「強力タイプのクランプ」の装着方法です。

AIZU

2023年08月09日 18:49

「強力タイプのクランプ」を用意しました。


標準のクランプでの装着がうまくいかなかったり、ご使用している中で本体がズレ動いてしまったことで、爪の形状が 下画像のように外側に開いてしまっていても、「強力タイプのクランプ」で締め付けなおしていただくことで シッカリと固定することができます。


ちなみに 正常な状態の爪部分の形状は、下画像のようになっています。


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装着方法は、基本的には 製品に標準で付属されているクランプと同じです。下記の「アイズ-ストッパー装着説明 ブログ」を参照ください。
https://aizurv2.hamazo.tv/e9498817.html
https://aizurv2.hamazo.tv/e9611223.html  (2023年3月以降 )

「強力タイプのクランプ」は 標準クランプよりも 大きなサイズになっていることから、装着位置に少しでも問題があると、ドアを閉めた際に クランプがボディやドアに当たってしまいます。
「強力タイプのクランプ」は、繊細な固定位置となりますことから、下記に補足説明をご案内申し上げます。

※ハイエース用に ご用意したクランプになります。このクランプをキャラバンに取り付けるには、ボルトの種類・長さを変更するなどが必要な上に、とても繊細な位置決めをしていただく必要があります。キャラバンに取り付けをご希望される場合には、別途 お問い合わせください。

「強力タイプのクランプ」は、サポート商品ページにて  お求めいただけます。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/mssupport
ページの 一番したあたりにあります。

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装着方法につきまして ご案内申し上げます。
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装着前準備として、運転席側シリンダーを、反時計方向に回して止まった状態にしておきます。(助手席側に装着する場合には、時計方向に回して 止まった状態にしておきます)


1.まず、クランプのボルトを付け替えます。
元から付いているボルトを外します。
ボルト頭側についているスペーサーも一緒に外します。


ボルトを抜く際に、受け側のナットが外れますので、落として無くさないように注意してください。



六角穴付きのボルトに付け替えます。差し込んだだけだと長さが足りていませんが大丈夫です。

1、クランプは、シリンダーの位置で締め付けるものですが、まずはシリンダーの位置ではなく、ロッドの位置でクランプをはめて ボルトをナットに入れて少しだけ回して  クランプを輪っか状態にしておきます。(シリンダーの位置で輪っか状態にするのは大変です)

ボルトは 右側から左側のナットへと入れます。
斜めに入らないように注意しながら、手で回し入れます。もし斜めに入ると数回転させた時点で固くなります。そのまま締めこめば固着してしまいます。ボルトをまっすぐに入れ直してスムーズに回るようにしてください。


2、次に、輪っか状態にしたクランプを シリンダーの位置へと移動させておいてから、
ボルト頭の位置は シリンダーの左側になります


3、本体Aを上側(シリンダー側)へと しっかりと押し上げて、爪部(カギ状になった部分)がシリンダーの溝部分にしっかりとハメ入れてから(ココが重要です)、


爪部の上をクランプで固定します。下画像の赤線付近に シリンダーの溝部分がくるようにします。


※下図のように、 必ず爪部の上をクランプで押さえている状態になるように 固定してください


下画像は、爪部の上を締めこんでいない ダメな固定方法です。



8mmのメガネレンチやソケットレンチやモンキーレンチを使って、この段階では 緩めに固定しておきます。


※強化クランプのボルト頭は、シリンダーの車内側(向かって左側)にあって、 「車体の真後ろ」 を向いている状態にします。
 本体Aのボルト穴は、 「車体の真後ろよりも 少し右側方向」 を向いている状態にします。

4、シリンダーに固定をした本体Aに 本体Bを抱き合わせて、5mmボルト2本を がっちりと固定します。
(本体Aの中に入れる 真鍮スペーサーの紛失に ご注意ください)


5、本体Bのナット穴に、ハンドルのボルト部を回し入れます。 斜めに入らないようにご注意ください。斜めに入った場合には 少し回した時点で固くなります。そのまま締めてしまうと固着してしまいます。最初から入れ直してください。


●本体にハンドルを装着して 回していく際に、強化クランプのボルト頭が 邪魔になってハンドルを回せないかも知れません。その場合には強化クランプを いったん左側へと回転させておいて ボルト頭がハンドルに干渉しないようにしてから ハンドルを回していってください。


●ハンドルが時計の2時方向に止まった状態にしてから、強化クランプのボルト頭を  「車体の真後ろ」 に向いている状態に戻します。

6、アイズ-ストッパーを装着後、ドアをゆっくりと閉めていって、本体やクランプや上側ホルダーの各部がボディやドアに当たらないことを  確認してください。
シリンダーは、ドアの開閉とともに回転します。ほとんどの車両では ドアが閉まっていくに従い シリンダーは時計方向に回転しますが、なかには反時計方向に回る車両もあります。シリンダーが回転しても 各部がボディやドアに当たらないことを確認してください。

下画像は、ドアが閉まり切る直前で、下側から覗き上げた画像です。


下画像は、ドアが閉まり切る直前の画像です。クランプの後ろ側に出ているボルトがボディに当たらないかを確認している画像です。





下画像は、ハンドルを固定した際に ボディに当たらないかを確認している画像です。



ドア全開時に、シリンダーを反時計に回した状態で、各ボルトの頭が 車体の真後ろよりも 少し右側方向に向いているのが 標準的な方向位置となりますが、車両個体差もあります。必要に応じて 本体やクランプの向きを調整してください。




7、本締め
本体や強化クランプや上側ホルダーの各部が、ボディやドアに当たらないことを  確認し終えましたら、
8mmのソケットレンチやスパナやモンキーレンチを使って、しっかりと本締めしてください。



7-1 本締めを終えましたら、固定具合を 必ずご確認ください !!
ここで一度、ドアを少し開いたところで、アイズ-ストッパーのハンドルを 時計の針でいうところの 2時~3時くらいの位置まで締め込み、 ドアを固定します。



ドアを固定した状態で、ドアを開く方向に少し動かしてみたときに、本体がズレ動かないことを確認してください。
下画像のように 本体とシリンダーとの間に 隙間がないのが正常な(ズレ動いていない)状態です


※ 下画像のように 本体とシリンダーとの間に隙間が生じている場合では、本体がズレ動いてしまっています!!!


ズレ動いてしまっている場合には、もう一度 本体Aを上側(シリンダー側)へと しっかりと押し上げて、爪部(カギ状になった部分)がシリンダーの溝部分に確実に入っている状態で、ボルトを 強く締めあげてください。



装着後 1週間ほどしてから、クランプや本体の 各ボルトの増し締めを行ってください。



寒い時期には、問題無く固定が出来ておりましても、気温が上昇すると ダンパーのガス反力が強くなることで、固定力がガス反力に負けてしまうことになりかねません。負けてしまって 本体がズレ動いてしまいますと、 爪部分が外側へと変形してしまって 何度 付け直しても しっかりとした固定ができなくなります。その場合には 爪部分の変形を修正し直してから 付け直す必要が出てきます。そのようなことにならないように、強化クランプのボルトの締まり具合を 定期的に ご確認いただくことを お勧めします。


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※爪部分の形状が外側に曲がってしまっている場合には、



その変形具合が些少のものであれば、この「強力タイプのクランプ」で強く締め付けることで、外側に曲がってしまっている爪の部分を形状矯正しながら「シリンダーの溝部分」の中に納まった状態で 固定することができます。
クランプの中の 爪の納まり具合は目視で確認できないのですが、本体Aを上側(シリンダー側)へと しっかりと押し上げておいて、クランプのボルトを  8mmのソケットレンチやスパナやモンキーレンチを使って、しっかりと本締めしてください。 
「強力タイプのクランプ」で締め付けた後で、固定具合を確認してみてください。ドアを半開位置に固定をしておいて、ドアを揺すってみていただき、本体がズレ動いていかないかを見て 固定具合を ご判断ください。また、装着後 1週間ほどしてから、クランプの増し締めを行ってください。
なお、バックドアを全開位置に保持しておく際(降りてこないようにする)には たいした固定力を必要としません。バックドアを半開位置から開いていかないように保持する際に 強力な固定力が必要になります。また半開位置に固定しているバックドアを、どなたかが無理矢理 開こうとした場合には、とても大きな力が働きますので、本体がズレ動いてしまう可能性があります。爪部が溝部分から出てしまうようなことがありますと、爪部分の形状が外側に曲がってしまいます。
冬場には問題なく半開固定できていたのに、夏場になって(ダンパーの反力が強くなります)半開固定ができなくなるケースもございます。定期的に 本体がズレ動いていないかを 確認されることを お勧めいたします。

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爪部分の曲がり具合は、下画像の程度までが、なんとか「強力タイプのクランプ」で対策できうるギリギリな変形度合です。


「強力タイプのクランプ」で締め付けた後で、固定具合を確認してみていただき、ご不安を感じられる場合には、(あるいは爪部分の変形具合が大きい場合には)
 爪部分の形状を正常な状態に戻してから 装着し直す方がベターです。爪部分の形状を修正することも承っております。
下画像のように変形している爪部分を




下画像のように 正常な状態に近い形状に戻せます。


爪部分を修理修正を 御希望される場合には、お手元のアイズ-ストッパーをお送りいただき、爪部分を修理修正したのちに  1週間以内に ご返送をいたします。
万一、爪部分の形状修正加工がうまくいかなかった場合には、正常な代替品に交換の上 ご返送を致しますことから、本体Aだけでなく、本体B、中の真鍮スペーサー、ハンドルのセットで ご返送いただいております。(本体Bの中の真鍮スペーサーを紛失しないように ご注意ください)
爪部分を修正する費用や送付方法につきましては、弊社までお問い合わせください。









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