2022年12月28日

メインフレームの調整方法

▼経年によりメインフレームの脚が緩んできてしまうことがありますので、締め直し方をご案内いたします。



◆ボルトの締め直し方法◆

【使用工具】
六角レンチ(5ミリ)

▼脚と水平方向のフレームは六角穴のボルトで止まっています。



▼目隠しシールを外して組立用の穴を露出してください




▼脚の位置や角度を修正して、ボルトを締め直してください。




◆フレームを交換する場合◆
上記の様に脚や各部材を取り外していただきます。

作業前に確認ください!
▼後方側の穴位置をご確認ください。
キャップを除くアルミフレーム端部からの距離が2種類あります。(GOODY DUの場合)



▼マット側のスライド部材を溝に装着したのち、ビス止めを行ってください



Posted by AIZU at 16:16

2022年12月20日

ハイエース100系 ハイルーフ用 アイズ-ブロッカー取付説明書

ハイエース (100系) ハイルーフ用   
アイズ-ブロッカー取付説明書(特許第6862023)
※2023年5月の一部仕様変更に伴い、記載内容が追加されている箇所があります。



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■必要工具類
・パーツクリーナーの類、テッシュ
・ハンマーの類(フツーのトンカチでokです)
・ハサミ 
・メジャー
・寒い日や雨の日の作業では、ドライヤーの類




★あると便利なもの
・踏み台や椅子
・プライヤーやペンチの類
・カーテンなどがビス止装着されているような場合は、ビスを外すためのドライバーなど。

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【商品内容】を ご確認ください。

・アイズ-ブロッカー本体タープ布:左右2枚(運転席側のタープ布には、緑色の「Aizuのタグ」が縫い付けられています。助手席側にはタグは ありません)
 
【付属部品】
 ・バックドア側ホールドテープ :2本
 ・バックドア側アンカー(T字形の部材):2個   
 ・脱脂確認用 ためし貼りテープ:2枚
 ・粘着テープ用プライマー液 :1ビン + 塗付布 1:袋 

 ・ボディー側ホールドテープ   短いテープ:2本    長いテープ:2本
 ・ボディー側アンカー:
  2023年5月以前:ボディー側アンカー(紐付き):2個、広いアンカー(紐なし):2個)
  2023年5月以降:2セット(紐付きの短いテープ状のもの:2個 + 爪付きクリップ 小2個付き)
 ・パネルはずし(オレンジ色)
 ・ロープ:1本(バックドアを半開にする際に使用します)
 ・爪付きクリップ:12個

※画像は2023年5月以前のものです
 
 


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■各部の名称


※2023年5月23日の出荷分から、ボディー側アンカーがこのタイプに変更されています。↓
 

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作業時間
作業自体は1時間ほどですが、粘着材貼付け後に最低1時間(できれば5時間)養生時間をおいてください。

作業環境について
気温が20℃以上、乾燥した状況下が望ましいです。
寒冷時や雨天等の多湿時等は、ドライヤー(家庭用のものでOKです)を使用してください。

≪装着作業の流れ≫

■1.バックドアの脱脂とプライマー塗布を行う


■2.バックドアにアンカー(T字形の部材)とホールドテープを貼り付ける

 
■3.ボディーにアンカーとホールドテープを装着する。


※ タープ布を取り付ける前に、最低1時間(できれば5時間)養生時間をおいてください。養生中に粘着材の接着力が増します。

■4.タープ布を取り付ける。

 
■5.貼り具合を調整して、ドアの閉まり具合を確認する。
・タープ布のシワを取ったり、ドアを閉める際に挟み込みがないか、ご確認下さい。


以下、取り付けの詳細手順です。
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重要!!
▼作業時の温度・湿度について
気温が20℃以上あり、乾燥した状況下での作業が望ましいです。

寒冷時や多湿時等は、ドライヤー(家庭用のものでOKです)を使用してください。
↓↓
ドライヤーを使い、貼り付ける箇所とテープの粘着面を温めながら(50℃程度)取り付けることで、強力に貼り付けることができます。
雨天時はどうしても、貼り付け面が湿ってしまいます。ドライヤーを使用できない場合は、晴れた日に作業を行ってください。
寒冷時にドライヤーをお使いになれない環境の場合には、バックドアを閉めた状態で車のヒーターを稼働させて、バックドアの表面温度が、できれば20℃以上になっている状態にしてから 作業されることをお勧めします。 


▼使用している粘着テープについて
バックドア側アンカーとホールドテープの粘着材は、高性能な粘着テープですが、その性能を発揮させるには、

・接着面の十分な脱脂
・十分な加圧(5kgf/㎠) 
 → 強い指圧をするくらいの押し付け力が必要です。
・十分な養生時間(5時間程度)

が必要です。

スリーエムジャパン株式会社様が公開している
「3M VHB 接着マニュアル」
をできればご一読ください。



1.バックドア側の、アンカーやホールドテープを貼り付ける付近を しっかりと脱脂する


1-1 
テープはバックドアの上部パネルの内側にも貼り付けますので、上部パネルの左右端部分を浮かしておきます。パネルはずしをテコのように使って、パネルを固定しているファスナーの近傍を浮かせるとファスナーを外せて、パネルの左右端部分を浮かすことが出来ます。 
下画像は、車内側から見たバックドアの上部パネル(2個のスピーカーが付いているパネル)です。左右端部分にアイズ-ブロッカーのタープ布が入れ込まれています。


下画像は、上部パネルの運転席側端部2か所のファスナーを外して、パネルを浮かしています。


助手席側も2か所のファスナーを外して、パネルの端を浮かしておきます。


カーテンも外しておきます。ホック式で取り付けられている場合には、引っぱれば簡単に外せます。ビス止めの場合にはドライバーを使って外しておきます。


1-2 
アンカーとホールドテープを貼りつける位置(脱脂作業を行う位置)をご説明します。
下画像の位置(黄色線部分)に、アンカーと 粘着材付きのホールドテープを貼り付けることになります(画像は運転席側です)。


ウェザーストリップ(ゴムモール)がドアに当たる部分の内側にテープを貼り付けます(モールが当たる部分には貼りません)。また、1.で浮かせた上部パネルの内側にテープを貼ることになります。バックドア側のどの部分に ウェザーストリップ(ゴムモール)が当たるのかを しっかりと ご確認いただき、その内側になる部分の周辺を脱脂してください。



浮かした上部パネルの内側にテープを貼ることになります。


パネルの内側にテープを貼っているところです。

 
 
1-3.脱脂作業を行う<重要です!>
パーツクリーナーなどを使って、しっかりと脱脂処理してください。助手席側も同様に脱脂作業を行ってください。

脱脂作業のコツ
※ 拭き取る紙や布は汚れの無い物を使用し、常に新しい面で拭う拭う。(汚れた面で拭くと、汚れをただのばしているだけになってしまします。)

※ 拭き取り方は一方向とし、往復や丸く拭かない。

※ 溶剤で濡らしてから乾かないうちに乾いた布で拭くことが基本です。
(1枚の布で前端だけ溶剤を含ませ、後半分は乾いた状態で、一方向に拭くのは良い方法です。)

▼下画像の車は 違う車種ですが、作業内容は同じです。






ご注意下さい
ボディコーティングがされている場合
ボディコーティングされていると、通常の脱脂処理をしただけでは 粘着材がしっかりと貼り付きません。コーティング被膜をコンパウンドで磨き落とすなどの作業が必要となります。 また、最近の洗車用シャンプーの中には、ワックス成分やコーティング成分が配合されていて、汚れを落とすのと同時にボディに艶を出してくれる製品があります。ワックス成分やコーティング成分が残っておりますと、しっかりとテープが貼り付きません。コーティング被膜を磨き落とす方法は、1200~1500番くらいの耐水ペーパーや 研磨スポンジで磨き落とします。貼り付け面だけを磨き落とせるように、貼り付け面以外の箇所をマスキング処理をしてから磨き作業をされることをお勧めします。

各種のクリーナーを使って作業する場合 
ガラスクリーナーやプラスチッククリーナーなどには、汚れを落とす成分の他に、汚れが再度付着することを防止する成分が含まれている場合が多いです。この汚れ付着防止成分(シリコンやワックス等)が表面に残っていると粘着材がしっかりと貼り付いてくれません。また 汚れ付着防止成分(シリコンやワックスなど)が残っている部分に一度貼り付けてしまった粘着材には、貼り付けることで 汚れ付着防止成分が粘着材側にも移行してしまいますので、再使用することができません。各種のクリーナーなどを使って作業をされた場合には 汚れ付着防止成分が表面に残らないよう、クリーナーを使用後に入念な脱脂処理してください。


1-4.脱脂状態を確認する
脱脂作業が終りましたら、ホールドテープを貼る前に脱脂が十分にできているかの確認をしてください。脱脂作業をした箇所に、テストピース(小さな試し貼りテープ)を貼ってみてください。

▼貼った上から強く指圧をするくらいの力で数秒間加圧してください。 


5分ほど経過させたのち剥がそうとしてみてください。

▼ガムテープを貼ったときのように、剥がすのに抵抗感があるようでしたらOKです。 


▼抵抗感なく剥がれてくるようですと、脱脂が十分にできていませんので、再度脱脂作業を行ってください。


2. 貼り付け面にプライマーを塗る


脱脂処理が済みましたら、アンカーやホールドテープを貼り付ける箇所に付属のプライマー液を必ず塗ってください。 プライマー処理がされていないと テープが剥がれてくる可能性が高くなります。
青色の袋の中に入っている布きれに、プライマー液を染み込ませて、貼り付け面(塗装面)に塗っていただければOKです。


プライマー液は十分な量が入っています。貼り付け面よりも広めの部分に塗ってください。画像は運転席側です。 


パネルの内側にもプライマーを塗ってください。


続けて反対側(助手席側)にもプライマーを塗ってください。

 

3. バックドア側アンカー(T字形の部材)を貼り付ける
アンカーの貼り付け強度は とても重要です。この部分だけでもドライヤーで、」貼り付け面と 粘着材の両方を 十分に暖めながら 貼り付けるようにしてください。

▼アンカーの貼り付け位置は厳密でなくとも  おおむね画像のような位置になっていればOKです。画像は運転席側です。


真ん中にあるフックを引っ掛けるためのステンレス製ループ(指で示している部分)が内側になるようにします。


 【注意】貼り直しができません! 
貼り付ける前に、位置を今一度ご確認ください。貼り付けた後で強く指圧をするようにシッカリと圧着させてください


テープはとても強力です。もし失敗して剥がす際には下記ブログをご覧ください。
https://aizurv2.hamazo.tv/e9665705.html

また、失敗した場合の対策として、アンカーに代えて、鉄板にビス止めする方法もあります。 
たとえば、こんな方法です。 タープ布を接合後に ビス止めをしている画像です。




ドリルビスを充電ドライバーで取り付けます。  ドリルビス(ドリルネジ、ピアスビス)は、100均でも販売されていたりもします。ビスはステンレス製に替えた方がベターです。
https://ruru-syu.com/daiso-screw    ⑮ドリルネジセット 110円(税込) 



4.バックドア側ホールドテープを貼り付ける

テープも貼り直しはできません、ほぼ一発勝負ですので貼り付け作業の前準備として、テープを貼り付ける位置を 今一度 ご確認ください。
ボディー側のウェザーストリップ(ゴムモール)が 当たる部分には ホールドテープは貼りません。 ウェザーストリップ(ゴムモール)が 当たる部分の、すぐ内側部分に テープを貼り付けることになります。テープの貼り付け位置を しっかりと確認していただいて 一発勝負で貼りつけて.ください。 貼り付け直後だと 剥がして再貼り付けできますが、数十秒経過すると まともには剥がせませんので ご注意ください もし、貼り直しをせざるを得ない場合には、元の粘着材は、使えない状態になっているかと思います。その場合は、いったん使えない状態部分の粘着材をはがし取っていただき(石油系溶剤を用いると剥がしやすいです)市販の両面テープ(高耐熱仕様のテープが少量で販売されています)を貼り直してから 再貼り付けていただくか、弊社にお申し出くだされば 補修用のテープを販売しております。(左右2本で1650円 です)

4-1
テープの貼り始めは、3.で貼りつけたアンカーの 車内側の方(下イラスト・画像を参照ください)に続けて貼っていきます。





裏の赤色テープを少しずつ剥がしながら、少しづつ貼りつけていく方が作業がしやすいです。途中にシワができたとしても タープ布が接合されると隠れてしまうので気にしないでください。


寒い日や、雨の日には ドライヤーを使いながらの作業をお勧めします。貼り付け面と粘着材の両方を温めながら(40~50℃)貼り付けていきます。



カーテンがホック式で取り付けられている場合には、下画像のように ホック部分の上にはホールドテープを貼らないようにしていただけれればOKです。(この装着ブログの 一番最後でもご案内しています)


上部パネル部分では、パネルの内側になる位置(貼り付けたテープ面はパネルで隠れる位置となります)にテープを貼ります。


4-2
 テープの長さ分 全部を貼ってください。もしテープ端が上部パネル部からはみ出るようでしたら、はみ出た分は切り落としてください。


4-3
テープを貼り終えましたら 十分に加圧してください。
上から しっかりとテープを押し付けてください。
「貼り付けたテープが剥がれてきてしまった・・・」 の原因には、この加圧が 不十分だった ことによる場合が 少なくありません。業者さんでも、「貼り付けて おしまい」 にしてしまう場合もあります・・・粘着テープは「感圧接着剤」とも呼ばれていて、圧力を加えないと 十分な接着力(粘着力)を発揮しません。高性能なテープほど しっかりと圧力を加える必要があります。テープの上から 1㎝ごとに 指圧をするつもりで加圧していってください。特に 一番下側のアンカー付近と、一番上側の端部付近は 入念に押し付けてください。
繰り返しになりますが、「テープを単に貼っただけでは、剥がれてきてしまいます。しっかりと押し付けてください」
下画像は、違う種類のテープですが、画像のように テープの上からしっかりと押し付けてください。

 


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5. ボディー側アンカーを取り付ける 
※2023年5月以降の製品は5-3の下をご覧ください
 

下記YouTube動画を ご覧いただき、装着作業をしていただければと存じます。動画や以下の画像では、車が200系ハイエースSGL車だったり アンカーの黒い紐がステンレスワイヤーになっていたりですが、装着方法は同じです。


5-1
まず、運転席側のボディから ウェザーストリップを引き出すようにして、外します。手が汚れやすいので 手元にティッシュを備えておくと便利です。 

 

5-2
ボディー側アンカーを取り付ける位置は、ちょうど鉄板の重なり枚数が、3枚から2枚になっている境目部分の、(2枚側)にアンカーを取り付けることになります。 


3枚から2枚になる「境目の位置」は、車体中央からの寸法が約58cm付近です。

 
黒い紐が上側になるようにして、鉄板に差し入れます。


  
装着部位の鉄板の厚みには車両個体差がありますので、隙間の大きさが違う2種類のアンカーを付属させています。ほとんどの場合では、隙間の狭い方(紐が付いています。3~4mmの鉄板厚対応用)を使うことで、大丈夫かと思いますが、鉄板の厚い箇所に装着する場合では、隙間の広い方(4~6mmの鉄板厚対応用)に紐を付け替えて 適宜お使いください。

5-3
ハンマーでアンカーを奥まで打ち込みます。ワイヤーを引っ張ってみて 抜けてこなければOKです。

 
2023年5月以降の製品について
※画像は他車種のものになりますが作業内容は同じです。

車体中央から59cmあたりのところに ボディー側アンカーを取り付けます。

ループ紐の付いた短いテープを、爪付きクリップを使って鉄板に固定します。テープの端と鉄板の端を合わせるようにします。


先に、テープを爪付きクリップに差し込んでから


ハンマーを使って奥までしっかりと打ち込みます。引っ張っても抜けてこなければOKです。
この時アンカーの端を、車外側へ5ミリほどはみ出させて固定してください↓





狭い方のアンカーだと狭すぎて、広い方だと広すぎる・・・といった場合では、広い方のアンカーの隙間をペンチで狭めてから装着する方法をお試しください。また、床を架装されているお車の場合などでは上記以外の方法(ビス止めなど)で、ボディー側アンカーを設けるのが望ましい場合もあります。お車の状態に合わせて、適宜 ご判断ください。その場合のアンカー位置にありましても、車体中央からおおむね59cmあたりがベターです。


なお、余ったアンカー(たいていは広い方が 余るハズです)は、 下画像のように ボディ側ホールドテープの下側曲線部を固定する部材として利用したり、


次の画像では、市販されている網戸とアイズ-ブロッカーの両方を装着する場合に、網戸の生地端部と、アイズ-ブロッカーのホールドテープとを 一緒に固定する部材として利用しています。


固定する部材としてアンカーを利用した場合には、6-5 で説明をしておりますところの「ウェザーストリップの浮き」が出ないように ご注意ください。


6. ボディー側ホールドテープを装着する
※2023年5月以降の製品は6-1、6-2、6-3が変更になっています。6-3の一番下をご覧ください

ホールドテープの装着動画です。動画をざっとご覧いただいてからの方が、詳細説明が分かりやすいと存じます。


作業に先立ち、運転席側のウェザーストリップモールの上部を、下画像の右手で持っているあたりまで外しておきます。
 


助手席側のウェザーストリップを外すのは、 運転席側の作業を ひとまず終了させてからにします。(両側を同時に外すと 作業がやりづらいです)

基本的な流れはコチラ↓
①ウェザーストリップモールを引き出して外します。


②テープの幅の狭いほうを差し込みます。


③元に戻します。


作業前に ウェザーストリップの鉄芯の状態を確認してください。
CHECK!
ウェザーストリップの鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)場合は(布地を内張りしているキャンピングカーや、バックドアに網戸を付けている車などに 多く見受けられます)
手で鉄芯を閉じて、溝に隙間がない状態にしてから、ボディ側ホールドテープを差し込んでください。鉄芯(溝)が開いたままだと、ウェザーストリップモールが外れやすいです。
特に、ボディー側アンカー付近は、ウェザーストリップモールが外れる方向に力が、他の部位よりも加わりますので、しっかりと鉄芯が閉じている状態(溝の隙間がない状態)で 元通りに戻し入れてください。

◎ 鉄芯が閉じている(溝の隙間がない状態)


✖ 鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)


鉄芯を手で閉じて、溝に隙間がない状態にしてから 装着してください。


なお、布地を内張りしているキャンピングカーなどでは、鉄芯(溝)を閉じた状態で、戻し入れるのが困難だったりします。その場合には、鉄芯(溝)を開いた状態で ホールドテープを差し入れながら ウェザーストリップモールをボディ側に元通りに戻し入れ、戻し入れた後から、プライヤーなどを使って しっかりと鉄芯を締めて、ウェザーストリップモールが抜けてこないようにします。


6-1
運転席側にホールドテープを、ウェザーストリップモールの溝の中に 差し込みながら装着していきます。
※動画を見ると 分かりやすいです (下の動画は、200系ハイエース ロールーフですが 100系ハイルーフ車でも内容作業は同じです)


※動画は1本の長いボディー側ホールドテープを使用していますが 装着方法は同じです。 
100系ハイルーフ車では 装着しやすいように長短2本のテープに分けています。短いテープには、曲線部に沿って曲げながら装着しやすくするために  切り込みが入っています。切り込みを入れた短いテープを、ボディ側アンカーにかぶせる位置から装着し始めます。


幅の狭い側を 溝に差し込みます。ギザギザ面が外側になり、タープ布と接合されることになります。このとき、テープの折筋を指で広げて、平らな状態にしながら 差し込んでいくと、やりやすいです。5-3で余っているアンカーで固定しながらの作業もよろしいかと思います。



6-2
短いテープに続けて長いテープを、5ミリほど重ねてつなげて装着していきます。


上側に向かって 上の動画と同じ要領で、ウェザーストリップモールを元通りに ボディ側に 戻し入れて、手のひらで押し込んでいきます。 



 
6-3
テープを最後まで装着すると、終端は 曲線部の真ん中あたりになるかと思います。長めのテープになっています。長すぎる部分は 最後に切り取れます。


2023年5月以降の製品について
※以下の画像は違う車種のものですが、行う作業内容と手順は同じです。

長いホールドテープを取り付ける起点を決める


まず長いテープから装着を行います。装着は装着は、上側曲線部の中央付近から装着し始めます。厳密でなくても、おおよそで大丈夫です。


テープがズレるのを防いで装着をしやすくするため、付属の爪付きクリップで止めておきます。爪付きクリップの上からウェザーストリップモールを被せてしまってOKです。



次に、長いホールドテープを取り付けていきます

基本の手順に沿い、下へ向かってテープ全てを装着していってください。

差し込んだら…


しっかりと手のひらで叩き込む


ウェザーストリップモールを車外側から見てみると、シッカリ奥まで入っているかの判断がつきます。


画像のようにベロ(ひだ)が付いている場合はめくって確認します。


↓ 隙間があるのでダメ


次に、短いホールドテープを取り付けます

画像の手順で装着したら、長いテープの時と同様に、最後にウェザーストリップモールをはめ込んで、手のひらで しっかりと叩き込んで下さい。
まず、長いテープの下端と短いテープの端を5ミリほど重ね、重ねた部分を爪付きクリップで固定します。







短いテープの中間あたりも爪付きクリップで固定します


ボディー側アンカーに5ミリほど重なるようにカットし…


重ねた付近を爪付きクリップで固定します



「爪付きアンカー」は、製品に12個 付属させています。追加でお求めいただくこともできます。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/mssupport

アイズ-ブロッカーのタブをクリックし、表示されたメーカー一覧から車種をご選択ください

 
6-4
テープ全部を装着し終えましたら、ウェザーストリップの上からハンマーでたたいて 奥まで打ちこみます。この作業が大事です。
軽い力で奥まで打ち込めるのですが、一部でも打ち込みが甘いと、ウェザーストリップが浮き上がっていることで、バックドアの閉まりが悪くなってしまいます。打ち込み具合の判断は目視では難しいので、打ち込んでいるときに出る、音や感覚で判断します。★鈍い音・柔らかな感触 → 高い音・硬い感触になっていればOKです


 
もし、アイズ-ブロッカーを装着後に 「バックドアの閉まりが固くなった」感じがする場合には、上記のウェザーストリップの浮き上がりを 再度 確認してみてください。
ハンマーでウェザーストリップをたたいてみて、硬質感のある感触や音になっていればOKです。特に上部はわずかな浮きでもドアの閉まり具合に影響します。下部での浮きあがりは さほどの影響はありません。上側付近は入念にチェックしてください。




~~~~~~
運転席側のボディ側アンカーとホールドテープの装着が終わりましたら、続けて 助手席側も同様の装着作業を行ってください。


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養生時間を経過させてください。

そのままの状態で 1時間以上、できれば5時間ほど放置してください。その間に バックドア側に貼ったテープの接着力が増し、本来の性能の80%ほどの接着力になります

夏場の晴れた日の作業でしたら、テープを貼って シッカリと加圧ができていれば 1時間後には大丈夫な接着強度になっていたりしますが、できるだけ上記の養生時間を経てから タープ布を装着してください。特に寒冷時や雨の日の作業では 十分な養生時間を経過させてください。


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養生時間を経てから、タープ布を取り付ける作業に進んでください。
7. タープ布を取り付ける
前準備として、 付属のロープを使って、バックドアを半開状態にして固定します。


室内側ハンドルにかける方法もあります。


バックドアを引き下げながら、ボディ側のストライカーにも通します。


片側端のループの中を通してから


解け結び で 固定します。


バックドアが 半開状態になりました。



7-1 
タープ布を用意します。タープ布には、運転席側・助手席側の区別があります。
運転席側のタープ布だけに付いている 緑色の「Aizuのタグ」を見つけてください。(助手席側のタープ布に タグはありません)
 

7-2 
まず、運転席側のタープ布の「Aizuのタグ」近くから出ているフック (【右】運転席側ボディアンカーへ の小片紙が付いています) を、ボディ側アンカーに ワイヤーに接合します。(納品時、フックは開いてあります。)
このとき、ショックコード端部についている 小片紙のタグは付けたたままで作業し、連結した後で 取り除いてください。 作業中に、タープ布の中にショックコードが 入りこんでしまうのを防止する役割があります。
連結後、フックをを閉じます。※必ずフックを閉じてください。開いたままだと、十分な強度が得られません。※




7-3  
ショックコードの反対側から出ているフックを、バックドア側アンカーの ステンレス製ループ穴につなげます。




7-4   
ショックコードの両端を接合後に、バックドアを半開状態にしていたロープを解いて、バックドアを全開状態にします。下画像のようにタープ布がバックドアから垂れ下がった状態になります。 

 
気温が低いと ガスダンパーの反力が低下します。加えてアイズ-ブロッカーが装着されることで、バックドアが全開しない場合もあります。アイズ-ブロッカーはバックドアが全開した状態で ほど良い張り感が出る サイズ・形状 になっています。全開状態にならなくてもタープ布は接合できますが、装着具合の調整をする段階では バックドアが全開した状態になっている必要があります。ご留意ください。
なお、バックドアのダンパーは ガス抜けによって経年劣化していきます。だいたい5年くらいで全開保持しなくなるケースが多いと思います。新品のダンパーは左右で 1.5万円ほどします。

7-5
次に、バックドア側の袖口部分から タープ布をホールドテープに接合していきます。 端部から10cmほどだけを 接合します。


7-6
次に、タープ布の首元側(上側パネルの中)に向かって タープ布を1.2倍ほどに 引き伸ばしながら タープ布の端(薄茶色の面ファスナー部分)を10cmほどだけ 仮接合します。 


なお、タープ布内側の首元側の端には位置関係を分かりやすくするために  薄茶色の面ファスナーを付けてあります。接合後は取り外してください。
 
7-7
真ん中あたりを 仮接合します。接合部分にシワがあってもかまいません。後ほど張り具合を調節するので、 ここでは仮固定です。 


下図のABCDEの 順番で タープ布を仮接合します。



7-8
続いて、タープ布をボディ側にも装着していきます。ボディ側アンカー部分から ホールドテープに仮接合していきます。足元端部から10cmほどだけを 接合します。


7-9
真ん中あたりを 仮接合します。



7-10
下図の順番で進めると、スムーズです。伸縮性の高い生地ですから、強めに引っ張っても大丈夫です。後ほど張り具合を調節するので、 ここでは仮固定です。


7-11
運転席側 に続いて、助手席側も 同様に装着します。



8. 装着具合の調整
8-1 
シワが少なく、張り感がある状態になるように調整します。シワを少なくするコツとしては、 タープ布のホールドテープとの接合部を全体にわたって、同じような引っ張り加減にすることです。接合部の一部だけが近傍よりも緩かったりキツかったりにならないようにしてみてください。

(画像はNV350 標準ルーフ車です)


ボディ側の装着を 下側から上側に向かって
①→⑤→③→④→② の順に 接合を剥がしながら、タープ布を伸ばてシワが出ないようにしながら 接合し直していきます。接合を剥がすには、両手を使って、内外の両側から剥がすと、やりやすいです。


バックドア側の装着も、 下側から上側に向かって A→E→C→D→B の順に 接合を剥がしながら、タープ布を伸ばてシワが出ないようにしながら 接合し直していきます。


8-2
ご注意
首元あたり(B↔②あたり)の張り具合が重要です。 バックドアの上がり具合に影響します。




アイズ-ブロッカー装着後には、装着前に比べて、ドア全開時の位置が下がってしまう場合には、この部分の張りが張りが強過ぎていることが原因の場合もあります。首元あたりの貼り具合は、シワにもならず張り過ぎずの状態にしてください。張り過ぎの場合には、タープ布をもっと上側の位置(B↔②の距離が より短くなる位置)へと移動させて接合し直すと、タープ布に余裕が出て張りが緩みます。また、その際には、タープ布を上側へと しっかり伸ばしながら接合し直してください。伸縮性の高い生地ですから、強めに引っ張っても大丈夫です。
逆に、首元あたりにシワ・弛みが出る場合にはボディ側の接合終端位置や、バックドア側の接合終端位置を 、もっと下側の位置へと(②→④やB→D)変えてみてください。
なお、張り具合を調整すると、ボディ側ホールドテープの上側端部が余っているかと思います。見苦しいようでしたら、最終確認後に切り取ってください(画像は 違う車種です)

 
 
8-3 
具合よく張っている状態が確認できたら、バックドア側・ボディー側の、タープ布とホールドテープとの接合部を しっかりと圧着させて、接合を強くします。







9. 上部パネルの端部を元通りに戻します


上部パネルの内側に、タープ布が入った状態になります




 
10.  今一度 装着具合を確認して完了です

バックドアをゆっくり閉めてみて、タープ布が はさまれていかないか を ご確認ください。


バックドアを閉めてみてください。閉まり具合が 装着前よりも固く感じるようでしたら、6-4 の「ウェザーストリップの浮き上がり」を 再度 確認してください。
パッと見では浮き上がりがないように見えても、ハンマーでたたいてみると 鈍い音がする場合もあります。ハンマーでたたいてみて、硬質感のある感触や音になっていればOKです。特に上部はわずかな浮きでも閉まり具合に影響します。ドアの下部付近での浮きあがりは さほどの影響はありません。上側付近は入念にチェックしてください。
 
バックドアを勢いよく閉めようとすると、車内の空気が車外側へと流される際にタープ布も外側に出されてしまい、タープ布がドアに挟まれやすくなります。特に、バックドアに網戸を装着していたり、キャンピング架装車などで 後端部に収納棚等が装備されていたりすると、車内空気を排出する為のダクトの通気量が少なくなっている(あるいはなくなっている)ことで その作用が出やすいです。バックドアをゆっくり閉めるようにしてみてください。あるいは 少しご面倒ですが、スライドドアや小窓等を開けた状態でバックドアを閉めると、空気の逃げ道ができることでタープ布が挟まれにくいだけでなく、バックドアの閉まり具合が劇的に軽くなります。ぜひ お試しください。
 
これもチェック!→バックドアが元通りの全開状態になるかどうか
バックドアダンパーを、「強化ダンパー」などに交換されていると、ドアの開口具合が純正状態よりも より開く仕様になっている場合もあります。バックドアを開けた状態での後端の高さが、純正状態よりも10cmほど高くなるくらいまでは タープ布は追随できるようになっていますが、張りが強すぎる部分があると、バックドアが元通りの全開状態にならなかったり、ウェザーストリップモールが引き出されてきたりする場合があります。張りすぎ感があるようでしたら、タープ布を上側方向に移動させて(8-2での 首元付近の張を緩めて)みて下さい。




■カーテンが装着されている場合

下画像は、カーテンの横を止めているホックをはずしたところの画像です。


ホールドテープは ホックをかわして貼り付けています。




上の画像の車では 装着方法はホックになっていますので、比較的簡単にアイズ-ブロッカーを装着できて、カーテンの再取り付けも 簡単です。しかし、カーテン生地が ビス止めされている場合などでは、装着したアイズ-ブロッカーの生地の カーテン生地と同じ位置に ビス穴を空けてから、カーテンを再取り付けする必要が あるかもしれません。その場合の穴あけ作業では、熱した はんだゴテなどで、4mmほどの穴を タープ布にあける方法がよろしいかと思います。


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■アイズ-ブロッカーご使用上の注意はこちらですを 必ずご確認ください。
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最後になりますが、ご使用上で 気になることが ございましたらご報告いただけますと今後の改良などへと つなげることができて、ありがたく存じます。
弊社レビュー投稿ページはコチラにあります。https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/reviewlist
どうぞ よろしくお願いいたします。

株式会社 アイズ
 アイズ-ブロッカー 開発・製作担当者 一同
TEL 053-422-7608
FAX 053-422-7178
info@aizu-rv.co.jp

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アイズ-ブロッカーは、 特許取得済です(特許第6862023)また、上記説明書の営利目的利用はご遠慮下さい。(©aizu2021)
よろしくお願いいたします。 



Posted by AIZU at 17:20

2022年12月03日

ミツビシD:5 車用  アイズ-ブロッカー取付説明書 

ミツビシD:5 用
アイズ-ブロッカー取付説明書(特許第6862023) 
※2023年5月の一部仕様変更に伴い、記載内容が追加されている箇所があります。



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■必要工具類
・パーツクリーナーの類、テッシュ・布
・ハンマーの類(フツーのトンカチでokです)
・ハサミ 
・メジャー
・ソケットレンチ(10mm)


・寒い日や雨の日の作業では、ドライヤーの類
・先の細いプライヤーやペンチの類
・カーテンなどがビス止装着されているような場合は、ビスを外すためのドライバーなど。


★ほかに あると便利なもの
・踏み台や椅子

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【商品内容】を ご確認ください。



①:アイズ-ブロッカー本体タープ布:左右2枚(ショックコード付き)
※運転席側のタープ布には、緑色の「Aizuのタグ」が縫い付けています。助手席側にはタグはありません。

②:ボディー側ホールドテープ:2本
③:バックドア側ホールドテープ:2本
④:ボディー側アンカー
  2023年5月以前:2個(ワイヤー付きのもの)
  2023年5月以降:2セット(紐付きの短いテープ状のもの:2個 + 爪付きクリップ 小2個付き)
⑤:バックドア側アンカー :2個(丸ワッシャーに紐付き)
⑥:黒色テープ:2枚(タープ布接合時に使用)
⑦:バックドア側ホールドテープ用プライマー液:1 個
⑧:ボディー側ホールドテープ固定用 爪付きクリップ:10個(2023年5月以降)

以上、8点です

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《各部の名称》 です。

※2023年5月23日の出荷分から、ボディー側アンカーがこのタイプに変更されています。↓


【作業時間】
作業自体は約1時間ほどですが、粘着材貼付け後に最低1時間(できれば3時間)以上、養生時間をおいてください。

【作業環境について】
粘着材貼付け作業には、気温が20℃以上、乾燥した状況下が望ましいです。寒冷時や雨天等の多湿時等は、ドライヤー(家庭用のものでOKです)を使用しながら作業をしてください。
気温が15℃以下の気温下では、十分な貼り付け強度が実現しない可能性があります。
家庭用のヘアードライヤーでOKですので、粘着面と貼り付け面との両方を40℃くらいに温めながらの作業をお勧めします。ヘアードライヤーなどが使えない作業環境の場合には、 車のリヤヒーターを稼働させて、バックドアの貼り付け面をできるだけ温めておき、テープ自体も温めた状態にしておいてからの貼り付け作業が よろしいかと存じます。
 
【装着作業の流れ】

1. バックドア側ホールドテープを貼り付ける面をしっかりと脱脂します
     ↓
2.  貼り付け面にプライマーを塗ります
     ↓
3. バックドア側ホールドテープを貼り付け、しっかりと圧着します 

4. バックドア側アンカーを取り付けます(ソケットレンチ(10mm)が 必要です)
     ↓
5. ボディー側アンカー と  ボディー側ホールドテープを装着します
     ↓
最低1時間、できれば半日間ほど放置してください。その間にテープの粘着材の接着力が増します 
     ↓
タープ布を取り付けます
     ↓
6. 貼り具合を調整して終了

★下記の取り付け説明書を 熟読、ご理解いただいたうえでの作業を お願い申し上げます。
作業時間自体は、1時間ほどですが、後述をする 粘着材の養生時間 が必要なことから、アイズ-ブロッカーの装着作業は、終了までに 半日ほど 時間がかかってしまいますことを ご承知くださいますよう お願いいたします。

重要!!
▼使用している粘着テープについて
ホールドテープの粘着材の材質は、高性能な粘着テープですが、その性能を発揮させるには、
・接着面の十分な脱脂
・十分な加圧(5kgf/㎠) 強い指圧をするくらいの押し付け力が必要です。
・十分な養生時間→(1~5時間)

が必要です。
スリーエムジャパン株式会社様が公開している
「3M VHB 接着マニュアル」
をできればご一読ください。

▼施工時の温度・湿度について
気温が20℃以上あり、乾燥した状況下での作業が望ましいです。
寒冷時や多湿時等は、ドライヤーを使用してください。ドライヤーで貼り付ける所とテープの粘着面を温めながら(50℃程度)取り付けることで、強力に貼り付けることができます。

↓↓
雨天時はどうしても、貼り付け面が湿ってしまいます。ドライヤーを使用できない場合は、晴れた日に作業を行ってください。
 

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1.バックドア側のホールドテープの貼り付け面付近をしっかりと脱脂する

下画像のように、白色テープ部分に 粘着材付きのホールドテープを貼り付けることになります。画像は運転席側です。



1-1
パーツクリーナー(プラスチックへの使用がOKなもの)やテッシュ・布などを使って、ホールドテープの貼り付け面付近を しっかりと脱脂処理してください。
貼り付ける部分に、プラスチック保護剤などの成分が残っていると、粘着材はしっかりと貼りつきません。粘着材を貼り付ける際の脱脂処理は とても重要な作業となります。





脱脂作業のコツとしては
※ 拭き取る紙や布は汚れの無い物を使用し、常に新しい面で拭う。
 (汚れた面で拭くと、汚れをただのばしているだけになってしまします。)
※ 拭き取り方は一方向とし、往復や丸く拭かない。
※ 溶剤で濡らしてから乾かないうちに乾いた布で拭くことが基本です。
 (1枚の布で前端だけ溶剤を含ませ、後半分は乾いた状態で、一方向に拭くのは良い方法です。)

運転席側と助手席側とを 脱脂処理してください。

ご注意下さい
ボディコーティングがされている場合
ボディコーティングされていると、通常の脱脂処理をしただけでは 粘着材がしっかりと貼り付きません。コーティング被膜をコンパウンドで磨き落とすなどの作業が必要となります。 また、最近の洗車用シャンプーの中には、ワックス成分やコーティング成分が配合されていて、汚れを落とすのと同時にボディに艶を出してくれる製品があります。ワックス成分やコーティング成分が残っておりますと、しっかりとテープが貼り付きません。コーティング被膜を磨き落とす方法は、1200~1500番くらいの耐水ペーパーや 研磨スポンジで磨き落とします。貼り付け面だけを磨き落とせるように、貼り付け面以外の箇所をマスキング処理をしてから磨き作業をされることをお勧めします。

各種のクリーナーを使って作業する場合 
ガラスクリーナーやプラスチッククリーナーなどには、汚れを落とす成分の他に、汚れが再度付着することを防止する成分が含まれている場合が多いです。この汚れ付着防止成分(シリコンやワックス等)が表面に残っていると粘着材がしっかりと貼り付いてくれません。また 汚れ付着防止成分(シリコンやワックスなど)が残っている部分に一度貼り付けてしまった粘着材には、貼り付けることで 汚れ付着防止成分が粘着材側にも移行してしまいますので、再使用することができません。各種のクリーナーなどを使って作業をされた場合には 汚れ付着防止成分が表面に残らないよう、クリーナーを使用後に入念な脱脂処理してください。


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2. バックドア側にホールドテープを貼り付けます。

2-1
まず、テープ貼り付け部分に プライマーを塗ってください。 必ずプライマー処理をしてください。プライマーでの下地処理がないと シッカリと貼りつきません
小さく折りたたんだ(3~4cm四方)テッシュに、小瓶に入っているプライマー液を浸み込ませながら、


脱脂済みの貼り付け面を拭くようにして プライマー液を塗布します。 テープ貼り付け部分よりも 広めの面積を塗ってください。



プライマー液を こぼさないようにご注意ください。
続けて 助手席側の貼り付け面も 同様にプライマー処理してください。

2-2
プライマーを塗ってから 10分ほど乾燥させたのちに、ホールドテープを貼り付けます。
 基本的には 貼り直しができません。
テープの貼り付け位置を しっかりと確認していただいて 一発勝負で貼りつけてください。
(貼り付け直後だと 剥がして再貼り付けできますが、数十秒経過すると まともには剥がせませんので ご注意ください)

貼り付け作業の前に、今一度 貼り付け位置をご確認ください。
下画像の白色テープ付近に貼ってください。 貼り付け位置は厳密でなくとも、おおむね画像と同じような位置でかまいません。






2-2-1 一番下のマルチユースフックのすぐそばから貼り始めます。



2-2-2 ドアの中ほどにあるマルチユースフックのあたりで、テープを曲げますので、いったんハサミで切ってから 曲がり部から続けて貼る方法が作業しやすいです。



2-2-3 続けて貼っていきます。



2-2-4  テープの長さ分 全部を貼ってください。 


運転席側が終わりましたら、助手席側も同様にホールドテープを貼ってください。 

2-3
テープを貼り終えましたら、テープの上から しっかりと押し付けて 十分に加圧してください。
 


 
重要!
「貼り付けたテープが剥がれてきてしまった・・・」 の原因には、この加圧が不十分だった場合が少なくありません。業者さんでも「貼り付けて おしまい」の失敗をします・・・お気を付けください。
粘着テープは「感圧接着剤」とも呼ばれていて、圧力を加えないと 十分な接着力(粘着力)を発揮しません。高性能なテープほど しっかりと圧力を加える必要があります。テープの上から 1㎝ごとに 指圧をするつもりで加圧していってください。特に 一番下側付近と、一番上側の端部付近は 入念に押し付けてください。
繰り返しになりますが、「テープを単に貼っただけでは、剥がれてきてしまいます。しっかりと押し付けてください」


貼り付け後の画像です。



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3. バックドア側にアンカーを取りり付けます。

3-1
まず、ソケットレンチ(10mm)を使って、一番下のマルチユースフックを取り外します。

 
3-2
アンカーをフックの裏側に入れて、アンカーから出ている紐が、貼ってあるホールドテープの方向に出した状態で フックを取り付け直します。





運転席側 取り付け後の画像です。マルチユースフックから紐が テープ側に出ています。



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4. ボディー側アンカーを取り付ける
※2023年5月以降の製品は項目の一番下をご覧ください

4-1
まず、ボディー側ウェザーストリップ(黒色のゴムモール)を後方に引き出して 外します。


4-2
車体中央(ドアロック金具が中央位置になります)から、46~47cmあたりのところに ボディー側アンカーを取り付けます。


4-3
下画像のように、ワイヤーを上面に引っ張りながら、ハンマーを使って奥までしっかりと打ち込みます。

 
助手席側にも 同様にしてアンカーを取り付けます。 


2023年5月以降の製品について
※画像は他車種のものになりますが作業内容は同じです。

車体中央を基準にボディー側アンカーを取り付けますので位置を確認してください。ドアロック金具の中央から、爪付きクリップの内側までが47cmあたりの位置に取り付けます。


ループ紐の付いた短いテープを、爪付きクリップを使って鉄板に固定します。テープの端と鉄板の端を合わせるようにします。


先に、テープを爪付きクリップに差し込んでから


ハンマーを使って奥までしっかりと打ち込みます。引っ張っても抜けてこなければOKです。
この時アンカーの端を、車外側へ5ミリほどはみ出させて固定してください↓





5. ボディー側ホールドテープを装着する
※2023年5月以降の製品は5-1、5-4が変更になっています。

ウェザーストリップモールの溝の中に ボディー側ホールドテープを差し込みながら 装着していきます。


※装着作業の動画です。この動画の車種はD:5ではありませんが、作業内容、要領は同じです。なお、動画では 下側から上側に向かって装着していますが、D:5では 上側から下側に向かって装着していきます。


5-1-1
まず、ウェザーストリップモールを持って、車の後ろ方向に引き出します。


5-1-2
ボディー側ホールドテープを上から下側に向かって装着していきます。
装着開始位置は、画像のようにサイドカバーの上端から70~80mm上側の位置から装着しはじめます。(なお、画像では開始位置が分かりやすいように黄色テープを貼っています)

ホールドテープの折り幅の少ない方を ウェザーストリップモールの溝に差し込みながら、

 
5-1-3
ホールドテープとウェザーストリップモールとをボディ側に戻し入れて、手のひらで押し込んでいきます。


2023年5月以降の製品について
テープがズレるのを防いで装着をしやすくするため、付属の爪付きクリップで止めておきます。爪付きクリップの上からウェザーストリップモールを被せてしまってOKです。


「爪付きアンカー」は、製品に10個 付属させています。追加でお求めいただくこともできます。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/mssupport

アイズ-ブロッカーのタブをクリックし、表示されたメーカー一覧から車種をご選択ください


ホールドテープはV字に折ってあり、折り幅が少ない方をウェザーストリップモールの溝に差し込みます(ザラザラ面が外側になります)。
このとき、上記の動画のように テープの折筋を指で広げて平らな状態にしながら差し込んでいくと、やりやすいです。

装着イメージ


※ホールドテープの 裏・表に ご注意ください!!
下画像の指が触れている面は、布地になります(ザラザラ面ではありません) 


テープを裏返すとザラザラ面です(このザラザラ面にタープ布が接合されます)


5-2
下側に向かって 装着を繰り返していきます。


※ウェザーストリップモールを車外側から見てみると、シッカリ奥まで入っているかの判断がつきます。


画像のようにベロ(ひだ)が付いている場合はめくって確認します。


↓ 隙間があるので、モールが奥まで入っておらずダメです。モールがシッカリ奥まで入っていれば隙間はありません。


5-3
ストップランプの付近の曲線部は、ハサミで 数カ所に切り込みを入れながら装着してください。
 
 
5-4
テープの下端は、ボディ側アンカーの上まで 装着してください。


下端の曲線部もハサミで 数カ所に切り込みを入れてください。


2023年5月以降の製品について
※画像は他車種のものになりますが作業内容は同じです。

下端の曲線部をハサミで 数カ所に切り込みを入れながら装着を進め、ボディー側ホールドテープの端を、ボディー側アンカーに5ミリほど重なるようにカットし…


重ねた付近を爪付きクリップで固定します




5-5
ホールドテープを装着し終った後で、ウェザーストリップモールの上から ハンマーでモールを打ち込みます。


この作業が大事です。
ホールドテープが装着イメージのイラストと同じ状態で正常に装着されていれば、軽く打ち込むだけでモールは奥まで打ち込めるハズです。打ち込み具合の判断は目視だけでは難しいので、打ち込んでいるときに出る、音や感触で判断します。 高い音・硬い感触になっていればOKです。★鈍い音・柔らかな感触だと モールが奥まで入っていない可能性があります。 一部でもウェザーストリップが浮き上がっていると バックドアの閉まりが悪くなってしまいます。★鈍い音・柔らかな感触のある箇所のモールを 一度引き出して ホールドテープが装着イメージのイラストと同じ状態になっていることを 再度確認してから ハンマーでモールを打ち込んでください。★鈍い音・柔らかな感触から→高い音・硬い感触になっていればOKです。

5-6
左右のホールドテープを装着し終えてから バックドアを閉めてみてください。「ドアの閉まりが固くなった感じ」や「ドアが開けにくくなった感じ」がする場合や半ドアになりやすくなった場合には、上記のウェザーストリップの浮き上がりを 再度 確認してみてください。
(特に上側付近に浮き上がりがあると影響が大きいですので、上側付近を入念にチェックしてみてください)

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ここまでの作業が終わった状態で 1時間以上、できれば5時間ほど放置してください(ドアは開放されていても 閉めていてもOKです)。その間にバックドアに貼ったテープの接着力が増し、本来の性能の70%ほどの接着力になります
夏場の晴れた日の作業でしたら、テープを貼って1時間後には 大丈夫な接着強度になっていたりしますが、できるだけ上記の養生時間を経てから タープ布を装着してください。特に寒冷時や雨の日の作業では 十分な養生時間を経過させてください。

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6. タープ布を取り付ける

6-1
タープ布に付いているフックを、バックドア側アンカー と ボディ側アンカーの それぞれに接合します。運転席側を接合後は、下画像のような状態になります。


まず、運転席側のタープ布だけに付いている 緑色の「Aizuのタグ」を見つけてください。
(助手席側のタープ布に タグはありません)


そのタグの近傍から出ているフック(上画像では、右側のフック)が 運転席側のボディ側アンカーのワイヤーにつなげるフックになります。フックを ボディ側アンカーにつなげます。ワイヤーのループを広げておき、先の細いプライヤーで作業するとつなげやすいです。


接合後はフックの開きを閉じてください。


次に 反対側から出ているフックを、バックドア側アンカーの紐ループにつなげ、同様フックの開きを閉じてください。

 
運転席側タープ布を接合すると、下画像のような状態になります。


なお、位置関係が分かりやすいように、バックドア内側上部(首元側の端)に装着する部分には、運転席側、助手席側とも薄茶色の面ファスナーを付けてあります。装着終了後は取り外してください。なお、下画像の車はD:5ではありません。


6-2
タープ布をホールドテープに取り付けていきます。
▼取付動画です。(2分42秒)ミツビシD:5ではありませんが、作業の要領は同じです。


6-2-1
まず、バックドア側の下側端部の10cmほどを接合します。
★その際に、小さな黒色テープを取り付けてください。両面がザラザラ面になっている 2cmほどの長さの小さな黒色テープ(2枚)です。
 ①小さなテープを 下画像のように タープ布の端部を2センチほどを残して ザラザラ面で接合します。

 

 ② 2センチほどを残した端部を フック金具を包み込むように折り返して  ザラザラ面でに接合します。

 

 ③下画像のように、できるだけ固く フック金具を包み込んでください。フック金具とタープ布とが一体になる(ズレ動かない)ようになっていればOKです。


 ④端部の10センチほどを接合します。


 ⑤車外側から見ると 下画像のようになっています。



6-2-2
次に 生地を1.2倍ほどに伸ばす感じで 上側端部付近まで届かせて 10cmほどを接合します。タープ布は伸縮性の高い生地ですので、強く引き伸ばしていただいても大丈夫です。


6-2-3
次に 真ん中あたりを 5センチほど接合します。


6-2-4
真ん中以外のところを接合していきます。この時点では仮装着ですので、軽く付いている程度でOKです。



6-3-1
今度は ボディ側を接合していきます。まず、下側端部を10cmほど接合します。



6-3-2
バックドア側と同様に、生地を上側に引き伸ばして行って、上側端部を10cmほど接合します。その際に タープ布に ほど良い張り感が出るように 接合してください。


↑※この部分の張りが強すぎますと、バックドアを引き下げる力が強く働き ドアが全開位置に保持しずらくなります。シワが出ない程度のユルイ張り具合にしてください。張りが強すぎる場合には、上側方向に装着位置をずらしていく(ボディ側とバックドア側との距離を縮める)ことで 張り具合を 弱めることができます。
ホールドテープの終端部とタープ布の終端部は一致しないのが通常です。ホールドテープが少し残すように接合して、後から余分なテープを切り取ることもできます(後述 7-3) 

6-4
次に 真ん中あたりを接合します。



7. 貼り具合を調整します

7-1
シワっ気が 残るようでしたら、何度も 剥がしては接合を繰り返して 貼り直してみてください。以下の画像の車両はD:5ではありませんが、作業内容は同じです。



テープ接合を剥がすには、タープ布の内側と外側の両方から 行うとやりやすいです。






シワが出ないようにするコツとしては、生地の一部に たるみが出ないように タープ布の接合部全体にわたって、 同じような引っ張り加減にすることです。

おおむね シワが取れました。



7-2
具合よく張っている状態が確認できたら、タープ布とバックドア側、タープ布とボディー側の 各ホールドテープとの接合部を しっかりと押さえて、接合を強くします











7-3
もし 上側端部のホールドテープが余っているようでしたら ハサミで切り取って整えて下さい。切らなくても性能的には支障はございません。





8. バックドアの閉まり具合をご確認ください

バックドアを閉めてみてください。
ドアの閉まり具合が固くなった感じがする場合や、半ドアになりやすくなってしまった場合には、5-5 の「ウェザーストリップモールの浮き上がり」を 再度 確認してください。パッと見では浮き上がりがないように見えても、ハンマーでたたいてみると 鈍い音がする場合もあります。
特に上部はわずかな浮きでも閉まり具合に影響します。(下部の浮きは さほどの影響はありません)





8-2
バックドアを閉めた際に、タープ布がドアに挟まれないかをご確認ください。他のドアと窓ガラスが閉まっている状態で勢いよくバックドアを閉めようとするほど タープ布が はさまれやすいです。ドアをゆっくりと閉めてもらうか、どこかの窓ガラスを開けた状態でバックドアを閉めていただくと、タープ布が挟まれにくいです。(ご使用上のご注意を参照ください)



取り付けのご案内は、以上となります。

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アイズ-ブロッカー ご使用上のご注意につきましては  こちら  をご確認ください。

最後になりますが、
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===================

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Posted by AIZU at 14:53