› アイズ製品の装着説明用ブログです。

2025年02月18日

寒くなると、バックドアが全開しなくなる、、、

2020年にアイズ-ブロッカーを販売してから 早や5回目の冬です。
累計販売数は8500個を超えました・・・。夏までには1万セット越えです。
来し方を顧みると遠い目になってしまいます(苦労して特許を取得して、自社内で頑張って生産してきましたので・・・)
そんなことはいいとして、

アイズ-ブロッカーを装着した後でも、バックドアが全開位置にとどまってくれるためには、
アイズ-ブロッカーを装着していない状態で 2リットルのぺットボトルを吊り下げても全開保持できる余力が必要なのですが、
寒い季節になると、「アイズ-ブロッカーを装着したら、バックドアが全開しなくなりました・・・」のご報告が増えてきます。
冬場にアイズ-ブロッカーを装着される場合では、寒いことでガスダンパーの反力が低下していて
バックドアを全開位置にとどめておく余力が少くなっていることが原因かと考えます・・・

ガスダンパーは経年劣化します(ガス抜けによって反力が低下してしまいます)ので、
新車から5年くらい経っていると、寒いところでは全開してくれなくなったりします。
自宅ならバックドアが全開するのに、寒いスキー場だと全開してくれない・・・のは アルアルですね。
ちなみに 私の28年物の100系ハイエース(ブロッカーを装着しています)には4本目のが付いていますが、冬場の朝方は全開してくれません・・・昼頃には全開しますので ガマンして使ってます(笑)

バックドアはガスダンパー(左右に2本ある 黒色の筒状部材)の反力で押上げることで、開いていきます。
ガスダンパーの中には、窒素ガスが高圧状態に封入されていて、ガスの反力をスプリングのように利用しています。
この高圧ガスの圧力は、温度によって随分と変わってきます。
(ちなみにハイエースの寒冷地仕様車は、標準車よりも強い反力のガスダンパーが装備されています)

体重計を使って 反力を測定してみました。
伸びきった状態のダンパーを押し下げて、縮み始める付近の反力を測定しています。


取り付け部分には100kgを超える力が働きますので、ちゃんとした支持具を用意しないとダンパーの取り付け部を壊してしまいます。横着して1本をダメにしちゃいました(ボールジョイント部分が破断しました・・・トホホ)


測定時の雰囲気温度10℃のときの反力だけでなく、
30℃くらいに温められた場合の反力も測定しました。(下画像ではコタツヒーターBOXを作って温めています。温度計はまだ28℃ですが・・・)



5型のロールーフ車に使われている 寒冷地仕様のガスダンパー(新品です)を測定してみると
温度が10℃では121kg・fでしたが、30℃では143kg・fの反力でした(温度によって 反力は随分と変わりますね・・・)
ガスダンパーは、体重が120kgを超える人でも持ち上げてしまえるほどの力があるということになります。(2本だと 300kg近い押し上げ力!!)

ハイエースにはロールーフ車だけでも 様々な種類のガスダンパーが用意されています。
社外品の交換用ガスダンパーは、通販でも数多くのサイトで販売されています。
その中でも 代表的なガスダンパーを準備して、その反力を測定してみました。

それぞれの測定結果です



意外な結果となりました・・・
巷では 最も強い反力があるという噂の「保冷車用」(右側部番18950-26218)は、5型寒冷地仕様と同程度の反力しかありませんでした・・・
5型寒冷地仕様は 4型寒冷地仕様よりも、反力が随分と抑えられたものでした・・・
(4型寒冷地仕様は、夏場では 160kgを超える反力となって強過ぎたので、5型では反力を抑えたのかも知れませんね・・・
また、楽天サイト内でも評判が良さげな社外品の「強力タイプのダンパー」も 測定してみましたが、
強化タイプと謳っている割りにはたいした反力はありませんでした。
2本セット(左右共用の仕様になっています)で購入したのですが、1本は102kg もう1本は95kgしかありませんでした・・・
購入サイト内にも「当たりハズレがある」のコメントがあったりしました。
ガスダンパーは使わずに保管しておくだけでも劣化(ガス抜けが進行)しますし、保管状態によっても劣化度が違ってきますので「当たりハズレ」があるかとは思いますが、反力が低すぎます。
https://yamadabody.jp/blog/products/rear-door/gasusupuringu_2/
https://faq.sugatsune.co.jp/faq/show/1527?site_domain=tecf

測定をした中で 最も強い反力があるのは「4型の寒冷地仕様のガスダンパー」 でした。
へたってしまったダンパーを交換するのなら、またアイズ-ブロッカーを装着されている場合などでは、 断然 「4型寒冷地仕様」ダンパーへの交換がお勧めです。
4型寒冷地仕様の部品番号は、
右用  68950-26228
左用  68960-26228
です。
4型寒冷地仕様に交換する際には、まずは片側だけを交換してみて、バックドアの上り具合を見てから、もう片側を交換する方法もよろしいのでは と思います。
(うまくすれば 片側だけの交換で済んじゃって お得かもしれません  笑)
ハイエースの交換方法については 別のブログで ご案内申し上げます。
(エブリィのガスダンパー交換する様子は こちらです。https://aizurv.hamazo.tv/e9801966.html )
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なお、4型寒冷地仕様よりも強いダンパーをご存知の方がいらっしゃいましたら、お教えいただけるとありがたいです。
(トヨタディーラー様や、トヨタお客様相談室様に 何度もお問い合わせ致しましたが、お調べいただけませんでした・・・)



 
  

2025年01月24日

アイズ-スクリーン ハイエース200系標準幅・ロング・ハイルーフ車用 取り付け説明

ハイエース200系 標準幅・ロング【ハイルーフ車用】 アイズ-スクリーン取付説明書

※アイズ-スクリーンと一緒にアイズ-ブロッカーを取り付けされる場合や、すでにアイズ-ブロッカーが装着されている場合は、まず製品に同梱の別紙「アイズ-スクリーンとアイズ-ブロッカーを同時装着する場合」をお読みいただいてから作業を開始してください。


※画像はアイズ-ブロッカーも同時装着しているものです

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【商品内容】を ご確認ください。



①:本体・・・1枚
※スクリーンはポケットが付いている方が車内側です

②:ボディ側ホールドテープ・・・長2本、短2本
  
③:ルーフ側ホールドテープ・・・1本

④:サポートテープ・・・長2本、短2本
 
⑤:アンカーテープ

・アンカーテープ【小】2個入り
(アイズ-スクリーンだけを装着する場合に使います)

・アンカーテープ【大】2個入り    
(アイズ-ブロッカーと同時装着する場合に使います)

⑥:ホールドテープ固定用 爪付きクリップ
ルーフ側用(小)・・・5個
ボディー側用(大)・・・10個

以上、6点です

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【必要工具類】
・ハンマーの類(普通のトンカチでOKです)
・ハサミ 
・テープ(目印付け用です)
・先の細いプライヤーやペンチの類(爪付きクリップの隙間を小さくしたりする際に使います)
・ティッシュ できればウェットティッシュ(ウェザーストリップモールを外す際に手が汚れる場合があります)
・メジャー
※その他あると便利なもの
・踏み台


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【各部の名称】です。

スクリーン収納ポケットは取り外して車内・車外のどちら側にも取り付けが可能です。出荷時は車内側に装着してあります。
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【装着作業の流れ】

手順1.ルーフ側ホールドテープの装着

手順2. アンカーテープの装着

手順3. ボディー側ホールドテープの装着

手順4.サポートテープの装着

手順5. 本体の取り付け


このブログや取付け説明書を、最後までお読みいただいたうえで作業を開始してください。



【取付参考動画】


こちらの取付参考動画を、一度ご覧いただいてから作業を行うと、わかりやすいです。
※動画をクリックして字幕表示をONにすることで、解説もご覧いただけます。
※標準ルーフ車へ取り付けた際の動画です。標準幅ハイルーフ車も作業内容は同じですので参考にしてください。

【その①】
ルーフ側ホールドテープの装着
アンカーテープの装着
ボディー側ホールドテープの装着
サポートテープの装着


【その②】
本体の取り付け


ブログの最後に操作例の動画もありますので、あわせてご参照ください。



手順1.ルーフ側ホールドテープの装着



まず、ルーフ側のウェザーストリップモールのセンター(中央位置)とボディーのセンターにテープを貼って目印を付けておきます。外したモールを車体に戻すときの目印や、ルーフ側ホールドテープの中心位置を決めるために、テープを貼っておきます。

センターは室内灯や内装パネルを目印にしたり、メジャーで計るなどして判断してください。




目印を付けたら、手前上側に引いて外します。作業する範囲だけ外してください。



ウェザーストリップを外したら、作業前に次の内容を確認してください。

作業前にご確認ください:
◎ 鉄芯が閉じている(溝の隙間がない状態)


✖ 鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)


鉄芯を手で閉じて、溝に隙間がない状態にしてから 装着してください。


鉄芯(溝)が開いたままだと、ウェザーストリップモールが外れやすいです。アンカー付近は、ウェザーストリップモールが外れる方向に力が加わりますので、しっかりと鉄芯が閉じている状態(溝の隙間がない状態)で元通りに戻し入れてください。

なお、布地を内張りしているキャンピングカーなどでは、鉄芯(溝)を閉じた状態で、戻し入れるのが困難だったりします。その場合には、鉄芯(溝)を開いた状態で ホールドテープを差し入れながら ウェザーストリップモールをボディ側に元通りに戻し入れ、戻し入れた後から、プライヤーなどを使って しっかりと鉄芯を締めて、ウェザーストリップモールが抜けてこないようにします。 しっかりと鉄芯が締められていていないと、 雨水の浸入してくる場合がありますので ご注意ください 




次に、爪付きクリップ(小)を使って、ルーフ側ホールドテープを鉄板凸部分に固定していきます。
×で示したあたりに固定していきます。


まず、ルーフ側ホールドテープのセンター位置に小さく目印の切り込みがあるのを確認してください(折り幅の広い方)。


その切り込みを、先ほど手順①で印をつけたボディーのセンター位置に合わせてから、合わせた部分を爪付きクリップ(小)で鉄板凸部分に留めます。
※車両の状況によってはクリップをペンチなどで狭めて装着してください。


※テープはV字に折ってあり、折り幅の狭い方を鉄板凸部分に留めます


残りの爪付きクリップ(小)4個を使って同様にテープ全体を鉄板凸部分に固定してください。




ウエザーストリップモールを元どおりにはめ込みます。
手のひらでしっかりと叩き込んで下さい。


※画像は内張りがあるタイプの車両のものです


最後にもう一度確認してください。硬いザラザラしている面が上側(ウェザーストリップモール側)になります。




手順2.アンカーテープの装着




ルーフ側ホールドテープの時と同様にウェザーストリップモールを手前に引いて外します。まず運転席側だけを外します。

作業する範囲だけ外します


ルーフ側ホールドテープ同様に鉄芯が開いてないか確認をしてください。
特にアンカーテープを打ち込む辺りです。
作業前にご確認ください
◎ 鉄芯が閉じている(溝の隙間がない状態)


✖ 鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)


鉄芯を手で閉じて、溝に隙間がない状態にしてから装着してください。


鉄芯(溝)が開いたままだと、ウェザーストリップモールが外れやすいです。アンカー付近は、ウェザーストリップモールが外れる方向に力が加わりますので、しっかりと鉄芯が閉じている状態(溝の隙間がない状態)で元通りに戻し入れてください。

なお、布地を内張りしているキャンピングカーなどでは、鉄芯(溝)を閉じた状態で、戻し入れるのが困難だったりします。その場合には、鉄芯(溝)を開いた状態で ホールドテープを差し入れながら ウェザーストリップモールをボディ側に元通りに戻し入れ、戻し入れた後から、プライヤーなどを使って しっかりと鉄芯を締めて、ウェザーストリップモールが抜けてこないようにします。しっかりと鉄芯が締められていていないと、 雨水の浸入してくる場合がありますので ご注意ください 


リアスカッフプレートが装着されている場合、リアスカッフプレートを外さなくても作業は可能ですが、アンカーテープを装着しずらいようでしたら外して作業してください。



アンカーテープを取り付ける位置を確認します。

■アイズ-スクリーンだけを装着の場合
アンカーテープ小2個を、鉄板の重なり枚数が2枚から3枚になっている境目部分の「3枚側」に取り付けます。


※運転席側も助手席側も同じ部品です

運転席側の場合の取付位置


■「アイズ-スクリーン」と「アイズブ-ロッカー」を同時装着する場合
アンカーテープ大2個を、半分を鉄板の重なり枚数が2枚側のところに、もう半分を3枚側のところに取り付けます。右側用(運転席側用)には茶色の目印をつけてあります。
 
爪付きクリップの小は 重なり枚数が2枚側のところで使います。
爪付きクリップの大は 重なり枚数が3枚側のところで使います。



運転席側の場合の取付位置




爪付きクリップをハンマーで打ち込んでテープを固定します。



■アイズ-スクリーンだけを装着の場合(アンカーテープ小)
テープを挟んだ状態で、爪付きクリップを打ち込みます。


ハンマーを使って奥までしっかりと打ち込んで固定してください。引っ張っても抜けてこなければOKです。


■「アイズ-スクリーン」と「アイズブ-ロッカー」を同時装着する場合(アンカーテープ大)
アイズ-スクリーンだけを装着の場合と同様に、ハンマーを使って奥までしっかりと打ち込んで固定してください。





手順3.ボディー側ホールドテープの装着




ボディー側ホールドテープ(長い方)の上端を、手順1で装着したルーフ側ホールドテープの端に5mmほど重なるようにし、重なりのすぐ下を爪付きクリップで固定します。


重ねた部分のすぐ下辺りに、爪付きクリップ(大)を少しペンチなどで狭くしてからはめ込みます。


※ボディー側ホールドテープもV字に折ってあり、折り幅の狭い方を、鉄板凸部分に留めることになります。
ボディー側ホールドテープとルーフ側ホールドテープとは 表裏が逆の状態でつながることになります。




下側へ向かって ホールドテープを装着しながらウェザーストリップモールを元どおりに鉄板凸部分に戻し入れていってください。

【基本の手順】
①ウェザーストリップモールの溝にボディー側ホールドテープの幅の狭いほうを差し込みます。

②テープを差し込んだ状態のまま、元通りにボディーの鉄板へ はめ込みます。


この作業を繰り返して 少しずつ装着していきます。
※所々に、テープの装着始点部分で使った 「爪付きクリップ」を 打ち込んで固定することで、テープがズレるのを防いで装着がしやすくなります。


お間違いのないように注意
※注意1:テープはV字に折ってあり、折り幅の狭い方をウェザーストリップモールの溝に差し込みます

※注意2:テープを差し込む場所を間違えないように気を付けてください ↓


※ウェザーストリップモールの溝の中に、ホールドテープを入れた状態にしておいてからウェザーストリップモールを戻し入れていくのがコツですが、テープの中間辺りにも付属の固定用爪付きクリップ(大)を使い、テープがズレるのを防いでからウェザーストリップモールを戻し入れていくと、うまくいきやすいです。

※ここからの画像には一部S-GL車両の画像も含まれていますが作業内容は同じですので参考にしてください
↓ ↓ ↓
5mmほどの重なり部分にウェザーストリップモールを戻し入れてから、


↓↓↓
下側へ向かってテープを装着していってください。
まず テープを折り目までモールの溝に差し込んだ状態にしておいてから・・・


一緒になった状態のテープとモールを、手のひらを使って しっかりと奥まで叩き込んでいきます。


ウェザーストリップモールが、シッカリ奥まで入っているかの確認は、
車外側からウェザーストリップモールを見た際に、 ボディとモールとの間(黄色い紙を差し入れている箇所)には、 隙間がない状態になっていれば OKです。


もし わずかでも 隙間があるように見えていたら、モールが奥まで入っておらずダメです。
↓ 


隙間がある場合には、もう一度 ウェザーストリップモールの上から 手のひらを使って(あるいは、後述説明しておりますように ハンマーで)、モールを奥まで しっかりと打ち込んでください。しっかりと打ち込まれていない場合には 打ち込む手のひらに やわらかい感触があります。しっかりと打ち込まれている場合には 手のひらには 硬い感触が伝わってきます。


次に、短いテープ(切り込みが入っています)を装着します。先ほどの長いテープに5mmほど重ねて
スタートします。爪付きクリップの固定位置は下の図を参考にしてください。


長いテープの全部を打ち込み終えましたら、長いテープの下端に 短いテープの端を5ミリほど重ねてから、



重ねた部分を「爪付きクリップ」で固定します。





短いテープの中間あたりも「爪付きクリップ」で固定します


アンカーのすぐ横でカットし、重ねた付近を爪付きクリップで固定します。


最後に、長いテープの時と同様にウェザーストリップモールを はめ込んで手のひらで しっかりと叩き込んで下さい。


※下の画像は同時装着用アンカーを装着した場合です。



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ここまでの作業を左右とも行ってください
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ウェザーストリップモールが確実に元に戻っているか 再度確認してください。
ウェザーストリップモールが奥いっぱいまで入っているかどうかを 確認するために、ハンマーで軽く打ちこんでみます。この確認作業が大事です。1センチ刻みくらいに細かく打ち込んで確認していきます。強く叩き込む必要はありません。軽い力でも奥まで打ち込めますが、一部でも打ち込みが甘いと、ウェザーストリップモールが浮き上がっていることで バックドアの閉まりが悪くなってしまいます。

※S-GL車両での参考画像です



しっかりと打ち込まれているかの判断は、まずは 打ち込んでいるときに出る音や、感触で判断します。
★鈍い音・柔らかな感触=浮きあがりがある状況です   高い音・硬い感触 になっていればOKです
また、前述したように ボディとモールとの間(黄色い紙を差し入れている箇所)には、 隙間がない状態になっていることを 併せて再確認してください。

アイズ-スクリーンを装着後「バックドアの閉まりが固くなった」感じがする場合や、半ドアになりやすくなってしまった場合には、上記のウェザーストリップモールの浮き上がりを再度確認してください。
※特に上側あたりに浮き上がりがあると 閉まり具合への影響が大きいですので、上側は入念にチェックしてください。



手順4.サポートテープの装着



※一度接合したサポートテープを接合し直す際は、ボディー側ホールドテープまで抜けてこないように、ホールドテープを押さえながら剥がすなどご注意ください。


サポートテープは、ボディー側ホールドテープのザラザラした面の上に、サポートテープの毛の面を接合していきます。まずは長いテープからです。
下へ向かってテープの最後まで接合しきってください。

サポートテープは 二つ折りになっています。




接合の起点は、長いボディー側ホールドテープの端に合わせます。


※いちど接合したサポートテープを接合し直す際は、ホールドテープを押さえながら接合を剥がすなどをして、ボディー側ホールドテープまで抜け出てこないようにご注意ください。



次に、短いサポートテープ(切り込みが入っています)を、をボディー側ホールドテープのザラザラした面の上に接合します。アンカーテープのすぐ横から上へ向かって接合して行きます。※運転席側へ装着した場合の画像です

長いサポートテープに5mmほど重なる位置でカットしてください



●アイズ-スクリーンだけを装着の場合の図


●アイズブ-ロッカーと同時装着する場合用の図



※リアスカッフプレートを外して作業していた場合にはリアスカッフプレートを元に戻してください。



手順5.スクリーン本体の取り付け


いよいよ スクリーン本体を装着します。上部にポケットが付いている方が車内側になります。


アイズ-スクリーン本体の上側(パイル生地部分)をルーフ側ホールドテープの硬いザラザラした面に接合します。アイズ-スクリーン本体の中央(上側ファスナーの中央が目印)とルーフ側ホールドテープに入れてある切り込みを重ねるように接合します。


中央を合わせたのち上側全体を接合して行きます。
曲線部も接合します。




次に赤色ファスナーの下端(門の下端)を、アンカーテープの硬いザラザラした面で車内側と車外側の両方から挟むように接合します。

門の下端を床につけるようなイメージで引っ張り下げながら接合します。門で使われている布は1.2倍ほどに伸びるので、強く引き伸ばしても大丈夫です。

運転席側、助手席側の両方を作業してください

門の下端はここです(図には運転席側だけ〇が付いていますが助手席側も作業してください)↓


まず、作業しやすいようにファスナーを20cmほど開けておきます。


次にアンカーテープで挟みます。
赤いファスナーの横のパイル生地部分に被せます。


接合したら、曲線部分を貼り進めます。
しっかりと接合させてください。




シワが出ないように引っ張りながら、左右の両サイドをサポートテープに接合していきます。

※必ず②を終えてから作業してください。先にサイドを固定してしまうと門の下端がアンカーテープまで届かなくなってしまいます。


綺麗に張るポイント
全体的に張ってみて、門にシワが残っている場合は、パイル部分をサポートテープから外して少しずつ上下に動かしてシワが出ないように調整してください。パイル部分を剝がす際にはサポートテープを抑えながら剥がしてください。


「アイズ-ブロッカー」の同時装着の有無で、後の工程が変わりますの、ご注意ください。

■アイズ-スクリーンだけを装着の場合
アイズ-スクリーンだけを取り付けされる場合は、二つ折りになったサポートテープのザラザラ面で挟むように接合していきます。


アイズ-スクリーンだけを装着する場合の、アンカー付近を折り込んだ画像です

↓ ↓ ↓


アイズ-スクリーンだけを装着する場合の、両サイド部分も同じように作業した画像です



■「アイズ-スクリーン」と「アイズ-ブロッカー」を同時装着する場合
続けてアイズ-ブロッカーを同時装着する場合にはアイズ-スクリーンをサポートテープで挟み込む工程は省略してください。

後ほどまた記述しますが、サポートテープの硬いザラザラ面の「片側面でスクリーン本体を」、「もう一方の硬いザラザラ面でアイズ-ブロッカーを」接合することになりますので、挟み込まなくて大丈夫です。

※挟み込んでしまった場合は、サポートテープを剥がしてください



上側はルーフ側ホールドテープ、両サイドはサポートテープ、最下部のファスナー終点付近はアンカーテープで接合された状態となって、スクリーン本体の取り付けは終了です。 なお、ネット(網)部分の下側はどこにも接合されていない状態です。


完成イメージです

※画像はアイズ-ブロッカーも同時装着しているものです


< 以上で装着完了です >


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アイズ-スクリーン装着車に、あとからアイズ-ブロッカーも取付る場合には




アイズ-ブロッカーの装着方法は、こちらのブログ https://aizurv2.hamazo.tv/e9685738.html をご一読ください。
ご一読いただいてから、ボディー側ホールドテープとの接合方法につきまして、下記のご案内を参考にして装着を行ってください。

【装着動画】※標準ルーフ車へ取り付けた際の動画です。ハイルーフ車も作業内容は同じですので参考にしてください。



■「アイズ-スクリーン」と「アイズブ-ロッカー」を同時装着する場合

サポートテープの硬いザラザラ面の
(車内側)にアイズ-スクリーン本体を接合します
(車外側)にアイズ-ブロッカーを接合します

サポートテープでアイズ-スクリーン本体を挟み込んでいる場合は、車外側のサポートテープを一旦剥がしてください。





「アイズ-ブロッカー装着説明書の ボディ側アンカー」の相当する部品として、前述の説明での「手順2. アンカーテープの装着」ですでに取り付けてある「同時装着する場合用のアンカーテープ」には、アイズ-ブロッカーのショックコードをつなげるためのループ紐が縫い付けられています。アイズ-ブロッカーのショックコードは、このループ紐につなげてください。


※また、同梱の別紙でも記載していますが、アイズ-ブロッカー取り付け手順の「手順4」と「手順5」は、アイズ-スクリーンを装着した際に、すでに同じ作業を終えていますので、改めて作業する必要はありません。
そのため、アイズ-ブロッカーに同梱の、「ボディ側アンカー」「ボディ側ホールドテープ(長短両方)」「ボディ側ホールドテープ固定用爪付きクリップ」は使用しませんが、ご使用中の補修時に使用できますので無くさないよう保管をお願いいたします。



ご使用方法やご注意点につきまして



★バックドアを閉めてみてください。
ドアの閉まり具合が固くなった感じがする場合や、半ドアになりやすくなってしまった場合には、手順3-⑤ の「ウェザーストリップモールが確実に元に戻っているか 再度確認してください」の内容を確認してみてください。パッと見では浮き上がりがないように見えても、ハンマーでたたいてみると 鈍い音がする場合もあります。特に上部はわずかな浮きでも閉まり具合に影響します。(下部の浮きは さほどの影響はありません)


★ファスナースライダーを動かす際には、スライダーの根本をつかんだ状態で動かすやり方をされると スライダーがスムーズに動きます。

スライダーの先をつかんで動かすと スムーズに動かない場合があります。また、ファスナーにシリコーンオイルやフッ素系潤滑剤を塗りますと、寒冷時や海べりのご使用でも スライダーがよりスムーズに動いてくれますのでお勧めです。




★片側のスライダーを引き上げから、ネット(網)部分の端部を 上部の面ファスナーに接合することで 入口が作り出せます。
下に置いてある


★両側のスライダーを引き上げから、ネット(網)部分をスクリーン収納ポケットの中にコンパクトに収納できます。
※このページの最後に動画があります。そちらをご覧いただく方が 分かりやすいです。
◆中央を接合


◆左右のポケっトに巻いた端部を 詰め入れる


◆全体を接合して収納


★上側スライダーを引き下げることで、ネット(網)の上半分だけを 開口状態にすることができます。

↓ ↓ ↓
上側スライダーがファスナーの端にまで移動してしまわないような工夫をしています。
上側ファスナーの端は面ファスナー (オスとメス)になっており、接合することでスライダーが端まで行かないようにガードしています。そうしておくことでファスナーの開閉がしやすくなります。



ネット(網)部分だけを取り外すことができます
下側スライダーをファスナー上部の中央付近に移動させてから、センターカバーを外し、上側スライダーをファスナーの端位置にまで移動させますと、ファスナーが外れて ネット(網)部分だけを取り外すことができます。ネット(網)部分だけを取り外して洗ったりできますし、万一 破れてしまった際にもネット(網)部分だけを取り外して修理したり交換が可能です。ただ、ファスナーは外すのは簡単なのですが、装着し直すのは 少々難しくもありますので、脱着を繰り返すことは ファスナー破損の原因になりかねません。ご注意ください。



★ネット(網)部分の材質は ポリエステル・ナイロン製の生地です。市販の虫よけスプレーを吹き付けておく使い方も可能です。

★雨の中で使われた後などでは、カビを防ぐためにも ドアを開けたまま駐車しておくなどの方法で 乾いた状況にしておく使い方を心がけてください。
特に、下部のアンカー付近が乾きにくいですのでご留意ください。
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参考動画(操作例)


■アイズ-スクリーンを操作して、開口部から出入りしてる動画です。


■アイズ-スクリーンを操作して、上側半分を開けている動画です。


■アイズ-スクリーンを操作して、収納ポケットにスクリーンを 車外側から収納している動画です。


■アイズ-スクリーンを操作して、下側から荷物の出し入れをしている動画です。



車内側からのアイズ-スクリーンの操作や、車内側からスクリーンを収納しているところなどの動画や、
夜間に重宝する小型ライトの付け場所例などを  これから順次 増やすように致します。
よろしくお願いいたします。



  

2025年01月23日

2025年1月24日以降 C28 セレナ用 アイズ-ブロッカー取付説明書 

セレナC28用 アイズ-ブロッカー
(特許第6862023)

2025年1月24日以降に出荷した製品の装着方法となります。




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【必要工具類】



①:テッシュ
②:ハサミ
③:メジャー 
④:ハンマーの類(フツーのトンカチでokです)
⑤:パーツクリーナーの類(脱脂処理に使用します。ベンジンなどの石油系溶剤がお勧めです。シンナーなどの溶剤は塗装面を痛めます)
⑥:ドライヤー

※先の細いプライヤーやペンチの類
※水性ペン
※踏み台
があると便利です。 

===================
【商品内容】を ご確認ください。




①:アイズ-ブロッカー本体タープ布:左右2枚(ショックコード付き)
※運転席側のタープ布の内側には、「Aizuのタグ」が縫い付けています。助手席側にはタグはありません。

②:バックドア側ホールドテープ:2本
③:脱脂確認用 ためし貼りテープ:2枚
④:バックドア側アンカー(磁石タイプ):2個 
⑤:バックドア側ホールドテープ用プライマー液:1 個 
⑥:ボディー側ホールドテープ
  長いテープ:2本
  短いテープ:2本(切り込み付き)
⑦:ボディー側ホールドテープ固定用 爪付きクリップ:10個
⑧:ボディー側アンカー
  紐付きの短いテープ状のもの:2個 + 爪付きクリップ 小2個付き

以上、8点です

※プライマーは大変揮発性が高く、日数が経過すると半減する場合があります。製品到着後おおむね1週間以内に施工をお願いいたします。もしすぐに作業しない場合は冷凍庫で保管すると揮発を抑えられます。

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【各部の名称】です。


【作業時間】
作業自体は約1時間ほどですが、粘着材貼付け後に最低1時間(できれば3時間)以上、養生時間をおいてください。



【作業環境について】
粘着材貼付け作業には、気温が20℃以上、乾燥した状況下が望ましいです。寒冷時や雨天等の多湿時等は、ドライヤー(家庭用のものでOKです)を使用しながら作業をしてください。
気温が15℃以下の気温下では、十分な貼り付け強度が実現しない可能性があります。
家庭用のヘアードライヤーでOKですので、粘着面と貼り付け面との両方を40℃くらいに温めながらの作業をお勧めします。ヘアードライヤーなどが使えない作業環境の場合には、 車のリヤヒーターを稼働させてバックドアの貼り付け面をできるだけ温めておき、テープ自体も温めた状態にしておいてからの貼り付け作業が よろしいかと存じます。

【装着作業の流れ】

■1.バックドアの脱脂(コーティング剤の磨き落とし処理が必要な場合もあります)と プライマー塗布を行う
スクラッチシールド塗装車など、※場合によっては磨き落とし処理が必要です


■2.バックドアにアンカー(磁石タイプ)とホールドテープを貼り付ける

  
■3.ボディーにアンカーとホールドテープを装着する。


※バックドア側アンカーとバックドア側ホールドテープを貼り付けてから、タープ布を取り付ける前までに、最低1時間(できれば3時間)以上、養生時間をおいてください。養生中に粘着材の接着力が増します。

■4.タープ布を取り付ける。

  
■5.タープ布の貼り具合を調整して、ドアの閉まり具合を確認する。


このブログや取付け説明書を、最後までお読みいただいたうえで作業を開始してください。


以下、取り付けの詳細手順です。
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重要!!
▼作業時の温度・湿度について
気温が20℃以上あり、乾燥した状況下での作業が望ましいです。

寒冷時や多湿時等は、ドライヤー(家庭用のものでOKです)を使用してください。
↓↓
ドライヤーを使い、貼り付ける箇所とテープの粘着面を温めながら(50℃程度)貼り付けることで、強力に貼り付けることができます。
雨天時はどうしても、貼り付け面が湿ってしまいます。ドライヤーを使用できない場合は、晴れた日に作業を行ってください。
寒冷時にドライヤーをお使いになれない環境の場合には、バックドアを閉めた状態で車のヒーターを稼働させて、バックドアの表面温度が、できれば20℃以上になっている状態にしてから 作業されることをお勧めします。 


▼使用している粘着テープについて
バックドア側アンカーとホールドテープの粘着材は、高性能な粘着テープですが、その性能を発揮させるには、

・接着する面へのしっかりとした脱脂
・十分な加圧(5kgf/㎠) → 強い指圧をするくらいの押し付け力
・十分な養生時間

が必要です。

スリーエムジャパン株式会社様が公開している
「3M VHB 接着マニュアル」
をできればご一読ください。


1.バックドアのアンカーやホールドテープの貼り付ける面をしっかりと脱脂処理する

ウェザーストリップモールがバックドア側に当たる部分の内側にテープとアンカーを貼り付けますので、それらを貼り付ける場所の周辺を広めにしっかりと脱脂処理してください。
(ウェザーストリップモールについては、上で記載した【各部名称】や 4-1.ウェザーストリップモールの取り外し を参照ください)

脱脂処理する場所は下画像の赤で記したあたりです。


赤線がバックドア側ホールドテープとバックドア側アンカーを貼る箇所です。
黄色線がウェザーストリップモールのあたる場所です。



のちほど、バックドア側アンカーと短く切ったテープを側面部分に貼るので、ここも脱脂処理をしてください。


■斜めにホールドテープを貼る箇所や、バックドア側アンカーを貼り付ける位置がわかりやすいように、あらかじめマスキングテープで目印をつけておくと脱脂作業や、後々の作業がスムーズです。

①バックドア側アンカーを貼り付ける位置に印します。
バックドアの中央からバックドア側アンカーの中心まで約45~46cmです。
アンカーを貼り付ける際に邪魔にならない位置に印をしてください。

②バックドア側アンカーと鉄板プレスラインの頂点部分をつなぐイメージで印をします。



1-1.バックドアを、しっかり脱脂処理する
貼り付ける部分に、カーワックスの成分などが残っていると、粘着材はしっかりと貼りつきません。パーツクリーナーやベンジンなどを使って、しっかりと脱脂処理してください。
バックドアの左右とも脱脂処理をしてください。

なお、スクラッチシールド塗装が施工されている場合、粘着強度が発揮できませんので、研磨スポンジなどで貼り付け面を磨いていただく事をおススメいたします。

※次の画像は車種が異なりますが、行う作業は同じですので参考にしてください。







脱脂作業のコツ
※ パーツクリーナーなどで濡らしながら、ティッシュで ”磨くイメージ” で拭く。
(1枚の布で前端だけ溶剤を含ませ、後半分は乾いた状態で、一方向に拭くのは良い方法です。)

※ 拭き取り方は一方向とし、往復や丸く拭かない。

※ 拭き取る紙や布は汚れの無い物を使用し、常に新しい面で拭う拭う。(汚れた面で拭くと、汚れをただのばしているだけになってしまします。)


ご注意下さい
ボディコーティングがされている場合
粘着材を貼り付ける部分に 「ボディコーティング処理」がなされていると、上述の脱脂処理では不十分で、粘着材がしっかりと貼り付きません。最近の洗車用シャンプーの中には、ワックス成分やコーティング成分が配合されていて、汚れを落とすのと同時にボディに艶を出してくれる製品があります。ドアの内側にワックス成分やコーティング成分が残っている場合には、表面の被膜を磨き落とす必要があります。1200~1500番くらいの耐水ペーパーや研磨スポンジ(キッチンなどで使うメラニンスポンジでも研磨できます)を使えば磨き落とせます。貼り付け面だけを磨き落とせるように、貼り付け面以外の箇所をマスキング処理をしてから磨き作業をされることをお勧めします。

※スクラッチシールド塗装車の場合
下画像では スクラッチシールド塗装車に、ガムテープでマスキングをしておいて、研磨スポンジ(3M マイクロファイン)で 貼り付け面を 軽く磨いています。

 
各種のクリーナーを使って作業する場合 
ガラスクリーナーやプラスチッククリーナーなどには、汚れを落とす成分の他に、汚れが再度付着することを防止する成分が含まれている場合が多いです。この汚れ付着防止成分(シリコンやワックス等)が表面に残っていると粘着材がしっかりと貼り付いてくれません。また 汚れ付着防止成分(シリコンやワックスなど)が残っている部分に一度貼り付けてしまいますと、汚れ付着防止成分が粘着材側にも移行しますので、再使用することができません。新しい粘着テープを使う必要があります。各種のクリーナーなどを使って作業をされた場合には 汚れ付着防止成分が表面に残らないよう、クリーナーを使用後に入念な脱脂処理してください。


1-2.脱脂状態を確認する
脱脂作業が終りましたら、ホールドテープを貼る前に脱脂が十分にできているかの確認をしてください。脱脂作業をした箇所に、テストピース(小さな試し貼りテープ)を貼ってみてください。

▼貼った上から強く指圧をするくらいの力で数秒間加圧してください。 


5分ほど経過させたのち剥がそうとしてみてください。

▼ガムテープを貼ったときのように、剥がすのに抵抗感があるようでしたらOKです。 


▼さほどの抵抗感なく剥がれてくるようですと、脱脂が十分にできていませんので、再度脱脂作業を行ってください。


2. 貼り付け面にプライマー処理をする

貼り付け部周辺に付属のプライマーを必ず塗ってください。
プライマーによる下地処理をすることで、テープをより強固に接着させることができます。

下画像の車は別の車種ですが、作業内容は同じです。ご了承ください。
小さく折りたたんだ(3~4cm四方)テッシュに、小瓶に入っているプライマ液を浸み込ませながら、


脱脂済みの貼り付け面を拭くようにして プライマー液を塗布します。
プライマー液を こぼさないようにご注意ください。



続けて反対側(助手席側)にもプライマーを塗ってください。10分ほど乾燥させたのちに次の「手順3」へ進んでください。


3.バックドア側アンカーとバックドア側ホールドテープを貼り付ける

作業の前準備として、テープやアンカーを貼り付ける位置を今一度ご確認ください。

■黒い線がバックドア側ホールドテープの貼り付け箇所です
■バックドア下部の側面がバックドア側アンカーの貼り付け箇所です
テープやアンカーの貼り直しはできませんのでご注意ください。


3-1.バックドア側アンカーを貼り付ける

まず、バックドア下部の側面に、バックドア側アンカーを貼り付けますので下の画像を参考に位置を確認してください。
位置は厳密でなくとも、おおむね画像と同じような位置でかまいません。

バックドアの中央からバックドア側アンカーの中心まで約45~46cmです。


アンカーの貼り付け強度はとても重要です。
ドライヤーで、貼り付け面と粘着材の両方を十分に暖めながら貼り付けるようにしてください。




貼り付けた後で、空気を抜くようにシッカリと圧着させてください。指圧をするイメージです。
画像は全て運転席側です。助手席側も同様に貼ってください。


失敗してしまった場合の対処方法
貼り付け後、数秒~数十秒経過すると まともには剥がせません。

※貼り直しをする場合、貼り付けたテープは とても強力に接着されていて剥がしとるにも大変ですが、石油系溶剤を用いると剥がしやすいです。下記blogを参考にしてください。
https://aizurv2.hamazo.tv/e9665705.html

鉄板にアンカーをビス止めする方法もあります。
ビス止めの際は、こちらのブログを参考にしてください
↓↓↓
https://aizurv2.hamazo.tv/e9815961.html



3-2.バックドア側ホールドテープを貼り付ける

テープは、ウェザーストリップモールがバックドア側に当たる部分の内側に貼り付けます。※手順1をご参照下さい。
テープも貼り直しはできません、ほぼ一発勝負ですので貼り付け作業の前準備として、テープを貼り付ける位置を 今一度確認したうえで貼り始めてください。

貼り付けてから、数秒経過すると まともには剥がせませんので ご注意ください もし、貼り直しをせざるを得ない場合には、元の粘着材は、使えない状態になっているかと思います。その場合は、いったん使えない状態部分の粘着材をはがし取っていただき(石油系溶剤を用いると剥がしやすいです)市販の両面テープ(高耐熱仕様のテープが少量で販売されています)を貼り直してから、再度貼り付けていただくか、弊社ホームページで販売中の補修用のテープをお使いください。https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/abdetail/257

作業のポイント
必ずドライヤーを使うようにしてください。貼り付け面と粘着材の両方を温めると(40~50℃くらい)テープが柔らかくなり、しっかりと張り付きます。熱しすぎてパネルを傷めないようにご注意ください。





重要  
十分に加圧してください。上から しっかりとテープを押し付けてください。
「貼り付けたテープが剥がれてきてしまった・・・」 の原因には、この加圧が 不十分だった ことによる場合が 少なくありません。業者さんでも、「貼り付けて おしまい」 にしてしまう場合もあります・・・粘着テープは「感圧接着剤」とも呼ばれていて、圧力を加えないと 十分な接着力(粘着力)を発揮しません。高性能なテープほど しっかりと圧力を加える必要があります。テープの上から 1㎝ごとに 指圧をするつもりで加圧していってください。特に アンカーと、ホールドテープの一番下側のアンカー付近と、一番上側の端部付近は、入念に押し付けてください。


繰り返しになりますが、「テープを単に貼っただけでは、剥がれてきてしまいます。しっかりと押し付けてください」





①. ホールドテープを4㎝ほどカットし、樹脂パネルの側面へ貼り付けます。





②. 樹脂パネルにバックドア側ホールドテープを貼り付けます。

【2-A】
樹脂パネル淵に沿わせるように貼り進めます。


【2-B】
鉄板のプレスの頂点部分辺りまで貼り進めます。


【2-C】
プレスの頂点からバックドア側アンカーを目指して斜めに貼ります。


③. 鉄板部分にバックドア側ホールドテープを貼り付けます。

鉄板のプレスラインの少し内側を貼り進めます。曲線部も鉄板のプレスラインに沿わせて貼りますがプレスラインが細かく曲がっていますので、貼りにくければ沿わせずに直線的に貼っても問題ありません。



【3-曲線部】



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養生時間を経過させてください。

ホールドテープを装着後、タープ布を取り付けるまでに 1時間以上、できれば3時間ほど養生時間が経過していることを確認してください。その間に バックドア側に貼ったテープの接着力が増し、本来の性能の80%ほどの接着力になります

夏場の晴れた日の作業でしたら、テープを貼って シッカリと加圧ができていれば 1時間後には大丈夫な接着強度になっていたりしますが、できるだけ上記の養生時間を経てから タープ布を装着してください。特に寒冷時や雨の日の作業では 十分な養生時間を経過させてください。

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4.ボディー側アンカーを取り付ける




4-1.ウェザーストリップモールの取り外し

まずボディー側アンカーを取り付ける辺りの、ウェザーストリップモールを後方に引き出して外します。


4-2.取り付け位置の確認

次に、車体中央を基準に ボディー側アンカーを取り付けますので、位置を確認してください。ドアロック金具の中央からボディー側アンカーの爪付きクリップの内側までが53cmくらいです。






4-3.アンカーの打ち込み
アンカー(ループ紐の付いた短いテープ)を「爪付きクリップ」を使って鉄板に固定します。
画像は運転席側です。助手席側も同様に作業してください。

【取り付け後の断面イメージ】
ループ紐の付いた短いテープを、爪付きクリップを使って鉄板に固定します。テープの端と鉄板の端を合わせるようにします。


【取り付け手順】
先にテープを爪付きクリップに差し込みその状態で鉄板にはめ込むとテープがズレにくいです。


ハンマーを使って奥までしっかりと打ち込んで固定します。
引っ張っても抜けてこなければOKです。




5. ボディー側ホールドテープを取り付ける

ウェザーストリップモールの溝の中にボディー側ホールドテープを差し込みながらボディーへ装着していきます。


下に書いた図に従って、少しずつ繰り返しながら装着して行きます。

基本の手順


ウェザーストリップモールを手前に引き出して外します。
↓↓↓


ウェザーストリップモールの溝にボディー側ホールドテープを差し込みます。
↓↓↓


テープを差し込んだ状態のまま、元通りにボディーの鉄板へ はめ込みます。
↓↓↓



お間違いのないように注意
※注意1:テープはV字に折ってあり、折り幅の狭い方をウェザーストリップモールの溝に差し込みます

※注意2:テープを差し込む場所を間違えないように気を付けてください ↓


動画でもご確認ください

動画をご覧いただき、装着イメージをつかんでください。 
下の動画では、キャンピング架装されている車に、付属の「爪付きクリップ」を利用ながら、ホールドテープと網戸も一緒に装着しています。ホールドテープだけを装着する場合にありましても、付属の「爪付きクリップ」を利用することで、確実な装着ができます。
その1、 

その2、下側付近は、引き出されようとする力がより強く働きます。「爪付きクリップ」を細かく打ち込んで、入念に固定しています


その3 市販されている、網戸のファスナーを開閉する際に、網戸の下部が モールから抜け出さないように「爪付きクリップ」で補強しています。



この作業をすこしずつ繰り返して装着していきます。

ちなみに動画内で使っている「爪付きアンカー」は、製品に10個 付属させています。追加でお求めいただくこともできます。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/mssupport

アイズ-ブロッカーのタブをクリックし、表示されたメーカー一覧から車種をご選択ください


作業前に確認してください。
まず運転席側の取り付けをしますので、運転席側のウェザーストリップモールを後方に引き出して外します。


上部は曲線辺りから、下は先ほど取り付けたアンカー辺りまで外します。




■ウェザーストリップモールの鉄芯が開いていないか確認してください■

ウェザーストリップの鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)場合は(布地を内張りしているキャンピングカーや、バックドアに網戸を付けている車などに 多く見受けられます)
手で鉄芯を閉じて、溝に隙間がない状態にしてから、ボディ側ホールドテープを差し込んでください。鉄芯(溝)が開いたままだと、ウェザーストリップモールが外れやすいです。
特に、ボディー側アンカー付近は、ウェザーストリップモールが外れる方向に力が、他の部位よりも加わりますので、しっかりと鉄芯が閉じている状態(溝の隙間がない状態)で 元通りに戻し入れてください。

◎ 鉄芯が閉じている(溝の隙間がない状態)


✖ 鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)



鉄芯を手で閉じて、溝に隙間がない状態にしてから 装着してください。



なお、布地を内張りしているキャンピングカーなどでは、鉄芯(溝)を閉じた状態で、戻し入れるのが困難だったりします。その場合には、鉄芯(溝)を開いた状態で ホールドテープを差し入れながら ウェザーストリップモールをボディ側に元通りに戻し入れ、戻し入れた後から、プライヤーなどを使って しっかりと鉄芯を締めて、ウェザーストリップモールが抜けてこないようにします。



■ . それでは、先ほど説明した基本の手順に従い、ボディー側ホールドテープを下へ向かって装着していきます。

まず下の画像を見て、全体像を把握してください。
上から下に向かって装着していきます。



■. スタート位置の確認

上側曲線部の中央付近、ちょうど内装パネルの上端から7cm上あたりを起点に装着し始めます。厳密でなくおおよそで大丈夫です。



■. 爪付きクリップ位置

(図A)
テープの起点から少し下の、鉄板の重なりが多い部分に爪付きクリップで固定します。


(図B)
曲線部分のちょうど真ん中あたりも爪付きクリップで固定してください。


(図C)


(図D)
曲線部の始まり辺りを爪付きクリップで固定します。


■. アンカーへの接合

長いテープをアンカーに5mmほど重なる位置でカットします。


ボディー側アンカーに接合したら爪付きクリップで固定します。
最後にウェザーストリップモールをしっかりとはめ込んで下さい。




5-4.ウェザーストリップモールをハンマーで打ち込む
ウェザーストリップモールの上から ハンマーで 奥いっぱいまで打ちこみます。この作業が大事です。
軽い力で奥まで打ち込めるのですが、一部でも打ち込みが甘いと、ウェザーストリップモールが浮き上がっていることで バックドアの閉まりが悪くなってしまいます。
しっかりと打ち込まれているかの判断は、目視では難しいので 打ち込んでいるときに出る音や、感触で判断します。

★鈍い音・柔らかな感触 → 高い音・硬い感触 になっていればOKです



アイズ-ブロッカーを装着後「バックドアの閉まりが固くなった」感じがする場合には上記のウェザーストリップモールの浮き上がりを再度確認してください。
※特に上側あたりに浮き上がりがあると 閉まり具合への影響が大きいですので、上側は入念にチェックしてください。

こんな確認方法も
ウェザーストリップモールを車外側から見てみると、シッカリ奥まで入っているかの判断がつきます。


画像のようにベロ(ひだ)が付いている場合はめくって確認します。


↓ 隙間があるので、モールが奥まで入っておらずダメです。モールがシッカリ奥まで入っていれば隙間はありません。





6. タープ布を取り付ける



6-1.タープ布の判別

タープ布の車外側になる面には撥水加工処理を行っていますので、以下の方法で運転席側と助手席側、車外側と車内側を判別してください。

▼タープ布の 運転席側 / 助手席側 の判別方法▼
運転席側の車内側だけに緑色のAizuのタグがついています。



▼装着時の目印▼
左右のタープ布とも、車内側になる面には薄茶色の面ファスナーが付いています。
これがバックドアの上部(首元)へ来るように装着してください。
(装着終了後は取り外してください)




6-2.ショックコードの接合

タープ布の「袖口(上側)」と「足元(下側)」から出ているショックコードの端部に付いているフックをバックドア側アンカーとボディー側アンカーのそれぞれに接合します。

▼ボディー側アンカーへ▼
アンカーから出ている紐をループ状に広げておき、接合します。接合後はフックの開きを閉じ、タグを取り外してください。先の細いプライヤーで作業するとつなげやすいです。


▼バックドア側アンカーへ▼
さきほどの反対側から出ているフックを、紐につなげてからフックの開きを閉じてください。


ショックコードを接合し終えバックドアを全開にすると、このような状態になり ます。




6-3.タープ布の接合

タープ布をホールドテープに接合していきます。①~⑩の順に取り付けを行ってください。
 
▼まず①~⑤です▼


①.アンカー側端部(袖口)を接合します。
まずバックドアの側面に貼った短いホールドテープにタープ布の端を接合します。
この時、ショックコードの金具部分は、筒状になっているタープ布の中に入れてしまいます。


次に、ホールドテープを斜めに貼った部分とその先を少し接合します。


②.反対側の端部(首元)を接合します。
15cmほど接合します。タープ布は伸縮性の高い生地ですので1.2倍ほどに伸びます。
強く引き伸ばしていただいても大丈夫です。


③.次に真ん中あたりを接合します。
5cmほど接合します。段差の部分も接合します。


残りの④と⑤の辺りを、シワが無いように散らしながら接合します。


▼次に⑥~⑩です▼


⑥.ボディー側の端部(首元)を接合します。
15cmほど接合します。
バックドア側と同様に、生地を引き伸ばして接合します。
その際に、首元ありのタープ布に張り感が出るように、なおかつあまり張りすぎない程度に接合してください。

張り方によってはホールドテープの終端部とタープ布の終端部は、一致しません。テープの方が少し(1~2cm)余り気味になった場合、余ったテープはのちほど切り取れますし、そのまま残しても問題ありません。


この辺りに適度な張り感

↑※この部分の張りが強すぎますと、バックドアを引き下げる力が強く働き ドアが全開位置に保持しずらくなります。張りが強すぎる場合には、上側方向に装着位置をずらしていく(ボディ側とバックドア側との距離を縮める)ことで 張り具合を 弱めることができます。

⑦.下側端部(足元)を接合します。
端部から15cmほど接合します。


⑧.次に真ん中あたりを接合します。
5cmほど接合します。


残りの⑨と⑩の辺りを、シワが無いように散らしながら接合します。

※もしこの時点でシワが無くキレイに張れていれば、次の「手順7-1」は飛ばしてもらっても構いません※


7. 貼り具合を調整します

7-1.タープ布の調整

シワっ気が 残るようでしたら、何度も 剥がしては接合を繰り返して 貼り直してみてください。


テープ接合を剥がすには、タープ布の内側と外側の両方から 行うとやりやすいです。





シワが出ないようにするコツとしては、生地の一部に たるみが出ないように タープ布の接合部全体にわたって、 同じような引っ張り加減にすることです。

おおむね シワが取れました。



7-2.タープ布を強く接合する

具合よく張っている状態が確認できたら、タープ布とバックドア側、タープ布とボディー側の 各ホールドテープとの接合部を しっかりと押さえて、接合を強くします





7-3.はみ出しているテープの処理

もし 上側端部のホールドテープが余っているようでしたら、ハサミで切り取って整えて下さい。なお、切らなくても機能的には問題ありません。

↓バックドア側(まっすぐ切ります)


↓ボディー側(角の部分は丸く切っておくと安全です)



8. バックドアの閉まり具合をご確認ください

バックドアを閉めてみてください。
閉まり具合が 装着前よりも固く感じるようでしたら、5-4 の「ウェザーストリップモールの浮き上がり」を 再度 確認してください。
パッと見では浮き上がりがないように見えても、ハンマーでたたいてみると 鈍い音がする場合もあります。
特に上部はわずかな浮きでも閉まり具合に影響します。(下部はさほどの影響はありません)



タープ布が はさまれないか を ご確認ください。
バックドアを勢いよく閉めようとすると、車内の空気が車外側へと流される際にタープ布も外側に出されてしまい、タープ布がドアに挟まれやすくなります。特に、バックドアに網戸を装着していたり、キャンピング架装車などで 後端部に収納棚等が装備されていたりすると、車内空気を排出する為のダクトの通気量が少なくなっている(あるいはなくなっている)ことで その作用が出やすいです。バックドアをゆっくり閉めるようにしてみてください。あるいは 少しご面倒ですが、スライドドアや小窓等を開けた状態でバックドアを閉めると、空気の逃げ道ができることでタープ布が挟まれにくいだけでなく、バックドアの閉まり具合が劇的に軽くなります。ぜひ お試しください。




バックドアが元通りの全開状態になるかどうかを、ご確認ください。
・アイズ-ブロッカーを装着されたことで、ドアが全開位置に止まらなくなる場合もあります。タープ布の上部付近を上側方向に移動させてみて下さい( ⑥.ボディー側の端部(首元)を接合します。 を参照ください)。

・バックドアを開くガスダンパーが経年劣化で反力が弱まっておりますと、アイズ-ブロッカーを装着されたことで、ドアが全開位置に止まらなくなる場合もあります。
ダンパーを交換される場合には、より反力が強いタイプの「強化ダンパー」などに交換される方が、スキー場などの寒冷化でも また ドアに付加物を装着していて重くなっている場合などでも ドアが全開してくれやすく アイズ-ブロッカーとの相性が良いです。「エブリィ バックドア 強化ダンパー」などのワード検索でお探しできます。

・ドアが純正よりも より大きく開くダンパーに交換されている場合にありましては、純正状態よりも+7cmほどの高さまでは、タープ布やショックコードは追随できるようになっていますが、張りが強すぎる部分があると、全開位置までにならなかったり、ウェザーストリップモールが引き出される場合があります。ご注意ください。

取り付け方法のご案内は、以上となります 
 ご使用上の注意点などは  こちら  でご案内しております。必ずご確認くださいますよう お願い申し上げます。 

============================
補修部品につきまして。
バックドア側のホールドテープは 最下部の曲線部が一番 剥がれようとする力が働きます。 「この部分だけが剥がれてしまった・・・」場合には、剥がれた部分だけを貼り直すことで補修ができます。20cm+20cm(合計40cm)の長さのホールドテープ と、下地処理用のプライマーを、補修用品として用意しています。
他にも、各種補修部品を下記ページにて ご購入いただけます。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/abdetail/257

============================
最後になりますが、
ご使用上で 気になることが ございましたら ご報告いただけますと
今後の改良などへと つなげることができて、ありがたく存じます。
弊社レビュー投稿ページはコチラにあります。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/reviewlist
どうぞ よろしくお願いいたします。


株式会社 アイズ
 アイズ-ブロッカー 開発・製作担当者 一同
TEL 053-422-7608
FAX 053-422-7178
info@aizu-rv.co.jp

============================

アイズ-ブロッカーは、 特許取得済です(特許第6862023)
また、上記説明書の営利目的利用はご遠慮下さい。(©aizu2021)
よろしくお願いいたします。
  

2025年01月18日

アイズ-スクリーン ハイエース200系ワイド幅・ロング・ミドルルーフ車用 取り付け説明

ハイエース200系 ワイド幅・ロング【ミドルルーフ車用】 アイズ-スクリーン取付説明書

※アイズ-スクリーンと一緒にアイズ-ブロッカーを取り付けされる場合や、すでにアイズ-ブロッカーが装着されている場合は、まず製品に同梱の別紙「アイズ-スクリーンとアイズ-ブロッカーを同時装着する場合」をお読みいただいてから作業を開始してください。



===================
【商品内容】を ご確認ください。



①:本体・・・1枚
※スクリーンはポケットが付いている方が車内側です

②:ボディ側ホールドテープ・・・長2本、短2本
  
③:ルーフ側ホールドテープ・・・1本

④:サポートテープ・・・長2本、短2本
 
⑤:アンカーテープ

・アンカーテープ【小】2個入り
(アイズ-スクリーンだけを装着する場合に使います)

・アンカーテープ【大】2個入り    
(アイズ-ブロッカーと同時装着する場合に使います)

⑥:ホールドテープ固定用 爪付きクリップ
ルーフ側用(小)・・・7個
ボディー側用(大)・・・10個

以上、6点です

===================
【必要工具類】
・ハンマーの類(普通のトンカチでOKです)
・ハサミ 
・テープ(目印付け用です)
・先の細いプライヤーやペンチの類(爪付きクリップの隙間を小さくしたりする際に使います)
・ティッシュ できればウェットティッシュ(ウェザーストリップモールを外す際に手が汚れる場合があります)
・メジャー
※その他あると便利なもの
・踏み台


===================
【各部の名称】です。

スクリーン収納ポケットは取り外して車内・車外のどちら側にも取り付けが可能です。出荷時は車内側に装着してあります。
===================
【装着作業の流れ】

手順1.ルーフ側ホールドテープの装着

手順2. アンカーテープの装着

手順3. ボディー側ホールドテープの装着

手順4.サポートテープの装着

手順5. 本体の取り付け


このブログや取付け説明書を、最後までお読みいただいたうえで作業を開始してください。



【取付参考動画】


こちらの取付参考動画を、一度ご覧いただいてから作業を行うと、わかりやすいです。
※動画をクリックして字幕表示をONにすることで、解説もご覧いただけます。
※標準ルーフ車へ取り付けた際の動画です。ミドルルーフ車も作業内容は同じですので参考にしてください。

【その①】
ルーフ側ホールドテープの装着
アンカーテープの装着
ボディー側ホールドテープの装着
サポートテープの装着


【その②】
本体の取り付け


ブログの最後に操作例の動画もありますので、あわせてご参照ください。



手順1.ルーフ側ホールドテープの装着



まず、ルーフ側のウェザーストリップモールのセンター(中央位置)とボディーのセンターにテープを貼って目印を付けておきます。外したモールを車体に戻すときの目印や、ルーフ側ホールドテープの中心位置を決めるために、テープを貼っておきます。

センターは室内灯や内装パネルを目印にしたり、メジャーで計るなどして判断してください。




目印を付けたら、手前上側に引いて外します。作業する範囲だけ外してください。



ウェザーストリップを外したら、作業前に次の内容を確認してください。

作業前にご確認ください:
◎ 鉄芯が閉じている(溝の隙間がない状態)


✖ 鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)


鉄芯を手で閉じて、溝に隙間がない状態にしてから 装着してください。


鉄芯(溝)が開いたままだと、ウェザーストリップモールが外れやすいです。アンカー付近は、ウェザーストリップモールが外れる方向に力が加わりますので、しっかりと鉄芯が閉じている状態(溝の隙間がない状態)で元通りに戻し入れてください。

なお、布地を内張りしているキャンピングカーなどでは、鉄芯(溝)を閉じた状態で、戻し入れるのが困難だったりします。その場合には、鉄芯(溝)を開いた状態で ホールドテープを差し入れながら ウェザーストリップモールをボディ側に元通りに戻し入れ、戻し入れた後から、プライヤーなどを使って しっかりと鉄芯を締めて、ウェザーストリップモールが抜けてこないようにします。 しっかりと鉄芯が締められていていないと、 雨水の浸入してくる場合がありますので ご注意ください 




次に、爪付きクリップ(小)を使って、ルーフ側ホールドテープを鉄板凸部分に固定していきます。
×で示したあたりに固定していきます。


まず、ルーフ側ホールドテープのセンター位置に小さく目印の切り込みがあるのを確認してください(折り幅の広い方)。


その切り込みを、先ほど手順①で印をつけたボディーのセンター位置に合わせてから、合わせた部分を爪付きクリップ(小)で鉄板凸部分に留めます。
※車両の状況によってはクリップをペンチなどで狭めて装着してください。


※テープはV字に折ってあり、折り幅の狭い方を鉄板凸部分に留めます


残りの爪付きクリップ(小)6個を使って同様にテープ全体を鉄板凸部分に固定してください。




ウエザーストリップモールを元どおりにはめ込みます。
手のひらでしっかりと叩き込んで下さい。


※画像は内張りがあるタイプの車両のものです


最後にもう一度確認してください。硬いザラザラしている面が上側(ウェザーストリップモール側)になります。




手順2.アンカーテープの装着




ルーフ側ホールドテープの時と同様にウェザーストリップモールを手前に引いて外します。まず運転席側だけを外します。

作業する範囲だけ外します


ルーフ側ホールドテープ同様に鉄芯が開いてないか確認をしてください。
特にアンカーテープを打ち込む辺りです。
作業前にご確認ください
◎ 鉄芯が閉じている(溝の隙間がない状態)


✖ 鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)


鉄芯を手で閉じて、溝に隙間がない状態にしてから装着してください。


鉄芯(溝)が開いたままだと、ウェザーストリップモールが外れやすいです。アンカー付近は、ウェザーストリップモールが外れる方向に力が加わりますので、しっかりと鉄芯が閉じている状態(溝の隙間がない状態)で元通りに戻し入れてください。

なお、布地を内張りしているキャンピングカーなどでは、鉄芯(溝)を閉じた状態で、戻し入れるのが困難だったりします。その場合には、鉄芯(溝)を開いた状態で ホールドテープを差し入れながら ウェザーストリップモールをボディ側に元通りに戻し入れ、戻し入れた後から、プライヤーなどを使って しっかりと鉄芯を締めて、ウェザーストリップモールが抜けてこないようにします。しっかりと鉄芯が締められていていないと、 雨水の浸入してくる場合がありますので ご注意ください 


リアスカッフプレートが装着されている場合、リアスカッフプレートを外さなくても作業は可能ですが、アンカーテープを装着しずらいようでしたら外して作業してください。



アンカーテープを取り付ける位置を確認します。

■アイズ-スクリーンだけを装着の場合
アンカーテープ小2個を、鉄板の重なり枚数が2枚から3枚になっている境目部分の「3枚側」に取り付けます。


※運転席側も助手席側も同じ部品です

運転席側の場合の取付位置


■「アイズ-スクリーン」と「アイズブ-ロッカー」を同時装着する場合
アンカーテープ大2個を、半分を鉄板の重なり枚数が2枚側のところに、もう半分を3枚側のところに取り付けます。右側用(運転席側用)には茶色の目印をつけてあります。
 
爪付きクリップの小は 重なり枚数が2枚側のところで使います。
爪付きクリップの大は 重なり枚数が3枚側のところで使います。



運転席側の場合の取付位置




爪付きクリップをハンマーで打ち込んでテープを固定します。



■アイズ-スクリーンだけを装着の場合(アンカーテープ小)
テープを挟んだ状態で、爪付きクリップを打ち込みます。


ハンマーを使って奥までしっかりと打ち込んで固定してください。引っ張っても抜けてこなければOKです。


■「アイズ-スクリーン」と「アイズブ-ロッカー」を同時装着する場合(アンカーテープ大)
アイズ-スクリーンだけを装着の場合と同様に、ハンマーを使って奥までしっかりと打ち込んで固定してください。





手順3.ボディー側ホールドテープの装着




ボディー側ホールドテープ(長い方)の上端を、手順1で装着したルーフ側ホールドテープの端に5mmほど重なるようにし、重なりのすぐ下を爪付きクリップで固定します。


重ねた部分のすぐ下辺りに、爪付きクリップ(大)を少しペンチなどで狭くしてからはめ込みます。


※ボディー側ホールドテープもV字に折ってあり、折り幅の狭い方を、鉄板凸部分に留めることになります。
ボディー側ホールドテープとルーフ側ホールドテープとは 表裏が逆の状態でつながることになります。




下側へ向かって ホールドテープを装着しながらウェザーストリップモールを元どおりに鉄板凸部分に戻し入れていってください。

【基本の手順】
①ウェザーストリップモールの溝にボディー側ホールドテープの幅の狭いほうを差し込みます。

②テープを差し込んだ状態のまま、元通りにボディーの鉄板へ はめ込みます。


この作業を繰り返して 少しずつ装着していきます。
※所々に、テープの装着始点部分で使った 「爪付きクリップ」を 打ち込んで固定することで、テープがズレるのを防いで装着がしやすくなります。


お間違いのないように注意
※注意1:テープはV字に折ってあり、折り幅の狭い方をウェザーストリップモールの溝に差し込みます

※注意2:テープを差し込む場所を間違えないように気を付けてください ↓


※ウェザーストリップモールの溝の中に、ホールドテープを入れた状態にしておいてからウェザーストリップモールを戻し入れていくのがコツですが、テープの中間辺りにも付属の固定用爪付きクリップ(大)を使い、テープがズレるのを防いでからウェザーストリップモールを戻し入れていくと、うまくいきやすいです。

※ここからの画像には一部S-GL車両の画像も含まれていますが作業内容は同じですので参考にしてください
↓ ↓ ↓
5mmほどの重なり部分にウェザーストリップモールを戻し入れてから、


↓↓↓
下側へ向かってテープを装着していってください。
まず テープを折り目までモールの溝に差し込んだ状態にしておいてから・・・


一緒になった状態のテープとモールを、手のひらを使って しっかりと奥まで叩き込んでいきます。


ウェザーストリップモールが、シッカリ奥まで入っているかの確認は、
車外側からウェザーストリップモールを見た際に、 ボディとモールとの間(黄色い紙を差し入れている箇所)には、 隙間がない状態になっていれば OKです。


もし わずかでも 隙間があるように見えていたら、モールが奥まで入っておらずダメです。
↓ 


隙間がある場合には、もう一度 ウェザーストリップモールの上から 手のひらを使って(あるいは、後述説明しておりますように ハンマーで)、モールを奥まで しっかりと打ち込んでください。しっかりと打ち込まれていない場合には 打ち込む手のひらに やわらかい感触があります。しっかりと打ち込まれている場合には 手のひらには 硬い感触が伝わってきます。


次に、短いテープ(切り込みが入っています)を装着します。先ほどの長いテープに5mmほど重ねて
スタートします。爪付きクリップの固定位置は下の図を参考にしてください。


長いテープの全部を打ち込み終えましたら、長いテープの下端に 短いテープの端を5ミリほど重ねてから、



重ねた部分を「爪付きクリップ」で固定します。





短いテープの中間あたりも「爪付きクリップ」で固定します


アンカーのすぐ横でカットし、重ねた付近を爪付きクリップで固定します。


最後に、長いテープの時と同様にウェザーストリップモールを はめ込んで手のひらで しっかりと叩き込んで下さい。


※下の画像は同時装着用アンカーを装着した場合です。



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ここまでの作業を左右とも行ってください
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ウェザーストリップモールが確実に元に戻っているか 再度確認してください。
ウェザーストリップモールが奥いっぱいまで入っているかどうかを 確認するために、ハンマーで軽く打ちこんでみます。この確認作業が大事です。1センチ刻みくらいに細かく打ち込んで確認していきます。強く叩き込む必要はありません。軽い力でも奥まで打ち込めますが、一部でも打ち込みが甘いと、ウェザーストリップモールが浮き上がっていることで バックドアの閉まりが悪くなってしまいます。

※S-GL車両での参考画像です



しっかりと打ち込まれているかの判断は、まずは 打ち込んでいるときに出る音や、感触で判断します。
★鈍い音・柔らかな感触=浮きあがりがある状況です   高い音・硬い感触 になっていればOKです
また、前述したように ボディとモールとの間(黄色い紙を差し入れている箇所)には、 隙間がない状態になっていることを 併せて再確認してください。

アイズ-スクリーンを装着後「バックドアの閉まりが固くなった」感じがする場合や、半ドアになりやすくなってしまった場合には、上記のウェザーストリップモールの浮き上がりを再度確認してください。
※特に上側あたりに浮き上がりがあると 閉まり具合への影響が大きいですので、上側は入念にチェックしてください。



手順4.サポートテープの装着



※一度接合したサポートテープを接合し直す際は、ボディー側ホールドテープまで抜けてこないように、ホールドテープを押さえながら剥がすなどご注意ください。


サポートテープは、ボディー側ホールドテープのザラザラした面の上に、サポートテープの毛の面を接合していきます。まずは長いテープからです。
下へ向かってテープの最後まで接合しきってください。

サポートテープは 二つ折りになっています。




接合の起点は、長いボディー側ホールドテープの端に合わせます。


※いちど接合したサポートテープを接合し直す際は、ホールドテープを押さえながら接合を剥がすなどをして、ボディー側ホールドテープまで抜け出てこないようにご注意ください。



次に、短いサポートテープ(切り込みが入っています)を、をボディー側ホールドテープのザラザラした面の上に接合します。アンカーテープのすぐ横から上へ向かって接合して行きます。※運転席側へ装着した場合の画像です

長いサポートテープに5mmほど重なる位置でカットしてください



●アイズ-スクリーンだけを装着の場合の図


●アイズブ-ロッカーと同時装着する場合用の図



※リアスカッフプレートを外して作業していた場合にはリアスカッフプレートを元に戻してください。



手順5.スクリーン本体の取り付け


いよいよ スクリーン本体を装着します。上部にポケットが付いている方が車内側になります。


アイズ-スクリーン本体の上側(パイル生地部分)をルーフ側ホールドテープの硬いザラザラした面に接合します。アイズ-スクリーン本体の中央(上側ファスナーの中央が目印)とルーフ側ホールドテープに入れてある切り込みを重ねるように接合します。


中央を合わせたのち上側全体を接合して行きます。
曲線部も接合します。




次に赤色ファスナーの下端(門の下端)を、アンカーテープの硬いザラザラした面で車内側と車外側の両方から挟むように接合します。

門の下端を床につけるようなイメージで引っ張り下げながら接合します。
門で使われている布は1.2倍ほどに伸びるので、強く引き伸ばしても大丈夫です。


運転席側、助手席側の両方を作業してください

門の下端はここです(図には運転席側だけ〇が付いていますが助手席側も作業してください)↓


まず、作業しやすいようにファスナーを20cmほど開けておきます。


次にアンカーテープで挟みます。
赤いファスナーの横のパイル生地部分に被せます。


接合したら、曲線部分を貼り進めます。
しっかりと接合させてください。




シワが出ないように引っ張りながら、左右の両サイドをサポートテープに接合していきます。

※必ず②を終えてから作業してください。先にサイドを固定してしまうと門の下端がアンカーテープまで届かなくなってしまいます。


綺麗に張るポイント
全体的に張ってみて、門にシワが残っている場合は、パイル部分をサポートテープから外して少しずつ上下に動かしてシワが出ないように調整してください。パイル部分を剝がす際にはサポートテープを抑えながら剥がしてください。


「アイズ-ブロッカー」の同時装着の有無で、後の工程が変わりますの、ご注意ください。

■アイズ-スクリーンだけを装着の場合
アイズ-スクリーンだけを取り付けされる場合は、二つ折りになったサポートテープのザラザラ面で挟むように接合していきます。


アイズ-スクリーンだけを装着する場合の、アンカー付近を折り込んだ画像です

↓ ↓ ↓


アイズ-スクリーンだけを装着する場合の、両サイド部分も同じように作業した画像です



■「アイズ-スクリーン」と「アイズ-ブロッカー」を同時装着する場合
続けてアイズ-ブロッカーを同時装着する場合にはアイズ-スクリーンをサポートテープで挟み込む工程は省略してください。

後ほどまた記述しますが、サポートテープの硬いザラザラ面の「片側面でスクリーン本体を」、「もう一方の硬いザラザラ面でアイズ-ブロッカーを」接合することになりますので、挟み込まなくて大丈夫です。

※挟み込んでしまった場合は、サポートテープを剥がしてください



上側はルーフ側ホールドテープ、両サイドはサポートテープ、最下部のファスナー終点付近はアンカーテープで接合された状態となって、スクリーン本体の取り付けは終了です。 なお、ネット(網)部分の下側はどこにも接合されていない状態です。


完成イメージです



< 以上で装着完了です >


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アイズ-スクリーン装着車に、あとからアイズ-ブロッカーも取付る場合には




アイズ-ブロッカーの装着方法は、こちらのブログ https://aizurv2.hamazo.tv/e9686829.html をご一読ください。
ご一読いただいてから、ボディー側ホールドテープとの接合方法につきまして、下記のご案内を参考にして装着を行ってください。

【装着動画】※標準ルーフ車へ取り付けた際の動画です。ハイルーフ車も作業内容は同じですので参考にしてください。



■「アイズ-スクリーン」と「アイズブ-ロッカー」を同時装着する場合

サポートテープの硬いザラザラ面の
(車内側)にアイズ-スクリーン本体を接合します
(車外側)にアイズ-ブロッカーを接合します

サポートテープでアイズ-スクリーン本体を挟み込んでいる場合は、車外側のサポートテープを一旦剥がしてください。





「アイズ-ブロッカー装着説明書の ボディ側アンカー」の相当する部品として、前述の説明での「手順2. アンカーテープの装着」ですでに取り付けてある「同時装着する場合用のアンカーテープ」には、アイズ-ブロッカーのショックコードをつなげるためのループ紐が縫い付けられています。アイズ-ブロッカーのショックコードは、このループ紐につなげてください。


※また、同梱の別紙でも記載していますが、アイズ-ブロッカー取り付け手順の「手順4」と「手順5」は、アイズ-スクリーンを装着した際に、すでに同じ作業を終えていますので、改めて作業する必要はありません。
そのため、アイズ-ブロッカーに同梱の、「ボディ側アンカー」「ボディ側ホールドテープ(長短両方)」「ボディ側ホールドテープ固定用爪付きクリップ」は使用しませんが、ご使用中の補修時に使用できますので無くさないよう保管をお願いいたします。



ご使用方法やご注意点につきまして



★バックドアを閉めてみてください。
ドアの閉まり具合が固くなった感じがする場合や、半ドアになりやすくなってしまった場合には、手順3-⑤ の「ウェザーストリップモールが確実に元に戻っているか 再度確認してください」の内容を確認してみてください。パッと見では浮き上がりがないように見えても、ハンマーでたたいてみると 鈍い音がする場合もあります。特に上部はわずかな浮きでも閉まり具合に影響します。(下部の浮きは さほどの影響はありません)


★ファスナースライダーを動かす際には、スライダーの根本をつかんだ状態で動かすやり方をされると スライダーがスムーズに動きます。

スライダーの先をつかんで動かすと スムーズに動かない場合があります。また、ファスナーにシリコーンオイルやフッ素系潤滑剤を塗りますと、寒冷時や海べりのご使用でも スライダーがよりスムーズに動いてくれますのでお勧めです。




★片側のスライダーを引き上げから、ネット(網)部分の端部を 上部の面ファスナーに接合することで 入口が作り出せます。
下に置いてある


★両側のスライダーを引き上げから、ネット(網)部分をスクリーン収納ポケットの中にコンパクトに収納できます。
※このページの最後に動画があります。そちらをご覧いただく方が 分かりやすいです。
◆中央を接合


◆左右のポケっトに巻いた端部を 詰め入れる


◆全体を接合して収納


★上側スライダーを引き下げることで、ネット(網)の上半分だけを 開口状態にすることができます。

↓ ↓ ↓
上側スライダーがファスナーの端にまで移動してしまわないような工夫をしています。
上側ファスナーの端は面ファスナー (オスとメス)になっており、接合することでスライダーが端まで行かないようにガードしています。そうしておくことでファスナーの開閉がしやすくなります。



ネット(網)部分だけを取り外すことができます
下側スライダーをファスナー上部の中央付近に移動させてから、センターカバーを外し、上側スライダーをファスナーの端位置にまで移動させますと、ファスナーが外れて ネット(網)部分だけを取り外すことができます。ネット(網)部分だけを取り外して洗ったりできますし、万一 破れてしまった際にもネット(網)部分だけを取り外して修理したり交換が可能です。ただ、ファスナーは外すのは簡単なのですが、装着し直すのは 少々難しくもありますので、脱着を繰り返すことは ファスナー破損の原因になりかねません。ご注意ください。



★ネット(網)部分の材質は ポリエステル・ナイロン製の生地です。市販の虫よけスプレーを吹き付けておく使い方も可能です。

★雨の中で使われた後などでは、カビを防ぐためにも ドアを開けたまま駐車しておくなどの方法で 乾いた状況にしておく使い方を心がけてください。
特に、下部のアンカー付近が乾きにくいですのでご留意ください。
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参考動画(操作例)


■アイズ-スクリーンを操作して、開口部から出入りしてる動画です。


■アイズ-スクリーンを操作して、上側半分を開けている動画です。


■アイズ-スクリーンを操作して、収納ポケットにスクリーンを 車外側から収納している動画です。


■アイズ-スクリーンを操作して、下側から荷物の出し入れをしている動画です。



車内側からのアイズ-スクリーンの操作や、車内側からスクリーンを収納しているところなどの動画や、
夜間に重宝する小型ライトの付け場所例などを  これから順次 増やすように致します。
よろしくお願いいたします。

  

2024年12月07日

粘着材付き磁石アンカーの剥がし方 のご案内。

磁石アンカーの剥がし方

アイズブロッカーで使っている粘着材(両面テープ)は、3M史上最強ともいわれるVHB™ テープです。
正常に貼り付けられていれば、はがす際には とっても大変です。暗澹たる気持ちになってしまいそー です。
中でも バックドア側の磁石アンカーは、強力な磁力と粘着材とが相まって 猛烈に貼り付いています。


ご安心ください。簡単に剥がしとる方法をご案内いたします。
作業は、磁石の上に石油系溶剤を含ませたティッシュを置いてから、
ティッシュの上を梱包用透明テープで覆って石油系溶剤を含ませたティッシュで 数時間覆って放置するだけです。

必用な材料、道具は、
●石油系溶剤を少量(灯油、ガソリン、ベンジン、ホワイトガソリンなどは〇、 軽油やパーツクリーナーは△です)。 10ccもあれば十分です。
※ラッカーシンナーやアセトン(トルエン系やケトン系溶剤)などは 塗装面を痛めますので、使わないでください。
以前には100均ショップにも「Aベンジン」や「オイルライター用オイル」が販売されていましたが、現在は販売されていないようです。
ベンジン(カイロ用燃料)は、ホームセンターや薬局で扱っている場合が多いです。
●ティッシュペーパー
●50mm幅の梱包用透明テープ
●ヘラ(割りばしの先を削ってヘラ状にしたものでOKです)
です。

手順
1)磁石の回りを梱包用透明テープで囲んでおきます。次の2)の作業をやりやすくする為の前準備です。


2)磁石の上に 石油系溶剤を含ませたティッシュを置いてから、先に貼っておいた梱包用透明テープで包むように保持します。
この作業では 石油系溶剤として 灯油を使いました。  火気には ご注意ください



3)石油系溶剤が乾かないように、ティッシュの表面をしっかりと覆います。石油系溶剤を できるだけ密閉状態にすることが肝心です。


4)夏場では1時間、冬場では2時間以上 密閉状態のままで放置します。
石油系溶剤であれば、塗装面やプラスチック部分がダメージを受けることはありません。

5)梱包用透明テープをはがして、磁石の粘着材のところに ヘラ(割りばしの先を削ってヘラ状にしたものでOKです)を
少しづつ挿入していきますと、簡単に剥がれ取れてくれます。


剥がれにくい場合には、粘着材にヘラを割り込ませた隙間に ティッシュに含ませた石油系溶剤を少しづつ浸透させながら、割り込ませたヘラで隙間を少しづつ広げていくことで 剥がれてくれます。力づくで剥がそうとしないで 粘着材を石油系溶剤で溶かしながら剥がすイメージで 少しづつ剥がし進めるのがいいです。また、石油系溶剤を浸み込ませた糸で粘着材部分を切り取るように剥がしていく方法もあります。

6)磁石アンカーは剥がれても、粘着材が残ってしまっている場合には、石油系溶剤でふき取るようにして取り除きます。
しつこく貼り付いていて 取り除くのが大変な場合には、上記作業と同様に 粘着材を石油系溶剤で包んでおくと 取れやすくなります。
《【バックドアホールドテープ】粘着剤の剥がし方 》 のブログ https://aizurv2.hamazo.tv/e9665705.html
を参考にしてください。

こちらは 貼り付けタイプのアンカーを 剥がし取っている動画です


こちらは カーフィルムの上に貼った粘着材を剥がしているブログです。
https://aizurv.hamazo.tv/e9962811.html

===
市販の「テープ剥がし(シールはがし)」を使う場合には、塗装面やプラスチック部分に影響が出ないものを使う必要があります。
弊社で様々な 粘着材剥がしを試してみましたが、上記の方法が 放置時間が必要ではありますが、
簡単で安全(塗装面を痛めない)、しかも安あがりな お勧め方法です。
粘着材剥がしに困った際には ぜひお試しください。
  

2024年10月10日

アイズ-スクリーン ハイエース200系ワイド幅・スーパーロング・ハイルーフ車用 取り付け説明

ハイエース200系 ワイド幅・スーパーロング【ハイルーフ車用】 アイズ-スクリーン取付説明書

※アイズ-スクリーンと一緒にアイズ-ブロッカーを取り付けされる場合や、すでにアイズ-ブロッカーが装着されている場合は、まず製品に同梱の別紙「アイズ-スクリーンとアイズ-ブロッカーを同時装着する場合」をお読みいただいてから作業を開始してください。



===================
【商品内容】を ご確認ください。



①:本体・・・1枚
※スクリーンはポケットが付いている方が車内側です

②:ボディ側ホールドテープ・・・長2本、短2本
  
③:ルーフ側ホールドテープ・・・1本

④:サポートテープ・・・長2本、短2本
 
⑤:アンカーテープ

・アンカーテープ【小】2個入り
(アイズ-スクリーンだけを装着する場合に使います)

・アンカーテープ【大】2個入り    
(アイズ-ブロッカーと同時装着する場合に使います)

⑥:ホールドテープ固定用 爪付きクリップ
   ルーフ側用(小)・・・5個
   ボディー側用(大)・・・10個

以上、6点です

===================
【必要工具類】
・ハンマーの類(普通のトンカチでOKです)
・ハサミ 
・テープ(目印付け用です)
・先の細いプライヤーやペンチの類(爪付きクリップの隙間を小さくしたりする際に使います)
・ティッシュ できればウェットティッシュ(ウェザーストリップモールを外す際に手が汚れる場合があります)
・メジャー
※その他あると便利なもの
・踏み台


===================
【各部の名称】です。

※スクリーン収納ポケットは取り外して車内・車外のどちら側にも取り付けが可能です。出荷時は車内側に装着してあります。
===================
【装着作業の流れ】

手順1.ルーフ側ホールドテープの装着

手順2. アンカーテープの装着

手順3. ボディー側ホールドテープの装着

手順4.サポートテープの装着

手順5. 本体の取り付け


このブログや取付け説明書を、最後までお読みいただいたうえで作業を開始してください。



【取付参考動画】


こちらの取付参考動画を、一度ご覧いただいてから作業を行うと、わかりやすいです。
※動画をクリックして字幕表示をONにすることで、解説もご覧いただけます。
※標準ルーフ車へ取り付けた際の動画です。ハイルーフ車も作業内容は同じですので参考にしてください。

【その①】
ルーフ側ホールドテープの装着
アンカーテープの装着
ボディー側ホールドテープの装着
サポートテープの装着


【その②】
本体の取り付け


ブログの最後に操作例の動画もありますので、あわせてご参照ください。



手順1.ルーフ側ホールドテープの装着


①(準備)

まず、ルーフ側のウェザーストリップモールのセンター(中央位置)とボディーのセンターにテープを貼って目印を付けておきます。外したモールを車体に戻すときの目印や、ルーフ側ホールドテープの中心位置を決めるために、テープを貼っておきます。

センターは室内灯や内装パネルを目印にしたり、メジャーで計るなどして判断してください。




目印を付けたら、手前上側に引いて外します。作業する範囲だけ外してください。



ウェザーストリップを外したら、作業前に次の内容を確認してください。

作業前にご確認ください:
◎ 鉄芯が閉じている(溝の隙間がない状態)


✖ 鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)


鉄芯を手で閉じて、溝に隙間がない状態にしてから 装着してください。


鉄芯(溝)が開いたままだと、ウェザーストリップモールが外れやすいです。アンカー付近は、ウェザーストリップモールが外れる方向に力が加わりますので、しっかりと鉄芯が閉じている状態(溝の隙間がない状態)で元通りに戻し入れてください。

なお、布地を内張りしているキャンピングカーなどでは、鉄芯(溝)を閉じた状態で、戻し入れるのが困難だったりします。その場合には、鉄芯(溝)を開いた状態で ホールドテープを差し入れながら ウェザーストリップモールをボディ側に元通りに戻し入れ、戻し入れた後から、プライヤーなどを使って しっかりと鉄芯を締めて、ウェザーストリップモールが抜けてこないようにします。 しっかりと鉄芯が締められていていないと、 雨水の浸入してくる場合がありますので ご注意ください 




次に、爪付きクリップ(小)を使って、ルーフ側ホールドテープを鉄板凸部分に仮固定していきます。
×で示したあたりに 爪付きクリップ(小)を取り付けて仮固定していきます。


まず、ルーフ側ホールドテープのセンター位置に小さく目印の切り込みがあるのを確認してください(折り幅の広い方)。


その切り込みを、先ほど手順①で印をつけたボディーのセンター位置に合わせてから、合わせた部分を爪付きクリップ(小)で鉄板凸部分に留めます。


※テープはV字に折ってあり、折り幅の狭い方を鉄板凸部分に留めます


残りの爪付きクリップ(小)4個を使って同様にテープ全体を鉄板凸部分に仮固定してください。




ウエザーストリップモールを 元どおりにはめ込みます。
手のひらでしっかりと叩き込んで下さい。


※画像は内張りがあるタイプの車両のものです(グランドキャビン)


最後にもう一度確認してください。ザラザラしている面が 上側(ウェザーストリップモール側)になります。




手順2.アンカーテープの装着




ルーフ側ホールドテープの時と同様にウェザーストリップモールを手前に引いて外します。まず運転席側だけを外します。

作業する範囲だけ外します


ルーフ側ホールドテープ同様に鉄芯が開いてないか確認をしてください。
特にアンカーテープを打ち込む辺りです。
作業前にご確認ください
◎ 鉄芯が閉じている(溝の隙間がない状態)


✖ 鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)


鉄芯を手で閉じて、溝に隙間がない状態にしてから装着してください。


鉄芯(溝)が開いたままだと、ウェザーストリップモールが外れやすいです。アンカー付近は、ウェザーストリップモールが外れる方向に力が加わりますので、しっかりと鉄芯が閉じている状態(溝の隙間がない状態)で元通りに戻し入れてください。

なお、布地を内張りしているキャンピングカーなどでは、鉄芯(溝)を閉じた状態で、戻し入れるのが困難だったりします。その場合には、鉄芯(溝)を開いた状態で ホールドテープを差し入れながら ウェザーストリップモールをボディ側に元通りに戻し入れ、戻し入れた後から、プライヤーなどを使って しっかりと鉄芯を締めて、ウェザーストリップモールが抜けてこないようにします。しっかりと鉄芯が締められていていないと、 雨水の浸入してくる場合がありますので ご注意ください 


リアスカッフプレートが装着されている場合、リアスカッフプレートを外さなくても作業は可能ですが、アンカーテープを装着しずらいようでしたら外して作業してください。



アンカーテープを取り付ける位置を確認します。

■アイズ-スクリーンだけを装着の場合
アンカーテープ小2個を、鉄板の重なり枚数が2枚から3枚になっている境目部分の「3枚側」に取り付けます。


※運転席側も助手席側も同じ部品です

運転席側の場合の取付位置


■「アイズ-スクリーン」と「アイズブ-ロッカー」を同時装着する場合
アンカーテープ大2個を、半分を鉄板の重なり枚数が2枚側のところに、もう半分を3枚側のところに取り付けます。右側用(運転席側用)には茶色の目印をつけてあります。
 
爪付きクリップの小は 重なり枚数が2枚側のところで使います。
爪付きクリップの大は 重なり枚数が3枚側のところで使います。



運転席側の場合の取付位置




爪付きクリップをハンマーで打ち込んでテープを固定します。



■アイズ-スクリーンだけを装着の場合(アンカーテープ小)
テープを挟んだ状態で、爪付きクリップを打ち込みます。


ハンマーを使って奥までしっかりと打ち込んで固定してください。引っ張っても抜けてこなければOKです。


■「アイズ-スクリーン」と「アイズブ-ロッカー」を同時装着する場合(アンカーテープ大)
アイズ-スクリーンだけを装着の場合と同様に、ハンマーを使って奥までしっかりと打ち込んで固定してください。





手順3.ボディー側ホールドテープの装着




ボディー側ホールドテープ(長い方)の上端を、手順1で装着したルーフ側ホールドテープの端に5mmほど重なるようにし、重なりのすぐ下を爪付きクリップで固定します。


重ねた部分のすぐ下辺りに、爪付きクリップ(大)を少しペンチなどで狭くしてからはめ込みます。


※ボディー側ホールドテープもV字に折ってあり、折り幅の狭い方を、鉄板凸部分に留めることになります。
ボディー側ホールドテープとルーフ側ホールドテープとは 表裏が逆の状態でつながることになります。




下側へ向かって ホールドテープを装着しながらウェザーストリップモールを元どおりに鉄板凸部分に戻し入れていってください。

【基本の手順】
①ウェザーストリップモールの溝にボディー側ホールドテープの幅の狭いほうを差し込みます。

②テープを差し込んだ状態のまま、元通りにボディーの鉄板へ はめ込みます。


この作業を繰り返して 少しずつ装着していきます。
※所々に、テープの装着始点部分で使った 「爪付きクリップ」を 打ち込んで固定することで、テープがズレるのを防いで装着がしやすくなります。


お間違いのないように注意
※注意1:テープはV字に折ってあり、折り幅の狭い方をウェザーストリップモールの溝に差し込みます

※注意2:テープを差し込む場所を間違えないように気を付けてください ↓


※ウェザーストリップモールの溝の中に、ホールドテープを入れた状態にしておいてからウェザーストリップモールを戻し入れていくのがコツですが、テープの中間辺りにも付属の固定用爪付きクリップ(大)を使い、テープがズレるのを防いでからウェザーストリップモールを戻し入れていくと、うまくいきやすいです。

※ここからの画像には一部S-GL車両の画像も含まれていますが作業内容は同じですので参考にしてください
↓ ↓ ↓
5mmほどの重なり部分にウェザーストリップモールを戻し入れてから、


↓↓↓
下側へ向かってテープを装着していってください。
まず テープを折り目までモールの溝に差し込んだ状態にしておいてから・・・


一緒になった状態のテープとモールを、手のひらを使って しっかりと奥まで叩き込んでいきます。
■画像■

ウェザーストリップモールが、シッカリ奥まで入っているかの確認は、
車外側からウェザーストリップモールを見た際に、 ボディとモールとの間(黄色い紙を差し入れている箇所)には、 隙間がない状態になっていれば OKです。


もし わずかでも 隙間があるように見えていたら、モールが奥まで入っておらずダメです。
↓ 


隙間がある場合には、もう一度 ウェザーストリップモールの上から 手のひらを使って(あるいは、後述説明しておりますように ハンマーで)、モールを奥まで しっかりと打ち込んでください。しっかりと打ち込まれていない場合には 打ち込む手のひらに やわらかい感触があります。しっかりと打ち込まれている場合には 手のひらには 硬い感触が伝わってきます。


次に、短いテープ(切り込みが入っています)を装着します。先ほどの長いテープに5mmほど重ねて
スタートします。爪付きクリップの固定位置は下の図を参考にしてください。


長いテープの全部を打ち込み終えましたら、長いテープの下端に 短いテープの端を5ミリほど重ねてから、



重ねた部分を「爪付きクリップ」で固定します。





短いテープの中間あたりも「爪付きクリップ」で固定します


アンカーのすぐ横でカットし、重ねた付近を爪付きクリップで固定します。


最後に、長いテープの時と同様にウェザーストリップモールを はめ込んで手のひらで しっかりと叩き込んで下さい。


※下の画像は同時装着用アンカーを装着した場合です。



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ここまでの作業を左右とも行ってください
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ウェザーストリップモールが確実に元に戻っているか 再度確認してください。
ウェザーストリップモールが奥いっぱいまで入っているかどうかを 確認するために、ハンマーで軽く打ちこんでみます。この確認作業が大事です。1センチ刻みくらいに細かく打ち込んで確認していきます。強く叩き込む必要はありません。軽い力でも奥まで打ち込めますが、一部でも打ち込みが甘いと、ウェザーストリップモールが浮き上がっていることで バックドアの閉まりが悪くなってしまいます。

※S-GL車両での参考画像です



しっかりと打ち込まれているかの判断は、まずは 打ち込んでいるときに出る音や、感触で判断します。
★鈍い音・柔らかな感触=浮きあがりがある状況です   高い音・硬い感触 になっていればOKです
また、前述したように ボディとモールとの間(黄色い紙を差し入れている箇所)には、 隙間がない状態になっていることを 併せて再確認してください。

アイズ-スクリーンを装着後「バックドアの閉まりが固くなった」感じがする場合や、半ドアになりやすくなってしまった場合には、上記のウェザーストリップモールの浮き上がりを再度確認してください。
※特に上側あたりに浮き上がりがあると 閉まり具合への影響が大きいですので、上側は入念にチェックしてください。



手順4.サポートテープの装着



※一度接合したサポートテープを接合し直す際は、ボディー側ホールドテープまで抜けてこないように、ホールドテープを押さえながら剥がすなどご注意ください。


サポートテープは、ボディー側ホールドテープのザラザラした面の上に、サポートテープの毛の面を接合していきます。まずは長いテープからです。
下へ向かってテープの最後まで接合しきってください。

サポートテープは 二つ折りになっています。




接合の起点は、長いボディー側ホールドテープの端に合わせます。


※いちど接合したサポートテープを接合し直す際は、ホールドテープを押さえながら接合を剥がすなどをして、ボディー側ホールドテープまで抜け出てこないようにご注意ください。



次に、短いサポートテープ(切り込みが入っています)を、をボディー側ホールドテープのザラザラした面の上に接合します。アンカーテープのすぐ横から上へ向かって接合して行きます。※運転席側へ装着した場合の画像です

長いサポートテープに5mmほど重なる位置でカットしてください



●アイズ-スクリーンだけを装着の場合の図


●アイズブ-ロッカーと同時装着する場合用の図



※リアスカッフプレートを外して作業していた場合にはリアスカッフプレートを元に戻してください。



手順5.スクリーン本体の取り付け


いよいよ スクリーン本体を装着します。上部にポケットが付いている方が車内側になります。


アイズ-スクリーン本体の上側(パイル生地部分)をルーフ側ホールドテープのギザギザ面に接合します。アイズ-スクリーン本体の中央(上側ファスナーの中央が目印)とルーフ側ホールドテープに入れてある切り込みが、直線上で合うように接合します。


上側を貼り進めます。




次に赤色ファスナーの下端(門の下端)を、アンカーテープの硬いザラザラ面で車内側と車外側の両方から挟むように接合します。

門の下端を床につけるようなイメージで引っ張り下げながら接合します。門で使われている布は1.2倍ほどに伸びるので、強く引き伸ばしても大丈夫です。

運転席側、助手席側の両方を作業してください

門の下端はここです(図には運転席側だけ〇が付いていますが助手席側も作業してください)↓


まず、作業しやすいようにファスナーを20cmほど開けておきます。


次にアンカーテープで挟みます。
赤いファスナーの横のパイル生地部分に被せます。


接合したら、曲線部分を貼り進めます。
しっかりと接合させてください。




シワが出ないように引っ張りながら、左右の両サイドをサポートテープに接合していきます。

※必ず②を終えてから作業してください。先にサイドを固定してしまうと門の下端がアンカーテープまで届かなくなってしまいます。




「アイズ-ブロッカー」の同時装着の有無で、後の工程が変わりますの、ご注意ください。

■アイズ-スクリーンだけを装着の場合
アイズ-スクリーンだけを取り付けされる場合は、二つ折りになったサポートテープのザラザラ面で挟むように接合していきます。


アイズ-スクリーンだけを装着する場合の、アンカー付近を折り込んだ画像です

↓ ↓ ↓


アイズ-スクリーンだけを装着する場合の、両サイド部分も同じように作業した画像です



■「アイズ-スクリーン」と「アイズ-ブロッカー」を同時装着する場合
続けてアイズ-ブロッカーを同時装着する場合にはアイズ-スクリーンをサポートテープで挟み込む工程は省略してください。

後ほどまた記述しますが、サポートテープの硬いザラザラ面の「片側面でスクリーン本体を」、「もう一方の硬いザラザラ面でアイズ-ブロッカーを」接合することになりますので、挟み込まなくて大丈夫です。

※挟み込んでしまった場合は、サポートテープを剥がしてください



上側はルーフ側ホールドテープ、両サイドはサポートテープ、最下部のファスナー終点付近はアンカーテープで接合された状態となって、スクリーン本体の取り付けは終了です。 なお、ネット(網)部分の下側はどこにも接合されていない状態です。


完成イメージです



< 以上で装着完了です >


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アイズ-スクリーン装着車に、あとからアイズ-ブロッカーも取付る場合には



アイズ-ブロッカーの装着方法は、こちらのブログ https://aizurv2.hamazo.tv/e9685738.html をご一読ください。
ご一読いただいてから、ボディー側ホールドテープとの接合方法につきまして、下記のご案内を参考にして装着を行ってください。

【装着動画】※標準ルーフ車へ取り付けた際の動画です。ハイルーフ車も作業内容は同じですので参考にしてください。



■「アイズ-スクリーン」と「アイズブ-ロッカー」を同時装着する場合

サポートテープの硬いザラザラ面の
(車内側)にアイズ-スクリーン本体を接合します
(車外側)にアイズ-ブロッカーを接合します

サポートテープでアイズ-スクリーン本体を挟み込んでいる場合は、車外側のサポートテープを一旦剥がしてください。





「アイズ-ブロッカー装着説明書の ボディ側アンカー」の相当する部品として、前述の説明での「手順2. アンカーテープの装着」ですでに取り付けてある「同時装着する場合用のアンカーテープ」には、アイズ-ブロッカーのショックコードをつなげるためのループ紐が縫い付けられています。アイズ-ブロッカーのショックコードは、このループ紐につなげてください。


※また、同梱の別紙でも記載していますが、アイズ-ブロッカー取り付け手順の「手順4」と「手順5」は、アイズ-スクリーンを装着した際に、すでに同じ作業を終えていますので、改めて作業する必要はありません。
そのため、アイズ-ブロッカーに同梱の、「ボディ側アンカー」「ボディ側ホールドテープ(長短両方)」「ボディ側ホールドテープ固定用爪付きクリップ」は使用しませんが、ご使用中の補修時に使用できますので無くさないよう保管をお願いいたします。



ご使用方法やご注意点につきまして



★バックドアを閉めてみてください。
ドアの閉まり具合が固くなった感じがする場合や、半ドアになりやすくなってしまった場合には、手順3-⑤ の「ウェザーストリップモールが確実に元に戻っているか 再度確認してください」の内容を確認してみてください。パッと見では浮き上がりがないように見えても、ハンマーでたたいてみると 鈍い音がする場合もあります。特に上部はわずかな浮きでも閉まり具合に影響します。(下部の浮きは さほどの影響はありません)


★ファスナースライダーを動かす際には、スライダーの根本をつかんだ状態で動かすやり方をされると スライダーがスムーズに動きます。

スライダーの先をつかんで動かすと スムーズに動かない場合があります。また、ファスナーにシリコーンオイルやフッ素系潤滑剤を塗りますと、寒冷時や海べりのご使用でも スライダーがよりスムーズに動いてくれますのでお勧めです。




★片側のスライダーを引き上げから、ネット(網)部分の端部を 上部の面ファスナーに接合することで 入口が作り出せます。
下に置いてある


★両側のスライダーを引き上げから、ネット(網)部分をスクリーン収納ポケットの中にコンパクトに収納できます。
※このページの最後に動画があります。そちらをご覧いただく方が 分かりやすいです。
◆中央を接合


◆左右のポケっトに巻いた端部を 詰め入れる


◆全体を接合して収納


★上側スライダーを引き下げることで、ネット(網)の上半分だけを 開口状態にすることができます。

↓ ↓ ↓
上側スライダーがファスナーの端にまで移動してしまわないような工夫をしています。
上側ファスナーの端は面ファスナー (オスとメス)になっており、接合することでスライダーが端まで行かないようにガードしています。そうしておくことでファスナーの開閉がしやすくなります。



ネット(網)部分だけを取り外すことができます
下側スライダーをファスナー上部の中央付近に移動させてから、センターカバーを外し、上側スライダーをファスナーの端位置にまで移動させますと、ファスナーが外れて ネット(網)部分だけを取り外すことができます。ネット(網)部分だけを取り外して洗ったりできますし、万一 破れてしまった際にもネット(網)部分だけを取り外して修理したり交換が可能です。ただ、ファスナーは外すのは簡単なのですが、装着し直すのは 少々難しくもありますので、脱着を繰り返すことは ファスナー破損の原因になりかねません。ご注意ください。



★ネット(網)部分の材質は ポリエステル・ナイロン製の生地です。市販の虫よけスプレーを吹き付けておく使い方も可能です。

★雨の中で使われた後などでは、カビを防ぐためにも ドアを開けたまま駐車しておくなどの方法で 乾いた状況にしておく使い方を心がけてください。
特に、下部のアンカー付近が乾きにくいですのでご留意ください。
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参考動画(操作例)


■アイズ-スクリーンを操作して、開口部から出入りしてる動画です。


■アイズ-スクリーンを操作して、上側半分を開けている動画です。


■アイズ-スクリーンを操作して、収納ポケットにスクリーンを 車外側から収納している動画です。


■アイズ-スクリーンを操作して、下側から荷物の出し入れをしている動画です。



車内側からのアイズ-スクリーンの操作や、車内側からスクリーンを収納しているところなどの動画や、
夜間に重宝する小型ライトの付け場所例などを  これから順次 増やすように致します。
よろしくお願いいたします。

  

2024年06月10日

オス・オス テープは とても便利です。

アイズ-スクリーンをご納品している方々に、裏面が粘着材になっている面ファスナー(マジックテープ)をプレゼント品として同梱しております。

プレゼント品としてお付けしている「スモールライト」の裏面に、このテープを貼りつけることで様々なところに くっつけることができます。

アイズ-スクリーンのモヘヤ状になっているところに くっつけて、照射角度も変えられます。



シートの側面エンジンカバーのところにも くっつけておけます。



天井にもくっつきますが、走行すると落ちます。ザンネーンガーン


ダッシュボードにも、粘着材付きのメス側面ファスナーを貼ることで、くってけておけます。


●もちろん マルチシェードにも しっかりとくっつきます。



充電式の「COBライト」は、電池容量の多少などで価格が違ったりしますが、500円くらいで販売されています。
お安いので、車内のあちこちにつけておくと、便利で~す。ニコニコ

なお、充電式のライトは モバイルバッテリーなどから充電しながら点灯させ続けることもできますが、危険があったりします。
点灯させながら充電することは、過充電による発火の危険性もありますので されない方が賢明です。
また、万一のことを考えて 人がいるところでの充電をお勧めします。

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アイズ-スクリーンには、「オス・オス テープ」がオススメ

粘着材同士を貼り合わせると、表裏がギザギザになった「オス・オス テープ」が出来上がります。


アイズ-スクリーンのスソを、止めておけたり
(下半分だけを開けた状態にしています)


●気になるスキマをなくすことができたりします。


マルチシェードを半開状態にしておけたりもできます。


https://aizurv.hamazo.tv/e8640313.html

他にも ナイスなアイデアをご紹介いただけると嬉しいでーす。
レビューは こちら で ご投稿いただけます。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/reviewadd

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なお、プレゼント品として同梱いたします この面ファスナーは、アイズブロッカーの発売初期に付属させていた部材ですが、粘着材の耐熱性が十分ではありませんでした。
60℃を超しますと、 粘着材がネバついてきて はがれやすい状況になってしまいます。
アイズブロッカーでは1200人余りのユーザー様方に対策品をお送りする事態になってしまった部材ではありますが、前述のようなご使用状況でしたら さほどの不具合にはならないだろうとの考えで同梱いたしております。もし、耐熱性が十分ではないことで、何らかの支障が生じてしまった際には、恐縮ながら ご寛容くださいますよう お願い申し上げます。
  

2024年05月19日

アイズ-スクリーン ハイエース200系標準幅・ロング・ロールーフ車用 取り付け説明

ハイエース200系 標準幅・ロング【ロールーフ車用】 アイズ-スクリーン取付説明書

※アイズ-スクリーンと一緒にアイズ-ブロッカーを取り付けされる場合や、すでにアイズ-ブロッカーが装着されている場合は、まず製品に同梱の別紙「アイズ-スクリーンとアイズ-ブロッカーを同時装着する場合」をお読みいただいてから作業を開始してください。



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【商品内容】を ご確認ください。



①:本体・・・1枚(スクリーン付き)
※スクリーンはポケットが付いている方が車内側です

②:ボディ側ホールドテープ・・・長2本、短2本
  
③:ルーフ側ホールドテープ・・・1本

④:サポートテープ・・・長2本、短2本
 
⑤:アンカーテープ
    アイズ-スクリーンだけを装着の場合用・・・小2個(爪付きクリップ小2個付き) 
    アイズブ-ロッカーと同時装着する場合用・・・ 大2個(爪付きクリップ大2個、小2個付き) 

⑥:ホールドテープ固定用 爪付きクリップ
   ルーフ側用(小)・・・5個
   ボディー側用(大)・・・10個

⑦:リアスカッフプレート固定用ファスナー(緑)・・・2個

以上、7点です

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【必要工具類】
・ハンマーの類(普通のトンカチでOKです)
・ハサミ 
・テープ(ウェザーストリップモールへの目印に使います。マジックなどでも代用できます)
・先の細いプライヤーやペンチの類(爪付きクリップの隙間を小さくしたりする際に使います)
・ティッシュ できればウェットティッシュ(ウェザーストリップモールを外す際に手が汚れる場合があります)
※その他あると便利なもの
・踏み台

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【各部の名称】です。


※2024年6月27日以降に出荷した製品からは上部の「センターカバー」が無くなり、面ファスナーで閉じて塞ぐ方式に変更しています。
※スクリーン収納ポケットは取り外して車内・車外のどちら側にも取り付けが可能です。出荷時は車内側に装着してあります。
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【装着作業の流れ】

手順1.ルーフ側ホールドテープの装着

手順2. アンカーテープの装着

手順3. ボディー側ホールドテープの装着

手順4.サポートテープの装着

手順5. 本体の取り付け・貼り具合の調整


このブログや取付け説明書を、最後までお読みいただいたうえで作業を開始してください。



【取付参考動画】


こちらの取付参考動画を、一度ご覧いただいてから作業を行うと、わかりやすいです。
※動画をクリックして字幕表示をONにすることで、解説もご覧いただけます。

【その①】
ルーフ側ホールドテープの装着
アンカーテープの装着
ボディー側ホールドテープの装着
サポートテープの装着


【その②】
本体の取り付け


ブログの最後に操作例の動画もありますので、あわせてご参照ください。

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手順1.ルーフ側ホールドテープの装着


①(準備)

まず、ルーフ側のウェザーストリップモールのセンターにテープを貼って目印を付けておきます。
外したモールを車体に戻すときの目印として モールのセンターにテープを貼っておきます。

※戻すときの目印にします。

目印を付けたら、手前に引いて外します。作業する範囲だけ外してください。



ウェザーストリップを外したら、作業前に次の内容を確認してください。

作業前にご確認ください:
◎ 鉄芯が閉じている(溝の隙間がない状態)


✖ 鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)


鉄芯を手で閉じて、溝に隙間がない状態にしてから 装着してください。


鉄芯(溝)が開いたままだと、ウェザーストリップモールが外れやすいです。アンカー付近は、ウェザーストリップモールが外れる方向に力が加わりますので、しっかりと鉄芯が閉じている状態(溝の隙間がない状態)で元通りに戻し入れてください。

なお、布地を内張りしているキャンピングカーなどでは、鉄芯(溝)を閉じた状態で、戻し入れるのが困難だったりします。その場合には、鉄芯(溝)を開いた状態で ホールドテープを差し入れながら ウェザーストリップモールをボディ側に元通りに戻し入れ、戻し入れた後から、プライヤーなどを使って しっかりと鉄芯を締めて、ウェザーストリップモールが抜けてこないようにします。 しっかりと鉄芯が締められていていないと、 雨水の浸入してくる場合がありますので ご注意ください 




まず、爪付きクリップ(小)を使って ルーフ側ホールドテープを鉄板凸部分に仮固定します。
×で示したところに 爪付きクリップ(小)を取り付けて仮固定していきます。


まず、ルーフ側ホールドテープのセンター位置に小さく目印の切り込みがあるのを確認してください(折り幅の広い方)。


その切り込みをボディーの中央(SGL車の場合では、天井のクリップ位置が中央の目印になります)に合わせてから、、、

↓ ↓ ↓
ザラザラしている面が 上側になります。


合わせたセンターを爪付きクリップ(小)で鉄板凸部分に留めます。

※テープはV字に折ってあり、折り幅の狭い方を鉄板凸部分に留めます


残りの爪付きクリップ(小)4個を使って同様にテープ全体を鉄板凸部分に仮固定してください。


※運転席側の画像です




ウエザーストリップモールを 元どおりにはめ込みます。
手のひらでしっかりと叩き込んで下さい。



↓ ↓ ↓
ザラザラしている面が 上側(ウェザーストリップモール側)になります。




手順2.アンカーテープの装着




ルーフ側ホールドテープの時と同様にウェザーストリップモールを手前に引いて外します。作業する範囲だけ外してください。
運転席側を作業する場合の、外した画像です。


ルーフ側ホールドテープ同様に鉄芯が開いてないか確認をしてください。
特にアンカーテープを打ち込む辺りです。
作業前にご確認ください
◎ 鉄芯が閉じている(溝の隙間がない状態)


✖ 鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)


鉄芯を手で閉じて、溝に隙間がない状態にしてから装着してください。


鉄芯(溝)が開いたままだと、ウェザーストリップモールが外れやすいです。アンカー付近は、ウェザーストリップモールが外れる方向に力が加わりますので、しっかりと鉄芯が閉じている状態(溝の隙間がない状態)で元通りに戻し入れてください。

なお、布地を内張りしているキャンピングカーなどでは、鉄芯(溝)を閉じた状態で、戻し入れるのが困難だったりします。その場合には、鉄芯(溝)を開いた状態で ホールドテープを差し入れながら ウェザーストリップモールをボディ側に元通りに戻し入れ、戻し入れた後から、プライヤーなどを使って しっかりと鉄芯を締めて、ウェザーストリップモールが抜けてこないようにします。しっかりと鉄芯が締められていていないと、 雨水の浸入してくる場合がありますので ご注意ください 


SGL車にはリアスカッフプレートが装着されています。スカッフプレートを外さなくても作業は可能ですが、アンカーテープを装着しずらいようでしたらスカッフプレートを外して作業してください。




アンカーテープを取り付ける位置を確認します。

■アイズ-スクリーンだけを装着の場合
小2個を、鉄板の重なり枚数が2枚から3枚になっている境目部分の「3枚側」に取り付けます。


※運転席側も助手席側も同じ部品です

運転席側の場合の取付位置


■「アイズ-スクリーン」と「アイズブ-ロッカー」を同時装着する場合
大2個を、半分を鉄板の重なり枚数が2枚側のところに、もう半分を3枚側のところに取り付けます。右側用(運転席側用)には茶色の目印をつけてあります。
 
爪付きクリップの小は 重なり枚数が2枚側のところで使います。
爪付きクリップの大は 重なり枚数が3枚側のところで使います。



運転席側の場合の取付位置




爪付きクリップをハンマーで打ち込んでテープを固定します。スカッフプレートを外さずに作業している画像です。


■アイズ-スクリーンだけを装着の場合
テープを挟んだ状態で、爪付きクリップを打ち込みます。


ハンマーを使って奥までしっかりと打ち込んで固定してください。引っ張っても抜けてこなければOKです。


■「アイズ-スクリーン」と「アイズブ-ロッカー」を同時装着する場合
アイズ-スクリーンだけを装着の場合と同様に、ハンマーを使って奥までしっかりと打ち込んで固定してください。




手順3.ボディー側ホールドテープの装着




ボディー側ホールドテープ(長い方)の上端を、手順1で装着したルーフ側ホールドテープの端に5mmほど重なるようにし、重なりのすぐ下を爪付きクリップで固定します。


重ねた部分に、爪付きクリップ(大)を少しペンチなどで狭くしてからはめ込みます。


※ボディー側ホールドテープもV字に折ってあり、折り幅の狭い方を、鉄板凸部分に留めることになります。
ボディー側ホールドテープとルーフ側ホールドテープとは 表裏が逆の状態でつながることになります。




下側へ向かって ホールドテープを装着しながらウェザーストリップモールを元どおりに鉄板凸部分に戻し入れていってください。

【基本の手順】
①ウェザーストリップモールの溝にボディー側ホールドテープの幅の狭いほうを差し込みます。

②テープを差し込んだ状態のまま、元通りにボディーの鉄板へ はめ込みます。

この作業を繰り返して 少しずつ装着していきます。
※所々に、テープの装着始点部分で使った 「爪付きクリップ」を 打ち込んで固定することで、テープがズレるのを防いで装着がしやすくなります。


お間違いのないように注意
※注意1:テープはV字に折ってあり、折り幅の狭い方をウェザーストリップモールの溝に差し込みます

※注意2:テープを差し込む場所を間違えないように気を付けてください ↓


※ウェザーストリップモールの溝の中にホールドテープを入れた状態にしておいてから、ウェザーストリップモールを戻し入れ
 ていくのがコツですが、テープの中間辺りにも、付属の固定用爪付きクリップ(大)を使うことでテープがズレるのを防いで
 から、ウェザーストリップモールを戻し入れていくのもよろしいかと存じます。

5mmほどの重なり部分にウェザーストリップモールを戻し入れてから、


↓↓↓
下側へ向かってテープを装着していってください。
まず テープを折り目までモールの溝に差し込んだ状態にしておいてから・・・


一緒になった状態のテープとモールを、手のひらを使って しっかりと奥まで叩き込んでいきます。
(下画像は内張りカバーが装着されているSGL車です。DX車では内張りカバーがありません)


※ご注意
SGL車の場合では、ホールドテープは 「内張りカバーとボディとの隙間に 潜り込んでいる状態」にしてください。(DX車では内張りカバーがありませんので この必要はありません)
テープが隙間に シッカリと潜り込んでいない状態ですと、ウェザーストリップモールを しっかりと奥まで打ち込むことができませんので ご注意ください。



ウェザーストリップモールが、シッカリ奥まで入っているかの確認は、
車外側からウェザーストリップモールを見た際に、 ボディとモールとの間(黄色い紙を差し入れている箇所)には、 隙間がない状態になっていれば OKです。


もし わずかでも 隙間があるように見えていたら、モールが奥まで入っておらずダメです。
↓ 


※ウェザーストリップモールの溝の中に ホールドテープを入れた状態にしておいてから、ウェザーストリップモールを戻し入れていくのがコツですが、
テープの中間辺りにも、付属の固定用爪付きクリップ(大)を使うことでテープがズレるのを防いでから、ウェザーストリップモールを戻し入れていくのもよろしいかと存じます。

隙間がある場合には、もう一度 ウェザーストリップモールの上から 手のひらを使って(あるいは、後述説明しておりますように ハンマーで)、モールを奥まで しっかりと打ち込んでください。しっかりと打ち込まれていない場合には 打ち込む手のひらに やわらかい感触があります。しっかりと打ち込まれている場合には 手のひらには 硬い感触が伝わってきます。


次に、短いテープ(切り込みが入っています)を装着します。先ほどの長いテープに5mmほど重ねて
スタートします。爪付きクリップの固定位置は下の図を参考にしてください。


長いテープの全部を打ち込み終えましたら、長いテープの下端に 短いテープの端を5ミリほど重ねてから、



重ねた部分を「爪付きクリップ」で固定します。





短いテープの中間あたりも「爪付きクリップ」で固定します
画像の手順で装着したら、長いテープの時と同様に最後にウェザーストリップモールをはめ込んで手のひらで しっかりと叩き込んで下さい。

テープの中間あたりも爪付きクリップで固定します。


アンカーのすぐ横でカットし、重ねた付近を爪付きクリップで固定します。




ウェザーストリップモールを はめ込んで手のひらで しっかりと叩き込んで下さい。


※下の画像は同時装着用アンカーを装着した場合です。



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ここまでの作業を左右とも行ってください
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ウェザーストリップモールが確実に元に戻っているか 再度確認してください。
ウェザーストリップモールが奥いっぱいまで入っているかどうかを 確認するために、ハンマーで軽く打ちこんでみます。この確認作業が大事です。1センチ刻みくらいに細かく打ち込んで確認していきます。強く叩き込む必要はありません。軽い力でも奥まで打ち込めますが、一部でも打ち込みが甘いと、ウェザーストリップモールが浮き上がっていることで バックドアの閉まりが悪くなってしまいます。




しっかりと打ち込まれているかの判断は、まずは 打ち込んでいるときに出る音や、感触で判断します。
★鈍い音・柔らかな感触=浮きあがりがある状況です   高い音・硬い感触 になっていればOKです
また、前述したように ボディとモールとの間(黄色い紙を差し入れている箇所)には、 隙間がない状態になっていることを 併せて再確認してください。

アイズ-スクリーンを装着後「バックドアの閉まりが固くなった」感じがする場合や、半ドアになりやすくなってしまった場合には、上記のウェザーストリップモールの浮き上がりを再度確認してください。
※特に上側あたりに浮き上がりがあると 閉まり具合への影響が大きいですので、上側は入念にチェックしてください。



手順4.サポートテープの装着



※接合したサポートテープを接合し直す際は、ボディー側ホールドテープまで抜けてこないように、ホールドテープを押さえながら剥がすなどご注意ください。


サポートテープは、ボディー側ホールドテープの上に接合して使用します。まずは長いテープからです。
下へ向かってテープの最後まで接合しきってください。

サポートテープは 二つ折りになっています。




接合の起点は、長いボディー側ホールドテープの端に合わせます。


※接合したサポートテープを接合し直す際は、ホールドテープを押さえながら接合を剥がすなどをして、ボディー側ホールドテープまで抜け出てこないようにご注意ください。



次に、短いサポートテープ(切り込みが入っています)を接合します。アンカーテープのすぐ横から上へ向かって接合して行きます。※運転席側へ装着した場合です

長いサポートテープに5mmほど重なる位置でカットしてください




●アイズ-スクリーンだけを装着の場合の図


●アイズブ-ロッカーと同時装着する場合用の図




リアスカッフプレートを外して作業していた場合にはリアスカッフプレートを元に戻してください。アンカーテープの厚みがあることでリアスカッフプレートに浮きが出てはめ込みにくい場合は下記説明をご覧ください。

「アイズ-スクリーン」や「アイズ-スクリーンとアイズブロッカー」を装着したことで、スカッフプレートの収まり具合が浮き上がり気味になってしまう場合には、 
スカッフプレート裏側に装着されている白いファスナー(固定具)の両端の部品2個だけを、付属の「リアスカッフプレート固定用クリップ(緑)・・・2個」に替えて取り付け直してみてください。付属の緑色ファスナーは、元の白いファスナーよりも固定力が強められたタイプの部品となります。お試しください。


その方法をもってしても、収まり具合が浮き上がり気味になるようでしたら、 下記のブログの方法を検討してみてくだい。
https://aizurv.hamazo.tv/e8973885.html



手順5.スクリーン本体の取り付け


いよいよ スクリーン本体を装着します。上部にポケットが付いている方が車内側になります。


アイズ-スクリーン本体の上側淵(下画像で指をおいている部分)をルーフ側ホールドテープのギザギザ面に接合します。アイズ-スクリーン本体の中央(上側ファスナーの中央が目印)とルーフ側ホールドテープに入れてある切り込みが、直線状で合うように接合します。



※2024年6月27日以前に出荷した製品について

スクリーン本体の上部に「センターカバー」という部品が付いていますので、それを目印にします。

アイズ-スクリーン本体の上側淵(下画像で指をさしている部分)を、ルーフ側ホールドテープのギザギザ面に接合します。アイズ-スクリーンを本体の中央(センターカバーの中央が目印)とルーフ側ホールドテープに入れてある切り込みが、直線上で合うように接合します。 


上側を貼り進めます。




次に赤色ファスナーの下端(門の下端)を、アンカーテープの硬いザラザラ面で車内側と車外側の両方から挟むように接合します。

門の下端を床につけるようなイメージで引っ張り下げながら接合します。門で使われている布は1.2倍ほどに伸びるので、強く引き伸ばしても大丈夫です。

運転席側、助手席側の両方を作業してください

門の下端はここです(図には運転席側だけ〇が付いていますが助手席側も作業してください)↓


まず、作業しやすいようにファスナーを20cmほど開けておきます。


次にアンカーテープで挟みます。
赤いファスナーの横のパイル生地部分に被せます。


接合したら、曲線部分を貼り進めます。
しっかりと接合させてください。




シワが出ないように引っ張りながら、左右の両サイドをサポートテープに接合していきます。

※必ず②を終えてから作業してください。先にサイドを固定してしまうと門の下端がアンカーテープまで届かなくなってしまいます。




「アイズブ-ロッカー」の同時装着の有無で、後の工程が変わりますの、ご注意ください。

■アイズ-スクリーンだけを装着の場合
アイズ-スクリーンだけを取り付けされる場合は、二つ折りになったサポートテープのザラザラ面で挟むように接合していきます。


アイズ-スクリーンだけを装着する場合のアンカー付近を折り込んだ画像です

↓ ↓ ↓


アイズ-スクリーンだけを装着する場合の両サイドも同じように作業した画像です



■「アイズ-スクリーン」と「アイズブ-ロッカー」を同時装着する場合
続けてアイズブロッカーを同時装着する場合にはアイズ-スクリーンをサポートテープで挟み込む工程は省略してください。

後ほどまた記述しますが、サポートテープの硬いザラザラ面の「片側面でスクリーン本体を」、「もう一方の硬いザラザラ面でアイズ-ブロッカーを」接合することになりますので、挟み込まなくて大丈夫です。

※挟み込んでしまった場合は、サポートテープを剥がしてください



上側はルーフ側ホールドテープ、両サイドはサポートテープ、最下部のファスナー終点付近はアンカーテープで接合された状態となっ
てスクリーン本体の取り付けは終了です。 なお、ネット(網)部分の下側はどこにも接合されていない状態です。


完成イメージです



< 装着は以上となります >

==========================


アイズ-スクリーン装着車に、あとからアイズ-ブロッカーも取付る場合には



アイズ-ブロッカーの装着方法は、こちらのブログ https://aizurv2.hamazo.tv/e9683053.html をご一読ください。
ご一読いただいてから、ボデイ側ホールドテープとの接合方法につきまして、下記のご案内を参考にして装着を行ってください。

【装着動画】



■「アイズ-スクリーン」と「アイズブ-ロッカー」を同時装着する場合

サポートテープの硬いザラザラ面の
(車内側)にアイズ-スクリーン本体を接合します
(車外側)にアイズ-ブロッカーを接合します

サポートテープでアイズ-スクリーン本体を挟み込んでいる場合は、車外側のサポートテープを一旦剥がしてください。





「アイズ-ブロッカー装着説明書の ボディ側アンカー」の相当する部品として、前述の説明での「手順2. アンカーテープの装着」ですでに取り付けてある「同時装着する場合用のアンカーテープ」には、アイズ-ブロッカーのショックコードをつなげるためのループ紐が縫い付けられています。アイズ-ブロッカーのショックコードは、このループ紐につなげてください。


※また、同梱の別紙でも記載していますが、アイズ-ブロッカー取り付け手順の「手順4」と「手順5」は、アイズ-スクリーンを装着した際に、すでに同じ作業を終えていますので、改めて作業する必要はありません。
そのため、アイズ-ブロッカーに同梱の、「ボディ側アンカー」「ボディ側ホールドテープ(長短両方)」「ボディ側ホールドテープ固定用爪付きクリップ」「リアスカッフプレート固定用部品」は使用しませんが、ご使用中の補修時に使用できますので無くさないよう保管をお願いいたします。



ご使用方法やご注意点につきまして



★バックドアを閉めてみてください。
ドアの閉まり具合が固くなった感じがする場合や、半ドアになりやすくなってしまった場合には、手順3-⑤ の「ウェザーストリップモールが確実に元に戻っているか 再度確認してください」の内容を確認してみてください。パッと見では浮き上がりがないように見えても、ハンマーでたたいてみると 鈍い音がする場合もあります。特に上部はわずかな浮きでも閉まり具合に影響します。(下部の浮きは さほどの影響はありません)


★ファスナースライダーを動かす際には、スライダーの根本をつかんだ状態で動かすやり方をされると スライダーがスムーズに動きます。

スライダーの先をつかんで動かすと スムーズに動かない場合があります。また、ファスナーにシリコーンオイルやフッ素系潤滑剤を塗りますと、寒冷時や海べりのご使用でも スライダーがよりスムーズに動いてくれますのでお勧めです。




★片側のスライダーを引き上げから、ネット(網)部分の端部を 上部の面ファスナーに接合することで 入口が作り出せます。
下に置いてある


★両側のスライダーを引き上げから、ネット(網)部分をスクリーン収納ポケットの中にコンパクトに収納できます。
※このページの最後に動画があります。そちらをご覧いただく方が 分かりやすいです。
◆中央を接合


◆左右のポケっトに巻いた端部を 詰め入れる


◆全体を接合して収納


★上側スライダーを引き下げることで、ネット(網)の上半分だけを 開口状態にすることができます。

↓ ↓ ↓
上側スライダーがファスナーの端にまで移動してしまわないような工夫をしています。
2024年6月27日以前に出荷した製品には「センターカバー」という部品が付いています。


上側スライダーをファスナーの端位置にまで移動させてしまうと、端位置から動かそうとする際に スムーズに動き出してくれません。ネット(網)の上半分だけを 開口状態にする使い方の場合には、上側スライダーを端位置にまで移動させない使い方がスムーズです。
センターカバーは、スライダーを端位置にまで移動させないために 付けた部品ですが、無くても支障はありません。

2024年6月27日以降に出荷した製品は、上側ファスナーの端は面ファスナー (オスとメス)になっており、接合することでスライダーが端まで行かないようにガードしています。そうしておくことでファスナーの開閉がしやすくなります。



ネット(網)部分だけを取り外すことができます
下側スライダーをファスナー上部の中央付近に移動させてから、センターカバーを外し、上側スライダーをファスナーの端位置にまで移動させますと、ファスナーが外れて ネット(網)部分だけを取り外すことができます。ネット(網)部分だけを取り外して洗ったりできますし、万一 破れてしまった際にもネット(網)部分だけを取り外して修理したり交換が可能です。ただ、ファスナーは外すのは簡単なのですが、装着し直すのは 少々難しくもありますので、脱着を繰り返すことは ファスナー破損の原因になりかねません。ご注意ください。



★ネット(網)部分の材質は ポリエステル・ナイロン製の生地です。市販の虫よけスプレーを吹き付けておく使い方も可能です。

★雨の中で使われた後などでは、カビを防ぐためにも ドアを開けたまま駐車しておくなどの方法で 乾いた状況にしておく使い方を心がけてください。
特に、下部のアンカー付近が乾きにくいですのでご留意ください。
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参考動画(操作例)


■アイズ-スクリーンを操作して、開口部から出入りしてる動画です。


■アイズ-スクリーンを操作して、上側半分を開けている動画です。


■アイズ-スクリーンを操作して、収納ポケットにスクリーンを 車外側から収納している動画です。


■アイズ-スクリーンを操作して、下側から荷物の出し入れをしている動画です。



車内側からのアイズ-スクリーンの操作や、車内側からスクリーンを収納しているところなどの動画や、
夜間に重宝する小型ライトの付け場所例などを  これから順次 増やすように致します。
よろしくお願いいたします。






  

2024年03月08日

2024年3月1日以降 DA64 エブリィ(OEM車含む) ハイルーフ用 アイズ-ブロッカー取付説明書 

DA64 エブリィ用 アイズ-ブロッカー
(特許第6862023)
DA64 エブリィ(NV100, ミニキャブ、タウンボックス)ハイルーフ用 
2024年3月1日以降に出荷した製品の装着方法となります。

※2024年08月23日以降に出荷した製品から、付属の「磁石アンカー」の仕様が変更になっています。




===================
【必要工具類】



①:テッシュ
②:ハサミ
③:メジャー 
④:ハンマーの類(フツーのトンカチでokです)
⑤:パーツクリーナーの類(脱脂処理に使用します。ベンジンなどの石油系溶剤がお勧めです。シンナーなどの溶剤は塗装面を痛めます)
⑥:ドライヤー(寒冷時や多湿の場合に使用)

※先の細いプライヤーやペンチの類
※水性ペン
※踏み台
があると便利です。 

===================
【商品内容】を ご確認ください。




①:アイズ-ブロッカー本体タープ布:左右2枚(ショックコード付き)
※運転席側のタープ布には、緑色の「Aizuのタグ」が縫い付けています。助手席側にはタグはありません。

②:バックドア側ホールドテープ:2本
③:脱脂確認用 ためし貼りテープ:2枚
④:バックドア側アンカー(磁石タイプ):2個 
⑤:バックドア側ホールドテープ用プライマー液:1 個 
⑥:ボディー側ホールドテープ
  長いテープ:2本(ボディー上側に使用)
  短いテープ:2本(ボディー下側に使用・切り込み付き)
⑦:ボディー側ホールドテープ固定用 爪付きクリップ:10個
⑧:ボディー側アンカー
  紐付きの短いテープ状のもの:2個 + 爪付きクリップ 小2個付き

以上、8点です

===================
【各部の名称】です。


【作業時間】
作業自体は約1時間ほどですが、粘着材貼付け後に最低1時間(できれば3時間)以上、養生時間をおいてください。



【作業環境について】
粘着材貼付け作業には、気温が20℃以上、乾燥した状況下が望ましいです。寒冷時や雨天等の多湿時等は、ドライヤー(家庭用のものでOKです)を使用しながら作業をしてください。
気温が15℃以下の気温下では、十分な貼り付け強度が実現しない可能性があります。
家庭用のヘアードライヤーでOKですので、粘着面と貼り付け面との両方を40℃くらいに温めながらの作業をお勧めします。ヘアードライヤーなどが使えない作業環境の場合には、 車のリヤヒーターを稼働させてバックドアの貼り付け面をできるだけ温めておき、テープ自体も温めた状態にしておいてからの貼り付け作業が よろしいかと存じます。

【装着作業の流れ】

■1.バックドアの脱脂(コーティング剤の磨き落とし処理が必要な場合もあります)と プライマー塗布を行う


■2.バックドアにアンカー(磁石タイプ)とホールドテープを貼り付ける

  
■3.ボディーにアンカーとホールドテープを装着する。



※次のタープ布を取り付ける前に、最低1時間(できれば3時間)以上、養生時間をおいてください。養生中に粘着材の接着力が増します。

■4.タープ布を取り付ける。


  
■5.タープ布の貼り具合を調整して、ドアの閉まり具合を確認する。


このブログや取付け説明書を、最後までお読みいただいたうえで作業を開始してください。


以下、取り付けの詳細手順です。
==========================
重要!!
▼作業時の温度・湿度について
気温が20℃以上あり、乾燥した状況下での作業が望ましいです。

寒冷時や多湿時等は、ドライヤー(家庭用のものでOKです)を使用してください。
↓↓
ドライヤーを使い、貼り付ける箇所とテープの粘着面を温めながら(50℃程度)貼り付けることで、強力に貼り付けることができます。
雨天時はどうしても、貼り付け面が湿ってしまいます。ドライヤーを使用できない場合は、晴れた日に作業を行ってください。
寒冷時にドライヤーをお使いになれない環境の場合には、バックドアを閉めた状態で車のヒーターを稼働させて、バックドアの表面温度が、できれば20℃以上になっている状態にしてから 作業されることをお勧めします。 


▼使用している粘着テープについて
バックドア側アンカーとホールドテープの粘着材は、高性能な粘着テープですが、その性能を発揮させるには、

・接着する面へのしっかりとした脱脂
・十分な加圧(5kgf/㎠) → 強い指圧をするくらいの押し付け力
・十分な養生時間

が必要です。

スリーエムジャパン株式会社様が公開している
「3M VHB 接着マニュアル」
をできればご一読ください。


1.バックドアのアンカーやホールドテープの貼り付ける面をしっかりと脱脂処理する

ウェザーストリップモールがバックドア側に当たる部分の内側にテープとアンカーを貼り付けますので、それらを貼り付ける場所の周辺を広めにしっかりと脱脂処理してください。
(ウェザーストリップモールについては、上で記載した【各部名称】や 4-1.ウェザーストリップモールの取り外し を参照ください)

脱脂処理する場所は下画像の赤で記したあたりです。







1-1.脱脂処理をする
貼り付ける部分に、カーワックスの成分などが残っていると、粘着材はしっかりと貼りつきません。パーツクリーナーやベンジンなどを使って、しっかりと脱脂処理してください。
バックドアの左右とも脱脂処理をしてください。







脱脂作業のコツ
※ パーツクリーナーなどで濡らしながら、ティッシュで ”磨くイメージ” で拭く。
(1枚の布で前端だけ溶剤を含ませ、後半分は乾いた状態で、一方向に拭くのは良い方法です。)

※ 拭き取り方は一方向とし、往復や丸く拭かない。

※ 拭き取る紙や布は汚れの無い物を使用し、常に新しい面で拭う拭う。(汚れた面で拭くと、汚れをただのばしているだけになってしまします。)


ご注意下さい
ボディコーティングがされている場合
ボディコーティングされていると、上述の脱脂処理では不十分で、粘着材がしっかりと貼り付きません。コーティング被膜を研摩材で磨き落とすなどの作業が必要となります。 また、最近の洗車用シャンプーの中には、ワックス成分やコーティング成分が配合されていて、汚れを落とすのと同時にボディに艶を出してくれる製品があります。ワックス成分やコーティング成分が残っておりますと、しっかりとテープが貼り付きません。貼り付け面を確実に下処理するために、コンパウンド(ノンシリコンタイプがお勧めです)や1200~1500番くらいの耐水ペーパーや研磨スポンジ(キッチンなどで使うメラニンスポンジでも研磨できます)で磨き落とします。貼り付け面だけを磨き落とせるように、貼り付け面以外の箇所をマスキング処理をしてから磨き作業をされることをお勧めします。
下画像では ガムテープでマスキングをしておいて、研磨スポンジ(3M マイクロファイン)で 貼り付け面を 軽く磨いています。

 
各種のクリーナーを使って作業する場合 
ガラスクリーナーやプラスチッククリーナーなどには、汚れを落とす成分の他に、汚れが再度付着することを防止する成分が含まれている場合が多いです。この汚れ付着防止成分(シリコンやワックス等)が表面に残っていると粘着材がしっかりと貼り付いてくれません。また 汚れ付着防止成分(シリコンやワックスなど)が残っている部分に一度貼り付けてしまいますと、汚れ付着防止成分が粘着材側にも移行しますので、再使用することができません。新しい粘着テープを使う必要があります。各種のクリーナーなどを使って作業をされた場合には 汚れ付着防止成分が表面に残らないよう、クリーナーを使用後に入念な脱脂処理してください。


1-2.脱脂状態を確認する
脱脂作業が終りましたら、ホールドテープを貼る前に脱脂が十分にできているかの確認をしてください。脱脂作業をした箇所に、テストピース(小さな試し貼りテープ)を貼ってみてください。

▼貼った上から強く指圧をするくらいの力で数秒間加圧してください。 


5分ほど経過させたのち剥がそうとしてみてください。

▼ガムテープを貼ったときのように、剥がすのに抵抗感があるようでしたらOKです。 


▼さほどの抵抗感なく剥がれてくるようですと、脱脂が十分にできていませんので、再度脱脂作業を行ってください。


2. 貼り付け面にプライマー処理をする

貼り付け部周辺に付属のプライマーを必ず塗ってください。
プライマーによる下地処理をすることで、テープをより強固に接着させることができます。

下画像の車は別の車種ですが、作業内容は同じです。ご了承ください。
小さく折りたたんだ(3~4cm四方)テッシュに、小瓶に入っているプライマ液を浸み込ませながら、


脱脂済みの貼り付け面を拭くようにして プライマー液を塗布します。


プライマー液を こぼさないようにご注意ください。



続けて反対側(助手席側)にもプライマーを塗ってください。10分ほど乾燥させたのちに次の「手順3」へ進んでください。




3.バックドア側アンカーとバックドア側ホールドテープを貼り付ける

作業の前準備として、テープやアンカーを貼り付ける位置を今一度ご確認ください。
テープの貼り直しはできませんのでご注意ください。



3-1.バックドア側アンカーを貼り付ける
まず、バックドア下部に、バックドア側アンカーを貼り付けます。アンカーの貼り付け強度はとても重要です。
この部分だけでもドライヤーで、貼り付け面と粘着材の両方を十分に暖めながら貼り付けるようにしてください。

貼り付け位置は、下の図を参考にしてください。位置は厳密でなくとも、おおむね画像と同じような位置でかまいません。
下画像は全て運転席側です。助手席側も同様に貼ってください。

下画像の「× 印」をつけたあたりを向く角度にアンカーを傾けて貼ります。


↓2024年8月23日出荷以前の「磁石タイプアンカー」の注意点です


貼り付けた後で、空気を抜くようにシッカリと圧着させてください。指圧をするイメージです。
画像は全て運転席側です。助手席側も同様に貼ってください。


失敗してしまった場合の対処方法
貼り付け後、数秒~数十秒経過すると まともには剥がせません。

※貼り直しをする場合、貼り付けたテープは とても強力に接着されていて剥がしとるにも大変ですが、石油系溶剤を用いると剥がしやすいです。下記blogを参考にしてください。
https://aizurv2.hamazo.tv/e9665705.html

鉄板にアンカーをビス止めする方法もあります。
磁石真ん中の黒色部品を外すとクリップ金具が外せますので、ビス止めができます。
 
ビス止めの際は、こちらのブログを参考にしてください
↓↓↓
https://aizurv2.hamazo.tv/e9815961.html




3-2.バックドア側ホールドテープを貼り付ける

テープは、ウェザーストリップモールがバックドア側に当たる部分の内側に貼り付けます。※手順1をご参照下さい。
テープも貼り直しはできません、ほぼ一発勝負ですので貼り付け作業の前準備として、テープを貼り付ける位置を 今一度確認したうえで貼り始めてください。

貼り付けてから、数秒経過すると まともには剥がせませんので ご注意ください もし、貼り直しをせざるを得ない場合には、元の粘着材は、使えない状態になっているかと思います。その場合は、いったん使えない状態部分の粘着材をはがし取っていただき(石油系溶剤を用いると剥がしやすいです)市販の両面テープ(高耐熱仕様のテープが少量で販売されています)を貼り直してから、再度貼り付けていただくか、弊社ホームページで販売中の補修用のテープをお使いください。https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/abdetail/257

作業のポイント
寒い日や、雨の日には ドライヤーを使いながらの作業をお勧めします。貼り付け面と粘着材の両方を温めながら(40~50℃)貼り付けていきます。






ホールドテープは、バックドア側アンカーのすぐそばから貼り始めます。曲線部分はシワ(ひだ)になっても問題ありません。(テープの上にタープ布が接合されるのでシワは隠れます)



プレスラインの内側に沿って貼り進めていきます


テープの長さ分、全部を貼ってください。あとから 余った部分をハサミで切り落とすこともできます。なお、切らずにそのまま残しても機能的には問題ありません。


貼り終えた全体図です↓



3-3 十分に加圧する

上から しっかりとテープを押し付けてください。
「貼り付けたテープが剥がれてきてしまった・・・」 の原因には、この加圧が 不十分だった ことによる場合が 少なくありません。業者さんでも、「貼り付けて おしまい」 にしてしまう場合もあります・・・粘着テープは「感圧接着剤」とも呼ばれていて、圧力を加えないと 十分な接着力(粘着力)を発揮しません。高性能なテープほど しっかりと圧力を加える必要があります。テープの上から 1㎝ごとに 指圧をするつもりで加圧していってください。特に アンカーと、ホールドテープの一番下側のアンカー付近と、一番上側の端部付近は、入念に押し付けてください。



繰り返しになりますが、「テープを単に貼っただけでは、剥がれてきてしまいます。しっかりと押し付けてください」

 


 
4.ボディー側アンカーを取り付ける




4-1.ウェザーストリップモールの取り外し
まず、ウェザーストリップモールを後方に引き出して外します。




下部はこの辺りから、上部はこの辺りまで外しておきます。



4-2.取り付け位置の確認

次に、車体中央を基準にボディー側アンカーを取り付けますので位置を確認してください。ドアロック金具の中央から、爪付きクリップの内側までが58cmあたりの位置に取り付けます。





4-3.アンカーの打ち込み
※画像は違う車種のものですが、行う作業内容と手順は同じです。

ループ紐の付いた短いテープを、爪付きクリップを使って鉄板に固定します。テープの端と鉄板の端を合わせるようにします。


先に、テープを爪付きクリップに差し込んでから
この時アンカーの端を、車外側へ5ミリほどはみ出させて固定してください↓


ハンマーを使って奥までしっかりと打ち込みます。引っ張っても抜けてこなければOKです。



5. ボディー側ホールドテープを装着する
まず動画をご覧いただき、装着イメージをつかんでください。 
下の動画では、キャンピング架装されている車に、付属の「爪付きクリップ」を利用ながら、ホールドテープと網戸も一緒に装着しています。ホールドテープだけを装着する場合にありましても、付属の「爪付きクリップ」を利用することで、確実な装着ができます。
その1、 

その2、下側付近は、引き出されようとする力がより強く働きます。「爪付きクリップ」を細かく打ち込んで、入念に固定しています


その3 市販されている、網戸のファスナーを開閉する際に、網戸の下部が モールから抜け出さないように「爪付きクリップ」で補強しています。


動画内で使っている「爪付きアンカー」は、製品に10個 付属させています。追加でお求めいただくこともできます。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/mssupport

アイズ-ブロッカーのタブをクリックし、表示されたメーカー一覧から車種をご選択ください


作業前に ウェザーストリップの鉄芯の状態を確認してください。
CHECK!
ウェザーストリップの鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)場合は(布地を内張りしているキャンピングカーや、バックドアに網戸を付けている車などに 多く見受けられます)
手で鉄芯を閉じて、溝に隙間がない状態にしてから、ボディ側ホールドテープを差し込んでください。鉄芯(溝)が開いたままだと、ウェザーストリップモールが外れやすいです。
特に、ボディー側アンカー付近は、ウェザーストリップモールが外れる方向に力が、他の部位よりも加わりますので、しっかりと鉄芯が閉じている状態(溝の隙間がない状態)で 元通りに戻し入れてください。

◎ 鉄芯が閉じている(溝の隙間がない状態)



✖ 鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)



鉄芯を手で閉じて、溝に隙間がない状態にしてから 装着してください。



なお、布地を内張りしているキャンピングカーなどでは、鉄芯(溝)を閉じた状態で、戻し入れるのが困難だったりします。その場合には、鉄芯(溝)を開いた状態で ホールドテープを差し入れながら ウェザーストリップモールをボディ側に元通りに戻し入れ、戻し入れた後から、プライヤーなどを使って しっかりと鉄芯を締めて、ウェザーストリップモールが抜けてこないようにします。


それでは、ボディ側ホールドテープを装着していきます。テープは長さが異なる2種類のテープが付属されています。

5-1.長いホールドテープを取り付ける起点を決める

まず長いテープから装着を行います。装着は装着は、上側曲線部の中央付近から装着し始めます。厳密でなくても、おおよそで大丈夫です。


テープの装着始点部分に 「爪付きクリップ」を 打ち込んで固定します。



5-2.下側に向かってホールドテープを装着していく
■ 装着要領■
①ウェザーストリップモールの溝にボディー側ホールドテープの幅の狭いほうを差し込みます。


②テープを差し込んだ状態のまま、元通りにボディーの鉄板へ はめ込みます。


この作業をすこしずつ繰り返して装着していきます。
※所々に、テープの装着始点部分で使った 「爪付きクリップ」を 打ち込んで固定することで、テープがズレるのを防いで装着がしやすくなります。 
上の動画でも使っていますので ご確認ください。
お間違いのないように注意
※注意1:テープはV字に折ってあり、折り幅の狭い方をウェザーストリップモールの溝に差し込みます

※注意2:テープを差し込む場所を間違えないように気を付けてください ↓


下側へ向かってテープ全てを装着していってください。

差し込んだら…


しっかりと手のひらで叩き込む


ウェザーストリップモールを車外側から見てみると、シッカリ奥まで入っているかの判断がつきます。


画像のようにベロ(ひだ)が付いている場合はめくって確認します。


↓ 隙間があるので、モールが奥まで入っておらずダメです。モールがシッカリ奥まで入っていれば隙間はありません。


5-3.長いテープにつなげて、短いホールドテープを取り付ける
※以下の画像は違う車種のものですが、行う作業内容と手順は同じです。

長いテープの下端に、短いテープの端を5ミリほど重ねてから、



重ねた部分を「爪付きクリップ」で固定します。



短いテープの中間あたりも「爪付きクリップ」で固定します


ボディー側アンカーに5ミリほど重なるようにカットし…



重ねた付近を「爪付きクリップ」で固定します


5-4.ウェザーストリップモールをハンマーで打ち込む
ウェザーストリップモールの上から ハンマーで 奥いっぱいまで打ちこみます。この作業が大事です。
軽い力で奥まで打ち込めるのですが、一部でも打ち込みが甘いと、ウェザーストリップモールが浮き上がっていることで バックドアの閉まりが悪くなってしまいます。
しっかりと打ち込まれているかの判断は、目視では難しいので 打ち込んでいるときに出る音や、感触で判断します。

★鈍い音・柔らかな感触 → 高い音・硬い感触 になっていればOKです



アイズ-ブロッカーを装着後「バックドアの閉まりが固くなった」感じがする場合には上記のウェザーストリップモールの浮き上がりを再度確認してください。
※特に上側あたりに浮き上がりがあると 閉まり具合への影響が大きいですので、上側は入念にチェックしてください。


6. タープ布を取り付ける

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養生時間を経過させてください。

ホールドテープを装着後、1時間以上、できれば3時間ほど養生時間が経過していることを確認してください。その間に バックドア側に貼ったテープの接着力が増し、本来の性能の80%ほどの接着力になります

夏場の晴れた日の作業でしたら、テープを貼って シッカリと加圧ができていれば 1時間後には大丈夫な接着強度になっていたりしますが、できるだけ上記の養生時間を経てから タープ布を装着してください。特に寒冷時や雨の日の作業では 十分な養生時間を経過させてください。

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6-1.タープ布の判別

タープ布の車外側になる面には撥水加工処理を行っていますので、以下の方法で車外側を判別し、間違えないように装着してください。

▼タープ布の 運転席側/助手席側 の判別方法▼
運転席側の車内側だけに緑色のAizuのタグがついています。


※最新のタグはコチラ



▼装着時の目印▼
左右のタープ布とも、車内側になる面には薄茶色の面ファスナーが付いています。
これがバックドアの上部(首元)へ来るように装着してください。
(装着終了後は取り外してください)


6-2.ショックコードの接合

タープ布の「袖口(上側)」と「足元(下側)」から出ているショックコードの端部に付いているフックをバックドア側アンカーとボディー側アンカーのそれぞれに接合します。

▼ボディー側アンカーへ▼
アンカーから出ている紐をループ状に広げておき、接合します。接合後はフックの開きを閉じ、タグを取り外してください。先の細いプライヤーで作業するとつなげやすいです。




▼バックドア側アンカーへ▼

☆2024年8月23日以降に出荷した製品の場合
さきほどの反対側から出ているフックを、紐につなげてからフックの開きを閉じてください。



☆2024年8月23日以前に出荷した製品の場合
さきほどの反対側から出ているフックを、リップ(薄い板)の穴につなげてからフックの開きを閉じてください。




ショックコードを接合し終えバックドアを全開にすると、このような状態になり ます。



6-3.タープ布の接合

タープ布をホールドテープに接合していきます。①~⑩の順に取り付けを行ってください。
 
▼まず①~⑤です▼


①.アンカー側端部(袖口)を接合します。
端部から15cmほど接合します。


②.反対側の端部(首元)を接合します。
15cmほど接合します。タープ布は伸縮性の高い生地ですので1.2倍ほどに伸びます。
強く引き伸ばしていただいても大丈夫です。


③.次に真ん中あたりを接合します。
5cmほど接合します。この時点では仮装着ですので、軽く付いている程度でOKです。


残りの④と⑤の辺りを、シワが無いように接合します。

▼次に⑥~⑩です▼


⑥.ボディー側の端部(首元)を接合します。
15cmほど接合します。
バックドア側と同様に、生地を引き伸ばして接合します。
その際に、首元ありのタープ布に張り感が出るように、なおかつあまり張りすぎない程度に接合してください。

ホールドテープの終端部とタープ布の終端部は、一致しません。テープの方が少し(1~2cm)余り気味になるはずです。余ったテープはのちほど切り取れますし、そのまま残しても問題ありません。


この辺りに適度な張り感

↑※この部分の張りが強すぎますと、バックドアを引き下げる力が強く働き ドアが全開位置に保持しずらくなります。張りが強すぎる場合には、上側方向に装着位置をずらしていく(ボディ側とバックドア側との距離を縮める)ことで 張り具合を 弱めることができます。

⑦.下側端部(足元)を接合します。
端部から15cmほど接合します。


⑧.次に真ん中あたりを接合します。
5cmほど接合します。
この時点では仮装着ですので、軽く付いている程度でOKです。


残りの⑨と⑩の辺りを、シワが無いように接合します。

※もしこの時点でシワが無くキレイに張れていれば、次の「手順7-1」は飛ばしてもらっても構いません※


7. 貼り具合を調整します

7-1.タープ布の調整

シワっ気が 残るようでしたら、何度も 剥がしては接合を繰り返して 貼り直してみてください。


テープ接合を剥がすには、タープ布の内側と外側の両方から 行うとやりやすいです。





シワが出ないようにするコツとしては、生地の一部に たるみが出ないように タープ布の接合部全体にわたって、 同じような引っ張り加減にすることです。

おおむね シワが取れました。



7-2.タープ布を強く接合する

具合よく張っている状態が確認できたら、タープ布とバックドア側、タープ布とボディー側の 各ホールドテープとの接合部を しっかりと押さえて、接合を強くします





7-3.はみ出しているテープの処理

もし 上側端部のホールドテープが余っているようでしたら、ハサミで切り取って整えて下さい。なお、切らなくても機能的には問題ありません。

↓バックドア側(まっすぐ切ります)


↓ボディー側(角の部分は丸く切っておくと安全です)



8. バックドアの閉まり具合をご確認ください

バックドアを閉めてみてください。
閉まり具合が 装着前よりも固く感じるようでしたら、5-4 の「ウェザーストリップモールの浮き上がり」を 再度 確認してください。
パッと見では浮き上がりがないように見えても、ハンマーでたたいてみると 鈍い音がする場合もあります。
特に上部はわずかな浮きでも閉まり具合に影響します。(下部はさほどの影響はありません)



タープ布が はさまれないか を ご確認ください。
バックドアを勢いよく閉めようとすると、車内の空気が車外側へと流される際にタープ布も外側に出されてしまい、タープ布がドアに挟まれやすくなります。特に、バックドアに網戸を装着していたり、キャンピング架装車などで 後端部に収納棚等が装備されていたりすると、車内空気を排出する為のダクトの通気量が少なくなっている(あるいはなくなっている)ことで その作用が出やすいです。バックドアをゆっくり閉めるようにしてみてください。あるいは 少しご面倒ですが、スライドドアや小窓等を開けた状態でバックドアを閉めると、空気の逃げ道ができることでタープ布が挟まれにくいだけでなく、バックドアの閉まり具合が劇的に軽くなります。ぜひ お試しください。




バックドアが元通りの全開状態になるかどうかを、ご確認ください。
・アイズ-ブロッカーを装着されたことで、ドアが全開位置に止まらなくなる場合もあります。タープ布の上部付近を上側方向に移動させてみて下さい( ⑥.ボディー側の端部(首元)を接合します。 を参照ください)。

・バックドアを開くガスダンパーが経年劣化で反力が弱まっておりますと、アイズ-ブロッカーを装着されたことで、ドアが全開位置に止まらなくなる場合もあります。
ダンパーを交換される場合には、より反力が強いタイプの「強化ダンパー」などに交換される方が、スキー場などの寒冷化でも また ドアに付加物を装着していて重くなっている場合などでも ドアが全開してくれやすく アイズ-ブロッカーとの相性が良いです。「エブリィ バックドア 強化ダンパー」などのワード検索でお探しできます。

・ドアが純正よりも より大きく開くダンパーに交換されている場合にありましては、純正状態よりも+7cmほどの高さまでは、タープ布やショックコードは追随できるようになっていますが、張りが強すぎる部分があると、全開位置までにならなかったり、ウェザーストリップモールが引き出される場合があります。ご注意ください。

取り付け方法のご案内は、以上となります 
 ご使用上の注意点などは  こちら  でご案内しております。必ずご確認くださいますよう お願い申し上げます。 

============================
補修部品につきまして。
バックドア側のホールドテープは 最下部の曲線部が一番 剥がれようとする力が働きます。 「この部分だけが剥がれてしまった・・・」場合には、剥がれた部分だけを貼り直すことで補修ができます。20cm+20cm(合計40cm)の長さのホールドテープ と、下地処理用のプライマーを、補修用品として用意しています。
他にも、各種補修部品を下記ページにて ご購入いただけます。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/abdetail/257

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最後になりますが、
ご使用上で 気になることが ございましたら ご報告いただけますと
今後の改良などへと つなげることができて、ありがたく存じます。
弊社レビュー投稿ページはコチラにあります。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/reviewlist
どうぞ よろしくお願いいたします。


株式会社 アイズ
 アイズ-ブロッカー 開発・製作担当者 一同
TEL 053-422-7608
FAX 053-422-7178
info@aizu-rv.co.jp

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アイズ-ブロッカーは、 特許取得済です(特許第6862023)
また、上記説明書の営利目的利用はご遠慮下さい。(©aizu2021)
よろしくお願いいたします。
  

2024年03月08日

2024年3月1日以降 DA17 エブリィ(OEM車含む) アイズ-ブロッカー取付説明書

17エブリィ用 アイズ-ブロッカー取付説明書
(特許第6862023)
17 エブリィ(スクラム、NV100, ミニキャブ、タウンボックス) ハイルーフ/ロールーフ用
2024年3月1日以降に出荷した製品の装着方法となります。

※2024年08月23日以降に出荷した製品から、付属の「磁石アンカー」の仕様が変更になっています。





===================

【必要工具類】



①:テッシュ
②:ハサミ
③:メジャー 
④:ハンマーの類(フツーのトンカチでokです)
⑤:パーツクリーナーの類(脱脂処理に使用します。ベンジンなどの石油系溶剤がお勧めです。シンナーなどの溶剤は塗装面を痛めます)
⑥:ドライヤー(寒冷時や多湿の場合に使用)

※先の細いプライヤーやペンチの類
※水性ペン
※踏み台
があると便利です。 

===================
【商品内容】を ご確認ください。



①:アイズ-ブロッカー本体タープ布:左右2枚(ショックコード付き)
※運転席側のタープ布には、緑色の「Aizuのタグ」が縫い付けています。助手席側にはタグはありません。

②:バックドア側ホールドテープ:2本
③:脱脂確認用 ためし貼りテープ:2枚
④:バックドア側アンカー(磁石タイプ):2個 
⑤:バックドア側ホールドテープ用プライマー液:1 個
⑥:ボディー側ホールドテープ
  長いテープ:2本(ボディー上側に使用)
  短いテープ:2本(ボディー下側に使用・切り込み付き)
⑦:ボディー側ホールドテープ固定用 爪付きクリップ:10個
⑧:ボディー側アンカー
  紐付きの短いテープ状のもの:2個 + 爪付きクリップ 小2個付き

以上、8点です

===================
【各部の名称】です。


【作業時間】
作業自体は約1時間ほどですが、粘着材貼付け後に最低1時間(できれば3時間)以上、養生時間をおいてください。

【作業環境について】
粘着材貼付け作業には、気温が20℃以上、乾燥した状況下が望ましいです。寒冷時や雨天等の多湿時等は、ドライヤー(家庭用のものでOKです)を使用しながら作業をしてください。

【装着作業の流れ】

■1.バックドアの脱脂(コーティング剤の磨き落とし処理が必要な場合もあります)と プライマー塗布を行う


■2.バックドアにアンカー(磁石タイプ)とホールドテープを貼り付ける


 
■3.ボディーにアンカーとホールドテープを装着する。



※次のタープ布を取り付ける前に、最低1時間(できれば3時間)以上、養生時間をおいてください。養生中に粘着材の接着力が増します。

■4.タープ布を取り付ける。


 
■5.タープ布の貼り具合を調整して、ドアの閉まり具合を確認する。


このブログや取付け説明書を、最後までお読みいただいたうえで作業を開始してください。


以下、取り付けの詳細手順です。
==========================
重要!!
▼作業時の温度・湿度について
気温が20℃以上あり、乾燥した状況下での作業が望ましいです。

寒冷時や多湿時等は、ドライヤー(家庭用のものでOKです)を使用してください。
↓↓
ドライヤーを使い、貼り付ける箇所とテープの粘着面を温めながら(50℃程度)貼り付けることで、強力に貼り付けることができます。
雨天時はどうしても、貼り付け面が湿ってしまいます。ドライヤーを使用できない場合は、晴れた日に作業を行ってください。
寒冷時にドライヤーをお使いになれない環境の場合には、バックドアを閉めた状態で車のヒーターを稼働させて、バックドアの表面温度が、できれば20℃以上になっている状態にしてから 作業されることをお勧めします。 


▼使用している粘着テープについて
バックドア側アンカーとホールドテープの粘着材は、高性能な粘着テープですが、その性能を発揮させるには、

・接着する面へのしっかりとした脱脂
・十分な加圧(5kgf/㎠) → 強い指圧をするくらいの押し付け力
・十分な養生時間

が必要です。

スリーエムジャパン株式会社様が公開している
「3M VHB 接着マニュアル」
をできればご一読ください。


1.バックドアのアンカーやホールドテープの貼り付ける面をしっかりと脱脂処理する

ウェザーストリップモールがバックドア側に当たる部分の内側にテープとアンカーを貼り付けますので、それらを貼り付ける場所の周辺を広めにしっかりと脱脂処理してください。
(ウェザーストリップモールについては、上で記載した【各部名称】や 4-1.ウェザーストリップモールの取り外し を参照ください)

脱脂処理する場所は下画像の赤で記したあたりです。







1-1.脱脂処理をする
貼り付ける部分に、カーワックスの成分などが残っていると、粘着材はしっかりと貼りつきません。パーツクリーナーやベンジンなどを使って、しっかりと脱脂処理してください。
バックドアの左右とも脱脂処理をしてください。







脱脂作業のコツ
※ パーツクリーナーなどで濡らしながら、ティッシュで ”磨くイメージ” で拭く。
(1枚の布で前端だけ溶剤を含ませ、後半分は乾いた状態で、一方向に拭くのは良い方法です。)

※ 拭き取り方は一方向とし、往復や丸く拭かない。

※ 拭き取る紙や布は汚れの無い物を使用し、常に新しい面で拭う拭う。(汚れた面で拭くと、汚れをただのばしているだけになってしまします。)


ご注意下さい
ボディコーティングがされている場合
ボディコーティングされていると、上述の脱脂処理では不十分で、粘着材がしっかりと貼り付きません。コーティング被膜を研摩材で磨き落とすなどの作業が必要となります。 また、最近の洗車用シャンプーの中には、ワックス成分やコーティング成分が配合されていて、汚れを落とすのと同時にボディに艶を出してくれる製品があります。ワックス成分やコーティング成分が残っておりますと、しっかりとテープが貼り付きません。貼り付け面を確実に下処理するために、コンパウンド(ノンシリコンタイプがお勧めです)や1200~1500番くらいの耐水ペーパーや研磨スポンジ(キッチンなどで使うメラニンスポンジでも研磨できます)で磨き落とします。貼り付け面だけを磨き落とせるように、貼り付け面以外の箇所をマスキング処理をしてから磨き作業をされることをお勧めします。
下画像では ガムテープでマスキングをしておいて、研磨スポンジ(3M マイクロファイン)で 貼り付け面を 軽く磨いています。

 
各種のクリーナーを使って作業する場合 
ガラスクリーナーやプラスチッククリーナーなどには、汚れを落とす成分の他に、汚れが再度付着することを防止する成分が含まれている場合が多いです。この汚れ付着防止成分(シリコンやワックス等)が表面に残っていると粘着材がしっかりと貼り付いてくれません。また 汚れ付着防止成分(シリコンやワックスなど)が残っている部分に一度貼り付けてしまいますと、汚れ付着防止成分が粘着材側にも移行しますので、再使用することができません。新しい粘着テープを使う必要があります。各種のクリーナーなどを使って作業をされた場合には 汚れ付着防止成分が表面に残らないよう、クリーナーを使用後に入念な脱脂処理してください。


1-2.脱脂状態を確認する
脱脂作業が終りましたら、ホールドテープを貼る前に脱脂が十分にできているかの確認をしてください。脱脂作業をした箇所に、テストピース(小さな試し貼りテープ)を貼ってみてください。

▼貼った上から強く指圧をするくらいの力で数秒間加圧してください。 


5分ほど経過させたのち剥がそうとしてみてください。

▼ガムテープを貼ったときのように、剥がすのに抵抗感があるようでしたらOKです。 


▼さほどの抵抗感なく剥がれてくるようですと、脱脂が十分にできていませんので、再度脱脂作業を行ってください。


2. 貼り付け面にプライマー処理をする
貼り付け部周辺に付属のプライマーを必ず塗ってください。
プライマーによる下地処理をすることで、テープをより強固に接着させることができます。

小さく折りたたんだ(3~4cm四方)テッシュに、小瓶に入っているプライマ液を浸み込ませながら、


脱脂済みの貼り付け面を拭くようにして プライマー液を塗布します。


プライマー液を こぼさないようにご注意ください。



続けて反対側(助手席側)にもプライマーを塗ってください。10分ほど乾燥させたのちに次の「手順3」へ進んでください。



3.バックドア側アンカーとバックドア側ホールドテープを貼り付ける

作業の前準備として、テープやアンカーを貼り付ける位置を今一度ご確認ください。
テープの貼り直しはできませんのでご注意ください。



3-1.バックドア側アンカーを貼り付ける
まず、バックドア下部に、バックドア側アンカーを貼り付けます。アンカーの貼り付け強度はとても重要です。
この部分だけでもドライヤーで、貼り付け面と粘着材の両方を十分に暖めながら貼り付けるようにしてください。

貼り付け位置は、下の図を参考にしてください。位置は厳密でなくとも、おおむね画像と同じような位置でかまいません。
下画像は全て運転席側です。助手席側も同様に貼ってください。

下画像の「× 印」をつけたあたりを向く角度にアンカーを傾けて貼ります。


↓2024年8月23日出荷以前の「磁石タイプアンカー」の注意点です


貼り付けた後で、空気を抜くようにシッカリと圧着させてください。指圧をするイメージです。
画像は全て運転席側です。助手席側も同様に貼ってください。

失敗してしまった場合の対処方法
貼り付け後、数秒~数十秒経過すると まともには剥がせません。

※貼り直しをする場合、貼り付けたテープは とても強力に接着されていて剥がしとるにも大変ですが、石油系溶剤を用いると剥がしやすいです。下記blogを参考にしてください。
https://aizurv2.hamazo.tv/e9665705.html

鉄板にアンカーをビス止めする方法もあります。
磁石真ん中の黒色部品を外すとクリップ金具が外せますので、ビス止めができます。
 
ビス止めの際は、こちらのブログを参考にしてください
↓↓↓
https://aizurv2.hamazo.tv/e9815961.html




3-2.バックドア側ホールドテープを貼り付ける

テープは、ウェザーストリップモールがバックドア側に当たる部分の内側に貼り付けます。※手順1をご参照下さい。
テープも貼り直しはできません、ほぼ一発勝負ですので貼り付け作業の前準備として、テープを貼り付ける位置を 今一度確認したうえで貼り始めてください。

貼り付けてから、数秒経過すると まともには剥がせませんので ご注意ください もし、貼り直しをせざるを得ない場合には、元の粘着材は、使えない状態になっているかと思います。その場合は、いったん使えない状態部分の粘着材をはがし取っていただき(石油系溶剤を用いると剥がしやすいです)市販の両面テープ(高耐熱仕様のテープが少量で販売されています)を貼り直してから、再度貼り付けていただくか、弊社ホームページで販売中の補修用のテープをお使いください。https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/abdetail/448


作業のポイント
寒い日や、雨の日には ドライヤーを使いながらの作業をお勧めします。貼り付け面と粘着材の両方を温めながら(40~50℃)貼り付けていきます。






ホールドテープは、バックドア側アンカーのすぐそばから貼り始めます。曲線部分はシワ(ひだ)になっても問題ありません。(テープの上にタープ布が接合されるのでシワは隠れます)



プレスラインの内側に沿って貼り進めていきます


テープの長さ分、全部を貼ってください。あとから 余った部分をハサミで切り落とすこともできます。なお、切らずにそのまま残しても機能的には問題ありません。


貼り終えた全体図です↓



3-3 十分に加圧する

上から しっかりとテープを押し付けてください。
「貼り付けたテープが剥がれてきてしまった・・・」 の原因には、この加圧が 不十分だった ことによる場合が 少なくありません。業者さんでも、「貼り付けて おしまい」 にしてしまう場合もあります・・・粘着テープは「感圧接着剤」とも呼ばれていて、圧力を加えないと 十分な接着力(粘着力)を発揮しません。高性能なテープほど しっかりと圧力を加える必要があります。テープの上から 1㎝ごとに 指圧をするつもりで加圧していってください。特に アンカーと、ホールドテープの一番下側のアンカー付近と、一番上側の端部付近は、入念に押し付けてください。




繰り返しになりますが、「テープを単に貼っただけでは、剥がれてきてしまいます。しっかりと押し付けてください」 

 

 
4.ボディー側アンカーを取り付ける




4-1.ウェザーストリップモールの取り外し
まず、ウェザーストリップモールを後方に引き出して外します。


下部はこの辺りから


上部はこの辺りまで外しておきます。



4-2.取り付け位置の確認

次に、車体中央を基準にボディー側アンカーを取り付けますので位置を確認してください。ドアロック金具の中央から、爪付きクリップの内側までが58cmあたりの位置に取り付けます。





4-3.アンカーの打ち込み
※画像は違う車種のものですが、行う作業内容と手順は同じです。

ループ紐の付いた短いテープを、爪付きクリップを使って鉄板に固定します。テープの端と鉄板の端を合わせるようにします。


先に、テープを爪付きクリップに差し込んでから
この時アンカーの端を、車外側へ5ミリほどはみ出させて固定してください↓


ハンマーを使って奥までしっかりと打ち込みます。引っ張っても抜けてこなければOKです。


狭い方のアンカーだと狭すぎて、広い方だと広すぎる・・・といった場合では、広い方のアンカーの隙間をペンチで狭めてから装着する方法をお試しください。また、床を架装されているお車の場合などでは上記以外の方法(ビス止めなど)で、ボディー側アンカーを設けるのが望ましい場合もあります。お車の状態に合わせて、適宜 ご判断ください。その場合のアンカー位置にありましても、車体中央から59~60cmあたりがベターです。

なお、余ったアンカー(たいていは広い方が 余るハズです)は、 下画像のように ボディ側ホールドテープの下側曲線部を固定する部材として利用したり、


次の画像では、市販されている網戸とアイズ-ブロッカーの両方を装着する場合に、網戸の生地端部と、アイズ-ブロッカーのホールドテープとを 一緒に固定する部材として利用しています。


固定する部材としてアンカーを利用した場合には、5-3 で説明をしておりますところの「ウェザーストリップの浮き」が出ないように ご注意ください。 

5. ボディー側ホールドテープを装着する
まず動画をご覧いただき、装着イメージをつかんでください。 
下の動画では、キャンピング架装されている車に、付属の「爪付きクリップ」を利用ながら、ホールドテープと網戸も一緒に装着しています。ホールドテープだけを装着する場合にありましても、付属の「爪付きクリップ」を利用することで、確実な装着ができます。
その1、 

その2、下側付近は、引き出されようとする力がより強く働きます。「爪付きクリップ」を細かく打ち込んで、入念に固定しています


その3 市販されている、網戸のファスナーを開閉する際に、網戸の下部が モールから抜け出さないように「爪付きクリップ」で補強しています。


動画内で使っている「爪付きアンカー」は、製品に10個 付属させています。追加でお求めいただくこともできます。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/mssupport

アイズ-ブロッカーのタブをクリックし、表示されたメーカー一覧から車種をご選択ください


作業前に ウェザーストリップの鉄芯の状態を確認してください。
CHECK!
ウェザーストリップの鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)場合は(布地を内張りしているキャンピングカーや、バックドアに網戸を付けている車などに 多く見受けられます)
手で鉄芯を閉じて、溝に隙間がない状態にしてから、ボディ側ホールドテープを差し込んでください。鉄芯(溝)が開いたままだと、ウェザーストリップモールが外れやすいです。
特に、ボディー側アンカー付近は、ウェザーストリップモールが外れる方向に力が、他の部位よりも加わりますので、しっかりと鉄芯が閉じている状態(溝の隙間がない状態)で 元通りに戻し入れてください。

◎ 鉄芯が閉じている(溝の隙間がない状態)



✖ 鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)



鉄芯を手で閉じて、溝に隙間がない状態にしてから 装着してください。



なお、布地を内張りしているキャンピングカーなどでは、鉄芯(溝)を閉じた状態で、戻し入れるのが困難だったりします。その場合には、鉄芯(溝)を開いた状態で ホールドテープを差し入れながら ウェザーストリップモールをボディ側に元通りに戻し入れ、戻し入れた後から、プライヤーなどを使って しっかりと鉄芯を締めて、ウェザーストリップモールが抜けてこないようにします。


それでは、ボディ側ホールドテープを装着していきます。テープは長さが異なる2種類のテープが付属されています。

5-1.長いホールドテープを取り付ける起点を決める

まず長いテープから装着を行います。装着は、上側曲線部の中央付近、おおよそダンパーロッドから8~10cm上側のあたりを起点に装着し始めます。厳密でなくてもおおよそで大丈夫です。


テープの装着始点部分に 「爪付きクリップ」を 打ち込んで固定します。



5-2.下側に向かってホールドテープを装着していく
■ 装着要領■
①ウェザーストリップモールの溝にボディー側ホールドテープの幅の狭いほうを差し込みます。


②テープを差し込んだ状態のまま、元通りにボディーの鉄板へ はめ込みます。


この作業をすこしずつ繰り返して装着していきます。
※所々に、テープの装着始点部分で使った 「爪付きクリップ」を 打ち込んで固定することで、テープがズレるのを防いで装着がしやすくなります。 
上の動画でも使っていますので ご確認ください。
お間違いのないように注意
※注意1:テープはV字に折ってあり、折り幅の狭い方をウェザーストリップモールの溝に差し込みます

※注意2:テープを差し込む場所を間違えないように気を付けてください ↓


下側へ向かってテープ全てを装着していってください。

差し込んだら…


しっかりと手のひらで叩き込む


ウェザーストリップモールを車外側から見てみると、シッカリ奥まで入っているかの判断がつきます。


画像のようにベロ(ひだ)が付いている場合はめくって確認します。


↓ 隙間があるので、モールが奥まで入っておらずダメです。モールがシッカリ奥まで入っていれば隙間はありません。


5-3.長いテープにつなげて、短いホールドテープを取り付ける
※以下の画像は違う車種のものですが、行う作業内容と手順は同じです。

長いテープの下端に、短いテープの端を5ミリほど重ねてから、



重ねた部分を「爪付きクリップ」で固定します。



短いテープの中間あたりも「爪付きクリップ」で固定します


ボディー側アンカーに5ミリほど重なるようにカットし…



重ねた付近を「爪付きクリップ」で固定します


5-4.ウェザーストリップモールをハンマーで打ち込む
ウェザーストリップモールの上から ハンマーで 奥いっぱいまで打ちこみます。この作業が大事です。
軽い力で奥まで打ち込めるのですが、一部でも打ち込みが甘いと、ウェザーストリップモールが浮き上がっていることで バックドアの閉まりが悪くなってしまいます。
しっかりと打ち込まれているかの判断は、目視では難しいので 打ち込んでいるときに出る音や、感触で判断します。

★鈍い音・柔らかな感触 → 高い音・硬い感触 になっていればOKです



アイズ-ブロッカーを装着後「バックドアの閉まりが固くなった」感じがする場合には上記のウェザーストリップモールの浮き上がりを再度確認してください。
※特に上側あたりに浮き上がりがあると 閉まり具合への影響が大きいですので、上側は入念にチェックしてください。


6. タープ布を取り付ける

=================================

養生時間を経過させてください。

ホールドテープを装着後、1時間以上、できれば3時間ほど養生時間が経過していることを確認してください。その間に バックドア側に貼ったテープの接着力が増し、本来の性能の80%ほどの接着力になります

夏場の晴れた日の作業でしたら、テープを貼って シッカリと加圧ができていれば 1時間後には大丈夫な接着強度になっていたりしますが、できるだけ上記の養生時間を経てから タープ布を装着してください。特に寒冷時や雨の日の作業では 十分な養生時間を経過させてください。

=================================


6-1.タープ布の判別

タープ布の車外側になる面には撥水加工処理を行っていますので、以下の方法で車外側を判別し、間違えないように装着してください。

▼タープ布の 運転席側/助手席側 の判別方法▼
運転席側の車内側だけに緑色のAizuのタグがついています。


※最新のタグはコチラ


▼装着時の目印▼
左右のタープ布とも、車内側になる面には薄茶色の面ファスナーが付いています。
これがバックドアの上部(首元)へ来るように装着してください。
(装着終了後は取り外してください)


6-2.ショックコードの接合

タープ布の「袖口(上側)」と「足元(下側)」から出ているショックコードの端部に付いているフックをバックドア側アンカーとボディー側アンカーのそれぞれに接合します。

▼ボディー側アンカーへ▼
アンカーから出ている紐をループ状に広げておき、接合します。接合後はフックの開きを閉じ、タグを取り外してください。先の細いプライヤーで作業するとつなげやすいです。




▼バックドア側アンカーへ▼

☆2024年8月23日以降に出荷した製品の場合
さきほどの反対側から出ているフックを、紐につなげてからフックの開きを閉じてください。



☆2024年8月23日以前に出荷した製品の場合
さきほどの反対側から出ているフックを、リップ(薄い板)の穴につなげてからフックの開きを閉じてください。



ショックコードを接合し終えバックドアを全開にすると、このような状態になり ます。



6-3.タープ布の接合

タープ布をホールドテープに接合していきます。①~⑩の順に取り付けを行ってください。
 
▼まず①~⑤です▼


①.アンカー側端部(袖口)を接合します。
端部から15cmほど接合します。


②.反対側の端部(首元)を接合します。
15cmほど接合します。タープ布は伸縮性の高い生地ですので1.2倍ほどに伸びます。
強く引き伸ばしていただいても大丈夫です。


③.次に真ん中あたりを接合します。
5cmほど接合します。この時点では仮装着ですので、軽く付いている程度でOKです。


残りの④と⑤の辺りを、シワが無いように接合します。

▼次に⑥~⑩です▼


⑥.ボディー側の端部(首元)を接合します。
15cmほど接合します。
バックドア側と同様に、生地を引き伸ばして接合します。
その際に、首元ありのタープ布に張り感が出るように、なおかつあまり張りすぎない程度に接合してください。

ホールドテープの終端部とタープ布の終端部は、一致しません。テープの方が少し(1~2cm)余り気味になるはずです。余ったテープはのちほど切り取れますし、そのまま残しても問題ありません。


この辺りに適度な張り感

↑※この部分の張りが強すぎますと、バックドアを引き下げる力が強く働き ドアが全開位置に保持しずらくなります。張りが強すぎる場合には、上側方向に装着位置をずらしていく(ボディ側とバックドア側との距離を縮める)ことで 張り具合を 弱めることができます。

⑦.下側端部(足元)を接合します。
端部から15cmほど接合します。


⑧.次に真ん中あたりを接合します。
5cmほど接合します。
この時点では仮装着ですので、軽く付いている程度でOKです。


残りの⑨と⑩の辺りを、シワが無いように接合します。

※もしこの時点でシワが無くキレイに張れていれば、次の「手順7-1」は飛ばしてもらっても構いません※


7. 貼り具合を調整します

7-1.タープ布の調整

シワっ気が 残るようでしたら、何度も 剥がしては接合を繰り返して 貼り直してみてください。


テープ接合を剥がすには、タープ布の内側と外側の両方から 行うとやりやすいです。





シワが出ないようにするコツとしては、生地の一部に たるみが出ないように タープ布の接合部全体にわたって、 同じような引っ張り加減にすることです。

おおむね シワが取れました。



7-2.タープ布を強く接合する

具合よく張っている状態が確認できたら、タープ布とバックドア側、タープ布とボディー側の 各ホールドテープとの接合部を しっかりと押さえて、接合を強くします





7-3.はみ出しているテープの処理

もし 上側端部のホールドテープが余っているようでしたら、ハサミで切り取って整えて下さい。なお、切らなくても機能的には問題ありません。

↓バックドア側(まっすぐ切ります)


↓ボディー側(角の部分は丸く切っておくと安全です)



8. バックドアの閉まり具合をご確認ください

バックドアを閉めてみてください。
閉まり具合が 装着前よりも固く感じるようでしたら、5-4 の「ウェザーストリップモールの浮き上がり」を 再度 確認してください。
パッと見では浮き上がりがないように見えても、ハンマーでたたいてみると 鈍い音がする場合もあります。
特に上部はわずかな浮きでも閉まり具合に影響します。(下部はさほどの影響はありません)



タープ布が はさまれないか を ご確認ください。
バックドアを勢いよく閉めようとすると、車内の空気が車外側へと流される際にタープ布も外側に出されてしまい、タープ布がドアに挟まれやすくなります。特に、バックドアに網戸を装着していたり、キャンピング架装車などで 後端部に収納棚等が装備されていたりすると、車内空気を排出する為のダクトの通気量が少なくなっている(あるいはなくなっている)ことで その作用が出やすいです。バックドアをゆっくり閉めるようにしてみてください。あるいは 少しご面倒ですが、スライドドアや小窓等を開けた状態でバックドアを閉めると、空気の逃げ道ができることでタープ布が挟まれにくいだけでなく、バックドアの閉まり具合が劇的に軽くなります。ぜひ お試しください。




バックドアが元通りの全開状態になるかどうかを、ご確認ください。
・アイズ-ブロッカーを装着されたことで、ドアが全開位置に止まらなくなる場合もあります。タープ布の上部付近を上側方向に移動させてみて下さい( ⑥.ボディー側の端部(首元)を接合します。 を参照ください)。

・バックドアを開くガスダンパーが経年劣化で反力が弱まっておりますと、アイズ-ブロッカーを装着されたことで、ドアが全開位置に止まらなくなる場合もあります。
ダンパーを交換される場合には、より反力が強いタイプの「強化ダンパー」などに交換される方が、スキー場などの寒冷化でも また ドアに付加物を装着していて重くなっている場合などでも ドアが全開してくれやすく アイズ-ブロッカーとの相性が良いです。「エブリィ バックドア 強化ダンパー」などのワード検索でお探しできます。より詳しくは こちらをご覧ください。https://aizurv2.hamazo.tv/e9801699.html

・ドアが純正よりも より大きく開くダンパーに交換されている場合にありましては、純正状態よりも+7cmほどの高さまでは、タープ布やショックコードは追随できるようになっていますが、張りが強すぎる部分があると、全開位置までにならなかったり、ウェザーストリップモールが引き出される場合があります。ご注意ください。

取り付け方法のご案内は、以上となります 
 ご使用上の注意点などは  こちら  でご案内しております。必ずご確認くださいますよう お願い申し上げます。 

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補修部品につきまして。
バックドア側のホールドテープは 最下部の曲線部が一番 剥がれようとする力が働きます。 「この部分だけが剥がれてしまった・・・」場合には、剥がれた部分だけを貼り直すことで補修ができます。20cm+20cm(合計40cm)の長さのホールドテープ と、下地処理用のプライマーを、補修用品として用意しています。
他にも、各種補修部品を下記ページにて ご購入いただけます。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/abdetail/448

============================
最後になりますが、
ご使用上で 気になることが ございましたら ご報告いただけますと
今後の改良などへと つなげることができて、ありがたく存じます。
弊社レビュー投稿ページはコチラにあります。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/reviewlist
どうぞ よろしくお願いいたします。


株式会社 アイズ
 アイズ-ブロッカー 開発・製作担当者 一同
TEL 053-422-7608
FAX 053-422-7178
info@aizu-rv.co.jp

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アイズ-ブロッカーは、 特許取得済です(特許第6862023)
また、上記説明書の営利目的利用はご遠慮下さい。(©aizu2021)
よろしくお願いいたします。