ布の接合部全体にわたって、 同じような引っ張り加減にすることです。

おおむね シワが取れました。



7-2.タープ布を強く接合する

具合よく張っている状態が確認できたら、タープ布とバックドア側、タープ布とボディー側の 各ホールドテープとの接合部を しっかりと押さえて、接合を強くします





7-3.はみ出しているテープの処理

もし 上側端部のホールドテープが余っているようでしたら、ハサミで切り取って整えて下さい。なお、切らなくても機能的には問題ありません。


↓角の部分は丸く切っておくと安全です。



8. バックドアの閉まり具合をご確認ください

バックドアを閉めてみてください。
閉まり具合が 装着前よりも固く感じるようでしたら、5-4 の「ウェザーストリップモールの浮き上がり」を 再度 確認してください。
パッと見では浮き上がりがないように見えても、ハンマーでたたいてみると 鈍い音がする場合もあります。
特に上部はわずかな浮きでも閉まり具合に影響します。(下部はさほどの影響はありません)



タープ布が はさまれないか を ご確認ください。
バックドアを勢いよく閉めようとすると、車内の空気が車外側へと流される際にタープ布も外側に出されてしまい、タープ布がドアに挟まれやすくなります。特に、バックドアに網戸を装着していたり、キャンピング架装車などで 後端部に収納棚等が装備されていたりすると、車内空気を排出する為のダクトの通気量が少なくなっている(あるいはなくなっている)ことで その作用が出やすいです。バックドアをゆっくり閉めるようにしてみてください。あるいは 少しご面倒ですが、スライドドアや小窓等を開けた状態でバックドアを閉めると、空気の逃げ道ができることでタープ布が挟まれにくいだけでなく、バックドアの閉まり具合が劇的に軽くなります。ぜひ お試しください。



バックドアが元通りの全開状態になるかどうかを、ご確認ください。
・バックドアダンパーが経年劣化で反力が弱まっていると、アイズ-ブロッカーを装着されたことで、ドアが全開しなくなる場合もありますし、もし「強化ダンパー」などに交換されていると、ドアの開口具合が純正状態よりも、より開く仕様になっている場合もあります。

・バックドアを開けた後端の高さが、純正状態よりも10cmほどの高さまでは、タープ布は追随できるようになっていますが、張りが強すぎる部分があると、全開にならなかったり、ウェザーストリップモールが引き出される場合があります。

★タープ布に、張りすぎ感があるようでしたら、タープ布の上部付近を上側方向に移動させてみて下さい。


取り付け方法のご案内は、以上となります。

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■リアスカッフプレートの端部が 浮き上がってしまう場合の対策については こちら をご覧ください。


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■バックドア側のホールドテープが剥がれてきてしまう場合について
最下部の曲線部が一番 剥がれようとする力が働きます。 
「この部分だけが剥がれてしまった・・・」場合には、剥がれた部分だけを貼り直すことで補修ができます。
20cm+20cm(合計40cm)の長さのホールドテープ と、 下地処理用のプライマーを、補修用品として用意しています。
郵便にてお送りする費用も含めて 440円(送料・税込み) です。

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そのほかの ご使用上のご注意につきましては  こちら  をご確認ください。 

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最後になりますが、
ご使用上で 気になることが ございましたら ご報告いただけますと
今後の改良などへと つなげることができて、ありがたく存じます。
弊社レビュー投稿ページはコチラにあります。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/reviewlist
どうぞ よろしくお願いいたします。


株式会社 アイズ
 アイズ-ブロッカー 開発・製作担当者 一同
TEL 053-422-7608
FAX 053-422-7178
info@aizu-rv.co.jp

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アイズ-ブロッカーは、 特許取得済です(特許第6862023)
また、上記説明書の営利目的利用はご遠慮下さい。(©aizu2021)
よろしくお願いいたします。

Posted by AIZU at 09:03

2023年03月08日

アイズ-ストッパー(ハイエース用)の装着・ご使用の説明書(2023年3月以降)

≪はじめに≫
本コンテンツは2023年3月以降の生産のアイズ-ストッパー(ハイエース、標準ルーフ、ミドルルーフ、ハイルーフ 車用)の装着・ご使用の説明書です。



≪ご注意≫
※アイズ-ストッパーは、トヨタ純正のダンパー(純正強化ダンパー含む)用です。
社外品の強化ダンパーやハイリフトダンパーなどには、適合しない可能性があります。

※バックドアの重さが10kg以上増えている状態で全開位置で固定しないで下さい。
バックドアに自転車を積載した場合など、重量が増えたドアを全開位置で固定すると、テコの原理でドアを支えるダンパーには、100kgf 以上のとても大きな荷重が加わります。ダンパーの取り付け部分の強度が耐えられず 破損する恐れがあり大変危険です。詳細は当説明書の一番最後の「ご使用方法・ご注意」をご覧下さい。

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≪商品内容≫



真鍮スペーサーの紛失にご注意ください!!
上画像の本体Bの黄色テープの中に、ダンパーロッドを固定するための真鍮製スペーサー入っています。小さな部品ですので、紛失にご注意ください。
 

万一の紛失時には、補修部品としてのご用意はありますが、全ての部品をセットで弊社に返送いただき再調節する必要があります。

≪必要工具≫
使用工具は、商品に付属されている 4mm六角レンチの他に 「マイナスドライバー」が必要です。

 

≪各部の名称≫




≪装着動画≫
7分弱の装着動画です。 標準ルーフ車ですが、ミドルルーフ車、ハイルーフ車も装着方法は同じです。
下記の装着説明と併せて、一度ご覧いただければと存じます。YouTubeでご覧いただくと、説明用の字幕も見れます。
 


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【装着作業に先立ちまして】
本製品は、基本的には運転席側のバックドアダンパーに装着します。
●運転席側での操作状況は 下画像のようになります。





●助手席側への装着も可能ですが、操作状況が運転席側とは違ってきます。
助手席側での操作状況は 下画像のように 2通りの操作状況があります。一般的には運転席側での操作状況の方がお勧めです。
①固定時には、ハンドルが車内側になる操作状況にする場合



②固定時には、ハンドルが車外側になる操作状況にする場合。ホールド時には3/4回転させてから上側にホールドします。

 

下記説明書では、まず運転席側への装着をご説明しています。助手席側への装着説明は、この説明書の一番最後で、補足説明的にご案内しております。
助手席側への装着される場合には、まず 運転席側への装着説明をご一読いただいた後で、助手席側への装着の補足説明をご覧下さい。


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1.シリンダー位置の回転
運転席側バックドアダンパーのシリンダーをつかんで、反時計方向(上側から見て左回転)に止まるまで回しておきます。






2.保護テープと本体固定用クランプの取り付け
シリンダーの最下部に保護テープを貼ってから、(テープの下端と、シリンダーの下端を揃えます)


本体固定用クランプを仮固定しておきます。まず、クランプを ロッド部分の細いところで装着してから、(ボルトは、画像のように右側から入れます)


ボルトはナットに対して、真っすぐに入っている必要があります。ボルトを入れて まず手で回してみてください。スムーズに回っていけばOKです。斜めに入っている場合ですと 少し回しただけで 固着した状態になってしまいますので、入れ直してください。  


シリンダー部の保護テープの上側付近に移動させて マイナスドライバーを使って仮固定します。 (ボルト頭は、画像のように車内側で締めます)


保護テープの上から爪でシリンダーの溝をなぞり、しっかりと溝を作ってください。



3.本体Aの仮固定
3-1
本体Aを、本体固定用クランプで仮固定します。
本体Aを上側(シリンダー側)へとシッカリと押し上げて、爪部(カギ状になった部分)がシリンダーの溝部分にしっかりとハメ入れてから(ココが重要です





爪の上を固定用クランプで仮固定してください。
※爪部(シリンダーの溝部分)が、 クランプ幅の中央付近になるように 固定してください。



ボルト頭を、画像のように車内側で締めます 


3-2
本体Aを仮固定した際の向きは、ボルト穴が 車体の真後ろ~少し右側方向を向いている状態で仮固定してください。





4.本体Aに本体B固定
仮固定された本体Aに、本体Bを抱き合わせます。

 
真鍮スペーサーを紛失しないよう注意しながら、紛失防止用テープは取り除いてください。
※本体Bの赤いポンチマークは必ず下側にします。
※真鍮スペーサーは ロッドに対して、面で当たっているようにしてください。

 

5mmボルト2本で六角レンチを使って、本体Aに本体Bをしっかりと固定します。



5.ハンドルの取り付け
本体Bのナット穴にハンドルを装着し、右回転させていって軽く止めます。



※軽く止めた際のハンドルの傾き具合は、下画像のように(ハンドルが車外側に出ている)なるハズです。
 

もし、上画像のような位置で止まらない場合は、 「※本体Bの赤いポンチマークは下側にします。」 を今一度確認して、赤いポンチマークが下側になるように付け直してください。




6.各部がボディやドアに当たらないことを確認してください 
まずドアを全開にして、シリンダーを反時計方向(上側から見て左回転)に止まるまで回した時に(「1.シリンダー位置の回転 」で ご説明したように )



各ボルトの頭が車体の真後ろ~少し右側方向を向いている状態になっていることを 今一度確認願います。


6-1
ドアを半開状態に固定した際に、外側に突き出ているハンドルが ボデイ側に当たらないかを 確認してください。



支障があるようでしたら、「3.本体Aの仮固定」を緩めて、本体の方向を修正してください。 

 

 ドアをゆっくりと閉めていって、アイズ-ストッパーの各部がボディやドアに当たらないことを確認してください。

6-2
ハンドルの黒色キャップの中には、磁石が内臓されていて、ハンドルを真上方向にした際には 磁石の吸着力によりハンドルを真上方向位置で仮ホールドできます。ハンドルを真上方向位置で仮ホールドした状態にしてから ドアをゆっくりと閉めて行ってください。



6-3
ドアが閉まり切る直前で止めて、本体や上側ホルダーがバックドア側の当たりそうな位置に、付属のキズ付き防止のスポンジテープを貼ってから、ドアを最後まで閉めてみて、本体がバックドア側に当たっていないかを確認してください。(下画像は 標準ルーフの画像です)

 
 

下画像は、ドアが閉まり切る直前で止めて、 ドア内側に当たらないことを確認しています。 


6-4
シリンダーは、ドアの開閉に伴って、わずかに回転するようになっていて、ドアの開閉とともに回転しますので、本体やホルダーの各部と、ボディやドアとの隙間に 余裕を持たせておいてください。

 

 

ほとんどの お車では、全開からドアを閉めていくに従い、シリンダーは時計回り(上から見て右回転)に回りますが、ハイエースの中には、閉めていくに従い、シリンダーが反時計回り(上から見て左回転)に回る お車もあります。本体やホルダーの各部がボディやドアに当たらない、車両個体差を考慮した最大公約数的な位置として、「ドア全開時に シリンダーを反時計まわりに回して止めた位置で、各ボルトの頭が車体の真後ろ~少し右側方向」と しておりますが、お車によっては、「車体の真後ろ~少し左側方向」が具合が良い場合もあります。 お車の状況に応じて本体の方向を 具合が良い位置に調節してください。

※お車によっては、ドア側に貼ったスポンジテープが凹んでしまう状況になります。特に、ミドルルーフ(ロング・ワイドボディ)車では、ハンドル部分がドアの内側に当たってしまうというご報告があります。アイズ-ストッパーを装着しても ドア側の塗装をキズ付けるなどの問題が出ないかどうかは ドアの内側に貼った キズ付き防止スポンジの凹み具合でご判断ください。本体を回転させて調整することで ドアに当たらないようにできる場合が多いですが、装着を断念される場合には、ご返品・ご返金を承りますので お申し出くださいますよう お願い申し上げます。
スポンジが凹んだ状態(本体がバックドア側に接触している)のまま走行をされますと、接触部分がスポンジを突き破ってドア側の塗装面をキズ付ける状態になる場合もあります。ご留意ください。なお、装着作業に起因する塗装面へのキズなどの支障につきましては、免責とさせていただいております。ご了承のほど お願い申し上げます。


7.本体固定用クランプの本固定 各部がボディやドアに当たらないことをご確認いただいた後に、マイナスドライバーで力いっぱいにシッカリと本固定します
※・シリンダーの溝部分に爪部(カギ状になった部分)が しっかりと入っていること(説明③参照ください)、・クランプの真ん中あたりで爪部を締め付けている状態になっていること、 の2点を 今一度確認してから 本固定してください。


 【溝部分に爪部が入り込んでいないと、ドアを半開固定した際にズレ動いてしまします!! 】
ドアが開いていかないように アイズ-ストッパーで固定してもズレ動いてしまう場合には、溝部分に爪部が入っていないことが原因であったりします。



クランプを強力に締め付けることでは、ズレ止めはできません。必ず爪部が溝部分に入っている必要があります 爪部が溝部分に入っている状態(本体をしっかりと押し上げている状態)で しっかりと力いっぱい締め付けてください。なお、締め付けているボルトは4ミリ径のボルトです。マイナスドライバーで締めこむ限り、4mmボルトが破断することはありませんが、モンキーレンチなどを使って 必要以上にクランプを強力に締め付けすぎると、4mmボルトが破損してしまい、使えなくなりますので 締め込み過ぎに ご注意ください。
クランプが破損した場合、補修用クランプのご用意はありますが、ホームセンターなどでも「ホースバンド」として販売しています。直径24mmをクランプするための ステンレス製が適合します。手締めではなく 工具を使って締めこむ 強力なタイプをお選びください。
https://www.monotaro.com/p/4554/6444/


7-1  固定具合を 必ずご確認ください !!
ここで一度、ドアを少し開いたところで、アイズ-ストッパーのハンドルを 時計の針でいうところの 2時~3時くらいの位置まで締め込み、 ドアをしっかりと固定してみてください。



ドアを固定した状態で、ドアを開く方向に少し動かしてみたときに、本体がズレ動かないことを確認してください。
下画像のように 本体とシリンダーとの間に 隙間がないのが正常な(ズレ動いていない)状態です


※ 下画像のように 本体とシリンダーとの間に隙間が生じていると、本体がズレ動いてしまっている状況です!!!


もし、本体がズレ動いてしまうようですと、「 7.本体固定用クランプの本固定 」 をやり直して、十分にしっかりと固定し直してください!!(マイナスドライバーではなく、締め込み過ぎにご注意いただきながら モンキーレンチなどで締め付け直すのもよろしいかと存じます)

※ どうしても 締め付け具合が不十分になってしまっているようでしたら  「強力タイプのクランプ」 の用意があります。 
https://aizurv2.hamazo.tv/e9706824.html




7-2   ※装着して1か月ほどしてから、本体固定用クランプのボルト を増し締めしてください※
気温の低い時期では、ドアを問題無く固定できていたとしても、気温が上昇して ダンパーの反力が強くなることで ドアを固定しきれなくなるケースもあります。
締め付け具合が不十分なことで、本体がズレ動いてしまって 爪部がシリンダーの溝部分から外れてしまいますと、爪部の形状が変形してしまいます
下画像は、正常な状態の爪部の形状です。


下画像は、爪部が変形してしまっている画像です。


上画像のような状態に変形してしまいますと、 固定具合がさらに悪化してしまいますので、再度装着をし直しても ドアをしっかりと固定できなくなります。クランプのボルトの緩みに ご注意ください。
なお、爪部の変形具合がある程度まででしたら、前述の「強力タイプのクランプ」で締め付け直していただくことで、しっかりとした固定ができます。

8.上側ホルダー用磁石の貼付け
 
8-1 
ハンドルの黒色キャップの中には、磁石が入っています。その磁石に対して、付属の「上側ホルダー用磁石」を吸着させます。


 

8-2 
ハンドルを真上方向にした位置で、ハンドル側に吸着させている「上側ホルダー用磁石」を、シリンダー側へと吸着替えします。
「上側ホルダー用磁石」を ハンドルの黒色キャップ側から シリンダー側へと移し替えます(磁力でシリンダーに貼りつかせます)




8-3
ハンドルは左回転させて下側に垂らしておき、シリンダーに貼りつかせている磁石の上から、「上側ホルダー用テープ」を貼ります。


 

8-4
「黒色キャップの中の磁石」と、「上側ホルダー用磁石」とが引き合う磁力により、ハンドルを真上方向にホールドすることができます。

 

※2023.7.21以降に出荷したアイズ-ストッパーにつきましては、本体をよりコンパクトにした関係で、ハンドルとシリンダーの距離が近くなっております。調整が必要な際はコチラをご覧ください。
https://aizurv2.hamazo.tv/e9695149.html


≪装着動画≫
7分弱の動画です。YouTubeでご覧いただくと、説明用の字幕も見れます。 



操作具合の動画 
上側ホルダーは 従来の仕様のものですが、操作具合は 磁石式の最新仕様のものと 同じになります。
YouTubeでご覧いただくと、説明用の字幕も見れます。 




 
9.運転席側への装着のご説明は以上です。続いて 助手席側への装着を ご案内申し上げます。
なお、この説明書の冒頭にある【装着作業に先立ちまして】 で ご説明したように、操作状況が運転席側とは違ってきます。【装着作業に先立ちまして】 の内容をご覧いただき、 助手席側への装着をご検討ください。

1.シリンダー位置の回転
運転席側バックドアダンパーのシリンダーをつかんで、時計方向(上側から見て右回転)に止まるまで回しておきます。


 

2.保護テープと本体固定用クランプの取り付け
シリンダーの最下部に保護テープを貼ってから、

 

保護テープの上付近に本体固定用クランプを仮固定しておきます。クランプは、ロッド部分で装着してから、シリンダー部分へ移動させてマイナスドライバーを使って仮固定しておきます。 
ボルト頭は、画像のように車内側(シリンダーの右側)で締めます。


3.本体Aの仮固定
本体Aを、本体固定用クランプで仮固定します。詳細は 運転席装着の「3.本体Aの仮固定」 を参照ください。 
本体Aの向きは、ボルト穴が 車体の真後ろ~少し左側方向を向いている状態で仮固定してください。


4.本体Aに本体B固定
以下のように、2種類の操作状況のいずれかを選んで 抱き合わせ固定をしてください。
①本体Bの赤いポンチマークを下側にして抱き合わせると、ドアを固定時には ハンドルが車内側になります


 

②赤いポンチマークを、上側にして抱き合わせると、ドア固定時には ハンドルが車外側になります


 
①、②、 いずれにありましても、ハンドル固定を解除した際のホールドは、運転席側と同様に 上方向にホールドします。
(②の場合では、3/4回転ほど左回しをしてから 上方向にホールドすることになります)


5.ハンドルの取り付け
6.各部がボディやドアに当たらないことを確認 
7.本体固定用クランプの本固定
8.上側ホルダー用磁石の貼付け

の、  5、~ 8、 につきましては、運転席側装着の説明内容を参考にしてください。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ご使用方法・ご注意
【 ご使用方法 】
バックドアの開き位置を決めて押さえておき、アイズストッパーのハンドルを締め込んで固定します。
ハンドルの締め込み具合は、ドアを固定できる必要最低限の締め込み具合を心がけてくださいドアは動かないけど、押せば動く状態(がっちりと固定され過ぎていていない状態)が望ましい状態です。
ハンドルを強力に締め込むことで、ドアが強固に固定されていますと、下記に説明している危険が生じます

ハンドルは軽めに固定してご使用ください
下画像では、全開位置のドア先端部に12kgほどを 吊り下げた状態で固定しています。バックドアにリヤキャリアや、はしごなどの重量物が取り付けられていたりして、バックドアの重さが10kg以上重くなっていると、アイズ-ストッパーでがっちりと固定することは危険を伴います。

もし、10kg以上重くなっているバックドアを(例えばリアキャリアに自転車を積載している場合など)、全開位置で固定したとすると、純正ダンパーの付け根部分が破壊してしまう可能性があり、とても危険です。
ダンパーの付け根部分には、テコの原理と同じ作用により、ドア先端部に加えた荷重の10倍以上の力が働きます。バックドアが10kg以上重くなっている場合では、ダンパー付け根部分には 300kg近い 大きな力が掛かることになります。トヨタ純正のダンパー付け根部分の強度は、300kg以上の力に耐える強度はありません。
試しに、 ドアを全開位置に ガチッと固定した状態にして、少し力を加えて(あまり大きな力は加えないで) ドアを押し下げようとしてみてください。ダンパーの付け根部分 や バックドアのルーフ側にあるヒンジ を注視していただくと、ボディの鉄板部分が歪んできて、とても大きな力が加わっている様子を 実感していただけると思います。

自転車を積載しているなど 10kg以上重くなっている場合では、半開位置での固定にとどめてください。その場合にありましても、ドアを押せば、動いてしまう程度の必要最低限の固定具合にしてお使いください。押せば動く状態(がっちりと固定されていない状態)が望ましい状態です。ドアを押しても動かないほどに ガッチリと固定し過ぎることは危険です!! 
アイズ-ストッパーでドアを軽く固定されている限りでは、ドアに大きな力が加わった際でも、ドアがズレ動いてくれることで、ダンパーの付け根部分が破壊されることはありませんが、ドアを強力に固定して、大きな力が加わった際にも、ドアがガッチリと動かないほどに固定されていると、ダンパーの付け根部分が破壊してしまう可能性があります。十分にご注意ください。
そのような危険性を回避するためにも、必要最低限の軽めの固定でお使い下さい。 ユーザー様以外の方がドアを固定される場合でも、ご注意してもらってください。

ガチッと固定されているドアを、 他のどなたか や お子さんだとか が 強く押したり、引いたり、ぶら下がったり されることの無いように、十分にご注意いただけますよう お願い申し上げます。

【 ドア全閉から30センチほどまでの半開状態につきまして】
バックドア全閉から30センチほどまでの、わずかな開き位置ではグラグラした固定状況になります。どれほど強く固定をしたとしても、ダンパー付け根部分の遊びがあるため、かっちりとした固定具合にはなりませんことを ご了承ください。

【 定期的に、本体がズレ動いていないかを 確認ください】
バックドアを全開位置に保持しておく際(降りてこないようにする)には たいした固定力を必要としません。バックドアを半開位置から開いていかないように保持する際に 強力な固定力が必要になります。また半開位置に固定しているバックドアを、どなたかが無理矢理 開こうとした場合には、とても大きな力が働きますので、本体がズレ動いてしまう可能性があります。爪部が溝部分から出てしまうようなことがありますと、爪部分の形状が外側に曲がってしまいます。 爪部分の形状が外側に曲がってしまいますと、シリンダーの溝部分から外れやすい状態になりますことから、再装着をし直しても しっかりと固定ができなくなります。
定期的に 本体がズレ動いていないかを 確認されること(シリンダーと本体との隙間の具合で確認できます)を お勧めいたします。
なお、 爪部分の形状が外側に曲がってしまった場合の対策として、「強力タイプのクランプ」を用意しております。(送料・税込み 880円です)
https://aizurv2.hamazo.tv/e9706824.html 


【固定しづらい場合につきまして】
5型以降の寒冷地仕様車では、寒冷時でも強い反力を持つ強化されたダンパーが付いています。特に夏場にはガスダンパーの反力は とても強くなります。
ドア全開時には ハンドルを軽く締め込んで固定ができても、開き具合が中間位置では 強めに締め込まないとしっかりと固定できない場合もあります。
また、ロッド部分に潤滑剤などの油分やワックス成分などが残っていると、しっかりと固定できない場合があります。ロッド部分ならびに真鍮スペーサー部分を脱脂してみてください。

【 ハンドルの位置にご注意ください 】
ドアを固定している際には、ハンドルは車外側に飛び出ている状態になります。
適度に固定をした状態では、強めの力でドアを閉めていくこともできてしまいますが、バックドアが閉まりきるより前に、ハンドルがドアの内側面に当たってしまうことになります。 
特にユーザー様以外の方が バックドアを開閉される場合などには、半固定状態に気付かない場合もありますのでご注意ください。



【 ハンドルの外し方について 】
ハンドルは左回転させていくと、外すことができます。ハンドルを外した状態でも、中にある部品(真鍮スペーサー)が出てくることはありません。
ユーザー様以外の方がバックドアを開閉される機会が多いような場合などでは平素はハンドルを外しておくといった使い方もありますが、ハンドルの紛失にはご注意ください。
ハンドルのボルト部分の長さは、個別に調整して組んでいます。もしハンドルを紛失された場合、補修部品としてのご用意はありますが、調整は必要ですので弊社までご連絡ください。

【 ドア半開状態の際の、排気ガス流入の危険性について 】
バックドアを半開状態にしている際に、エンジンがかかっておりますと、排気ガスが車内に流入しやすい状況となり、排気ガス中毒の危険性があります。十分にご注意ください。
フロントエアコンを外気導入にして稼働させると、室内側から常にバックドア側へと空気が流れることで、室内側への排気ガスの流入を避けることが出来ます。なお、リヤエアコンやリヤヒーターを稼働させても、車内循環空気ですので排気ガスの流入を防ぐ効果がありません。

ボルトのゆるみについて
装着して1か月ほどしてから、「爪の上を固定しているクランプのボルト」(7.本体固定用クランプの本固定 を参照) と 「本体AとBを抱き合わせ固定している ボルト」 を増し締めしてください。特に、「爪の上を固定しているクランプのボルト」の増し締めを 必ず行ってください。

使用していると、固定した際のハンドル位置が、装着当初よりも固定位置が変化していたり、固定力が弱くなったように感じられた場合には、
本体AとBを抱き合わせ固定しているボルトが緩んでしまっている可能性があります。付属の4mm六角レンチを使って、しつかりと固定し直してください。
また、頻繁にそのボルトが緩んでしまうようでしたら、いったん外して、ボルトの先に「ボルト緩み防止剤」を塗付してから 固定されることをお勧めします。
「ボルト緩み防止剤」の代わりに瞬間接着剤でも代用できますが、強く固定されすぎますので、ボルトを外す際には 本体を小型バーナーなどで熱しながら外すことになります。


最後になりますが、ご使用上で気になることがあれば、ご報告いただけると 今後の改良などへとつなげることができて、ありがたく存じます。
弊社レビュー投稿ページは下記URLからアクセスできます。どうぞよろしくお願いいたします。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/reviewlist

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本 取扱説明書の内容は、製品の仕様変更などで予告なく変更される場合があります。ご了承ください。
なお、この説明書につきましては、個人様の非営利目的以外の使用は ご遠慮くださいますよう お願い申し上げます。
また、アイズ-ストッパー は、特許出願中です(特願2021-142319) ご留意の程 お願い申し上げます。


Posted by AIZU at 11:22

2022年04月25日

アイズ-ブロッカー,新しいボディ側アンカーにつきまして。

アイズ-ブロッカーのボディ側アンカーを、新しいタイプに変更いたしましたが、
現時点では、新しいタイプの画像を使っての説明書の用意がありません。申し訳ありません。
下記に、新しいタイプのボディ側アンカーによる装着を、補足説明いたします。


製品に付属の説明書や、下記説明ブログでは、
ハイエース
・ロールーフ  https://aizurv2.hamazo.tv/e9268546.html
・ミドルルーフ https://aizurv2.hamazo.tv/e9265660.html
・ハイルーフ  https://aizurv2.hamazo.tv/e9271426.html

キャラバン
・ロールーフ  https://aizurv2.hamazo.tv/e9274452.html
・ハイルーフ  https://aizurv2.hamazo.tv/e9185105.html

各説明の中の 、「 ボディー側アンカーを取り付ける 」  では、
下記画像のアンカー部品が使われていますが、


新しいタイプのボディ側アンカーは
下記画像のように、抜け防止用の爪(かえし)が付いているステンレス製になります。


装着の仕方は、 以前のタイプと ほとんど同じで、ハンマーなどで打ち込んで装着します。



装着部位の鉄板の厚みには車両個体差がありますので、隙間の大きさが違う2種類を 付属させています。
ほとんどの場合では、隙間の狭い方(3~4mmの鉄板厚対応用)を使うことで、大丈夫かと思いますが、
鉄板の厚い箇所に装着する場合では、隙間の広い方(4~6mmの鉄板厚対応用)を 適宜お使いください。
アンカーをハンマーで打ち込み装着したあとで、ワイヤーを引っ張ってみて 抜けてこなければOKです。
狭い方だと狭すぎて、広い方だと広すぎる・・・といった場合では、広い方の隙間をペンチで狭めてから装着する方法や
あるいは、装着箇所の鉄板を脱脂して、ガムテープなどを重ね貼りした上から、広い方をハンマーで打ち込み装着してください。

下記YouTube動画を ご覧いただき、装着作業をしていただければと存じます。
(動画は ハイエースに装着していますが、装着方法は キャラバンも同様です)

1,新しいタイプのボディ側アンカー 打ち込み装着。 
動画では、スカッフプレート(アンカーの上にかぶさっているプラスチック製のカバー)を 外さないで作業していますが、通常ではスカッフプレートが外している状態で アンカーを打ち込みます。その方が作業がしやすいです。手際よくない作業動画で申し訳ございません・・・


2,続けて、ボディ側ホールドテープとウェザーストリップモールの装着。
 装着後に、ストリップモールがしっかり奥まで入っているか必ず確認してください(浮きがあるとドアの閉まり具合に大きく影響します)

また、 余った2個のアンカー(たいていは広い方が 余るハズです)は、 下画像のように ボディ側ホールドテープの下側曲線部を固定する部材として利用したり、


次の画像では、市販されている網戸とアイズ-ブロッカーの両方を装着する場合に、
網戸の生地端部と、アイズ-ブロッカーのホールドテープとを 一緒に固定する部材として利用することもできます。


3,このたびの ボディ側アンカーの装着とは、直接関係ないのですが、
タープ布を装着する際に 参考にしていただける動画です。 


装着作業者と撮影者との 息の合わないやりとりは、笑ってスルーしてください(o^。^o)
撮り直さねば・・・ と思いながら 忙しさにかまけてしまったままで コレしかありません。
お恥ずかしい限りの動画ですが、参考には していただけるかと・・・
(なお、ドアを半開にしておくロープは使わず、椅子を使っての作業をしています)
なかでも 4分55秒あたりの、首元付近の張り具合を確認しているところを ご覧ください。
首元付近は、張り過ぎていると バックドアの上がり具合に影響します。
各説明書や上記説明ブログの中の、「装着具合の調整」 項目の 
ご注意
首元あたり(B↔②あたり)の張り具合が重要です。 バックドアの上がり具合に影響します。
の説明部分を参照ください。

================
このたびは、 使用部材を変更したにもかかわらず 装着説明が不十分で 申し訳ありません。

なお、装着作業を進めていただくうえで ご不明なところが ございましたら
お問い合わせくださいますよう よろしくお願いいたします。

Posted by AIZU at 15:11

2021年10月11日

アイズ-ブロッカー,ハイエース200系 ロールーフ用取付説明書(2021年10月以降)

ハイエース200系 ロールーフ用  
アイズ-ブロッカー(特許第6862023) 
取付説明書
2021年10月以降の装着方法となります。




===================
■必要工具類
・パーツクリーナーの類、テッシュ
・ハンマーの類(フツーのトンカチでokです)
・ハサミ 
・メジャー か 物差し
・寒い日や雨の日の作業では、ドライヤーの類

・カーテンなどがビス止装着されているような場合は
 ビスを外すためのドライバーなど。
 
・一番最後でご案内している
 リアスカッフプレートの端部が
 浮き上がってしまう場合には、
 ニッパー、カッター、+ドライバー

★あると便利なもの
  ・踏み台や椅子
  ・プライヤーやペンチの類



======

【商品内容】を ご確認ください。

 ・アイズ-ブロッカー本体タープ布:左右2枚

【付属部品】
 ・バックドア側ホールドテープ:2本
  脱脂確認用 ためし貼りテープ:2枚
 ・バックドア側アンカー(プラスチック棒付きテープ):2本
→納品時にタープ布のショックコードに装着済

 ・ボディー側ホールドテープ
  短いテープ:2本
  長いテープ:2本

 ・ボディ側アンカー   
  隙間が狭いタイプ(ワイヤー付き):2個  
  隙間が広いタイプ(ワイヤーなし):6個

  アンカー用両面テープ:2枚
  アルミクリップ:2個
 
 ・粘着テープ用プライマー :1袋(含侵布)  、  
         プライマー液 :1瓶
 

 ・ロープ:1本(バックドアを半開にする際に使用します)
 ・リアスカッフプレート固定用部品: 適宜ご使用ください。

 



========

【装着作業の流れ】

1. バックドア側ホールドテープの貼り付け面を
   しっかりと脱脂する
     ↓
2. 貼り付け面にプライマーを塗る
     ↓
3. バックドア側ホールドテープを貼り付ける
     ↓
4. ボディー側アンカーを取り付ける
     ↓ 
5. ボディー側ホールドテープを装着する
     ↓

最低1日、できれば
3日間ほど放置してください。
その間にテープの粘着材の接着力が増します。


     ↓
6. バックドア側アンカーを取り付ける 
     ↓
7. タープ布を取り付ける
     ↓
8. 張り具合を調整して終了

【各部の名称】 







★下記の取り付け説明書(長くて申し訳ありません)をご熟読、ご理解いただいたうえでの作業を お願い申し上げます。
ご不明点、ご不安点がございましたら、お気軽に お申しつけいただけますよう お願い申し上げます。

※ 下記ご案内の バックドア側ホールドテープの貼り付け作業は、
気温が20℃以上あり、乾燥した状況下が望ましいです。
寒冷時や多湿時等は、必要に応じてドライヤー(家庭用のヘアードライヤーでOKです)を使用してください。

貼り付ける所とテープの粘着面を、ドライヤーで温めながら(40℃程度)取り付けることで、強力に貼り付けることができます。
雨天時はどうしても、貼り付け面が湿ってしまいます。ドライヤーで粘着面を乾燥させながら貼り付け作業をしてください。
ドライヤーを使用できない場合は、晴れた日に作業を行ってください。寒冷時にドライヤーをお使いになれない環境の場合には、バックドアを閉めた状態で車のヒーターを稼働させて、バックドアの表面温度が、できれば20℃以上になっている状態にしてから 作業されることをお勧めします。

また、テープには高性能な粘着材を使っていますが、適切な作業が行われないと、十分な性能が発揮できません。
その性能を発揮させるには
シッカリとした脱脂
・十分な加圧(5Kgf/㎠)
・十分な養生時間(経過時間)→(24時間~72時間)
 

が必要です。
そのため、アイズ-ブロッカーの装着作業自体は1時間ほどですが、終了までには 最低24時間(できれば72時間)ほど 時間がかかってしまいますことを ご承知ください。

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1.バックドア側ホールドテープの貼り付け面をしっかりと脱脂する 

1-1 
テープは、下画像(運転席側の画像です)の 黄色テープ が貼ってある部分に貼り付けることになります。
ボディー側に付いているウェザーストリップ(ゴムモール)が当たる部分の スグ内側の位置にホールドテープを貼ることになります。
ウェザーストリップ(ゴムモール)が バックドアに当たる部分には、貼りません。
バックドア側のどの部分に ウェザーストリップ(ゴムモール)が当たるのかを しっかりと ご確認ください。その内側部分周辺を脱脂することになります。



バックドアの一番下側付近です。曲線部分の真ん中あたりから貼り始まります。


内張りパネル側寄りに 貼っています。

 
上部端の部分は、このあたりです。

 
外側からの画像です。
テープは、ウェザーストリップ(ゴムモール)がバックドアに当たる部分(ウェザーストリップは、凸形状になっている部分に当たります)には貼りません。





1-2
ホールドテープを貼り付ける場所を ご理解いただきましたら、パーツクリーナーなどを使って、テープの貼り付け面周辺を、広めにしっかりと脱脂処理してください





 
貼り付ける部分に、油分やカーワックスの成分などが残っていると、粘着材はしっかりと貼りつきません。粘着材を貼り付ける際の脱脂処理は とても重要な作業となります。
脱脂作業のコツとしては
※ 拭き取る紙や布は汚れの無い物を使用し、常に新しい面で拭う。(汚れた面で拭くと、汚れをただのばしているだけになってしまします。)
※ 拭き取り方は一方向とし、往復や丸く拭かない。
※ 溶剤で濡らしてから乾かないうちに乾いた布で拭くことが基本です。 (1枚の布で前端だけ溶剤を含ませ、後半分は乾いた状態で、一方向に拭くのは良い方法です。)

右側 と 左側 の両側を 脱脂処理してください。

ご注意下さい
ボディコーティングがされている場合
ボディコーティングされていると、通常の脱脂処理をしただけでは 粘着材がしっかりと貼り付きません。コーティング被膜をコンパウンドで磨き落とすなどの作業が必要となります。 また、最近の洗車用シャンプーの中には、ワックス成分やコーティング成分が配合されていて、汚れを落とすのと同時にボディに艶を出してくれる製品があります。ワックス成分やコーティング成分が残っておりますと、しっかりとテープが貼り付きません。コーティング被膜を磨き落とす方法は、1200~1500番くらいの耐水ペーパーや 研磨スポンジで磨き落とします。貼り付け面だけを磨き落とせるように、貼り付け面以外の箇所をマスキング処理をしてから磨き作業をされることをお勧めします。

各種のクリーナーを使って作業する場合 
ガラスクリーナーやプラスチッククリーナーなどには、汚れを落とす成分の他に、汚れが再度付着することを防止する成分が含まれている場合が多いです。この汚れ付着防止成分(シリコンやワックス等)が表面に残っていると粘着材がしっかりと貼り付いてくれません。また 汚れ付着防止成分(シリコンやワックスなど)が残っている部分に一度貼り付けてしまった粘着材には、貼り付けることで 汚れ付着防止成分が粘着材側にも移行してしまいますので、再使用することができません。各種のクリーナーなどを使って作業をされた場合には 汚れ付着防止成分が表面に残らないよう、クリーナーを使用後に入念な脱脂処理してください。


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1-3
脱脂作業が終りましたら、ホールドテープを貼る前に脱脂が 十分にできているかの 確認をしてください。
脱脂処理がシッカリとなされているかを簡単な方法で確認するのは 難しいのですが、下記の方法を参考にしてみてください。

脱脂作業を終わらせている箇所に、同梱しております 試し貼り用のテープ(2枚あります)を1枚 貼ってみてください。
貼った上から 強く指圧をするくらいの力で 数秒間 加圧してください。 



5分ほど経過させたのち 剥がそうとしてみてください。
下画像のように、ガムテープを貼ったときのように 剥がすのに抵抗感があるようでしたらOKです。 
 


下画像のように 引っ張れば抵抗感なく 簡単に剥がれてくる程度ですと、脱脂が 十分にできていませんので、再度 入念に脱脂作業をし直してください。




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2. 貼り付け面にプライマーを塗る

運転席側と、助手席側の脱脂処理が済みましたら、1-1で確認をしていただいた貼り付け部分に、付属のプライマー液を必ず塗ってください。 プライマー処理がされていないと テープが剥がれてくる可能性が高くなります。
青色の袋の中に入っている布きれに、プライマー液を染み込ませて、貼り付け面(塗装面)に塗っていただければOKです。
テープの貼り付け幅は15mmですが、広めに塗ってください。付属のプライマー液は、左右に塗るだけの充分な量があります。 

 
続けて、助手席側の貼り付け面にもプライマーを塗ってください。



3.バックドア側ホールドテープを貼り付ける

貼り付け作業の前準備として、テープを貼り付ける位置を 今一度 ご確認ください。
ボディー側のウェザーストリップ(ゴムモール)が 当たる部分には ホールドテープは貼りません。 
ウェザーストリップ(ゴムモール)が 当たる部分の すぐ内側部分に テープを貼り付けることになります。

バックドアの運転席側の一番下側付近の画像です。テープは広げている状態です。
粘着材は裏面の半分にだけ 貼られています。ギザギザ状の表面(画像では、親指で押さえている面)が内側になります。



上部付近です。テープは半分に重ねている状態の画像です。


寒い日や、雨の日には ドライヤーを使いながらの作業をお勧めします。貼り付け面と粘着材の両方を温めながら(40~50℃)貼り付けていきます。
   

タープ布を貼ったあとの、外側からの画像です。テープの裏面の半分が見えています。


3-1 
ドア下部の曲線部を回りやすくするため、テープの端部から6~7cmほどまでの部分に、ハサミを使って 粘着材の面に 切り込みを3~4か所入れておきます。(ギザギザ状の面が車内側です )

各画像は、運転席側の一番下側付近の画像です。

 
テープのギザギザ状の面が内側になります(下画像では親指で触っている面)。ツルツルしている面が外側になります。

 
下画像はタープ布を接合したところです。ギザギザ状の面に接合されることになります。
 
 
3-2 
プライマーを塗ってから 10分以上乾燥させたのちに、バックドア側ホールドテープを 貼ってください。
貼り付け開始位置は、画像のように 曲線部分の真ん中あたりから貼り始めます。


 貼り直しができません!
テープの貼り付け位置を しっかりと確認していただいて 一発勝負で貼りつけて.ください。(貼り付け直後だと 剥がして再貼り付けできますが、数十秒経過すると まともには剥がせませんので ご注意ください)

もし、貼り直しをせざるを得ない場合には、元の粘着材は、使えない状態になっているかと思います。その場合は、いったん使えない状態部分の粘着材をはがし取っていただき(石油系溶剤を用いると剥がしやすいです)市販の両面テープ(高耐熱仕様のテープが少量で 販売されています)を貼り直してから 再貼り付けしてください。

内張りパネル側寄りに貼っていき、ガラスの横側へと続けます。

 

上部付近です。テープの長さ全部を貼り終えてください。(長すぎるくらいのテープ長になっています。不要分は最後に切り取ることもできます)


3-3
テープを貼り終えましたら 十分に加圧してください。
L字形状になっているテープを 半分に重ねた状態にした上から しっかりとテープを押し付けてください。
「貼り付けたテープが剥がれてきてしまった・・・」 の原因には、この加圧が 不十分だった ことによる場合が 少なくありません。
業者さんでも、「貼り付けて おしまい」 にしてしまう場合もあります・・・
両面テープは「感圧接着剤」とも呼ばれていて、圧力を加えないと 十分な接着力(粘着力)を発揮しません。
高性能なテープほど しっかりと圧力を加える必要があります。テープの上から 1㎝ごとに 指圧をするつもりで加圧していってください。
特に 一番下側のアンカー付近(曲線の部分)と、一番上側の端部付近は 入念に押し付けてください。
繰り返しになりますが、「テープを単に貼っただけでは、剥がれてきてしまいます。しっかりと押し付けてください」
  


 





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4. ボディー側アンカーを取り付ける


※現在のアンカーは 上記画像のタイプから、下画像のように 抜け防止用の爪(かえし)が付いているステンレス製に変更しています。
取り付け方法の詳細は、 「新しいボディ側アンカー」 のブログ    https://aizurv2.hamazo.tv/e9410992.html   をご覧下さい。
 



以下の画像では、SGL車の画像を多用していますが、DX車の場合もボディー側アンカーの位置や装着方法は同じです。
また、キャンピングカなどで、床を架装されているお車の場合などでは 下記の説明以外の方法(ビス止めなど)で、ボディー側アンカーを設ける必要がある場合もあります。お車の状態に合わせて、適宜 ご判断ください。

4-1
SGL車の場合は、まず リアスカッフプレートを外します。
 (DXグレード車や、床施工をしている車ではこの作業は不要です)

リアスカッフプレートを上に引き上げるようにして外します。


次に、
 運転席側のボディから ウェザーストリップを引き出すようにして、外します。
 ウェザーストリップとボディの間には、シール材が付着しています。手に付きやすいのでご注意ください。(パーツクリーナーで落とせます。手元にティッシュを備えておくと便利です )




アンカー取り付けの 次の作業に向けて、上部は、下画像のあたりまで外しておきます。

 
なお、助手席側のウェザーストリップは、 運転席側のアンカーとホールドテープの取り付け作業を ひとまず終了させてから、外します。(両側を同時に外すと 作業がやりづらいです)

4-2
ボディー側アンカーを取り付ける位置は、ちょうど鉄板の重なり枚数が 3枚から2枚になっている境目部分の (2枚側)に アンカーを取り付けることになります。
3枚から2枚になる「境目の位置」は、車体中央からの寸法が約58cmくらいです。
その付近の脱脂処理をします。(鉄板の裏側も処理してください) 




 
4-3
脱脂処理後、付属の両面テープを貼り付けます。(鉄板の裏側にも回り込ませて貼ってください)

4-4
ボディー側アンカーを両面テープの上から ワイヤーが上側になるようにして、かぶせるように装着します。  

4-5
ボディー側アンカーの上から  アルミクリップを差し込み、
ハンマーを使って奥までしっかりと打ち込みます。下画像ではスカッフプレートが付いたままで作業していますが、実際にはスカッフプレートが外されている状態での作業となります。


 

下画像はDX車です。
SGL者と違い、スカッフプレートは付いていませんが、ボディー側アンカーの位置や装着方法は同じです。





5. ボディー側ホールドテープを装着する



ボディー側ホールドテープを、ウェザーストリップモールの溝の中に 差し込みながら装着していきます。
※動画を見ると 分かりやすいです。
なお、動画では1本の長いテープで作業していますが、装着方法は同様です。

確認する

CHECK!
ウェザーストリップの鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)場合は(布地を内張りしているキャンピングカーや、バックドアに網戸を付けている車などに 多く見受けられます)
手で鉄芯を閉じて、溝に隙間がない状態にしてから、ボディ側ホールドテープを差し込んでください。鉄芯(溝)が開いたままだと、ウェザーストリップモールが外れやすいです。
特に、ボディー側アンカー付近は、ウェザーストリップモールが外れる方向に力が、他の部位よりも加わりますので、しっかりと鉄芯が閉じている状態(溝の隙間がない状態)で 元通りに戻し入れてください。

◎ 鉄芯が閉じている(溝の隙間がない状態)


✖ 鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)


鉄芯を手で閉じて、溝に隙間がない状態にしてから 装着してください。



なお、布地を内張りしているキャンピングカーなどでは、鉄芯(溝)を閉じた状態で、戻し入れるのが困難だったりします。その場合には、鉄芯(溝)を開いた状態で ホールドテープを差し入れながら ウェザーストリップモールをボディ側に元通りに戻し入れ、戻し入れた後から、プライヤーなどを使って しっかりと鉄芯を締めて、ウェザーストリップモールが抜けてこないようにします。



5-1
ボディー側ホールドテープは、長いテープと 十数センチほどの長さの 短いテープとの2種類があります。
短いテープは、ボディー側アンカー近くの曲線部用です。短いテープに、曲線部に沿って曲げながら装着しやすくするために ハサミで、4~5か所に切り込みを入れておきます。(二つ折り形状になっており、幅の広い側と狭い側があります。幅の広い側に切り込みを入れます) 


  
 
5-2
まず 切り込みを入れた短いテープを、ボディ側アンカーにかぶせるようにして 上側に向かって装着します。 幅の狭い方を 溝に差し込みます。ギザギザ面が外側になり、タープ布と接合されることになります。

基本的な流れはコチラ↓

①ウェザーストリップモールを引き出して外します。


②テープの幅の狭いほうを差し込みます。


③元に戻します。



このとき、テープの折筋を指で広げて、平らな状態にしながら 差し込んでいくと、やりやすいです。

※動画を見ると 分かりやすいです。動画では1本の長いテープで作業していますが 装着方法は同様です。
確認する


 



5-3
十数センチの短いテープにつなげて 長いテープを装着していきます。(5ミリほど重ねてつなげてください)


 

ウェザーストリップの溝にホールドテープを差し込みながら、ウェザーストリップを 元通りに、ボディ側に 戻し入れて 手のひらで押し込んでいきます。
※SGL車では、壁面に内貼りパネルがあります。ウェザーストリップが内貼りパネルに当たってしまって しっかりと奥まで押し込めていなかったりします。内貼りパネルをめくるようにして避けながら ウェザーストリップをしっかりと奥まで押し込んでください。
 


テープが終わるところまで装着してください。




5-4
ウェザーストリップの上からハンマーで奥まで打ちこみます。この作業が大事です。
軽い力で奥まで打ち込めるのですが、一部でも打ち込みが甘いと、ウェザーストリップが浮き上がっていることで、バックドアの閉まりが悪くなってしまいます。
打ち込み具合の判断は目視では難しいので、打ち込んでいるときに出る、音や感覚で判断します。★鈍い音・柔らかな感触 → 高い音・硬い感触になっていればOKです



もし、アイズ-ブロッカーを装着後に 「バックドアの閉まりが固くなった」感じがする場合には 上記のウェザーストリップの浮き上がりを 再度 確認してみてください。
ハンマーでウェザーストリップをたたいてみて、硬質感のある感触や音になっていればOKです。
特に上部はわずかな浮きでも閉まり具合に影響します。下部での浮きあがりは さほどの影響はありません。 上側付近は入念にチェックしてください。
※SGL車では、壁面の内貼りパネルに当たってしまって ウェザーストリップが奥まで押し込めていなかったりします。入念にご確認ください。

~~~~~~
運転席側のボディ側アンカーとホールドテープの装着が終わりましたら 続けて、助手席側も同様の装着作業を行ってください。

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養生時間を経過させてください。

そのままの状態で 24時間以上、できれば3日間ほど放置してください。その間に接着力が増し、本来の性能の90%ほどの接着力になります
夏場の晴れた日の作業でしたら、テープを貼ってシッカリと加圧すれば1時間後には大丈夫な接着強度になっていたりしますが、できるだけ上記の養生時間を経てから タープ布を装着してください。
特に寒冷時や雨の日の作業では 十分な養生時間を経過させてください。

=================================

バックドア側ホールドテープを貼り付け後、翌日以降にタープ布を装着する作業に進んでください。

前準備として、 付属のロープを使って、バックドアを半開状態にして固定します。
※画像はNV350です。

NV_ロープ1

NV_ロープ2

NV_ロープ3

NV_ロープ4

NV_ロープ5完成

※バックドアを半開にしておきたいシーンでは、こういったロープを使う方法もありますが、どの位置にでもバックドアを半開状態に固定できたり、バックドアに用具類を吊り下げても、ドアが下がってこないようにも支えることができる「アイズ-ストッパー」 を近々発売予定です。

6. バックドア側アンカーを取り付ける 


6-1 まず、バックドアの水抜き穴(下画像の約20ミリの細長い穴)に付いている黒色プラスチック部品を外します。画像のように  ツメ部分を内側に押し込んで外します。左右2か所、両方の部品を外します。








6-2 タープ布を用意します。
   タープ布には、運転席側・助手席側の区別があります。運転席側のタープ布だけに付いている 緑色の「Aizuのタグ」を見つけてください。(助手席側のタープ布に タグはありません)

6-3  まず、運転席側のタープ布から出ているバックドア側アンカー(黒色テープの先端にプラスチック棒が付いています)を 水抜き穴に差し入れます。
  


プラスチック棒の方が水抜き穴よりも長いですから 棒の全てを、いったん抜き穴の中に押し入れてから戻すようにして、棒の両端が穴に引っかかっている状態にします。  


6-4  6-1で外した黒色プラスチック部品を 黒テープの下側から 水抜き穴に戻します。上から押しつけるようにすれば、 はまります。





※プラスチック棒を抜く場合は、プラスチック棒を横に押し込んでから、斜めに抜きます。

続けて、助手席側タープ布のバックドア側アンカーも 同様に装着してください。

6-5バックドアを半開状態にしていたロープを解いて、バックドアを全開状態にします。タープ布がバックドアから垂れ下がった状態になります。



7. タープ布を取り付ける

7-1 
垂れ下がった状態になっている運転席側タープ布の、「足元(下側)」から出ているショックコード端部に付いているフック(【右】運転席側ボディアンカーへ  小片紙が付いています) を、ボディ側アンカーの ループワイヤーに接合します。(納品時、フックは開いてあります。)
このとき、フック部についている小片紙のタグは付けたたままで作業し、連結した後で 取り除いてください。 作業中に、タープ布の中にショックコードが入りこんでしまうのを防止する役割があります。連結後、フックを閉じます。※必ずフックを閉じてください。開いたままだと、十分な強度が得られません。※


接合後は、下画像のような状態になります。

 

なお、内側上部の(首元側の端)に装着する部分には 位置関係を分かりやすくするために  薄茶色の面ファスナーを付けてあります。装着終了後は取り外してください。


7-2
まず、バックドア側の袖口部分から タープ布をホールドテープに接合していきます。ホールドテープの L字形状の下半分だけの部分に接合していきます。下端部から10cmほどだけを 接合します。



7-3
次に、タープ布の首元側( 薄茶色の面ファスナー部分)に向かってタープ布を1.2倍ほどに 引き伸ばしながら(しっかりと引き伸ばさないと テープの端まで届きません) ホールドテープの首元側の端に、タープ布の端(薄茶色の面ファスナー部分)を接合し、端部から10cmほどだけを 接合します。

 
7-4 
下図のABCDEの 順番で タープ布を仮接合します。下図の順番で進めると、スムーズです。
まず、Aの部分から上部約10センチほどを、接合します。
Bの部分は、B部分(カーブの中ほど)に仮固定します。伸縮性の高い生地ですから、強めに引っ張っても大丈夫です。

続けて、C部分(真ん中あたり)、D、 E の順に接合します。接合部分にシワがあってもかまいません。後ほど張り具合を調節するので、 ここでは仮固定です。

7-5 
続いて、タープ布をボディ側にも装着していきます。ボディ側アンカー部分から ホールドテープに接合していきます。足元端部から10cmほどだけを 接合します。
なお、下画像では、スカッフプレートを元通りに戻した状態ですが、スカッフプレートを戻すタイミングは、「 9.今一度 装着具合を確認して、リアスカッフプレートを元に戻して 完了 」 で 行ってください。

 
次に首元端部の10cmほどだけを 接合します。 

 

下図の順番で進めると、スムーズです。伸縮性の高い生地ですから、強めに引っ張っても大丈夫です。




7-6
運転席側 に続いて、助手席側も 同様に装着します。




8. 装着具合の調整
8-1 シワが少なく、張り感がある状態になるように調整します。

(画像はNV350 標準ルーフ車です)


ボディ側の装着を 下側から上側に向かって ①→⑤→③→④→② の順に  接合を剥がしながら、タープ布を伸ばてシワが出ないようにしながら 接合し直していきます。(接合を剥がすには、両手を使って、内外の両側から剥がすと、やりやすいです)
バックドア側の装着も、 下側から上側に向かって A→E→C→D→B の順に 接合を剥がしながら、タープ布を伸ばてシワが出ないようにしながら 接合し直していきます。

ご注意
首元あたり(B↔②あたり)の張り具合が重要です。 バックドアの上がり具合に影響します。
アイズ-ブロッカー装着後には、装着前に比べて、ドア全開時の位置が下がってしまう場合には、この部分の張りが張りが強過ぎていることが原因の場合もあります。首元あたりの貼り具合は、シワにもならず張り過ぎずの状態にしてください。
張り過ぎの場合には、タープ布をもっと上側の位置(B↔②の距離が より短くなる位置)へと移動させて接合し直すと、タープ布に余裕が出て張りが緩みます。
また、その際には、タープ布を上側へと しっかり伸ばしながら接合し直してください。伸縮性の高い生地ですから、強めに引っ張っても大丈夫です。
逆に、首元あたりにシワ・弛みが出る場合にはボディ側の接合終端位置や、バックドア側の接合終端位置を 、もっと下側の位置へと(②→④やB→D)変えてみてください。
なお、張り具合を優先していただき ホールドテープの終端部とタープ布の終端部が一致しなくても構いません。余ったテープ終端部が見苦しいようでしたら、最終確認後に切り取ってください。
(画像はハイエースです)



(テープの粘着材は、石油系溶剤ではがし取ることができます)

 
8-2 具合よく張っている状態が確認できたら、バックドア側・ボディー側の、タープ布とホールドテープとの接合部を しっかりと圧着させて、接合を強くします



9.今一度 装着具合を確認して、リアスカッフプレートを元に戻して 完了

バックドアを勢いよく閉めようとすると、車内の空気が車外側へと流される際に タープ布も外側に出されてしまい、タープ布がドアに挟まれやすくなります。
特に、バックドアに網戸を装着していたり、キャンピング架装車などで 後端部に収納棚等が装備されていたりすると、そのような風の流れの作用が出やすいです。バックドアをゆっくり閉めるようにしてみてください。
また、お車がキャンピング車や同様の架装がなされている車の場合では、車内空気を排出する為のダクトの通気量が少なくなっていることで タープ布の挟み込みが起きやすくなっています。
少し面倒ですが、スライドドアを開けた状態にしてから、バックドアを閉めるとタープ布が挟み込まれにくいですし、閉まり具合が軽くなります。 ぜひ お試しください。

これもチェック!→バックドアが元通りの全開状態になるかどうか
バックドアダンパーを、「強化ダンパー」などに交換されていると、ドアの開口具合が純正状態よりも より開く仕様になっている場合もあります。(5型以降では 寒冷地仕様車は 純正の強化ダンパーになっています)
バックドアを開けた状態での後端の高さが、純正標準状態よりも10cmほど高くなるくらいまではタープ布は追随できるようになっていますが、張りが強すぎる部分があると、バックドアが元通りの全開状態にならなかったり、ウェザーストリップモールが引き出されてきたりする場合があります。張りすぎ感があるようでしたら、タープ布を上側方向(首元方向)に移動させてみて下さい。なお ショックコード(内臓されているゴム紐)の長さに余裕がなくなり、ショックコードが強く押されたりすると切れやすくなりますのでご留意ください。


■バックドア側のホールドテープが剥がれてきてしまう場合について
最下部の曲線部が一番 剥がれようとする力が働きます。 「この部分だけが剥がれてしまった・・・」場合には、剥がれた部分だけを貼り直すことで補修ができます。
20cm+20cm(合計40cm)の長さのホールドテープ と、 下地処理用のプライマー1袋を、補修用品として用意しています。
郵便にてお送りする費用も含めて 440円(送料・税込み) です。

■リアスカッフプレートの端部が 浮き上がってしまう場合の対策については こちら をご覧ください。


アイズ-ブロッカーご使用上のご注意は  こちら  をご確認ください。

=======================

最後になりますが、ご使用上で 気になることが ございましたら ご報告いただけますありがたく存じます。製品や説明書の改良などへと つなげて参ります。
弊社レビュー投稿ページはコチラにあります。https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/reviewlist  どうぞ よろしくお願いいたします。

株式会社 アイズ
 アイズ-ブロッカー 開発・製作担当者 一同
TEL 053-422-7608
FAX 053-422-7178
info@aizu-rv.co.jp
===================
アイズ-ブロッカーは、 特許取得済です(特許第6862023号)
また、上記説明書の営利目的利用はご遠慮下さい。(©aizu2021)
よろしくお願いいたします。

Posted by AIZU at 10:44

2021年09月24日

【高耐熱仕様のテープ(L字形状)】への タープ布の装着方法

<はじめに>
この、新しくしたホールドテープへの タープ布の装着説明は、
ハイエース200系ロールーフ車を例にして ご説明しています。
他のミドルやハイルーフやNV350についても 作業や装着方法は同様ですが、
バックドア側ホールドテープの長さなどが車種ごとに違いますので
各車種ごとの取説も ご参照いただくと よろしいかと思います。

各車種ごとの説明書(旧仕様のバックドア側ホールドテープ)は
弊社ブログのトップページからアクセスするのが早いです。

■スマホの場合:ページ下部の「カテゴリ」 

■PCの場合:弊社ブログのトップページ 
右側に表示されている「カテゴリ」

から該当車種をご選択ください。

※ブログタイトルである
アイズ製品の装着説明用ブログです
クリックするとトップページに飛べます


================
それでは、新しくしたホールドテープへの
タープ布の装着方法です。
なお、
ショックコードのボディ側端部と、
ボディ側のホールドテープにタープ布は 
すでに接合されているものとして
ご説明しています。

1.
ショックコードのバックドア側端部を接合します。




2.
L字形状のテープの下半分
タープ布の下側端部(曲線部)から接合していき
10cmほどを、接合します。


3.上側端部を10cmほど接合します。


4.次に 真ん中あたりを接合します。


全体をシワが
出ないように接合します。




★シワっ気が残るようでしたら、
何度も剥がしては接合を
繰り返して貼り直してみてください。
シワが出ないようにするコツとしては、
生地の一部に
「たるみ」が出ないように
タープ布の接合部全体にわたって、 
同じような引っ張り加減にすることです。
※タープ布が「伸びない布=紙」だと思いながら
調整すると、布を引っ張る際の
力加減がうまくいくかもしれません。


5.上側端部の余っている不要な
ホールドテープを ハサミで切り取ってください。


以上で、・新しいホールドテープへの交換・ステンレスアンカーへの交換・タープ布の再装着 のご説明となります。
ご不明点などございましたら、弊社宛 お申しつけください。
よろしくお願いいたします。

Posted by AIZU at 18:27

2021年06月06日

ハイエース200系ロールーフ用  新しい 取付説明書

ハイエース200系  ロールーフ用  
AIZU-BLOCKER 取付説明書
2021年6月以降の 新しい装着方法となります。
===================
■必要工具類
・パーツクリーナーの類、テッシュ
・ハンマーの類(フツーのトンカチでokです)
・ハサミ 
・メジャー
・寒い日や雨の日の作業では、ドライヤーの類

・カーテンがビス止めなどの場合は
 ビスを外すためのドライバーなど。
・下記 8 でご案内している
 リアスカッフプレートの端部が
 浮き上がってしまう場合には、
 ニッパー、カッター、+ドライバー

★あると便利なもの
  ・プライヤーやペンチの類
  ・踏み台



======
【商品内容】をご確認ください。

・アイズ-ブロッカー本体タープ布:左右2枚

【付属部品】
 ・ボディー側ホールドテープ:2本
 ・ボディー側アンカー(ワイヤー付き):2個
 ・バックドア側ホールドテープ:2本+お試し用10センチ
 ・バックドア側強力ホールドテープ:2枚
 ・ロープ:1本(バックドアを半開にする際に使用します)
 ・リアスカッフプレート固定用部品: 適宜ご使用ください。


========

【装着作業の流れ】

1. バックドアウェザーストリップを外す
     ↓
2. ボディー側アンカーを取り付ける
     ↓
3. ボディー側ホールドテープを装着する
     ↓
4. バックドアを半開状態にする
     ↓
5. バックドア側ホールドテープを貼り付ける
※脱脂を十分におこなってください
     ↓
6. タープ布を取り付ける
     ↓
7. 装着具合を調節して終了


★個人差はありますが
1時間ほどの 作業時間となります。
《各部の名称》 です。


====================
1.バックドア ウェザーストリップ を外す。
SGL車の場合は、まずリアスカッフプレートを外します。
 (DXグレード車や、床施工をしている車ではこの作業は不要です)

 運転席側のボディから ウェザーストリップを引き出すようにして、外します。
 ウェザーストリップとボディの間には、シール材が付着しています。
 手に付きやすいのでご注意ください。
 (パーツクリーナーで落とせます。手元にティッシュを備えておくと便利 )




上部は、下画像のあたりまで はずします。



2.ボディー側アンカーを取り付ける
動画(youtube)を見ると分かりやすいです→確認する


下図を参考に、ボディ側アンカーを
ウェザーストリップを押し入れる鉄板部に差し込みます。
位置を確定させたら、ハンマーで奥までしっかり叩き入れます。




ちょうど鉄板の重なり枚数が
3枚から2枚になっている境目部(2枚側)に
アンカーを挿入します。
なお、図中の「境目の位置」は、
車体中央からの寸法が約58cmくらいになります。
ボディ側アンカーが どうしても入らない場合は 
ペンチ等で アンカーを少し開いてから 差し込むと良いです。 


ハンマーでしっかりと奥まで
叩き入れてください。

 


下画像はDX車です。
スカッフプレートは付いていませんが、
下端部アンカーの位置は同じです。




3.ボディー側ホールドテープを装着する
ウェザーストリップの溝の中にボディー側ホールドテープを
差し込んで装着していきます。※動画を見ると 分かりやすいです→確認する

CHECK!
ウェザーストリップの鉄芯(溝)が開いている場合は(布地を内張りしているキャンピングカーや
バックドアに網戸を付けている車などに
見受けられます)
手で閉じてから、ボディ側ホールドテープを差し込んでください。
鉄芯(溝)が開いたままだと、ウェザーストリップが外れやすいです。

◎ 鉄芯(溝)が閉じている


✖ 鉄芯(溝)が開いている


鉄芯(溝)を手で閉じてから 装着してください。


なお、布地を内張りしているキャンピングカーなどでは
鉄芯(溝)が閉じた状態で、戻し入れるのが困難だったりします。
その場合には、鉄芯(溝)を開いた状態で 
ホールドテープを差し込んで ボディ側に 元通りに戻し入れ、
戻し入れた後から、プライヤーなどを使って 鉄芯(溝)を閉めます。
しっかりと 鉄芯(溝)を閉めてください。



まず足元曲線部から始めます。
ボディー側ホールドテープの
折り幅が少ない方を
溝に差し込みます。
このとき、テープの折筋を指で広げて
平らな状態にしながら
差し込んでいくと、やりやすいです。

ボディー側ホールドテープを溝に差し込みながら
ウェザーストリップをボディ側に 
元通りに戻し入れて
手のひらで押し込んでいきます。






ホールドテープの装着開始位置は、
ボディ側アンカーが隠れるようにして
上側に向かって取り付けます。 
テープが終わるところまで装着してください。
おおむね曲線部中央が終点です。








最終的には 
このホールドテープには、タープ布の端と
下画像のように接合されることになります。



    
バックドアウェザーストリップをすべて、ボディに戻したら
ハンマーで奥まで打ちこみます。この作業が大事です。
一部でも打ち込みが甘いと、バックドアの閉まりが悪くなって
しまいます。 打ち込み具合の判断は目視では難しいので、
打ち込んでいるときに出る、音や感覚で判断します。
★鈍い音・柔らかな感触 → 高い音・硬い感触になればOKです




4.バックドアを半開状態にする

付属のロープを使用して、バックドアを半開状態にして固定します。

NV_ロープ1

NV_ロープ2

NV_ロープ3

NV_ロープ4

NV_ロープ5完成

※出先などで、バックドアを半開にしておきたいシーンは
意外とありますので、ロープを車内に常備しておくと便利です。


5.バックドア側強力ホールドテープと
バックドア側ホールドテープを貼り付ける


重要
貼り付け面は、必ずパーツクリーナー等で 脱脂 をしてから作業を行ってください
貼り付ける部分に、カーワックスの成分などが
残っていると、粘着材はしっかりと貼りつきません。
ワックスの成分などをパーツクリーナーなどを
使って、しっかりと脱脂処理をしてください。
なお、貼り付ける部分に「ボディコーティング」処理がなされていると
(通常は、こういった部分にまでコーティング処理は なされませんが・・・)
一般的な脱脂作業だけでは 粘着材を貼り付けられる状態にはなってくれません。
コーティング被膜を コンパウンドで磨き落とすなどの作業が必要な場合があります。
ご留意ください。

■付属の 脂処理確認用の短いテープを 使って
一度 粘着性を確認することをお勧めします。
粘着性が低いようなら、再脱脂処理を行ってください。


気温が15℃以上あり、乾燥した状況下が望ましいです。
寒冷時や多湿時等は、必要に応じてドライヤーを使用してください。
ドライヤーで貼り付ける所とテープの粘着面を温めながら(40℃程度)
取り付けることで、強力に貼り付けることができます。
※雨天時はどうしても、貼り付け面が湿ってしまいます。
ドライヤーを使用できない場合は、晴れた日に作業を行ってください。


(1)バックドアの下側、曲線部の中心位置あたりに
バックドア側強力ホールドテープ
(約40ミリの、きのこ状 面ファスナー)を貼り付けます。
 



(2) (1)のテープに続けるようにして、上に向かってバックドア側
ホールドテープ(粘着剤つき)を貼り付けます。位置は、
ウェザーストリップが当たる部分の内側です。
曲線部分はテープにシワが寄りますが、
タープ布を装着すると隠れる部分です。気にせず貼ってください。














重要
必ず圧着してください!!
テープを貼り終えたら、上から強めにこすり
しっかりとバックドア側に圧着させます。
この作業が重要です。
粘着性の強いテープですので、
バックドア側に貼ったただけでも
貼りついている状態にはなりますが、
単に貼り付けただけでは、
本来の強度、耐久性が得られません。
圧着が不十分だと、時間がたつと
剥がれてくる場合があります。

テープの上からバックドア側に
強く押しつけて、
しっかりと圧着させてください。


6.タープ布を装着する
(1)まず、右画像のバックドアの水抜き穴(約20ミリの細長い穴)に
   付いている黒色プラスチック部品を外します。画像のように
   ツメ部分を内側に押し込んで外します。








(2)タープ布のバックドア側ショックコード端部に付いている
   プラスチック棒を、水抜き穴に差し入れます。
  



(3)プラスチック棒の方が長いため、片側から全てを、穴に押し入れてから
  戻すようにし、棒の両端が穴に引っかかっている状態にします。  


(1)で外した黒色プラスチック部品を 黒テープの下側から
    水抜き穴に戻します。上から押しつけるようにすれば、 はまります。





※プラスチック棒を抜く場合は、
プラスチック棒を横に押し込んでから、斜めに抜きます。


(4)バックドア側からタープ布を装着します。(画像は運転席側)
上下が分かりやすいように、バックドア内側上部に装着する部分には
薄茶色の面ファスナーを付けてあります。装着後は取り外してください。



まず、袖口から装着します。
強力ホールドテープにタープ布を接合し、
約10センチほどを固定します。




タープ布の首元側( 薄茶色の面ファスナー部分)は
タープ布を1.2倍ほどに 引き伸ばしながら
(引き伸ばさないとテープの端までとどきません。
伸縮性の高い生地ですから、
強めに引っ張っても大丈夫です。)
バックドアに粘着させている
ホールドテープの端に接合し、
約10センチほどを固定します。 



下図のABCDEの 順番で進めると、スムーズです。




こんな感じの装着状態になっていればOKです。


後ほど張り具合を調節するので、 ここでは仮固定です。
接合部分にシワがあってもかまいません。


(5)ボディ側にタープ布を装着していきます。
まず、ボディ側アンカー のワイヤーにショックコード端部(納品時、フックは開いてあります。)
を連結させます。このとき、
ショックコード端部についている
紙製のタグは付けたたままで作業し、
連結した後に取り除いてください。
袖口にショックコードが入りこんでしまうのを防止する役割があります。
連結後、フックを閉じます。
※必ずフックを閉じてください。
開いたままだと、十分な強度が得られません。※



次に、タープ布を
足元(ボディ側アンカー部分)から ホールドテープに接合していきます。






下図の順番で進めると、スムーズです。
まず、①の部分から上部約10センチほどを、しっかりと固定します。
②の部分は、カーブの中心部ほどに来るように位置決めします。伸縮性の
高い生地ですから、強めに引っ張っても大丈夫です。




運転席側 に続いて、
助手席側も 同様に装着し
ひとまず、タープ布が装着できましたら
バックドアを全開状態にします。

7.シワが少なく、張り感がある状態になるように調整



【シワが出やすい部分】
・首元(画像Bや②)
・画像⑤のあたり

シワが出ている部分は
シワが出なくなるように、接合を
少しずつ剥がしながら
タープ布を伸ばして調整します。

接合を剥がすには 布の裏側から剥がすと
やりやすいです





首元のシワがどうしても解消できない場合、
バックドア側ホールドテープの貼り付け位置を
タープ布がより広がるような位置に変えてみる
のも有効です。



具合よく張っている状態が確認できたら、
タープ布とバックドア側・ボディー側の
ホールドテープとの接合部を
しっかりと圧着させて、接合を強くします。
特にバックドア側は、バックドアを開けた際に
剥離する力が働きます。
グリグリと互いを食い込ませるようなイメージで、
しっかりと接合させてください。
また、バックドア側ホールドテープの粘着材を
シッカリと定着させるためにも
特に バックドア側は、
今一度 強く、しっかりと 
圧着させてください。
圧着については、本取説「5.」の最後に記載していますので
それをご参照ください。確認する

なお、バックドアを勢いよく閉めようとすると、
車内の空気が車外側へと流される際にタープ布も外側に出されてしまい、
タープ布の挟み込みの原因になります。
特に、バックドアに網戸を装着していたり、キャンピング架装車などで
後端部に収納棚等が装備されていたりすると、その作用が出やすいです。
バックドアをゆっくり閉めるようにするか、
スライドドアや小窓等を開けた状態にして
(空気の逃げ道ができます)
バックドアを閉めると良いです。


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8.リアスカッフプレートの端部が浮き上がってしまう場合の対策について。

プラスチック部品 2個と、
頭が平らな 黒色のビスが2本
を使うと、スカッフプレートの端部を
ビス止めすることができます。





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リアスカッフプレートを 取り外し、
まず、プラスチック部品を
下画像のように四角穴部分に押し入れます。
(挿入の方向にご注意ください)




スカッフプレートの裏側の凸部を
ニッパーなどで切り取ります。
(カッターナイフでも可能です)





切り取った後を平らな状態にします。



H字の真ん中に、付属の黒ビスをねじ込み
ビス穴を開けます。
電動ドライバーを使いますと
作業が楽です。
ビスを真っすぐに
強く押し付けながら回すと
貫通穴を開けることができます。


 



スカッフプレートの表側の凸状のバリを
平らな状態にします。


スカッフプレート を元通りに装着して、


端部を 黒ビスを使って固定します。




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■使用上の注意はこちらから確認いただけます。

Posted by AIZU at 11:05