2023年09月20日

アイズ-ストッパー(ハイエース用)の装着・ご使用の説明書(2023年9月19日以降)

≪はじめに≫
本コンテンツは2023年9月19日以降の生産のアイズ-ストッパー(ハイエース、標準ルーフ、ミドルルーフ、ハイルーフ 車用)の装着・ご使用の説明書です。




≪ご注意≫
※アイズ-ストッパーは、トヨタ純正のダンパー(純正強化ダンパー含む)用です。
社外品の強化ダンパーやハイリフトダンパーなどには、適合しない可能性があります。
また、ハイエースⅠ型で装着されていた仕様のダンパー(下画像参照)には、ステー部分を加工しないと装着できません。



ロッドとステーのジョイント部分が車外側を向いているタイプのダンパーです。赤丸部分が干渉します。

ステー部分を 下画像のように加工(ステー部分を削っています)することで、装着が可能になります。




※バックドアの重さが10kg以上増えている状態で全開位置で固定しないで下さい。
バックドアに自転車を積載した場合など、重量が増えたドアを全開位置で固定すると、テコの原理でドアを支えるダンパーには、100kg・f 以上のとても大きな荷重が加わります。ダンパーの取り付け部分の強度が耐えられず 破損する恐れがあり大変危険です。詳細は当説明書の一番最後の「ご使用方法・ご注意」をご覧下さい。

※装着後は各箇所、ボルトが緩んでいないかなどの定期的な確認をお願いいたします。

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≪商品内容≫


真鍮スペーサーの紛失にご注意ください!!
上画像の本体Bの黄色テープの中に、ダンパーロッドを固定するための真鍮製スペーサー入っています。小さな部品ですので、紛失にご注意ください。
 

万一の紛失時には、補修部品としてのご用意はありますが、全ての部品をセットで弊社に返送いただき再調節する必要があります。


≪各部の名称≫



≪装着動画≫
10分弱の装着動画です。 標準ルーフ車ですが、ミドルルーフ車、ハイルーフ車も装着方法は同じです。
下記の装着説明と併せて、一度ご覧いただければと存じます。YouTubeでご覧いただくと、説明用の字幕も見れます。
 


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【装着作業に先立ちまして】
本製品は、基本的には運転席側のバックドアダンパーに装着します。
●運転席側での操作状況は 下画像のようになります。


ハンドルを車外側へ回して固定し、解除時はハンドルを上側でホールドさせます。



●助手席側への装着も可能ですが、操作状況が運転席側とは違ってきますのでご注意ください。
助手席側での操作状況は 下画像のように 2通りの操作状況があります。一般的には運転席側での操作状況の方がお勧めです。

①固定時には、ハンドルが車内側になる操作状況にする場合。解除時は上側でホールドします。



②固定時には、ハンドルが車外側になる操作状況にする場合。解除時には3/4回転させてから上側でホールドします。

 

下記説明書では、まず運転席側への装着をご説明しています。助手席側への装着説明は、この説明書の一番最後で、補足説明的にご案内しております。
助手席側への装着される場合には、まず 運転席側への装着説明をご一読いただいた後で、助手席側への装着の補足説明をご覧下さい。


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1.シリンダー位置の回転
運転席側バックドアダンパーのシリンダーをつかんで、反時計方向(上側から見て左回転)に止まるまで回しておきます。






2.保護テープと本体固定用クランプの取り付け

2- ①
シリンダーの最下部に保護テープを貼ります。(テープの下端と、シリンダーの下端を揃えます)

保護テープの上から爪でシリンダーの溝をなぞり、しっかりと溝を作ってください。(重要)


2- ②
本体固定用クランプのボルトを付け替えます。
元から付いているボルトを外します。ボルト頭側についているスペーサーも一緒に外します。


ボルトを抜く際に、受け側のナットが外れますので、落として無くさないように注意してください。



六角穴付きのボルトに付け替えます。差し込んだだけだと長さが足りていませんが大丈夫です。


2- ③
本体固定用クランプを 、ロッドの部分で取付けて、その後で シリンダーの保護テープの上側付近で仮固定します。

クランプは、最終的にはシリンダーの位置で締め付けるものですが、まずはロッドの位置でハメ入れます。ハメ入れたら、クランプを握り、締め付けて癖をつけてください。
※シリンダーの位置で輪っか状態にするのは大変なので、ロッド位置で輪っかにしてからシリンダーの位置へスライドさせます。


Aとナットとの間隙を「ギュッ」として縮めておきます。広いままですと ボルトがナット側に届きません。


ボルトを 右側から左側のナットへと入れて、少しだけ回してクランプを輪っか状態にしておきます。 斜めに入らないように注意しながら手で回し入れます。もし斜めに入ると数回転させた時点で固くなります。入れ直してください。


クランプをシリンダーの位置へと移動させます。落ちてこないように、付属の六角レンチで軽く締め付けておきます。この時、ボルト頭の位置はシリンダーの左側(車内側)になるようにします。


※もし短いボルトでの締め付けが難しいようでしたら、元の長いボルトを 8mmレンチを使って締めこみ、ナットとⒶ(上から2枚目の画像に記載)との間隔を狭めて形状に癖を付けておいてから、六角穴付きボルトで締め付けます。

3.本体Aの仮固定

3- ①
本体Aを、本体固定用クランプで仮固定していきます。まず、本体Aの爪部分をシリンダーの溝へしっかり ハメ入れます。その際、下記注意事項を必ずご確認ください。



3- ②
本体Aを仮固定する際の向きは、本体Aのボルト穴や 固定用クランプのボルト頭が、車体の真後ろ~少し右側方向(車外側方向)を向いている状態にします。


↓※画像では本体Aに本体Bがすでに接合されていますが、この段階では本体Aのみの固定となります。



3- ③
本体Aを、本体固定用クランプで仮固定します。

爪部の上をクランプで固定します。左画像の赤線付近に、シリンダーの溝部分がくるようにします。
ボルト頭は、シリンダーの左(車内側)で締めます。ボルト頭が、「車体の真後ろ」を向いている状態で固定します。


下図のように必ず爪部の上をクランプで押さえている状態になるように固定してください。
爪が外れていないかいま一度、確認してください。


固定時の注意(ダメな例)



付属の六角レンチを使って、この段階では緩めに固定しておきます。
※本体Aが落ちてこない程度には締め付けてください。




4.本体Aに本体Bを固定
仮固定された本体Aに、本体Bを抱き合わせて、5mmボルト2本で六角レンチを使って、しっかりと固定します。


固定時の注意事項

【 注意 1 】真鍮スペーサーの脱落防止用に貼ってあるテープは取り除いてください。真鍮スペーサーの紛失にご注意ください!

【 注意 2 】本体Aに本体Bを合わせる際には、。必ず、本体Bの 赤いポンチ マークを下側にして、抱き合わせてください。
(運転席側へ装着する場合です)

【 注意 3 】真鍮スペーサーの凹面がダンパーロッドの凸面に必ず面で当たるように調整して固定してください。※下図参照(真鍮スペーサーは、中で回転させることができます)


上の注意事項を守りながら固定します。


 
5.ハンドルの取り付け
本体Bのナット穴に、ハンドルのボルト部を回し入れ右回転させていって軽く止めます。斜めに入らないようにご注意ください。
 ハンドルの回転中心部を、下画像のように親指で押えながら回し入れていくと 斜めにならないで入ってくれやすいです。
斜めに入った場合には、少し回した時点で固くなります。そのまま締めてしまうと固着してしまいます。最初から入れ直してください。




軽く止めた際のハンドルの傾きは下画像のようになるハズです(2時の方向)。もし、このような位置で止まらない場合は…、

①:ひとつ前の項目「手順4」の 「【 注意 2 】本体Aに本体Bを合わせる際には、必ず、本体Bの 赤いポンチマークを下側にして抱き合わせてください。」 を今一度確認して、赤いポンチマークが下側になるように付け直してください。

②:ひとつ前の項目「手順4」の 「【 注意 3 】真鍮スペーサーの凹面がダンパーロッドの凸面に必ず面で当たるように調整して固定してください。」 を今一度確認してください。




6.各部がドアに当たらないことを確認してください 

アイズ-ストッパーを装着後、ドアをゆっくりと閉めていって、本体やクランプやハンドルの各部がドアに当たらないことを確認してください。

まず始めに確認
まずドアを全開にして、シリンダーを反時計方向(上側から見て左回転)に止まるまで回した時に…
※「1.シリンダー位置の回転」でもご説明したように


↓↓↓
各ボルトの頭が車体の真後ろ~少し右側方向を向いている状態になっていることを、今一度確認願います。




この段階では、ドアを固定しようとしないでください!! 本体がまだ仮固定の状態ですのでドアを固定できません。固定しようとすると不具合の原因となりますので、ご注意ください。 

6- ①
ハンドルの黒色キャップの中には、磁石が内臓されていてハンドルを真上方向にした際には、磁石の吸着力によりハンドルを真上方向位置で仮ホールドできます。ハンドルを真上方向位置で仮ホールドした状態にしてから、ドアをゆっくりと閉めて行ってください。


6- ②
ドアが閉まり切る直前でいちど止めてみて、本体やハンドルがバックドア側の当たりそうな位置に、付属のキズ付き防止のスポンジテープを貼ります。次に、ドアを最後まで閉めてみて、各部がバックドア側に当たっていないかを確認してください。


6- ③
シリンダーは、ドアの開閉に伴って、わずかに回転するようになっています。シリンダーの「ドアの開いた状態での回転位置」「ドアの閉じた状態での回転位置」それぞれに対し、ドア内側に当たらないことを確認してください。



手首の角度に注目。これくらい回転するマージンがあります。

ほとんどの お車では、全開からドアを閉めていくに従い、シリンダーは時計回り(上から見て右回転)に回りますが、ハイエースの中には、閉めていくに従い、シリンダーが反時計回り(上から見て左回転)に回る お車もあります。本体やホルダーの各部がボディやドアに当たらない、車両個体差を考慮した最大公約数的な位置として、「ドア全開時に シリンダーを反時計まわりに回して止めた位置で、各ボルトの頭が車体の真後ろ~少し右側方向」と しておりますが、お車によっては、「車体の真後ろ~少し左側方向」が具合が良い場合もあります。 お車の状況に応じて本体の方向を 具合が良い位置に調節してください。

ご確認下さい
※お車によっては、ドア側に貼ったスポンジテープが凹んでしまう状況になります。特に、ミドルルーフ(ロング・ワイドボディ)車では、ハンドル部分がドアの内側に当たってしまうというご報告があります。アイズ-ストッパーを装着しても ドア側の塗装をキズ付けるなどの問題が出ないかどうかは ドアの内側に貼った キズ付き防止スポンジの凹み具合でご判断ください。本体を回転させて調整することで ドアに当たらないようにできる場合が多いですが、装着を断念される場合には、ご返品・ご返金を承りますので お申し出くださいますよう お願い申し上げます。
スポンジが凹んだ状態(本体がバックドア側に接触している)のまま走行をされますと、接触部分がスポンジを突き破ってドア側の塗装面をキズ付ける状態になる場合もあります。ご留意ください。なお、装着作業に起因する塗装面へのキズなどの支障につきましては、免責とさせていただいております。ご了承のほど お願い申し上げます。



7.本体固定用クランプの本固定 

7- ①
各部がボディやドアに当たらないことをご確認いただいた後に、その位置で本体固定用クランプのボルトを付属の六角レンチを使って、シッカリと本締めしてください。

※その際に、下に記載した注意2点を、今一度確認してから本固定してください。

①:シリンダーの溝部分に爪部(カギ状になった部分)が、しっかりと入っていること(手順 3 を参照ください)
②:爪部の上をクランプでしっかり締め付けている状態になっていること(手順 3-③ を参照ください)


 【溝部分に爪部が入り込んでいないと、ドアを半開固定した際にズレ動いてしまします!! 】
ドアが開いていかないように アイズ-ストッパーで固定してもズレ動いてしまう場合には、溝部分に爪部が入っていないことが原因であったりします。
クランプを強力に締め付けることでは、ズレ止めはできません。必ず爪部が溝部分に入っている必要があります爪部が溝部分に入っている状態(本体をしっかりと押し上げている状態)で しっかりと力いっぱい締め付けてください。

7- ②
固定具合を 必ずご確認ください !!
ここで一度、ドアを少し開いたところで、アイズ-ストッパーのハンドルを 時計の針でいうところの 2時~3時くらいの位置まで締め込み、 ドアをしっかりと固定してみてください。



ドアを固定した状態で、ドアを開く方向に少しゆり動かしてみたときに、本体がズレ動かないことを確認してください。


下画像のように 本体とシリンダーとの間に ほとんど 隙間がないのが正常な(ズレ動いていない)状態です


下画像のように 本体とシリンダーとの間に隙間が生じていると、本体がズレ動いてしまっている状況です!!!
なお、シリンダーの溝部分に爪部が、しっかりと入っている状態でしたら、2mmくらいの隙間があっても大丈夫です。


もし、ドアを開く方向に少しゆり動かしてみたときに 隙間が2mm以上に広がっていくようでしたら、、シリンダーの溝部分から爪部が出てしまっています。
それ以上 ドアを開くことを止めて、もう一度本体Aを上側(シリンダー側)へとしっかりと押し上げて爪部(カギ状になった部分)がシリンダの溝部分に確実に入っている状態で、ボルトを強く締めあげてください。




7- ③
ドアを半開状態に固定した際に外側に突き出ているハンドルがボディー側に当たらないかを確認してください。


支障があるようなら本体固定用クランプを緩めて、本体の方向を修正してください。



定期的な確認をお願いします
装着して1か月ほどしてから、本体やクランプの各ボルトの増し締めを行ってください。
また、また、各箇所やボルトなど、緩みが無いかを定期的にご確認下さい。気温の低い時期では、ドアを問題無く固定できていたとしても、気温が上昇して ダンパーの反力が強くなることで ドアを固定しきれなくなるケースもあります。
締め付け具合が不十分なことで、本体がズレ動いてしまって 爪部がシリンダーの溝部分から外れてしまいますと、爪部の形状が変形してしまいます
下画像は、正常な状態の爪部の形状です。


下画像は、爪部が変形してしまっている画像です。


上画像のような状態に変形してしまいますと、 固定具合がさらに悪化してしまいますので、再度装着をし直しても ドアをしっかりと固定できなくなります。クランプのボルトの緩みに ご注意ください。
なお、変形してしまった爪部の補修を承ることが出来ます。
サポート商品販売ページ  https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/mssupport  の 一番下から3番目の 「変形した爪部分の修正」をご購入ください。



8.上側ホルダー用磁石の貼付け
 
8-1 
ハンドルの黒色キャップの中には、磁石が入っています。その磁石に対して、付属の「上側ホルダー用磁石」を吸着させます。


8-2 
ハンドルを真上方向にした位置で、ハンドル側に吸着させている「上側ホルダー用磁石」を、シリンダー側へと吸着替えします。
「上側ホルダー用磁石」を ハンドルの黒色キャップ側から シリンダー側へと移し替えます(磁力でシリンダーに貼りつかせます)



8-3
ハンドルは左回転させて下側に垂らしておき、シリンダーに貼りつかせている磁石の上から、「上側ホルダー用テープ」を貼ります。

※もし貼るのを失敗してしまったり、紫外線等で痛んできてしまった場合は、ビニールテープで代用して下さい。

8-4
「黒色キャップの中の磁石」と、「上側ホルダー用磁石」とが引き合う磁力により、ハンドルを真上方向にホールドすることができます。


※2023.7.21以降に出荷したアイズ-ストッパーにつきましては、本体をよりコンパクトにした関係で、ハンドルとシリンダーの距離が近くなっております。調整が必要な際はコチラをご覧ください。
https://aizurv2.hamazo.tv/e9695149.html


≪装着動画≫
10分弱の動画です。YouTubeでご覧いただくと、説明用の字幕も見れます。 



操作具合の動画 
上側ホルダーは 従来の仕様のものですが、操作具合は 磁石式の最新仕様のものと 同じになります。
YouTubeでご覧いただくと、説明用の字幕も見れます。 




運転席側への装着のご説明は以上です。

 
補足.助手席側へ装着する場合
なお、この説明書の冒頭にある【装着作業に先立ちまして】 で ご説明したように、操作状況が運転席側とは違ってきます。【装着作業に先立ちまして】 の内容をご覧いただき、 助手席側への装着をご検討ください。

1.シリンダー位置の回転
運転席側バックドアダンパーのシリンダーをつかんで、時計方向(上側から見て右回転)に止まるまで回しておきます。


 

2.保護テープと本体固定用クランプの取り付け
シリンダーの最下部に保護テープを貼ってから、

 

保護テープの上付近に本体固定用クランプを仮固定しておきます。クランプは、ロッド部分で装着してから、シリンダー部分へ移動させて六角レンチを使って仮固定しておきます。 
ボルト頭は、画像のように車内側(シリンダーの右側)で締めます。



3.本体Aの仮固定
本体Aを、本体固定用クランプで仮固定します。詳細は 運転席装着の「3.本体Aの仮固定」 を参照ください。 
本体Aの向きは、ボルト穴が 車体の真後ろ~少し左側方向を向いている状態で仮固定してください。




4.本体Aに本体B固定
以下のように、2種類の操作状況のいずれかを選んで 抱き合わせ固定をしてください。
①本体Bの赤いポンチマークを下側にして抱き合わせると、ドアを固定時には ハンドルが車内側になります

下画像は 固定した際のハンドル位置です。

 

②赤いポンチマークを、上側にして抱き合わせると、ドア固定時には ハンドルが車外側になります

下画像は 固定した際のハンドル位置です。


 
①、②、 いずれにありましても、ハンドル固定を解除した際のホールドは、運転席側と同様に 上方向にホールドします。
①の場合では、1/4回転ほど左回しをして、②の場合では、3/4回転ほど左回しをしてから 上方向に磁石でホールドすることになります。



5.ハンドルの取り付け
6.各部がボディやドアに当たらないことを確認 
7.本体固定用クランプの本固定
8.上側ホルダー用磁石の貼付け

の、  5、~ 8、 につきましては、運転席側装着の説明内容を参考にしてください。


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ご使用方法・ご注意
【 ご使用方法 】
バックドアの開き位置を決めて押さえておき、アイズストッパーのハンドルを締め込んで固定します。
ハンドルの締め込み具合は、ドアを固定できる必要最低限の締め込み具合を心がけてくださいドアは動かないけど、押せば動く状態(がっちりと固定され過ぎていていない状態)が望ましい状態です。
ハンドルを強力に締め込むことで、ドアが強固に固定されていますと、下記に説明している危険が生じます

ハンドルは軽めに固定してご使用ください
下画像では、全開位置のドア先端部に12kgほどを 吊り下げた状態で固定しています。バックドアにリヤキャリアや、はしごなどの重量物が取り付けられていたりして、バックドアの重さが10kg以上重くなっていると、アイズ-ストッパーでがっちりと固定することは危険を伴います。

もし、10kg以上重くなっているバックドアを(例えばリアキャリアに自転車を積載している場合など)、全開位置で固定したとすると、純正ダンパーの付け根部分が破壊してしまう可能性があり、とても危険です。
ダンパーの付け根部分には、テコの原理と同じ作用により、ドア先端部に加えた荷重の10倍以上の力が働きます。バックドアが10kg以上重くなっている場合では、ダンパー付け根部分には 300kg・f 近い 大きな力が掛かることになります。トヨタ純正のダンパー付け根部分の強度は、300kg・f 以上の力に耐えることを想定していません。
試しに、 ドアを全開位置に ガチッと固定した状態にして、少し力を加えて(あまり大きな力は加えないで) ドアを押し下げようとしてみてください。ダンパーの付け根部分 や バックドアのルーフ側にあるヒンジ を注視していただくと、ボディの鉄板部分が歪んできて、とても大きな力が加わっている様子を 実感していただけると思います。

自転車を積載しているなど 10kg以上重くなっている場合では、半開位置での固定にとどめてください。その場合にありましても、ドアを押せば、動いてしまう程度の必要最低限の固定具合にしてお使いください。押せば動く状態(がっちりと固定されていない状態)が望ましい状態です。ドアを押しても動かないほどに ガッチリと固定し過ぎることは危険です!! 
アイズ-ストッパーでドアを軽く固定されている限りでは、ドアに大きな力が加わった際でも、ドアがズレ動いてくれることで、ダンパーの付け根部分が破壊されることはありませんが、ドアを強力に固定して、大きな力が加わった際にも、ドアがガッチリと動かないほどに固定されていると、ダンパーの付け根部分が破壊してしまう可能性があります。十分にご注意ください。
そのような危険性を回避するためにも、必要最低限の軽めの固定でお使い下さい。 ユーザー様以外の方がドアを固定される場合でも、ご注意してもらってください。

ガチッと固定されているドアを、 他のどなたか や お子さんだとか が 強く押したり、引いたり、ぶら下がったり されることの無いように、十分にご注意いただけますよう お願い申し上げます。

【 ドア全閉から30センチほどまでの半開状態につきまして】
バックドア全閉から30センチほどまでの、わずかな開き位置ではグラグラした固定状況になります。どれほど強く固定をしたとしても、ダンパー付け根部分の遊びがあるため、かっちりとした固定具合にはなりませんことを ご了承ください。

【 定期的に、本体がズレ動いていないかを 確認ください】
バックドアを全開位置に保持しておく際(降りてこないようにする)には たいした固定力を必要としません。バックドアを半開位置から開いていかないように保持する際に 強力な固定力が必要になります。また半開位置に固定しているバックドアを、どなたかが無理矢理 開こうとした場合には、とても大きな力が働きますので、本体がズレ動いてしまう可能性があります。爪部が溝部分から出てしまうようなことがありますと、爪部分の形状が外側に曲がってしまいます。 爪部分の形状が外側に曲がってしまいますと、シリンダーの溝部分から外れやすい状態になりますことから、再装着をし直しても しっかりと固定ができなくなります。
定期的に 本体がズレ動いていないかを 確認されること(シリンダーと本体との隙間の具合で確認できます)を お勧めいたします。
なお、 爪部分の形状が外側に曲がってしまった場合の対策として、「強力タイプのクランプ」を用意しております。(送料・税込み 880円です)
https://aizurv2.hamazo.tv/e9706824.html 


【固定しづらい場合につきまして】
5型以降の寒冷地仕様車では、寒冷時でも強い反力が出る強化されたダンパーが付いています。逆に夏場にはガスダンパーの反力は とても強くなります。
夏場に、ドア全開時には ハンドルを軽く締め込んで固定ができても、開き具合が中間位置では 強めに締め込まないとしっかりと固定できない場合があります。
また、ロッド部分に潤滑剤などの油分やワックス成分などが残っていると、しっかりと固定できない場合があります。ロッド部分ならびに真鍮スペーサー部分を脱脂してみてください。

【 ハンドルの位置にご注意ください 】
ドアを固定している際には、ハンドルは車外側に飛び出ている状態になります。
適度に固定をした状態では、強めの力でドアを閉めていくこともできてしまいますが、バックドアが閉まりきるより前に、ハンドルがドアの内側面に当たってしまうことになります。 特にユーザー様以外の方が バックドアを開閉される場合などには、半固定状態に気付かない場合もありますのでご注意ください。



【 ハンドルの外し方について 】
ハンドルは左回転させていくと、外すことができます。ハンドルを外した状態でも、中にある部品(真鍮スペーサー)が出てくることはありません。
ユーザー様以外の方がバックドアを開閉される機会が多いような場合などでは平素はハンドルを外しておくといった使い方もありますが、ハンドルの紛失にはご注意ください。
ハンドルのボルト部分の長さは、個別に調整して組んでいます。もしハンドルを紛失された場合、補修部品としてのご用意はありますが、調整が必要ですので弊社までご連絡ください。

【 ドア半開状態の際の、排気ガス流入の危険性について 】
バックドアを半開状態にしている際に、エンジンがかかっておりますと、排気ガスが車内に流入しやすい状況となり、排気ガス中毒の危険性があります。十分にご注意ください。
フロントエアコンを外気導入にして稼働させると、室内側から常にバックドア側へと空気が流れることで、室内側への排気ガスの流入を避けることが出来ます。なお、リヤエアコンやリヤヒーターを稼働させても、車内循環空気ですので排気ガスの流入を防ぐ効果がありません。

ボルトのゆるみについて
装着して1か月ほどしてから、「爪の上を固定しているクランプのボルト」(7.本体固定用クランプの本固定 を参照) と 「本体AとBを抱き合わせ固定している ボルト」 を増し締めしてください。特に、「爪の上を固定しているクランプのボルト」の増し締めを 必ず行ってください。
固定力が弱くなったように感じられた場合には、
本体AとBを抱き合わせ固定しているボルトが緩んでしまっている可能性があります。付属の4mm六角レンチを使って、しつかりと固定し直してください。
頻繁にそのボルトが緩んでしまうようでしたら、いったん外して、ボルトの先に「ボルト緩み防止剤」を塗付してから 固定されることをお勧めします。
「ボルト緩み防止剤」の代わりに瞬間接着剤でも代用できますが、強く固定されすぎますので、ボルトを外す際には 本体を小型バーナーなどで熱しながら外すことになります。

固定した際のハンドル位置が、装着当初よりも進んでしまった場合の調整方法
このブログ https://aizurv2.hamazo.tv/e9754207.html を参照してください。

最後になりますが、ご使用上で気になることがあれば、ご報告いただけると 今後の改良などへとつなげることができて、ありがたく存じます。
弊社レビュー投稿ページは下記URLからアクセスできます。どうぞよろしくお願いいたします。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/reviewlist

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本 取扱説明書の内容は、製品の仕様変更などで予告なく変更される場合があります。ご了承ください。
なお、この説明書につきましては、個人様の非営利目的以外の使用は ご遠慮くださいますよう お願い申し上げます。
また、アイズ-ストッパー は、特許出願中です(特願2021-142319) ご留意の程 お願い申し上げます。


Posted by AIZU at 12:08

2023年09月15日

スペースマット用の木製脚について

◆スペースマットへ木製脚を取り付ける際の注意点◆

真っすぐ垂直にはめ込む
ボルトを斜めに差し込むとネジやナッが噛んでしまい、着脱ができなくなってしまいます。
はめ込んでいる際に、硬いな、キツイなと思った場合は手を止めて再確認してください。

ポールの根本(ネジが付いている側)を持って、確実にねじ込んでください。
また、使用時はボルトをシッカリねじ込んでください。
(マットに木製脚の跡が残るくらい)


↓良い例


↓悪い例



◆スペースマットの設置場所について◆
マットを置く場所によって様々な室内レイアウトが可能です。





Posted by AIZU at 12:15