NV350キャラバン アイズ-ストッパー 取り付け説明

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NV350キャラバン アイズ-ストッパー 装着・ご使用の説明書です ( 2023年1月以降の製品用です)

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≪ご注意≫
※アイズ-ストッパーは、日産純正のダンパー用となります。
社外品の強化ダンパーやハイリフトダンパーなどには、適合しない可能性があります。

※バックドアの重さが10kg以上増えている状態で全開位置で固定しないで下さい。
バックドアに自転車を積載した場合など、重量が増えたドアを全開位置で固定すると、テコの原理でドアを支えるダンパーには とても大きな荷重が加わります。ダンパーの取り付け部分の強度が耐えられず 破損する恐れがあり大変危険です。詳細は当説明書の一番最後の「ご使用方法・ご注意」をご覧下さい。


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≪商品内容≫
NV350キャラバン アイズ-ストッパー 取り付け説明
上画像の部品の他に、キズ付き防止用テープ(厚手のタイプ) 2枚 が付属しています。

真鍮スペーサーの紛失にご注意ください!!
上画像の本体Bの黄色テープの中に、ダンパーロッドを固定するための真鍮製スペーサー入っています。小さな部品ですので、紛失にご注意ください。
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紛失時には補修部品としてのご用意はありますが、全ての部品をセットで弊社に返送いただき再調節する必要があります。

≪必要工具≫
使用工具は、商品に付属されている 4mm六角レンチの他に「プラスドライバー」と「マイナスドライバー」が必要です。
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≪各部の名称≫
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≪装着動画≫
キャラバン・ハイルーフ車への、5分ほどの装着動画です。標準ルーフの場合も装着方法は同じです。 下記の装着説明に先立ち、一度ご覧いただければと存じます。

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本製品は運転席側のバックドアダンパーに装着します。 
 
1.キズ付き防止用テープ(厚手のタイプです)を貼ります。
装着作業の際に、ボディ側に当たって キズが付くことを防ぐために、下画像の付近にキズ付き防止用テープ(厚手のタイプです)を貼っておきます。
作業終了後には 剥がし取ってください。 
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2.保護テープと本体固定用クランプの取り付け
2-1 シリンダーの最下部に保護テープ(薄いタイプです)を貼ってから、
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2-2 保護テープの上付近に本体固定用クランプを仮固定しておきます。
クランプは、下画像のように ボルト頭部分を右側にした状態で ロッド部分で装着してから、
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シリンダー部に移動させ、マイナスドライバーを使って 下画像のあたりに クランプを仮固定しておきます。 
ボルト頭部分は、シリンダーの左側に位置します。
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3.本体Aの仮固定

本体Aを上側(シリンダー側)へとシッカリと押し上げて、爪部(カギ状になった部分)がシリンダーの溝部分にしっかりとハメ入れてから(ココが重要です
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※爪部(シリンダーの溝部分)が、 クランプ幅の中央付近になるように 固定してください。
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爪の上を固定用クランプで仮固定してください。まだ ガッチリとした固定でなくてもOKです。
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4.本体Aに本体Bを固定
仮固定された本体Aに、本体Bを抱き合わせます。
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真鍮スペーサーを紛失しないよう注意しながら、紛失防止用の黄色テープは取り除いてください。
※本体Bの赤いポンチマークは必ず下側にします。
※真鍮スペーサーは下図のように  ロッドに対して、面で当たっているようにしてください。
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抱き合わせ固定用の5mmボルト2本を 六角レンチを使ってシッカリと締め込み、本体Aに本体Bをガッチリと固定します。
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5.ハンドルの取り付け
本体Bのナット穴にハンドルを装着し、右回転させていって軽く止めます。
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※軽く止めた際にハンドルが止まる位置
下画像のような位置になるハズです。もし、このあたりで止まらない場合は、 「手順5、※本体Bの赤いポンチマークは下側にします。」 を今一度確認して、赤いポンチマークが下側になるように付け直してください。
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6.保護テープ(上側ホルダー用)の貼付け
シリンダーの下画像の位置に、保護テープを貼ります。
※貼る位置は、ハンドルの黒色キャップと保護テープの上端がおおむね揃う高さにします。
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⑦上側ホルダーの仮固定
上側ホルダー用のクランプを、シリンダー部に仮固定します。
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※保護テープの上に プラスドライバーを使って 仮固定します。
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※四角ナットの向きに ご注意ください。
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8.上側ホルダーの高さ調整
仮固定状態にしている、上側ホルダー用のクランプを少し緩めて、高さ位置を調整します。
 ※ハンドルをホルダーに入れた際に、黒色キャップの下端とホルダーの下端が おおむね揃う高さに調整します。
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9.上側ホルダーの調整
上側ホルダーへの、ハンドルの出し入れがスムーズで格納もしっかりできるように、ホルダー位置を回転させて調整します。 
※ホルダーを手前に少し開きながら 同時にハンドルを少し押しつつ 右回転させると ハンドルをホルダーからスムーズに出せて、
 少し押しながら戻し入れると、クリック感を伴いながら格納できる。このような操作具合になるように ホルダーを回転させながら調整します。
 ※ハンドルを格納し 簡単に出てこない状態にあることを確認してください。
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※ホルダーのステンレス板は手で曲げることもできます。適宜 板の曲がり具合も 調整してみてください。
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操作具合については、次の動画を参考にしてください。YouTubeでご覧いただくと、説明用の字幕も見れます。車はハイエースですが 操作状況は同じです。


10.上側ホルダー用クランプの本固定
ハンドルの出し入れの操作具合が良いことが確認できましたら、上側ホルダーが動かないように プラスドライバーでしっかりと固定します。
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11.装着具合の確認 
11-1 
ドア全開時に、各ボルトの頭が車体の真後ろ~少し左側方向を向いている状態になっていることを 今一度確認願います。
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下画像は、車体の真うしろ方向から撮影したものです。
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11-2
 ドアをゆっくりと閉めていって、本体やホルダーの各部がボディやドアに当たらないことを確認してください。

11-3
ドアが閉まり切る直前で止めて、本体や上側ホルダーがバックドア側の当たりそうな位置に、付属のキズ付き防止のスポンジテープを貼ってから、ドアを最後まで閉めてみて、本体がバックドア内側に当たっていないかを確認してください。(下画像は 標準ルーフの画像です)
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下画像は、ドアが閉まり切る直前で止めて、下側から覗き上げて ドア内側に当たっていないかを確認しています。 
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11-4
最初に貼ったキズ付き防止用テープに 本体が当たっていないかを確認してください。 
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11-5
ドア半開時の固定では、外側に突き出ているハンドルが ボデイ側に当たらないか 確認してください。
支障があるようでしたら、「10.上側ホルダー用クランプの本固定」を緩めて、方向を修正してください。 
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※お車によっては、また、装着具合によっては ドア側に貼ったスポンジテープが凹んでしまう状況になります。 アイズ-ストッパーを装着しても ドア側の塗装をキズ付けるなどの問題が出ないかどうかは スポンジの凹み具合でご判断ください。本体や上側ホルダーの装着位置を回転させながら調整することで ドアに当たらないようにできる場合がほとんどですが、装着を断念される場合には、ご返品・ご返金を承りますので お申し出くださいますよう お願い申し上げます。
スポンジが凹んだ状態(本体や上側ホルダーがバックドア側に接触している)のまま走行をされますと、接触部分がスポンジを突き破ってドア側の塗装面をキズ付ける状態になる場合もあります。ご留意ください。なお、装着作業に起因する塗装面へのキズなどの支障につきましては、免責とさせていただいております。ご了承のほど お願い申し上げます。

12.本体用クランプの本固定 本体のクランプのボルトを、マイナスドライバーで本固定します。下記の点を今一度ご確認ください。
※・シリンダーの溝部分に爪部(カギ状になった部分)が しっかりと入っていること(説明③参照ください)、・クランプの真ん中あたりで爪部を締め付けている状態になっていること、 の2点を 今一度確認してから 本固定してください。
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 【溝部分に爪部が入り込んでいないと、ドアを半開固定した際にズレ動いてしまします!! 】
ドアが開いていかないように アイズ-ストッパーで固定してもズレ動いてしまう場合には、溝部分に爪部が入っていないことが原因であったりします。
クランプを強力に締め付けることでは、ズレ止めはできません。必ず爪部が溝部分に入っている必要があります。爪部が溝部分に入っていれば、マイナスドライバーで適度に締め付ける程度でOKです。モンキーレンチなどを使って 必要以上にクランプを強力に締め付けすぎると、クランプが破損してしまい、使えなくなりますのでご注意ください。
なお、本体固定用クランプは、ホームセンターなどでも「ホースバンド」として販売しています。直径24mmをクランプするための ステンレス製が適合します。
https://www.monotaro.com/p/4554/6444/

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本体を抱き合わせているボルト2本も、しっかり固定されているか 今一度確認してください。 
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装着作業は 以上で終了です。

≪装着動画です≫
動画では「装着具合の確認作業」が抜けていますが、 必ず、「11.装着具合の確認」をして ドア内側などに干渉しないことをご確認ください。
YouTubeサイトでご覧いただくと、説明用の字幕も見れます。

 
≪操作状況の動画です≫
40センチほどまでの半開状態では、どれほど強く固定をしたとしても グラグラした固定状況になてしまうことを説明しています。


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ご使用方法・ご注意
【 ご使用方法 】
バックドアの開き位置を決めて押さえておき、アイズストッパーのハンドルを締め込んで固定します。
ハンドルの締め込み具合は、ドアを固定できる必要最低限の締め込み具合を心がけてくださいドアは動かないけど、押せば動く状態(がっちりと固定され過ぎていていない状態)が望ましい状態です。
ハンドルを強力に締め込むことで、ドアが強固に固定されていますと、下記に説明している危険が生じます

ハンドルは軽めに固定してご使用ください
下画像では、全開位置のドア先端部に10kgほどを 吊り下げた状態で固定しています。バックドアにリヤキャリアや、はしごなどの重量物が取り付けられていたりして、バックドアの重さが10kg以上重くなっていると、アイズ-ストッパーでがっちりと固定することは危険を伴います。
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もし、10kg以上重くなっているバックドアを(例えばリアキャリアに自転車を積載している場合など)、全開位置で固定したとすると、純正ダンパーの付け根部分が破壊してしまう可能性があり、とても危険です。
ダンパーの付け根部分には、テコの原理と同じ作用により、ドア先端部に加えた荷重の10倍以上の力が働きます。バックドアが10kg以上重くなっている場合では、ダンパー付け根部分には 300kg近い 大きな力が掛かっていることになります。

試しに、 ドアを全開位置に ガチッと固定した状態にして、少し力を加えて(あまり大きな力は加えないで) ドアを押し下げようとしてみてください。ダンパーの付け根部分 や バックドアのルーフ側にあるヒンジ を注視していただくと、ボディの鉄板部分が歪んできて、とても大きな力が加わっている様子を 実感していただけると思います。

自転車を積載しているなど 10kg以上重くなっている場合では、半開位置での固定にとどめてください。その場合にありましても、ドアを押せば、動いてしまう程度の必要最低限の固定具合にしてお使いください。押せば動く状態(がっちりと固定されていない状態)が望ましい状態です。ドアを押しても動かないほどに ガッチリと固定し過ぎることは危険です!! 
アイズ-ストッパーでドアを軽く固定されている限りでは、ドアに大きな力が加わった際でも、ドアがズレ動いてくれることで、ダンパーの付け根部分が破壊されることはありませんが、ドアをガッチリと固定していて 大きな力が加わった際には、ダンパーの付け根部分が破壊してしまう可能性があります。十分にご注意ください。
そのような危険性を回避するためにも、必要最低限の軽めの固定でお使い下さい。 ユーザー様以外の方がドアを固定される場合でも、ご注意してもらってください。

ガチッと固定されているドアを、 他のどなたか や お子さんだとか が 強く押したり、引いたり、ぶら下がったり されることの無いように、十分にご注意いただけますよう お願い申し上げます。

【 ドア全閉から40センチほどまでの半開状態につきまして】
バックドア全閉から40センチほどまでの、わずかな開き位置ではグラグラした固定状況になります。どれほど強く固定をしたとしても、ダンパー付け根部分の遊びがあるため、かっちりとした固定具合にはなりませんことを ご了承ください。

【固定しづらい場合につきまして】
ドア全開時には ハンドルを軽く締め込んで固定ができても、開き具合が中間位置では(特に夏場には ガス反力が強くなることから) 強めに締め込まないとしっかりと固定できない場合もあります。
また、ロッド部分に潤滑剤などの油分やワックス成分などが残っていると、しっかりと固定できない場合があります。ロッド部分ならびに真鍮スペーサー部分を脱脂してみてください。

【 ハンドルの位置にご注意ください 】
ドアを固定している際には、ハンドルは車外側に飛び出ている状態になります。
適度に固定をした状態では、強めの力でドアを閉めていくこともできてしまいますが、バックドアが閉まりきるより前に、ハンドルがドアの内側面に当たってしまうことになります。 
特にユーザー様以外の方が バックドアを開閉される場合などには、半固定状態に気付かない場合もありますのでご注意ください。
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【 ハンドルの外し方について 】
ハンドルは左回転させていくと、外すことができます。ハンドルを外した状態でも、中にある部品(真鍮スペーサー)が出てくることはありません。
ユーザー様以外の方がバックドアを開閉される機会が多いような場合などでは平素はハンドルを外しておくといった使い方もありますが、ハンドルの紛失にはご注意ください。
ハンドルのボルト部分の長さは、個別に調整して組んでいます。もしハンドルを紛失された場合、補修部品としてのご用意はありますが、調整は必要ですので弊社までご連絡ください。

【 ドア半開状態の際の、排気ガス流入の危険性について 】
バックドアを半開状態にしている際に、エンジンがかかっておりますと、排気ガスが車内に流入しやすい状況となり、排気ガス中毒の危険性があります。十分にご注意ください。
フロントエアコンを外気導入にして稼働させると、室内側から常にバックドア側へと空気が流れることで、室内側への排気ガスの流入を避けることが出来ます。なお、リヤエアコンやリヤヒーターを稼働させても、車内循環空気ですので排気ガスの流入を防ぐ効果がありません。

【 ボルトのゆるみについて 】
使用していると、固定した際のハンドル位置が、装着当初よりも固定位置が変化していたり、固定力が弱くなったように感じられた場合には、
本体AとBを抱き合わせ固定しているボルトが緩んでしまっている可能性があります。付属の4mm六角レンチを使って、しつかりと固定し直してください。
また、頻繁にそのボルトが緩んでしまうようでしたら、いったん外して、ボルトの先に「ボルト緩み防止剤」を塗付してから 固定されることをお勧めします。
「ボルト緩み防止剤」の代わりに瞬間接着剤でも代用できますが、強く固定されすぎますので、ボルトを外す際には 本体を小型バーナーなどで熱しながら外すことになります。


最後になりますが、ご使用上で気になることがあれば、ご報告いただけると 今後の改良などへとつなげることができて、ありがたく存じます。
弊社レビュー投稿ページは下記URLからアクセスできます。どうぞよろしくお願いいたします。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/reviewlist

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本 取扱説明書の内容は、製品の仕様変更などで予告なく変更される場合があります。ご了承ください。
なお、この説明書につきましては、個人様の非営利目的以外の使用は ご遠慮くださいますよう お願い申し上げます。
また、アイズ-ストッパー は、特許出願中です(特願2021-142319) ご留意の程 お願い申し上げます。



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