2021年10月22日

アイズ-ストッパー(ハイエース用)の 装着・ご使用の説明書です

アイズ-ストッパー(ハイエース用)の 装着・ご使用の説明書です。

≪商品内容・部品名称≫


 
本体Bの中に、ダンパーロッドを固定するための真鍮製スペーサー(上画像 参照)が 入っています。
紛失時には補修部品としてのご用意はありますが、製品を再調節する必要があります。 絶対に なくさないように ご注意ください。



●使用工具は、商品に付属されている 小さな7mmスパナ と 3mm六角レンチ だけです。
●新聞紙1枚 あるいは テッシュ数枚 を ご用意ください。
●メジャー あるいは ものさし を ご用意ください。
~~~~~~~~~~~~~
1.作業に先立ち、ロッド下部に新聞紙を挟んでおきます
 助手席側のダンパーロッドの下側支点に、新聞紙1枚 あるいは テッシュ数枚 を挟んでおきます。
※ 本製品は、必ず助手席側に装着してください。運転席側では正常な動作にはなりません。


2.クランプを シリンダー部分に仮固定しておきます
クランプをロッド部分で 差し込み、上側にずらしていって、シリンダー部分に 付属の7mmスパナを使って 緩めに 仮固定しておきます。



3.本体AとBをしっかりと固定します
本体AとBを、助手席側のダンパーロッドを挟むように 付属の3mm六角レンチを使って しっかりと固定します。
(真鍮スペーサーの脱落防止用に貼ってあるテープは 取り除いてください)
真鍮スペーサーの紛失にご注意ください!!



★  本体Aと本体Bを合わせる際には、 本体AもBも、 必ず 赤マジック&ポンチ のマークを上側にして抱き合わせてください。 また、上画像のように 本体Aの連結金具の爪部分を、 ダンパーシリンダーの溝に入れてから 本体AとBを抱き合わせて 固定してください。

※ 真鍮スペーサーが内臓されていることをご確認の上、固定してください。これがないと ダンパーロッドのスライドを固定できませんので、ストッパーとして機能しません。紛失にご注意ください。
また、真鍮スペーサーの凹面がダンパーロッドの凸面に 面で当たるように調整(スペーサーは 中で回転させることができます)してから しっかりと固定 してください。

3-1 ハンドルが下に垂れさがっている状態から、ハンドルを右回しに回していって ハンドルが固定されたときに、下画像Aのように、ハンドルが車外側に張り出した状態で固定されることを確認してください。


3-2 もし、下画像Bのような状態に ハンドルが固定されるようであれば(ハンドルが室内側で固定されている)、本体AとBの固定を外して、今度は 本体Bを上下を逆にして(赤マジック&ポンチの印は、本体AとBで上下に分かれることになります)固定し直して下さい。上下逆に装着し直すことで、下画像Aのような状態にハンドルが固定されることを 再確認してください。


上下逆に装着し直すことで、下画像Aのような状態にハンドルが固定されることを 再確認してください。


4.本体を回転させ位置調整のあと、クランプで本固定します 
4-1 ハンドルをゆるく締めた状態で、バックドアを閉めていくと、ダンパーが縮まり ストッパー本体も下がっていきます。
  バックドアが閉まりきる少し前の状態(画像のように 7センチほどの隙間があるくらい)のとき
  バックドアの外側へと突き出ている ハンドルが、ちょうどバックドアに当たり始めるくらいの位置に、本体を回転させます。 


   
4-2 本体の位置を4-1の状態に保ったままで、ドアを全開状態にします。(ダンパーは伸び切った状態になります)


 その状態で、クランプを爪部分を上から、付属の7mmスパナを使って固定します。
 必ず、クランプは溝部分の上を固定してください。(溝は クランプの下側に隠れることになります)
 爪部分が溝に入り込んでいますので、さほど強く締めこまなくても大丈夫です。ボルトが緩んでこない程度に締めこんでください。



挟んでいた新聞紙やテッシュを取り除いてください。下画像のような 装着状況になります。




4-3 ハンドルを緩めた状態にしておき、バックドアをゆっくりと閉めていってください。
その際に 本体やハンドル部分、クランプの出っ張り部分が ほかの鉄板部分に当たることがないか ご確認ください。
ドアが閉まり切る寸前では、ハンドルは黒色ゴムストッパーをかすめるようにして、ストッパーの内側に逃げていくのが正常な状態です。



4-4 もし ハンドルが、黒色ゴムストッパーに当たったり 外側になってしまう場合には、ハンドルはドアに挟まれた状態になってしまいます。(少し黒色ゴムストッパーに当たっている程度でしたら、ドアが閉められる際に ハンドルは黒色ゴムストッパーの内側へと押されて ハンドルは隙間の中で遊んでいる状態になってくれます)
その場合には、ハンドル位置が、黒色ゴムストッパーの内側にかわすようになるよう、締め込んでいるクランプをいったん緩め、4-2で調整した位置よりも 本体を内側に少し回転させてから 再度しっかりと固定し直して下さい。
下の画像では、ハンドルが黒色ゴムストッパーに当たってしまっています。

内側に少し回転させ、固定しなおして下画像の状態にします。


5.ダンパーは、若干の回転ができるようになっています。ダンパーが回転した際にもハンドル部分やクランプの出っ張り部分が ほかの鉄板部分に干渉しないか(鉄板にこすれる状態になっていないか)を  今一度 ご確認ください
  ※バックドアが閉まっているときには、ハンドルは隙間の中で遊んでいる状態(上画像の状態)になります。


装着作業は、以上です。

ご使用方法

●バックドアを任意の位置に 手で仮固定させた状態で、ハンドルを 時計回しに1/3回転ほど回すと  バックドアは 固定されます。
バックドア全開状態で ハンドルをしっかりと固定しますと、ドア端部に  5kgほどのものを吊り下げても、ドアは下がってきません。

 
上画像では、ドア先端部に12kgほどを 吊り下げています。そこまでの吊り下げ荷重を出すためには、ハンドルを 強く固定する必要があります。
耐荷重15kgほどの強い固定をしても、ロッド部分が凹まないことは確認しておりますが、ハンドルを 強く締め込み過ぎますと、バックドアダンパーのロッド部分を凹ます可能性もあります。
また、バックドアが15kg以上重くなっている状態で ドアを全開位置に固定したとすると、ダンパーの取り付け部分が破壊されてしまう可能性があります。 例えば自転車キャリアを取り付けられていて、自転車を乗せたまま ドアを全開位置に固定したとすると、 ダンパーの取り付け部分が破壊されてしまう可能性があります。 バックドアが10kg以上重くなっている場合には ドアを全開位置には固定できず 下がってきてしまいますが、その状態が正常です。 とても重くなっているバックドアを無理に固定しようとすると ダンパーの取り付け部分が破壊されてしまう可能性があります。
通常は ハンドルを軽めに固定する程度で お使いください。  

●バックドアを半開状態で 固定できます。その場合、ハンドルは固定されていて、車外側に飛び出ている状態になります。


ハンドルを 真下状態ではなく ゆるく仮固定をした状態にありましては
(ハンドルを ゆるく固定しても ドアを途中位置に止めることが できたりします)
バックドアを 下げていくことは できてしまいます。(ちょっと重いなー くらいの感じで 閉められます)
そんな場合には、バックドアが 閉まりきる前に、ハンドルが ドア内側に当たってしまうことになります。 
ユーザー様以外の方が  バックドアを開閉される場合などには、ご注意いただけますよう お願い申し上げます。

●通常時には、 ハンドルは下側に垂れた状態にしておいてください。その状態にある限りは、バックドアは開閉できます。
ハンドルを時計回しに 1/3回転ほど回すとロッドに固定され、固定状態から左回しに1/3回転ほど回すと 真下に垂れ下がった状態になるのが 正常な状態です。
 
バックドアを閉めていくと、ハンドルが、真下に垂れ下がった状態で 黒色ゴムストッパーの内側に逃げていき、
バックドアが完全に閉まりきっているときには、ハンドルは隙間の中で遊んでいる状態になります。


●バックドアダンパーを固定している支点は、ピロボール状の固定ですので、若干の回転ができるようになっています。
時々 下画像のようなの状態(4-4での説明状態)になっていないかを ご確認してください。 


●お使いいただく中で、固定した際のハンドル位置が装着当初よりも上側気味になっていたり、なんだか固定力が弱くなったように感じられた場合には、本体AとBを抱き合わせ固定しているボルトが緩んでしまっている可能性があります。付属の3mm六角レンチを使って、しつかりと固定し直してください。また、頻繁に固定しているボルトが緩んでしまうようでしたら、固定ボルトをいったん外して、ボルトの先に「ボルト緩み防止剤」を塗付してから固定されることをお勧めします。「ボルト緩み防止剤」の代わりに瞬間接着剤でも代用できますが、強固に固定されすぎますので、ボルトを外す場合には本体を小型バーナーなどで熱しながら外すことになります。

●なお、ハンドルを 真下位置から さらに左回転させていくと、ハンドルは 外すことができます。ハンドルを外した状態でも 中にある真鍮スペーサーが出てしまうことはありません。
ユーザー様以外の方がバックドアを開閉される機会が多いような場合などでは、平素はハンドルを外しておく といった使い方もありますが、ハンドル紛失にご注意ください。
(ハンドルのボルト部分の長さは、各個ごとに微妙に調節をしています。もしハンドルを紛失されても、補修部品としてのご用意はありますが ボルト部分を具合の良い長さに調節する必要があります)

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本 取扱説明書の内容は、製品の仕様変更などで予告なく変更される場合があります。
なお、アイズ-ストッパー は、特許出願中です(特願2021-142319) ご留意の程 お願い申し上げます。
また、この説明書につきましては、個人様の非営利目的以外の使用は ご遠慮くださいますよう お願い申し上げます。

Posted by AIZU at 12:14

2021年10月18日

アイズ-ブロッカーNV350キャラバン・標準ルーフ車用 取付説明書(2021年10月以降 )

NV350キャラバン・標準ルーフ車用
アイズ-ブロッカー(特許第6862023) 
取付説明書
2021年10月以降の装着方法となります。



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■必要工具類
・パーツクリーナーの類、テッシュ
・ハンマーの類(フツーのトンカチでokです)
・ハサミ 
・メジャー か 物差し
・寒い日や雨の日の作業では、ドライヤーの類

・カーテンなどがビス止装着されているような場合は
 ビスを外すためのドライバーなど。
 

★あると便利なもの
  ・踏み台や椅子
  ・プライヤーやペンチの類




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【商品内容】を ご確認ください。

・アイズ-ブロッカー本体タープ布:左右2枚
・バックドア側アンカー(プラスチック棒付きテープ):2本
※タープ布のショックコードに装着済みです。

【付属部品】
 ・バックドア側ホールドテープ:2本
  脱脂確認用 ためし貼りテープ:2枚

 ・ボディー側ホールドテープ
  短いテープ:2本
  長いテープ:2本
 ・ボディー側アンカー(ワイヤー付き):2個
  アンカー用両面テープ:2枚
  アルミクリップ:2個

 ・粘着テープ用プライマー :1袋

 ・ロープ:1本(バックドアを半開にする際に使用します)


 

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【装着作業の流れ】
1. バックドア側ホールドテープの貼り付け面を しっかりと脱脂する
     ↓
2. 貼り付け面にプライマーを塗る
     ↓
3. バックドア側ホールドテープを貼り付ける
     ↓
4. ボディー側アンカーを取り付ける
     ↓ 
5. ボディー側ホールドテープを装着する
     ↓

最低1日、できれば3日間ほど放置してください。
その間にテープの粘着材の接着力が増します。

     ↓
6. バックドア側アンカーを取り付ける 
     ↓
7. タープ布を取り付ける
     ↓
8. 張り具合を調整・確認して終了


各部の名称です。(画像の車種はハイエースです)
 




★下記の取り付け説明書(長くて申し訳ありません)をご熟読、ご理解いただいたうえでの作業を お願い申し上げます。
NV350キャラバン・ハイルーフ車の画像が乏しく、判りにくいところや至らぬ点があり、申し訳ありません。
ご不明点、ご不安点がございましたら、お気軽に お申しつけいただけますよう お願い申し上げます。

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※ 下記ご案内の バックドア側ホールドテープの貼り付け作業は、
気温が20℃以上あり、乾燥した状況下が望ましいです。
寒冷時や多湿時等は、必要に応じてドライヤー(家庭用のヘアードライヤーでOKです)を使用してください。

貼り付ける所とテープの粘着面を、ドライヤーで温めながら(40℃程度)取り付けることで、強力に貼り付けることができます。
雨天時はどうしても、貼り付け面が湿ってしまいます。ドライヤーで粘着面を乾燥させながら貼り付け作業をしてください。
ドライヤーを使用できない場合は、晴れた日に作業を行ってください。寒冷時にドライヤーをお使いになれない環境の場合には、バックドアを閉めた状態で車のヒーターを稼働させて、バックドアの表面温度が、できれば20℃以上になっている状態にしてから 作業されることをお勧めします。

また、テープには高性能な粘着材を使っていますが、適切な作業が行われないと、十分な性能が発揮できません。
その性能を発揮させるには
シッカリとした脱脂
・十分な加圧(5Kgf/㎠)
・十分な養生時間(経過時間)→(24時間~72時間)
 

が必要です。
そのため、アイズ-ブロッカーの装着作業自体は1時間ほどですが、終了までには 最低24時間(できれば72時間)ほど 時間がかかってしまいますことを ご承知ください。


====================================
 
 
1. バックドア側ホールドテープの貼り付け面をしっかりと脱脂する
1-1ホールドテープを貼りつける位置をご説明します。
テープは、ウェザーストリップ(ゴムモール)が バックドアに当たる部分には 貼りません。
バックドア側のどの部分に ウェザーストリップ(ゴムモール)が当たるのかを しっかりと ご確認いただき、その内側になる部分の周辺を脱脂してください。

ホールドテープを貼り付ける始点は、バックドア下端部の下画像部分からです。貼り付け開始位置は、曲線部分の真ん中あたりから貼りはじめることになります。
下画像は、運転席側のバックドア下端部です。黄色い線 が 貼り付け面になります。(下画像の車種は、NV350標準ルーフ車です)
 

 
ウェザーストリップが当たる部分の内側を 上に向かって貼り付けていきます。黄色い線 が 貼り付け面になります。

 
カーテン装着用ホックなどがある場合には、ホックをかわしながら貼る場合もあります。


終端部付近です。


全体画像です。 

 
タープ布装着後の 外側からの画像です。テープは、ウェザーストリップ(ゴムモール)がバックドアに当たる部分(ウェザーストリップは、凸形状になっている部分に当たります)には貼りません。 



1-2
ホールドテープを貼り付ける場所を ご理解いただきましたら、パーツクリーナーなどを使って、貼り付け面周辺を広めに しっかりと脱脂処理してください。(下画像の車種は、NV350標準ルーフ車です)




 

 
 
貼り付ける部分に、油分やカーワックスの成分などが残っていると、粘着材はしっかりと貼りつきません。粘着材を貼り付ける際の脱脂処理は とても重要な作業となります。脱脂作業のコツとしては
※ 拭き取る紙や布は汚れの無い物を使用し、常に新しい面で拭う。(汚れた面で拭くと、汚れをただのばしているだけになってしまします。)
※ 拭き取り方は一方向とし、往復や丸く拭かない。
※ 溶剤で濡らしてから乾かないうちに乾いた布で拭くことが基本です。(1枚の布で前端だけ溶剤を含ませ、後半分は乾いた状態で、一方向に拭くのは良い方法です。)

右側 と 左側 の両側を 脱脂処理してください。

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ご注意下さい
ボディコーティングがされている場合
粘着材を貼り付ける部分に 「ボディコーティング処理」がなされていると、上述の脱脂処理では不十分で、粘着材がしっかりと貼り付きません。最近の洗車用シャンプーの中には、ワックス成分やコーティング成分が配合されていて、汚れを落とすのと同時にボディに艶を出してくれる製品があります。ドアの内側にまでワックス成分やコーティング成分が残っている場合には、表面の被膜を磨き落とす必要があります。1200~1500番くらいの耐水ペーパーや 研磨スポンジを使えば磨き落とせます。貼り付け面だけを磨き落とせるように、貼り付け面以外の箇所をマスキング処理をしてからの磨き作業をお勧めします。

下画像では スクラッチシールド塗装車に、ガムテープでマスキングをしておいて、研磨スポンジ(3M マイクロファイン)で 貼り付け面を 軽く磨いています。

 
各種のクリーナーを使って作業する場合 
ガラスクリーナーやプラスチッククリーナーなどには、汚れを落とす成分の他に、汚れが再度付着することを防止する成分が含まれている場合が多いです。この汚れ付着防止成分(シリコンやワックス等)が表面に残っていると粘着材がしっかりと貼り付いてくれません。また 汚れ付着防止成分(シリコンやワックスなど)が残っている部分に一度貼り付けてしまいますと、汚れ付着防止成分が粘着材側にも移行しますので、再使用することができません。新しい粘着テープを使う必要があります。各種のクリーナーなどを使って作業をされた場合には 汚れ付着防止成分が表面に残らないよう、クリーナーを使用後に入念な脱脂処理してください。


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1-3
脱脂作業が終りましたら、ホールドテープを貼る前に脱脂が 十分にできているかの 確認をしてください。
脱脂処理がシッカリとなされているかを簡単な方法で確認するのは、難しいのですが下記の方法を参考にしてみてください。

脱脂作業を終わらせている箇所に、同梱しております 試し貼り用のテープ(2枚あります)を1枚 貼ってみてください。貼った上から強く指圧をするくらいの力で 数秒間 加圧してください。 



5分ほど経過させたのち剥がそうとしてみてください。下画像のように、ガムテープを貼ったときのように 剥がすのに抵抗感があるようでしたらOKです。 
 


下画像のように 引っ張れば抵抗感なく 簡単に剥がれてくる程度ですと 脱脂が 十分にできていませんので、再度 入念に脱脂作業をし直してください。



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バックドア側ホールドテープの粘着材の材質は 高性能な「 3M VHB アクリルフォーム構造用接合テープ 」です。

スバックドア側ホールドテープには、高性能な粘着材を使っていますが、適切な作業が行われないと、十分な性能が発揮できません。
その性能を発揮させるには
シッカリとした脱脂
・十分な加圧(5Kgf/㎠)
・十分な養生時間(経過時間)→(24時間~72時間)
 

が必要です。
そのため、アイズ-ブロッカーの装着作業自体は1時間ほどですが、終了までには 最低24時間(できれば72時間)ほど 時間がかかってしまいますことを ご承知ください。

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2. 貼り付け面にプライマーを塗る
運転席側と、助手席側の脱脂処理が済みましたら、1-1で確認をした貼り付け部分に、付属のプライマーを塗ってください。(必ずこのプライマー処理を行ってください)
プライマー含侵布で 塗装面を拭くようにしていただければOKです。 付属のプライマーは、一見すると 乾いてしまっているようにも見受けられますが(石油系の臭いがするハズです)、左右に塗るだけの充分な量があります。
テープの貼り付け幅は15mmですが、広めに塗ってください。ただ、少量ですし、開封後 少し時間が経つと 揮発してしまいますので左右の貼り付け面を、同時に続けて作業してください。
(下画像の車種は、ハイエースになっています)




  
スグ続けて、助手席側の貼り付け面にもプライマーを塗ってください。


もし、プライマー含侵布の油性分が 揮発してしまった場合の窮余策としては、乾いたプライマー含侵布に 少量のパーツクリーナーを湿らせてから貼り付け面を拭くようにして プライマーを塗ってください。(乾燥状態が 数十分ほど経過してしまうと、この方法でも プライマー処理の有効性が出ませんので ご注意ください)


3.バックドア側ホールドテープを貼り付ける

テープの貼り直しはできません、一発勝負ですので貼り付け作業の前準備として、テープを貼り付ける位置を 今一度 ご確認ください。
ボディー側のウェザーストリップ(ゴムモール)が 当たる部分には ホールドテープは貼りません。 ウェザーストリップ(ゴムモール)が 当たる部分の、すぐ内側部分に テープを貼り付けることになります。黄色い線 が 貼り付け面になります。

3-0 NV350キャラバン 貼り付け位置の確認画像です。 (運転席側の画像です)




 
カーテン装着用ホックなどがある場合には、ホックをかわしながら貼る場合もあります。


終端部付近です。

 
テープはギザギザ面が車内側を向くように貼り付けます。 



3-1
テープの端部に切り切り込みを入れます。 ドア下部の曲線部を回りやすくするため、テープの端部から5cmほどまでの部分にハサミを使って、粘着材の面に 切り込みを2~3か所入れておきます。 
(下画像の車種は、ハイエースになっています)


 
テープのギザギザ状の面が内側になります(下画像では親指で触っている面)。ツルツルしている面が外側になります。

 
下画像はタープ布を接合したところです。ギザギザ状の面に接合されることになります。

 
3-2 
プライマーを塗ってから 10分ほど乾燥させたのちに、バックドア側ホールドテープを 貼ってください。
実は、NV350キャラバンで 新しいテープを貼った画像がありません。下の説明画像では、ハイエースに新しいテープを貼った画像になっています。申し訳ございません。
貼り付け位置につきましては、前出の「 3-0  NV350キャラバン 貼り付け位置の確認画像です 」でご案内した位置になりますが、貼り付け方法につきましては、下の画像では 恐縮ながら ハイエースで ご案内しております。

貼り直しができません! 
テープの貼り付け位置を しっかりと確認していただいて 一発勝負で貼りつけて.ください。(貼り付け直後だと 剥がして再貼り付けできますが、数十秒経過すると まともには剥がせませんので ご注意ください)

もし、貼り直しをせざるを得ない場合には、元の粘着材は、使えない状態になっているかと思います。その場合は、いったん使えない状態部分の粘着材をはがし取っていただき(石油系溶剤を用いると剥がしやすいです)市販の両面テープ(高耐熱仕様のテープが少量で販売されています)を貼り直してから 再貼り付けしてください。
 
3-3
運転席側の バックドアの下側から上側に向かって貼っていきます。テープのギザギザ状の面が内側になるように貼ります。(ツルツルしている面が外側になります)
(下画像の車種は、ハイエースになっています)




テープの長さ分 全部を貼ってください。テープは、長めのサイズになっています。装着終了後、タープ布接合端部よりも余っているテープが 見苦しい状態でしたら 剥がし取ることもできます(石油系溶剤やパーツクリーナーを使うと、剥がしやすいです)

  

3-4
テープを貼り終えましたら 十分に加圧してください。
L字形状になっているテープを 半分に重ねた状態にした上から しっかりとテープを押し付けてください。
  


「貼り付けたテープが剥がれてきてしまった・・・」 の原因には、この加圧が 不十分だった ことによる場合が 少なくありません。
業者さんでも、「貼り付けて おしまい」 にしてしまう場合もあります・・・
両面テープは「感圧接着剤」とも呼ばれていて、圧力を加えないと 十分な接着力(粘着力)を発揮しません。
高性能なテープほど しっかりと圧力を加える必要があります。テープの上から 1㎝ごとに 指圧をするつもりで加圧していってください。
特に 一番下側のアンカー付近(曲線の部分)と、一番上側の端部付近は 入念に押し付けてください。

繰り返しになりますが、「テープを単に貼っただけでは、剥がれてきてしまいます。しっかりと押し付けてください」
(下画像の車種は、ハイエースになっています)


 




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4. ボディー側アンカーを取り付ける 

上画像は、ハイエースにアンカーを装着した画像になります。 実は、10月から この部品をステンレスに変更をしましたが、まだ、NV350キャラバンで装着した画像がありません。
以下の画像では、ハイエースの装着画像を多用していますが、ボディー側アンカーの装着位置や装着方法は同じです。なお、キャンピングカなどで、床を架装されているお車の場合などでは、下記の説明以外の方法(ビス止めなど)で、ボディー側アンカーを設ける必要がある場合もあります。その場合の装着位置は、このご案内と同じか、近傍位置に設けてください。お車の状態に合わせて、適宜 ご判断ください。

4-1
まず、運転席側のボディから ウェザーストリップを引き出すようにして、外します。ウェザーストリップとボディの間には、シール材が付着しています。手に付きやすいのでご注意ください。(パーツクリーナーや石油系溶剤で落とせます。手元にティッシュを備えておくのがベターです )





 
アンカー取り付け後の 次の作業に向けて、上部は、下画像のあたりまで外しておきます。
(下画像は、NV350キャラバン標準ルーフ車です) 

 
 
なお、助手席側のウェザーストリップについては、 運転席側のアンカーやホールドテープの取り付け作業をひとまず終了させてから、助手席側の作業を始める際に外します。(両側を同時に外すと 作業がやりづらいです)


4-2
ボディー側アンカーを取り付ける位置は、標準幅ボディ車の場合には、車体中央からの寸法が約61cm付近です。鉄板の重なりが2枚のところ(3枚ではなく重なりが薄い方)に装着します。
(下画像は、NV350キャラバン標準ボディ車に、旧タイプのアンカーを装着しています)



ボディー側アンカー取り付け付近の脱脂処理をします。
(画像はハイエースです)


 4-3
脱脂処理後、付属の両面テープを貼り付けます。鉄板の裏側にも回り込ませて貼ってください
(画像はハイエースです)



4-4
製品に付属している ステンレス製のボディー側アンカーを、両面テープの上からワイヤーが上側になるようにして、かぶせるように装着します。
(画像はハイエースです)  




4-5
ボディー側アンカーの上から アルミクリップを差し込み、



ハンマーを使って奥までしっかりと打ち込みます。
下画像は、ハイエース車に「新タイプのステンレス製のアンカー」を装着した例です。


 
下画像は、床架装をしていない標準ルーフ仕様車に 旧タイプのアンカーを装着した例です。
実装着作業では、上画像と同じ「新タイプのステンレス製のアンカー」を装着してください。
 


既述しておりますが、床を架装されているお車の場合などでは上記以外の方法(ビス止めなど)で、ボディー側アンカーを設けるのが望ましい場合もあります。お車の状態に合わせて、適宜 ご判断ください。その場合のアンカー位置にありましても、このご案内と同じか、近傍位置に設けてください。

5. ボディー側ホールドテープを装着する
(画像は、NV350標準ルーフ車です)



ボディー側ホールドテープを、ウェザーストリップモールの溝の中に 差し込みながら装着していきます。
※動画を見ると 分かりやすいです(下の動画は、ハイエース 標準ルーフですが作業は同じです)


確認する
※動画は1本の長いボディー側ホールドテープを使用しています。本品の付属品では 装着しやすいように長短2本に分けています。装着方法は同じです。

CHECK!
ウェザーストリップの鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)場合は(布地を内張りしているキャンピングカーや、バックドアに網戸を付けている車などに 多く見受けられます)
手で鉄芯を閉じて、溝に隙間がない状態にしてから、ボディ側ホールドテープを差し込んでください。鉄芯(溝)が開いたままだと、ウェザーストリップモールが外れやすいです。
特に、ボディー側アンカー付近は、ウェザーストリップモールが外れる方向に力が、他の部位よりも加わりますので、しっかりと鉄芯が閉じている状態(溝の隙間がない状態)で 元通りに戻し入れてください。

◎ 鉄芯が閉じている(溝の隙間がない状態)


✖ 鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)


鉄芯を手で閉じて、溝に隙間がない状態にしてから 装着してください。



なお、布地を内張りしているキャンピングカーなどでは、鉄芯(溝)を閉じた状態で、戻し入れるのが困難だったりします。その場合には、鉄芯(溝)を開いた状態で ホールドテープを差し入れながら ウェザーストリップモールをボディ側に元通りに戻し入れ、戻し入れた後から、プライヤーなどを使って しっかりと鉄芯を締めて、ウェザーストリップモールが抜けてこないようにします。




5-1
ボディー側ホールドテープは、長いテープと 十数センチほどの長さの 短いテープとの2種類があります。短いテープは、ボディー側アンカー近くの曲線部用です。
短いテープには、曲線部に沿って曲げながら装着しやすくするためにハサミで、4~5か所に切り込みを入れておきます。
ホールドテープは二つ折り形状になっており、幅の広い側と狭い側があります。幅の広い側に切り込みを入れます。 


  
 
5-2
まず 切り込みを入れた短いテープを、ボディ側アンカーにかぶせるようにして 上側に向かって装着します。 
折り幅が少ない方を 溝に差し込みます。ギザギザ面が外側になり、タープ布と接合されることになります。

基本的な流れはコチラ↓

①ウェザーストリップモールを引き出して外します。


②テープの幅の狭いほうを差し込みます。


③元に戻します。



このとき、テープの折筋を指で広げて、平らな状態にしながら 差し込んでいくと、やりやすいです。

※動画を見ると 分かりやすいです(車種が違いますが作業は同じです)
確認する

下画像は NV350標準ルーフ車です。(アンカーは旧タイプが装着されています)
見えている側の面が、ギザギザ面(タープ布が接合する面)となります。



指で示している裏面は、布地になっています。


5-3
十数センチの短いテープにつなげて、長いテープを装着していきます。(5ミリほど重ねてつなげてください)
下画像は NV350標準ルーフ車です


 

ウェザーストリップの溝にホールドテープを差し込みながら
ウェザーストリップモールを ボディ側に 元通りに戻し入れて 手のひらで押し込んでいきます。
 

 

テープが終わるところまで装着してください。
(画像は、NV350標準ルーフ車です。


  


5-4
ウェザーストリップの上から
ハンマーで奥まで打ちこみます。この作業が大事です。
軽い力で奥まで打ち込めるのですが、一部でも打ち込みが甘いと、ウェザーストリップが浮き上がっていることでバックドアの閉まりが悪くなってしまいます。
打ち込み具合の判断は目視では難しいので、打ち込んでいるときに出る、音や感覚で判断します。★鈍い音・柔らかな感触 → 高い音・硬い感触になっていればOKです



もし、アイズ-ブロッカーを装着後に 「バックドアの閉まりが固くなった」感じがする場合には 上記のウェザーストリップの浮き上がりを 再度 確認してみてください。
ハンマーでウェザーストリップをたたいてみて、硬質感のある感触や音になっていればOKです。特に上部はわずかな浮きでも閉まり具合に影響します。下部での浮きあがりは さほどの影響はありません。上側付近は入念にチェックしてください。

~~~~~~
運転席側のボディ側アンカーとホールドテープの装着が終わりましたら、続けて 助手席側も同様の装着作業を行ってください。

=================================
養生時間を経過させてください。

そのままの状態で 24時間以上、できれば3日間ほど放置してください。その間に接着力が増し、本来の性能の90%ほどの接着力になります

夏場の晴れた日の作業でしたら、テープを貼ってシッカリと加圧した1時間後には 大丈夫な接着強度になっていたりしますが、できるだけ上記の養生時間を経てから タープ布を装着してください。特に寒冷時や雨の日の作業では 十分な養生時間を経過させてください。



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バックドア側ホールドテープを貼り付け後、翌日以降にタープ布を装着する作業に進んでください。

前準備として、 付属のロープを使って、バックドアを半開状態にして固定します。
NV_ロープ1

NV_ロープ2

NV_ロープ3

NV_ロープ4

NV_ロープ5完成

※バックドアを半開にしておきたいシーンでは、こういったロープを使う方法もありますが、どの位置にでもバックドアを半開状態に固定できたり、バックドアに用具類を吊り下げても、ドアが下がってこないようにも支えることができる「アイズ-ストッパー」 を近々発売予定です。

6. バックドア側アンカーを取り付ける  6-1 まず、運転席側のタープ布を用意します。タープ布には、運転席側・助手席側の区別があります。運転席側のタープ布だけに付いている緑色の「Aizuのタグ」を見つけてください。(助手席側のタープ布に タグはありません)

(上画像は、NV350ハイルーフ用ではありませんが、Aizuのタグは 同じです)

6-2 タープ布から出ているバックドア側アンカー(端部にステンレス棒が付いています)を、バックドアの水抜き穴(約10ミリの四角い穴)に差し入れます。
ステンレス棒は、穴よりも長いので、ステンレス棒のすべてを穴に押し入れてから戻すようにします。そして、棒の両端が穴に引っかかって抜けない状態にします。
※このT字型金具を抜き出すのはコツが要ります。詳細はブログの最後にご案内しています。確認する

NV_水抜き穴1

NV_水抜き穴2

NV_水抜き穴3

NV_水抜き穴4

6-3 バックドアを半開状態にしていたロープを解いて、バックドアを全開状態にします。タープ布がバックドアから垂れ下がった状態になります。タープ布が垂れ下がった、このような状態になります。
(画像はハイエースです)



7. タープ布を取り付ける
7-1 垂れ下がった状態になっている運転席側タープ布の、「足元(下側)」から出ている ショックコード(ゴム紐)の端部に付いているフック( 【右】運転席側ボディアンカーへ 小片紙が付いています) を、ボディ側アンカーに ワイヤーに接合します。(納品時、フックは開いてあります。)
このとき、ショックコード端部についている小片紙のタグは付けたたままで作業し、連結した後で 取り除いてください。 作業中に、タープ布の中にショックコードが 入りこんでしまうのを防止する役割があります。
(画像はハイエースです)



連結後、フックをを閉じます。※必ずフックを閉じてください。開いたままだと、十分な強度が得られません。※

接合後は、下画像のような状態になります。
(画像はハイエースです)



なお、内側上部の(首元側の端)に装着する部分には 位置関係を分かりやすくするために  薄茶色の面ファスナーを付けてあります。装着終了後は取り外してください。




7-2 まず、バックドア側の袖口部分から タープ布をホールドテープに接合していきます。L字形状に曲がっているホールドテープの下側半分側に接合していきます。ひとまず 端部から10cmほどだけを 接合します。
(画像はハイエースです)



7-3 次に、タープ布の首元側( 薄茶色の面ファスナー部分)に向かって タープ布を1.2倍ほどに 引き伸ばしながら 仮接合します。(しっかりと引き伸ばさないと テープの端まで届きません)
ホールドテープの首元側の端あたりに、タープ布の端(薄茶色の面ファスナー部分)を仮接合し、端部から10cmほどだけを 接合します。
(画像はNV350標準ルーフ車ですが、バックドア側のテープは旧タイプです) 



 

7-4  下図のABCDEの 順番で タープ布を仮接合します。
(画像はハイエースです)


接合部分にシワがあってもかまいません。後で 張り具合を調節するので、 ここでは仮固定です。

7-5  続いて、タープ布をボディ側にも装着していきます。ボディ側アンカー部分から ホールドテープに仮接合していきます。足元端部から10cmほどだけを 接合します。 
(画像はハイエースです)


次に首元端部の10cmほどだけを 接合します。 
(画像はハイエースです)



下図の順番で進めると、スムーズです。伸縮性の高い生地ですから、強めに引っ張っても大丈夫です。
(画像はNV350標準ルーフ車です)




7-6 運転席側 に続いて、助手席側も 同様に装着します。
(画像はNV350標準ルーフ車です)

 

8. 装着具合の調整
8-1 シワが少なく、張り感がある状態になるように調整します。
(画像はNV350 標準ルーフ車です)


ボディ側の装着を 下側から上側に向かって、①→⑤→③→④→② の順に 接合を剥がしながら、タープ布を伸ばてシワが出ないようにしながら 接合し直していきます。(接合を剥がすには、両手を使って、内外の両側から剥がすと、やりやすいです)
バックドア側の装着も、 下側から上側に向かって A→E→C→D→B の順に 接合を剥がしながら、タープ布を伸ばてシワが出ないようにしながら 接合し直していきます。

ご注意
首元あたり(B↔②あたり)の張り具合が重要です。 バックドアの上がり具合に影響します。
アイズ-ブロッカー装着後には、装着前に比べて、ドア全開時の位置が下がってしまう場合には、この部分の張りが張りが強過ぎていることが原因の場合もあります。首元あたりの貼り具合は、シワにもならず張り過ぎずの状態にしてください。
張り過ぎの場合には、タープ布をもっと上側の位置(B↔②の距離が より短くなる位置)へと移動させて接合し直すと、タープ布に余裕が出て張りが緩みます。
また、その際には、タープ布を上側へと しっかり伸ばしながら接合し直してください。伸縮性の高い生地ですから、強めに引っ張っても大丈夫です。
逆に、首元あたりにシワ・弛みが出る場合にはボディ側の接合終端位置や、バックドア側の接合終端位置を 、もっと下側の位置へと(②→④やB→D)変えてみてください。
なお、張り具合を優先していただき ホールドテープの終端部とタープ布の終端部が一致しなくても構いません。余ったテープ終端部が見苦しいようでしたら、最終確認後に切り取ってください。
(画像はハイエースです)



(テープの粘着材は、石油系溶剤ではがし取ることができます)
 
8-2 具合よく張っている状態が確認できたら、バックドア側・ボディー側の、タープ布とホールドテープとの接合部を しっかりと圧着させて、接合を強くします
 (画像はハイエースです)


9. 今一度 装着具合を確認して完了です

バックドアを勢いよく閉めようとすると、車内の空気が車外側へと流される際にタープ布も外側に出されてしまい、タープ布がドアに挟まれやすくなります。
特に、バックドアに網戸を装着していたり、キャンピング架装車などで後端部に収納棚等が装備されていたりすると、風の流れの作用が出やすいです。
バックドアをゆっくり閉めるようにしてみてください。
また、お車がキャンピング車や同様の架装がなされている車の場合では、車内空気を排出する為のダクトの通気量が少なくなっていることでタープ布の挟み込みが起きやすくもあります。少し面倒ですがスライドドアを開けた状態にしてから、バックドアを閉めるとタープ布が挟み込まれにくいですし、閉まり具合が軽くなります。 ぜひ お試しください。

これもチェック!→バックドアが元通りの全開状態になるかどうか
バックドアダンパーを、「強化ダンパー」などに交換されていると、ドアの開口具合が純正状態よりも より開く仕様になっている場合もあります。
バックドアを開けた状態での後端の高さが、純正状態よりも10cmほど高くなるくらいまでは タープ布は追随できるようになっていますが、張りが強すぎる部分があると、バックドアが元通りの全開状態にならなかったり、ウェザーストリップモールが引き出されてきたりする場合があります。張りすぎ感があるようでしたら、タープ布を上側方向に移動させてみて下さい。




■カーテンが装着されている場合

下画像は、カーテンの横を止めているホックをはずしたところの画像です。


ホールドテープは ホックをかわして貼り付けています。






上の画像の車ではホックになっていますので、比較的簡単にアイズ-ブロッカーを装着できて、カーテンの再取り付けも簡単です。しかし、カーテン生地がビス止めされている場合などでは、装着したアイズ-ブロッカーの生地のカーテン生地と同じ位置にビス穴を空けてからカーテンを再取り付けする必要があるかもしれません。その場合の穴あけ作業では、熱した はんだゴテなどで、4mmほどの穴を タープ布にあける方法がよろしいかと思います。


取り付けのご案内は、以上となります。


■T字型金具を抜く方法

① 横に引っ張りながら指で押さえて
  T型形状からイ形形状に変形させます。



② 変形させた状態で穴の奥に押し込み
  もう一方の端部を穴から出します。


■バックドア側のホールドテープが剥がれてきてしまう場合について
最下部の曲線部が一番 剥がれようとする力が働きます。 「この部分だけが剥がれてしまった・・・」場合には、剥がれた部分だけを貼り直すことで補修ができます。
20cm+20cm(合計40cm)の長さのホールドテープ と、 下地処理用のプライマー1袋を、補修用品として用意しています。
郵便にてお送りする費用も含めて 440円(送料・税込み) です。

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アイズ-ブロッカー ご使用上のご注意につきましては  こちら  をご確認ください。

=======================
 
最後になりますが、ご使用上で 気になることが ございましたらご報告いただけますと今後の改良などへと つなげることができて、ありがたく存じます。
弊社レビュー投稿ページはコチラにあります。 https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/reviewlist
どうぞ よろしくお願いいたします。


株式会社 アイズ
 アイズ-ブロッカー 開発・製作担当者 一同
TEL 053-422-7608
FAX 053-422-7178
info@aizu-rv.co.jp

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アイズ-ブロッカーは、 特許取得済です(特許第6862023)
また、上記説明書の営利目的利用はご遠慮下さい。(©aizu2021)
よろしくお願いいたします。 

Posted by AIZU at 13:58

2021年10月16日

アイズ-ブロッカーNV350キャラバン・ハイルーフ車用 取付説明書(2021年10月以降 )

NV350キャラバン・ハイルーフ車用
アイズ-ブロッカー(特許第6862023) 
取付説明書
2021年10月以降の装着方法となります。


(タープ布には撥水加工がされていますが、プリント可能です。プリントは、弊社では承っておりません。)
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■必要工具類
・パーツクリーナーの類、テッシュ
・ハンマーの類(フツーのトンカチでokです)
・ハサミ 
・メジャー か 物差し
・寒い日や雨の日の作業では、ドライヤーの類

・カーテンなどがビス止装着されているような場合は
 ビスを外すためのドライバーなど。
 

★あると便利なもの
  ・踏み台や椅子
  ・プライヤーやペンチの類




======

【商品内容】を ご確認ください。

・アイズ-ブロッカー本体タープ布:左右2枚
・バックドア側アンカー(プラスチック棒付きテープ):2本
※タープ布のショックコードに装着済みです。

【付属部品】
 ・バックドア側ホールドテープ:2本
  脱脂確認用 ためし貼りテープ:2枚

 ・ボディー側ホールドテープ
  短いテープ:2本
  長いテープ:2本
 ・ボディー側アンカー(ワイヤー付き):2個
  アンカー用両面テープ:2枚
  アルミクリップ:2個

 ・粘着テープ用プライマー :1袋

 ・ロープ:1本(バックドアを半開にする際に使用します)


 

========

【装着作業の流れ】
1. バックドア側ホールドテープの貼り付け面を しっかりと脱脂する
     ↓
2. 貼り付け面にプライマーを塗る
     ↓
3. バックドア側ホールドテープを貼り付ける
     ↓
4. ボディー側アンカーを取り付ける
     ↓ 
5. ボディー側ホールドテープを装着する
     ↓

最低1日、できれば3日間ほど放置してください。
その間にテープの粘着材の接着力が増します。

     ↓
6. バックドア側アンカーを取り付ける 
     ↓
7. タープ布を取り付ける
     ↓
8. 張り具合を調整・確認して終了


各部の名称です。(画像の車種はハイエースです)
 




★下記の取り付け説明書(長くて申し訳ありません)をご熟読、ご理解いただいたうえでの作業を お願い申し上げます。
NV350キャラバン・ハイルーフ車の画像が乏しく、判りにくいところや至らぬ点があり、申し訳ありません。
ご不明点、ご不安点がございましたら、お気軽に お申しつけいただけますよう お願い申し上げます。

==================
※ 下記ご案内の バックドア側ホールドテープの貼り付け作業は、
気温が20℃以上あり、乾燥した状況下が望ましいです。
寒冷時や多湿時等は、必要に応じてドライヤー(家庭用のヘアードライヤーでOKです)を使用してください。

貼り付ける所とテープの粘着面を、ドライヤーで温めながら(40℃程度)取り付けることで、強力に貼り付けることができます。
雨天時はどうしても、貼り付け面が湿ってしまいます。ドライヤーで粘着面を乾燥させながら貼り付け作業をしてください。
ドライヤーを使用できない場合は、晴れた日に作業を行ってください。寒冷時にドライヤーをお使いになれない環境の場合には、バックドアを閉めた状態で車のヒーターを稼働させて、バックドアの表面温度が、できれば20℃以上になっている状態にしてから 作業されることをお勧めします。

また、テープには高性能な粘着材を使っていますが、適切な作業が行われないと、十分な性能が発揮できません。
その性能を発揮させるには
シッカリとした脱脂
・十分な加圧(5Kgf/㎠)
・十分な養生時間(経過時間)→(24時間~72時間)
 

が必要です。
そのため、アイズ-ブロッカーの装着作業自体は1時間ほどですが、終了までには 最低24時間(できれば72時間)ほど 時間がかかってしまいますことを ご承知ください。

===================================
1. バックドア側ホールドテープの貼り付け面をしっかりと脱脂する
1-1ホールドテープを貼りつける位置をご説明します。
テープは、ウェザーストリップ(ゴムモール)が バックドアに当たる部分には 貼りません。
バックドア側のどの部分に ウェザーストリップ(ゴムモール)が当たるのかを しっかりと ご確認いただき、
その内側になる部分の周辺を脱脂してください。

ホールドテープを貼り付ける始点は、バックドア下端部の下画像部分からです。貼り付け開始位置は、曲線部分の真ん中あたりから貼りはじめることになります。
下画像は、運転席側のバックドア下端部です。黄色い線 が 貼り付け面になります。
 

 
ウェザーストリップが当たる部分の内側を 上に向かって貼り付けていきます。黄色い線 が 貼り付け面になります。

 
カーテン装着用ホックなどがある場合には、ホックをかわしながら貼る場合もあります。


上部付近は


装着後の 外側からの画像です。
テープは、ウェザーストリップ(ゴムモール)がバックドアに当たる部分(ウェザーストリップは、凸形状になっている部分に当たります)には貼りません。(タープ色グリーンは、かつての仕様のものです)



 

1-2
ホールドテープを貼り付ける場所を ご理解いただきましたら、パーツクリーナーなどを使って、貼り付け面周辺を広めに しっかりと脱脂処理してください。
(下画像の車種は、ハイエースです)



 
貼り付ける部分に、油分やカーワックスの成分などが残っていると、粘着材はしっかりと貼りつきません。粘着材を貼り付ける際の脱脂処理は とても重要な作業となります。脱脂作業のコツとしては
※ 拭き取る紙や布は汚れの無い物を使用し、常に新しい面で拭う。
 (汚れた面で拭くと、汚れをただのばしているだけになってしまします。)
※ 拭き取り方は一方向とし、往復や丸く拭かない。
※ 溶剤で濡らしてから乾かないうちに乾いた布で拭くことが基本です。
 (1枚の布で前端だけ溶剤を含ませ、後半分は乾いた状態で、一方向に拭くのは良い方法です。)

右側 と 左側 の両側を 脱脂処理してください。

===========
ご注意下さい
ボディコーティングがされている場合
粘着材を貼り付ける部分に 「ボディコーティング処理」がなされていると、上述の脱脂処理では不十分で、粘着材がしっかりと貼り付きません。最近の洗車用シャンプーの中には、ワックス成分やコーティング成分が配合されていて、汚れを落とすのと同時にボディに艶を出してくれる製品があります。ドアの内側にまでワックス成分やコーティング成分が残っている場合には、表面の被膜を磨き落とす必要があります。1200~1500番くらいの耐水ペーパーや 研磨スポンジを使えば磨き落とせます。貼り付け面だけを磨き落とせるように、貼り付け面以外の箇所をマスキング処理をしてからの磨き作業をお勧めします。
下画像では スクラッチシールド塗装車に、ガムテープでマスキングをしておいて、研磨スポンジ(3M マイクロファイン)で 貼り付け面を 軽く磨いています。

 
各種のクリーナーを使って作業する場合 
ガラスクリーナーやプラスチッククリーナーなどには、汚れを落とす成分の他に、汚れが再度付着することを防止する成分が含まれている場合が多いです。この汚れ付着防止成分(シリコンやワックス等)が表面に残っていると粘着材がしっかりと貼り付いてくれません。また 汚れ付着防止成分(シリコンやワックスなど)が残っている部分に一度貼り付けてしまいますと、汚れ付着防止成分が粘着材側にも移行しますので、再使用することができません。新しい粘着テープを使う必要があります。各種のクリーナーなどを使って作業をされた場合には 汚れ付着防止成分が表面に残らないよう、クリーナーを使用後に入念な脱脂処理してください。


===========
1-3
脱脂作業が終りましたら、ホールドテープを貼る前に脱脂が 十分にできているかの 確認をしてください。
脱脂処理がシッカリとなされているかを簡単な方法で確認するのは、難しいのですが下記の方法を参考にしてみてください。

脱脂作業を終わらせている箇所に、同梱しております 試し貼り用のテープ(2枚あります)を1枚 貼ってみてください。貼った上から強く指圧をするくらいの力で 数秒間 加圧してください。 



5分ほど経過させたのち 剥がそうとしてみてください。下画像のように、ガムテープを貼ったときのように 剥がすのに抵抗感があるようでしたらOKです。 
 


下画像のように 引っ張れば抵抗感なく 簡単に剥がれてくる程度ですと脱脂が 十分にできていませんので、再度 入念に脱脂作業をし直してください。




2. 貼り付け面にプライマーを塗る
運転席側と、助手席側の脱脂処理が済みましたら、1-1で確認をしていただいた貼り付け部分に、付属のプライマーを塗ってください。(必ずこのプライマー処理を行ってください)
プライマー含侵布で 塗装面を拭くようにしていただければOKです。 付属のプライマーは、一見すると 乾いてしまっているようにも見受けられますが(石油系の臭いがするハズです)、
左右に塗るだけの充分な量があります。テープの貼り付け幅は15mmですが、広めに塗ってください。ただ、少量ですし、開封後 少し時間が経つと 揮発してしまいますので左右の貼り付け面を、同時に続けて作業してください。

(下画像の車種は、ハイエースになっています)




  
スグ続けて、助手席側の貼り付け面にもプライマーを塗ってください。


もし、プライマー含侵布の油性分が 揮発してしまった場合の窮余策としては、乾いたプライマー含侵布に 少量のパーツクリーナーを湿らせてから貼り付け面を拭くようにして プライマーを塗ってください。
(乾燥状態が 数十分ほど経過してしまうと、この方法でも プライマー処理の有効性が出ませんので ご注意ください)

3.バックドア側ホールドテープを貼り付ける

テープの貼り直しはできません、一発勝負ですので貼り付け作業の前準備として、テープを貼り付ける位置を 今一度 ご確認ください。
ボディー側のウェザーストリップ(ゴムモール)が 当たる部分には ホールドテープは貼りません。 ウェザーストリップ(ゴムモール)が 当たる部分の、すぐ内側部分に テープを貼り付けることになります。黄色い線 が 貼り付け面になります。

3-0  NV350キャラバン 貼り付け位置の確認画像です。



 
カーテン装着用ホックなどがある場合には、ホックをかわしながら貼る場合もあります。


 

テープはギザギザ面が車内側を向くように貼り付けます。


外側からのタープ布装着後の画像です。ウェザーストリップ(ゴムモール)が 当たる部分には、ホールドテープは貼りません。





3-1
テープの端部に切り切り込みを入れます。 ドア下部の曲線部を回りやすくするため、テープの端部から5cmほどまでの部分に ハサミを使って 粘着材の面に 切り込みを 2~3か所入れておきます。 
(下画像の車種は、ハイエースになっています)


 
テープのギザギザ状の面が内側になります(下画像では親指で触っている面)。ツルツルしている面が外側になります。

 
下画像はタープ布を接合したところです。ギザギザ状の面に接合されることになります。

 
 
3-2 
プライマーを塗ってから 10分ほど乾燥させたのちに、バックドア側ホールドテープを 貼ってください。
実は、NV350キャラバンで 新しいテープを貼った画像がありません。下の説明画像では、ハイエースに新しいテープを貼った画像になっています。申し訳ございません。
貼り付け位置につきましては、前出の「 3-0  NV350キャラバン 貼り付け位置の確認画像です 」でご案内した位置になりますが、貼り付け方法につきましては、下の画像では 恐縮ながら ハイエースで ご案内しております。
貼り直しができません! 
テープの貼り付け位置を しっかりと確認していただいて 一発勝負で貼りつけて.ください。(貼り付け直後だと 剥がして再貼り付けできますが、数十秒経過すると まともには剥がせませんので ご注意ください)

もし、貼り直しをせざるを得ない場合には、元の粘着材は、使えない状態になっているかと思います。その場合は、いったん使えない状態部分の粘着材をはがし取っていただき(石油系溶剤を用いると剥がしやすいです)
市販の両面テープ(高耐熱仕様のテープが少量で販売されています)を貼り直してから 再貼り付けしてください。
 
3-3
運転席側の バックドアの下側から上側に向かって貼っていきます。テープのギザギザ状の面が内側になるように貼ります。(ツルツルしている面が外側になります)




テープの長さ分 全部を貼ってください。テープは、長めのサイズになっています。装着終了後、タープ布接合端部よりも余っているテープが 見苦しい状態でしたら 剥がし取ることもできます(石油系溶剤やパーツクリーナーを使うと、剥がしやすいです)

  

3-4
テープを貼り終えましたら 十分に加圧してください。
L字形状になっているテープを 半分に重ねた状態にした上から しっかりとテープを押し付けてください。
  


「貼り付けたテープが剥がれてきてしまった・・・」 の原因には、この加圧が 不十分だった ことによる場合が 少なくありません。
業者さんでも、「貼り付けて おしまい」 にしてしまう場合もあります・・・
粘着テープは「感圧接着剤」とも呼ばれていて、圧力を加えないと 十分な接着力(粘着力)を発揮しません。
高性能なテープほど しっかりと圧力を加える必要があります。テープの上から 1㎝ごとに 指圧をするつもりで加圧していってください。
特に 一番下側のアンカー付近(曲線の部分)と、一番上側の端部付近は 入念に押し付けてください。

繰り返しになりますが、「テープを単に貼っただけでは、剥がれてきてしまいます。しっかりと押し付けてください」
(下画像の車種は、ハイエースになっています)


 




============================
4. ボディー側アンカーを取り付ける 

上画像は、ハイエースにアンカーを装着した画像になります。 実は、10月から この部品をステンレスに変更をしましたが、まだ、NV350キャラバンで装着した画像がありません。
以下の画像では、ハイエースの装着画像を多用していますが、ボディー側アンカーの装着位置や装着方法は同じです。
なお、キャンピングカなどで、床を架装されているお車の場合などでは、下記の説明以外の方法(ビス止めなど)で、ボディー側アンカーを設ける必要がある場合もあります。その場合の装着位置は、このご案内と同じか、近傍位置に設けてください。お車の状態に合わせて、適宜 ご判断ください。

4-1
まず、運転席側のボディから ウェザーストリップを引き出すようにして、外します。
ウェザーストリップとボディの間には、シール材が付着しています。手に付きやすいのでご注意ください。(パーツクリーナーや石油系溶剤で落とせます。手元にティッシュを備えておくのがベターです )





 
アンカー取り付け後の 次の作業に向けて、上部は、下画像のあたりまで外しておきます。
(下画像は、NV350キャラバン・ハイルーフ キャンピング架装車です) 

 
なお、助手席側のウェザーストリップについては、 運転席側のアンカーやホールドテープの取り付け作業をひとまず終了させてから、助手席側の作業を始める際に外します。(両側を同時に外すと 作業がやりづらいです)


4-2
ボディー側アンカーを取り付ける位置は、ワイドボディ車の場合には、車体中央からの寸法が約68cm付近です。標準幅ボディ車の場合には、車体中央からの寸法が約61cm付近です。
鉄板の重なりが2枚のところ(3枚ではなく重なりが薄い方)に装着します。(下画像は、NV350キャラバンに、 旧タイプのアンカーを装着しています) 



(下画像は、NV350キャラバン ワイドボディ キャンピング架装車です)

 
(下画像は、NV350キャラバン 標準ボディ車です)鉄板の重なりが2枚のところ(3枚ではなく重なりが薄い方)に装着します。


ボディー側アンカー取り付け付近の脱脂処理をします。(画像はハイエースです)


 
4-3
脱脂処理後、付属の両面テープを貼り付けます。鉄板の裏側にも回り込ませて貼ってください(画像はハイエースです)



4-4
製品に付属している ステンレス製のボディー側アンカーを、両面テープの上から ワイヤーが上側になるようにして、かぶせるように装着します。(画像はハイエースです)  




4-5
ボディー側アンカーの上から アルミクリップを差し込み、



ハンマーを使って奥までしっかりと打ち込みます。下画像は、ハイエース車に「新タイプのステンレス製のアンカー」を装着した例です。


 
 
下画像は、NV350キャラバン・ハイルーフのキャンピング架装車に、旧タイプのアンカーを装着した例です。
実装着作業では、上画像と同じ「新タイプのステンレス製のアンカー」を装着してください。


下画像は、床架装をしていない標準仕様車に 旧タイプのアンカーを装着した例です。
実装着作業では、上画像と同じ「新タイプのステンレス製のアンカー」を装着してください。 


既述しておりますが、床を架装されているお車の場合などでは 上記以外の方法(ビス止めなど)で、ボディー側アンカーを設けるのが望ましい場合もあります。お車の状態に合わせて、適宜 ご判断ください。その場合のアンカー位置にありましても、このご案内と同じか、近傍位置に設けてください。

5. ボディー側ホールドテープを装着する



ボディー側ホールドテープを、ウェザーストリップモールの溝の中に 差し込みながら装着していきます。
※動画を見ると 分かりやすいです(下の動画は、ハイエース ロールーフですが作業は同じです)


確認する
※動画は1本の長いボディー側ホールドテープを使用していますが 装着方法は同じです。(付属品では 装着しやすいように長短2本に分けています)

CHECK!
ウェザーストリップの鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)場合は(布地を内張りしているキャンピングカーや、バックドアに網戸を付けている車などに 多く見受けられます)
手で鉄芯を閉じて、溝に隙間がない状態にしてから、ボディ側ホールドテープを差し込んでください。鉄芯(溝)が開いたままだと、ウェザーストリップモールが外れやすいです。
特に、ボディー側アンカー付近は、ウェザーストリップモールが外れる方向に力が、他の部位よりも加わりますので、しっかりと鉄芯が閉じている状態(溝の隙間がない状態)で 元通りに戻し入れてください。

◎ 鉄芯が閉じている(溝の隙間がない状態)


✖ 鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)


鉄芯を手で閉じて、溝に隙間がない状態にしてから 装着してください。



なお、布地を内張りしているキャンピングカーなどでは、鉄芯(溝)を閉じた状態で、戻し入れるのが困難だったりします。その場合には、鉄芯(溝)を開いた状態で ホールドテープを差し入れながら ウェザーストリップモールをボディ側に元通りに戻し入れ、戻し入れた後から、プライヤーなどを使って しっかりと鉄芯を締めて、ウェザーストリップモールが抜けてこないようにします。



5-1
ボディー側ホールドテープは、長いテープと十数センチほどの長さの 短いテープとの2種類があります。
短いテープは、ボディー側アンカー近くの曲線部用です。短いテープに、曲線部に沿って曲げながら装着しやすくするために ハサミで、4~5か所に切り込みを入れておきます。
ホールドテープは二つ折り形状になっており、幅の広い側と狭い側があります。幅の広い側に切り込みを入れます。 


  
 
5-2
まず 切り込みを入れた短いテープを、ボディ側アンカーにかぶせるようにして 上側に向かって装着します。 
折り幅が少ない方を 溝に差し込みます。ギザギザ面が外側になり、タープ布と接合されることになります。

基本的な流れはコチラ↓

①ウェザーストリップモールを引き出して外します。


②テープの幅の狭いほうを差し込みます。


③元に戻します。



このとき、テープの折筋を指で広げて、平らな状態にしながら 差し込んでいくと、やりやすいです。


※動画を見ると 分かりやすいです(車種が違いますが作業は同じです)
確認する


 



5-3
十数センチの短いテープにつなげて 長いテープを装着していきます。(5ミリほど重ねてつなげてください)


 

ウェザーストリップの溝にホールドテープを差し込みながら、ウェザーストリップを元通りに ボディ側に戻し入れて、手のひらで押し込んでいきます。
 


テープが終わるところまで装着してください。(画像は、NV350ハイルーフです)

 

5-4
ウェザーストリップの上からハンマーで奥まで打ちこみます。この作業が大事です。
軽い力で奥まで打ち込めるのですが、一部でも打ち込みが甘いと、ウェザーストリップが浮き上がっていることで バックドアの閉まりが悪くなってしまいます。
打ち込み具合の判断は目視では難しいので、打ち込んでいるときに出る、音や感覚で判断します。★鈍い音・柔らかな感触 → 高い音・硬い感触になっていればOKです



もし、アイズ-ブロッカーを装着後に 「バックドアの閉まりが固くなった」感じがする場合には上記のウェザーストリップの浮き上がりを 再度 確認してみてください。ハンマーでウェザーストリップをたたいてみて、硬質感のある感触や音になっていればOKです。特に上部はわずかな浮きでも閉まり具合に影響します。下部での浮きあがりは さほどの影響はありません。上側付近は入念にチェックしてください。

~~~~~~
運転席側のボディ側アンカーとホールドテープの装着が終わりましたら、続けて、助手席側も同様の装着作業を行ってください。


=================================
養生時間を経過させてください。

そのままの状態で 24時間以上、できれば3日間ほど放置してください。その間に接着力が増し、本来の性能の90%ほどの接着力になります

夏場の晴れた日の作業でしたら、テープを貼って十分な加圧をすれば 1時間後には 大丈夫な接着強度になっていたりしますが、できるだけ上記の養生時間を経てから タープ布を装着してください。特に寒冷時や雨の日の作業では 十分な養生時間を経過させてください。



=================================

バックドア側ホールドテープを貼り付け後 翌日以降にタープ布を装着する作業に進んでください。

前準備として、 付属のロープを使って、バックドアを半開状態にして固定します。
ロープを ドア引き下げベルトの中に通して


車体側のドアストライカーにも通して


適当な位置まで ドアを引き下ろして
引き解け結び で 仮固定することで


バックドアを半開状態にホールドできます。



※バックドアを半開にしておきたいシーンでは、こういったロープを使う方法もありますが、どの位置にでもバックドアを半開状態に固定できたり、バックドアに用具類を吊り下げても、ドアが下がってこないようにも支えることができる「アイズ-ストッパー」 を近々発売予定です。

6. バックドア側アンカーを取り付ける  6-1 まず、運転席側のタープ布を用意します。
   タープ布には、運転席側・助手席側の区別があります。運転席側のタープ布だけに付いている緑色の「Aizuのタグ」を見つけてください。(助手席側のタープ布に タグはありません)

(上画像は、NV350ハイルーフ用ではありませんが、Aizuのタグは 同じです)

6-2 タープ布から出ているバックドア側アンカー(端部にステンレス棒が付いています)を、バックドアの水抜き穴(約10ミリの四角い穴)に差し入れます。
ステンレス棒は、穴よりも長いので、ステンレス棒のすべてを穴に押し入れてから戻すようにします。そして、棒の両端が穴に引っかかって抜けない状態にします。
※このT字型金具を抜き出すのはコツが要ります。詳細はブログの最後にご案内しています。確認する

NV_水抜き穴1

NV_水抜き穴2

NV_水抜き穴3

NV_水抜き穴4

6-3 バックドアを半開状態にしていたロープを解いて、バックドアを全開状態にします。タープ布がバックドアから垂れ下がった状態になります。タープ布が垂れ下がった、このような状態になります。(画像はハイエースです)



7. タープ布を取り付ける
7-1 垂れ下がった状態になっている運転席側タープ布の、「足元(下側)」から出ている ショックコード(ゴム紐)の端部に付いているフック( 【右】運転席側ボディアンカーへ 小片紙が付いています) を、ボディ側アンカーに ワイヤーに接合します。(納品時、フックは開いてあります。)
このとき、ショックコード端部についている小片紙のタグは付けたたままで作業し、連結した後で 取り除いてください。 作業中に、タープ布の中にショックコードが 入りこんでしまうのを防止する役割があります。(画像はハイエースです)



連結後、フックをを閉じます。
※必ずフックを閉じてください。開いたままだと、十分な強度が得られません。※

接合後は、下画像のような状態になります。(画像はハイエースです)



なお、内側上部の(首元側の端)に装着する部分には位置関係を分かりやすくするために薄茶色の面ファスナーを付けてあります。装着終了後は取り外してください。




7-2 まず、バックドア側の袖口部分から タープ布をホールドテープに接合していきます。L字形状に曲がっているホールドテープの下側半分側に接合していきます。ひとまず 端部から10cmほどだけを 接合します。(画像はハイエースです)



7-3 次に、タープ布の首元側( 薄茶色の面ファスナー部分)に向かって タープ布を1.2倍ほどに 引き伸ばしながら(しっかりと引き伸ばさないと テープの端まで届きません)仮接合します。
ホールドテープの首元側の端あたりに、タープ布の端(薄茶色の面ファスナー部分)を仮接合し、端部から10cmほどだけを 仮接合しておきす。
(画像はNV350ハイルーフ車ですが、バックドア側のテープは旧タイプです) 

 

7-4  下図のABCDEの 順番で タープ布を仮接合します。(画像はハイエースです)


接合部分にシワがあってもかまいません。後ほど張り具合を調節するので、 ここでは仮固定です。

7-5  続いて、タープ布をボディ側にも装着していきます。ボディ側アンカー部分から ホールドテープに仮接合していきます。足元端部から10cmほどだけを 接合します。 (画像はハイエースです)


次に首元端部の10cmほどだけを 接合します。 (画像はハイエースです)



下図の順番で進めると、スムーズです。伸縮性の高い生地ですから、強めに引っ張っても大丈夫です。(画像はハイエースです)




7-6 運転席側 に続いて、助手席側も 同様に装着します。(画像はハイエースです)


8. 装着具合の調整
8-1 シワが少なく、張り感がある状態になるように調整します。(画像はNV350 標準ルーフ車です)


ボディ側の装着を 下側から上側に向かって  ①→⑤→③→④→② の順に接合を剥がしながら、タープ布を伸ばてシワが出ないようにしながら 再度 接合し直していきます。(接合を剥がすには、両手を使って、内外の両側から剥がすと、やりやすいです)
バックドア側の装着も、 下側から上側に向かって A→E→C→D→B の順に接合を剥がしながら、タープ布を伸ばてシワが出ないようにしながら 再度 接合し直していきます。

ご注意
首元あたり(B↔②あたり)の張り具合が重要です。 バックドアの上がり具合に影響します。
アイズ-ブロッカー装着後には、装着前に比べて、ドア全開時の位置が下がってしまう場合には、この部分の張りが張りが強過ぎていることが原因の場合もあります。
首元あたりの貼り具合は、シワにもならず張り過ぎずの状態にしてください。張り過ぎの場合には、タープ布をもっと上側の位置(B↔②の距離が より短くなる位置)へと移動させて接合し直すと、タープ布に余裕が出て張りが緩みます。
また、その際には、タープ布を上側へと しっかり伸ばしながら接合し直してください。伸縮性の高い生地ですから、強めに引っ張っても大丈夫です。
逆に、首元あたりにシワ・弛みが出る場合にはボディ側の接合終端位置や、バックドア側の接合終端位置を 、もっと下側の位置へと(②→④やB→D)変えてみてください。
なお、張り具合を優先していただき ホールドテープの終端部とタープ布の終端部が一致しなくても構いません。余ったテープ終端部が見苦しいようでしたら、最終確認後に切り取ってください。
(画像はハイエースです)



(テープの粘着材は、石油系溶剤ではがし取ることができます)
 
8-2 具合よく張っている状態が確認できたら、バックドア側・ボディー側の、タープ布とホールドテープとの接合部を しっかりと圧着させて、接合を強くします
 (画像はハイエースです)

9. 今一度 装着具合を確認して完了です

バックドアを勢いよく閉めようとすると、車内の空気が車外側へと流される際にタープ布も外側に出されてしまい、タープ布がドアに挟まれやすくなります。特に、バックドアに網戸を装着していたり、キャンピング架装車などで 後端部に収納棚等が装備されていたりすると、風の流れの作用が出やすいです。
 また、お車がキャンピング車や同様の架装がなされている車の場合では、車内空気を排出する為のダクトの通気量が少なくなっていることでタープ布の挟み込みが起きやすくもあります。
少し面倒ですが スライドドアを開けた状態にしてから、バックドアを閉めるとタープ布が挟み込まれにくいですし、閉まり具合が軽くなります。 ぜひ お試しください。

これもチェック!→バックドアが元通りの全開状態になるかどうか
バックドアダンパーを、「強化ダンパー」などに交換されていると、ドアの開口具合が純正状態よりも より開く仕様になっている場合もあります。
バックドアを開けた状態での後端の高さが、純正状態よりも10cmほど高くなるくらいまでは タープ布は追随できるようになっていますが、張りが強すぎる部分があると、バックドアが元通りの全開状態にならなかったり、ウェザーストリップモールが引き出されてきたりする場合があります。張りすぎ感があるようでしたら、タープ布を上側方向に移動させてみて下さい。


 


■カーテンが装着されている場合

下画像は、カーテンの横を止めているホックをはずしたところの画像です。


ホールドテープは ホックをかわして貼り付けています。





上の画像の車ではホックになっていますので、比較的簡単にアイズ-ブロッカーを装着できて、カーテンの再取り付けも簡単です。
しかし、カーテン生地がビス止めされている場合などでは、装着したアイズ-ブロッカーの生地のカーテン生地と同じ位置にビス穴を空けてからカーテンを再取り付けする必要があるかもしれません。
その場合の穴あけ作業では、熱した はんだゴテなどで、4mmほどの穴を タープ布にあける方法がよろしいかと思います。

取り付けのご案内は、以上となります。


■T字型金具を抜く方法

① 横に引っ張りながら指で押さえて、T型形状からイ型形状に変形させます。



② 変形させた状態で穴の奥に押し込み もう一方の端部を穴から出します。


■バックドア側のホールドテープが剥がれてきてしまう場合について
最下部の曲線部が一番 剥がれようとする力が働きます。 
「この部分だけが剥がれてしまった・・・」場合には、剥がれた部分だけを貼り直すことで補修ができます。
20cm+20cm(合計40cm)の長さのホールドテープ と、 下地処理用のプライマー1袋を、補修用品として用意しています。
郵便にてお送りする費用も含めて 440円(送料・税込み) です。

==============
アイズ-ブロッカー ご使用上のご注意につきましては  こちら  をご確認ください。

=======================
最後になりますが、ご使用上で 気になることが ございましたらご報告いただけますと今後の改良などへと つなげることができて、ありがたく存じます。
弊社レビュー投稿ページはコチラにあります。どうぞ よろしくお願いいたします。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/reviewlist

株式会社 アイズ
 アイズ-ブロッカー 開発・製作担当者 一同
TEL 053-422-7608
FAX 053-422-7178
info@aizu-rv.co.jp

===================

アイズ-ブロッカーは、 特許取得済です(特許第6862023)
また、上記説明書の営利目的利用はご遠慮下さい。(©aizu2021)
よろしくお願いいたします。 

Posted by AIZU at 13:34

2021年10月14日

【ステンレス製アンカーへ交換】ボディー側アンカーの先にフックがついている場合

ボディー側アンカーは生産時期によって
仕様が少し異なり、2タイプあります。

①下画像のように
ボディー側アンカー側に
フックがついているタイプ 

(使用フックは生産時期によって多少異なります)
※使用しているショックコードは平ゴム。


②下画像のように
ショックコード側にフックが
ついているタイプ。

※使用しているショックコードは丸ゴム。


の場合は、特に追加作業は
ありません。
のボディー側アンカー側に
フックがついている場合
ステンレス製アンカーへ
交換する際、フックを
移設させる必要があります。

その方法を
ご案内します。
もし、この方法でうまくいかず、
フックが破損等して使用不可となった場合は
ご連絡ください。
フックをお送りいたします。

=========
■必要な道具■
ワイヤーを切るための
・ニッパー or はさみ

※あると便利※
ペンチ


1
まず、ボディー側アンカーについているフックを
ワイヤーと切り離します。

★☆ペンチがあると固定できて
便利ですが、なくても作業できます。

ボディー側アンカーのワイヤーと
フックは、ひばり結び
(カウノット、カウヒッチ とも言います)で
接合されています。



ペンチ等を使用して
結び目を解いても良いのですが
長く使用したものだと
結び目が強固なので
カットするのが手軽かと思います。

ニッパーを使うのがラクですが
ハサミでもカットできます。
下画像のように
結び目の上(フックのキワ)を
カットするのがいいかと思います。

 

ハサミを使用される場合は
手元に十分気を付けてください☆

2
新しいボディー側アンカーの
ワイヤーと
フックを ひばり結び で
つなぎます。


 
  




======
これは
ボディー側アンカーが
ボディーに装着された状態、

ボディー側アンカーを
手にもって作業する場合

どちらの状況でも
同様の作業方法です。
======
ステンレス製アンカーに交換する方法
のブログはこちらから。
https://aizurv2.hamazo.tv/e9253786.html

Posted by AIZU at 13:01

2021年10月13日

アイズ-ブロッカー,ハイエース200系 ハイルーフ用取付説明書(2021年10月以降 )

ハイエース200系 ハイルーフ用  
アイズ-ブロッカー(特許第6862023) 
取付説明書
2021年10月以降の装着方法となります。




===================
■必要工具類
・パーツクリーナーの類、テッシュ
・ハンマーの類(フツーのトンカチでokです)
・ハサミ 
・メジャー か 物差し
・寒い日や雨の日の作業では、ドライヤーの類

・カーテンなどがビス止装着されているような場合は
 ビスを外すためのドライバーなど。
 

★あると便利なもの
  ・踏み台や椅子
  ・プライヤーやペンチの類



======

【商品内容】を ご確認ください。

・アイズ-ブロッカー本体タープ布:左右2枚
・バックドア側アンカー(プラスチック棒付きテープ):2本
※タープ布のショックコードに装着済みです。

【付属部品】
 ・バックドア側ホールドテープ:2本
  脱脂確認用 ためし貼りテープ:2枚

 ・ボディー側ホールドテープ
  短いテープ:2本
  長いテープ:2本

 ・ボディ側アンカー   
  隙間が狭いタイプ(ワイヤー付き):2個  
  隙間が広いタイプ(ワイヤーなし):6個

  アンカー用両面テープ:2枚
  アルミクリップ:2個

 ・粘着テープ用プライマー :1袋(含侵布)  、  
         プライマー液 :1瓶

 ・パネルはずし(オレンジ色)
 ・ロープ:1本(バックドアを半開にする際に使用します)
 

 


========

【装着作業の流れ】
1. バックドアの上部パネルを外す。
     ↓
2. バックドア側ホールドテープの貼り付け面を
   しっかりと脱脂する
     ↓
3. 貼り付け面にプライマーを塗る
     ↓
4. バックドア側ホールドテープを貼り付ける
     ↓
5. ボディー側アンカーを取り付ける
     ↓ 
6. ボディー側ホールドテープを装着する
     ↓

最低1日、できれば3日間ほど放置してください。
その間にテープの粘着材の接着力が増します。

     ↓
7. バックドア側アンカーを取り付ける 
     ↓
8. タープ布を取り付ける
     ↓
9. 装着具合の調整
     ↓
10..上部パネルを元通りにはめる


各部の名称です。

 




★下記の取り付け説明書(長くて申し訳ありません)をご熟読、ご理解いただいたうえでの作業を お願い申し上げます。
ご不明点、ご不安点がございましたら、お気軽に お申しつけいただけますよう お願い申し上げます。

※ 下記ご案内の バックドア側ホールドテープの貼り付け作業は、
気温が20℃以上あり、乾燥した状況下が望ましいです。
寒冷時や多湿時等は、必要に応じてドライヤー(家庭用のヘアードライヤーでOKです)を使用してください。

貼り付ける所とテープの粘着面を、ドライヤーで温めながら(40℃程度)取り付けることで、強力に貼り付けることができます。
雨天時はどうしても、貼り付け面が湿ってしまいます。ドライヤーで粘着面を乾燥させながら貼り付け作業をしてください。
ドライヤーを使用できない場合は、晴れた日に作業を行ってください。寒冷時にドライヤーをお使いになれない環境の場合には、バックドアを閉めた状態で車のヒーターを稼働させて、バックドアの表面温度が、できれば20℃以上になっている状態にしてから 作業されることをお勧めします。

また、テープには高性能な粘着材を使っていますが、適切な作業が行われないと、十分な性能が発揮できません。
その性能を発揮させるには
シッカリとした脱脂
・十分な加圧(5Kgf/㎠)
・十分な養生時間(経過時間)→(24時間~72時間)
 

が必要です。
そのため、アイズ-ブロッカーの装着作業自体は1時間ほどですが、終了までには 最低24時間(できれば72時間)ほど 時間がかかってしまいますことを ご承知ください。
 

1. バックドアの上部パネルを外す。パネルはずしを使って、隙間を作ってから
 

隙間に指を入れて、パネルを手前側に引くと、はずせます。





下画像の部品をなくさないように 気を付けてください。




なお、上部パネルが下画像のようなお車の場合には パネルを外す必要はありません。



2. バックドア側ホールドテープの貼り付け面をしっかりと脱脂する

2-1ホールドテープを貼りつける位置をご説明します。
テープは、ウェザーストリップ(ゴムモール)が バックドアに当たる部分には 貼りません。
バックドア側のどの部分に ウェザーストリップ(ゴムモール)が当たるのかを しっかりと ご確認いただき、その内側になる部分の周辺を脱脂してください。

ホールドテープを貼り付ける始点は、ドア下端部の下画像部分からです。貼り付け開始位置は、曲線部分の真ん中あたりから貼りはじめることになります。
 

 
画像内の黒色テープ部分が貼り付ける位置となります。ウェザーストリップが当たる部分の内側を 上に向かって貼り付けていきます。

  
上側の貼り付け部分は、先に外した上部パネルの 内側に隠れる位置に 貼り付けることになります。
※下の画像は 運転席側です。


※下画像は 助手席側です。赤斜線部分は、ウェザーストリップ(ゴムモール)で挟まってしまう部分ですので、ホールドテープは貼りません。


最終的には、L字形状(二つ折り形状)になっているホールドテープの粘着材側半分が、パネル内に隠れて貼り付けることとなり、もう半分側(L字形状の下側部分)にタープ布が接合することになります。

(画像はミドルルーフ車です)

 
お車によっては上部パネルが下画像のような場合があり、貼り付け方が少し違います。


まっすぐに貼り進めて行った場合、下図の青線で囲った部分は、ウェザーストリップが当たってしまします。



なので、ウェザーストリップが 当たるよりも内側を、黄色で示した方向へ向かって 貼ることになります。



なお、下画像は、テープを貼り付け終えたところの画像です。下部の内張りパネル側寄りに 貼っています。


上部パネル部分では、パネルの内側に隠れる部分に貼ることになります。



外側からの画像です。テープは、ウェザーストリップ(ゴムモール)が バックドアに当たる部分(ウェザーストリップは凸形状になっている部分に当たります)には貼りません。


上部パネルの部分では、テープは 1-1で外した上部パネルの内側に貼ることになります。


2-2
ホールドテープを貼り付ける場所を ご理解いただきましたら、パーツクリーナーなどを使って 貼り付け面周辺を 広めにしっかりと脱脂処理してください。


 




 
貼り付ける部分に、油分やカーワックスの成分などが残っていると、粘着材はしっかりと貼りつきません。粘着材を貼り付ける際の脱脂処理は とても重要な作業となります。
脱脂作業のコツとしては
※ 拭き取る紙や布は汚れの無い物を使用し、常に新しい面で拭う。(汚れた面で拭くと、汚れをただのばしているだけになってしまします。)
※ 拭き取り方は一方向とし、往復や丸く拭かない。
※ 溶剤で濡らしてから乾かないうちに乾いた布で拭くことが基本です。(1枚の布で前端だけ溶剤を含ませ、後半分は乾いた状態で、一方向に拭くのは良い方法です。)

右側 と 左側 の両側を 脱脂処理してください。

ご注意下さい
ボディコーティングがされている場合
ボディコーティングされていると、通常の脱脂処理をしただけでは 粘着材がしっかりと貼り付きません。コーティング被膜をコンパウンドで磨き落とすなどの作業が必要となります。 また、最近の洗車用シャンプーの中には、ワックス成分やコーティング成分が配合されていて、汚れを落とすのと同時にボディに艶を出してくれる製品があります。ワックス成分やコーティング成分が残っておりますと、しっかりとテープが貼り付きません。コーティング被膜を磨き落とす方法は、1200~1500番くらいの耐水ペーパーや 研磨スポンジで磨き落とします。貼り付け面だけを磨き落とせるように、貼り付け面以外の箇所をマスキング処理をしてから磨き作業をされることをお勧めします。

各種のクリーナーを使って作業する場合 
ガラスクリーナーやプラスチッククリーナーなどには、汚れを落とす成分の他に、汚れが再度付着することを防止する成分が含まれている場合が多いです。この汚れ付着防止成分(シリコンやワックス等)が表面に残っていると粘着材がしっかりと貼り付いてくれません。また 汚れ付着防止成分(シリコンやワックスなど)が残っている部分に一度貼り付けてしまった粘着材には、貼り付けることで 汚れ付着防止成分が粘着材側にも移行してしまいますので、再使用することができません。各種のクリーナーなどを使って作業をされた場合には 汚れ付着防止成分が表面に残らないよう、クリーナーを使用後に入念な脱脂処理してください。


===========
2-3
脱脂作業が終りましたら、ホールドテープを貼る前に 脱脂が 十分にできているかの 確認をしてください。
脱脂処理がシッカリとなされているかを簡単な方法で確認するのは、難しいのですが、下記の方法を参考にしてみてください。

脱脂作業を終わらせている箇所に、同梱しております 試し貼り用のテープ(2枚あります)を、1枚 貼ってみてください。
貼った上から 強く指圧をするくらいの力で 数秒間 加圧してください。 


5分ほど経過させたのち 剥がそうとしてみてください。下画像のように、ガムテープを貼ったときのように 剥がすのに抵抗感があるようでしたらOKです。 
 


下画像のように 引っ張れば抵抗感なく 簡単に剥がれてくる程度ですと、脱脂が 十分にできていませんので、再度 入念に脱脂作業をし直してください。



===================================

バックドア側ホールドテープの粘着材の材質は、とても高性能な粘着テープですが、その性能を発揮させるには
シッカリとした脱脂
・十分な加圧(5Kgf/㎠)
・十分な養生時間(経過時間)→(24時間~72時間)
 

が必要です。

===================================


3. 貼り付け面にプライマーを塗る
運転席側と、助手席側の脱脂処理が済みましたら、2-1でで確認をしていただいた貼り付け部分に、付属のプライマー液を必ず塗ってください。 プライマー処理がされていないと テープが剥がれてくる可能性が高くなります。
青色の袋の中に入っている布きれに、プライマー液を染み込ませて、貼り付け面(塗装面)に塗っていただければOKです。
テープの貼り付け幅は15mmですが、広めに塗ってください。付属のプライマー液は、左右に塗るだけの充分な量があります。 




  
続けて 助手席側の貼り付け面にもプライマーを塗ってください。



4.バックドア側ホールドテープを貼り付ける

テープの貼り直しはできません、一発勝負ですので貼り付け作業の前準備として、テープを貼り付ける位置を 今一度 ご確認ください。
ボディー側のウェザーストリップ(ゴムモール)が 当たる部分には ホールドテープは貼りません。 ウェザーストリップ(ゴムモール)が 当たる部分の、すぐ内側部分に テープを貼り付けることになります。

運転席側の バックドアの一番下側付近です。(テープのギザギザ状の面が車内側になります )




 下部の内張りパネル側寄りに 貼っています。


上部パネル部分では、パネルの内側位置に貼ります。


寒い日や、雨の日には ドライヤーを使いながらの作業をお勧めします。貼り付け面と粘着材の両方を温めながら(40~50℃)貼り付けていきます。



外側からのタープ布装着後の画像です。


4-1
テープの端部に切り切り込みを入れます。 ドア下部の曲線部を回りやすくするため、テープの端部から6~7cmほどまでの部分に ハサミを使って、粘着材の面に 切り込みを 3~4か所入れておきます。(テープのギザギザ状の面が内側になります ) 




  
テープのギザギザ状の面が内側になります(下画像では親指で触っている面)。ツルツルしている面が外側になります。

 
下画像はタープ布を接合したところです。ギザギザ状の面に接合されることになります。

 
4-2 
プライマーを塗ってから 10分ほど乾燥させたのちに、バックドア側ホールドテープを 貼ってください。貼り付け開始位置は、画像のように 曲線部分の真ん中あたりから貼ります。









上部パネル部分では、パネルの内側になる位置(貼り付けた粘着面はパネルで隠れることになります)にテープを貼ります。

 

上部パネル部分は、最終的には下画像のようになります。
※ミドルルーフの画像です。ハイルーフだとパネルが大きいため、ホールドテープとタープ布の接合部分の  挟み込み具合が画像よりも長くなります。







 貼り直しができません!
テープの貼り付け位置を しっかりと確認していただいて 一発勝負で貼りつけて.ください。(貼り付け直後だと 剥がして再貼り付けできますが、数十秒経過すると まともには剥がせませんので ご注意ください)

もし、貼り直しをせざるを得ない場合には、元の粘着材は、使えない状態になっているかと思います。その場合は、いったん使えない状態部分の粘着材をはがし取っていただき(石油系溶剤を用いると剥がしやすいです)
市販の両面テープ(高耐熱仕様のテープが少量で販売されています)を貼り直してから 再貼り付けしてください。
 
4-3
 テープの長さ分 全部を貼ってください。




4-4
テープを貼り終えましたら 十分に加圧してください。
L字形状になっているテープを 半分に重ねた状態にした上から しっかりとテープを押し付けてください。
  


「貼り付けたテープが剥がれてきてしまった・・・」 の原因には、この加圧が 不十分だった ことによる場合が 少なくありません。
業者さんでも、「貼り付けて おしまい」 にしてしまう場合もあります・・・
粘着テープは「感圧接着剤」とも呼ばれていて、圧力を加えないと 十分な接着力(粘着力)を発揮しません。
高性能なテープほど しっかりと圧力を加える必要があります。テープの上から 1㎝ごとに 指圧をするつもりで加圧していってください。
特に 一番下側のアンカー付近(曲線の部分)と、一番上側の端部付近は 入念に押し付けてください。
繰り返しになりますが、「テープを単に貼っただけでは、剥がれてきてしまいます。しっかりと押し付けてください」


 

============================
5. ボディー側アンカーを取り付ける 


※現在のアンカーは 上記画像のタイプから、下画像のように 抜け防止用の爪(かえし)が付いているステンレス製に変更しています。
取り付け方法の詳細は、 「新しいボディ側アンカー」 のブログ    https://aizurv2.hamazo.tv/e9410992.html   をご覧下さい。
 



以下の画像では、SGL車の画像を多用していますが、ボディー側アンカーの位置や装着方法は同じです。
また、キャンピングカなどで、床を架装されているお車の場合などでは 下記の説明以外の方法(ビス止めなど)で、ボディー側アンカーを設ける必要がある場合もあります。お車の状態に合わせて、適宜 ご判断ください。

5-1
まず、運転席側のボディから ウェザーストリップを引き出すようにして、外します。ウェザーストリップとボディの間には、シール材が付着しています。手に付きやすいのでご注意ください。(パーツクリーナーや石油系溶剤で落とせます。手元にティッシュを備えておくと便利 )



アンカー取り付けの 次の作業に向けて、上部は、下画像のあたりまで外しておきます。

 
なお、助手席側のウェザーストリップは、 運転席側のアンカーやホールドテープの取り付け作業を ひとまず終了させてから、外します。(両側を同時に外すと 作業がやりづらいです)


5-2
ボディー側アンカーを取り付ける位置は、ちょうど鉄板の重なり枚数が、3枚から2枚になっている境目部分の、(2枚側)にアンカーを取り付けることになります。その付近の脱脂処理をします。(鉄板の裏側も処理してください)
3枚から2枚になる「境目の位置」は、車体中央からの寸法が約67cmです。(下画像は ワイドボディのSGL車です)




下画像はDX車です。


ボディー側アンカー取り付け付近の脱脂処理をします。
 

 
5-3
脱脂処理後、付属の両面テープを貼り付けます。(鉄板の裏側にも回り込ませて貼ってください)
 


5-4
ボディー側アンカーを両面テープの上から、ワイヤーが上側になるようにして、かぶせるように装着します。  
 


5-5
ボディー側アンカーの上から、アルミクリップを差し込み、

 

ハンマーを使って奥までしっかりと打ち込みます。下画像は、キャンピング架装車です。
 


既述しておりますが、床を架装されているお車の場合などでは上記以外の方法(ビス止めなど)で、ボディー側アンカーを設けるのが望ましい場合もあります。お車の状態に合わせて、適宜 ご判断ください。
その場合のアンカー位置にありましても、車体中央からおおむね67cmあたりがベターです。

6. ボディー側ホールドテープを装着する



ボディー側ホールドテープを、ウェザーストリップモールの溝の中に 差し込みながら装着していきます。
※動画を見ると 分かりやすいです (下の動画は、ハイエース ロールーフですが作業は同じです)


確認する
※動画は1本の長いボディー側ホールドテープを使用していますが 装着方法は同じです。(付属品では 装着しやすいように長短2本に分けています)

CHECK!
ウェザーストリップの鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)場合は(布地を内張りしているキャンピングカーや、バックドアに網戸を付けている車などに 多く見受けられます)
手で鉄芯を閉じて、溝に隙間がない状態にしてから、ボディ側ホールドテープを差し込んでください。鉄芯(溝)が開いたままだと、ウェザーストリップモールが外れやすいです。
特に、ボディー側アンカー付近は、ウェザーストリップモールが外れる方向に力が、他の部位よりも加わりますので、しっかりと鉄芯が閉じている状態(溝の隙間がない状態)で 元通りに戻し入れてください。

◎ 鉄芯が閉じている(溝の隙間がない状態)


✖ 鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)


鉄芯を手で閉じて、溝に隙間がない状態にしてから 装着してください。



なお、布地を内張りしているキャンピングカーなどでは、鉄芯(溝)を閉じた状態で、戻し入れるのが困難だったりします。その場合には、鉄芯(溝)を開いた状態で ホールドテープを差し入れながら ウェザーストリップモールをボディ側に元通りに戻し入れ、戻し入れた後から、プライヤーなどを使って しっかりと鉄芯を締めて、ウェザーストリップモールが抜けてこないようにします。



6-1
ボディー側ホールドテープは、長いテープと 十数センチほどの長さの 短いテープとの2種類があります。
短いテープは、ボディー側アンカー近くの曲線部用です。短いテープに、曲線部に沿って曲げながら装着しやすくするために ハサミで、4~5か所に切り込みを入れておきます(テープは二つ折り形状で、幅の広い側と狭い側があります。幅の広い側に切り込みを入れます)


  
 
6-2
まず 切り込みを入れた短いテープを、ボディ側アンカーにかぶせるようにして 上側に向かって装着します。 幅の狭い側を 溝に差し込みます。ギザギザ面が外側になり、タープ布と接合されることになります。

基本的な流れはコチラ↓

①ウェザーストリップモールを引き出して外します。


②テープの幅の狭いほうを差し込みます。


③元に戻します。



このとき、テープの折筋を指で広げて、平らな状態にしながら 差し込んでいくと、やりやすいです。


※動画を見ると 分かりやすいです(車種が違いますが作業は同じです)
確認する


 



6-3
十数センチの短いテープにつなげて、長いテープを装着していきます。(5ミリほど重ねてつなげてください)


 

ウェザーストリップの溝にホールドテープを差し込みながら、ウェザーストリップを、 元通りに ボディ側に 戻し入れて、手のひらで押し込んでいきます。 


テープが終わるところまで装着してください。
打ち込み作業後は、下画像のようになります。






 

6-4
ウェザーストリップの上からハンマーでたたいて 奥まで打ちこみます。この作業が大事です。
軽い力で奥まで打ち込めるのですが、一部でも打ち込みが甘いと、ウェザーストリップが浮き上がっていることで、バックドアの閉まりが悪くなってしまいます。打ち込み具合の判断は目視では難しいので、打ち込んでいるときに出る、音や感覚で判断します。★鈍い音・柔らかな感触 → 高い音・硬い感触になっていればOKです



もし、アイズ-ブロッカーを装着後に 「バックドアの閉まりが固くなった」感じがする場合には、上記のウェザーストリップの浮き上がりを 再度 確認してみてください。
ハンマーでウェザーストリップをたたいてみて、硬質感のある感触や音になっていればOKです。特に上部はわずかな浮きでも閉まり具合に影響します。下部での浮きあがりは さほどの影響はありません。上側付近は入念にチェックしてください。

~~~~~~
運転席側のボディ側アンカーとホールドテープの装着が終わりましたら、続けて 助手席側も同様の装着作業を行ってください。


=================================
養生時間を経過させてください。

そのままの状態で 24時間以上、できれば3日間ほど放置してください。その間に接着力が増し、本来の性能の90%ほどの接着力になります

夏場の晴れた日の作業でしたら、テープを貼って シッカリと加圧ができていれば 1時間後には大丈夫な接着強度になっていたりしますが、できるだけ上記の養生時間を経てから タープ布を装着してください。特に寒冷時や雨の日の作業では 十分な養生時間を経過させてください。


=================================

バックドア側ホールドテープを貼り付け後、翌日以降にタープ布を装着する作業に進んでください。

前準備として、 付属のロープを使って、バックドアを半開状態にして固定します。


室内側ハンドルにかける方法もあります。


バックドアを引き下げながら、ボディ側のストライカーにも通します。


片側端のループの中を通してから


解け結び で 固定します。


バックドアが 半開状態になりました。


※バックドアを半開にしておきたいシーンでは、こういったロープを使う方法もありますが、どの位置にでもバックドアを半開状態に固定できたり、バックドアに用具類を吊り下げても、ドアが下がってこないようにも支えることができる「アイズ-ストッパー」 を近々発売予定です。

7. バックドア側アンカーを取り付ける  7-1 まず、バックドアの水抜き穴(下画像の約20ミリの細長い穴)に付いている 黒色プラスチック部品を外します。
 画像のように ツメ部分を内側に押し込んで外します。左右2か所、両方の部品を外します。
  



7-2 タープ布を用意します。タープ布には、運転席側・助手席側の区別があります。
  運転席側のタープ布だけに付いている 緑色の「Aizuのタグ」を見つけてください。(助手席側のタープ布に タグはありません)

(上画像は、ハイエース用ではありませんが、Aizuのタグは 同じです)

7-3  まず、運転席側のタープ布から出ている バックドア側アンカー(黒色テープの先端にプラスチック棒が付いています)を 水抜き穴に差し入れます。
  


   プラスチック棒の方が水抜き穴よりも長いですから、棒の全てを、いったん抜き穴の中に押し入れてから  戻すようにして、棒の両端が穴に引っかかっている状態にします。  


7-4  6-1で外した黒色プラスチック部品を 黒テープの下側から  水抜き穴に戻します。上から押しつけるようにすれば、 はまります。
 


※プラスチック棒を抜く場合は、プラスチック棒を横に押し込んでから、斜めに抜きます。

続けて、助手席側タープ布のバックドア側アンカーも 同様に装着してください。

7-5バックドアを半開状態にしていたロープを解いて、バックドアを全開状態にします。タープ布がバックドアから垂れ下がった状態になります。




8. タープ布を取り付ける

8-1 垂れ下がった状態になっている運転席側タープ布の、「足元(下側)」から出ている ショックコードの端部に付いているフック( 【右】運転席側ボディアンカーへ 小片紙が付いています) を、ボディ側アンカーに ワイヤーに接合します。(納品時、フックは開いてあります。)
このとき、ショックコード端部についている 小片紙のタグは付けたたままで作業し、連結した後で 取り除いてください。 作業中に、タープ布の中にショックコードが 入りこんでしまうのを防止する役割があります。


連結後、フックをを閉じます。※必ずフックを閉じてください。開いたままだと、十分な強度が得られません。※


接合後は、下画像のような状態になります。

 
なお、内側上部の(首元側の端)に装着する部分には位置関係を分かりやすくするために  薄茶色の面ファスナーを付けてあります。装着終了後は取り外してください。

 

8-2 まず、バックドア側の袖口部分から タープ布をホールドテープに接合していきます。
L字に曲がっているホールドテープの下半分だけの部分に接合していきます。ひとまず 端部から10cmほどだけを 接合します。


8-3 次に、タープ布の首元側( 薄茶色の面ファスナー部分)に向かって タープ布を1.2倍ほどに 引き伸ばしながら(しっかりと引き伸ばさないと テープの端まで届きません)ホールドテープの首元側の端あたりに、タープ布の端(薄茶色の面ファスナー部分)を仮接合し、端部から10cmほどだけを 仮接合します。
 

8-4  下図のABCDEの 順番で タープ布を仮接合します。

  
接合部分にシワがあってもかまいません。後ほど張り具合を調節するので、 ここでは仮固定です。

8-5  続いて、タープ布をボディ側にも装着していきます。ボディ側アンカー部分から ホールドテープに仮接合していきます。足元端部から10cmほどだけを 接合します。 



次に首元端部の10cmほどだけを 接合します。 




下図の順番で進めると、スムーズです。伸縮性の高い生地ですから、強めに引っ張っても大丈夫です。




 


8-6 運転席側 に続いて、助手席側も 同様に装着します。



9. 装着具合の調整
9-1 シワが少なく、張り感がある状態になるように調整します。
(画像はNV350 標準ルーフ車です)


ボディ側の装着を 下側から上側に向かって
①→⑤→③→④→② の順に 接合を剥がしながら、タープ布を伸ばてシワが出ないようにしながら 接合し直していきます。(接合を剥がすには、両手を使って、内外の両側から剥がすと、やりやすいです)
バックドア側の装着も、 下側から上側に向かって A→E→C→D→B の順に 接合を剥がしながら、タープ布を伸ばてシワが出ないようにしながら 接合し直していきます。

ご注意
首元あたり(B↔②あたり)の張り具合が重要です。 バックドアの上がり具合に影響します。
アイズ-ブロッカー装着後には、装着前に比べて、ドア全開時の位置が下がってしまう場合には、この部分の張りが張りが強過ぎていることが原因の場合もあります。首元あたりの貼り具合は、シワにもならず張り過ぎずの状態にしてください。張り過ぎの場合には、タープ布をもっと上側の位置(B↔②の距離が より短くなる位置)へと移動させて接合し直すと、タープ布に余裕が出て張りが緩みます。また、その際には、タープ布を上側へと しっかり伸ばしながら接合し直してください。伸縮性の高い生地ですから、強めに引っ張っても大丈夫です。
逆に、首元あたりにシワ・弛みが出る場合にはボディ側の接合終端位置や、バックドア側の接合終端位置を 、もっと下側の位置へと(②→④やB→D)変えてみてください。
なお、張り具合を優先していただき ホールドテープの終端部とタープ布の終端部が一致しなくても構いません。余ったテープ終端部が見苦しいようでしたら、最終確認後に切り取ってください。
(画像はハイエースです)



(テープの粘着材は、石油系溶剤ではがし取ることができます)
 
9-2 具合よく張っている状態が確認できたら、バックドア側・ボディー側の、タープ布とホールドテープとの接合部を しっかりと圧着させて、接合を強くします
 



10. 取り外していた上部パネルを元通りに戻します




↓バックドアに対して、まっすぐ はめ込む


↓上部パネルの中に少し、タープ布が入った状態になります(画像はミドルルーフ車です) 


11.  今一度 装着具合を確認して完了です
 
バックドアを勢いよく閉めようとすると、
車内の空気が車外側へと流される際にタープ布も外側に出されてしまい、タープ布がドアに挟まれやすくなります。特に、バックドアに網戸を装着していたり、キャンピング架装車などで 後端部に収納棚等が装備されていたりすると、風の流れの作用が出やすいです。バックドアをゆっくり閉めるようにしてみてください。あるいは ご面倒ですが、スライドドアや小窓等を開けた状態でバックドアを閉めると、空気の逃げ道ができることでタープ布が挟まれにくいだけでなく、バックドアの閉まり具合が軽くなります。
また、お車がキャンピング車や同様の架装がなされている車の場合では、車内空気を排出する為のダクトの通気量が少なくなっていることで タープ布の挟み込みが起きやすくもあります。少し面倒ですがスライドドアを開けた状態にしてから、バックドアを閉めるとタープ布が挟み込まれにくいですし、閉まり具合が軽くなります。 ぜひ お試しください。

これもチェック!→バックドアが元通りの全開状態になるかどうか
バックドアダンパーを、「強化ダンパー」などに交換されていると、ドアの開口具合が純正状態よりも より開く仕様になっている場合もあります。バックドアを開けた状態での後端の高さが、純正状態よりも10cmほど高くなるくらいまでは タープ布は追随できるようになっていますが、張りが強すぎる部分があると、バックドアが元通りの全開状態にならなかったり、ウェザーストリップモールが引き出されてきたりする場合があります。張りすぎ感があるようでしたら、タープ布を上側方向に移動させてみて下さい。


■バックドア側のホールドテープが剥がれてきてしまう場合について
最下部の曲線部が一番 剥がれようとする力が働きます。 「この部分だけが剥がれてしまった・・・」場合には、剥がれた部分だけを貼り直すことで補修ができます。
20cm+20cm(合計40cm)の長さのホールドテープ と、 下地処理用のプライマー1袋を、補修用品として用意しています。
郵便にてお送りする費用も含めて 440円(送料・税込み) です。



■カーテンが装着されている場合

下画像は、カーテンの横を止めているホックをはずしたところの画像です。


ホールドテープは ホックをかわして貼り付けています。






上の画像の車では 装着方法はホックになっていますので、比較的簡単にアイズ-ブロッカーを装着できて、カーテンの再取り付けも 簡単です。しかし、カーテン生地が ビス止めされている場合などでは、装着したアイズ-ブロッカーの生地の カーテン生地と同じ位置に ビス穴を空けてから、カーテンを再取り付けする必要が あるかもしれません。その場合の穴あけ作業では、熱した はんだゴテなどで、4mmほどの穴を タープ布にあける方法がよろしいかと思います。

■アイズ-ブロッカーご使用上の注意はこちらですを 必ずご確認ください。
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最後になりますが、ご使用上で 気になることが ございましたらご報告いただけますと今後の改良などへと つなげることができて、ありがたく存じます。
弊社レビュー投稿ページはコチラにあります。https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/reviewlist
どうぞ よろしくお願いいたします。


株式会社 アイズ
 アイズ-ブロッカー 開発・製作担当者 一同
TEL 053-422-7608
FAX 053-422-7178
info@aizu-rv.co.jp

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アイズ-ブロッカーは、 特許取得済です(特許第6862023)また、上記説明書の営利目的利用はご遠慮下さい。(©aizu2021)
よろしくお願いいたします。 

Posted by AIZU at 13:51

2021年10月11日

アイズ-ブロッカー,ハイエース200系 ロールーフ用取付説明書(2021年10月以降)

ハイエース200系 ロールーフ用  
アイズ-ブロッカー(特許第6862023) 
取付説明書
2021年10月以降の装着方法となります。




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■必要工具類
・パーツクリーナーの類、テッシュ
・ハンマーの類(フツーのトンカチでokです)
・ハサミ 
・メジャー か 物差し
・寒い日や雨の日の作業では、ドライヤーの類

・カーテンなどがビス止装着されているような場合は
 ビスを外すためのドライバーなど。
 
・一番最後でご案内している
 リアスカッフプレートの端部が
 浮き上がってしまう場合には、
 ニッパー、カッター、+ドライバー

★あると便利なもの
  ・踏み台や椅子
  ・プライヤーやペンチの類



======

【商品内容】を ご確認ください。

 ・アイズ-ブロッカー本体タープ布:左右2枚

【付属部品】
 ・バックドア側ホールドテープ:2本
  脱脂確認用 ためし貼りテープ:2枚
 ・バックドア側アンカー(プラスチック棒付きテープ):2本
→納品時にタープ布のショックコードに装着済

 ・ボディー側ホールドテープ
  短いテープ:2本
  長いテープ:2本

 ・ボディ側アンカー   
  隙間が狭いタイプ(ワイヤー付き):2個  
  隙間が広いタイプ(ワイヤーなし):6個

  アンカー用両面テープ:2枚
  アルミクリップ:2個
 
 ・粘着テープ用プライマー :1袋(含侵布)  、  
         プライマー液 :1瓶
 

 ・ロープ:1本(バックドアを半開にする際に使用します)
 ・リアスカッフプレート固定用部品: 適宜ご使用ください。

 



========

【装着作業の流れ】

1. バックドア側ホールドテープの貼り付け面を
   しっかりと脱脂する
     ↓
2. 貼り付け面にプライマーを塗る
     ↓
3. バックドア側ホールドテープを貼り付ける
     ↓
4. ボディー側アンカーを取り付ける
     ↓ 
5. ボディー側ホールドテープを装着する
     ↓

最低1日、できれば
3日間ほど放置してください。
その間にテープの粘着材の接着力が増します。


     ↓
6. バックドア側アンカーを取り付ける 
     ↓
7. タープ布を取り付ける
     ↓
8. 張り具合を調整して終了

【各部の名称】 







★下記の取り付け説明書(長くて申し訳ありません)をご熟読、ご理解いただいたうえでの作業を お願い申し上げます。
ご不明点、ご不安点がございましたら、お気軽に お申しつけいただけますよう お願い申し上げます。

※ 下記ご案内の バックドア側ホールドテープの貼り付け作業は、
気温が20℃以上あり、乾燥した状況下が望ましいです。
寒冷時や多湿時等は、必要に応じてドライヤー(家庭用のヘアードライヤーでOKです)を使用してください。

貼り付ける所とテープの粘着面を、ドライヤーで温めながら(40℃程度)取り付けることで、強力に貼り付けることができます。
雨天時はどうしても、貼り付け面が湿ってしまいます。ドライヤーで粘着面を乾燥させながら貼り付け作業をしてください。
ドライヤーを使用できない場合は、晴れた日に作業を行ってください。寒冷時にドライヤーをお使いになれない環境の場合には、バックドアを閉めた状態で車のヒーターを稼働させて、バックドアの表面温度が、できれば20℃以上になっている状態にしてから 作業されることをお勧めします。

また、テープには高性能な粘着材を使っていますが、適切な作業が行われないと、十分な性能が発揮できません。
その性能を発揮させるには
シッカリとした脱脂
・十分な加圧(5Kgf/㎠)
・十分な養生時間(経過時間)→(24時間~72時間)
 

が必要です。
そのため、アイズ-ブロッカーの装着作業自体は1時間ほどですが、終了までには 最低24時間(できれば72時間)ほど 時間がかかってしまいますことを ご承知ください。

================================================

1.バックドア側ホールドテープの貼り付け面をしっかりと脱脂する 

1-1 
テープは、下画像(運転席側の画像です)の 黄色テープ が貼ってある部分に貼り付けることになります。
ボディー側に付いているウェザーストリップ(ゴムモール)が当たる部分の スグ内側の位置にホールドテープを貼ることになります。
ウェザーストリップ(ゴムモール)が バックドアに当たる部分には、貼りません。
バックドア側のどの部分に ウェザーストリップ(ゴムモール)が当たるのかを しっかりと ご確認ください。その内側部分周辺を脱脂することになります。



バックドアの一番下側付近です。曲線部分の真ん中あたりから貼り始まります。


内張りパネル側寄りに 貼っています。

 
上部端の部分は、このあたりです。

 
外側からの画像です。
テープは、ウェザーストリップ(ゴムモール)がバックドアに当たる部分(ウェザーストリップは、凸形状になっている部分に当たります)には貼りません。





1-2
ホールドテープを貼り付ける場所を ご理解いただきましたら、パーツクリーナーなどを使って、テープの貼り付け面周辺を、広めにしっかりと脱脂処理してください





 
貼り付ける部分に、油分やカーワックスの成分などが残っていると、粘着材はしっかりと貼りつきません。粘着材を貼り付ける際の脱脂処理は とても重要な作業となります。
脱脂作業のコツとしては
※ 拭き取る紙や布は汚れの無い物を使用し、常に新しい面で拭う。(汚れた面で拭くと、汚れをただのばしているだけになってしまします。)
※ 拭き取り方は一方向とし、往復や丸く拭かない。
※ 溶剤で濡らしてから乾かないうちに乾いた布で拭くことが基本です。 (1枚の布で前端だけ溶剤を含ませ、後半分は乾いた状態で、一方向に拭くのは良い方法です。)

右側 と 左側 の両側を 脱脂処理してください。

ご注意下さい
ボディコーティングがされている場合
ボディコーティングされていると、通常の脱脂処理をしただけでは 粘着材がしっかりと貼り付きません。コーティング被膜をコンパウンドで磨き落とすなどの作業が必要となります。 また、最近の洗車用シャンプーの中には、ワックス成分やコーティング成分が配合されていて、汚れを落とすのと同時にボディに艶を出してくれる製品があります。ワックス成分やコーティング成分が残っておりますと、しっかりとテープが貼り付きません。コーティング被膜を磨き落とす方法は、1200~1500番くらいの耐水ペーパーや 研磨スポンジで磨き落とします。貼り付け面だけを磨き落とせるように、貼り付け面以外の箇所をマスキング処理をしてから磨き作業をされることをお勧めします。

各種のクリーナーを使って作業する場合 
ガラスクリーナーやプラスチッククリーナーなどには、汚れを落とす成分の他に、汚れが再度付着することを防止する成分が含まれている場合が多いです。この汚れ付着防止成分(シリコンやワックス等)が表面に残っていると粘着材がしっかりと貼り付いてくれません。また 汚れ付着防止成分(シリコンやワックスなど)が残っている部分に一度貼り付けてしまった粘着材には、貼り付けることで 汚れ付着防止成分が粘着材側にも移行してしまいますので、再使用することができません。各種のクリーナーなどを使って作業をされた場合には 汚れ付着防止成分が表面に残らないよう、クリーナーを使用後に入念な脱脂処理してください。


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1-3
脱脂作業が終りましたら、ホールドテープを貼る前に脱脂が 十分にできているかの 確認をしてください。
脱脂処理がシッカリとなされているかを簡単な方法で確認するのは 難しいのですが、下記の方法を参考にしてみてください。

脱脂作業を終わらせている箇所に、同梱しております 試し貼り用のテープ(2枚あります)を1枚 貼ってみてください。
貼った上から 強く指圧をするくらいの力で 数秒間 加圧してください。 



5分ほど経過させたのち 剥がそうとしてみてください。
下画像のように、ガムテープを貼ったときのように 剥がすのに抵抗感があるようでしたらOKです。 
 


下画像のように 引っ張れば抵抗感なく 簡単に剥がれてくる程度ですと、脱脂が 十分にできていませんので、再度 入念に脱脂作業をし直してください。




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2. 貼り付け面にプライマーを塗る

運転席側と、助手席側の脱脂処理が済みましたら、1-1で確認をしていただいた貼り付け部分に、付属のプライマー液を必ず塗ってください。 プライマー処理がされていないと テープが剥がれてくる可能性が高くなります。
青色の袋の中に入っている布きれに、プライマー液を染み込ませて、貼り付け面(塗装面)に塗っていただければOKです。
テープの貼り付け幅は15mmですが、広めに塗ってください。付属のプライマー液は、左右に塗るだけの充分な量があります。 

 
続けて、助手席側の貼り付け面にもプライマーを塗ってください。



3.バックドア側ホールドテープを貼り付ける

貼り付け作業の前準備として、テープを貼り付ける位置を 今一度 ご確認ください。
ボディー側のウェザーストリップ(ゴムモール)が 当たる部分には ホールドテープは貼りません。 
ウェザーストリップ(ゴムモール)が 当たる部分の すぐ内側部分に テープを貼り付けることになります。

バックドアの運転席側の一番下側付近の画像です。テープは広げている状態です。
粘着材は裏面の半分にだけ 貼られています。ギザギザ状の表面(画像では、親指で押さえている面)が内側になります。



上部付近です。テープは半分に重ねている状態の画像です。


寒い日や、雨の日には ドライヤーを使いながらの作業をお勧めします。貼り付け面と粘着材の両方を温めながら(40~50℃)貼り付けていきます。
   

タープ布を貼ったあとの、外側からの画像です。テープの裏面の半分が見えています。


3-1 
ドア下部の曲線部を回りやすくするため、テープの端部から6~7cmほどまでの部分に、ハサミを使って 粘着材の面に 切り込みを3~4か所入れておきます。(ギザギザ状の面が車内側です )

各画像は、運転席側の一番下側付近の画像です。

 
テープのギザギザ状の面が内側になります(下画像では親指で触っている面)。ツルツルしている面が外側になります。

 
下画像はタープ布を接合したところです。ギザギザ状の面に接合されることになります。
 
 
3-2 
プライマーを塗ってから 10分以上乾燥させたのちに、バックドア側ホールドテープを 貼ってください。
貼り付け開始位置は、画像のように 曲線部分の真ん中あたりから貼り始めます。


 貼り直しができません!
テープの貼り付け位置を しっかりと確認していただいて 一発勝負で貼りつけて.ください。(貼り付け直後だと 剥がして再貼り付けできますが、数十秒経過すると まともには剥がせませんので ご注意ください)

もし、貼り直しをせざるを得ない場合には、元の粘着材は、使えない状態になっているかと思います。その場合は、いったん使えない状態部分の粘着材をはがし取っていただき(石油系溶剤を用いると剥がしやすいです)市販の両面テープ(高耐熱仕様のテープが少量で 販売されています)を貼り直してから 再貼り付けしてください。

内張りパネル側寄りに貼っていき、ガラスの横側へと続けます。

 

上部付近です。テープの長さ全部を貼り終えてください。(長すぎるくらいのテープ長になっています。不要分は最後に切り取ることもできます)


3-3
テープを貼り終えましたら 十分に加圧してください。
L字形状になっているテープを 半分に重ねた状態にした上から しっかりとテープを押し付けてください。
「貼り付けたテープが剥がれてきてしまった・・・」 の原因には、この加圧が 不十分だった ことによる場合が 少なくありません。
業者さんでも、「貼り付けて おしまい」 にしてしまう場合もあります・・・
両面テープは「感圧接着剤」とも呼ばれていて、圧力を加えないと 十分な接着力(粘着力)を発揮しません。
高性能なテープほど しっかりと圧力を加える必要があります。テープの上から 1㎝ごとに 指圧をするつもりで加圧していってください。
特に 一番下側のアンカー付近(曲線の部分)と、一番上側の端部付近は 入念に押し付けてください。
繰り返しになりますが、「テープを単に貼っただけでは、剥がれてきてしまいます。しっかりと押し付けてください」
  


 





============================
4. ボディー側アンカーを取り付ける


※現在のアンカーは 上記画像のタイプから、下画像のように 抜け防止用の爪(かえし)が付いているステンレス製に変更しています。
取り付け方法の詳細は、 「新しいボディ側アンカー」 のブログ    https://aizurv2.hamazo.tv/e9410992.html   をご覧下さい。
 



以下の画像では、SGL車の画像を多用していますが、DX車の場合もボディー側アンカーの位置や装着方法は同じです。
また、キャンピングカなどで、床を架装されているお車の場合などでは 下記の説明以外の方法(ビス止めなど)で、ボディー側アンカーを設ける必要がある場合もあります。お車の状態に合わせて、適宜 ご判断ください。

4-1
SGL車の場合は、まず リアスカッフプレートを外します。
 (DXグレード車や、床施工をしている車ではこの作業は不要です)

リアスカッフプレートを上に引き上げるようにして外します。


次に、
 運転席側のボディから ウェザーストリップを引き出すようにして、外します。
 ウェザーストリップとボディの間には、シール材が付着しています。手に付きやすいのでご注意ください。(パーツクリーナーで落とせます。手元にティッシュを備えておくと便利です )




アンカー取り付けの 次の作業に向けて、上部は、下画像のあたりまで外しておきます。

 
なお、助手席側のウェザーストリップは、 運転席側のアンカーとホールドテープの取り付け作業を ひとまず終了させてから、外します。(両側を同時に外すと 作業がやりづらいです)

4-2
ボディー側アンカーを取り付ける位置は、ちょうど鉄板の重なり枚数が 3枚から2枚になっている境目部分の (2枚側)に アンカーを取り付けることになります。
3枚から2枚になる「境目の位置」は、車体中央からの寸法が約58cmくらいです。
その付近の脱脂処理をします。(鉄板の裏側も処理してください) 




 
4-3
脱脂処理後、付属の両面テープを貼り付けます。(鉄板の裏側にも回り込ませて貼ってください)

4-4
ボディー側アンカーを両面テープの上から ワイヤーが上側になるようにして、かぶせるように装着します。  

4-5
ボディー側アンカーの上から  アルミクリップを差し込み、
ハンマーを使って奥までしっかりと打ち込みます。下画像ではスカッフプレートが付いたままで作業していますが、実際にはスカッフプレートが外されている状態での作業となります。


 

下画像はDX車です。
SGL者と違い、スカッフプレートは付いていませんが、ボディー側アンカーの位置や装着方法は同じです。





5. ボディー側ホールドテープを装着する



ボディー側ホールドテープを、ウェザーストリップモールの溝の中に 差し込みながら装着していきます。
※動画を見ると 分かりやすいです。
なお、動画では1本の長いテープで作業していますが、装着方法は同様です。

確認する

CHECK!
ウェザーストリップの鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)場合は(布地を内張りしているキャンピングカーや、バックドアに網戸を付けている車などに 多く見受けられます)
手で鉄芯を閉じて、溝に隙間がない状態にしてから、ボディ側ホールドテープを差し込んでください。鉄芯(溝)が開いたままだと、ウェザーストリップモールが外れやすいです。
特に、ボディー側アンカー付近は、ウェザーストリップモールが外れる方向に力が、他の部位よりも加わりますので、しっかりと鉄芯が閉じている状態(溝の隙間がない状態)で 元通りに戻し入れてください。

◎ 鉄芯が閉じている(溝の隙間がない状態)


✖ 鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)


鉄芯を手で閉じて、溝に隙間がない状態にしてから 装着してください。



なお、布地を内張りしているキャンピングカーなどでは、鉄芯(溝)を閉じた状態で、戻し入れるのが困難だったりします。その場合には、鉄芯(溝)を開いた状態で ホールドテープを差し入れながら ウェザーストリップモールをボディ側に元通りに戻し入れ、戻し入れた後から、プライヤーなどを使って しっかりと鉄芯を締めて、ウェザーストリップモールが抜けてこないようにします。



5-1
ボディー側ホールドテープは、長いテープと 十数センチほどの長さの 短いテープとの2種類があります。
短いテープは、ボディー側アンカー近くの曲線部用です。短いテープに、曲線部に沿って曲げながら装着しやすくするために ハサミで、4~5か所に切り込みを入れておきます。(二つ折り形状になっており、幅の広い側と狭い側があります。幅の広い側に切り込みを入れます) 


  
 
5-2
まず 切り込みを入れた短いテープを、ボディ側アンカーにかぶせるようにして 上側に向かって装着します。 幅の狭い方を 溝に差し込みます。ギザギザ面が外側になり、タープ布と接合されることになります。

基本的な流れはコチラ↓

①ウェザーストリップモールを引き出して外します。


②テープの幅の狭いほうを差し込みます。


③元に戻します。



このとき、テープの折筋を指で広げて、平らな状態にしながら 差し込んでいくと、やりやすいです。

※動画を見ると 分かりやすいです。動画では1本の長いテープで作業していますが 装着方法は同様です。
確認する


 



5-3
十数センチの短いテープにつなげて 長いテープを装着していきます。(5ミリほど重ねてつなげてください)


 

ウェザーストリップの溝にホールドテープを差し込みながら、ウェザーストリップを 元通りに、ボディ側に 戻し入れて 手のひらで押し込んでいきます。
※SGL車では、壁面に内貼りパネルがあります。ウェザーストリップが内貼りパネルに当たってしまって しっかりと奥まで押し込めていなかったりします。内貼りパネルをめくるようにして避けながら ウェザーストリップをしっかりと奥まで押し込んでください。
 


テープが終わるところまで装着してください。




5-4
ウェザーストリップの上からハンマーで奥まで打ちこみます。この作業が大事です。
軽い力で奥まで打ち込めるのですが、一部でも打ち込みが甘いと、ウェザーストリップが浮き上がっていることで、バックドアの閉まりが悪くなってしまいます。
打ち込み具合の判断は目視では難しいので、打ち込んでいるときに出る、音や感覚で判断します。★鈍い音・柔らかな感触 → 高い音・硬い感触になっていればOKです



もし、アイズ-ブロッカーを装着後に 「バックドアの閉まりが固くなった」感じがする場合には 上記のウェザーストリップの浮き上がりを 再度 確認してみてください。
ハンマーでウェザーストリップをたたいてみて、硬質感のある感触や音になっていればOKです。
特に上部はわずかな浮きでも閉まり具合に影響します。下部での浮きあがりは さほどの影響はありません。 上側付近は入念にチェックしてください。
※SGL車では、壁面の内貼りパネルに当たってしまって ウェザーストリップが奥まで押し込めていなかったりします。入念にご確認ください。

~~~~~~
運転席側のボディ側アンカーとホールドテープの装着が終わりましたら 続けて、助手席側も同様の装着作業を行ってください。

=================================
養生時間を経過させてください。

そのままの状態で 24時間以上、できれば3日間ほど放置してください。その間に接着力が増し、本来の性能の90%ほどの接着力になります
夏場の晴れた日の作業でしたら、テープを貼ってシッカリと加圧すれば1時間後には大丈夫な接着強度になっていたりしますが、できるだけ上記の養生時間を経てから タープ布を装着してください。
特に寒冷時や雨の日の作業では 十分な養生時間を経過させてください。

=================================

バックドア側ホールドテープを貼り付け後、翌日以降にタープ布を装着する作業に進んでください。

前準備として、 付属のロープを使って、バックドアを半開状態にして固定します。
※画像はNV350です。

NV_ロープ1

NV_ロープ2

NV_ロープ3

NV_ロープ4

NV_ロープ5完成

※バックドアを半開にしておきたいシーンでは、こういったロープを使う方法もありますが、どの位置にでもバックドアを半開状態に固定できたり、バックドアに用具類を吊り下げても、ドアが下がってこないようにも支えることができる「アイズ-ストッパー」 を近々発売予定です。

6. バックドア側アンカーを取り付ける 


6-1 まず、バックドアの水抜き穴(下画像の約20ミリの細長い穴)に付いている黒色プラスチック部品を外します。画像のように  ツメ部分を内側に押し込んで外します。左右2か所、両方の部品を外します。








6-2 タープ布を用意します。
   タープ布には、運転席側・助手席側の区別があります。運転席側のタープ布だけに付いている 緑色の「Aizuのタグ」を見つけてください。(助手席側のタープ布に タグはありません)

6-3  まず、運転席側のタープ布から出ているバックドア側アンカー(黒色テープの先端にプラスチック棒が付いています)を 水抜き穴に差し入れます。
  


プラスチック棒の方が水抜き穴よりも長いですから 棒の全てを、いったん抜き穴の中に押し入れてから戻すようにして、棒の両端が穴に引っかかっている状態にします。  


6-4  6-1で外した黒色プラスチック部品を 黒テープの下側から 水抜き穴に戻します。上から押しつけるようにすれば、 はまります。





※プラスチック棒を抜く場合は、プラスチック棒を横に押し込んでから、斜めに抜きます。

続けて、助手席側タープ布のバックドア側アンカーも 同様に装着してください。

6-5バックドアを半開状態にしていたロープを解いて、バックドアを全開状態にします。タープ布がバックドアから垂れ下がった状態になります。



7. タープ布を取り付ける

7-1 
垂れ下がった状態になっている運転席側タープ布の、「足元(下側)」から出ているショックコード端部に付いているフック(【右】運転席側ボディアンカーへ  小片紙が付いています) を、ボディ側アンカーの ループワイヤーに接合します。(納品時、フックは開いてあります。)
このとき、フック部についている小片紙のタグは付けたたままで作業し、連結した後で 取り除いてください。 作業中に、タープ布の中にショックコードが入りこんでしまうのを防止する役割があります。連結後、フックを閉じます。※必ずフックを閉じてください。開いたままだと、十分な強度が得られません。※


接合後は、下画像のような状態になります。

 

なお、内側上部の(首元側の端)に装着する部分には 位置関係を分かりやすくするために  薄茶色の面ファスナーを付けてあります。装着終了後は取り外してください。


7-2
まず、バックドア側の袖口部分から タープ布をホールドテープに接合していきます。ホールドテープの L字形状の下半分だけの部分に接合していきます。下端部から10cmほどだけを 接合します。



7-3
次に、タープ布の首元側( 薄茶色の面ファスナー部分)に向かってタープ布を1.2倍ほどに 引き伸ばしながら(しっかりと引き伸ばさないと テープの端まで届きません) ホールドテープの首元側の端に、タープ布の端(薄茶色の面ファスナー部分)を接合し、端部から10cmほどだけを 接合します。

 
7-4 
下図のABCDEの 順番で タープ布を仮接合します。下図の順番で進めると、スムーズです。
まず、Aの部分から上部約10センチほどを、接合します。
Bの部分は、B部分(カーブの中ほど)に仮固定します。伸縮性の高い生地ですから、強めに引っ張っても大丈夫です。

続けて、C部分(真ん中あたり)、D、 E の順に接合します。接合部分にシワがあってもかまいません。後ほど張り具合を調節するので、 ここでは仮固定です。

7-5 
続いて、タープ布をボディ側にも装着していきます。ボディ側アンカー部分から ホールドテープに接合していきます。足元端部から10cmほどだけを 接合します。
なお、下画像では、スカッフプレートを元通りに戻した状態ですが、スカッフプレートを戻すタイミングは、「 9.今一度 装着具合を確認して、リアスカッフプレートを元に戻して 完了 」 で 行ってください。

 
次に首元端部の10cmほどだけを 接合します。 

 

下図の順番で進めると、スムーズです。伸縮性の高い生地ですから、強めに引っ張っても大丈夫です。




7-6
運転席側 に続いて、助手席側も 同様に装着します。




8. 装着具合の調整
8-1 シワが少なく、張り感がある状態になるように調整します。

(画像はNV350 標準ルーフ車です)


ボディ側の装着を 下側から上側に向かって ①→⑤→③→④→② の順に  接合を剥がしながら、タープ布を伸ばてシワが出ないようにしながら 接合し直していきます。(接合を剥がすには、両手を使って、内外の両側から剥がすと、やりやすいです)
バックドア側の装着も、 下側から上側に向かって A→E→C→D→B の順に 接合を剥がしながら、タープ布を伸ばてシワが出ないようにしながら 接合し直していきます。

ご注意
首元あたり(B↔②あたり)の張り具合が重要です。 バックドアの上がり具合に影響します。
アイズ-ブロッカー装着後には、装着前に比べて、ドア全開時の位置が下がってしまう場合には、この部分の張りが張りが強過ぎていることが原因の場合もあります。首元あたりの貼り具合は、シワにもならず張り過ぎずの状態にしてください。
張り過ぎの場合には、タープ布をもっと上側の位置(B↔②の距離が より短くなる位置)へと移動させて接合し直すと、タープ布に余裕が出て張りが緩みます。
また、その際には、タープ布を上側へと しっかり伸ばしながら接合し直してください。伸縮性の高い生地ですから、強めに引っ張っても大丈夫です。
逆に、首元あたりにシワ・弛みが出る場合にはボディ側の接合終端位置や、バックドア側の接合終端位置を 、もっと下側の位置へと(②→④やB→D)変えてみてください。
なお、張り具合を優先していただき ホールドテープの終端部とタープ布の終端部が一致しなくても構いません。余ったテープ終端部が見苦しいようでしたら、最終確認後に切り取ってください。
(画像はハイエースです)



(テープの粘着材は、石油系溶剤ではがし取ることができます)

 
8-2 具合よく張っている状態が確認できたら、バックドア側・ボディー側の、タープ布とホールドテープとの接合部を しっかりと圧着させて、接合を強くします



9.今一度 装着具合を確認して、リアスカッフプレートを元に戻して 完了

バックドアを勢いよく閉めようとすると、車内の空気が車外側へと流される際に タープ布も外側に出されてしまい、タープ布がドアに挟まれやすくなります。
特に、バックドアに網戸を装着していたり、キャンピング架装車などで 後端部に収納棚等が装備されていたりすると、そのような風の流れの作用が出やすいです。バックドアをゆっくり閉めるようにしてみてください。
また、お車がキャンピング車や同様の架装がなされている車の場合では、車内空気を排出する為のダクトの通気量が少なくなっていることで タープ布の挟み込みが起きやすくなっています。
少し面倒ですが、スライドドアを開けた状態にしてから、バックドアを閉めるとタープ布が挟み込まれにくいですし、閉まり具合が軽くなります。 ぜひ お試しください。

これもチェック!→バックドアが元通りの全開状態になるかどうか
バックドアダンパーを、「強化ダンパー」などに交換されていると、ドアの開口具合が純正状態よりも より開く仕様になっている場合もあります。(5型以降では 寒冷地仕様車は 純正の強化ダンパーになっています)
バックドアを開けた状態での後端の高さが、純正標準状態よりも10cmほど高くなるくらいまではタープ布は追随できるようになっていますが、張りが強すぎる部分があると、バックドアが元通りの全開状態にならなかったり、ウェザーストリップモールが引き出されてきたりする場合があります。張りすぎ感があるようでしたら、タープ布を上側方向(首元方向)に移動させてみて下さい。なお ショックコード(内臓されているゴム紐)の長さに余裕がなくなり、ショックコードが強く押されたりすると切れやすくなりますのでご留意ください。


■バックドア側のホールドテープが剥がれてきてしまう場合について
最下部の曲線部が一番 剥がれようとする力が働きます。 「この部分だけが剥がれてしまった・・・」場合には、剥がれた部分だけを貼り直すことで補修ができます。
20cm+20cm(合計40cm)の長さのホールドテープ と、 下地処理用のプライマー1袋を、補修用品として用意しています。
郵便にてお送りする費用も含めて 440円(送料・税込み) です。

■リアスカッフプレートの端部が 浮き上がってしまう場合の対策については こちら をご覧ください。


アイズ-ブロッカーご使用上のご注意は  こちら  をご確認ください。

=======================

最後になりますが、ご使用上で 気になることが ございましたら ご報告いただけますありがたく存じます。製品や説明書の改良などへと つなげて参ります。
弊社レビュー投稿ページはコチラにあります。https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/reviewlist  どうぞ よろしくお願いいたします。

株式会社 アイズ
 アイズ-ブロッカー 開発・製作担当者 一同
TEL 053-422-7608
FAX 053-422-7178
info@aizu-rv.co.jp
===================
アイズ-ブロッカーは、 特許取得済です(特許第6862023号)
また、上記説明書の営利目的利用はご遠慮下さい。(©aizu2021)
よろしくお願いいたします。

Posted by AIZU at 10:44

2021年10月06日

アイズ-ブロッカー,ハイエース200系 ミドルルーフ用取付説明書(2021年10月以降)

ハイエース200系 ミドルルーフ用  
アイズ-ブロッカー(特許第6862023) 
取付説明書
2021年10月以降の装着方法となります。



===================
■必要工具類
・パーツクリーナーの類、テッシュ
・ハンマーの類(フツーのトンカチでokです)
・ハサミ 
・メジャー か 物差し
・寒い日や雨の日の作業では、ドライヤーの類

・カーテンなどがビス止装着されているような場合は
 ビスを外すためのドライバーなど。
 
・一番最後でご案内している
 リアスカッフプレートの端部が
 浮き上がってしまう場合には、
 ニッパー、カッター、+ドライバー

★あると便利なもの
  ・踏み台や椅子
  ・プライヤーやペンチの類



======

【商品内容】を ご確認ください。

・アイズ-ブロッカー本体タープ布:左右2枚
・バックドア側アンカー(プラスチック棒付きテープ):2本
※タープ布のショックコードに装着済みです。

【付属部品】
 ・バックドア側ホールドテープ:2本
  脱脂確認用 ためし貼りテープ:2枚

 ・ボディー側ホールドテープ
  短いテープ:2本
  長いテープ:2本

 ・ボディ側アンカー   
  隙間が狭いタイプ(ワイヤー付き):2個  
  隙間が広いタイプ(ワイヤーなし):6個

  アンカー用両面テープ:2枚
  アルミクリップ:2個
 
 ・粘着テープ用プライマー :1袋(含侵布)  、  
         プライマー液 :1瓶

 ・パネルはずし(オレンジ色)
 ・ロープ:1本(バックドアを半開にする際に使用します)
 ・リアスカッフプレート固定用部品: 適宜ご使用ください。



========

【装着作業の流れ】

1. バックドア側ホールドテープの貼り付け面を
   しっかりと脱脂する
     ↓
2. 貼り付け面にプライマーを塗る
     ↓
3. バックドア側ホールドテープを貼り付ける
     ↓
4. ボディー側アンカーを取り付ける
     ↓ 
5. ボディー側ホールドテープを装着する
     ↓

最低1日、できれば3日間ほど放置してください。
その間にテープの粘着材の接着力が増します。

     ↓
6. バックドア側アンカーを取り付ける 
     ↓
7. タープ布を取り付ける
     ↓
8. 上部パネルを元通りにはめる

9.張り具合を確認して終了

各部の名称です。





==================
★下記の取り付け説明書(長くて申し訳ありません)をご熟読、ご理解いただいたうえでの作業を お願い申し上げます。
ご不明点、ご不安点がございましたら、お気軽に お申しつけいただけますよう お願い申し上げます。

※ 下記ご案内の バックドア側ホールドテープの貼り付け作業は、
気温が20℃以上あり、乾燥した状況下が望ましいです。
寒冷時や多湿時等は、必要に応じてドライヤー(家庭用のヘアードライヤーでOKです)を使用してください。

貼り付ける所とテープの粘着面を、ドライヤーで温めながら(40℃程度)取り付けることで、強力に貼り付けることができます。
雨天時はどうしても、貼り付け面が湿ってしまいます。ドライヤーで粘着面を乾燥させながら貼り付け作業をしてください。
ドライヤーを使用できない場合は、晴れた日に作業を行ってください。寒冷時にドライヤーをお使いになれない環境の場合には、バックドアを閉めた状態で車のヒーターを稼働させて、バックドアの表面温度が、できれば20℃以上になっている状態にしてから 作業されることをお勧めします。

また、テープには高性能な粘着材を使っていますが、適切な作業が行われないと、十分な性能が発揮できません。
その性能を発揮させるには
シッカリとした脱脂
・十分な加圧(5Kgf/㎠)
・十分な養生時間(経過時間)→(24時間~72時間)
 

が必要です。
そのため、アイズ-ブロッカーの装着作業自体は1時間ほどですが、終了までには 最低24時間(できれば72時間)ほど 時間がかかってしまいますことを ご承知ください。
1.バックドア側ホールドテープの貼り付け面をしっかりと脱脂する


1-1 
まず、バックドアの上部パネルを外しておきます。 オレンジ色の パネルはずし を使って、隙間を作ってから


隙間に指を入れて、パネルを手前側に引くと、はずせます。



下画像の小さな部品をなくさないように お気を付けください。

なくさないよう、元の位置に装着しておきます。


1-2
ホールドテープを貼りつける位置をご説明します。
バックドアの、下画像の ---- 部分にホールドテープを貼り付けることになります。
ボディー側に付いているウェザーストリップ(ゴムモール)が当たる部分の スグ内側の位置に ホールドテープを貼ることになります。
ウェザーストリップ(ゴムモール)が バックドアに当たる部分には 貼りません。
バックドア側のどの部分に ウェザーストリップ(ゴムモール)が当たるのかを しっかりと ご確認いただき、その内側部分周辺を脱脂してください。




 
上部パネル部分(赤丸あたり)では、パネルの内側の位置にテープを貼ります。





なお、下画像は、テープを貼り付け終えたところの画像です。

バックドアの一番下側付近です。曲線部分の真ん中あたりから貼り始まります。


下部の内張りパネル側寄りに 貼っています。


上部パネル部分では、パネルの内側位置に貼ります。
 



外側からの画像です。テープは、ウェザーストリップ(ゴムモール)がバックドアに当たる部分(ウェザーストリップは、凸形状になっている部分に当たります)には貼りません。






上部パネルの部分では、テープは、1-1で外した上部パネルの内側に貼ることになります。







1-3
ホールドテープを貼り付ける場所を ご理解いただきましたら、パーツクリーナーなどを使って、貼り付け面周辺を広めに しっかりと脱脂処理してください。


 



 
貼り付ける部分に、油分やカーワックスの成分などが残っていると、粘着材はしっかりと貼りつきません。粘着材を貼り付ける際の脱脂処理は とても重要な作業となります。
脱脂作業のコツとしては
※ 拭き取る紙や布は汚れの無い物を使用し、常に新しい面で拭う。(汚れた面で拭くと、汚れをただのばしているだけになってしまします。)
※ 拭き取り方は一方向とし、往復や丸く拭かない。
※ 溶剤で濡らしてから乾かないうちに乾いた布で拭くことが基本です。 (1枚の布で前端だけ溶剤を含ませ、後半分は乾いた状態で、一方向に拭くのは良い方法です。)

右側 と 左側 の両側を 脱脂処理してください。

ご注意下さい
ボディコーティングがされている場合
ボディコーティングされていると、通常の脱脂処理をしただけでは 粘着材がしっかりと貼り付きません。コーティング被膜をコンパウンドで磨き落とすなどの作業が必要となります。 また、最近の洗車用シャンプーの中には、ワックス成分やコーティング成分が配合されていて、汚れを落とすのと同時にボディに艶を出してくれる製品があります。ワックス成分やコーティング成分が残っておりますと、しっかりとテープが貼り付きません。コーティング被膜を磨き落とす方法は、1200~1500番くらいの耐水ペーパーや 研磨スポンジで磨き落とします。貼り付け面だけを磨き落とせるように、貼り付け面以外の箇所をマスキング処理をしてから磨き作業をされることをお勧めします。

各種のクリーナーを使って作業する場合 
ガラスクリーナーやプラスチッククリーナーなどには、汚れを落とす成分の他に、汚れが再度付着することを防止する成分が含まれている場合が多いです。この汚れ付着防止成分(シリコンやワックス等)が表面に残っていると粘着材がしっかりと貼り付いてくれません。また 汚れ付着防止成分(シリコンやワックスなど)が残っている部分に一度貼り付けてしまった粘着材には、貼り付けることで 汚れ付着防止成分が粘着材側にも移行してしまいますので、再使用することができません。各種のクリーナーなどを使って作業をされた場合には 汚れ付着防止成分が表面に残らないよう、クリーナーを使用後に入念な脱脂処理してください。


===========
1-4
脱脂作業が終りましたら、ホールドテープを貼る前に脱脂が 十分にできているかの 確認をしてください。
脱脂処理がシッカリとなされているかを 簡単な方法で確認するのは、難しいのですが 下記の方法を参考にしてみてください。

脱脂作業を終わらせている箇所に、同梱しております 試し貼り用のテープ(2枚あります)を1枚 貼ってみてください。次に 貼った上から強く指圧をするくらいの力で 数秒間 加圧してください。 



5分ほど経過させたのち剥がそうとしてみてください。下画像のように、ガムテープを貼ったときのように 剥がすのに抵抗感があるようでしたらOKです。 
 


下画像のように 引っ張れば抵抗感なく 簡単に剥がれてくる程度ですと 脱脂が 十分にできていませんので、再度 入念に脱脂作業をし直してください。



 
===================================


2. 貼り付け面にプライマーを塗る

運転席側と、助手席側の脱脂処理が済みましたら、1-1で確認をしていただいた貼り付け部分に、付属のプライマー液を必ず塗ってください。 プライマー処理がされていないと テープが剥がれてくる可能性が高くなります。
青色の袋の中に入っている布きれに、プライマー液を染み込ませて、貼り付け面(塗装面)に塗っていただければOKです。
テープの貼り付け幅は15mmですが、広めに塗ってください。付属のプライマー液は、左右に塗るだけの充分な量があります。 


内張りパネル部は、パネル側寄りに塗ってください。








続けて、助手席側の貼り付け面にもプライマーを塗ってください。


3.バックドア側ホールドテープを貼り付ける

テープの貼り直しはできませんので、貼り付け作業の前準備として、テープを貼り付ける位置を 今一度 ご確認ください。
ボディー側のウェザーストリップ(ゴムモール)が 当たる部分には ホールドテープは貼りません。 ウェザーストリップ(ゴムモール)が 当たる部分の、すぐ内側部分に テープを貼り付けることになります。

運転席側の バックドアの一番下側付近です。(テープのギザギザ状の面が車内側になります )




 下部の内張りパネル側寄りに 貼っています。


上部パネル部分では、パネルの内側位置に貼ります。
 

外側からの画像です。






上部パネルの部分では、テープは、1-1で外した上部パネルが装着されるところの 内側部分に貼ることになります。





寒い日や、雨の日には ドライヤーを使いながらの作業をお勧めします。貼り付け面と粘着材の両方を温めながら(40~50℃)貼り付けていきます。



3-1 
ドア下部の曲線部を回りやすくするため、テープの端部から6~7cmほどまでのところに ハサミを使って、粘着材の面側に 切り込みを3~4か所入れておきます。(ギザギザ状の面が内側です )



 
テープのギザギザ状の面が内側になります(下画像では親指で触っている面)。ツルツルしている面が外側になります。

 
下画像はタープ布を接合したところです。ギザギザ状の面に接合されることになります。
 
 
3-2 
プライマーを塗ってから 10分以上乾燥させたのちに、バックドア側ホールドテープを 貼ってください。貼り付け開始位置は、画像のように曲線部分の真ん中あたりから貼り始まります。



内張りパネル側寄りに貼ってください。


上部パネル部分では、パネルの内側になる位置にテープを貼ります。


上部パネル部分は、最終的には下画像のようになります。







 貼り直しができません!
テープの貼り付け位置を しっかりと確認していただいて一発勝負で貼りつけて.ください。(貼り付け直後だと 剥がして再貼り付けできますが、数十秒経過すると まともには剥がせませんので ご注意ください)

もし、貼り直しをせざるを得ない場合には、元の粘着材は、使えない状態になっているかと思います。その場合は、いったん使えない状態部分の粘着材をはがし取っていただき(石油系溶剤を用いると剥がしやすいです)、市販の両面テープ(高耐熱仕様のテープが少量で販売されています)を貼り直してから 再貼り付けしてください。
 
3-3
 テープの長さ分 全部を貼ってください。





3-4
テープを貼り終えましたら 十分に加圧してください。
L字形状になっているテープを 半分に重ねた状態にした上から しっかりとテープを押し付けてください。
  



 


※ 「貼り付けたテープが剥がれてきてしまった・・・」 の原因には、この加圧が 不十分だった ことによる場合が 少なくありません。
業者さんでも、「貼り付けて おしまい」 にしてしまったりします・・・
粘着テープは「感圧接着剤」とも呼ばれていて、圧力を加えないと 十分な接着力(粘着力)を発揮しません。
高性能なテープほど しっかりと圧力を加える必要があります。テープの上から 1㎝ごとに 指圧をするつもりで加圧していってください。
特に 一番下側のアンカー付近(曲線の部分)と、一番上側の端部付近は 入念に押し付けてください。
繰り返しになりますが、「テープを単に貼っただけでは、剥がれてきてしまいます。しっかりと押し付けてください」


============================
4. ボディー側アンカーを取り付ける


※現在のアンカーは 上記画像のタイプから、下画像のように 抜け防止用の爪(かえし)が付いているステンレス製に変更しています。
取り付け方法の詳細は、 「新しいボディ側アンカー」 のブログ    https://aizurv2.hamazo.tv/e9410992.html   をご覧下さい。
 



以下の画像では、SGL車の画像を多用していますが、DX車の場合もボディー側アンカーの位置や装着方法は同じです。
また、キャンピングカなどで、床を架装されているお車の場合などでは 下記の説明以外の方法(ビス止めなど)で、ボディー側アンカーを設ける必要がある場合もあります。お車の状態に合わせて、適宜 ご判断ください。

4-1
SGL車の場合は、まず リアスカッフプレートを外します。
 (DXグレード車や、床施工をしている車ではこの作業は不要です)

リアスカッフプレートを上に引き上げるようにして外します。


次に、
 運転席側のボディから ウェザーストリップを引き出すようにして、外します。
 ウェザーストリップとボディの間には、シール材が付着しています。手に付きやすいのでご注意ください。(パーツクリーナーで落とせます。手元にティッシュを備えておくと便利です )




アンカー取り付けの 次の作業に向けて、上部は、下画像のあたりまで外しておきます。

 
なお、助手席側のウェザーストリップは、 運転席側のアンカーとホールドテープの取り付け作業を ひとまず終了させてから、外します。(両側を同時に外すと 作業がやりづらいです)

4-2
ボディー側アンカーを取り付ける位置は、ちょうど鉄板の重なり枚数が 3枚から2枚になっている境目部分の (2枚側)に アンカーを取り付けることになります。
3枚から2枚になる「境目の位置」は、車体中央からの寸法が約67cmくらいです。
その付近の脱脂処理をします。(鉄板の裏側も処理してください) 






 
4-3
脱脂処理後、付属の両面テープを貼り付けます。(鉄板の裏側にも回り込ませて貼ってください)

4-4
ボディー側アンカーを両面テープの上から ワイヤーが上側になるようにして、かぶせるように装着します。  

4-5
ボディー側アンカーの上から  アルミクリップを差し込み、
ハンマーを使って奥までしっかりと打ち込みます。下画像ではスカッフプレートが付いたままで作業していますが、実際にはスカッフプレートが外されている状態での作業となります。


 

ボディ側アンカーの装着動画です。スカッフプレート(アンカーの上にかぶさっているプラスチック製のカバー)を 外さないで作業していますが、通常ではスカッフプレートが外している状態で アンカーを打ち込みます。その方が作業がしやすいです。手際よくない作業動画で申し訳ございません・・・


下画像はDX車です。
SGL者と違い、スカッフプレートは付いていませんが、ボディー側アンカーの位置や装着方法は同じです。


5. ボディー側ホールドテープを装着する



ボディー側ホールドテープを、ウェザーストリップモールの溝の中に 差し込みながら装着していきます。
※動画を見ると 分かりやすいです(ハイエース ロールーフですが作業は同じです)
確認する
※動画は1本の長いボディー側ホールドテープを使用していますが 装着方法は同じです。

CHECK!
ウェザーストリップの鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)場合は(布地を内張りしているキャンピングカーや、バックドアに網戸を付けている車などに 多く見受けられます)
手で鉄芯を閉じて、溝に隙間がない状態にしてから、ボディ側ホールドテープを差し込んでください。鉄芯(溝)が開いたままだと、ウェザーストリップモールが外れやすいです。
特に、ボディー側アンカー付近は、ウェザーストリップモールが外れる方向に力が、他の部位よりも加わりますので、しっかりと鉄芯が閉じている状態(溝の隙間がない状態)で 元通りに戻し入れてください。

◎ 鉄芯が閉じている(溝の隙間がない状態)


✖ 鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)


鉄芯を手で閉じて、溝に隙間がない状態にしてから 装着してください。



なお、布地を内張りしているキャンピングカーなどでは、鉄芯(溝)を閉じた状態で、戻し入れるのが困難だったりします。その場合には、鉄芯(溝)を開いた状態で ホールドテープを差し入れながら ウェザーストリップモールをボディ側に元通りに戻し入れ、戻し入れた後から、プライヤーなどを使って しっかりと鉄芯を締めて、ウェザーストリップモールが抜けてこないようにします。



5-1
ボディー側ホールドテープは、長いテープと 十数センチほどの長さの 短いテープとの2種類があります。短いテープは、ボディー側アンカー近くの曲線部用です。
短いテープに、曲線部に沿って曲げながら装着しやすくするために、ハサミで、4~5か所に切り込みを入れておきます。テープは二つ折り形状で、幅の広い側と狭い側があります。幅の広い側に切り込みを入れます。 


  
 
5-2
まず 切り込みを入れた短いテープを、ボディ側アンカーにかぶせるようにして 上側に向かって装着します。 
幅の狭い側を 溝に差し込みます。ギザギザ面が外側になり、タープ布と接合されることになります。

基本的な流れはコチラ↓

①ウェザーストリップモールを引き出して外します。


②テープの幅の狭いほうを差し込みます。


③元に戻します。



このとき、テープの折筋を指で広げて、平らな状態にしながら 差し込んでいくと、やりやすいです。

※動画を見ると 分かりやすいです(車種が違いますが作業は同じです)
確認する


 



5-3
十数センチの短いテープにつなげて 長いテープを装着していきます。(5ミリほど重ねてつなげてください)


 
ホールドテープをウェザーストリップの溝に差し込みながら、ウェザーストリップを 元通りに、ボディ側に 戻し入れて 手のひらで押し込んでいきます。 
※SGL車では、壁面に内貼りパネルがあります。ウェザーストリップが内貼りパネルに当たってしまって しっかりと奥まで押し込めていなかったりします。内貼りパネルをめくるようにして避けながら ウェザーストリップをしっかりと奥まで押し込んでください。



テープが終わるところまで装着してください。



5-4
ウェザーストリップの上からハンマーで奥まで打ちこみます。この作業が大事です。軽い力で奥まで打ち込めるのですが、一部でも打ち込みが甘いと、ウェザーストリップが浮き上がっていることで バックドアの閉まりが悪くなってしまいます。
打ち込み具合の判断は目視では難しいので、打ち込んでいるときに出る、音や感覚で判断します。★鈍い音・柔らかな感触 → 高い音・硬い感触になっていればOKです



もし、アイズ-ブロッカーを装着後に 「バックドアの閉まりが固くなった」感じがする場合には 上記のウェザーストリップの浮き上がりを 再度 確認してみてください。ハンマーでウェザーストリップをたたいてみて、硬質感のある感触や音になっていればOKです。
特に上部はわずかな浮きでも閉まり具合に影響します。下部での浮きあがりは さほどの影響はありません。上側付近は入念にチェックしてください。

~~~~~~
運転席側のボディ側アンカーとホールドテープの装着が終わりましたら、続けて、助手席側も同様の装着作業を行ってください。


=================================
養生時間を経過させてください。

そのままの状態で 24時間以上、できれば3日間ほど放置してください。その間に接着力が増し、本来の性能の90%ほどの接着力になります

夏場の晴れた日の作業でしたら、テープを貼って しっかりと加圧できていれば 1時間後には大丈夫な接着強度になっていたりしますが、できるだけ上記の養生時間を経てから タープ布を装着してください。特に寒冷時や雨の日の作業では 十分な養生時間を経過させてください。



=================================

バックドア側ホールドテープを貼り付け後、翌日以降にタープ布を装着する作業に進んでください。

前準備として、 付属のロープを使って、バックドアを半開状態にして固定します。
(※画像はNV350です)

前準備として、 付属のロープを使って、バックドアを半開状態にして固定します。


室内側ハンドルにかける方法もあります。


バックドアを引き下げながら、
ボディ側のストライカーにも通します。


片側端のループの中を通してから


解け結び で 固定します。


バックドアが 半開状態になりました。


※バックドアを半開にしておきたいシーンでは、こういったロープを使う方法もありますが、どの位置にでもバックドアを半開状態に固定できたり、バックドアに用具類を吊り下げても、ドアが下がってこないようにも支えることができる「アイズ-ストッパー」 を近々発売予定です。

6. バックドア側アンカーを取り付ける 


6-1 まず、バックドアの水抜き穴(下画像の約20ミリの細長い穴)に付いている 黒色プラスチック部品を外します。画像のように  ツメ部分を内側に押し込んで外します。左右2か所、両方の部品を外します。
  



6-2 タープ布を用意します。タープ布には、運転席側・助手席側の区別があります。
  運転席側のタープ布だけに付いている 緑色の「Aizuのタグ」を見つけてください。(助手席側のタープ布に タグはありません)

6-3  まず、運転席側のタープ布から出ているバックドア側アンカー(黒色テープの先端にプラスチック棒が付いています)を 水抜き穴に差し入れます。
  


プラスチック棒の方が水抜き穴よりも長いですから 棒の全てを、いったん抜き穴の中に押し入れてから 戻すようにして、棒の両端が穴に引っかかっている状態にします。  


6-4  6-1で外した黒色プラスチック部品を 黒テープの下側から 水抜き穴に戻します。上から押しつけるようにすれば、 はまります。
 


※プラスチック棒を抜く場合は、プラスチック棒を横に押し込んでから、斜めに抜きます。

続けて、助手席側タープ布のバックドア側アンカーも 同様に装着してください。

6-5バックドアを半開状態にしていたロープを解いて、バックドアを全開状態にします。 タープ布がバックドアから垂れ下がった状態になります。




7. タープ布を取り付ける

7-1 垂れ下がった状態になっている運転席側タープ布の、「足元(下側)」から出ている ショックコードの端部に付いているフック(【右】運転席側ボディアンカーへ 小片紙が付いています) を、ボディ側アンカーのループワイヤーに接合します。(納品時、フックは開いてあります。)
このとき、ショックコード端部についている 小片紙のタグは付けたたままで作業し、連結した後で 取り除いてください。 作業中に、タープ布の中にショックコードが入りこんでしまうのを防止する役割があります。
連結後、フックをを閉じます。※必ずフックを閉じてください。開いたままだと、十分な強度が得られません。※


接合後は、下画像のような状態になります。

 
なお、内側上部の(首元側の端)に装着する部分には 位置関係を分かりやすくするために  薄茶色の面ファスナーを付けてあります。装着終了後は取り外してください。


7-2 まず、バックドア側の袖口部分から タープ布をホールドテープに接合していきます。L字に曲がっているホールドテープの下半分だけの部分に接合していきます。ひとまず 端部から10cmほどだけを 接合します。


7-3 次に、タープ布の首元側( 薄茶色の面ファスナー部分)に向かって タープ布を1.2倍ほどに 引き伸ばしながら(しっかりと引き伸ばさないと テープの端まで届きません) ホールドテープの首元側の端に、タープ布の端(薄茶色の面ファスナー部分)を接合し、端部から10cmほどだけを 接合します。
 



7-4  下図のABCDEの 順番で タープ布を仮接合します。


  

接合部分にシワがあってもかまいません。後ほど張り具合を調節するので、 ここでは仮固定です。

7-5  続いて、タープ布をボディ側にも装着していきます。ボディ側アンカー部分から ホールドテープに接合していきます。 足元端部から10cmほどだけを 接合します。 



次に首元端部の10cmほどだけを 接合します。 




下図の順番で進めると、スムーズです。 伸縮性の高い生地ですから、強めに引っ張っても大丈夫です。




 


7-6 運転席側 に続いて、助手席側も 同様に装着します。



8. 装着具合の調整
8-1 シワが少なく、張り感がある状態になるように調整します。

(画像はNV350 標準ルーフ車です)


ボディ側の装着を 下側から上側に向かって①→⑤→③→④→② の順に 接合を剥がしながら、タープ布を伸ばてシワが出ないようにしながら 接合し直していきます。(接合を剥がすには、両手を使って、内外の両側から剥がすと、やりやすいです)
バックドア側の装着も、 下側から上側に向かって A→E→C→D→B の順に 接合を剥がしながら、タープ布を伸ばてシワが出ないようにしながら 接合し直していきます。

ご注意
首元あたり(B↔②あたり)の張り具合が重要です。 バックドアの上がり具合に影響します。
アイズ-ブロッカー装着後には、装着前に比べて、ドア全開時の位置が下がってしまう場合には、この部分の張りが張りが強過ぎていることが原因の場合もあります。首元あたりの貼り具合は、シワにもならず張り過ぎずの状態にしてください。張り過ぎの場合には、タープ布をもっと上側の位置(B↔②の距離が より短くなる位置)へと移動させて接合し直すと、タープ布に余裕が出て張りが緩みます。また、その際には、タープ布を上側へと しっかり伸ばしながら接合し直してください。伸縮性の高い生地ですから、強めに引っ張っても大丈夫です。
逆に、首元あたりにシワ・弛みが出る場合にはボディ側の接合終端位置や、バックドア側の接合終端位置を 、もっと下側の位置へと(②→④やB→D)変えてみてください。
なお、張り具合を優先していただき ホールドテープの終端部とタープ布の終端部が一致しなくても構いません。余ったテープ終端部が見苦しいようでしたら、最終確認後に切り取ってください。



(テープの粘着材は、石油系溶剤ではがし取ることができます)
 
8-2 具合よく張っている状態が確認できたら、バックドア側・ボディー側の、タープ布とホールドテープとの接合部を しっかりと圧着させて、接合を強くします。
 

9. 取り外していた上部パネルを元通りに戻します


↓バックドアに対して、まっすぐ はめ込む


↓上部パネルの中に少し、タープ布が入った状態になります



10.  今一度 装着具合を確認して完了です

■カーテンが装着されている場合

下画像は、カーテンの横を止めているホックをはずしたところの画像です。


ホールドテープは ホックをかわして貼り付けています。



上の画像の車では ホックになっていますので、比較的簡単にアイズ-ブロッカーを装着できて、カーテンの再取り付けも簡単です。しかし、カーテン生地が ビス止めされている場合などでは、装着したアイズ-ブロッカーの生地の カーテン生地と同じ位置にビス穴を空けてから カーテンを再取り付けする必要があるかもしれません。その場合の穴あけ作業では、熱した はんだゴテなどで、4mmほどの穴を タープ布にあける方法がよろしいかと思います。
 
バックドアを勢いよく閉めようとすると、車内の空気が車外側へと流される際にタープ布も外側に出されてしまい、タープ布がドアに挟まれやすくなります。
特に、バックドアに網戸を装着していたり、キャンピング架装車などで後端部に収納棚等が装備されていたりすると、風の流れの作用が出やすいです。また、お車がキャンピング車や同様の架装がなされている車の場合では、車内空気を排出する為のダクトの通気量が少なくなっていることでタープ布の挟み込みが起きやすくもあります。バックドアをゆっくり閉めるようにしてみてください。少し面倒ですがスライドドアを開けた状態にしてから、バックドアを閉めるとタープ布が挟み込まれにくいですし、閉まり具合が軽くなります。 ぜひ お試しください。

これもチェック!→バックドアが元通りの全開状態になるかどうか
バックドアダンパーを、「強化ダンパー」などに交換されていると、ドアの開口具合が純正状態よりも より開く仕様になっている場合もあります。バックドアを開けた状態での後端の高さが、純正状態よりも10cmほど高くなるくらいまでは タープ布は追随できるようになっていますが、張りが強すぎる部分があると、バックドアが元通りの全開状態にならなかったり、ウェザーストリップモールが引き出されてきたりする場合があります。張りすぎ感があるようでしたら、タープ布を上側方向に移動させてみて下さい。


■バックドア側のホールドテープが剥がれてきてしまう場合について
最下部の曲線部が一番 剥がれようとする力が働きます。 「この部分だけが剥がれてしまった・・・」場合には、剥がれた部分だけを貼り直すことで補修ができます。
20cm+20cm(合計40cm)の長さのホールドテープ と、 下地処理用のプライマー1袋を、補修用品として用意しています。
郵便にてお送りする費用も含めて 440円(送料・税込み) です。

■リアスカッフプレートの端部が浮き上がってしまう場合の対策についいては
こちらをご覧ください。




■アイズ-ブロッカーご使用上の注意はこちらを  必ず ご一読ください。

=======================
 
最後になりますが、ご使用上で 気になることが ございましたら、ご報告いただけますと今後の改良などへと つなげることができて、ありがたく存じます。
弊社レビュー投稿ページはコチラにあります。https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/reviewlist
どうぞ よろしくお願いいたします。


株式会社 アイズ
 アイズ-ブロッカー 開発・製作担当者 一同
TEL 053-422-7608
FAX 053-422-7178
info@aizu-rv.co.jp

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アイズ-ブロッカーは、 特許取得済です(特許第6862023) また、上記説明書の営利目的利用はご遠慮下さい。(©aizu2021)
よろしくお願いいたします。 











Posted by AIZU at 17:46

2021年10月05日

ショックコードが切れてしまった場合のショックコード交換方法

アイズ-ブロッカーのショックコードが切れてしまった・・・場合につきまして。



タープ布が強く押される(あるいは引っ張る)ようなことがあると、
内臓されているショックコード(ゴム紐)が伸び切ってしまいます。
伸びで追随できないほどになると、ボディ側あるいはドア側のアンカー部分に
直接の力が働くこととなり、ワイヤーが切れたり アンカーが抜けたりの支障につながることがあります。

夜間にアイズ-ブロッカーを展開している際に、 タープ布が黒色でもあることから
夜の暗さの中で、タープ布の存在に気づかれない方(ユーザー様以外の場合が・・・)が
タープ布に衝突(?)してしまって、(弊社スタッフも よくやります・・・ )
ショックコードの不具合につながったりもします。

ショックコードは 天然ゴムで できています。経年劣化することで 切れやすくはなりますが、
通常使用では3年以上の耐久性があります。
「ショックコードが切れてしまった・・・」 と思われる場合でも、ショックコード自体は無事で、
ボディ側アンカーのワイヤー部分が切れてしまったり、ショックコードの端部のフックが外れたりしている場合が多いです。
ワイヤーや切れたり、接合部のフック部分の修理は、強めの糸などを代用することで、ご自身で修理することもできます。

ボディ側アンカーのフック部分で外れてしまった場合の
フック交換方法は、下記ブログの記事を 参考にしてください。
https://aizurv2.hamazo.tv/e8985832.html

なお、ショックコードを 交換する場合には、製品の種類ごとに長さが違います。
交換用のショックコードをお求めの場合は、お乗りの車種でご指定ください。
左右2本で、1430円(税込み)~1650円(税込み)です。

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ショックコード交換の方法を下記に ご案内申し上げます。

タープ布を外す前に、
元通りに復帰させるために、タープ布の上側(首元)の終端位置を覚えておきます。

ボディ側です。


バックドア側です。




1、バックドア側の強力ホールドテープの接合を残して、それ以外の箇所のテープ接合を外します。
 (強力ホールドテープの接合部分だけで タープ布が、ぶらさがっている状態になります)



2、交換品のショックコードの端部ワイヤーループを バックドア側端部フックに接合します。





3、フックに接合する際、接合部分にテープを巻いておきます。
(フックの突起部がタープ布に引っかからないようにします)

 


4、ショックコードが入れる袋状部分の下側から、ゴム通しを挿入していきます。






5、ゴム通しが、上側穴から出してから、ショックコードの端部ワイヤーループを接合します。




6、ゴム通しを使って、ショックコードを袋状部分の下側にまで 引き出してきます。


7、ショックコードの端部ワイヤーループを、ボディ側アンカーのフックに接合します。


8、タープ布の上側部分から装着していきます。
 ボディ側、バックドア側とも  元の位置あたりに接合します。



この付近の貼り具合が一番重要です。パンパンに張りすぎていない状態にしてください。


9、バックドア側からホールドテープに装着していきます。
 まず、上端部の10cmほどを接合してから


次に、中央付近を接合します。


次に、上端部と中央付近の真ん中付近を接合します。


次に、下端部と中央付近の真ん中付近を接合します。


バックドア側のホールドテープ全体をしっかりと接合します。


端から順に接合していかずに、このような方法で接合していくことで、接合部にシワが入らずに接合できます。

10、ボディ側のホールドテープに装着していきます。
 まず、上端部の10cmほどを接合してから


下側のアンカー付近の10cmほどを接合します。


次に、中央付近を接合します。


次に、上端部と中央付近の真ん中付近を接合します。



次に、下端部と中央付近の真ん中付近を接合します。



ボディ側のホールドテープ全体をしっかりと接合します。


11、最後に全体の貼り具合を確認し、適宜 貼り具合を調整して終了です。




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アイズ-ブロッカーは、 風速5mの風にも大丈夫ですが、
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/reviewdetail/1014

タープ布が強く押される(あるいは引っ張る)ようなことがあると、
内臓されているショックコード(ゴム紐)が伸び切ってしまいます。
伸びで追随できないほどになると、ボディ側あるいはドア側のアンカー部分に 直接の力が働くこととなります。

アイズ-ブロッカーの現在の仕様は、アンカーやワイヤーや接合部分の強度が 従来よりも強くなっておりますが、
タープ布が強く押される(あるいは引っ張る)ことがありますと、ワイヤーが切れたり アンカーが抜けたりの支障につながります。
ワイヤーが切れたり アンカーが抜けたりすることは よろしくないことではありますが、
そうなることで、タープ布や他の部材が破れたり、壊れたりることを避けることができます。
よろしくご了承くださいますよう お願い申し上げます。

タープ布が強く押される(あるいは引っ張る)ようなことがあると、
ワイヤーが切れたり アンカーが抜けたりの支障につながることがありますので、
ご注意いただけますよう お願い申し上げます。
夜中でも タープ布の存在に気づけるように、ショックコード(ゴム紐)部分に、蓄光性の目印 や
https://onl.tw/uWC46QG
小さな ランタン などを吊り下げることをされているユーザー様もいらっしゃいます。
https://onl.tw/EGdALBv






Posted by AIZU at 20:42