2023年07月01日
2023.6.30以降 ハイエース200系標準幅・ロング【ロールーフ車用】アイズ-ブロッカーの 取り付け説明
ハイエース200系 標準幅・ロング【ロールーフ車用】 アイズ-ブロッカー取付説明書
(特許第6862023)
2023年6月30日以降に ご納品した製品の 装着方法となります。

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【必要工具類】

①:テッシュ
②:ハサミ
③:メジャー
④:ハンマーの類(フツーのトンカチでokです)
⑤:パーツクリーナーの類(脱脂処理に使用します。ベンジンなどの石油系溶剤がお勧めです。シンナーなどの溶剤は塗装面を痛めます)
⑥:ドライヤー(寒冷時や多湿の場合に使用)
※先の細いプライヤーやペンチの類
※水性ペン
※踏み台
があると便利です。
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【商品内容】を ご確認ください。

①:アイズ-ブロッカー本体タープ布:左右2枚(ショックコード付き)
※運転席側のタープ布には、緑色の「Aizuのタグ」が縫い付けています。助手席側にはタグはありません。
※ショックコードの片側には、補助アンカー(布テープタイプ)が付いています。
②:バックドア側ホールドテープ:2本
③:脱脂確認用 ためし貼りテープ:2枚
④:バックドア側アンカー(貼付タイプ):2個
⑤:バックドア側ホールドテープ用プライマー液:1 個
⑥:ボディー側ホールドテープ
長いテープ:2本(ボディー上側に使用)
短いテープ:2本(ボディー下側に使用・切り込み付き)
⑦:ボディー側ホールドテープ固定用 爪付きクリップ:12個
⑧:ボディー側アンカー
紐付きの短いテープ状のもの:2個 + 爪付きクリップ 小2個付き
⑨:リアスカッフプレート固定用部品(適宣ご使用下さい)
⑩:ロープ(バックドアを半開き状態にしておく場合に使ってください)
以上、10点です
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【各部の名称】です。

【作業時間】
作業自体は約1時間ほどですが、粘着材貼付け後に最低1時間(できれば3時間)以上、養生時間をおいてください。
【作業環境について】
粘着材貼付け作業には、気温が20℃以上、乾燥した状況下が望ましいです。寒冷時や雨天等の多湿時等は、ドライヤー(家庭用のものでOKです)を使用しながら作業をしてください。
気温が15℃以下の気温下では、十分な貼り付け強度が実現しない可能性があります。
家庭用のヘアードライヤーでOKですので、粘着面と貼り付け面との両方を40℃くらいに温めながらの作業をお勧めします。ヘアードライヤーなどが使えない作業環境の場合には、 車のリヤヒーターを稼働させて、バックドアの貼り付け面をできるだけ温めておき、テープ自体も温めた状態にしておいてからの貼り付け作業が よろしいかと存じます。
【装着作業の流れ】
■1.バックドアの脱脂(コーティング剤の磨き落とし処理が必要な場合もあります)と プライマー塗布を行う

■2.バックドアにアンカー(貼付タイプ)とホールドテープを貼り付ける

■3.ボディーにアンカーとホールドテープを装着する。

※次のタープ布を取り付ける前に、最低1時間(できれば3時間)以上、養生時間をおいてください。養生中に粘着材の接着力が増します。
■4.タープ布を取り付ける。

■5.タープ布の貼り具合を調整して、ドアの閉まり具合を確認する。
このブログや取付け説明書を、最後までお読みいただいたうえで作業を開始してください。
以下、取り付けの詳細手順です。
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1.バックドアのアンカーやホールドテープの貼り付ける面をしっかりと脱脂処理する
ウェザーストリップモールがバックドア側に当たる部分の内側にバックドア側ホールドテープとバックドア側アンカー(貼付タイプ)を貼り付けますので、それらを貼り付ける場所の周辺を広めにしっかりと脱脂処理してください。
(ウェザーストリップモールについては、上で記載した【各部名称】や 4-1.ウェザーストリップモールの取り外し を参照ください)
脱脂処理する場所は下画像の赤で記したあたりです。



1-1.脱脂処理をする
貼り付ける部分に、カーワックスの成分などが残っていると、粘着材はしっかりと貼りつきません。パーツクリーナーやベンジンなどを使って、しっかりと脱脂処理してください。
バックドアの左右とも脱脂処理をしてください。



1-2.脱脂状態を確認する
脱脂作業が終りましたら、ホールドテープを貼る前に脱脂が十分にできているかの確認をしてください。脱脂作業をした箇所に、テストピース(小さな試し貼りテープ)を貼ってみてください。
▼貼った上から強く指圧をするくらいの力で数秒間加圧してください。

5分ほど経過させたのち剥がそうとしてみてください。
▼ガムテープを貼ったときのように、剥がすのに抵抗感があるようでしたらOKです。

▼さほどの抵抗感なく剥がれてくるようですと、脱脂が十分にできていませんので、再度脱脂作業を行ってください。

2. 貼り付け面にプライマー処理をする
貼り付け部周辺に付属のプライマーを必ず塗ってください。
プライマーによる下地処理をすることで、テープをより強固に接着させることができます。
小さく折りたたんだテッシュ(3~4cm四方)に 小瓶に入っているプライマー液を浸みこませながら、

脱脂済みの貼り付け面を拭くようにして プライマー液を塗布します。

プライマー液を こぼさないようにご注意ください。


続けて反対側(助手席側)にもプライマーを塗ってください。10分ほど乾燥させたのちに次の「手順3」へ進んでください。
3.バックドア側アンカーとバックドア側ホールドテープを貼り付ける
作業の前準備として、テープやアンカーを貼り付ける位置を今一度ご確認ください。
テープの貼り直しはできませんのでご注意ください。

3-1.バックドア側アンカーを貼り付ける
まず、バックドア下部に、バックドア側アンカーを貼り付けます。アンカーの貼り付け強度はとても重要です。
この部分だけでもドライヤーで、貼り付け面と粘着材の両方を十分に暖めながら貼り付けるようにしてください。
貼り付け位置は、下の図を参考にしてください。位置は厳密でなくとも、おおむね画像と同じような位置でかまいません。
下画像は全て運転席側です。助手席側も同様に貼ってください。
下画像の「× 印」をつけたあたりを向く角度にアンカーを傾けて貼ります。

貼り付けた後で、空気を抜くようにシッカリと圧着させてください。指圧をするイメージです。

3-2.バックドア側ホールドテープを貼り付ける
ホールドテープは、ウェザーストリップモールがバックドア側に当たる部分の内側に貼り付けます。※手順1をご参照下さい。
テープも貼り直しはできません、ほぼ一発勝負ですので貼り付け作業の前準備として、テープを貼り付ける位置を 今一度確認したうえで貼り始めてください。
貼り付けてから、数秒経過すると まともには剥がせませんので ご注意ください もし、貼り直しをせざるを得ない場合には、元の粘着材は、使えない状態になっているかと思います。その場合は、いったん使えない状態部分の粘着材をはがし取っていただき(石油系溶剤を用いると剥がしやすいです)市販の両面テープ(高耐熱仕様のテープが少量で販売されています)を貼り直してから、再度貼り付けていただくか、弊社ホームページで販売中の補修用のテープをお使いください。https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/haab#support_goods
ホールドテープは、バックドア側アンカーのすぐそばから貼り始めます。曲線部分はシワ(ひだ)になっても問題ありません。(テープの上にタープ布が接合されるのでシワは隠れます)
テープの貼り始めは、3-1 で貼りつけたアンカーの 車内側の方(下イラスト・画像を参照ください)に続けて貼っていきます。
※アンカーとホールドテープの端が、ピッタリくっついてなくても構いません

テープの貼りはじめ位置にご注意ください↓

プレスラインの内側に沿って貼り進めていきます

テープの長さ分、全部を貼ってください。あとから 余った部分をハサミで切り落とすこともできます。なお、切らずにそのまま残しても機能的には問題ありません。

貼り終えた全体図です↓

3-3 十分に加圧する
上から しっかりとテープを押し付けてください。
「貼り付けたテープが剥がれてきてしまった・・・」 の原因には、この加圧が 不十分だった ことによる場合が 少なくありません。業者さんでも、「貼り付けて おしまい」 にしてしまう場合もあります・・・粘着テープは「感圧接着剤」とも呼ばれていて、圧力を加えないと 十分な接着力(粘着力)を発揮しません。高性能なテープほど しっかりと圧力を加える必要があります。テープの上から 1㎝ごとに 指圧をするつもりで加圧していってください。特に アンカーと、ホールドテープの一番下側のアンカー付近と、一番上側の端部付近は、入念に押し付けてください。


繰り返しになりますが、「テープを単に貼っただけでは、剥がれてきてしまいます。しっかりと押し付けてください」


4.ボディー側アンカーを取り付ける

※作業前に、リアスカッフプレートを外しておきます※
上に引き上げるようにして外します。アイズ-ブロッカーを装着し終えてから元に戻します。
※DXグレード車や、床施工をしている車ではこの作業は不要です

4-1.ウェザーストリップモールの取り外し
まず、ウェザーストリップモールを後方に引き出して外します。

下部はこの辺りから

上部はこの辺りまで外しておきます。

4-2.取り付け位置の確認
次に、車体中央を基準にボディー側アンカーを取り付けますので位置を確認してください。ドアロック金具の中央から、爪付きクリップの内側までが58cmあたりの位置に取り付けます。


↓ ちょうど鉄板の重なり枚数が3枚から2枚になっている境目部分の「2枚側」にアンカーを取り付けます。

4-3.アンカーの打ち込み
ループ紐の付いた短いテープを、爪付きクリップを使って鉄板に固定します。テープの端と鉄板の端を合わせるようにします。

先に、テープを爪付きクリップに差し込んでから

ハンマーを使って奥までしっかりと打ち込みます。引っ張っても抜けてこなければOKです。
この時アンカーの端を、鉄板3枚側へ5ミリほどはみ出させて固定してください↓

隙間の狭い方(薄い鉄板用)の「爪付きクリップ」だと狭すぎる場合には、付属させている広い方(厚い鉄板用)のクリップをお使いください。広い方だと広すぎる・・・といった場合では、広い方のクリップの隙間をペンチで狭めてから装着する方法をお試しください。また、床を架装されているお車の場合などでは上記以外の方法(ビス止めなど)で、ボディー側アンカーを設けるのが望ましい場合もあります。お車の状態に合わせて、適宜 ご判断ください。その場合のアンカー位置にありましても、車体中央からおおむね59cmあたりがベターです。
5. ボディー側ホールドテープを装着する
まず動画をご覧いただき、装着イメージをつかんでください。
その1、下の動画では、キャンピング架装されている車に、付属の「爪付きクリップ」を利用ながら、ホールドテープと網戸も一緒に装着しています。ホールドテープだけを装着する場合にありましても、付属の「爪付きクリップ」を利用することで、確実な装着ができます。
その2、下側付近は、引き出されようとする力がより強く働きます。「爪付きクリップ」を細かく打ち込んで、入念に固定しています
その3 市販されている、網戸のファスナーを開閉する際に、網戸の下部が モールから抜け出さないように「爪付きクリップ」で補強しています。
動画内で使っている「爪付きアンカー」は、製品に12個 付属させています。追加でお求めいただくこともできます。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/mssupport
↑
アイズ-ブロッカーのタブをクリックし、表示されたメーカー一覧から車種をご選択ください
作業前に ウェザーストリップの鉄芯の状態を確認してください。
それでは、ボディ側ホールドテープを装着していきます。テープは長さが異なる2種類のテープが付属されています。
5-1.長いホールドテープを取り付ける起点を決める
まず長いテープから装着を行います。
SGL車の場合の装着起点
内装パネルの端から 6センチほど高いあたりが装着起点になります。

DX車の場合の装着起点
DX車の場合 内装パネルが無いので、目安は下の画像を参考にしてください。上側曲線部の中央付近から装着し始めます。厳密でなくても、おおよそで大丈夫です。


テープの装着始点部分に 「爪付きクリップ」を 打ち込んで固定します。

5-2.下側に向かってホールドテープを装着していく
■ 装着要領■
①ウェザーストリップモールの溝にボディー側ホールドテープの幅の狭いほうを差し込みます。

②テープを差し込んだ状態のまま、元通りにボディーの鉄板へ はめ込みます。

この作業を繰り返して 少しずつ装着していきます。
※所々に、テープの装着始点部分で使った 「爪付きクリップ」を 打ち込んで固定することで、テープがズレるのを防いで装着がしやすくなります。 (上の動画でも使っています)
下側へ向かってテープを装着していってください。上の動画を再度見ていただくと 判りやすいです。
まず テープをモールの溝に差し込んだ状態にしておいてから・・・

↓
一緒になった状態のテープとモールを、手のひらを使って しっかりと奥まで叩き込んでいきます。
(下画像は内張りカバーが装着されているSGL車です。DX車では内張りカバーがありません)

※ご注意
SGL車の場合では、ホールドテープは 「内張りカバーとボディとの隙間に 潜り込んでいる状態」にしてください。(DX車では内張りカバーがありませんので この必要はありません)
テープが隙間に シッカリと潜り込んでいない状態ですと、ウェザーストリップモールを しっかりと奥まで打ち込むことができませんので ご注意ください。

ウェザーストリップモールが、シッカリ奥まで入っているかの確認は、
車外側からウェザーストリップモールを見た際に、 ボディとモールとの間(黄色い紙を差し入れている箇所)には、 隙間がない状態になっていれば OKです。

もし わずかでも 隙間があるように見えていたら、モールが奥まで入っておらずダメです。
↓

隙間がある場合には、もう一度 ウェザーストリップモールの上から 手のひらを使って(あるいは 5-4で後述説明しておりますように ハンマーで)、モールを奥まで しっかりと打ち込んでください。しっかりと打ち込まれていない場合には 打ち込む手のひらに やわらかい感触があります。しっかりと打ち込まれている場合には 手のひらには 硬い感触が伝わってきます。
5-3.長いテープにつなげて、短いホールドテープを取り付ける
長いテープの全部を打ち込み終えましたら、長いテープの下端に 短いテープの端を5ミリほど重ねてから、


重ねた部分を「爪付きクリップ」で固定します。


短いテープの中間あたりも「爪付きクリップ」で固定します

ボディー側アンカーに5ミリほど重なるようにカットし…


重ねた付近を「爪付きクリップ」で固定します

5-4.打ち込み終えたウェザーストリップモールを ハンマーで打ち込む
ウェザーストリップモールが奥いっぱいまで入っているかどうかを 再確認するために、念を入れるハンマーで軽く打ちこんでみます。この確認作業が大事です。
強く叩き込む必要はありません。軽い力でも奥まで打ち込めますが、一部でも打ち込みが甘いと、ウェザーストリップモールが浮き上がっていることで バックドアの閉まりが悪くなってしまいます。

しっかりと打ち込まれているかの判断は、まずは 打ち込んでいるときに出る音や、感触で判断します。
★鈍い音・柔らかな感触=浮きあがりがある状況です → 高い音・硬い感触 になっていればOKです
また、前述したように ボディとモールとの間(黄色い紙を差し入れている箇所)には、 隙間がない状態になっていることを 併せて再確認してください。
アイズ-ブロッカーを装着後「バックドアの閉まりが固くなった」感じがする場合や、半ドアになりやすくなってしまった場合には、上記のウェザーストリップモールの浮き上がりを再度確認してください。
※特に上側あたりに浮き上がりがあると 閉まり具合への影響が大きいですので、上側は入念にチェックしてください。
6. タープ布を取り付ける
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養生時間を経過させてください。
ホールドテープを装着後、1時間以上、できれば3時間ほど養生時間が経過していることを確認してください。その間に バックドア側に貼ったテープの接着力が増し、本来の性能の80%ほどの接着力になります。
夏場の晴れた日の作業でしたら、テープを貼って シッカリと加圧ができていれば 1時間後には大丈夫な接着強度になっていたりしますが、できるだけ上記の養生時間を経てから タープ布を装着してください。特に寒冷時や雨の日の作業では 十分な養生時間を経過させてください。
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※ 作業をしやすくするために、付属のロープを使ってバックドアを半開にさせておく方法もあります。適宣ご使用ください。

6-1.タープ布の判別
タープ布の車外側になる面には撥水加工処理を行っていますので、以下の方法で車外側を判別し、間違えないように装着してください。

▼タープ布の 運転席側/助手席側 の判別方法▼
運転席側の車内側だけに緑色のAizuのタグがついています。

※最新のタグはコチラ

▼装着時の目印▼
左右のタープ布とも、車内側になる面には薄茶色の面ファスナーが付いています。
これがバックドアの上部(首元)へ来るように装着してください。
(装着終了後は取り外してください)

6-2.ショックコードの接合(袖口側)
▼バックドア側の取付▼
タープ布の袖口(上側)から出ているショックコードの端部についている補助アンカー(布テープタイプ)を、バックドアの水抜き穴へ取り付けます。
(水抜き穴はキャップで隠れています)
バックドアの水抜き穴はここです↓

まず、バックドアの水抜き穴(下画像の約20ミリの細長い穴)に付いている黒色のプラスチックキャップを外します。画像のように、ツメ部分を内側に押し込んで外します。左右2か所、両方の部品を外します。

⇓

⇓

次に、補助アンカー(黒色テープの先端にプラスチック棒が付いています)を、水抜き穴に差し入れます。
水抜き穴よりもプラスチック棒の方が長く作ってあるので、いったん棒のすべてを穴の中に押し入れてから戻すようにして、棒の両端が穴に引っかかっている状態にします。

⇓

先ほど外した「水抜き穴の黒色プラスチックキャップ」を、黒色テープの下側から差し込んで水抜き穴に戻します。上から押し付けるようにすれば、はまります。

⇓

「水抜き穴の黒色プラスチックキャップ」を紛失された場合には。
トヨタ純正部品番号は 67837-26040 です。
モノタロウでも販売されています。https://www.monotaro.com/p/2648/0046/
6-3.ショックコードの接合(足元側)
▼ボディー側アンカーへ▼
アンカーから出ている紐をループ状に広げておき、接合します。接合後はフックの開きを閉じ、タグを取り外してください。先の細いプライヤーで作業するとつなげやすいです。


ショックコードを接合し終えてから、バックドアを全開にすると、このような状態になり ます。

6-4.タープ布の接合
タープ布をホールドテープに接合していきます。①~⑩の順に取り付けを行ってください。
▼まず①~⑤です▼

①.アンカー側端部(袖口)を接合します。
端部から15cmほど接合します。タープ布の端はアンカーに接合し、そこから15cmほどです。

タープ布の先端をアンカーの端まで伸ばしてしっかり貼り付けてください。ホールド力が増します。

補助アンカーとショックコード本体が接合されている金具部分は、筒状になっているタープ布の中に入れてしまいます。
下画像のような状態になります。運転席側の外側から見た画像です。

②.反対側の端部(首元)を接合します。
15cmほど接合します。タープ布は伸縮性の高い生地ですので1.2倍ほどに伸びます。
強く引き伸ばしていただいても大丈夫です。

③.次に真ん中あたりを接合します。
真ん中あたりを5cmほど接合します。この時点では仮装着ですので、軽く付いている程度でOKです。

残りの④と⑤の辺りを、シワが無いように接合します。
▼次に⑥~⑩です▼

④.ボディー側の端部(首元)を接合します。
15cmほど接合します。
バックドア側と同様に、生地を引き伸ばして接合します。
その際に、首元あたりのタープ布に張り感が出るように、なおかつあまり張りすぎない程度に接合してください。
ホールドテープの終端部とタープ布の終端部は、一致しません。テープの方が少し(1~2cm)余り気味になるはずです。余ったテープはのちほど切り取れますし、そのまま残しても問題ありません。

この辺りに適度な張り感

A↔Bの距離が おおむね18cmくらいで、適度な張り感になります。
↑※この部分の張りが強すぎますと(A↔Bの距離が広いと)、バックドアを引き下げる力が強く働き ドアが全開位置に保持しずらくなります。シワが出ない程度のユルイ張り具合にしてください。張りが強すぎる場合には、上側方向に装着位置をずらしていく(A↔Bの距離を縮める)ことで 張り具合を 弱めることができます。
⑦.下側端部(足元)を接合します。
端部から15cmほど接合します。

⑧.次に真ん中あたりを接合します。
5cmほど接合します。
この時点では仮装着ですので、軽く付いている程度でOKです。

残りの⑨と⑩の辺りを、シワが無いように接合します。
※もしこの時点でシワが無くキレイに張れていれば、次の「手順7-1」は飛ばしてもらっても構いません※
7. 貼り具合を調整します
7-1.タープ布の調整
シワっ気が 残るようでしたら、何度も 剥がしては接合を繰り返して 貼り直してみてください。

テープ接合を剥がすには、タープ布の内側と外側の両方から 行うとやりやすいです。


シワが出ている箇所の接合部分を引き伸ばして再接合すれば、その部分だけのシワをとることができますが、他の部分にシワが発生することのもつながります。全体にシワが出ないようにするコツとしては、タープ布とホールドテープとの接合部を、全体にわたって 同じような引っ張り加減にすることです。
おおむね シワが取れました。

7-2.タープ布を強く接合する
具合よく張れている状態が確認できましたら、タープ布とバックドア側、タープ布とボディー側の 各ホールドテープとの接合部を しっかりと押さえて、接合を強くしておきます。


7-3.はみ出しているテープの処理
もし 上側端部のホールドテープが余っているようでしたら、ハサミで切り取って整えて下さい。なお、切らなくても機能的には問題ありません。
↓バックドア側(まっすぐ切ります)

↓ボディー側(角の部分は丸く切っておくと安全です)

8. バックドアの閉まり具合をご確認ください
バックドアを閉めてみてください。
ドアの閉まり具合が固くなった感じがする場合や、半ドアになりやすくなってしまった場合には、5-4 の「ウェザーストリップモールの浮き上がり」を 再度 確認してください。パッと見では浮き上がりがないように見えても、ハンマーでたたいてみると 鈍い音がする場合もあります。
特に上部はわずかな浮きでも閉まり具合に影響します。(下部の浮きは さほどの影響はありません)

タープ布がドアに はさまれないかを ご確認ください。
バックドアを勢いよく閉めようとすると、タープ布の内側にある空気塊が 車外側へと押し出される際にタープ布も外側に押し出してしまい 挟まれやすくなります。
試しに スライドドアや小窓等を少し開けた状態でバックドアを閉めてみてください。空気の逃げ道ができることでタープ布が挟まれにくいだけでなく、バックドアの閉まり具合も軽くなります。ぜひ お試しいただき、実感してみてください。タープ布がスムーズに閉じていくには、タープ布の内側にある空気塊がスムーズに流れ出る必要があることが実感いただけると存じます。特に、バックドアに網戸を装着していたり、キャンピング架装車などで 後端部に収納棚等が装備されていたりすると、タープ布が挟まれる作用が出やすいです。バックドアをゆっくりと閉めるようにしてみてください。空気がドア下側へと流れ出てくれることで、はさまれにくくなります。 より詳しくは 「ご使用上のご注意」 https://aizurv2.hamazo.tv/e9170018.html を参照ください。

バックドアが元通りの全開状態になるかどうかを、ご確認ください。
・バックドアダンパーが経年劣化で反力が弱まっていると、アイズ-ブロッカーを装着されたことで、ドアが全開しなくなる場合もありますし、もし「強化ダンパー」などに交換されていると、ドアの開口具合が純正状態よりも、より開く仕様になっている場合もあります。
・バックドアを開けた後端の高さが、純正状態よりも10cmほどの高さまでは、タープ布は追随できるようになっていますが、張りが強すぎる部分があると、全開にならなかったり、ウェザーストリップモールが引き出される場合があります。
★タープ布に、張りすぎ感があるようでしたら、タープ布の上部付近を上側方向に移動させてみて下さい。
取り付け方法のご案内は、以上となります。
============================
■リアスカッフプレートの端部が 浮き上がってしまう場合の対策については こちら をご覧ください。

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■そのほかの ご使用上のご注意につきましては こちら をご確認ください。
============================
バックドア側のホールドテープは 最下部の曲線部が一番 剥がれようとする力が働きます。 「この部分だけが剥がれてしまった・・・」場合には、剥がれた部分だけを貼り直すことで補修ができます。20cm+20cm(合計40cm)の長さのホールドテープ と、下地処理用のプライマーを、補修用品として用意しています。
他にも、各種補修部品を下記ページにて ご購入いただけます。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/haab#support_goods
============================
最後になりますが、
ご使用上で 気になることが ございましたら ご報告いただけますと、ありがたく存じます。今後の改良などへと つなげて参ります。また、アイズ-ブロッカーをご検討下さる方々にも 参考にしていただけるかと存じます。
弊社レビュー投稿ページはコチラにあります。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/reviewlist
どうぞ よろしくお願いいたします。
株式会社 アイズ
アイズ-ブロッカー 開発・製作担当者 一同
TEL 053-422-7608
FAX 053-422-7178
info@aizu-rv.co.jp
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アイズ-ブロッカーは、 特許取得済です(特許第6862023)
また、上記説明書の営利目的利用はご遠慮下さい。(©aizu2021)
よろしくお願いいたします。
(特許第6862023)
2023年6月30日以降に ご納品した製品の 装着方法となります。

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【必要工具類】

①:テッシュ
②:ハサミ
③:メジャー
④:ハンマーの類(フツーのトンカチでokです)
⑤:パーツクリーナーの類(脱脂処理に使用します。ベンジンなどの石油系溶剤がお勧めです。シンナーなどの溶剤は塗装面を痛めます)
⑥:ドライヤー(寒冷時や多湿の場合に使用)
※先の細いプライヤーやペンチの類
※水性ペン
※踏み台
があると便利です。
===================
【商品内容】を ご確認ください。

①:アイズ-ブロッカー本体タープ布:左右2枚(ショックコード付き)
※運転席側のタープ布には、緑色の「Aizuのタグ」が縫い付けています。助手席側にはタグはありません。
※ショックコードの片側には、補助アンカー(布テープタイプ)が付いています。
②:バックドア側ホールドテープ:2本
③:脱脂確認用 ためし貼りテープ:2枚
④:バックドア側アンカー(貼付タイプ):2個
⑤:バックドア側ホールドテープ用プライマー液:1 個
⑥:ボディー側ホールドテープ
長いテープ:2本(ボディー上側に使用)
短いテープ:2本(ボディー下側に使用・切り込み付き)
⑦:ボディー側ホールドテープ固定用 爪付きクリップ:12個
⑧:ボディー側アンカー
紐付きの短いテープ状のもの:2個 + 爪付きクリップ 小2個付き
⑨:リアスカッフプレート固定用部品(適宣ご使用下さい)
⑩:ロープ(バックドアを半開き状態にしておく場合に使ってください)
以上、10点です
バックドア側アンカー(貼付タイプ)について
バックドア側アンカー(貼付タイプ)につきまして、出荷時期によって金属のループ(輪)がついたタイプとついていないタイプがあります。今現在の、補助アンカーを併用する取付方法では、このループは使用しません。見た目が気になる方は、バックドア側アンカーを貼り付ける際、ループが車内側を向くように貼り付けて頂ければタープ布で隠すことができます。
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【各部の名称】です。

【作業時間】
作業自体は約1時間ほどですが、粘着材貼付け後に最低1時間(できれば3時間)以上、養生時間をおいてください。
【作業環境について】
粘着材貼付け作業には、気温が20℃以上、乾燥した状況下が望ましいです。寒冷時や雨天等の多湿時等は、ドライヤー(家庭用のものでOKです)を使用しながら作業をしてください。
気温が15℃以下の気温下では、十分な貼り付け強度が実現しない可能性があります。
家庭用のヘアードライヤーでOKですので、粘着面と貼り付け面との両方を40℃くらいに温めながらの作業をお勧めします。ヘアードライヤーなどが使えない作業環境の場合には、 車のリヤヒーターを稼働させて、バックドアの貼り付け面をできるだけ温めておき、テープ自体も温めた状態にしておいてからの貼り付け作業が よろしいかと存じます。
【装着作業の流れ】
■1.バックドアの脱脂(コーティング剤の磨き落とし処理が必要な場合もあります)と プライマー塗布を行う

■2.バックドアにアンカー(貼付タイプ)とホールドテープを貼り付ける

■3.ボディーにアンカーとホールドテープを装着する。

※次のタープ布を取り付ける前に、最低1時間(できれば3時間)以上、養生時間をおいてください。養生中に粘着材の接着力が増します。
■4.タープ布を取り付ける。

■5.タープ布の貼り具合を調整して、ドアの閉まり具合を確認する。
このブログや取付け説明書を、最後までお読みいただいたうえで作業を開始してください。
以下、取り付けの詳細手順です。
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重要!!
▼作業時の温度・湿度について
気温が20℃以上あり、乾燥した状況下での作業が望ましいです。
寒冷時や多湿時等は、ドライヤー(家庭用のものでOKです)を使用してください。
↓↓
ドライヤーを使い、貼り付ける箇所とテープの粘着面を温めながら(50℃程度)貼り付けることで、強力に貼り付けることができます。
雨天時はどうしても、貼り付け面が湿ってしまいます。ドライヤーを使用できない場合は、晴れた日に作業を行ってください。
寒冷時にドライヤーをお使いになれない環境の場合には、バックドアを閉めた状態で車のヒーターを稼働させて、バックドアの表面温度が、できれば20℃以上になっている状態にしてから 作業されることをお勧めします。
▼使用している粘着テープについて
バックドア側アンカーとホールドテープの粘着材は、高性能な粘着テープですが、その性能を発揮させるには、
・接着する面へのしっかりとした脱脂
・十分な加圧(5kgf/㎠) → 強い指圧をするくらいの押し付け力
・十分な養生時間
が必要です。
スリーエムジャパン株式会社様が公開している
「3M VHB 接着マニュアル」
をできればご一読ください。
気温が20℃以上あり、乾燥した状況下での作業が望ましいです。
寒冷時や多湿時等は、ドライヤー(家庭用のものでOKです)を使用してください。
↓↓
ドライヤーを使い、貼り付ける箇所とテープの粘着面を温めながら(50℃程度)貼り付けることで、強力に貼り付けることができます。
雨天時はどうしても、貼り付け面が湿ってしまいます。ドライヤーを使用できない場合は、晴れた日に作業を行ってください。
寒冷時にドライヤーをお使いになれない環境の場合には、バックドアを閉めた状態で車のヒーターを稼働させて、バックドアの表面温度が、できれば20℃以上になっている状態にしてから 作業されることをお勧めします。
▼使用している粘着テープについて
バックドア側アンカーとホールドテープの粘着材は、高性能な粘着テープですが、その性能を発揮させるには、
・接着する面へのしっかりとした脱脂
・十分な加圧(5kgf/㎠) → 強い指圧をするくらいの押し付け力
・十分な養生時間
が必要です。
スリーエムジャパン株式会社様が公開している
「3M VHB 接着マニュアル」
をできればご一読ください。
1.バックドアのアンカーやホールドテープの貼り付ける面をしっかりと脱脂処理する
ウェザーストリップモールがバックドア側に当たる部分の内側にバックドア側ホールドテープとバックドア側アンカー(貼付タイプ)を貼り付けますので、それらを貼り付ける場所の周辺を広めにしっかりと脱脂処理してください。
(ウェザーストリップモールについては、上で記載した【各部名称】や 4-1.ウェザーストリップモールの取り外し を参照ください)
脱脂処理する場所は下画像の赤で記したあたりです。



1-1.脱脂処理をする
貼り付ける部分に、カーワックスの成分などが残っていると、粘着材はしっかりと貼りつきません。パーツクリーナーやベンジンなどを使って、しっかりと脱脂処理してください。
バックドアの左右とも脱脂処理をしてください。



脱脂作業のコツ
※ パーツクリーナーなどで濡らしながら、ティッシュで ”磨くイメージ” で拭く。
(1枚の布で前端だけ溶剤を含ませ、後半分は乾いた状態で、一方向に拭くのは良い方法です。)
※ 拭き取り方は一方向とし、往復や丸く拭かない。
※ 拭き取る紙や布は汚れの無い物を使用し、常に新しい面で拭う拭う。(汚れた面で拭くと、汚れをただのばしているだけになってしまします。)
(1枚の布で前端だけ溶剤を含ませ、後半分は乾いた状態で、一方向に拭くのは良い方法です。)
※ 拭き取り方は一方向とし、往復や丸く拭かない。
※ 拭き取る紙や布は汚れの無い物を使用し、常に新しい面で拭う拭う。(汚れた面で拭くと、汚れをただのばしているだけになってしまします。)
ご注意下さい
ボディコーティングがされている場合
ボディコーティングされていると、上述の脱脂処理では不十分で、粘着材がしっかりと貼り付きません。コーティング被膜を研摩材で磨き落とすなどの作業が必要となります。 また、最近の洗車用シャンプーの中には、ワックス成分やコーティング成分が配合されていて、汚れを落とすのと同時にボディに艶を出してくれる製品があります。ワックス成分やコーティング成分が残っておりますと、しっかりとテープが貼り付きません。貼り付け面を確実に下処理するために、コンパウンド(ノンシリコンタイプがお勧めです)や1200~1500番くらいの耐水ペーパーや研磨スポンジ(キッチンなどで使うメラニンスポンジでも研磨できます)lで磨き落とします。貼り付け面だけを磨き落とせるように、貼り付け面以外の箇所をマスキング処理をしてから磨き作業をされることをお勧めします。
下画像では ガムテープでマスキングをしておいて、研磨スポンジ(3M マイクロファイン)で 貼り付け面を 軽く磨いています。

各種のクリーナーを使って作業する場合
ガラスクリーナーやプラスチッククリーナーなどには、汚れを落とす成分の他に、汚れが再度付着することを防止する成分が含まれている場合が多いです。この汚れ付着防止成分(シリコンやワックス等)が表面に残っていると粘着材がしっかりと貼り付いてくれません。また 汚れ付着防止成分(シリコンやワックスなど)が残っている部分に一度貼り付けてしまいますと、汚れ付着防止成分が粘着材側にも移行しますので、再使用することができません。新しい粘着テープを使う必要があります。各種のクリーナーなどを使って作業をされた場合には 汚れ付着防止成分が表面に残らないよう、クリーナーを使用後に入念な脱脂処理してください。
ボディコーティングされていると、上述の脱脂処理では不十分で、粘着材がしっかりと貼り付きません。コーティング被膜を研摩材で磨き落とすなどの作業が必要となります。 また、最近の洗車用シャンプーの中には、ワックス成分やコーティング成分が配合されていて、汚れを落とすのと同時にボディに艶を出してくれる製品があります。ワックス成分やコーティング成分が残っておりますと、しっかりとテープが貼り付きません。貼り付け面を確実に下処理するために、コンパウンド(ノンシリコンタイプがお勧めです)や1200~1500番くらいの耐水ペーパーや研磨スポンジ(キッチンなどで使うメラニンスポンジでも研磨できます)lで磨き落とします。貼り付け面だけを磨き落とせるように、貼り付け面以外の箇所をマスキング処理をしてから磨き作業をされることをお勧めします。
下画像では ガムテープでマスキングをしておいて、研磨スポンジ(3M マイクロファイン)で 貼り付け面を 軽く磨いています。

各種のクリーナーを使って作業する場合
ガラスクリーナーやプラスチッククリーナーなどには、汚れを落とす成分の他に、汚れが再度付着することを防止する成分が含まれている場合が多いです。この汚れ付着防止成分(シリコンやワックス等)が表面に残っていると粘着材がしっかりと貼り付いてくれません。また 汚れ付着防止成分(シリコンやワックスなど)が残っている部分に一度貼り付けてしまいますと、汚れ付着防止成分が粘着材側にも移行しますので、再使用することができません。新しい粘着テープを使う必要があります。各種のクリーナーなどを使って作業をされた場合には 汚れ付着防止成分が表面に残らないよう、クリーナーを使用後に入念な脱脂処理してください。
1-2.脱脂状態を確認する
脱脂作業が終りましたら、ホールドテープを貼る前に脱脂が十分にできているかの確認をしてください。脱脂作業をした箇所に、テストピース(小さな試し貼りテープ)を貼ってみてください。
▼貼った上から強く指圧をするくらいの力で数秒間加圧してください。
5分ほど経過させたのち剥がそうとしてみてください。
▼ガムテープを貼ったときのように、剥がすのに抵抗感があるようでしたらOKです。
▼さほどの抵抗感なく剥がれてくるようですと、脱脂が十分にできていませんので、再度脱脂作業を行ってください。
2. 貼り付け面にプライマー処理をする
貼り付け部周辺に付属のプライマーを必ず塗ってください。
プライマーによる下地処理をすることで、テープをより強固に接着させることができます。
小さく折りたたんだテッシュ(3~4cm四方)に 小瓶に入っているプライマー液を浸みこませながら、

脱脂済みの貼り付け面を拭くようにして プライマー液を塗布します。

プライマー液を こぼさないようにご注意ください。


続けて反対側(助手席側)にもプライマーを塗ってください。10分ほど乾燥させたのちに次の「手順3」へ進んでください。
3.バックドア側アンカーとバックドア側ホールドテープを貼り付ける
作業の前準備として、テープやアンカーを貼り付ける位置を今一度ご確認ください。
テープの貼り直しはできませんのでご注意ください。

3-1.バックドア側アンカーを貼り付ける
まず、バックドア下部に、バックドア側アンカーを貼り付けます。アンカーの貼り付け強度はとても重要です。
この部分だけでもドライヤーで、貼り付け面と粘着材の両方を十分に暖めながら貼り付けるようにしてください。
貼り付け位置は、下の図を参考にしてください。位置は厳密でなくとも、おおむね画像と同じような位置でかまいません。
下画像は全て運転席側です。助手席側も同様に貼ってください。
下画像の「× 印」をつけたあたりを向く角度にアンカーを傾けて貼ります。

貼り付けた後で、空気を抜くようにシッカリと圧着させてください。指圧をするイメージです。

失敗してしまった場合の対処方法
貼り付け後、数秒~数十秒経過すると まともには剥がせません。
※貼り直しをする場合、貼り付けたテープは とても強力に接着されていて剥がしとるにも大変ですが、石油系溶剤を用いると剥がしやすいです。下記blogを参考にしてください。
https://aizurv2.hamazo.tv/e9665705.html
※補修用部材もご用意しています。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/haab#support_goods
※なお、アンカーを貼り付ける方法に代えて、鉄板にビス止めする方法もあります。タープ布を接合後に ビス止めをしている画像です。


ドリルビスを充電ドライバーで取り付けます。 ドリルビス(ドリルネジ、ピアスビス)は、100均でも販売されていたりもします。ビスはステンレス製に替えた方がベターです。
(引用元)
https://ruru-syu.com/daiso-screw
⑮ドリルネジセット
※貼り直しをする場合、貼り付けたテープは とても強力に接着されていて剥がしとるにも大変ですが、石油系溶剤を用いると剥がしやすいです。下記blogを参考にしてください。
https://aizurv2.hamazo.tv/e9665705.html
※補修用部材もご用意しています。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/haab#support_goods
※なお、アンカーを貼り付ける方法に代えて、鉄板にビス止めする方法もあります。タープ布を接合後に ビス止めをしている画像です。
ドリルビスを充電ドライバーで取り付けます。 ドリルビス(ドリルネジ、ピアスビス)は、100均でも販売されていたりもします。ビスはステンレス製に替えた方がベターです。
(引用元)
https://ruru-syu.com/daiso-screw
⑮ドリルネジセット
3-2.バックドア側ホールドテープを貼り付ける
ホールドテープは、ウェザーストリップモールがバックドア側に当たる部分の内側に貼り付けます。※手順1をご参照下さい。
テープも貼り直しはできません、ほぼ一発勝負ですので貼り付け作業の前準備として、テープを貼り付ける位置を 今一度確認したうえで貼り始めてください。
貼り付けてから、数秒経過すると まともには剥がせませんので ご注意ください もし、貼り直しをせざるを得ない場合には、元の粘着材は、使えない状態になっているかと思います。その場合は、いったん使えない状態部分の粘着材をはがし取っていただき(石油系溶剤を用いると剥がしやすいです)市販の両面テープ(高耐熱仕様のテープが少量で販売されています)を貼り直してから、再度貼り付けていただくか、弊社ホームページで販売中の補修用のテープをお使いください。https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/haab#support_goods
作業のポイント
寒い日や、雨の日には ドライヤーを使いながらの作業をお勧めします。貼り付け面と粘着材の両方を温めながら(40~50℃)貼り付けていきます。


ホールドテープは、バックドア側アンカーのすぐそばから貼り始めます。曲線部分はシワ(ひだ)になっても問題ありません。(テープの上にタープ布が接合されるのでシワは隠れます)
テープの貼り始めは、3-1 で貼りつけたアンカーの 車内側の方(下イラスト・画像を参照ください)に続けて貼っていきます。
※アンカーとホールドテープの端が、ピッタリくっついてなくても構いません

テープの貼りはじめ位置にご注意ください↓

プレスラインの内側に沿って貼り進めていきます

テープの長さ分、全部を貼ってください。あとから 余った部分をハサミで切り落とすこともできます。なお、切らずにそのまま残しても機能的には問題ありません。

貼り終えた全体図です↓

3-3 十分に加圧する
上から しっかりとテープを押し付けてください。
「貼り付けたテープが剥がれてきてしまった・・・」 の原因には、この加圧が 不十分だった ことによる場合が 少なくありません。業者さんでも、「貼り付けて おしまい」 にしてしまう場合もあります・・・粘着テープは「感圧接着剤」とも呼ばれていて、圧力を加えないと 十分な接着力(粘着力)を発揮しません。高性能なテープほど しっかりと圧力を加える必要があります。テープの上から 1㎝ごとに 指圧をするつもりで加圧していってください。特に アンカーと、ホールドテープの一番下側のアンカー付近と、一番上側の端部付近は、入念に押し付けてください。


繰り返しになりますが、「テープを単に貼っただけでは、剥がれてきてしまいます。しっかりと押し付けてください」


4.ボディー側アンカーを取り付ける

※作業前に、リアスカッフプレートを外しておきます※
上に引き上げるようにして外します。アイズ-ブロッカーを装着し終えてから元に戻します。
※DXグレード車や、床施工をしている車ではこの作業は不要です

4-1.ウェザーストリップモールの取り外し
まず、ウェザーストリップモールを後方に引き出して外します。

下部はこの辺りから

上部はこの辺りまで外しておきます。

4-2.取り付け位置の確認
次に、車体中央を基準にボディー側アンカーを取り付けますので位置を確認してください。ドアロック金具の中央から、爪付きクリップの内側までが58cmあたりの位置に取り付けます。


↓ ちょうど鉄板の重なり枚数が3枚から2枚になっている境目部分の「2枚側」にアンカーを取り付けます。

4-3.アンカーの打ち込み
ループ紐の付いた短いテープを、爪付きクリップを使って鉄板に固定します。テープの端と鉄板の端を合わせるようにします。

先に、テープを爪付きクリップに差し込んでから

ハンマーを使って奥までしっかりと打ち込みます。引っ張っても抜けてこなければOKです。
この時アンカーの端を、鉄板3枚側へ5ミリほどはみ出させて固定してください↓

隙間の狭い方(薄い鉄板用)の「爪付きクリップ」だと狭すぎる場合には、付属させている広い方(厚い鉄板用)のクリップをお使いください。広い方だと広すぎる・・・といった場合では、広い方のクリップの隙間をペンチで狭めてから装着する方法をお試しください。また、床を架装されているお車の場合などでは上記以外の方法(ビス止めなど)で、ボディー側アンカーを設けるのが望ましい場合もあります。お車の状態に合わせて、適宜 ご判断ください。その場合のアンカー位置にありましても、車体中央からおおむね59cmあたりがベターです。
5. ボディー側ホールドテープを装着する
まず動画をご覧いただき、装着イメージをつかんでください。
その1、下の動画では、キャンピング架装されている車に、付属の「爪付きクリップ」を利用ながら、ホールドテープと網戸も一緒に装着しています。ホールドテープだけを装着する場合にありましても、付属の「爪付きクリップ」を利用することで、確実な装着ができます。
その2、下側付近は、引き出されようとする力がより強く働きます。「爪付きクリップ」を細かく打ち込んで、入念に固定しています
その3 市販されている、網戸のファスナーを開閉する際に、網戸の下部が モールから抜け出さないように「爪付きクリップ」で補強しています。
動画内で使っている「爪付きアンカー」は、製品に12個 付属させています。追加でお求めいただくこともできます。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/mssupport
↑
アイズ-ブロッカーのタブをクリックし、表示されたメーカー一覧から車種をご選択ください
作業前に ウェザーストリップの鉄芯の状態を確認してください。
CHECK!
ウェザーストリップの鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)場合は(布地を内張りしているキャンピングカーや、バックドアに網戸を付けている車などに 多く見受けられます)
手で鉄芯を閉じて、溝に隙間がない状態にしてから、ボディ側ホールドテープを差し込んでください。鉄芯(溝)が開いたままだと、ウェザーストリップモールが外れやすいです。
特に、ボディー側アンカー付近は、ウェザーストリップモールが外れる方向に力が、他の部位よりも加わりますので、しっかりと鉄芯が閉じている状態(溝の隙間がない状態)で 元通りに戻し入れてください。
◎ 鉄芯が閉じている(溝の隙間がない状態)

✖ 鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)

鉄芯を手で閉じて、溝に隙間がない状態にしてから 装着してください。

なお、布地を内張りしているキャンピングカーなどでは、鉄芯(溝)を閉じた状態で、戻し入れるのが困難だったりします。その場合には、鉄芯(溝)を開いた状態で ホールドテープを差し入れながら ウェザーストリップモールをボディ側に元通りに戻し入れ、戻し入れた後から、プライヤーなどを使って しっかりと鉄芯を締めて、ウェザーストリップモールが抜けてこないようにします。
手で鉄芯を閉じて、溝に隙間がない状態にしてから、ボディ側ホールドテープを差し込んでください。鉄芯(溝)が開いたままだと、ウェザーストリップモールが外れやすいです。
特に、ボディー側アンカー付近は、ウェザーストリップモールが外れる方向に力が、他の部位よりも加わりますので、しっかりと鉄芯が閉じている状態(溝の隙間がない状態)で 元通りに戻し入れてください。
◎ 鉄芯が閉じている(溝の隙間がない状態)

✖ 鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)

鉄芯を手で閉じて、溝に隙間がない状態にしてから 装着してください。

なお、布地を内張りしているキャンピングカーなどでは、鉄芯(溝)を閉じた状態で、戻し入れるのが困難だったりします。その場合には、鉄芯(溝)を開いた状態で ホールドテープを差し入れながら ウェザーストリップモールをボディ側に元通りに戻し入れ、戻し入れた後から、プライヤーなどを使って しっかりと鉄芯を締めて、ウェザーストリップモールが抜けてこないようにします。
それでは、ボディ側ホールドテープを装着していきます。テープは長さが異なる2種類のテープが付属されています。
5-1.長いホールドテープを取り付ける起点を決める
まず長いテープから装着を行います。
SGL車の場合の装着起点
内装パネルの端から 6センチほど高いあたりが装着起点になります。

DX車の場合の装着起点
DX車の場合 内装パネルが無いので、目安は下の画像を参考にしてください。上側曲線部の中央付近から装着し始めます。厳密でなくても、おおよそで大丈夫です。


テープの装着始点部分に 「爪付きクリップ」を 打ち込んで固定します。

5-2.下側に向かってホールドテープを装着していく
■ 装着要領■
①ウェザーストリップモールの溝にボディー側ホールドテープの幅の狭いほうを差し込みます。

②テープを差し込んだ状態のまま、元通りにボディーの鉄板へ はめ込みます。

この作業を繰り返して 少しずつ装着していきます。
※所々に、テープの装着始点部分で使った 「爪付きクリップ」を 打ち込んで固定することで、テープがズレるのを防いで装着がしやすくなります。 (上の動画でも使っています)
お間違いのないように注意
※注意1:テープはV字に折ってあり、折り幅の狭い方をウェザーストリップモールの溝に差し込みます
※注意2:テープを差し込む場所を間違えないように気を付けてください ↓

※注意2:テープを差し込む場所を間違えないように気を付けてください ↓

下側へ向かってテープを装着していってください。上の動画を再度見ていただくと 判りやすいです。
まず テープをモールの溝に差し込んだ状態にしておいてから・・・

↓
一緒になった状態のテープとモールを、手のひらを使って しっかりと奥まで叩き込んでいきます。
(下画像は内張りカバーが装着されているSGL車です。DX車では内張りカバーがありません)

※ご注意
SGL車の場合では、ホールドテープは 「内張りカバーとボディとの隙間に 潜り込んでいる状態」にしてください。(DX車では内張りカバーがありませんので この必要はありません)
テープが隙間に シッカリと潜り込んでいない状態ですと、ウェザーストリップモールを しっかりと奥まで打ち込むことができませんので ご注意ください。

ウェザーストリップモールが、シッカリ奥まで入っているかの確認は、
車外側からウェザーストリップモールを見た際に、 ボディとモールとの間(黄色い紙を差し入れている箇所)には、 隙間がない状態になっていれば OKです。

もし わずかでも 隙間があるように見えていたら、モールが奥まで入っておらずダメです。
↓

隙間がある場合には、もう一度 ウェザーストリップモールの上から 手のひらを使って(あるいは 5-4で後述説明しておりますように ハンマーで)、モールを奥まで しっかりと打ち込んでください。しっかりと打ち込まれていない場合には 打ち込む手のひらに やわらかい感触があります。しっかりと打ち込まれている場合には 手のひらには 硬い感触が伝わってきます。
5-3.長いテープにつなげて、短いホールドテープを取り付ける
長いテープの全部を打ち込み終えましたら、長いテープの下端に 短いテープの端を5ミリほど重ねてから、


重ねた部分を「爪付きクリップ」で固定します。


短いテープの中間あたりも「爪付きクリップ」で固定します

ボディー側アンカーに5ミリほど重なるようにカットし…


重ねた付近を「爪付きクリップ」で固定します

5-4.打ち込み終えたウェザーストリップモールを ハンマーで打ち込む
ウェザーストリップモールが奥いっぱいまで入っているかどうかを 再確認するために、念を入れるハンマーで軽く打ちこんでみます。この確認作業が大事です。
強く叩き込む必要はありません。軽い力でも奥まで打ち込めますが、一部でも打ち込みが甘いと、ウェザーストリップモールが浮き上がっていることで バックドアの閉まりが悪くなってしまいます。
しっかりと打ち込まれているかの判断は、まずは 打ち込んでいるときに出る音や、感触で判断します。
★鈍い音・柔らかな感触=浮きあがりがある状況です → 高い音・硬い感触 になっていればOKです
また、前述したように ボディとモールとの間(黄色い紙を差し入れている箇所)には、 隙間がない状態になっていることを 併せて再確認してください。
アイズ-ブロッカーを装着後「バックドアの閉まりが固くなった」感じがする場合や、半ドアになりやすくなってしまった場合には、上記のウェザーストリップモールの浮き上がりを再度確認してください。
※特に上側あたりに浮き上がりがあると 閉まり具合への影響が大きいですので、上側は入念にチェックしてください。
6. タープ布を取り付ける
=================================
養生時間を経過させてください。
ホールドテープを装着後、1時間以上、できれば3時間ほど養生時間が経過していることを確認してください。その間に バックドア側に貼ったテープの接着力が増し、本来の性能の80%ほどの接着力になります。
夏場の晴れた日の作業でしたら、テープを貼って シッカリと加圧ができていれば 1時間後には大丈夫な接着強度になっていたりしますが、できるだけ上記の養生時間を経てから タープ布を装着してください。特に寒冷時や雨の日の作業では 十分な養生時間を経過させてください。
=================================
※ 作業をしやすくするために、付属のロープを使ってバックドアを半開にさせておく方法もあります。適宣ご使用ください。

6-1.タープ布の判別
タープ布の車外側になる面には撥水加工処理を行っていますので、以下の方法で車外側を判別し、間違えないように装着してください。

▼タープ布の 運転席側/助手席側 の判別方法▼
運転席側の車内側だけに緑色のAizuのタグがついています。

※最新のタグはコチラ

▼装着時の目印▼
左右のタープ布とも、車内側になる面には薄茶色の面ファスナーが付いています。
これがバックドアの上部(首元)へ来るように装着してください。
(装着終了後は取り外してください)

6-2.ショックコードの接合(袖口側)
▼バックドア側の取付▼
タープ布の袖口(上側)から出ているショックコードの端部についている補助アンカー(布テープタイプ)を、バックドアの水抜き穴へ取り付けます。
(水抜き穴はキャップで隠れています)
バックドアの水抜き穴はここです↓

まず、バックドアの水抜き穴(下画像の約20ミリの細長い穴)に付いている黒色のプラスチックキャップを外します。画像のように、ツメ部分を内側に押し込んで外します。左右2か所、両方の部品を外します。

⇓

⇓

次に、補助アンカー(黒色テープの先端にプラスチック棒が付いています)を、水抜き穴に差し入れます。
水抜き穴よりもプラスチック棒の方が長く作ってあるので、いったん棒のすべてを穴の中に押し入れてから戻すようにして、棒の両端が穴に引っかかっている状態にします。

⇓

先ほど外した「水抜き穴の黒色プラスチックキャップ」を、黒色テープの下側から差し込んで水抜き穴に戻します。上から押し付けるようにすれば、はまります。

⇓

「水抜き穴の黒色プラスチックキャップ」を紛失された場合には。
トヨタ純正部品番号は 67837-26040 です。
モノタロウでも販売されています。https://www.monotaro.com/p/2648/0046/
6-3.ショックコードの接合(足元側)
▼ボディー側アンカーへ▼
アンカーから出ている紐をループ状に広げておき、接合します。接合後はフックの開きを閉じ、タグを取り外してください。先の細いプライヤーで作業するとつなげやすいです。


ショックコードを接合し終えてから、バックドアを全開にすると、このような状態になり ます。

6-4.タープ布の接合
タープ布をホールドテープに接合していきます。①~⑩の順に取り付けを行ってください。
▼まず①~⑤です▼

①.アンカー側端部(袖口)を接合します。
端部から15cmほど接合します。タープ布の端はアンカーに接合し、そこから15cmほどです。

タープ布の先端をアンカーの端まで伸ばしてしっかり貼り付けてください。ホールド力が増します。

補助アンカーとショックコード本体が接合されている金具部分は、筒状になっているタープ布の中に入れてしまいます。
下画像のような状態になります。運転席側の外側から見た画像です。

②.反対側の端部(首元)を接合します。
15cmほど接合します。タープ布は伸縮性の高い生地ですので1.2倍ほどに伸びます。
強く引き伸ばしていただいても大丈夫です。

③.次に真ん中あたりを接合します。
真ん中あたりを5cmほど接合します。この時点では仮装着ですので、軽く付いている程度でOKです。

残りの④と⑤の辺りを、シワが無いように接合します。
▼次に⑥~⑩です▼

④.ボディー側の端部(首元)を接合します。
15cmほど接合します。
バックドア側と同様に、生地を引き伸ばして接合します。
その際に、首元あたりのタープ布に張り感が出るように、なおかつあまり張りすぎない程度に接合してください。
ホールドテープの終端部とタープ布の終端部は、一致しません。テープの方が少し(1~2cm)余り気味になるはずです。余ったテープはのちほど切り取れますし、そのまま残しても問題ありません。

この辺りに適度な張り感

A↔Bの距離が おおむね18cmくらいで、適度な張り感になります。
↑※この部分の張りが強すぎますと(A↔Bの距離が広いと)、バックドアを引き下げる力が強く働き ドアが全開位置に保持しずらくなります。シワが出ない程度のユルイ張り具合にしてください。張りが強すぎる場合には、上側方向に装着位置をずらしていく(A↔Bの距離を縮める)ことで 張り具合を 弱めることができます。
⑦.下側端部(足元)を接合します。
端部から15cmほど接合します。

⑧.次に真ん中あたりを接合します。
5cmほど接合します。
この時点では仮装着ですので、軽く付いている程度でOKです。

残りの⑨と⑩の辺りを、シワが無いように接合します。
※もしこの時点でシワが無くキレイに張れていれば、次の「手順7-1」は飛ばしてもらっても構いません※
7. 貼り具合を調整します
7-1.タープ布の調整
シワっ気が 残るようでしたら、何度も 剥がしては接合を繰り返して 貼り直してみてください。
テープ接合を剥がすには、タープ布の内側と外側の両方から 行うとやりやすいです。
シワが出ている箇所の接合部分を引き伸ばして再接合すれば、その部分だけのシワをとることができますが、他の部分にシワが発生することのもつながります。全体にシワが出ないようにするコツとしては、タープ布とホールドテープとの接合部を、全体にわたって 同じような引っ張り加減にすることです。
おおむね シワが取れました。
7-2.タープ布を強く接合する
具合よく張れている状態が確認できましたら、タープ布とバックドア側、タープ布とボディー側の 各ホールドテープとの接合部を しっかりと押さえて、接合を強くしておきます。


7-3.はみ出しているテープの処理
もし 上側端部のホールドテープが余っているようでしたら、ハサミで切り取って整えて下さい。なお、切らなくても機能的には問題ありません。
↓バックドア側(まっすぐ切ります)

↓ボディー側(角の部分は丸く切っておくと安全です)

8. バックドアの閉まり具合をご確認ください
バックドアを閉めてみてください。
ドアの閉まり具合が固くなった感じがする場合や、半ドアになりやすくなってしまった場合には、5-4 の「ウェザーストリップモールの浮き上がり」を 再度 確認してください。パッと見では浮き上がりがないように見えても、ハンマーでたたいてみると 鈍い音がする場合もあります。
特に上部はわずかな浮きでも閉まり具合に影響します。(下部の浮きは さほどの影響はありません)
タープ布がドアに はさまれないかを ご確認ください。
バックドアを勢いよく閉めようとすると、タープ布の内側にある空気塊が 車外側へと押し出される際にタープ布も外側に押し出してしまい 挟まれやすくなります。
試しに スライドドアや小窓等を少し開けた状態でバックドアを閉めてみてください。空気の逃げ道ができることでタープ布が挟まれにくいだけでなく、バックドアの閉まり具合も軽くなります。ぜひ お試しいただき、実感してみてください。タープ布がスムーズに閉じていくには、タープ布の内側にある空気塊がスムーズに流れ出る必要があることが実感いただけると存じます。特に、バックドアに網戸を装着していたり、キャンピング架装車などで 後端部に収納棚等が装備されていたりすると、タープ布が挟まれる作用が出やすいです。バックドアをゆっくりと閉めるようにしてみてください。空気がドア下側へと流れ出てくれることで、はさまれにくくなります。 より詳しくは 「ご使用上のご注意」 https://aizurv2.hamazo.tv/e9170018.html を参照ください。

バックドアが元通りの全開状態になるかどうかを、ご確認ください。
・バックドアダンパーが経年劣化で反力が弱まっていると、アイズ-ブロッカーを装着されたことで、ドアが全開しなくなる場合もありますし、もし「強化ダンパー」などに交換されていると、ドアの開口具合が純正状態よりも、より開く仕様になっている場合もあります。
・バックドアを開けた後端の高さが、純正状態よりも10cmほどの高さまでは、タープ布は追随できるようになっていますが、張りが強すぎる部分があると、全開にならなかったり、ウェザーストリップモールが引き出される場合があります。
★タープ布に、張りすぎ感があるようでしたら、タープ布の上部付近を上側方向に移動させてみて下さい。
取り付け方法のご案内は、以上となります。
============================
■リアスカッフプレートの端部が 浮き上がってしまう場合の対策については こちら をご覧ください。
============================
■そのほかの ご使用上のご注意につきましては こちら をご確認ください。
============================
バックドア側のホールドテープは 最下部の曲線部が一番 剥がれようとする力が働きます。 「この部分だけが剥がれてしまった・・・」場合には、剥がれた部分だけを貼り直すことで補修ができます。20cm+20cm(合計40cm)の長さのホールドテープ と、下地処理用のプライマーを、補修用品として用意しています。
他にも、各種補修部品を下記ページにて ご購入いただけます。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/haab#support_goods
============================
最後になりますが、
ご使用上で 気になることが ございましたら ご報告いただけますと、ありがたく存じます。今後の改良などへと つなげて参ります。また、アイズ-ブロッカーをご検討下さる方々にも 参考にしていただけるかと存じます。
弊社レビュー投稿ページはコチラにあります。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/reviewlist
どうぞ よろしくお願いいたします。
株式会社 アイズ
アイズ-ブロッカー 開発・製作担当者 一同
TEL 053-422-7608
FAX 053-422-7178
info@aizu-rv.co.jp
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アイズ-ブロッカーは、 特許取得済です(特許第6862023)
また、上記説明書の営利目的利用はご遠慮下さい。(©aizu2021)
よろしくお願いいたします。
2023年06月27日
貼り付けてあった「バックドア側アンカー」と粘着剤を剥がす作業、と 再貼り付け作業のご案内です。
アイズ-ブロッカーのバックドア側に貼っている、「貼り付けアンカー」と「粘着剤」を剥がす作業のご案内です。
粘着材は非常に強力に貼りついているため、下記にご案内しているように、石油系溶剤(ホワイトガソリン、ベンジン、灯油などでokです)で、接着材を溶して取り除いてみてください。
※シンナー系溶剤(ラッカーシンナーなどのトルエン系溶剤)やアセトンなどを使ってしまうと、樹脂の内張や塗装面に悪影響がございますので、使用しないでください。
▼剥がし取り作業の動画
バックドア側の貼り付けタイプのアンカーを 剥がし取っている動画になります。
プラスチック部材をペンチなどで つかんで剥がし取っています。なるべく粘着剤だけが残った状態にしておくと、後の作業が楽です。
なお、動画では わざと プラスチック部材を半分残して、 粘着剤に石油系溶剤をしみこませることでプラスチック部材を剥がせることを ご案内しています。
▼必要工具
・ペンチ
・ヘラ
・石油系溶剤( ベンジン、ホワイトガソリン、灯油、等)
・ティッシュ
・幅広の透明テープ(PPテープ等)、ラップとセロテープでも代用可能です。
▼作業手順
1.黒色のプラスチック部分をペンチ等で剥がす。
プラスチック部分をペンチなどで つかんで剥がし取ります。なるべく粘着剤だけが残った状態にしておくと、後の作業が楽です。
剥がせないようでしたら、そのままにしておいても、次の 2.以降の作業を繰り返すことで剥がすことが可能です。
(上記動画では、わざと プラスチック部材を半分残して 2.以降の作業の中で剥がしとっています)
2.粘着剤に石油系溶剤をしみこませて溶かします。
粘着材やテープの上から、溶剤を染み込ませたテッシュを置き、溶剤が乾燥してしまわないように、上からテープ等を貼り密閉状態にします。
※ シンナー系溶剤は塗装を傷める恐れがあるので使わないでください。
※ アルコール系溶剤では粘着材を溶かす効果はありません。
※市販の「テープ剥がし」などは、塗装面を痛めてしまったり、粘着テープを再度貼り付けても 剥がれやすかったり、の不都合が出る恐れがあります。市販の「テープ剥がし」などは お使いにならない方がイイです。
3.2~3時間ほど養生します。
粘着材が溶剤によって溶解していき、剥がせるようになります。
気温が高ければ、60分程度で作業可能です。
4.養生後、粘着材を剥がし取ります。
剥がす際、ドライヤーで粘着剤を50~60℃くらいに温めると、剥がしやすくなります。
5.ヘラやテッシュなどで残った粘着剤をそぎ落とし、脱脂を行う。
粘着剤をある程度取り除いたら、石油系溶剤(ベンジン、ホワイトガソリン、灯油 など)を湿らせながら、
ヘラとテッシュでそぎ落としたり、拭き取るようにして取り除きます。
塗装を痛めない柔らかいヘラをお使いください。
※割りばしを ヘラ状の形状に削って 作業をするのがおススメです。
======================================
新たな 「貼り付けアンカー」を 再度貼っていただく作業の ご案内です
1. 脱脂処理をする
貼り付ける部分に、カーワックスの成分などが残っていると、粘着材はしっかりと貼りつきません。パーツクリーナーやベンジンなどを使って、しっかりと脱脂処理してください。
元の粘着材を 石油系溶剤を使って取り除いていれば、脱脂作業は 必要ありません。

2. 貼り付け面にプライマー処理をする
貼り付け部周辺に付属のプライマーを必ず塗ってください。
プライマーによる下地処理をすることで、テープをより強固に接着させることができます。
袋に入った不織布に、小瓶のプライマー液をしみこませながら塗装面を拭くようにしていただければOKです。


プライマー液は十分な量が入っていますが少量ですので こぼさないようにご注意ください。
続けて反対側(助手席側)にもプライマーを塗ってください。10分ほど乾燥させたのちに次の「手順3」へ進んでください。
3.バックドア側アンカーを貼り付ける
アンカーを貼り付ける位置を今一度ご確認ください。
3-1.バックドア側アンカーを貼り付ける
バックドア下部の、元のアンカーを貼ってあったところに、新しいバックドア側アンカーを貼り付けます。
アンカーの貼り付け強度はとても重要です。この部分だけでもドライヤーで、貼り付け面と粘着材の両方を十分に暖めながら貼り付けるようにしてください。
貼り付け位置は、下の図を参考にしてください。位置は厳密でなくとも、おおむね画像と同じような位置でかまいません。
下画像は全て運転席側です。助手席側も同様に貼ってください。
下画像の「× 印」をつけたあたりを向く角度にアンカーを傾けて貼ります。

貼り付けた後で、空気を抜くようにシッカリと圧着させてください。指圧をするイメージです。

=================
タープ布を 元どうりに接合します。
アンカー側端部(袖口)を接合します。
端部から15cmほど接合します。タープ布の端はアンカーに接合し、そこから15cmほどです。

タープ布の先端を、新たに貼りつけたアンカーの端まで伸ばしてしっかり接合してください。ホールド力が増します。

補助アンカーとショックコード本体が接合されている金具部分は、筒状になっているタープ布の中に入れてしまいます。
下画像のような状態になります。運転席側の外側から見た画像です。

より詳しくは、下記の 最新の装着ブログ の中の、 「 6. タープ布を取り付ける」 を ご覧ください。
ハイエース 標準ルーフ車 https://aizurv2.hamazo.tv/e9683053.html
ハイエース ミドルルーフ車 https://aizurv2.hamazo.tv/e9686829.html
ハイエース ハイルーフ車 https://aizurv2.hamazo.tv/e9685738.html
キャラバン 標準ルーフ車 https://aizurv2.hamazo.tv/e9664493.html
キャラバン ハイルーフ車 https://aizurv2.hamazo.tv/e9653886.html
よろしくお願いいたします。
粘着材は非常に強力に貼りついているため、下記にご案内しているように、石油系溶剤(ホワイトガソリン、ベンジン、灯油などでokです)で、接着材を溶して取り除いてみてください。
※シンナー系溶剤(ラッカーシンナーなどのトルエン系溶剤)やアセトンなどを使ってしまうと、樹脂の内張や塗装面に悪影響がございますので、使用しないでください。
▼剥がし取り作業の動画
バックドア側の貼り付けタイプのアンカーを 剥がし取っている動画になります。
プラスチック部材をペンチなどで つかんで剥がし取っています。なるべく粘着剤だけが残った状態にしておくと、後の作業が楽です。
なお、動画では わざと プラスチック部材を半分残して、 粘着剤に石油系溶剤をしみこませることでプラスチック部材を剥がせることを ご案内しています。
▼必要工具
・ペンチ
・ヘラ
・石油系溶剤( ベンジン、ホワイトガソリン、灯油、等)
・ティッシュ
・幅広の透明テープ(PPテープ等)、ラップとセロテープでも代用可能です。
▼作業手順
1.黒色のプラスチック部分をペンチ等で剥がす。
プラスチック部分をペンチなどで つかんで剥がし取ります。なるべく粘着剤だけが残った状態にしておくと、後の作業が楽です。
剥がせないようでしたら、そのままにしておいても、次の 2.以降の作業を繰り返すことで剥がすことが可能です。
(上記動画では、わざと プラスチック部材を半分残して 2.以降の作業の中で剥がしとっています)
2.粘着剤に石油系溶剤をしみこませて溶かします。
粘着材やテープの上から、溶剤を染み込ませたテッシュを置き、溶剤が乾燥してしまわないように、上からテープ等を貼り密閉状態にします。
※ シンナー系溶剤は塗装を傷める恐れがあるので使わないでください。
※ アルコール系溶剤では粘着材を溶かす効果はありません。
※市販の「テープ剥がし」などは、塗装面を痛めてしまったり、粘着テープを再度貼り付けても 剥がれやすかったり、の不都合が出る恐れがあります。市販の「テープ剥がし」などは お使いにならない方がイイです。
3.2~3時間ほど養生します。
粘着材が溶剤によって溶解していき、剥がせるようになります。
気温が高ければ、60分程度で作業可能です。
4.養生後、粘着材を剥がし取ります。
剥がす際、ドライヤーで粘着剤を50~60℃くらいに温めると、剥がしやすくなります。
5.ヘラやテッシュなどで残った粘着剤をそぎ落とし、脱脂を行う。
粘着剤をある程度取り除いたら、石油系溶剤(ベンジン、ホワイトガソリン、灯油 など)を湿らせながら、
ヘラとテッシュでそぎ落としたり、拭き取るようにして取り除きます。
塗装を痛めない柔らかいヘラをお使いください。
※割りばしを ヘラ状の形状に削って 作業をするのがおススメです。
※石油系溶剤が粘着材をよく溶かしてくれ、塗装面やプラスチック部品などを痛めることはありません。
入手先ですが、
●ダイソー 「オイルライター専用オイル」
●Amazon 「Aベンジン 100ml」
●ヨドバシカメラ通販 「Aベンジン」
などで販売されています。
50mlあれば十分作業が行えます。
入手先ですが、
●ダイソー 「オイルライター専用オイル」
●Amazon 「Aベンジン 100ml」
●ヨドバシカメラ通販 「Aベンジン」
などで販売されています。
50mlあれば十分作業が行えます。
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新たな 「貼り付けアンカー」を 再度貼っていただく作業の ご案内です
1. 脱脂処理をする
貼り付ける部分に、カーワックスの成分などが残っていると、粘着材はしっかりと貼りつきません。パーツクリーナーやベンジンなどを使って、しっかりと脱脂処理してください。
元の粘着材を 石油系溶剤を使って取り除いていれば、脱脂作業は 必要ありません。
2. 貼り付け面にプライマー処理をする
貼り付け部周辺に付属のプライマーを必ず塗ってください。
プライマーによる下地処理をすることで、テープをより強固に接着させることができます。
袋に入った不織布に、小瓶のプライマー液をしみこませながら塗装面を拭くようにしていただければOKです。


プライマー液は十分な量が入っていますが少量ですので こぼさないようにご注意ください。
続けて反対側(助手席側)にもプライマーを塗ってください。10分ほど乾燥させたのちに次の「手順3」へ進んでください。
3.バックドア側アンカーを貼り付ける
アンカーを貼り付ける位置を今一度ご確認ください。
3-1.バックドア側アンカーを貼り付ける
バックドア下部の、元のアンカーを貼ってあったところに、新しいバックドア側アンカーを貼り付けます。
アンカーの貼り付け強度はとても重要です。この部分だけでもドライヤーで、貼り付け面と粘着材の両方を十分に暖めながら貼り付けるようにしてください。
貼り付け位置は、下の図を参考にしてください。位置は厳密でなくとも、おおむね画像と同じような位置でかまいません。
下画像は全て運転席側です。助手席側も同様に貼ってください。
下画像の「× 印」をつけたあたりを向く角度にアンカーを傾けて貼ります。

貼り付けた後で、空気を抜くようにシッカリと圧着させてください。指圧をするイメージです。

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タープ布を 元どうりに接合します。
アンカー側端部(袖口)を接合します。
端部から15cmほど接合します。タープ布の端はアンカーに接合し、そこから15cmほどです。

タープ布の先端を、新たに貼りつけたアンカーの端まで伸ばしてしっかり接合してください。ホールド力が増します。

補助アンカーとショックコード本体が接合されている金具部分は、筒状になっているタープ布の中に入れてしまいます。
下画像のような状態になります。運転席側の外側から見た画像です。

より詳しくは、下記の 最新の装着ブログ の中の、 「 6. タープ布を取り付ける」 を ご覧ください。
ハイエース 標準ルーフ車 https://aizurv2.hamazo.tv/e9683053.html
ハイエース ミドルルーフ車 https://aizurv2.hamazo.tv/e9686829.html
ハイエース ハイルーフ車 https://aizurv2.hamazo.tv/e9685738.html
キャラバン 標準ルーフ車 https://aizurv2.hamazo.tv/e9664493.html
キャラバン ハイルーフ車 https://aizurv2.hamazo.tv/e9653886.html
よろしくお願いいたします。
2023年06月27日
バックドア側の「補助アンカー」取付方法のご案内です。
アイズ-ブロッカーのバックドア側アンカーは、2023年4月下旬のご納品分から、貼り付けタイプのアンカーに変更いたしましたが、「アンカーが剥がれてきた・・・」との ご報告を いただく事態となっております。
大変申し訳ありません。
不具合が出ているユーザー様方には、対策品をお送りいたしております。
以下に、「補助アンカー」を用いた対策方法をご案内いたします。 対策品をお送りした際の 紙の取り扱い説明書と併せて ご確認ください。
部品説明
補助アンカー:2本
保護テープ :2枚
1.補助アンカーの取付
▼バックドアの水抜き穴に付いている黒色キャップを外してください。
ツメ部分を内側に押し込んで外します。左右2か所、両方の部品を外します。



▼補助アンカーのプラスチック棒の片側を水抜き穴に差し入れ、

次に もう片側の棒端も穴の中に入れて、プラスチック棒の両端を 水抜き穴の中に押し入れて、棒の両端が穴に引っかかっている状態にします。

▼外した黒色プラスチック部品をテープの下側から水抜き穴に戻します。
上から押しつけるようにすれば、 はまります。


2.ショックコードと補助アンカーを結合させる
2-1▼ 1.で取り付けた補助アンカーの先端フックに、タープ内のショックコード(ゴム紐)の先端のフックを結合してください。


2-2▼フック同士の結合部分は、この後でタープ布の中に入れていきます。
フックがタープ布内で引っかかるの防ぐため、結合部分の上に保護テープを巻いておいてください。

3.タープ布を装着する
▼保護テープを巻いた 結合部を タープ布の袋状の中に入れてから、貼り付けアンカー部分にタープ布を装着してください。

完成です

~~~~~~~~~~~~~~
貼り付けアンカーが 剥がれかかっている、あるいは 剥がれてしまっている場合につきまして。
・貼り付けアンカーが 剥がれかかっている場合にありましては、
上記の補助アンカーを追加することで、貼り付けアンカーは 剥がれにくくなります。
剥がれかかっている状態のアンカーを 再度 貼り合わせていただくことで、大丈夫な場合があります。
・貼り付けアンカーが 剥がれてしまっている場合には、 新たな貼り付けアンカーを貼り直していただいた方がベターです。
貼り付けアンカーを貼り直すには、 元の貼り付けアンカーをキレイに取り除いたのちに、新たなアンカーを貼っていただく必要があります。
再貼り付け作業の ご案内を 下記ページにて、ご案内申し上げます。
↓
https://aizurv2.hamazo.tv/e9682070.html
大変申し訳ありません。
不具合が出ているユーザー様方には、対策品をお送りいたしております。
以下に、「補助アンカー」を用いた対策方法をご案内いたします。 対策品をお送りした際の 紙の取り扱い説明書と併せて ご確認ください。
部品説明
補助アンカー:2本
保護テープ :2枚
1.補助アンカーの取付
▼バックドアの水抜き穴に付いている黒色キャップを外してください。
ツメ部分を内側に押し込んで外します。左右2か所、両方の部品を外します。
▼補助アンカーのプラスチック棒の片側を水抜き穴に差し入れ、
次に もう片側の棒端も穴の中に入れて、プラスチック棒の両端を 水抜き穴の中に押し入れて、棒の両端が穴に引っかかっている状態にします。
▼外した黒色プラスチック部品をテープの下側から水抜き穴に戻します。
上から押しつけるようにすれば、 はまります。
2.ショックコードと補助アンカーを結合させる
2-1▼ 1.で取り付けた補助アンカーの先端フックに、タープ内のショックコード(ゴム紐)の先端のフックを結合してください。


2-2▼フック同士の結合部分は、この後でタープ布の中に入れていきます。
フックがタープ布内で引っかかるの防ぐため、結合部分の上に保護テープを巻いておいてください。
3.タープ布を装着する
▼保護テープを巻いた 結合部を タープ布の袋状の中に入れてから、貼り付けアンカー部分にタープ布を装着してください。
完成です

~~~~~~~~~~~~~~
貼り付けアンカーが 剥がれかかっている、あるいは 剥がれてしまっている場合につきまして。
・貼り付けアンカーが 剥がれかかっている場合にありましては、
上記の補助アンカーを追加することで、貼り付けアンカーは 剥がれにくくなります。
剥がれかかっている状態のアンカーを 再度 貼り合わせていただくことで、大丈夫な場合があります。
・貼り付けアンカーが 剥がれてしまっている場合には、 新たな貼り付けアンカーを貼り直していただいた方がベターです。
貼り付けアンカーを貼り直すには、 元の貼り付けアンカーをキレイに取り除いたのちに、新たなアンカーを貼っていただく必要があります。
再貼り付け作業の ご案内を 下記ページにて、ご案内申し上げます。
↓
https://aizurv2.hamazo.tv/e9682070.html
2023年06月26日
マルチシェードのスリット加工用テープ、ご利用方法
昨今ではフロントガラスはもちろん バックドアガラスにもカメラを設置される方が多いですね。
ドライブレコーダーは様々なものがあり、マルチシェードを、それ用に予め切り込みを入れてお納めすることは困難ですが、ご自身で簡単にDIYが可能です。

マルチシェードには、なるべくなら切り欠きや切り込みを入れずに装着・使用がベターなのですが、どうしても!の場合にスリット加工用テープを使ったDIY方法をご案内します。
テープは50センチ単位で用意しております。 ご購入前に愛車に合った方法を 選定しておくとよろしいかと思います。
↓↓部材はここからご購入いただけます
スリット加工用布テープ(50センチ1本)
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/mssupport#3048
ちなみに マルチシェードと相性のよさそうなドラレコ、店長がブログで過去に紹介しています。ご参考までに。
https://aizurv.hamazo.tv/e8916123.html
~~~~~~~~~~~
~~~~~~
四角いものの正体…
マジックテープ(オス)でした!


この状態を保持するために両面オスの
マジックテープが必要なのです!
作り方は簡単。弊社で販売している
糊つきマジックテープ(オス)を適当な長さに切って
半分に貼り合わせるだけです。
4センチの長さの両面オステープが必要なら
8センチのオスを用意し、長手に半分に
張り合わせればOKというわけです。
マジックテープ、本当にイイ仕事をしてくれます。
色々と使えますので活用方法は別ブログでご案内しています。
https://aizurv.hamazo.tv/e8640313.html
マジックテープは弊社ホームページからご注文いただけます。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/mssupport#2848
ドライブレコーダーは様々なものがあり、マルチシェードを、それ用に予め切り込みを入れてお納めすることは困難ですが、ご自身で簡単にDIYが可能です。

マルチシェードには、なるべくなら切り欠きや切り込みを入れずに装着・使用がベターなのですが、どうしても!の場合にスリット加工用テープを使ったDIY方法をご案内します。
テープは50センチ単位で用意しております。 ご購入前に愛車に合った方法を 選定しておくとよろしいかと思います。
↓↓部材はここからご購入いただけます
スリット加工用布テープ(50センチ1本)
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/mssupport#3048
ちなみに マルチシェードと相性のよさそうなドラレコ、店長がブログで過去に紹介しています。ご参考までに。
https://aizurv.hamazo.tv/e8916123.html
~~~~~~~~~~~
パターン1【バックドアガラスにドラレコあり】
※カメラとガラスの間にマルチシェードが入り込む余裕がある場合※
■車中泊などで断熱性を高めたいとき・・・

■走行中等でカメラを作動させておきたいとき・・・

※四角いモノがくっついています。正体は後述します。
こちら→四角い部品の正体

<注意>
この場合、カメラの撮影画角というものを考慮の上で
加工が必要です。この写真をみると、カメラに対して、
やけにスリット範囲が広いな、と感じるかもしれません。
実は、これでも画角ギリギリなんです。
カメラを作動させて実際にカメラの撮影範囲を確認しながら
カットの位置を確定していくという、
ちょっとした手間が必要です。
※カメラとガラスの間にマルチシェードが入り込む余裕がある場合※
■車中泊などで断熱性を高めたいとき・・・
■走行中等でカメラを作動させておきたいとき・・・
※四角いモノがくっついています。正体は後述します。
こちら→四角い部品の正体

<注意>
この場合、カメラの撮影画角というものを考慮の上で
加工が必要です。この写真をみると、カメラに対して、
やけにスリット範囲が広いな、と感じるかもしれません。
実は、これでも画角ギリギリなんです。
カメラを作動させて実際にカメラの撮影範囲を確認しながら
カットの位置を確定していくという、
ちょっとした手間が必要です。
パターン2【カメラの足をまたぐように装着】
※マルチシェード装着時はカメラを作動させない前提
※フロントガラスのドライブレコーダー用によく用います


※マルチシェード装着時はカメラを作動させない前提
※フロントガラスのドライブレコーダー用によく用います


~~~~~~
四角いものの正体…
マジックテープ(オス)でした!
この状態を保持するために両面オスの
マジックテープが必要なのです!
作り方は簡単。弊社で販売している
糊つきマジックテープ(オス)を適当な長さに切って
半分に貼り合わせるだけです。
4センチの長さの両面オステープが必要なら
8センチのオスを用意し、長手に半分に
張り合わせればOKというわけです。
マジックテープ、本当にイイ仕事をしてくれます。
色々と使えますので活用方法は別ブログでご案内しています。
https://aizurv.hamazo.tv/e8640313.html
マジックテープは弊社ホームページからご注文いただけます。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/mssupport#2848
2023年06月26日
マルチシェードのスリット加工方法(2023年~新仕様タイプ)
スリット加工用布テープを用いた
マルチシェードのスリット加工の方法について。
2023年6月27日出荷分より、新仕様になりました。
★テープの切り口がほつれないため
切り口の処理が不要です。★

<下準備>
・マルチシェードを窓ガラスに装着して
スリットを入れる場所やサイズ等を確認・印づけしておく。
手順1)マルチシェードをはさみでカット

手順2)テープを必要な長さ+α(10ミリほど)でカット
★テープは切り口がほつれませんので
切り口の処理が不要です。★


2-1)片方の端の中央に 5ミリ-7ミリほど切り込みを入れる

手順3)テープを貼る
3-1)まず、テープを長手方向に半分に折っておく。

3-2)片面ずつ貼っていく。
まず アルミ面から作業します。
★粘着剤付のテープを貼る際は圧着が基本です★
貼ったらテープの上をしっかり押さえてください
できれば、アイロンで熱圧着すると よりしっかりと貼り付きます。
アイロンの温度は低温で。
また、アルミ面(マルチシェードの外側面)に
直接当てないようにしてください。
マルチシェードのスリット最深部に、
テープ(切り込みを入れた方)を差し込みながら貼る。
生地の切り口とテープの折り筋を
合わせるようにするとよいです。


3-3)次に反対面 (車内側の生地)も貼る。
生地の切り口を手で押しつぶすイメージで、テープのもう半分を折り込んで貼る。
余ってはみ出たテープは、はさみでカットしてください。
※同様の作業をもう片方も行います。※

手順4)最深部の補強用テープを貼る
スリット加工用布テープ(残っているテープ)を
5ミリ程度の細さに切ったものを用意します。
それを最深部にまたぐようにして貼ります。


手順5)剥がれないように最深部に補強テープを貼る
5-1)スリット加工用布テープを約25ミリ幅(正方形)に
カットします。
それをテープの筋目に沿って半分にカットします。

両角はアールを付けた方がはがれにくいです。

5-2)アルミ面と反対面(トリコット生地)の
スリット最深部に合わせてテープ半分を貼る。

完成です


*********
ちなみに・・・こんなL字部分は


補強テープもL字を用意するとよいと思います。


マルチシェードのスリット加工の方法について。
2023年6月27日出荷分より、新仕様になりました。
★テープの切り口がほつれないため
切り口の処理が不要です。★
1セットで20センチのスリットが1か所ぶん加工できます。

商品内容:布テープ50センチ(1本)、説明書
必要道具:はさみ、できればアイロン
あると便利:定規やメジャー、印付けに使うペン等

商品内容:布テープ50センチ(1本)、説明書
必要道具:はさみ、できればアイロン
あると便利:定規やメジャー、印付けに使うペン等
<下準備>
・マルチシェードを窓ガラスに装着して
スリットを入れる場所やサイズ等を確認・印づけしておく。
手順1)マルチシェードをはさみでカット

手順2)テープを必要な長さ+α(10ミリほど)でカット
★テープは切り口がほつれませんので
切り口の処理が不要です。★


2-1)片方の端の中央に 5ミリ-7ミリほど切り込みを入れる

手順3)テープを貼る
3-1)まず、テープを長手方向に半分に折っておく。

3-2)片面ずつ貼っていく。
まず アルミ面から作業します。
★粘着剤付のテープを貼る際は圧着が基本です★
貼ったらテープの上をしっかり押さえてください
できれば、アイロンで熱圧着すると よりしっかりと貼り付きます。
アイロンの温度は低温で。
また、アルミ面(マルチシェードの外側面)に
直接当てないようにしてください。
マルチシェードのスリット最深部に、
テープ(切り込みを入れた方)を差し込みながら貼る。
生地の切り口とテープの折り筋を
合わせるようにするとよいです。


3-3)次に反対面 (車内側の生地)も貼る。
生地の切り口を手で押しつぶすイメージで、テープのもう半分を折り込んで貼る。
余ってはみ出たテープは、はさみでカットしてください。
※同様の作業をもう片方も行います。※

手順4)最深部の補強用テープを貼る
スリット加工用布テープ(残っているテープ)を
5ミリ程度の細さに切ったものを用意します。
それを最深部にまたぐようにして貼ります。


手順5)剥がれないように最深部に補強テープを貼る
5-1)スリット加工用布テープを約25ミリ幅(正方形)に
カットします。
それをテープの筋目に沿って半分にカットします。

両角はアールを付けた方がはがれにくいです。

5-2)アルミ面と反対面(トリコット生地)の
スリット最深部に合わせてテープ半分を貼る。

完成です

*********
ちなみに・・・こんなL字部分は


補強テープもL字を用意するとよいと思います。


2023年06月16日
アトレー・ハイゼットカーゴ 他(S700系)アイズ-ブロッカー取付説明書
アトレーワゴン, ハイゼット カーゴ (S700系) アイズ-ブロッカー取付説明書
(特許第6862023)
2023年6月15日以降に出荷した製品の装着方法となります。
2023年8月18日以降に出荷した製品から、バックドア側アンカーが磁石タイプに変更されています。取り付け位置は従来の「バックドアアンカー(貼り付けタイプ)」と同じです。


===================
【必要工具類】

①:テッシュ
②:ハサミ
③:メジャー
④:ハンマーの類(フツーのトンカチでokです)
⑤:パーツクリーナーの類(脱脂処理に使用します。ベンジンなどの石油系溶剤がお勧めです。シンナーなどの溶剤は塗装面を痛めます)
⑥:ドライヤー(寒冷時や多湿の場合に使用)
※先の細いプライヤーやペンチの類
※水性ペン
※踏み台
があると便利です。
===================
【商品内容】を ご確認ください。

①:アイズ-ブロッカー本体タープ布:左右2枚(ショックコード付き)
※運転席側のタープ布には、緑色の「Aizuのタグ」が縫い付けています。助手席側にはタグはありません。
②:バックドア側ホールドテープ:2本
③:脱脂確認用 ためし貼りテープ:2枚
④:バックドア側アンカー(T字形の部材):2個
↓2023年8月18日以降に付属のバックドア側アンカー(磁石タイプ)

⑤:バックドア側ホールドテープ用プライマー液:1 個+シート:1 袋 (最新仕様は袋無し)
⑥:ボディー側ホールドテープ
長いテープ:2本(ボディー上側に使用)
短いテープ:2本(ボディー下側に使用・切り込み付き)
⑦:ボディー側ホールドテープ固定用 爪付きクリップ:10個
⑧:ボディー側アンカー
紐付きの短いテープ状のもの:2個 + 爪付きクリップ 小2個付き
以上、8点です
===================
【各部の名称】です。

↑2023年8月18日以降は図右上が、②:バックドア側アンカー(磁石タイプ)に変更されています。
【作業時間】
作業自体は約1時間ほどですが、粘着材貼付け後に最低1時間(できれば3時間)以上、養生時間をおいてください。
【作業環境について】
粘着材貼付け作業には、気温が20℃以上、乾燥した状況下が望ましいです。寒冷時や雨天等の多湿時等は、ドライヤー(家庭用のものでOKです)を使用しながら作業をしてください。
気温が15℃以下の気温下では、十分な貼り付け強度が実現しない可能性があります。
家庭用のヘアードライヤーでOKですので、粘着面と貼り付け面との両方を40℃くらいに温めながらの作業をお勧めします。ヘアードライヤーなどが使えない作業環境の場合には、 車のリヤヒーターを稼働させてバックドアの貼り付け面をできるだけ温めておき、テープ自体も温めた状態にしておいてからの貼り付け作業が よろしいかと存じます。
【装着作業の流れ】
■1.バックドアの脱脂(コーティング剤の磨き落とし処理が必要な場合もあります)と プライマー塗布を行う

■2.バックドアにアンカー(T字形の部材)とホールドテープを貼り付ける※2023年8月18日以降は磁石タイプ

■3.ボディーにアンカーとホールドテープを装着する。

※次のタープ布を取り付ける前に、最低1時間(できれば3時間)以上、養生時間をおいてください。養生中に粘着材の接着力が増します。
■4.タープ布を取り付ける。

■5.タープ布の貼り具合を調整して、ドアの閉まり具合を確認する。
このブログや取付け説明書を、最後までお読みいただいたうえで作業を開始してください。
以下、取り付けの詳細手順です。
==========================
1.バックドアのアンカーやホールドテープの貼り付ける面をしっかりと脱脂処理する
ウェザーストリップモールがバックドア側に当たる部分の内側にテープとアンカーを貼り付けますので、それらを貼り付ける場所の周辺を広めにしっかりと脱脂処理してください。
(ウェザーストリップモールについては、上で記載した【各部名称】や 4-1.ウェザーストリップモールの取り外し を参照ください)
脱脂処理する場所は下画像の赤で記したあたりです。



1-1.脱脂処理をする
貼り付ける部分に、カーワックスの成分などが残っていると、粘着材はしっかりと貼りつきません。パーツクリーナーやベンジンなどを使って、しっかりと脱脂処理してください。
バックドアの左右とも脱脂処理をしてください。



1-2.脱脂状態を確認する
脱脂作業が終りましたら、ホールドテープを貼る前に脱脂が十分にできているかの確認をしてください。脱脂作業をした箇所に、テストピース(小さな試し貼りテープ)を貼ってみてください。
▼貼った上から強く指圧をするくらいの力で数秒間加圧してください。

5分ほど経過させたのち剥がそうとしてみてください。
▼ガムテープを貼ったときのように、剥がすのに抵抗感があるようでしたらOKです。

▼さほどの抵抗感なく剥がれてくるようですと、脱脂が十分にできていませんので、再度脱脂作業を行ってください。

2. 貼り付け面にプライマー処理をする
貼り付け部周辺に付属のプライマーを必ず塗ってください。
プライマーによる下地処理をすることで、テープをより強固に接着させることができます。
下画像の車は別車種ですが、作業内容は同じです。ご了承ください。
小さく折りたたんだ(3~4cm四方)テッシュに、小瓶に入っているプライマー液を浸み込ませながら、

脱脂済みの貼り付け面を拭くようにして プライマー液を塗布します。

プライマー液を こぼさないようにご注意ください。


続けて反対側(助手席側)にもプライマーを塗ってください。10分ほど乾燥させたのちに次の「手順3」へ進んでください。

3.バックドア側アンカーとバックドア側ホールドテープを貼り付ける
作業の前準備として、テープやアンカーを貼り付ける位置を今一度ご確認ください。
テープの貼り直しはできませんのでご注意ください。

↓2023年8月18日以降はアンカー形状が丸(磁石タイプ)

3-1.バックドア側アンカーを貼り付ける
まず、バックドア下部に、バックドア側アンカーを貼り付けます。アンカーの貼り付け強度はとても重要です。
この部分だけでもドライヤーで、貼り付け面と粘着材の両方を十分に暖めながら貼り付けるようにしてください。
【貼り付けタイプのアンカー】
貼り付け位置は、下の図を参考にしてください。位置は厳密でなくとも、おおむね画像と同じような位置でかまいません。
下画像は全て運転席側です。助手席側も同様に貼ってください。
下画像の「× 印」をつけたあたりを向く角度にアンカーを傾けて貼ります。


真ん中にある、フックを引っ掛けるためのループが車内側になるようにします。

貼り付けた後で、空気を抜くようにシッカリと圧着させてください。指圧をするイメージです。

【磁石タイプのアンカー】
貼り付け位置は、下の図を参考にしてください。位置は厳密でなくとも、おおむね画像と同じような位置でかまいません。
下画像は全て運転席側です。助手席側も同様に貼ってください。



3-2.バックドア側ホールドテープを貼り付ける
テープは、ウェザーストリップモールがバックドア側に当たる部分の内側に貼り付けます。※手順1をご参照下さい。
テープも貼り直しはできません、ほぼ一発勝負ですので貼り付け作業の前準備として、テープを貼り付ける位置を 今一度確認したうえで貼り始めてください。
貼り付けてから、数秒経過すると まともには剥がせませんので ご注意ください もし、貼り直しをせざるを得ない場合には、元の粘着材は、使えない状態になっているかと思います。その場合は、いったん使えない状態部分の粘着材をはがし取っていただき(石油系溶剤を用いると剥がしやすいです)市販の両面テープ(高耐熱仕様のテープが少量で販売されています)を貼り直してから、再度貼り付けていただくか、弊社ホームページで販売中の補修用のテープをお使いください。https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/abdetail/654
ホールドテープは、バックドア側アンカーのすぐそばから貼り始めます。曲線部分はシワ(ひだ)になっても問題ありません。(テープの上にタープ布が接合されるのでシワは隠れます)
貼り付けタイプのアンカーの場合、テープの貼り始めは、3-1 で貼りつけたアンカーの 車内側の方(下イラスト・画像を参照ください)に続けて貼っていきます。
※アンカーとホールドテープの端が、ピッタリくっついてなくても構いません
※図のアンカーは貼り付けタイプのものです

貼り付けタイプのアンカーの場合、テープの貼りはじめ位置にご注意ください↓

プレスラインの内側に沿って貼り進めていきます

テープの長さ分、全部を貼ってください。あとから 余った部分をハサミで切り落とすこともできます。なお、切らずにそのまま残しても機能的には問題ありません。

貼り終えた全体図です↓

3-3 十分に加圧する
上から しっかりとテープを押し付けてください。
「貼り付けたテープが剥がれてきてしまった・・・」 の原因には、この加圧が 不十分だった ことによる場合が 少なくありません。業者さんでも、「貼り付けて おしまい」 にしてしまう場合もあります・・・粘着テープは「感圧接着剤」とも呼ばれていて、圧力を加えないと 十分な接着力(粘着力)を発揮しません。高性能なテープほど しっかりと圧力を加える必要があります。テープの上から 1㎝ごとに 指圧をするつもりで加圧していってください。特に アンカーと、ホールドテープの一番下側のアンカー付近と、一番上側の端部付近は、入念に押し付けてください。


繰り返しになりますが、「テープを単に貼っただけでは、剥がれてきてしまいます。しっかりと押し付けてください」


4.ボディー側アンカーを取り付ける

4-1.ウェザーストリップモールの取り外し
まず、ウェザーストリップモールを後方に引き出して外します。

下部はこの辺りから

上部はこの辺りまで外しておきます。

4-2.取り付け位置の確認
次に、車体中央を基準にボディー側アンカーを取り付けますので位置を確認してください。ドアロック金具の中央から、爪付きクリップの内側までが57cmあたりの位置に取り付けます。


4-3.アンカーの打ち込み
※画像は違う車種のものですが、行う作業内容と手順は同じです。
ループ紐の付いた短いテープを、爪付きクリップを使って鉄板に固定します。テープの端と鉄板の端を合わせるようにします。

先に、テープを爪付きクリップに差し込んでから
この時アンカーの端を、車外側へ5ミリほどはみ出させて固定してください↓

ハンマーを使って奥までしっかりと打ち込みます。引っ張っても抜けてこなければOKです。

5. ボディー側ホールドテープを装着する
まず動画をご覧いただき、装着イメージをつかんでください。
下の動画では、キャンピング架装されている車に、付属の「爪付きクリップ」を利用ながら、ホールドテープと網戸も一緒に装着しています。ホールドテープだけを装着する場合にありましても、付属の「爪付きクリップ」を利用することで、確実な装着ができます。
その1、
その2、下側付近は、引き出されようとする力がより強く働きます。「爪付きクリップ」を細かく打ち込んで、入念に固定しています
その3 市販されている、網戸のファスナーを開閉する際に、網戸の下部が モールから抜け出さないように「爪付きクリップ」で補強しています。
動画内で使っている「爪付きアンカー」は、製品に10個 付属させています。追加でお求めいただくこともできます。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/mssupport
↑
アイズ-ブロッカーのタブをクリックし、表示されたメーカー一覧から車種をご選択ください
作業前に ウェザーストリップの鉄芯の状態を確認してください。
それでは、ボディ側ホールドテープを装着していきます。テープは長さが異なる2種類のテープが付属されています。
5-1.長いホールドテープを取り付ける起点を決める
まず長いテープから装着を行います。装着は装着は、上側曲線部の中央付近から装着し始めます。厳密でなくても、おおよそで大丈夫です。

テープの装着始点部分に 「爪付きクリップ」を 打ち込んで固定します。

5-2.下側に向かってホールドテープを装着していく
■ 装着要領■
①ウェザーストリップモールの溝にボディー側ホールドテープの幅の狭いほうを差し込みます。

②テープを差し込んだ状態のまま、元通りにボディーの鉄板へ はめ込みます。

この作業をすこしずつ繰り返して装着していきます。
※所々に、テープの装着始点部分で使った 「爪付きクリップ」を 打ち込んで固定することで、テープがズレるのを防いで装着がしやすくなります。
上の動画でも使っていますので ご確認ください。
下側へ向かってテープ全てを装着していってください。
差し込んだら…

しっかりと手のひらで叩き込む

ウェザーストリップモールを車外側から見てみると、シッカリ奥まで入っているかの判断がつきます。

画像のようにベロ(ひだ)が付いている場合はめくって確認します。

↓ 隙間があるので、モールが奥まで入っておらずダメです。モールがシッカリ奥まで入っていれば隙間はありません。

5-3.長いテープにつなげて、短いホールドテープを取り付ける
※以下の画像は違う車種のものですが、行う作業内容と手順は同じです。
長いテープの下端に、短いテープの端を5ミリほど重ねてから、


重ねた部分を「爪付きクリップ」で固定します。


短いテープの中間あたりも「爪付きクリップ」で固定します

ボディー側アンカーに5ミリほど重なるようにカットし…


重ねた付近を「爪付きクリップ」で固定します

5-4.ウェザーストリップモールをハンマーで打ち込む
ウェザーストリップモールの上から ハンマーで 奥いっぱいまで打ちこみます。この作業が大事です。
軽い力で奥まで打ち込めるのですが、一部でも打ち込みが甘いと、ウェザーストリップモールが浮き上がっていることで バックドアの閉まりが悪くなってしまいます。
しっかりと打ち込まれているかの判断は、目視では難しいので 打ち込んでいるときに出る音や、感触で判断します。
★鈍い音・柔らかな感触 → 高い音・硬い感触 になっていればOKです

アイズ-ブロッカーを装着後「バックドアの閉まりが固くなった」感じがする場合には上記のウェザーストリップモールの浮き上がりを再度確認してください。
※特に上側あたりに浮き上がりがあると 閉まり具合への影響が大きいですので、上側は入念にチェックしてください。
6. タープ布を取り付ける
=================================
養生時間を経過させてください。
ホールドテープを装着後、1時間以上、できれば3時間ほど養生時間が経過していることを確認してください。その間に バックドア側に貼ったテープの接着力が増し、本来の性能の80%ほどの接着力になります。
夏場の晴れた日の作業でしたら、テープを貼って シッカリと加圧ができていれば 1時間後には大丈夫な接着強度になっていたりしますが、できるだけ上記の養生時間を経てから タープ布を装着してください。特に寒冷時や雨の日の作業では 十分な養生時間を経過させてください。
=================================
6-1.タープ布の判別
タープ布の車外側になる面には撥水加工処理を行っていますので、以下の方法で車外側を判別し、間違えないように装着してください。
▼タープ布の 運転席側/助手席側 の判別方法▼
運転席側の車内側だけに緑色のAizuのタグがついています。

▼装着時の目印▼
左右のタープ布とも、車内側になる面には薄茶色の面ファスナーが付いています。
これがバックドアの上部(首元)へ来るように装着してください。
(装着終了後は取り外してください)

6-2.ショックコードの接合
タープ布の「袖口(上側)」と「足元(下側)」から出ているショックコードの端部に付いているフックをバックドア側アンカーとボディー側アンカーのそれぞれに接合します。
▼ボディー側アンカーへ▼
アンカーから出ている紐をループ状に広げておき、接合します。接合後はフックの開きを閉じ、タグを取り外してください。先の細いプライヤーで作業するとつなげやすいです。


▼バックドア側アンカーへ▼
貼り付けタイプの場合、さきほどの反対側から出ているフックを、バックドア側アンカーのループにつなげてからフックの開きを閉じてください。


磁石タイプの場合、さきほどの反対側から出ているフックを、リップ(薄い板)の穴につなげてからフックの開きを閉じてください。


ショックコードを接合し終えバックドアを全開にすると、このような状態になり ます。

6-3.タープ布の接合
タープ布をホールドテープに接合していきます。①~⑩の順に取り付けを行ってください。
▼まず①~⑤です▼

①.アンカー側端部(袖口)を接合します。
端部から15cmほど接合します。
↓貼り付けタイプのアンカーでの図です

タープ布の先端をアンカーで巻き込むようにくっつけるとホールド力が増します。

↓磁石タイプのアンカーの図です

②.反対側の端部(首元)を接合します。
15cmほど接合します。タープ布は伸縮性の高い生地ですので1.2倍ほどに伸びます。
強く引き伸ばしていただいても大丈夫です。

③.次に真ん中あたりを接合します。
5cmほど接合します。この時点では仮装着ですので、軽く付いている程度でOKです。

残りの④と⑤の辺りを、シワが無いように接合します。
▼次に⑥~⑩です▼

⑥.ボディー側の端部(首元)を接合します。
15cmほど接合します。
バックドア側と同様に、生地を引き伸ばして接合します。
その際に、首元ありのタープ布に張り感が出るように、なおかつあまり張りすぎない程度に接合してください。
ホールドテープの終端部とタープ布の終端部は、一致しません。テープの方が少し(1~2cm)余り気味になるはずです。余ったテープはのちほど切り取れますし、そのまま残しても問題ありません。

この辺りに適度な張り感

↑※この部分の張りが強すぎますと、バックドアを引き下げる力が強く働き ドアが全開位置に保持しずらくなります。張りが強すぎる場合には、上側方向に装着位置をずらしていく(ボディ側とバックドア側との距離を縮める)ことで 張り具合を 弱めることができます。
⑦.下側端部(足元)を接合します。
端部から15cmほど接合します。

⑧.次に真ん中あたりを接合します。
5cmほど接合します。
この時点では仮装着ですので、軽く付いている程度でOKです。

残りの⑨と⑩の辺りを、シワが無いように接合します。
※もしこの時点でシワが無くキレイに張れていれば、次の「手順7-1」は飛ばしてもらっても構いません※
7. 貼り具合を調整します
7-1.タープ布の調整
装着シワが出ないようにするコツとしては、生地の一部分だけに たるみが出ないように タープ布の接合部全体にわたって、 同じような引っ張り加減にすることです。
シワっ気が 残るようでしたら、何度も 剥がしては接合を繰り返して 貼り直してみてください。

テープ接合を剥がすには、タープ布の内側と外側の両方から 行うとやりやすいです。


おおむね シワが取れました。


7-2.タープ布を強く接合する
具合よく張っている状態が確認できたら、タープ布とバックドア側、タープ布とボディー側の 各ホールドテープとの接合部を しっかりと押さえて、接合を強くします


7-3.はみ出しているテープの処理
もし 上側端部のホールドテープが余っているようでしたら、ハサミで切り取って整えて下さい。なお、切らなくても機能的には問題ありません。
↓バックドア側(まっすぐ切ります)

↓ボディー側(角の部分は丸く切っておくと安全です)

8. バックドアの閉まり具合をご確認ください
バックドアを閉めてみてください。
閉まり具合が 装着前よりも固く感じるようでしたら、5-4 の「ウェザーストリップモールの浮き上がり」を 再度 確認してください。
パッと見では浮き上がりがないように見えても、ハンマーでたたいてみると 鈍い音がする場合もあります。
特に上部はわずかな浮きでも閉まり具合に影響します。(下部はさほどの影響はありません)

タープ布が はさまれないか を ご確認ください。
バックドアを勢いよく閉めようとすると、車内の空気が車外側へと流される際にタープ布も外側に出されてしまい、タープ布がドアに挟まれやすくなります。特に、バックドアに網戸を装着していたり、キャンピング架装車などで 後端部に収納棚等が装備されていたりすると、車内空気を排出する為のダクトの通気量が少なくなっている(あるいはなくなっている)ことで その作用が出やすいです。バックドアをゆっくり閉めるようにしてみてください。あるいは 少しご面倒ですが、スライドドアや小窓等を開けた状態でバックドアを閉めると、空気の逃げ道ができることでタープ布が挟まれにくいだけでなく、バックドアの閉まり具合が劇的に軽くなります。ぜひ お試しください。


バックドアが元通りの全開状態になるかどうかを、ご確認ください。
・バックドアダンパーが経年劣化で反力が弱まっていると、アイズ-ブロッカーを装着されたことで、ドアが全開しなくなる場合もありますし、もし「強化ダンパー」などに交換されていると、ドアの開口具合が純正状態よりも、より開く仕様になっている場合もあります。
・バックドアを開けた後端の高さが、純正状態よりも10cmほどの高さまでは、タープ布は追随できるようになっていますが、張りが強すぎる部分があると、全開にならなかったり、ウェザーストリップモールが引き出される場合があります。
★タープ布に、張りすぎ感があるようでしたら、タープ布の上部付近を上側方向に移動させてみて下さい。
取り付け方法のご案内は、以上となります。
============================
■バックドア側のホールドテープは 最下部の曲線部が一番 剥がれようとする力が働きます。 「この部分だけが剥がれてしまった・・・」場合には、剥がれた部分だけを貼り直すことで補修ができます。20cm+20cm(合計40cm)の長さのホールドテープ と、下地処理用のプライマーを、補修用品として用意しています。
他にも、各種補修部品を下記ページにて ご購入いただけます。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/abdetail/654
============================
■そのほかの ご使用上のご注意につきましては こちら をご確認ください。
============================
最後になりますが、
ご使用上で 気になることが ございましたら ご報告いただけますと
今後の改良などへと つなげることができて、ありがたく存じます。
弊社レビュー投稿ページはコチラにあります。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/reviewlist
どうぞ よろしくお願いいたします。
株式会社 アイズ
アイズ-ブロッカー 開発・製作担当者 一同
TEL 053-422-7608
FAX 053-422-7178
info@aizu-rv.co.jp
============================
アイズ-ブロッカーは、 特許取得済です(特許第6862023)
また、上記説明書の営利目的利用はご遠慮下さい。(©aizu2021)
よろしくお願いいたします。
(特許第6862023)
2023年6月15日以降に出荷した製品の装着方法となります。
2023年8月18日以降に出荷した製品から、バックドア側アンカーが磁石タイプに変更されています。取り付け位置は従来の「バックドアアンカー(貼り付けタイプ)」と同じです。
===================
【必要工具類】

①:テッシュ
②:ハサミ
③:メジャー
④:ハンマーの類(フツーのトンカチでokです)
⑤:パーツクリーナーの類(脱脂処理に使用します。ベンジンなどの石油系溶剤がお勧めです。シンナーなどの溶剤は塗装面を痛めます)
⑥:ドライヤー(寒冷時や多湿の場合に使用)
※先の細いプライヤーやペンチの類
※水性ペン
※踏み台
があると便利です。
===================
【商品内容】を ご確認ください。

①:アイズ-ブロッカー本体タープ布:左右2枚(ショックコード付き)
※運転席側のタープ布には、緑色の「Aizuのタグ」が縫い付けています。助手席側にはタグはありません。
②:バックドア側ホールドテープ:2本
③:脱脂確認用 ためし貼りテープ:2枚
④:バックドア側アンカー(T字形の部材):2個
↓2023年8月18日以降に付属のバックドア側アンカー(磁石タイプ)

⑤:バックドア側ホールドテープ用プライマー液:1 個+シート:1 袋 (最新仕様は袋無し)
⑥:ボディー側ホールドテープ
長いテープ:2本(ボディー上側に使用)
短いテープ:2本(ボディー下側に使用・切り込み付き)
⑦:ボディー側ホールドテープ固定用 爪付きクリップ:10個
⑧:ボディー側アンカー
紐付きの短いテープ状のもの:2個 + 爪付きクリップ 小2個付き
以上、8点です
===================
【各部の名称】です。

↑2023年8月18日以降は図右上が、②:バックドア側アンカー(磁石タイプ)に変更されています。
【作業時間】
作業自体は約1時間ほどですが、粘着材貼付け後に最低1時間(できれば3時間)以上、養生時間をおいてください。
【作業環境について】
粘着材貼付け作業には、気温が20℃以上、乾燥した状況下が望ましいです。寒冷時や雨天等の多湿時等は、ドライヤー(家庭用のものでOKです)を使用しながら作業をしてください。
気温が15℃以下の気温下では、十分な貼り付け強度が実現しない可能性があります。
家庭用のヘアードライヤーでOKですので、粘着面と貼り付け面との両方を40℃くらいに温めながらの作業をお勧めします。ヘアードライヤーなどが使えない作業環境の場合には、 車のリヤヒーターを稼働させてバックドアの貼り付け面をできるだけ温めておき、テープ自体も温めた状態にしておいてからの貼り付け作業が よろしいかと存じます。
【装着作業の流れ】
■1.バックドアの脱脂(コーティング剤の磨き落とし処理が必要な場合もあります)と プライマー塗布を行う

■2.バックドアにアンカー(T字形の部材)とホールドテープを貼り付ける※2023年8月18日以降は磁石タイプ

■3.ボディーにアンカーとホールドテープを装着する。

※次のタープ布を取り付ける前に、最低1時間(できれば3時間)以上、養生時間をおいてください。養生中に粘着材の接着力が増します。
■4.タープ布を取り付ける。

■5.タープ布の貼り具合を調整して、ドアの閉まり具合を確認する。
このブログや取付け説明書を、最後までお読みいただいたうえで作業を開始してください。
以下、取り付けの詳細手順です。
==========================
重要!!
▼作業時の温度・湿度について
気温が20℃以上あり、乾燥した状況下での作業が望ましいです。
寒冷時や多湿時等は、ドライヤー(家庭用のものでOKです)を使用してください。
↓↓
ドライヤーを使い、貼り付ける箇所とテープの粘着面を温めながら(50℃程度)貼り付けることで、強力に貼り付けることができます。
雨天時はどうしても、貼り付け面が湿ってしまいます。ドライヤーを使用できない場合は、晴れた日に作業を行ってください。
寒冷時にドライヤーをお使いになれない環境の場合には、バックドアを閉めた状態で車のヒーターを稼働させて、バックドアの表面温度が、できれば20℃以上になっている状態にしてから 作業されることをお勧めします。
▼使用している粘着テープについて
バックドア側アンカーとホールドテープの粘着材は、高性能な粘着テープですが、その性能を発揮させるには、
・接着する面へのしっかりとした脱脂
・十分な加圧(5kgf/㎠) → 強い指圧をするくらいの押し付け力
・十分な養生時間
が必要です。
スリーエムジャパン株式会社様が公開している
「3M VHB 接着マニュアル」
をできればご一読ください。
気温が20℃以上あり、乾燥した状況下での作業が望ましいです。
寒冷時や多湿時等は、ドライヤー(家庭用のものでOKです)を使用してください。
↓↓
ドライヤーを使い、貼り付ける箇所とテープの粘着面を温めながら(50℃程度)貼り付けることで、強力に貼り付けることができます。
雨天時はどうしても、貼り付け面が湿ってしまいます。ドライヤーを使用できない場合は、晴れた日に作業を行ってください。
寒冷時にドライヤーをお使いになれない環境の場合には、バックドアを閉めた状態で車のヒーターを稼働させて、バックドアの表面温度が、できれば20℃以上になっている状態にしてから 作業されることをお勧めします。
▼使用している粘着テープについて
バックドア側アンカーとホールドテープの粘着材は、高性能な粘着テープですが、その性能を発揮させるには、
・接着する面へのしっかりとした脱脂
・十分な加圧(5kgf/㎠) → 強い指圧をするくらいの押し付け力
・十分な養生時間
が必要です。
スリーエムジャパン株式会社様が公開している
「3M VHB 接着マニュアル」
をできればご一読ください。
1.バックドアのアンカーやホールドテープの貼り付ける面をしっかりと脱脂処理する
ウェザーストリップモールがバックドア側に当たる部分の内側にテープとアンカーを貼り付けますので、それらを貼り付ける場所の周辺を広めにしっかりと脱脂処理してください。
(ウェザーストリップモールについては、上で記載した【各部名称】や 4-1.ウェザーストリップモールの取り外し を参照ください)
脱脂処理する場所は下画像の赤で記したあたりです。



1-1.脱脂処理をする
貼り付ける部分に、カーワックスの成分などが残っていると、粘着材はしっかりと貼りつきません。パーツクリーナーやベンジンなどを使って、しっかりと脱脂処理してください。
バックドアの左右とも脱脂処理をしてください。
脱脂作業のコツ
※ パーツクリーナーなどで濡らしながら、ティッシュで ”磨くイメージ” で拭く。
(1枚の布で前端だけ溶剤を含ませ、後半分は乾いた状態で、一方向に拭くのは良い方法です。)
※ 拭き取り方は一方向とし、往復や丸く拭かない。
※ 拭き取る紙や布は汚れの無い物を使用し、常に新しい面で拭う拭う。(汚れた面で拭くと、汚れをただのばしているだけになってしまします。)
(1枚の布で前端だけ溶剤を含ませ、後半分は乾いた状態で、一方向に拭くのは良い方法です。)
※ 拭き取り方は一方向とし、往復や丸く拭かない。
※ 拭き取る紙や布は汚れの無い物を使用し、常に新しい面で拭う拭う。(汚れた面で拭くと、汚れをただのばしているだけになってしまします。)
ご注意下さい
ボディコーティングがされている場合
ボディコーティングされていると、上述の脱脂処理では不十分で、粘着材がしっかりと貼り付きません。コーティング被膜を研摩材で磨き落とすなどの作業が必要となります。 また、最近の洗車用シャンプーの中には、ワックス成分やコーティング成分が配合されていて、汚れを落とすのと同時にボディに艶を出してくれる製品があります。ワックス成分やコーティング成分が残っておりますと、しっかりとテープが貼り付きません。貼り付け面を確実に下処理するために、コンパウンド(ノンシリコンタイプがお勧めです)や1200~1500番くらいの耐水ペーパーや研磨スポンジで磨き落とします(キッチンなどで使うメラニンスポンジでも研磨できます)。貼り付け面だけを磨き落とせるように、貼り付け面以外の箇所をマスキング処理をしてから磨き作業をされることをお勧めします。
下画像では ガムテープでマスキングをしておいて、研磨スポンジ(3M マイクロファイン)で 貼り付け面を 軽く磨いています。

各種のクリーナーを使って作業する場合
ガラスクリーナーやプラスチッククリーナーなどには、汚れを落とす成分の他に、汚れが再度付着することを防止する成分が含まれている場合が多いです。この汚れ付着防止成分(シリコンやワックス等)が表面に残っていると粘着材がしっかりと貼り付いてくれません。また 汚れ付着防止成分(シリコンやワックスなど)が残っている部分に一度貼り付けてしまいますと、汚れ付着防止成分が粘着材側にも移行しますので、再使用することができません。新しい粘着テープを使う必要があります。各種のクリーナーなどを使って作業をされた場合には 汚れ付着防止成分が表面に残らないよう、クリーナーを使用後に入念な脱脂処理してください。
ボディコーティングされていると、上述の脱脂処理では不十分で、粘着材がしっかりと貼り付きません。コーティング被膜を研摩材で磨き落とすなどの作業が必要となります。 また、最近の洗車用シャンプーの中には、ワックス成分やコーティング成分が配合されていて、汚れを落とすのと同時にボディに艶を出してくれる製品があります。ワックス成分やコーティング成分が残っておりますと、しっかりとテープが貼り付きません。貼り付け面を確実に下処理するために、コンパウンド(ノンシリコンタイプがお勧めです)や1200~1500番くらいの耐水ペーパーや研磨スポンジで磨き落とします(キッチンなどで使うメラニンスポンジでも研磨できます)。貼り付け面だけを磨き落とせるように、貼り付け面以外の箇所をマスキング処理をしてから磨き作業をされることをお勧めします。
下画像では ガムテープでマスキングをしておいて、研磨スポンジ(3M マイクロファイン)で 貼り付け面を 軽く磨いています。

各種のクリーナーを使って作業する場合
ガラスクリーナーやプラスチッククリーナーなどには、汚れを落とす成分の他に、汚れが再度付着することを防止する成分が含まれている場合が多いです。この汚れ付着防止成分(シリコンやワックス等)が表面に残っていると粘着材がしっかりと貼り付いてくれません。また 汚れ付着防止成分(シリコンやワックスなど)が残っている部分に一度貼り付けてしまいますと、汚れ付着防止成分が粘着材側にも移行しますので、再使用することができません。新しい粘着テープを使う必要があります。各種のクリーナーなどを使って作業をされた場合には 汚れ付着防止成分が表面に残らないよう、クリーナーを使用後に入念な脱脂処理してください。
1-2.脱脂状態を確認する
脱脂作業が終りましたら、ホールドテープを貼る前に脱脂が十分にできているかの確認をしてください。脱脂作業をした箇所に、テストピース(小さな試し貼りテープ)を貼ってみてください。
▼貼った上から強く指圧をするくらいの力で数秒間加圧してください。
5分ほど経過させたのち剥がそうとしてみてください。
▼ガムテープを貼ったときのように、剥がすのに抵抗感があるようでしたらOKです。
▼さほどの抵抗感なく剥がれてくるようですと、脱脂が十分にできていませんので、再度脱脂作業を行ってください。
2. 貼り付け面にプライマー処理をする
貼り付け部周辺に付属のプライマーを必ず塗ってください。
プライマーによる下地処理をすることで、テープをより強固に接着させることができます。
下画像の車は別車種ですが、作業内容は同じです。ご了承ください。
小さく折りたたんだ(3~4cm四方)テッシュに、小瓶に入っているプライマー液を浸み込ませながら、

脱脂済みの貼り付け面を拭くようにして プライマー液を塗布します。

プライマー液を こぼさないようにご注意ください。


続けて反対側(助手席側)にもプライマーを塗ってください。10分ほど乾燥させたのちに次の「手順3」へ進んでください。

3.バックドア側アンカーとバックドア側ホールドテープを貼り付ける
作業の前準備として、テープやアンカーを貼り付ける位置を今一度ご確認ください。
テープの貼り直しはできませんのでご注意ください。

↓2023年8月18日以降はアンカー形状が丸(磁石タイプ)

3-1.バックドア側アンカーを貼り付ける
まず、バックドア下部に、バックドア側アンカーを貼り付けます。アンカーの貼り付け強度はとても重要です。
この部分だけでもドライヤーで、貼り付け面と粘着材の両方を十分に暖めながら貼り付けるようにしてください。
【貼り付けタイプのアンカー】
貼り付け位置は、下の図を参考にしてください。位置は厳密でなくとも、おおむね画像と同じような位置でかまいません。
下画像は全て運転席側です。助手席側も同様に貼ってください。
下画像の「× 印」をつけたあたりを向く角度にアンカーを傾けて貼ります。


真ん中にある、フックを引っ掛けるためのループが車内側になるようにします。

貼り付けた後で、空気を抜くようにシッカリと圧着させてください。指圧をするイメージです。

【磁石タイプのアンカー】
貼り付け位置は、下の図を参考にしてください。位置は厳密でなくとも、おおむね画像と同じような位置でかまいません。
下画像は全て運転席側です。助手席側も同様に貼ってください。



失敗してしまった場合の対処方法(貼り付けタイプ)
貼り付け後、数秒~数十秒経過すると まともには剥がせません。
※貼り直しをする場合、貼り付けたテープは とても強力に接着されていて剥がしとるにも大変ですが、石油系溶剤を用いると剥がしやすいです。下記blogを参考にしてください。
https://aizurv2.hamazo.tv/e9665705.html
※補修用部材を用意しています。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/abdetail/654
※なお、アンカーを貼り付ける方法に代えて、鉄板にビス止めする方法もあります。タープ布を接合後に ビス止めをしている画像です。


ドリルビスを充電ドライバーで取り付けます。 ドリルビス(ドリルネジ、ピアスビス)は、100均でも販売されていたりもします。ビスはステンレス製に替えた方がベターです。
(引用元)
https://ruru-syu.com/daiso-screw
⑮ドリルネジセット
※貼り直しをする場合、貼り付けたテープは とても強力に接着されていて剥がしとるにも大変ですが、石油系溶剤を用いると剥がしやすいです。下記blogを参考にしてください。
https://aizurv2.hamazo.tv/e9665705.html
※補修用部材を用意しています。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/abdetail/654
※なお、アンカーを貼り付ける方法に代えて、鉄板にビス止めする方法もあります。タープ布を接合後に ビス止めをしている画像です。
ドリルビスを充電ドライバーで取り付けます。 ドリルビス(ドリルネジ、ピアスビス)は、100均でも販売されていたりもします。ビスはステンレス製に替えた方がベターです。
(引用元)
https://ruru-syu.com/daiso-screw
⑮ドリルネジセット
失敗してしまった場合の対処方法(磁石タイプ)
※蛇足ながら…
鉄板にアンカーをビス止めする方法もあります。
磁石真ん中の黒色部品を外すとクリップ金具が外せますので、ビス止めができます。

鉄板にアンカーをビス止めする方法もあります。
磁石真ん中の黒色部品を外すとクリップ金具が外せますので、ビス止めができます。

3-2.バックドア側ホールドテープを貼り付ける
テープは、ウェザーストリップモールがバックドア側に当たる部分の内側に貼り付けます。※手順1をご参照下さい。
テープも貼り直しはできません、ほぼ一発勝負ですので貼り付け作業の前準備として、テープを貼り付ける位置を 今一度確認したうえで貼り始めてください。
貼り付けてから、数秒経過すると まともには剥がせませんので ご注意ください もし、貼り直しをせざるを得ない場合には、元の粘着材は、使えない状態になっているかと思います。その場合は、いったん使えない状態部分の粘着材をはがし取っていただき(石油系溶剤を用いると剥がしやすいです)市販の両面テープ(高耐熱仕様のテープが少量で販売されています)を貼り直してから、再度貼り付けていただくか、弊社ホームページで販売中の補修用のテープをお使いください。https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/abdetail/654
作業のポイント
寒い日や、雨の日には ドライヤーを使いながらの作業をお勧めします。貼り付け面と粘着材の両方を温めながら(40~50℃)貼り付けていきます。


ホールドテープは、バックドア側アンカーのすぐそばから貼り始めます。曲線部分はシワ(ひだ)になっても問題ありません。(テープの上にタープ布が接合されるのでシワは隠れます)
貼り付けタイプのアンカーの場合、テープの貼り始めは、3-1 で貼りつけたアンカーの 車内側の方(下イラスト・画像を参照ください)に続けて貼っていきます。
※アンカーとホールドテープの端が、ピッタリくっついてなくても構いません
※図のアンカーは貼り付けタイプのものです

貼り付けタイプのアンカーの場合、テープの貼りはじめ位置にご注意ください↓

プレスラインの内側に沿って貼り進めていきます

テープの長さ分、全部を貼ってください。あとから 余った部分をハサミで切り落とすこともできます。なお、切らずにそのまま残しても機能的には問題ありません。

貼り終えた全体図です↓

3-3 十分に加圧する
上から しっかりとテープを押し付けてください。
「貼り付けたテープが剥がれてきてしまった・・・」 の原因には、この加圧が 不十分だった ことによる場合が 少なくありません。業者さんでも、「貼り付けて おしまい」 にしてしまう場合もあります・・・粘着テープは「感圧接着剤」とも呼ばれていて、圧力を加えないと 十分な接着力(粘着力)を発揮しません。高性能なテープほど しっかりと圧力を加える必要があります。テープの上から 1㎝ごとに 指圧をするつもりで加圧していってください。特に アンカーと、ホールドテープの一番下側のアンカー付近と、一番上側の端部付近は、入念に押し付けてください。


繰り返しになりますが、「テープを単に貼っただけでは、剥がれてきてしまいます。しっかりと押し付けてください」
4.ボディー側アンカーを取り付ける

4-1.ウェザーストリップモールの取り外し
まず、ウェザーストリップモールを後方に引き出して外します。

下部はこの辺りから

上部はこの辺りまで外しておきます。

4-2.取り付け位置の確認
次に、車体中央を基準にボディー側アンカーを取り付けますので位置を確認してください。ドアロック金具の中央から、爪付きクリップの内側までが57cmあたりの位置に取り付けます。


4-3.アンカーの打ち込み
※画像は違う車種のものですが、行う作業内容と手順は同じです。
ループ紐の付いた短いテープを、爪付きクリップを使って鉄板に固定します。テープの端と鉄板の端を合わせるようにします。

先に、テープを爪付きクリップに差し込んでから
この時アンカーの端を、車外側へ5ミリほどはみ出させて固定してください↓

ハンマーを使って奥までしっかりと打ち込みます。引っ張っても抜けてこなければOKです。

5. ボディー側ホールドテープを装着する
まず動画をご覧いただき、装着イメージをつかんでください。
下の動画では、キャンピング架装されている車に、付属の「爪付きクリップ」を利用ながら、ホールドテープと網戸も一緒に装着しています。ホールドテープだけを装着する場合にありましても、付属の「爪付きクリップ」を利用することで、確実な装着ができます。
その1、
その2、下側付近は、引き出されようとする力がより強く働きます。「爪付きクリップ」を細かく打ち込んで、入念に固定しています
その3 市販されている、網戸のファスナーを開閉する際に、網戸の下部が モールから抜け出さないように「爪付きクリップ」で補強しています。
動画内で使っている「爪付きアンカー」は、製品に10個 付属させています。追加でお求めいただくこともできます。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/mssupport
↑
アイズ-ブロッカーのタブをクリックし、表示されたメーカー一覧から車種をご選択ください
作業前に ウェザーストリップの鉄芯の状態を確認してください。
CHECK!
ウェザーストリップの鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)場合は(布地を内張りしているキャンピングカーや、バックドアに網戸を付けている車などに 多く見受けられます)
手で鉄芯を閉じて、溝に隙間がない状態にしてから、ボディ側ホールドテープを差し込んでください。鉄芯(溝)が開いたままだと、ウェザーストリップモールが外れやすいです。
特に、ボディー側アンカー付近は、ウェザーストリップモールが外れる方向に力が、他の部位よりも加わりますので、しっかりと鉄芯が閉じている状態(溝の隙間がない状態)で 元通りに戻し入れてください。
◎ 鉄芯が閉じている(溝の隙間がない状態)

✖ 鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)

鉄芯を手で閉じて、溝に隙間がない状態にしてから 装着してください。

なお、布地を内張りしているキャンピングカーなどでは、鉄芯(溝)を閉じた状態で、戻し入れるのが困難だったりします。その場合には、鉄芯(溝)を開いた状態で ホールドテープを差し入れながら ウェザーストリップモールをボディ側に元通りに戻し入れ、戻し入れた後から、プライヤーなどを使って しっかりと鉄芯を締めて、ウェザーストリップモールが抜けてこないようにします。
手で鉄芯を閉じて、溝に隙間がない状態にしてから、ボディ側ホールドテープを差し込んでください。鉄芯(溝)が開いたままだと、ウェザーストリップモールが外れやすいです。
特に、ボディー側アンカー付近は、ウェザーストリップモールが外れる方向に力が、他の部位よりも加わりますので、しっかりと鉄芯が閉じている状態(溝の隙間がない状態)で 元通りに戻し入れてください。
◎ 鉄芯が閉じている(溝の隙間がない状態)

✖ 鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)

鉄芯を手で閉じて、溝に隙間がない状態にしてから 装着してください。

なお、布地を内張りしているキャンピングカーなどでは、鉄芯(溝)を閉じた状態で、戻し入れるのが困難だったりします。その場合には、鉄芯(溝)を開いた状態で ホールドテープを差し入れながら ウェザーストリップモールをボディ側に元通りに戻し入れ、戻し入れた後から、プライヤーなどを使って しっかりと鉄芯を締めて、ウェザーストリップモールが抜けてこないようにします。
それでは、ボディ側ホールドテープを装着していきます。テープは長さが異なる2種類のテープが付属されています。
5-1.長いホールドテープを取り付ける起点を決める
まず長いテープから装着を行います。装着は装着は、上側曲線部の中央付近から装着し始めます。厳密でなくても、おおよそで大丈夫です。

テープの装着始点部分に 「爪付きクリップ」を 打ち込んで固定します。

5-2.下側に向かってホールドテープを装着していく
■ 装着要領■
①ウェザーストリップモールの溝にボディー側ホールドテープの幅の狭いほうを差し込みます。

②テープを差し込んだ状態のまま、元通りにボディーの鉄板へ はめ込みます。

この作業をすこしずつ繰り返して装着していきます。
※所々に、テープの装着始点部分で使った 「爪付きクリップ」を 打ち込んで固定することで、テープがズレるのを防いで装着がしやすくなります。
上の動画でも使っていますので ご確認ください。
お間違いのないように注意
※注意1:テープはV字に折ってあり、折り幅の狭い方をウェザーストリップモールの溝に差し込みます
※注意2:テープを差し込む場所を間違えないように気を付けてください ↓

※注意2:テープを差し込む場所を間違えないように気を付けてください ↓

下側へ向かってテープ全てを装着していってください。
差し込んだら…

しっかりと手のひらで叩き込む

ウェザーストリップモールを車外側から見てみると、シッカリ奥まで入っているかの判断がつきます。

画像のようにベロ(ひだ)が付いている場合はめくって確認します。

↓ 隙間があるので、モールが奥まで入っておらずダメです。モールがシッカリ奥まで入っていれば隙間はありません。

5-3.長いテープにつなげて、短いホールドテープを取り付ける
※以下の画像は違う車種のものですが、行う作業内容と手順は同じです。
長いテープの下端に、短いテープの端を5ミリほど重ねてから、


重ねた部分を「爪付きクリップ」で固定します。


短いテープの中間あたりも「爪付きクリップ」で固定します

ボディー側アンカーに5ミリほど重なるようにカットし…


重ねた付近を「爪付きクリップ」で固定します

5-4.ウェザーストリップモールをハンマーで打ち込む
ウェザーストリップモールの上から ハンマーで 奥いっぱいまで打ちこみます。この作業が大事です。
軽い力で奥まで打ち込めるのですが、一部でも打ち込みが甘いと、ウェザーストリップモールが浮き上がっていることで バックドアの閉まりが悪くなってしまいます。
しっかりと打ち込まれているかの判断は、目視では難しいので 打ち込んでいるときに出る音や、感触で判断します。
★鈍い音・柔らかな感触 → 高い音・硬い感触 になっていればOKです
アイズ-ブロッカーを装着後「バックドアの閉まりが固くなった」感じがする場合には上記のウェザーストリップモールの浮き上がりを再度確認してください。
※特に上側あたりに浮き上がりがあると 閉まり具合への影響が大きいですので、上側は入念にチェックしてください。
6. タープ布を取り付ける
=================================
養生時間を経過させてください。
ホールドテープを装着後、1時間以上、できれば3時間ほど養生時間が経過していることを確認してください。その間に バックドア側に貼ったテープの接着力が増し、本来の性能の80%ほどの接着力になります。
夏場の晴れた日の作業でしたら、テープを貼って シッカリと加圧ができていれば 1時間後には大丈夫な接着強度になっていたりしますが、できるだけ上記の養生時間を経てから タープ布を装着してください。特に寒冷時や雨の日の作業では 十分な養生時間を経過させてください。
=================================
6-1.タープ布の判別
タープ布の車外側になる面には撥水加工処理を行っていますので、以下の方法で車外側を判別し、間違えないように装着してください。
▼タープ布の 運転席側/助手席側 の判別方法▼
運転席側の車内側だけに緑色のAizuのタグがついています。

▼装着時の目印▼
左右のタープ布とも、車内側になる面には薄茶色の面ファスナーが付いています。
これがバックドアの上部(首元)へ来るように装着してください。
(装着終了後は取り外してください)

6-2.ショックコードの接合
タープ布の「袖口(上側)」と「足元(下側)」から出ているショックコードの端部に付いているフックをバックドア側アンカーとボディー側アンカーのそれぞれに接合します。
▼ボディー側アンカーへ▼
アンカーから出ている紐をループ状に広げておき、接合します。接合後はフックの開きを閉じ、タグを取り外してください。先の細いプライヤーで作業するとつなげやすいです。


▼バックドア側アンカーへ▼
貼り付けタイプの場合、さきほどの反対側から出ているフックを、バックドア側アンカーのループにつなげてからフックの開きを閉じてください。


磁石タイプの場合、さきほどの反対側から出ているフックを、リップ(薄い板)の穴につなげてからフックの開きを閉じてください。


ショックコードを接合し終えバックドアを全開にすると、このような状態になり ます。

6-3.タープ布の接合
タープ布をホールドテープに接合していきます。①~⑩の順に取り付けを行ってください。
▼まず①~⑤です▼

①.アンカー側端部(袖口)を接合します。
端部から15cmほど接合します。
↓貼り付けタイプのアンカーでの図です

タープ布の先端をアンカーで巻き込むようにくっつけるとホールド力が増します。

↓磁石タイプのアンカーの図です

②.反対側の端部(首元)を接合します。
15cmほど接合します。タープ布は伸縮性の高い生地ですので1.2倍ほどに伸びます。
強く引き伸ばしていただいても大丈夫です。

③.次に真ん中あたりを接合します。
5cmほど接合します。この時点では仮装着ですので、軽く付いている程度でOKです。

残りの④と⑤の辺りを、シワが無いように接合します。
▼次に⑥~⑩です▼

⑥.ボディー側の端部(首元)を接合します。
15cmほど接合します。
バックドア側と同様に、生地を引き伸ばして接合します。
その際に、首元ありのタープ布に張り感が出るように、なおかつあまり張りすぎない程度に接合してください。
ホールドテープの終端部とタープ布の終端部は、一致しません。テープの方が少し(1~2cm)余り気味になるはずです。余ったテープはのちほど切り取れますし、そのまま残しても問題ありません。

この辺りに適度な張り感

↑※この部分の張りが強すぎますと、バックドアを引き下げる力が強く働き ドアが全開位置に保持しずらくなります。張りが強すぎる場合には、上側方向に装着位置をずらしていく(ボディ側とバックドア側との距離を縮める)ことで 張り具合を 弱めることができます。
⑦.下側端部(足元)を接合します。
端部から15cmほど接合します。

⑧.次に真ん中あたりを接合します。
5cmほど接合します。
この時点では仮装着ですので、軽く付いている程度でOKです。

残りの⑨と⑩の辺りを、シワが無いように接合します。
※もしこの時点でシワが無くキレイに張れていれば、次の「手順7-1」は飛ばしてもらっても構いません※
7. 貼り具合を調整します
7-1.タープ布の調整
装着シワが出ないようにするコツとしては、生地の一部分だけに たるみが出ないように タープ布の接合部全体にわたって、 同じような引っ張り加減にすることです。
シワっ気が 残るようでしたら、何度も 剥がしては接合を繰り返して 貼り直してみてください。
テープ接合を剥がすには、タープ布の内側と外側の両方から 行うとやりやすいです。
おおむね シワが取れました。

7-2.タープ布を強く接合する
具合よく張っている状態が確認できたら、タープ布とバックドア側、タープ布とボディー側の 各ホールドテープとの接合部を しっかりと押さえて、接合を強くします


7-3.はみ出しているテープの処理
もし 上側端部のホールドテープが余っているようでしたら、ハサミで切り取って整えて下さい。なお、切らなくても機能的には問題ありません。
↓バックドア側(まっすぐ切ります)

↓ボディー側(角の部分は丸く切っておくと安全です)

8. バックドアの閉まり具合をご確認ください
バックドアを閉めてみてください。
閉まり具合が 装着前よりも固く感じるようでしたら、5-4 の「ウェザーストリップモールの浮き上がり」を 再度 確認してください。
パッと見では浮き上がりがないように見えても、ハンマーでたたいてみると 鈍い音がする場合もあります。
特に上部はわずかな浮きでも閉まり具合に影響します。(下部はさほどの影響はありません)
タープ布が はさまれないか を ご確認ください。
バックドアを勢いよく閉めようとすると、車内の空気が車外側へと流される際にタープ布も外側に出されてしまい、タープ布がドアに挟まれやすくなります。特に、バックドアに網戸を装着していたり、キャンピング架装車などで 後端部に収納棚等が装備されていたりすると、車内空気を排出する為のダクトの通気量が少なくなっている(あるいはなくなっている)ことで その作用が出やすいです。バックドアをゆっくり閉めるようにしてみてください。あるいは 少しご面倒ですが、スライドドアや小窓等を開けた状態でバックドアを閉めると、空気の逃げ道ができることでタープ布が挟まれにくいだけでなく、バックドアの閉まり具合が劇的に軽くなります。ぜひ お試しください。
バックドアが元通りの全開状態になるかどうかを、ご確認ください。
・バックドアダンパーが経年劣化で反力が弱まっていると、アイズ-ブロッカーを装着されたことで、ドアが全開しなくなる場合もありますし、もし「強化ダンパー」などに交換されていると、ドアの開口具合が純正状態よりも、より開く仕様になっている場合もあります。
・バックドアを開けた後端の高さが、純正状態よりも10cmほどの高さまでは、タープ布は追随できるようになっていますが、張りが強すぎる部分があると、全開にならなかったり、ウェザーストリップモールが引き出される場合があります。
★タープ布に、張りすぎ感があるようでしたら、タープ布の上部付近を上側方向に移動させてみて下さい。
取り付け方法のご案内は、以上となります。
============================
■バックドア側のホールドテープは 最下部の曲線部が一番 剥がれようとする力が働きます。 「この部分だけが剥がれてしまった・・・」場合には、剥がれた部分だけを貼り直すことで補修ができます。20cm+20cm(合計40cm)の長さのホールドテープ と、下地処理用のプライマーを、補修用品として用意しています。
他にも、各種補修部品を下記ページにて ご購入いただけます。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/abdetail/654
============================
■そのほかの ご使用上のご注意につきましては こちら をご確認ください。
============================
最後になりますが、
ご使用上で 気になることが ございましたら ご報告いただけますと
今後の改良などへと つなげることができて、ありがたく存じます。
弊社レビュー投稿ページはコチラにあります。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/reviewlist
どうぞ よろしくお願いいたします。
株式会社 アイズ
アイズ-ブロッカー 開発・製作担当者 一同
TEL 053-422-7608
FAX 053-422-7178
info@aizu-rv.co.jp
============================
アイズ-ブロッカーは、 特許取得済です(特許第6862023)
また、上記説明書の営利目的利用はご遠慮下さい。(©aizu2021)
よろしくお願いいたします。
2023年06月16日
アトレー・ハイゼットカーゴ 他(S300系)アイズ-ブロッカー取付説明書
アトレーワゴン, ハイゼット カーゴ (S300系) アイズ-ブロッカー取付説明書
(特許第6862023)
アトレーワゴン, ハイゼット カーゴ (S300系) ハイルーフ用
2023年6月15日以降に出荷した製品の装着方法となります。
2023年8月18日以降に出荷した製品から、バックドア側アンカーが磁石タイプに変更されています。取り付け位置は従来の「バックドアアンカー(貼り付けタイプ)」と同じです。

===================
【必要工具類】

①:テッシュ
②:ハサミ
③:メジャー
④:ハンマーの類(フツーのトンカチでokです)
⑤:パーツクリーナーの類(脱脂処理に使用します。ベンジンなどの石油系溶剤がお勧めです。シンナーなどの溶剤は塗装面を痛めます)
⑥:ドライヤー(寒冷時や多湿の場合に使用)
※先の細いプライヤーやペンチの類
※水性ペン
※踏み台
があると便利です。
===================
【商品内容】を ご確認ください。

①:アイズ-ブロッカー本体タープ布:左右2枚(ショックコード付き)
※運転席側のタープ布には、緑色の「Aizuのタグ」が縫い付けています。助手席側にはタグはありません。
②:バックドア側ホールドテープ:2本
③:脱脂確認用 ためし貼りテープ:2枚
④:バックドア側アンカー(T字形の部材):2個
↓2023年8月18日以降に付属のバックドア側アンカー(磁石タイプ)
⑤:バックドア側ホールドテープ用プライマー液:1 個+シート:1 袋 (最新仕様は袋に入ったシートタイプのプライマーは無し)
⑥:ボディー側ホールドテープ
長いテープ:2本(ボディー上側に使用)
短いテープ:2本(ボディー下側に使用・切り込み付き)
⑦:ボディー側ホールドテープ固定用 爪付きクリップ:10個
⑧:ボディー側アンカー
紐付きの短いテープ状のもの:2個 + 爪付きクリップ 小2個付き
以上、8点です
===================
【各部の名称】です。

↑2023年8月18日以降は図右上が、②:バックドア側アンカー(磁石タイプ)に変更されています。
【作業時間】
作業自体は約1時間ほどですが、粘着材貼付け後に最低1時間(できれば3時間)以上、養生時間をおいてください。
【作業環境について】
粘着材貼付け作業には、気温が20℃以上、乾燥した状況下が望ましいです。寒冷時や雨天等の多湿時等は、ドライヤー(家庭用のものでOKです)を使用しながら作業をしてください。
気温が15℃以下の気温下では、十分な貼り付け強度が実現しない可能性があります。
家庭用のヘアードライヤーでOKですので、粘着面と貼り付け面との両方を40℃くらいに温めながらの作業をお勧めします。ヘアードライヤーなどが使えない作業環境の場合には、 車のリヤヒーターを稼働させてバックドアの貼り付け面をできるだけ温めておき、テープ自体も温めた状態にしておいてからの貼り付け作業が よろしいかと存じます。
【装着作業の流れ】
■1.バックドアの脱脂(コーティング剤の磨き落とし処理が必要な場合もあります)と プライマー塗布を行う

■2.バックドアにアンカー(T字形の部材)とホールドテープを貼り付ける※2023年8月18日以降は磁石タイプ

■3.ボディーにアンカーとホールドテープを装着する。

※次のタープ布を取り付ける前に、最低1時間(できれば3時間)以上、養生時間をおいてください。養生中に粘着材の接着力が増します。
■4.タープ布を取り付ける。

■5.タープ布の貼り具合を調整して、ドアの閉まり具合を確認する。
このブログや取付け説明書を、最後までお読みいただいたうえで作業を開始してください。
以下、取り付けの詳細手順です。
==========================
1.バックドアのアンカーやホールドテープの貼り付ける面をしっかりと脱脂処理する
ウェザーストリップモールがバックドア側に当たる部分の内側にテープとアンカーを貼り付けますので、それらを貼り付ける場所の周辺を広めにしっかりと脱脂処理してください。
(ウェザーストリップモールについては、上で記載した【各部名称】や 4-1.ウェザーストリップモールの取り外し を参照ください)
脱脂処理する場所は下画像の赤で記したあたりです。



1-1.脱脂処理をする
貼り付ける部分に、カーワックスの成分などが残っていると、粘着材はしっかりと貼りつきません。パーツクリーナーやベンジンなどを使って、しっかりと脱脂処理してください。
バックドアの左右とも脱脂処理をしてください。



1-2.脱脂状態を確認する
脱脂作業が終りましたら、ホールドテープを貼る前に脱脂が十分にできているかの確認をしてください。脱脂作業をした箇所に、テストピース(小さな試し貼りテープ)を貼ってみてください。
▼貼った上から強く指圧をするくらいの力で数秒間加圧してください。

5分ほど経過させたのち剥がそうとしてみてください。
▼ガムテープを貼ったときのように、剥がすのに抵抗感があるようでしたらOKです。

▼さほどの抵抗感なく剥がれてくるようですと、脱脂が十分にできていませんので、再度脱脂作業を行ってください。

2. 貼り付け面にプライマー処理をする
貼り付け部周辺に付属のプライマーを必ず塗ってください。
プライマーによる下地処理をすることで、テープをより強固に接着させることができます。
下画像の車は別の車種ですが、作業内容は同じです。ご了承ください。
小さく折りたたんだ(3~4cm四方)テッシュに、小瓶に入っているプライマー液を浸み込ませながら、塗装面を拭くようにしていただければOKです。




プライマー液は十分な量が入っていますが少量ですので こぼさないようにご注意ください。
続けて反対側(助手席側)にもプライマーを塗ってください。10分ほど乾燥させたのちに次の「手順3」へ進んでください。

3.バックドア側アンカーとバックドア側ホールドテープを貼り付ける
作業の前準備として、テープやアンカーを貼り付ける位置を今一度ご確認ください。
テープの貼り直しはできませんのでご注意ください。

↓2023年8月18日以降はアンカー形状が丸(磁石タイプ)

※画像は他車種のものです
3-1.バックドア側アンカーを貼り付ける
まず、バックドア下部に、バックドア側アンカーを貼り付けます。アンカーの貼り付け強度はとても重要です。
この部分だけでもドライヤーで、貼り付け面と粘着材の両方を十分に暖めながら貼り付けるようにしてください。
【貼り付けタイプのアンカー】
貼り付け位置は、下の図を参考にしてください。位置は厳密でなくとも、おおむね画像と同じような位置でかまいません。
下画像は全て運転席側です。助手席側も同様に貼ってください。
下画像の「× 印」をつけたあたりを向く角度にアンカーを傾けて貼ります。

真ん中にある、フックを引っ掛けるためのループが車内側になるようにします。

貼り付けた後で、空気を抜くようにシッカリと圧着させてください。指圧をするイメージです。

【磁石タイプのアンカー】
貼り付け位置は、下の図を参考にしてください。位置は厳密でなくとも、おおむね画像と同じような位置でかまいません。
下画像は全て運転席側です。助手席側も同様に貼ってください。


3-2.バックドア側ホールドテープを貼り付ける
テープは、ウェザーストリップモールがバックドア側に当たる部分の内側に貼り付けます。※手順1をご参照下さい。
テープも貼り直しはできません、ほぼ一発勝負ですので貼り付け作業の前準備として、テープを貼り付ける位置を 今一度確認したうえで貼り始めてください。
貼り付けてから、数秒経過すると まともには剥がせませんので ご注意ください もし、貼り直しをせざるを得ない場合には、元の粘着材は、使えない状態になっているかと思います。その場合は、いったん使えない状態部分の粘着材をはがし取っていただき(石油系溶剤を用いると剥がしやすいです)市販の両面テープ(高耐熱仕様のテープが少量で販売されています)を貼り直してから、再度貼り付けていただくか、弊社ホームページで販売中の補修用のテープをお使いください。https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/abdetail/168
ホールドテープは、バックドア側アンカーのすぐそばから貼り始めます。曲線部分はシワ(ひだ)になっても問題ありません。(テープの上にタープ布が接合されるのでシワは隠れます)
貼り付けタイプのアンカーの場合、テープの貼り始めは、3-1 で貼りつけたアンカーの 車内側の方(下イラスト・画像を参照ください)に続けて貼っていきます。
※アンカーとホールドテープの端が、ピッタリくっついてなくても構いません
※図のアンカーは貼り付けタイプのものです

貼り付けタイプのアンカーの場合、テープの貼りはじめ位置にご注意ください↓

プレスラインの内側に沿って貼り進めていきます

テープの長さ分、全部を貼ってください。あとから 余った部分をハサミで切り落とすこともできます。なお、切らずにそのまま残しても機能的には問題ありません。

貼り終えた全体図です↓

3-3 十分に加圧する
上から しっかりとテープを押し付けてください。
「貼り付けたテープが剥がれてきてしまった・・・」 の原因には、この加圧が 不十分だった ことによる場合が 少なくありません。業者さんでも、「貼り付けて おしまい」 にしてしまう場合もあります・・・粘着テープは「感圧接着剤」とも呼ばれていて、圧力を加えないと 十分な接着力(粘着力)を発揮しません。高性能なテープほど しっかりと圧力を加える必要があります。テープの上から 1㎝ごとに 指圧をするつもりで加圧していってください。特に アンカーと、ホールドテープの一番下側のアンカー付近と、一番上側の端部付近は、入念に押し付けてください。


繰り返しになりますが、「テープを単に貼っただけでは、剥がれてきてしまいます。しっかりと押し付けてください」


4.ボディー側アンカーを取り付ける

4-1.ウェザーストリップモールの取り外し
まず、ウェザーストリップモールを後方に引き出して外します。


下部はこの辺りから、上部はこの辺りまで外しておきます。

4-2.取り付け位置の確認
次に、車体中央を基準にボディー側アンカーを取り付けますので位置を確認してください。ドアロック金具の中央から、爪付きクリップの内側までが56cmあたりの位置に取り付けます。

4-3.アンカーの打ち込み
※画像は違う車種のものですが、行う作業内容と手順は同じです。
ループ紐の付いた短いテープを、爪付きクリップを使って鉄板に固定します。テープの端と鉄板の端を合わせるようにします。

先に、テープを爪付きクリップに差し込んでから
この時アンカーの端を、車外側へ5ミリほどはみ出させて固定してください↓

ハンマーを使って奥までしっかりと打ち込みます。引っ張っても抜けてこなければOKです。

5. ボディー側ホールドテープを装着する
まず動画をご覧いただき、装着イメージをつかんでください。
下の動画では、キャンピング架装されている車に、付属の「爪付きクリップ」を利用ながら、ホールドテープと網戸も一緒に装着しています。ホールドテープだけを装着する場合にありましても、付属の「爪付きクリップ」を利用することで、確実な装着ができます。
その1、
その2、下側付近は、引き出されようとする力がより強く働きます。「爪付きクリップ」を細かく打ち込んで、入念に固定しています
その3 市販されている、網戸のファスナーを開閉する際に、網戸の下部が モールから抜け出さないように「爪付きクリップ」で補強しています。
動画内で使っている「爪付きアンカー」は、製品に10個 付属させています。追加でお求めいただくこともできます。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/mssupport
↑
アイズ-ブロッカーのタブをクリックし、表示されたメーカー一覧から車種をご選択ください
作業前に ウェザーストリップの鉄芯の状態を確認してください。
それでは、ボディ側ホールドテープを装着していきます。テープは長さが異なる2種類のテープが付属されています。
5-1.長いホールドテープを取り付ける起点を決める
まず長いテープから装着を行います。装着は装着は、上側曲線部の中央付近から装着し始めます。厳密でなくても、おおよそで大丈夫です。

テープの装着始点部分に 「爪付きクリップ」を 打ち込んで固定します。

5-2.下側に向かってホールドテープを装着していく
■ 装着要領■
①ウェザーストリップモールの溝にボディー側ホールドテープの幅の狭いほうを差し込みます。

②テープを差し込んだ状態のまま、元通りにボディーの鉄板へ はめ込みます。

この作業をすこしずつ繰り返して装着していきます。
※所々に、テープの装着始点部分で使った 「爪付きクリップ」を 打ち込んで固定することで、テープがズレるのを防いで装着がしやすくなります。
上の動画でも使っていますので ご確認ください。
下側へ向かってテープ全てを装着していってください。
差し込んだら…

しっかりと手のひらで叩き込む

ウェザーストリップモールを車外側から見てみると、シッカリ奥まで入っているかの判断がつきます。

画像のようにベロ(ひだ)が付いている場合はめくって確認します。

↓ 隙間があるので、モールが奥まで入っておらずダメです。モールがシッカリ奥まで入っていれば隙間はありません。

5-3.長いテープにつなげて、短いホールドテープを取り付ける
※以下の画像は違う車種のものですが、行う作業内容と手順は同じです。
長いテープの下端に、短いテープの端を5ミリほど重ねてから、


重ねた部分を「爪付きクリップ」で固定します。


短いテープの中間あたりも「爪付きクリップ」で固定します

ボディー側アンカーに5ミリほど重なるようにカットし…


重ねた付近を「爪付きクリップ」で固定します

5-4.ウェザーストリップモールをハンマーで打ち込む
ウェザーストリップモールの上から ハンマーで 奥いっぱいまで打ちこみます。この作業が大事です。
軽い力で奥まで打ち込めるのですが、一部でも打ち込みが甘いと、ウェザーストリップモールが浮き上がっていることで バックドアの閉まりが悪くなってしまいます。
しっかりと打ち込まれているかの判断は、目視では難しいので 打ち込んでいるときに出る音や、感触で判断します。
★鈍い音・柔らかな感触 → 高い音・硬い感触 になっていればOKです

アイズ-ブロッカーを装着後「バックドアの閉まりが固くなった」感じがする場合には上記のウェザーストリップモールの浮き上がりを再度確認してください。
※特に上側あたりに浮き上がりがあると 閉まり具合への影響が大きいですので、上側は入念にチェックしてください。
6. タープ布を取り付ける
=================================
養生時間を経過させてください。
ホールドテープを装着後、1時間以上、できれば3時間ほど養生時間が経過していることを確認してください。その間に バックドア側に貼ったテープの接着力が増し、本来の性能の80%ほどの接着力になります。
夏場の晴れた日の作業でしたら、テープを貼って シッカリと加圧ができていれば 1時間後には大丈夫な接着強度になっていたりしますが、できるだけ上記の養生時間を経てから タープ布を装着してください。特に寒冷時や雨の日の作業では 十分な養生時間を経過させてください。
=================================
6-1.タープ布の判別
タープ布の車外側になる面には撥水加工処理を行っていますので、以下の方法で車外側を判別し、間違えないように装着してください。
▼タープ布の 運転席側/助手席側 の判別方法▼
運転席側の車内側だけに緑色のAizuのタグがついています。

▼装着時の目印▼
左右のタープ布とも、車内側になる面には薄茶色の面ファスナーが付いています。
これがバックドアの上部(首元)へ来るように装着してください。
(装着終了後は取り外してください)

6-2.ショックコードの接合
タープ布の「袖口(上側)」と「足元(下側)」から出ているショックコードの端部に付いているフックをバックドア側アンカーとボディー側アンカーのそれぞれに接合します。
▼ボディー側アンカーへ▼
アンカーから出ている紐をループ状に広げておき、接合します。接合後はフックの開きを閉じ、タグを取り外してください。先の細いプライヤーで作業するとつなげやすいです。


▼バックドア側アンカーへ▼
貼り付けタイプの場合、さきほどの反対側から出ているフックを、バックドア側アンカーのループにつなげてからフックの開きを閉じてください。


磁石タイプの場合、さきほどの反対側から出ているフックを、リップ(薄い板)の穴につなげてからフックの開きを閉じてください。


ショックコードを接合し終えバックドアを全開にすると、このような状態になり ます。

6-3.タープ布の接合
タープ布をホールドテープに接合していきます。①~⑩の順に取り付けを行ってください。
▼まず①~⑤です▼

①.アンカー側端部(袖口)を接合します。
端部から15cmほど接合します。
↓貼り付けタイプのアンカーでの図です

タープ布の先端をアンカーで巻き込むようにくっつけるとホールド力が増します。

↓磁石タイプのアンカーの図です

②.反対側の端部(首元)を接合します。
15cmほど接合します。タープ布は伸縮性の高い生地ですので1.2倍ほどに伸びます。
強く引き伸ばしていただいても大丈夫です。

③.次に真ん中あたりを接合します。
5cmほど接合します。この時点では仮装着ですので、軽く付いている程度でOKです。

残りの④と⑤の辺りを、シワが無いように接合します。
▼次に⑥~⑩です▼

⑥.ボディー側の端部(首元)を接合します。
15cmほど接合します。
バックドア側と同様に、生地を引き伸ばして接合します。
その際に、首元ありのタープ布に張り感が出るように、なおかつあまり張りすぎない程度に接合してください。
ホールドテープの終端部とタープ布の終端部は、一致しません。テープの方が少し(1~2cm)余り気味になるはずです。余ったテープはのちほど切り取れますし、そのまま残しても問題ありません。

この辺りに適度な張り感

↑※この部分の張りが強すぎますと、バックドアを引き下げる力が強く働き ドアが全開位置に保持しずらくなります。張りが強すぎる場合には、上側方向に装着位置をずらしていく(ボディ側とバックドア側との距離を縮める)ことで 張り具合を 弱めることができます。
⑦.下側端部(足元)を接合します。
端部から15cmほど接合します。

⑧.次に真ん中あたりを接合します。
5cmほど接合します。
この時点では仮装着ですので、軽く付いている程度でOKです。

残りの⑨と⑩の辺りを、シワが無いように接合します。
※もしこの時点でシワが無くキレイに張れていれば、次の「手順7-1」は飛ばしてもらっても構いません※
7. 貼り具合を調整します
7-1.タープ布の調整
シワっ気が 残るようでしたら、何度も 剥がしては接合を繰り返して 貼り直してみてください。

テープ接合を剥がすには、タープ布の内側と外側の両方から 行うとやりやすいです。


シワが出ないようにするコツとしては、生地の一部に たるみが出ないように タープ布の接合部全体にわたって、 同じような引っ張り加減にすることです。
おおむね シワが取れました。

7-2.タープ布を強く接合する
具合よく張っている状態が確認できたら、タープ布とバックドア側、タープ布とボディー側の 各ホールドテープとの接合部を しっかりと押さえて、接合を強くします


7-3.はみ出しているテープの処理
もし 上側端部のホールドテープが余っているようでしたら、ハサミで切り取って整えて下さい。なお、切らなくても機能的には問題ありません。
↓バックドア側(まっすぐ切ります)

↓ボディー側(角の部分は丸く切っておくと安全です)

8. バックドアの閉まり具合をご確認ください
バックドアを閉めてみてください。
閉まり具合が 装着前よりも固く感じるようでしたら、5-4 の「ウェザーストリップモールの浮き上がり」を 再度 確認してください。
パッと見では浮き上がりがないように見えても、ハンマーでたたいてみると 鈍い音がする場合もあります。
特に上部はわずかな浮きでも閉まり具合に影響します。(下部はさほどの影響はありません)

タープ布が はさまれないか を ご確認ください。
バックドアを勢いよく閉めようとすると、車内の空気が車外側へと流される際にタープ布も外側に出されてしまい、タープ布がドアに挟まれやすくなります。特に、バックドアに網戸を装着していたり、キャンピング架装車などで 後端部に収納棚等が装備されていたりすると、車内空気を排出する為のダクトの通気量が少なくなっている(あるいはなくなっている)ことで その作用が出やすいです。バックドアをゆっくり閉めるようにしてみてください。あるいは 少しご面倒ですが、スライドドアや小窓等を開けた状態でバックドアを閉めると、空気の逃げ道ができることでタープ布が挟まれにくいだけでなく、バックドアの閉まり具合が劇的に軽くなります。ぜひ お試しください。


バックドアが元通りの全開状態になるかどうかを、ご確認ください。
・バックドアダンパーが経年劣化で反力が弱まっていると、アイズ-ブロッカーを装着されたことで、ドアが全開しなくなる場合もありますし、もし「強化ダンパー」などに交換されていると、ドアの開口具合が純正状態よりも、より開く仕様になっている場合もあります。
・バックドアを開けた後端の高さが、純正状態よりも10cmほどの高さまでは、タープ布は追随できるようになっていますが、張りが強すぎる部分があると、全開にならなかったり、ウェザーストリップモールが引き出される場合があります。
★タープ布に、張りすぎ感があるようでしたら、タープ布の上部付近を上側方向に移動させてみて下さい。
取り付け方法のご案内は、以上となります。
============================
■バックドア側のホールドテープは 最下部の曲線部が一番 剥がれようとする力が働きます。 「この部分だけが剥がれてしまった・・・」場合には、剥がれた部分だけを貼り直すことで補修ができます。20cm+20cm(合計40cm)の長さのホールドテープ と、下地処理用のプライマーを、補修用品として用意しています。
他にも、各種補修部品を下記ページにて ご購入いただけます。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/abdetail/168
============================
■そのほかの ご使用上のご注意につきましては こちら をご確認ください。
============================
最後になりますが、
ご使用上で 気になることが ございましたら ご報告いただけますと
今後の改良などへと つなげることができて、ありがたく存じます。
弊社レビュー投稿ページはコチラにあります。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/reviewlist
どうぞ よろしくお願いいたします。
株式会社 アイズ
アイズ-ブロッカー 開発・製作担当者 一同
TEL 053-422-7608
FAX 053-422-7178
info@aizu-rv.co.jp
============================
アイズ-ブロッカーは、 特許取得済です(特許第6862023)
また、上記説明書の営利目的利用はご遠慮下さい。(©aizu2021)
よろしくお願いいたします。
(特許第6862023)
アトレーワゴン, ハイゼット カーゴ (S300系) ハイルーフ用
2023年6月15日以降に出荷した製品の装着方法となります。
2023年8月18日以降に出荷した製品から、バックドア側アンカーが磁石タイプに変更されています。取り付け位置は従来の「バックドアアンカー(貼り付けタイプ)」と同じです。

===================
【必要工具類】

①:テッシュ
②:ハサミ
③:メジャー
④:ハンマーの類(フツーのトンカチでokです)
⑤:パーツクリーナーの類(脱脂処理に使用します。ベンジンなどの石油系溶剤がお勧めです。シンナーなどの溶剤は塗装面を痛めます)
⑥:ドライヤー(寒冷時や多湿の場合に使用)
※先の細いプライヤーやペンチの類
※水性ペン
※踏み台
があると便利です。
===================
【商品内容】を ご確認ください。

①:アイズ-ブロッカー本体タープ布:左右2枚(ショックコード付き)
※運転席側のタープ布には、緑色の「Aizuのタグ」が縫い付けています。助手席側にはタグはありません。
②:バックドア側ホールドテープ:2本
③:脱脂確認用 ためし貼りテープ:2枚
④:バックドア側アンカー(T字形の部材):2個
↓2023年8月18日以降に付属のバックドア側アンカー(磁石タイプ)
⑤:バックドア側ホールドテープ用プライマー液:1 個+シート:1 袋 (最新仕様は袋に入ったシートタイプのプライマーは無し)
⑥:ボディー側ホールドテープ
長いテープ:2本(ボディー上側に使用)
短いテープ:2本(ボディー下側に使用・切り込み付き)
⑦:ボディー側ホールドテープ固定用 爪付きクリップ:10個
⑧:ボディー側アンカー
紐付きの短いテープ状のもの:2個 + 爪付きクリップ 小2個付き
以上、8点です
===================
【各部の名称】です。

↑2023年8月18日以降は図右上が、②:バックドア側アンカー(磁石タイプ)に変更されています。
【作業時間】
作業自体は約1時間ほどですが、粘着材貼付け後に最低1時間(できれば3時間)以上、養生時間をおいてください。
【作業環境について】
粘着材貼付け作業には、気温が20℃以上、乾燥した状況下が望ましいです。寒冷時や雨天等の多湿時等は、ドライヤー(家庭用のものでOKです)を使用しながら作業をしてください。
気温が15℃以下の気温下では、十分な貼り付け強度が実現しない可能性があります。
家庭用のヘアードライヤーでOKですので、粘着面と貼り付け面との両方を40℃くらいに温めながらの作業をお勧めします。ヘアードライヤーなどが使えない作業環境の場合には、 車のリヤヒーターを稼働させてバックドアの貼り付け面をできるだけ温めておき、テープ自体も温めた状態にしておいてからの貼り付け作業が よろしいかと存じます。
【装着作業の流れ】
■1.バックドアの脱脂(コーティング剤の磨き落とし処理が必要な場合もあります)と プライマー塗布を行う

■2.バックドアにアンカー(T字形の部材)とホールドテープを貼り付ける※2023年8月18日以降は磁石タイプ

■3.ボディーにアンカーとホールドテープを装着する。

※次のタープ布を取り付ける前に、最低1時間(できれば3時間)以上、養生時間をおいてください。養生中に粘着材の接着力が増します。
■4.タープ布を取り付ける。

■5.タープ布の貼り具合を調整して、ドアの閉まり具合を確認する。
このブログや取付け説明書を、最後までお読みいただいたうえで作業を開始してください。
以下、取り付けの詳細手順です。
==========================
重要!!
▼作業時の温度・湿度について
気温が20℃以上あり、乾燥した状況下での作業が望ましいです。
寒冷時や多湿時等は、ドライヤー(家庭用のものでOKです)を使用してください。
↓↓
ドライヤーを使い、貼り付ける箇所とテープの粘着面を温めながら(50℃程度)貼り付けることで、強力に貼り付けることができます。
雨天時はどうしても、貼り付け面が湿ってしまいます。ドライヤーを使用できない場合は、晴れた日に作業を行ってください。
寒冷時にドライヤーをお使いになれない環境の場合には、バックドアを閉めた状態で車のヒーターを稼働させて、バックドアの表面温度が、できれば20℃以上になっている状態にしてから 作業されることをお勧めします。
▼使用している粘着テープについて
バックドア側アンカーとホールドテープの粘着材は、高性能な粘着テープですが、その性能を発揮させるには、
・接着する面へのしっかりとした脱脂
・十分な加圧(5kgf/㎠) → 強い指圧をするくらいの押し付け力
・十分な養生時間
が必要です。
スリーエムジャパン株式会社様が公開している
「3M VHB 接着マニュアル」
をできればご一読ください。
気温が20℃以上あり、乾燥した状況下での作業が望ましいです。
寒冷時や多湿時等は、ドライヤー(家庭用のものでOKです)を使用してください。
↓↓
ドライヤーを使い、貼り付ける箇所とテープの粘着面を温めながら(50℃程度)貼り付けることで、強力に貼り付けることができます。
雨天時はどうしても、貼り付け面が湿ってしまいます。ドライヤーを使用できない場合は、晴れた日に作業を行ってください。
寒冷時にドライヤーをお使いになれない環境の場合には、バックドアを閉めた状態で車のヒーターを稼働させて、バックドアの表面温度が、できれば20℃以上になっている状態にしてから 作業されることをお勧めします。
▼使用している粘着テープについて
バックドア側アンカーとホールドテープの粘着材は、高性能な粘着テープですが、その性能を発揮させるには、
・接着する面へのしっかりとした脱脂
・十分な加圧(5kgf/㎠) → 強い指圧をするくらいの押し付け力
・十分な養生時間
が必要です。
スリーエムジャパン株式会社様が公開している
「3M VHB 接着マニュアル」
をできればご一読ください。
1.バックドアのアンカーやホールドテープの貼り付ける面をしっかりと脱脂処理する
ウェザーストリップモールがバックドア側に当たる部分の内側にテープとアンカーを貼り付けますので、それらを貼り付ける場所の周辺を広めにしっかりと脱脂処理してください。
(ウェザーストリップモールについては、上で記載した【各部名称】や 4-1.ウェザーストリップモールの取り外し を参照ください)
脱脂処理する場所は下画像の赤で記したあたりです。



1-1.脱脂処理をする
貼り付ける部分に、カーワックスの成分などが残っていると、粘着材はしっかりと貼りつきません。パーツクリーナーやベンジンなどを使って、しっかりと脱脂処理してください。
バックドアの左右とも脱脂処理をしてください。
脱脂作業のコツ
※ パーツクリーナーなどで濡らしながら、ティッシュで ”磨くイメージ” で拭く。
(1枚の布で前端だけ溶剤を含ませ、後半分は乾いた状態で、一方向に拭くのは良い方法です。)
※ 拭き取り方は一方向とし、往復や丸く拭かない。
※ 拭き取る紙や布は汚れの無い物を使用し、常に新しい面で拭う拭う。(汚れた面で拭くと、汚れをただのばしているだけになってしまします。)
(1枚の布で前端だけ溶剤を含ませ、後半分は乾いた状態で、一方向に拭くのは良い方法です。)
※ 拭き取り方は一方向とし、往復や丸く拭かない。
※ 拭き取る紙や布は汚れの無い物を使用し、常に新しい面で拭う拭う。(汚れた面で拭くと、汚れをただのばしているだけになってしまします。)
ご注意下さい
ボディコーティングがされている場合
ボディコーティングされていると、上述の脱脂処理では不十分で、粘着材がしっかりと貼り付きません。コーティング被膜を研摩材で磨き落とすなどの作業が必要となります。 また、最近の洗車用シャンプーの中には、ワックス成分やコーティング成分が配合されていて、汚れを落とすのと同時にボディに艶を出してくれる製品があります。ワックス成分やコーティング成分が残っておりますと、しっかりとテープが貼り付きません。貼り付け面を確実に下処理するために、コンパウンド(ノンシリコンタイプがお勧めです)や1200~1500番くらいの耐水ペーパーや 研磨スポンジで磨き落とします。貼り付け面だけを磨き落とせるように、貼り付け面以外の箇所をマスキング処理をしてから磨き作業をされることをお勧めします。
下画像では ガムテープでマスキングをしておいて、研磨スポンジ(3M マイクロファイン)で 貼り付け面を 軽く磨いています。

各種のクリーナーを使って作業する場合
ガラスクリーナーやプラスチッククリーナーなどには、汚れを落とす成分の他に、汚れが再度付着することを防止する成分が含まれている場合が多いです。この汚れ付着防止成分(シリコンやワックス等)が表面に残っていると粘着材がしっかりと貼り付いてくれません。また 汚れ付着防止成分(シリコンやワックスなど)が残っている部分に一度貼り付けてしまいますと、汚れ付着防止成分が粘着材側にも移行しますので、再使用することができません。新しい粘着テープを使う必要があります。各種のクリーナーなどを使って作業をされた場合には 汚れ付着防止成分が表面に残らないよう、クリーナーを使用後に入念な脱脂処理してください。
ボディコーティングされていると、上述の脱脂処理では不十分で、粘着材がしっかりと貼り付きません。コーティング被膜を研摩材で磨き落とすなどの作業が必要となります。 また、最近の洗車用シャンプーの中には、ワックス成分やコーティング成分が配合されていて、汚れを落とすのと同時にボディに艶を出してくれる製品があります。ワックス成分やコーティング成分が残っておりますと、しっかりとテープが貼り付きません。貼り付け面を確実に下処理するために、コンパウンド(ノンシリコンタイプがお勧めです)や1200~1500番くらいの耐水ペーパーや 研磨スポンジで磨き落とします。貼り付け面だけを磨き落とせるように、貼り付け面以外の箇所をマスキング処理をしてから磨き作業をされることをお勧めします。
下画像では ガムテープでマスキングをしておいて、研磨スポンジ(3M マイクロファイン)で 貼り付け面を 軽く磨いています。

各種のクリーナーを使って作業する場合
ガラスクリーナーやプラスチッククリーナーなどには、汚れを落とす成分の他に、汚れが再度付着することを防止する成分が含まれている場合が多いです。この汚れ付着防止成分(シリコンやワックス等)が表面に残っていると粘着材がしっかりと貼り付いてくれません。また 汚れ付着防止成分(シリコンやワックスなど)が残っている部分に一度貼り付けてしまいますと、汚れ付着防止成分が粘着材側にも移行しますので、再使用することができません。新しい粘着テープを使う必要があります。各種のクリーナーなどを使って作業をされた場合には 汚れ付着防止成分が表面に残らないよう、クリーナーを使用後に入念な脱脂処理してください。
1-2.脱脂状態を確認する
脱脂作業が終りましたら、ホールドテープを貼る前に脱脂が十分にできているかの確認をしてください。脱脂作業をした箇所に、テストピース(小さな試し貼りテープ)を貼ってみてください。
▼貼った上から強く指圧をするくらいの力で数秒間加圧してください。
5分ほど経過させたのち剥がそうとしてみてください。
▼ガムテープを貼ったときのように、剥がすのに抵抗感があるようでしたらOKです。
▼さほどの抵抗感なく剥がれてくるようですと、脱脂が十分にできていませんので、再度脱脂作業を行ってください。
2. 貼り付け面にプライマー処理をする
貼り付け部周辺に付属のプライマーを必ず塗ってください。
プライマーによる下地処理をすることで、テープをより強固に接着させることができます。
下画像の車は別の車種ですが、作業内容は同じです。ご了承ください。
小さく折りたたんだ(3~4cm四方)テッシュに、小瓶に入っているプライマー液を浸み込ませながら、塗装面を拭くようにしていただければOKです。




プライマー液は十分な量が入っていますが少量ですので こぼさないようにご注意ください。
続けて反対側(助手席側)にもプライマーを塗ってください。10分ほど乾燥させたのちに次の「手順3」へ進んでください。

3.バックドア側アンカーとバックドア側ホールドテープを貼り付ける
作業の前準備として、テープやアンカーを貼り付ける位置を今一度ご確認ください。
テープの貼り直しはできませんのでご注意ください。

↓2023年8月18日以降はアンカー形状が丸(磁石タイプ)

※画像は他車種のものです
3-1.バックドア側アンカーを貼り付ける
まず、バックドア下部に、バックドア側アンカーを貼り付けます。アンカーの貼り付け強度はとても重要です。
この部分だけでもドライヤーで、貼り付け面と粘着材の両方を十分に暖めながら貼り付けるようにしてください。
【貼り付けタイプのアンカー】
貼り付け位置は、下の図を参考にしてください。位置は厳密でなくとも、おおむね画像と同じような位置でかまいません。
下画像は全て運転席側です。助手席側も同様に貼ってください。
下画像の「× 印」をつけたあたりを向く角度にアンカーを傾けて貼ります。

真ん中にある、フックを引っ掛けるためのループが車内側になるようにします。

貼り付けた後で、空気を抜くようにシッカリと圧着させてください。指圧をするイメージです。

【磁石タイプのアンカー】
貼り付け位置は、下の図を参考にしてください。位置は厳密でなくとも、おおむね画像と同じような位置でかまいません。
下画像は全て運転席側です。助手席側も同様に貼ってください。


失敗してしまった場合の対処方法(貼り付けタイプ)
貼り付け後、数秒~数十秒経過すると まともには剥がせません。
※貼り直しをする場合、貼り付けたテープは とても強力に接着されていて剥がしとるにも大変ですが、石油系溶剤を用いると剥がしやすいです。下記blogを参考にしてください。
https://aizurv2.hamazo.tv/e9665705.html
※補修用部材を用意しています。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/abdetail/168
※なお、アンカーを貼り付ける方法に代えて、鉄板にビス止めする方法もあります。タープ布を接合後に ビス止めをしている画像です。


ドリルビスを充電ドライバーで取り付けます。 ドリルビス(ドリルネジ、ピアスビス)は、100均でも販売されていたりもします。ビスはステンレス製に替えた方がベターです。
(引用元)
https://ruru-syu.com/daiso-screw
⑮ドリルネジセット
※貼り直しをする場合、貼り付けたテープは とても強力に接着されていて剥がしとるにも大変ですが、石油系溶剤を用いると剥がしやすいです。下記blogを参考にしてください。
https://aizurv2.hamazo.tv/e9665705.html
※補修用部材を用意しています。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/abdetail/168
※なお、アンカーを貼り付ける方法に代えて、鉄板にビス止めする方法もあります。タープ布を接合後に ビス止めをしている画像です。
ドリルビスを充電ドライバーで取り付けます。 ドリルビス(ドリルネジ、ピアスビス)は、100均でも販売されていたりもします。ビスはステンレス製に替えた方がベターです。
(引用元)
https://ruru-syu.com/daiso-screw
⑮ドリルネジセット
失敗してしまった場合の対処方法(磁石タイプ)
※蛇足ながら…
鉄板にアンカーをビス止めする方法もあります。
磁石真ん中の黒色部品を外すとクリップ金具が外せますので、ビス止めができます。

鉄板にアンカーをビス止めする方法もあります。
磁石真ん中の黒色部品を外すとクリップ金具が外せますので、ビス止めができます。

3-2.バックドア側ホールドテープを貼り付ける
テープは、ウェザーストリップモールがバックドア側に当たる部分の内側に貼り付けます。※手順1をご参照下さい。
テープも貼り直しはできません、ほぼ一発勝負ですので貼り付け作業の前準備として、テープを貼り付ける位置を 今一度確認したうえで貼り始めてください。
貼り付けてから、数秒経過すると まともには剥がせませんので ご注意ください もし、貼り直しをせざるを得ない場合には、元の粘着材は、使えない状態になっているかと思います。その場合は、いったん使えない状態部分の粘着材をはがし取っていただき(石油系溶剤を用いると剥がしやすいです)市販の両面テープ(高耐熱仕様のテープが少量で販売されています)を貼り直してから、再度貼り付けていただくか、弊社ホームページで販売中の補修用のテープをお使いください。https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/abdetail/168
作業のポイント
寒い日や、雨の日には ドライヤーを使いながらの作業をお勧めします。貼り付け面と粘着材の両方を温めながら(40~50℃)貼り付けていきます。


ホールドテープは、バックドア側アンカーのすぐそばから貼り始めます。曲線部分はシワ(ひだ)になっても問題ありません。(テープの上にタープ布が接合されるのでシワは隠れます)
貼り付けタイプのアンカーの場合、テープの貼り始めは、3-1 で貼りつけたアンカーの 車内側の方(下イラスト・画像を参照ください)に続けて貼っていきます。
※アンカーとホールドテープの端が、ピッタリくっついてなくても構いません
※図のアンカーは貼り付けタイプのものです

貼り付けタイプのアンカーの場合、テープの貼りはじめ位置にご注意ください↓

プレスラインの内側に沿って貼り進めていきます

テープの長さ分、全部を貼ってください。あとから 余った部分をハサミで切り落とすこともできます。なお、切らずにそのまま残しても機能的には問題ありません。

貼り終えた全体図です↓

3-3 十分に加圧する
上から しっかりとテープを押し付けてください。
「貼り付けたテープが剥がれてきてしまった・・・」 の原因には、この加圧が 不十分だった ことによる場合が 少なくありません。業者さんでも、「貼り付けて おしまい」 にしてしまう場合もあります・・・粘着テープは「感圧接着剤」とも呼ばれていて、圧力を加えないと 十分な接着力(粘着力)を発揮しません。高性能なテープほど しっかりと圧力を加える必要があります。テープの上から 1㎝ごとに 指圧をするつもりで加圧していってください。特に アンカーと、ホールドテープの一番下側のアンカー付近と、一番上側の端部付近は、入念に押し付けてください。


繰り返しになりますが、「テープを単に貼っただけでは、剥がれてきてしまいます。しっかりと押し付けてください」
4.ボディー側アンカーを取り付ける

4-1.ウェザーストリップモールの取り外し
まず、ウェザーストリップモールを後方に引き出して外します。


下部はこの辺りから、上部はこの辺りまで外しておきます。

4-2.取り付け位置の確認
次に、車体中央を基準にボディー側アンカーを取り付けますので位置を確認してください。ドアロック金具の中央から、爪付きクリップの内側までが56cmあたりの位置に取り付けます。

4-3.アンカーの打ち込み
※画像は違う車種のものですが、行う作業内容と手順は同じです。
ループ紐の付いた短いテープを、爪付きクリップを使って鉄板に固定します。テープの端と鉄板の端を合わせるようにします。

先に、テープを爪付きクリップに差し込んでから
この時アンカーの端を、車外側へ5ミリほどはみ出させて固定してください↓

ハンマーを使って奥までしっかりと打ち込みます。引っ張っても抜けてこなければOKです。

5. ボディー側ホールドテープを装着する
まず動画をご覧いただき、装着イメージをつかんでください。
下の動画では、キャンピング架装されている車に、付属の「爪付きクリップ」を利用ながら、ホールドテープと網戸も一緒に装着しています。ホールドテープだけを装着する場合にありましても、付属の「爪付きクリップ」を利用することで、確実な装着ができます。
その1、
その2、下側付近は、引き出されようとする力がより強く働きます。「爪付きクリップ」を細かく打ち込んで、入念に固定しています
その3 市販されている、網戸のファスナーを開閉する際に、網戸の下部が モールから抜け出さないように「爪付きクリップ」で補強しています。
動画内で使っている「爪付きアンカー」は、製品に10個 付属させています。追加でお求めいただくこともできます。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/mssupport
↑
アイズ-ブロッカーのタブをクリックし、表示されたメーカー一覧から車種をご選択ください
作業前に ウェザーストリップの鉄芯の状態を確認してください。
CHECK!
ウェザーストリップの鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)場合は(布地を内張りしているキャンピングカーや、バックドアに網戸を付けている車などに 多く見受けられます)
手で鉄芯を閉じて、溝に隙間がない状態にしてから、ボディ側ホールドテープを差し込んでください。鉄芯(溝)が開いたままだと、ウェザーストリップモールが外れやすいです。
特に、ボディー側アンカー付近は、ウェザーストリップモールが外れる方向に力が、他の部位よりも加わりますので、しっかりと鉄芯が閉じている状態(溝の隙間がない状態)で 元通りに戻し入れてください。
◎ 鉄芯が閉じている(溝の隙間がない状態)

✖ 鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)

鉄芯を手で閉じて、溝に隙間がない状態にしてから 装着してください。

なお、布地を内張りしているキャンピングカーなどでは、鉄芯(溝)を閉じた状態で、戻し入れるのが困難だったりします。その場合には、鉄芯(溝)を開いた状態で ホールドテープを差し入れながら ウェザーストリップモールをボディ側に元通りに戻し入れ、戻し入れた後から、プライヤーなどを使って しっかりと鉄芯を締めて、ウェザーストリップモールが抜けてこないようにします。
手で鉄芯を閉じて、溝に隙間がない状態にしてから、ボディ側ホールドテープを差し込んでください。鉄芯(溝)が開いたままだと、ウェザーストリップモールが外れやすいです。
特に、ボディー側アンカー付近は、ウェザーストリップモールが外れる方向に力が、他の部位よりも加わりますので、しっかりと鉄芯が閉じている状態(溝の隙間がない状態)で 元通りに戻し入れてください。
◎ 鉄芯が閉じている(溝の隙間がない状態)

✖ 鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)

鉄芯を手で閉じて、溝に隙間がない状態にしてから 装着してください。

なお、布地を内張りしているキャンピングカーなどでは、鉄芯(溝)を閉じた状態で、戻し入れるのが困難だったりします。その場合には、鉄芯(溝)を開いた状態で ホールドテープを差し入れながら ウェザーストリップモールをボディ側に元通りに戻し入れ、戻し入れた後から、プライヤーなどを使って しっかりと鉄芯を締めて、ウェザーストリップモールが抜けてこないようにします。
それでは、ボディ側ホールドテープを装着していきます。テープは長さが異なる2種類のテープが付属されています。
5-1.長いホールドテープを取り付ける起点を決める
まず長いテープから装着を行います。装着は装着は、上側曲線部の中央付近から装着し始めます。厳密でなくても、おおよそで大丈夫です。

テープの装着始点部分に 「爪付きクリップ」を 打ち込んで固定します。

5-2.下側に向かってホールドテープを装着していく
■ 装着要領■
①ウェザーストリップモールの溝にボディー側ホールドテープの幅の狭いほうを差し込みます。

②テープを差し込んだ状態のまま、元通りにボディーの鉄板へ はめ込みます。

この作業をすこしずつ繰り返して装着していきます。
※所々に、テープの装着始点部分で使った 「爪付きクリップ」を 打ち込んで固定することで、テープがズレるのを防いで装着がしやすくなります。
上の動画でも使っていますので ご確認ください。
お間違いのないように注意
※注意1:テープはV字に折ってあり、折り幅の狭い方をウェザーストリップモールの溝に差し込みます
※注意2:テープを差し込む場所を間違えないように気を付けてください ↓

※注意2:テープを差し込む場所を間違えないように気を付けてください ↓

下側へ向かってテープ全てを装着していってください。
差し込んだら…

しっかりと手のひらで叩き込む

ウェザーストリップモールを車外側から見てみると、シッカリ奥まで入っているかの判断がつきます。

画像のようにベロ(ひだ)が付いている場合はめくって確認します。

↓ 隙間があるので、モールが奥まで入っておらずダメです。モールがシッカリ奥まで入っていれば隙間はありません。

5-3.長いテープにつなげて、短いホールドテープを取り付ける
※以下の画像は違う車種のものですが、行う作業内容と手順は同じです。
長いテープの下端に、短いテープの端を5ミリほど重ねてから、


重ねた部分を「爪付きクリップ」で固定します。


短いテープの中間あたりも「爪付きクリップ」で固定します

ボディー側アンカーに5ミリほど重なるようにカットし…


重ねた付近を「爪付きクリップ」で固定します

5-4.ウェザーストリップモールをハンマーで打ち込む
ウェザーストリップモールの上から ハンマーで 奥いっぱいまで打ちこみます。この作業が大事です。
軽い力で奥まで打ち込めるのですが、一部でも打ち込みが甘いと、ウェザーストリップモールが浮き上がっていることで バックドアの閉まりが悪くなってしまいます。
しっかりと打ち込まれているかの判断は、目視では難しいので 打ち込んでいるときに出る音や、感触で判断します。
★鈍い音・柔らかな感触 → 高い音・硬い感触 になっていればOKです
アイズ-ブロッカーを装着後「バックドアの閉まりが固くなった」感じがする場合には上記のウェザーストリップモールの浮き上がりを再度確認してください。
※特に上側あたりに浮き上がりがあると 閉まり具合への影響が大きいですので、上側は入念にチェックしてください。
6. タープ布を取り付ける
=================================
養生時間を経過させてください。
ホールドテープを装着後、1時間以上、できれば3時間ほど養生時間が経過していることを確認してください。その間に バックドア側に貼ったテープの接着力が増し、本来の性能の80%ほどの接着力になります。
夏場の晴れた日の作業でしたら、テープを貼って シッカリと加圧ができていれば 1時間後には大丈夫な接着強度になっていたりしますが、できるだけ上記の養生時間を経てから タープ布を装着してください。特に寒冷時や雨の日の作業では 十分な養生時間を経過させてください。
=================================
6-1.タープ布の判別
タープ布の車外側になる面には撥水加工処理を行っていますので、以下の方法で車外側を判別し、間違えないように装着してください。
▼タープ布の 運転席側/助手席側 の判別方法▼
運転席側の車内側だけに緑色のAizuのタグがついています。

▼装着時の目印▼
左右のタープ布とも、車内側になる面には薄茶色の面ファスナーが付いています。
これがバックドアの上部(首元)へ来るように装着してください。
(装着終了後は取り外してください)

6-2.ショックコードの接合
タープ布の「袖口(上側)」と「足元(下側)」から出ているショックコードの端部に付いているフックをバックドア側アンカーとボディー側アンカーのそれぞれに接合します。
▼ボディー側アンカーへ▼
アンカーから出ている紐をループ状に広げておき、接合します。接合後はフックの開きを閉じ、タグを取り外してください。先の細いプライヤーで作業するとつなげやすいです。


▼バックドア側アンカーへ▼
貼り付けタイプの場合、さきほどの反対側から出ているフックを、バックドア側アンカーのループにつなげてからフックの開きを閉じてください。


磁石タイプの場合、さきほどの反対側から出ているフックを、リップ(薄い板)の穴につなげてからフックの開きを閉じてください。


ショックコードを接合し終えバックドアを全開にすると、このような状態になり ます。

6-3.タープ布の接合
タープ布をホールドテープに接合していきます。①~⑩の順に取り付けを行ってください。
▼まず①~⑤です▼

①.アンカー側端部(袖口)を接合します。
端部から15cmほど接合します。
↓貼り付けタイプのアンカーでの図です

タープ布の先端をアンカーで巻き込むようにくっつけるとホールド力が増します。

↓磁石タイプのアンカーの図です

②.反対側の端部(首元)を接合します。
15cmほど接合します。タープ布は伸縮性の高い生地ですので1.2倍ほどに伸びます。
強く引き伸ばしていただいても大丈夫です。

③.次に真ん中あたりを接合します。
5cmほど接合します。この時点では仮装着ですので、軽く付いている程度でOKです。

残りの④と⑤の辺りを、シワが無いように接合します。
▼次に⑥~⑩です▼

⑥.ボディー側の端部(首元)を接合します。
15cmほど接合します。
バックドア側と同様に、生地を引き伸ばして接合します。
その際に、首元ありのタープ布に張り感が出るように、なおかつあまり張りすぎない程度に接合してください。
ホールドテープの終端部とタープ布の終端部は、一致しません。テープの方が少し(1~2cm)余り気味になるはずです。余ったテープはのちほど切り取れますし、そのまま残しても問題ありません。

この辺りに適度な張り感

↑※この部分の張りが強すぎますと、バックドアを引き下げる力が強く働き ドアが全開位置に保持しずらくなります。張りが強すぎる場合には、上側方向に装着位置をずらしていく(ボディ側とバックドア側との距離を縮める)ことで 張り具合を 弱めることができます。
⑦.下側端部(足元)を接合します。
端部から15cmほど接合します。

⑧.次に真ん中あたりを接合します。
5cmほど接合します。
この時点では仮装着ですので、軽く付いている程度でOKです。

残りの⑨と⑩の辺りを、シワが無いように接合します。
※もしこの時点でシワが無くキレイに張れていれば、次の「手順7-1」は飛ばしてもらっても構いません※
7. 貼り具合を調整します
7-1.タープ布の調整
シワっ気が 残るようでしたら、何度も 剥がしては接合を繰り返して 貼り直してみてください。
テープ接合を剥がすには、タープ布の内側と外側の両方から 行うとやりやすいです。
シワが出ないようにするコツとしては、生地の一部に たるみが出ないように タープ布の接合部全体にわたって、 同じような引っ張り加減にすることです。
おおむね シワが取れました。
7-2.タープ布を強く接合する
具合よく張っている状態が確認できたら、タープ布とバックドア側、タープ布とボディー側の 各ホールドテープとの接合部を しっかりと押さえて、接合を強くします


7-3.はみ出しているテープの処理
もし 上側端部のホールドテープが余っているようでしたら、ハサミで切り取って整えて下さい。なお、切らなくても機能的には問題ありません。
↓バックドア側(まっすぐ切ります)

↓ボディー側(角の部分は丸く切っておくと安全です)

8. バックドアの閉まり具合をご確認ください
バックドアを閉めてみてください。
閉まり具合が 装着前よりも固く感じるようでしたら、5-4 の「ウェザーストリップモールの浮き上がり」を 再度 確認してください。
パッと見では浮き上がりがないように見えても、ハンマーでたたいてみると 鈍い音がする場合もあります。
特に上部はわずかな浮きでも閉まり具合に影響します。(下部はさほどの影響はありません)
タープ布が はさまれないか を ご確認ください。
バックドアを勢いよく閉めようとすると、車内の空気が車外側へと流される際にタープ布も外側に出されてしまい、タープ布がドアに挟まれやすくなります。特に、バックドアに網戸を装着していたり、キャンピング架装車などで 後端部に収納棚等が装備されていたりすると、車内空気を排出する為のダクトの通気量が少なくなっている(あるいはなくなっている)ことで その作用が出やすいです。バックドアをゆっくり閉めるようにしてみてください。あるいは 少しご面倒ですが、スライドドアや小窓等を開けた状態でバックドアを閉めると、空気の逃げ道ができることでタープ布が挟まれにくいだけでなく、バックドアの閉まり具合が劇的に軽くなります。ぜひ お試しください。
バックドアが元通りの全開状態になるかどうかを、ご確認ください。
・バックドアダンパーが経年劣化で反力が弱まっていると、アイズ-ブロッカーを装着されたことで、ドアが全開しなくなる場合もありますし、もし「強化ダンパー」などに交換されていると、ドアの開口具合が純正状態よりも、より開く仕様になっている場合もあります。
・バックドアを開けた後端の高さが、純正状態よりも10cmほどの高さまでは、タープ布は追随できるようになっていますが、張りが強すぎる部分があると、全開にならなかったり、ウェザーストリップモールが引き出される場合があります。
★タープ布に、張りすぎ感があるようでしたら、タープ布の上部付近を上側方向に移動させてみて下さい。
取り付け方法のご案内は、以上となります。
============================
■バックドア側のホールドテープは 最下部の曲線部が一番 剥がれようとする力が働きます。 「この部分だけが剥がれてしまった・・・」場合には、剥がれた部分だけを貼り直すことで補修ができます。20cm+20cm(合計40cm)の長さのホールドテープ と、下地処理用のプライマーを、補修用品として用意しています。
他にも、各種補修部品を下記ページにて ご購入いただけます。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/abdetail/168
============================
■そのほかの ご使用上のご注意につきましては こちら をご確認ください。
============================
最後になりますが、
ご使用上で 気になることが ございましたら ご報告いただけますと
今後の改良などへと つなげることができて、ありがたく存じます。
弊社レビュー投稿ページはコチラにあります。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/reviewlist
どうぞ よろしくお願いいたします。
株式会社 アイズ
アイズ-ブロッカー 開発・製作担当者 一同
TEL 053-422-7608
FAX 053-422-7178
info@aizu-rv.co.jp
============================
アイズ-ブロッカーは、 特許取得済です(特許第6862023)
また、上記説明書の営利目的利用はご遠慮下さい。(©aizu2021)
よろしくお願いいたします。
2023年06月16日
DA64 エブリィ(NV100, ミニキャブ、タウンボックス) ハイルーフ用 アイズ-ブロッカー取付説明書
DA64 エブリィ用 アイズ-ブロッカー
(特許第6862023)
DA64 エブリィ(NV100, ミニキャブ、タウンボックス)ハイルーフ用
2023年6月15日以降に出荷した製品の装着方法となります。
2023年8月18日以降に出荷した製品から、バックドア側アンカーが磁石タイプに変更されています。取り付け位置は従来の「バックドアアンカー(貼り付けタイプ)」と同じです。

===================
【必要工具類】

①:テッシュ
②:ハサミ
③:メジャー
④:ハンマーの類(フツーのトンカチでokです)
⑤:パーツクリーナーの類(脱脂処理に使用します。ベンジンなどの石油系溶剤がお勧めです。シンナーなどの溶剤は塗装面を痛めます)
⑥:ドライヤー(寒冷時や多湿の場合に使用)
※先の細いプライヤーやペンチの類
※水性ペン
※踏み台
があると便利です。
===================
【商品内容】を ご確認ください。

①:アイズ-ブロッカー本体タープ布:左右2枚(ショックコード付き)
※運転席側のタープ布には、緑色の「Aizuのタグ」が縫い付けています。助手席側にはタグはありません。
②:バックドア側ホールドテープ:2本
③:脱脂確認用 ためし貼りテープ:2枚
④:バックドア側アンカー(T字形の部材):2個
↓2023年8月18日以降に付属のバックドア側アンカー(磁石タイプ)

⑤:バックドア側ホールドテープ用プライマー液:1 個
⑥:ボディー側ホールドテープ
長いテープ:2本(ボディー上側に使用)
短いテープ:2本(ボディー下側に使用・切り込み付き)
⑦:ボディー側ホールドテープ固定用 爪付きクリップ:10個
⑧:ボディー側アンカー
紐付きの短いテープ状のもの:2個 + 爪付きクリップ 小2個付き
以上、8点です
===================
【各部の名称】です。

↑2023年8月18日以降は図右上が、②:バックドア側アンカー(磁石タイプ)に変更されています。
【作業時間】
作業自体は約1時間ほどですが、粘着材貼付け後に最低1時間(できれば3時間)以上、養生時間をおいてください。
【作業環境について】
粘着材貼付け作業には、気温が20℃以上、乾燥した状況下が望ましいです。寒冷時や雨天等の多湿時等は、ドライヤー(家庭用のものでOKです)を使用しながら作業をしてください。
気温が15℃以下の気温下では、十分な貼り付け強度が実現しない可能性があります。
家庭用のヘアードライヤーでOKですので、粘着面と貼り付け面との両方を40℃くらいに温めながらの作業をお勧めします。ヘアードライヤーなどが使えない作業環境の場合には、 車のリヤヒーターを稼働させてバックドアの貼り付け面をできるだけ温めておき、テープ自体も温めた状態にしておいてからの貼り付け作業が よろしいかと存じます。
【装着作業の流れ】
■1.バックドアの脱脂(コーティング剤の磨き落とし処理が必要な場合もあります)と プライマー塗布を行う

■2.バックドアにアンカー(T字形の部材)とホールドテープを貼り付ける※2023年8月18日以降は磁石タイプ

■3.ボディーにアンカーとホールドテープを装着する。

※次のタープ布を取り付ける前に、最低1時間(できれば3時間)以上、養生時間をおいてください。養生中に粘着材の接着力が増します。
■4.タープ布を取り付ける。

■5.タープ布の貼り具合を調整して、ドアの閉まり具合を確認する。
このブログや取付け説明書を、最後までお読みいただいたうえで作業を開始してください。
以下、取り付けの詳細手順です。
==========================
1.バックドアのアンカーやホールドテープの貼り付ける面をしっかりと脱脂処理する
ウェザーストリップモールがバックドア側に当たる部分の内側にテープとアンカーを貼り付けますので、それらを貼り付ける場所の周辺を広めにしっかりと脱脂処理してください。
(ウェザーストリップモールについては、上で記載した【各部名称】や 4-1.ウェザーストリップモールの取り外し を参照ください)
脱脂処理する場所は下画像の赤で記したあたりです。



1-1.脱脂処理をする
貼り付ける部分に、カーワックスの成分などが残っていると、粘着材はしっかりと貼りつきません。パーツクリーナーやベンジンなどを使って、しっかりと脱脂処理してください。
バックドアの左右とも脱脂処理をしてください。



1-2.脱脂状態を確認する
脱脂作業が終りましたら、ホールドテープを貼る前に脱脂が十分にできているかの確認をしてください。脱脂作業をした箇所に、テストピース(小さな試し貼りテープ)を貼ってみてください。
▼貼った上から強く指圧をするくらいの力で数秒間加圧してください。

5分ほど経過させたのち剥がそうとしてみてください。
▼ガムテープを貼ったときのように、剥がすのに抵抗感があるようでしたらOKです。

▼さほどの抵抗感なく剥がれてくるようですと、脱脂が十分にできていませんので、再度脱脂作業を行ってください。

2. 貼り付け面にプライマー処理をする
貼り付け部周辺に付属のプライマーを必ず塗ってください。
プライマーによる下地処理をすることで、テープをより強固に接着させることができます。
下画像の車は別の車種ですが、作業内容は同じです。ご了承ください。
小さく折りたたんだ(3~4cm四方)テッシュに、小瓶に入っているプライマ液を浸み込ませながら、

脱脂済みの貼り付け面を拭くようにして プライマー液を塗布します。

プライマー液を こぼさないようにご注意ください。


続けて反対側(助手席側)にもプライマーを塗ってください。10分ほど乾燥させたのちに次の「手順3」へ進んでください。

3.バックドア側アンカーとバックドア側ホールドテープを貼り付ける
作業の前準備として、テープやアンカーを貼り付ける位置を今一度ご確認ください。
テープの貼り直しはできませんのでご注意ください。

↓2023年8月18日以降はアンカー形状が丸(磁石タイプ)

※画像は他車種のものです
3-1.バックドア側アンカーを貼り付ける
まず、バックドア下部に、バックドア側アンカーを貼り付けます。アンカーの貼り付け強度はとても重要です。
この部分だけでもドライヤーで、貼り付け面と粘着材の両方を十分に暖めながら貼り付けるようにしてください。
【貼り付けタイプのアンカー】
貼り付け位置は、下の図を参考にしてください。位置は厳密でなくとも、おおむね画像と同じような位置でかまいません。
下画像は全て運転席側です。助手席側も同様に貼ってください。
下画像の「× 印」をつけたあたりを向く角度にアンカーを傾けて貼ります。

真ん中にある、フックを引っ掛けるためのループが車内側になるようにします。

貼り付けた後で、空気を抜くようにシッカリと圧着させてください。指圧をするイメージです。

【磁石タイプのアンカー】
貼り付け位置は、下の図を参考にしてください。位置は厳密でなくとも、おおむね画像と同じような位置でかまいません。
下画像は全て運転席側です。助手席側も同様に貼ってください。


3-2.バックドア側ホールドテープを貼り付ける
テープは、ウェザーストリップモールがバックドア側に当たる部分の内側に貼り付けます。※手順1をご参照下さい。
テープも貼り直しはできません、ほぼ一発勝負ですので貼り付け作業の前準備として、テープを貼り付ける位置を 今一度確認したうえで貼り始めてください。
貼り付けてから、数秒経過すると まともには剥がせませんので ご注意ください もし、貼り直しをせざるを得ない場合には、元の粘着材は、使えない状態になっているかと思います。その場合は、いったん使えない状態部分の粘着材をはがし取っていただき(石油系溶剤を用いると剥がしやすいです)市販の両面テープ(高耐熱仕様のテープが少量で販売されています)を貼り直してから、再度貼り付けていただくか、弊社ホームページで販売中の補修用のテープをお使いください。https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/abdetail/257
ホールドテープは、バックドア側アンカーのすぐそばから貼り始めます。曲線部分はシワ(ひだ)になっても問題ありません。(テープの上にタープ布が接合されるのでシワは隠れます)
貼り付けタイプのアンカーの場合、テープの貼り始めは、3-1 で貼りつけたアンカーの 車内側の方(下イラスト・画像を参照ください)に続けて貼っていきます。
※アンカーとホールドテープの端が、ピッタリくっついてなくても構いません
※図のアンカーは貼り付けタイプのものです

テープの貼りはじめ位置にご注意ください↓

プレスラインの内側に沿って貼り進めていきます

テープの長さ分、全部を貼ってください。あとから 余った部分をハサミで切り落とすこともできます。なお、切らずにそのまま残しても機能的には問題ありません。

貼り終えた全体図です↓

3-3 十分に加圧する
上から しっかりとテープを押し付けてください。
「貼り付けたテープが剥がれてきてしまった・・・」 の原因には、この加圧が 不十分だった ことによる場合が 少なくありません。業者さんでも、「貼り付けて おしまい」 にしてしまう場合もあります・・・粘着テープは「感圧接着剤」とも呼ばれていて、圧力を加えないと 十分な接着力(粘着力)を発揮しません。高性能なテープほど しっかりと圧力を加える必要があります。テープの上から 1㎝ごとに 指圧をするつもりで加圧していってください。特に アンカーと、ホールドテープの一番下側のアンカー付近と、一番上側の端部付近は、入念に押し付けてください。


繰り返しになりますが、「テープを単に貼っただけでは、剥がれてきてしまいます。しっかりと押し付けてください」


4.ボディー側アンカーを取り付ける

4-1.ウェザーストリップモールの取り外し
まず、ウェザーストリップモールを後方に引き出して外します。


下部はこの辺りから、上部はこの辺りまで外しておきます。

4-2.取り付け位置の確認
次に、車体中央を基準にボディー側アンカーを取り付けますので位置を確認してください。ドアロック金具の中央から、爪付きクリップの内側までが58cmあたりの位置に取り付けます。


4-3.アンカーの打ち込み
※画像は違う車種のものですが、行う作業内容と手順は同じです。
ループ紐の付いた短いテープを、爪付きクリップを使って鉄板に固定します。テープの端と鉄板の端を合わせるようにします。

先に、テープを爪付きクリップに差し込んでから
この時アンカーの端を、車外側へ5ミリほどはみ出させて固定してください↓

ハンマーを使って奥までしっかりと打ち込みます。引っ張っても抜けてこなければOKです。

5. ボディー側ホールドテープを装着する
まず動画をご覧いただき、装着イメージをつかんでください。
下の動画では、キャンピング架装されている車に、付属の「爪付きクリップ」を利用ながら、ホールドテープと網戸も一緒に装着しています。ホールドテープだけを装着する場合にありましても、付属の「爪付きクリップ」を利用することで、確実な装着ができます。
その1、
その2、下側付近は、引き出されようとする力がより強く働きます。「爪付きクリップ」を細かく打ち込んで、入念に固定しています
その3 市販されている、網戸のファスナーを開閉する際に、網戸の下部が モールから抜け出さないように「爪付きクリップ」で補強しています。
動画内で使っている「爪付きアンカー」は、製品に10個 付属させています。追加でお求めいただくこともできます。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/mssupport
↑
アイズ-ブロッカーのタブをクリックし、表示されたメーカー一覧から車種をご選択ください
作業前に ウェザーストリップの鉄芯の状態を確認してください。
それでは、ボディ側ホールドテープを装着していきます。テープは長さが異なる2種類のテープが付属されています。
5-1.長いホールドテープを取り付ける起点を決める
まず長いテープから装着を行います。装着は装着は、上側曲線部の中央付近から装着し始めます。厳密でなくても、おおよそで大丈夫です。

テープの装着始点部分に 「爪付きクリップ」を 打ち込んで固定します。

5-2.下側に向かってホールドテープを装着していく
■ 装着要領■
①ウェザーストリップモールの溝にボディー側ホールドテープの幅の狭いほうを差し込みます。

②テープを差し込んだ状態のまま、元通りにボディーの鉄板へ はめ込みます。

この作業をすこしずつ繰り返して装着していきます。
※所々に、テープの装着始点部分で使った 「爪付きクリップ」を 打ち込んで固定することで、テープがズレるのを防いで装着がしやすくなります。
上の動画でも使っていますので ご確認ください。
下側へ向かってテープ全てを装着していってください。
差し込んだら…

しっかりと手のひらで叩き込む

ウェザーストリップモールを車外側から見てみると、シッカリ奥まで入っているかの判断がつきます。

画像のようにベロ(ひだ)が付いている場合はめくって確認します。

↓ 隙間があるので、モールが奥まで入っておらずダメです。モールがシッカリ奥まで入っていれば隙間はありません。

5-3.長いテープにつなげて、短いホールドテープを取り付ける
※以下の画像は違う車種のものですが、行う作業内容と手順は同じです。
長いテープの下端に、短いテープの端を5ミリほど重ねてから、


重ねた部分を「爪付きクリップ」で固定します。


短いテープの中間あたりも「爪付きクリップ」で固定します

ボディー側アンカーに5ミリほど重なるようにカットし…


重ねた付近を「爪付きクリップ」で固定します

5-4.ウェザーストリップモールをハンマーで打ち込む
ウェザーストリップモールの上から ハンマーで 奥いっぱいまで打ちこみます。この作業が大事です。
軽い力で奥まで打ち込めるのですが、一部でも打ち込みが甘いと、ウェザーストリップモールが浮き上がっていることで バックドアの閉まりが悪くなってしまいます。
しっかりと打ち込まれているかの判断は、目視では難しいので 打ち込んでいるときに出る音や、感触で判断します。
★鈍い音・柔らかな感触 → 高い音・硬い感触 になっていればOKです

アイズ-ブロッカーを装着後「バックドアの閉まりが固くなった」感じがする場合には上記のウェザーストリップモールの浮き上がりを再度確認してください。
※特に上側あたりに浮き上がりがあると 閉まり具合への影響が大きいですので、上側は入念にチェックしてください。
6. タープ布を取り付ける
=================================
養生時間を経過させてください。
ホールドテープを装着後、1時間以上、できれば3時間ほど養生時間が経過していることを確認してください。その間に バックドア側に貼ったテープの接着力が増し、本来の性能の80%ほどの接着力になります。
夏場の晴れた日の作業でしたら、テープを貼って シッカリと加圧ができていれば 1時間後には大丈夫な接着強度になっていたりしますが、できるだけ上記の養生時間を経てから タープ布を装着してください。特に寒冷時や雨の日の作業では 十分な養生時間を経過させてください。
=================================
6-1.タープ布の判別
タープ布の車外側になる面には撥水加工処理を行っていますので、以下の方法で車外側を判別し、間違えないように装着してください。
▼タープ布の 運転席側/助手席側 の判別方法▼
運転席側の車内側だけに緑色のAizuのタグがついています。

▼装着時の目印▼
左右のタープ布とも、車内側になる面には薄茶色の面ファスナーが付いています。
これがバックドアの上部(首元)へ来るように装着してください。
(装着終了後は取り外してください)

6-2.ショックコードの接合
タープ布の「袖口(上側)」と「足元(下側)」から出ているショックコードの端部に付いているフックをバックドア側アンカーとボディー側アンカーのそれぞれに接合します。
▼ボディー側アンカーへ▼
アンカーから出ている紐をループ状に広げておき、接合します。接合後はフックの開きを閉じ、タグを取り外してください。先の細いプライヤーで作業するとつなげやすいです。


▼バックドア側アンカーへ▼
貼り付けタイプの場合、さきほどの反対側から出ているフックを、バックドア側アンカーのループにつなげてからフックの開きを閉じてください。


磁石タイプの場合、さきほどの反対側から出ているフックを、リップ(薄い板)の穴につなげてからフックの開きを閉じてください。


ショックコードを接合し終えバックドアを全開にすると、このような状態になり ます。

6-3.タープ布の接合
タープ布をホールドテープに接合していきます。①~⑩の順に取り付けを行ってください。
▼まず①~⑤です▼

①.アンカー側端部(袖口)を接合します。
端部から15cmほど接合します。
↓貼り付けタイプのアンカーでの図です

タープ布の先端をアンカーで巻き込むようにくっつけるとホールド力が増します。

↓磁石タイプのアンカーの図です

②.反対側の端部(首元)を接合します。
15cmほど接合します。タープ布は伸縮性の高い生地ですので1.2倍ほどに伸びます。
強く引き伸ばしていただいても大丈夫です。

③.次に真ん中あたりを接合します。
5cmほど接合します。この時点では仮装着ですので、軽く付いている程度でOKです。

残りの④と⑤の辺りを、シワが無いように接合します。
▼次に⑥~⑩です▼

⑥.ボディー側の端部(首元)を接合します。
15cmほど接合します。
バックドア側と同様に、生地を引き伸ばして接合します。
その際に、首元ありのタープ布に張り感が出るように、なおかつあまり張りすぎない程度に接合してください。
ホールドテープの終端部とタープ布の終端部は、一致しません。テープの方が少し(1~2cm)余り気味になるはずです。余ったテープはのちほど切り取れますし、そのまま残しても問題ありません。

この辺りに適度な張り感

↑※この部分の張りが強すぎますと、バックドアを引き下げる力が強く働き ドアが全開位置に保持しずらくなります。張りが強すぎる場合には、上側方向に装着位置をずらしていく(ボディ側とバックドア側との距離を縮める)ことで 張り具合を 弱めることができます。
⑦.下側端部(足元)を接合します。
端部から15cmほど接合します。

⑧.次に真ん中あたりを接合します。
5cmほど接合します。
この時点では仮装着ですので、軽く付いている程度でOKです。

残りの⑨と⑩の辺りを、シワが無いように接合します。
※もしこの時点でシワが無くキレイに張れていれば、次の「手順7-1」は飛ばしてもらっても構いません※
7. 貼り具合を調整します
7-1.タープ布の調整
シワっ気が 残るようでしたら、何度も 剥がしては接合を繰り返して 貼り直してみてください。

テープ接合を剥がすには、タープ布の内側と外側の両方から 行うとやりやすいです。


シワが出ないようにするコツとしては、生地の一部に たるみが出ないように タープ布の接合部全体にわたって、 同じような引っ張り加減にすることです。
おおむね シワが取れました。

7-2.タープ布を強く接合する
具合よく張っている状態が確認できたら、タープ布とバックドア側、タープ布とボディー側の 各ホールドテープとの接合部を しっかりと押さえて、接合を強くします


7-3.はみ出しているテープの処理
もし 上側端部のホールドテープが余っているようでしたら、ハサミで切り取って整えて下さい。なお、切らなくても機能的には問題ありません。
↓バックドア側(まっすぐ切ります)

↓ボディー側(角の部分は丸く切っておくと安全です)

8. バックドアの閉まり具合をご確認ください
バックドアを閉めてみてください。
閉まり具合が 装着前よりも固く感じるようでしたら、5-4 の「ウェザーストリップモールの浮き上がり」を 再度 確認してください。
パッと見では浮き上がりがないように見えても、ハンマーでたたいてみると 鈍い音がする場合もあります。
特に上部はわずかな浮きでも閉まり具合に影響します。(下部はさほどの影響はありません)

タープ布が はさまれないか を ご確認ください。
バックドアを勢いよく閉めようとすると、車内の空気が車外側へと流される際にタープ布も外側に出されてしまい、タープ布がドアに挟まれやすくなります。特に、バックドアに網戸を装着していたり、キャンピング架装車などで 後端部に収納棚等が装備されていたりすると、車内空気を排出する為のダクトの通気量が少なくなっている(あるいはなくなっている)ことで その作用が出やすいです。バックドアをゆっくり閉めるようにしてみてください。あるいは 少しご面倒ですが、スライドドアや小窓等を開けた状態でバックドアを閉めると、空気の逃げ道ができることでタープ布が挟まれにくいだけでなく、バックドアの閉まり具合が劇的に軽くなります。ぜひ お試しください。


バックドアが元通りの全開状態になるかどうかを、ご確認ください。
・アイズ-ブロッカーを装着されたことで、ドアが全開位置に止まらなくなる場合もあります。タープ布の上部付近を上側方向に移動させてみて下さい( ⑥.ボディー側の端部(首元)を接合します。 を参照ください)。
・バックドアを開くガスダンパーが経年劣化で反力が弱まっておりますと、アイズ-ブロッカーを装着されたことで、ドアが全開位置に止まらなくなる場合もあります。
ダンパーを交換される場合には、より反力が強いタイプの「強化ダンパー」などに交換される方が、スキー場などの寒冷化でも また ドアに付加物を装着していて重くなっている場合などでも ドアが全開してくれやすく アイズ-ブロッカーとの相性が良いです。「エブリィ バックドア 強化ダンパー」などのワード検索でお探しできます。
・ドアが純正よりも より大きく開くダンパーに交換されている場合にありましては、純正状態よりも+7cmほどの高さまでは、タープ布やショックコードは追随できるようになっていますが、張りが強すぎる部分があると、全開位置までにならなかったり、ウェザーストリップモールが引き出される場合があります。ご注意ください。
取り付け方法のご案内は、以上となります
■ ご使用上の注意点などは こちら でご案内しております。必ずご確認くださいますよう お願い申し上げます。
============================
バックドア側のホールドテープは 最下部の曲線部が一番 剥がれようとする力が働きます。 「この部分だけが剥がれてしまった・・・」場合には、剥がれた部分だけを貼り直すことで補修ができます。20cm+20cm(合計40cm)の長さのホールドテープ と、下地処理用のプライマーを、補修用品として用意しています。
他にも、各種補修部品を下記ページにて ご購入いただけます。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/abdetail/257
============================
最後になりますが、
ご使用上で 気になることが ございましたら ご報告いただけますと
今後の改良などへと つなげることができて、ありがたく存じます。
弊社レビュー投稿ページはコチラにあります。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/reviewlist
どうぞ よろしくお願いいたします。
株式会社 アイズ
アイズ-ブロッカー 開発・製作担当者 一同
TEL 053-422-7608
FAX 053-422-7178
info@aizu-rv.co.jp
============================
アイズ-ブロッカーは、 特許取得済です(特許第6862023)
また、上記説明書の営利目的利用はご遠慮下さい。(©aizu2021)
よろしくお願いいたします。
(特許第6862023)
DA64 エブリィ(NV100, ミニキャブ、タウンボックス)ハイルーフ用
2023年6月15日以降に出荷した製品の装着方法となります。
2023年8月18日以降に出荷した製品から、バックドア側アンカーが磁石タイプに変更されています。取り付け位置は従来の「バックドアアンカー(貼り付けタイプ)」と同じです。

===================
【必要工具類】

①:テッシュ
②:ハサミ
③:メジャー
④:ハンマーの類(フツーのトンカチでokです)
⑤:パーツクリーナーの類(脱脂処理に使用します。ベンジンなどの石油系溶剤がお勧めです。シンナーなどの溶剤は塗装面を痛めます)
⑥:ドライヤー(寒冷時や多湿の場合に使用)
※先の細いプライヤーやペンチの類
※水性ペン
※踏み台
があると便利です。
===================
【商品内容】を ご確認ください。

①:アイズ-ブロッカー本体タープ布:左右2枚(ショックコード付き)
※運転席側のタープ布には、緑色の「Aizuのタグ」が縫い付けています。助手席側にはタグはありません。
②:バックドア側ホールドテープ:2本
③:脱脂確認用 ためし貼りテープ:2枚
④:バックドア側アンカー(T字形の部材):2個
↓2023年8月18日以降に付属のバックドア側アンカー(磁石タイプ)

⑤:バックドア側ホールドテープ用プライマー液:1 個
⑥:ボディー側ホールドテープ
長いテープ:2本(ボディー上側に使用)
短いテープ:2本(ボディー下側に使用・切り込み付き)
⑦:ボディー側ホールドテープ固定用 爪付きクリップ:10個
⑧:ボディー側アンカー
紐付きの短いテープ状のもの:2個 + 爪付きクリップ 小2個付き
以上、8点です
===================
【各部の名称】です。

↑2023年8月18日以降は図右上が、②:バックドア側アンカー(磁石タイプ)に変更されています。
【作業時間】
作業自体は約1時間ほどですが、粘着材貼付け後に最低1時間(できれば3時間)以上、養生時間をおいてください。
【作業環境について】
粘着材貼付け作業には、気温が20℃以上、乾燥した状況下が望ましいです。寒冷時や雨天等の多湿時等は、ドライヤー(家庭用のものでOKです)を使用しながら作業をしてください。
気温が15℃以下の気温下では、十分な貼り付け強度が実現しない可能性があります。
家庭用のヘアードライヤーでOKですので、粘着面と貼り付け面との両方を40℃くらいに温めながらの作業をお勧めします。ヘアードライヤーなどが使えない作業環境の場合には、 車のリヤヒーターを稼働させてバックドアの貼り付け面をできるだけ温めておき、テープ自体も温めた状態にしておいてからの貼り付け作業が よろしいかと存じます。
【装着作業の流れ】
■1.バックドアの脱脂(コーティング剤の磨き落とし処理が必要な場合もあります)と プライマー塗布を行う

■2.バックドアにアンカー(T字形の部材)とホールドテープを貼り付ける※2023年8月18日以降は磁石タイプ

■3.ボディーにアンカーとホールドテープを装着する。

※次のタープ布を取り付ける前に、最低1時間(できれば3時間)以上、養生時間をおいてください。養生中に粘着材の接着力が増します。
■4.タープ布を取り付ける。

■5.タープ布の貼り具合を調整して、ドアの閉まり具合を確認する。
このブログや取付け説明書を、最後までお読みいただいたうえで作業を開始してください。
以下、取り付けの詳細手順です。
==========================
重要!!
▼作業時の温度・湿度について
気温が20℃以上あり、乾燥した状況下での作業が望ましいです。
寒冷時や多湿時等は、ドライヤー(家庭用のものでOKです)を使用してください。
↓↓
ドライヤーを使い、貼り付ける箇所とテープの粘着面を温めながら(50℃程度)貼り付けることで、強力に貼り付けることができます。
雨天時はどうしても、貼り付け面が湿ってしまいます。ドライヤーを使用できない場合は、晴れた日に作業を行ってください。
寒冷時にドライヤーをお使いになれない環境の場合には、バックドアを閉めた状態で車のヒーターを稼働させて、バックドアの表面温度が、できれば20℃以上になっている状態にしてから 作業されることをお勧めします。
▼使用している粘着テープについて
バックドア側アンカーとホールドテープの粘着材は、高性能な粘着テープですが、その性能を発揮させるには、
・接着する面へのしっかりとした脱脂
・十分な加圧(5kgf/㎠) → 強い指圧をするくらいの押し付け力
・十分な養生時間
が必要です。
スリーエムジャパン株式会社様が公開している
「3M VHB 接着マニュアル」
をできればご一読ください。
気温が20℃以上あり、乾燥した状況下での作業が望ましいです。
寒冷時や多湿時等は、ドライヤー(家庭用のものでOKです)を使用してください。
↓↓
ドライヤーを使い、貼り付ける箇所とテープの粘着面を温めながら(50℃程度)貼り付けることで、強力に貼り付けることができます。
雨天時はどうしても、貼り付け面が湿ってしまいます。ドライヤーを使用できない場合は、晴れた日に作業を行ってください。
寒冷時にドライヤーをお使いになれない環境の場合には、バックドアを閉めた状態で車のヒーターを稼働させて、バックドアの表面温度が、できれば20℃以上になっている状態にしてから 作業されることをお勧めします。
▼使用している粘着テープについて
バックドア側アンカーとホールドテープの粘着材は、高性能な粘着テープですが、その性能を発揮させるには、
・接着する面へのしっかりとした脱脂
・十分な加圧(5kgf/㎠) → 強い指圧をするくらいの押し付け力
・十分な養生時間
が必要です。
スリーエムジャパン株式会社様が公開している
「3M VHB 接着マニュアル」
をできればご一読ください。
1.バックドアのアンカーやホールドテープの貼り付ける面をしっかりと脱脂処理する
ウェザーストリップモールがバックドア側に当たる部分の内側にテープとアンカーを貼り付けますので、それらを貼り付ける場所の周辺を広めにしっかりと脱脂処理してください。
(ウェザーストリップモールについては、上で記載した【各部名称】や 4-1.ウェザーストリップモールの取り外し を参照ください)
脱脂処理する場所は下画像の赤で記したあたりです。



1-1.脱脂処理をする
貼り付ける部分に、カーワックスの成分などが残っていると、粘着材はしっかりと貼りつきません。パーツクリーナーやベンジンなどを使って、しっかりと脱脂処理してください。
バックドアの左右とも脱脂処理をしてください。
脱脂作業のコツ
※ パーツクリーナーなどで濡らしながら、ティッシュで ”磨くイメージ” で拭く。
(1枚の布で前端だけ溶剤を含ませ、後半分は乾いた状態で、一方向に拭くのは良い方法です。)
※ 拭き取り方は一方向とし、往復や丸く拭かない。
※ 拭き取る紙や布は汚れの無い物を使用し、常に新しい面で拭う拭う。(汚れた面で拭くと、汚れをただのばしているだけになってしまします。)
(1枚の布で前端だけ溶剤を含ませ、後半分は乾いた状態で、一方向に拭くのは良い方法です。)
※ 拭き取り方は一方向とし、往復や丸く拭かない。
※ 拭き取る紙や布は汚れの無い物を使用し、常に新しい面で拭う拭う。(汚れた面で拭くと、汚れをただのばしているだけになってしまします。)
ご注意下さい
ボディコーティングがされている場合
ボディコーティングされていると、上述の脱脂処理では不十分で、粘着材がしっかりと貼り付きません。コーティング被膜を研摩材で磨き落とすなどの作業が必要となります。 また、最近の洗車用シャンプーの中には、ワックス成分やコーティング成分が配合されていて、汚れを落とすのと同時にボディに艶を出してくれる製品があります。ワックス成分やコーティング成分が残っておりますと、しっかりとテープが貼り付きません。貼り付け面を確実に下処理するために、コンパウンド(ノンシリコンタイプがお勧めです)や1200~1500番くらいの耐水ペーパーや研磨スポンジ(キッチンなどで使うメラニンスポンジでも研磨できます)で磨き落とします。貼り付け面だけを磨き落とせるように、貼り付け面以外の箇所をマスキング処理をしてから磨き作業をされることをお勧めします。
下画像では ガムテープでマスキングをしておいて、研磨スポンジ(3M マイクロファイン)で 貼り付け面を 軽く磨いています。

各種のクリーナーを使って作業する場合
ガラスクリーナーやプラスチッククリーナーなどには、汚れを落とす成分の他に、汚れが再度付着することを防止する成分が含まれている場合が多いです。この汚れ付着防止成分(シリコンやワックス等)が表面に残っていると粘着材がしっかりと貼り付いてくれません。また 汚れ付着防止成分(シリコンやワックスなど)が残っている部分に一度貼り付けてしまいますと、汚れ付着防止成分が粘着材側にも移行しますので、再使用することができません。新しい粘着テープを使う必要があります。各種のクリーナーなどを使って作業をされた場合には 汚れ付着防止成分が表面に残らないよう、クリーナーを使用後に入念な脱脂処理してください。
ボディコーティングされていると、上述の脱脂処理では不十分で、粘着材がしっかりと貼り付きません。コーティング被膜を研摩材で磨き落とすなどの作業が必要となります。 また、最近の洗車用シャンプーの中には、ワックス成分やコーティング成分が配合されていて、汚れを落とすのと同時にボディに艶を出してくれる製品があります。ワックス成分やコーティング成分が残っておりますと、しっかりとテープが貼り付きません。貼り付け面を確実に下処理するために、コンパウンド(ノンシリコンタイプがお勧めです)や1200~1500番くらいの耐水ペーパーや研磨スポンジ(キッチンなどで使うメラニンスポンジでも研磨できます)で磨き落とします。貼り付け面だけを磨き落とせるように、貼り付け面以外の箇所をマスキング処理をしてから磨き作業をされることをお勧めします。
下画像では ガムテープでマスキングをしておいて、研磨スポンジ(3M マイクロファイン)で 貼り付け面を 軽く磨いています。

各種のクリーナーを使って作業する場合
ガラスクリーナーやプラスチッククリーナーなどには、汚れを落とす成分の他に、汚れが再度付着することを防止する成分が含まれている場合が多いです。この汚れ付着防止成分(シリコンやワックス等)が表面に残っていると粘着材がしっかりと貼り付いてくれません。また 汚れ付着防止成分(シリコンやワックスなど)が残っている部分に一度貼り付けてしまいますと、汚れ付着防止成分が粘着材側にも移行しますので、再使用することができません。新しい粘着テープを使う必要があります。各種のクリーナーなどを使って作業をされた場合には 汚れ付着防止成分が表面に残らないよう、クリーナーを使用後に入念な脱脂処理してください。
1-2.脱脂状態を確認する
脱脂作業が終りましたら、ホールドテープを貼る前に脱脂が十分にできているかの確認をしてください。脱脂作業をした箇所に、テストピース(小さな試し貼りテープ)を貼ってみてください。
▼貼った上から強く指圧をするくらいの力で数秒間加圧してください。
5分ほど経過させたのち剥がそうとしてみてください。
▼ガムテープを貼ったときのように、剥がすのに抵抗感があるようでしたらOKです。
▼さほどの抵抗感なく剥がれてくるようですと、脱脂が十分にできていませんので、再度脱脂作業を行ってください。
2. 貼り付け面にプライマー処理をする
貼り付け部周辺に付属のプライマーを必ず塗ってください。
プライマーによる下地処理をすることで、テープをより強固に接着させることができます。
下画像の車は別の車種ですが、作業内容は同じです。ご了承ください。
小さく折りたたんだ(3~4cm四方)テッシュに、小瓶に入っているプライマ液を浸み込ませながら、

脱脂済みの貼り付け面を拭くようにして プライマー液を塗布します。

プライマー液を こぼさないようにご注意ください。


続けて反対側(助手席側)にもプライマーを塗ってください。10分ほど乾燥させたのちに次の「手順3」へ進んでください。

3.バックドア側アンカーとバックドア側ホールドテープを貼り付ける
作業の前準備として、テープやアンカーを貼り付ける位置を今一度ご確認ください。
テープの貼り直しはできませんのでご注意ください。

↓2023年8月18日以降はアンカー形状が丸(磁石タイプ)

※画像は他車種のものです
3-1.バックドア側アンカーを貼り付ける
まず、バックドア下部に、バックドア側アンカーを貼り付けます。アンカーの貼り付け強度はとても重要です。
この部分だけでもドライヤーで、貼り付け面と粘着材の両方を十分に暖めながら貼り付けるようにしてください。
【貼り付けタイプのアンカー】
貼り付け位置は、下の図を参考にしてください。位置は厳密でなくとも、おおむね画像と同じような位置でかまいません。
下画像は全て運転席側です。助手席側も同様に貼ってください。
下画像の「× 印」をつけたあたりを向く角度にアンカーを傾けて貼ります。

真ん中にある、フックを引っ掛けるためのループが車内側になるようにします。

貼り付けた後で、空気を抜くようにシッカリと圧着させてください。指圧をするイメージです。

【磁石タイプのアンカー】
貼り付け位置は、下の図を参考にしてください。位置は厳密でなくとも、おおむね画像と同じような位置でかまいません。
下画像は全て運転席側です。助手席側も同様に貼ってください。


失敗してしまった場合の対処方法(貼り付けタイプ)
貼り付け後、数秒~数十秒経過すると まともには剥がせません。
※貼り直しをする場合、貼り付けたテープは とても強力に接着されていて剥がしとるにも大変ですが、石油系溶剤を用いると剥がしやすいです。下記blogを参考にしてください。
https://aizurv2.hamazo.tv/e9665705.html
※補修用部材を用意しています。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/abdetail/257
※なお、アンカーを貼り付ける方法に代えて、鉄板にビス止めする方法もあります。タープ布を接合後に ビス止めをしている画像です。


ドリルビスを充電ドライバーで取り付けます。 ドリルビス(ドリルネジ、ピアスビス)は、100均でも販売されていたりもします。ビスはステンレス製に替えた方がベターです。
(引用元)
https://ruru-syu.com/daiso-screw
⑮ドリルネジセット
※貼り直しをする場合、貼り付けたテープは とても強力に接着されていて剥がしとるにも大変ですが、石油系溶剤を用いると剥がしやすいです。下記blogを参考にしてください。
https://aizurv2.hamazo.tv/e9665705.html
※補修用部材を用意しています。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/abdetail/257
※なお、アンカーを貼り付ける方法に代えて、鉄板にビス止めする方法もあります。タープ布を接合後に ビス止めをしている画像です。
ドリルビスを充電ドライバーで取り付けます。 ドリルビス(ドリルネジ、ピアスビス)は、100均でも販売されていたりもします。ビスはステンレス製に替えた方がベターです。
(引用元)
https://ruru-syu.com/daiso-screw
⑮ドリルネジセット
失敗してしまった場合の対処方法(磁石タイプ)
※蛇足ながら…
鉄板にアンカーをビス止めする方法もあります。
磁石真ん中の黒色部品を外すとクリップ金具が外せますので、ビス止めができます。

鉄板にアンカーをビス止めする方法もあります。
磁石真ん中の黒色部品を外すとクリップ金具が外せますので、ビス止めができます。

3-2.バックドア側ホールドテープを貼り付ける
テープは、ウェザーストリップモールがバックドア側に当たる部分の内側に貼り付けます。※手順1をご参照下さい。
テープも貼り直しはできません、ほぼ一発勝負ですので貼り付け作業の前準備として、テープを貼り付ける位置を 今一度確認したうえで貼り始めてください。
貼り付けてから、数秒経過すると まともには剥がせませんので ご注意ください もし、貼り直しをせざるを得ない場合には、元の粘着材は、使えない状態になっているかと思います。その場合は、いったん使えない状態部分の粘着材をはがし取っていただき(石油系溶剤を用いると剥がしやすいです)市販の両面テープ(高耐熱仕様のテープが少量で販売されています)を貼り直してから、再度貼り付けていただくか、弊社ホームページで販売中の補修用のテープをお使いください。https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/abdetail/257
作業のポイント
寒い日や、雨の日には ドライヤーを使いながらの作業をお勧めします。貼り付け面と粘着材の両方を温めながら(40~50℃)貼り付けていきます。


ホールドテープは、バックドア側アンカーのすぐそばから貼り始めます。曲線部分はシワ(ひだ)になっても問題ありません。(テープの上にタープ布が接合されるのでシワは隠れます)
貼り付けタイプのアンカーの場合、テープの貼り始めは、3-1 で貼りつけたアンカーの 車内側の方(下イラスト・画像を参照ください)に続けて貼っていきます。
※アンカーとホールドテープの端が、ピッタリくっついてなくても構いません
※図のアンカーは貼り付けタイプのものです

テープの貼りはじめ位置にご注意ください↓

プレスラインの内側に沿って貼り進めていきます

テープの長さ分、全部を貼ってください。あとから 余った部分をハサミで切り落とすこともできます。なお、切らずにそのまま残しても機能的には問題ありません。

貼り終えた全体図です↓

3-3 十分に加圧する
上から しっかりとテープを押し付けてください。
「貼り付けたテープが剥がれてきてしまった・・・」 の原因には、この加圧が 不十分だった ことによる場合が 少なくありません。業者さんでも、「貼り付けて おしまい」 にしてしまう場合もあります・・・粘着テープは「感圧接着剤」とも呼ばれていて、圧力を加えないと 十分な接着力(粘着力)を発揮しません。高性能なテープほど しっかりと圧力を加える必要があります。テープの上から 1㎝ごとに 指圧をするつもりで加圧していってください。特に アンカーと、ホールドテープの一番下側のアンカー付近と、一番上側の端部付近は、入念に押し付けてください。


繰り返しになりますが、「テープを単に貼っただけでは、剥がれてきてしまいます。しっかりと押し付けてください」
4.ボディー側アンカーを取り付ける

4-1.ウェザーストリップモールの取り外し
まず、ウェザーストリップモールを後方に引き出して外します。


下部はこの辺りから、上部はこの辺りまで外しておきます。

4-2.取り付け位置の確認
次に、車体中央を基準にボディー側アンカーを取り付けますので位置を確認してください。ドアロック金具の中央から、爪付きクリップの内側までが58cmあたりの位置に取り付けます。


4-3.アンカーの打ち込み
※画像は違う車種のものですが、行う作業内容と手順は同じです。
ループ紐の付いた短いテープを、爪付きクリップを使って鉄板に固定します。テープの端と鉄板の端を合わせるようにします。

先に、テープを爪付きクリップに差し込んでから
この時アンカーの端を、車外側へ5ミリほどはみ出させて固定してください↓

ハンマーを使って奥までしっかりと打ち込みます。引っ張っても抜けてこなければOKです。

5. ボディー側ホールドテープを装着する
まず動画をご覧いただき、装着イメージをつかんでください。
下の動画では、キャンピング架装されている車に、付属の「爪付きクリップ」を利用ながら、ホールドテープと網戸も一緒に装着しています。ホールドテープだけを装着する場合にありましても、付属の「爪付きクリップ」を利用することで、確実な装着ができます。
その1、
その2、下側付近は、引き出されようとする力がより強く働きます。「爪付きクリップ」を細かく打ち込んで、入念に固定しています
その3 市販されている、網戸のファスナーを開閉する際に、網戸の下部が モールから抜け出さないように「爪付きクリップ」で補強しています。
動画内で使っている「爪付きアンカー」は、製品に10個 付属させています。追加でお求めいただくこともできます。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/mssupport
↑
アイズ-ブロッカーのタブをクリックし、表示されたメーカー一覧から車種をご選択ください
作業前に ウェザーストリップの鉄芯の状態を確認してください。
CHECK!
ウェザーストリップの鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)場合は(布地を内張りしているキャンピングカーや、バックドアに網戸を付けている車などに 多く見受けられます)
手で鉄芯を閉じて、溝に隙間がない状態にしてから、ボディ側ホールドテープを差し込んでください。鉄芯(溝)が開いたままだと、ウェザーストリップモールが外れやすいです。
特に、ボディー側アンカー付近は、ウェザーストリップモールが外れる方向に力が、他の部位よりも加わりますので、しっかりと鉄芯が閉じている状態(溝の隙間がない状態)で 元通りに戻し入れてください。
◎ 鉄芯が閉じている(溝の隙間がない状態)

✖ 鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)

鉄芯を手で閉じて、溝に隙間がない状態にしてから 装着してください。

なお、布地を内張りしているキャンピングカーなどでは、鉄芯(溝)を閉じた状態で、戻し入れるのが困難だったりします。その場合には、鉄芯(溝)を開いた状態で ホールドテープを差し入れながら ウェザーストリップモールをボディ側に元通りに戻し入れ、戻し入れた後から、プライヤーなどを使って しっかりと鉄芯を締めて、ウェザーストリップモールが抜けてこないようにします。
手で鉄芯を閉じて、溝に隙間がない状態にしてから、ボディ側ホールドテープを差し込んでください。鉄芯(溝)が開いたままだと、ウェザーストリップモールが外れやすいです。
特に、ボディー側アンカー付近は、ウェザーストリップモールが外れる方向に力が、他の部位よりも加わりますので、しっかりと鉄芯が閉じている状態(溝の隙間がない状態)で 元通りに戻し入れてください。
◎ 鉄芯が閉じている(溝の隙間がない状態)

✖ 鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)

鉄芯を手で閉じて、溝に隙間がない状態にしてから 装着してください。

なお、布地を内張りしているキャンピングカーなどでは、鉄芯(溝)を閉じた状態で、戻し入れるのが困難だったりします。その場合には、鉄芯(溝)を開いた状態で ホールドテープを差し入れながら ウェザーストリップモールをボディ側に元通りに戻し入れ、戻し入れた後から、プライヤーなどを使って しっかりと鉄芯を締めて、ウェザーストリップモールが抜けてこないようにします。
それでは、ボディ側ホールドテープを装着していきます。テープは長さが異なる2種類のテープが付属されています。
5-1.長いホールドテープを取り付ける起点を決める
まず長いテープから装着を行います。装着は装着は、上側曲線部の中央付近から装着し始めます。厳密でなくても、おおよそで大丈夫です。

テープの装着始点部分に 「爪付きクリップ」を 打ち込んで固定します。

5-2.下側に向かってホールドテープを装着していく
■ 装着要領■
①ウェザーストリップモールの溝にボディー側ホールドテープの幅の狭いほうを差し込みます。

②テープを差し込んだ状態のまま、元通りにボディーの鉄板へ はめ込みます。

この作業をすこしずつ繰り返して装着していきます。
※所々に、テープの装着始点部分で使った 「爪付きクリップ」を 打ち込んで固定することで、テープがズレるのを防いで装着がしやすくなります。
上の動画でも使っていますので ご確認ください。
お間違いのないように注意
※注意1:テープはV字に折ってあり、折り幅の狭い方をウェザーストリップモールの溝に差し込みます
※注意2:テープを差し込む場所を間違えないように気を付けてください ↓

※注意2:テープを差し込む場所を間違えないように気を付けてください ↓

下側へ向かってテープ全てを装着していってください。
差し込んだら…

しっかりと手のひらで叩き込む

ウェザーストリップモールを車外側から見てみると、シッカリ奥まで入っているかの判断がつきます。

画像のようにベロ(ひだ)が付いている場合はめくって確認します。

↓ 隙間があるので、モールが奥まで入っておらずダメです。モールがシッカリ奥まで入っていれば隙間はありません。

5-3.長いテープにつなげて、短いホールドテープを取り付ける
※以下の画像は違う車種のものですが、行う作業内容と手順は同じです。
長いテープの下端に、短いテープの端を5ミリほど重ねてから、


重ねた部分を「爪付きクリップ」で固定します。


短いテープの中間あたりも「爪付きクリップ」で固定します

ボディー側アンカーに5ミリほど重なるようにカットし…


重ねた付近を「爪付きクリップ」で固定します

5-4.ウェザーストリップモールをハンマーで打ち込む
ウェザーストリップモールの上から ハンマーで 奥いっぱいまで打ちこみます。この作業が大事です。
軽い力で奥まで打ち込めるのですが、一部でも打ち込みが甘いと、ウェザーストリップモールが浮き上がっていることで バックドアの閉まりが悪くなってしまいます。
しっかりと打ち込まれているかの判断は、目視では難しいので 打ち込んでいるときに出る音や、感触で判断します。
★鈍い音・柔らかな感触 → 高い音・硬い感触 になっていればOKです
アイズ-ブロッカーを装着後「バックドアの閉まりが固くなった」感じがする場合には上記のウェザーストリップモールの浮き上がりを再度確認してください。
※特に上側あたりに浮き上がりがあると 閉まり具合への影響が大きいですので、上側は入念にチェックしてください。
6. タープ布を取り付ける
=================================
養生時間を経過させてください。
ホールドテープを装着後、1時間以上、できれば3時間ほど養生時間が経過していることを確認してください。その間に バックドア側に貼ったテープの接着力が増し、本来の性能の80%ほどの接着力になります。
夏場の晴れた日の作業でしたら、テープを貼って シッカリと加圧ができていれば 1時間後には大丈夫な接着強度になっていたりしますが、できるだけ上記の養生時間を経てから タープ布を装着してください。特に寒冷時や雨の日の作業では 十分な養生時間を経過させてください。
=================================
6-1.タープ布の判別
タープ布の車外側になる面には撥水加工処理を行っていますので、以下の方法で車外側を判別し、間違えないように装着してください。
▼タープ布の 運転席側/助手席側 の判別方法▼
運転席側の車内側だけに緑色のAizuのタグがついています。

▼装着時の目印▼
左右のタープ布とも、車内側になる面には薄茶色の面ファスナーが付いています。
これがバックドアの上部(首元)へ来るように装着してください。
(装着終了後は取り外してください)

6-2.ショックコードの接合
タープ布の「袖口(上側)」と「足元(下側)」から出ているショックコードの端部に付いているフックをバックドア側アンカーとボディー側アンカーのそれぞれに接合します。
▼ボディー側アンカーへ▼
アンカーから出ている紐をループ状に広げておき、接合します。接合後はフックの開きを閉じ、タグを取り外してください。先の細いプライヤーで作業するとつなげやすいです。


▼バックドア側アンカーへ▼
貼り付けタイプの場合、さきほどの反対側から出ているフックを、バックドア側アンカーのループにつなげてからフックの開きを閉じてください。


磁石タイプの場合、さきほどの反対側から出ているフックを、リップ(薄い板)の穴につなげてからフックの開きを閉じてください。


ショックコードを接合し終えバックドアを全開にすると、このような状態になり ます。

6-3.タープ布の接合
タープ布をホールドテープに接合していきます。①~⑩の順に取り付けを行ってください。
▼まず①~⑤です▼

①.アンカー側端部(袖口)を接合します。
端部から15cmほど接合します。
↓貼り付けタイプのアンカーでの図です

タープ布の先端をアンカーで巻き込むようにくっつけるとホールド力が増します。

↓磁石タイプのアンカーの図です

②.反対側の端部(首元)を接合します。
15cmほど接合します。タープ布は伸縮性の高い生地ですので1.2倍ほどに伸びます。
強く引き伸ばしていただいても大丈夫です。

③.次に真ん中あたりを接合します。
5cmほど接合します。この時点では仮装着ですので、軽く付いている程度でOKです。

残りの④と⑤の辺りを、シワが無いように接合します。
▼次に⑥~⑩です▼

⑥.ボディー側の端部(首元)を接合します。
15cmほど接合します。
バックドア側と同様に、生地を引き伸ばして接合します。
その際に、首元ありのタープ布に張り感が出るように、なおかつあまり張りすぎない程度に接合してください。
ホールドテープの終端部とタープ布の終端部は、一致しません。テープの方が少し(1~2cm)余り気味になるはずです。余ったテープはのちほど切り取れますし、そのまま残しても問題ありません。

この辺りに適度な張り感

↑※この部分の張りが強すぎますと、バックドアを引き下げる力が強く働き ドアが全開位置に保持しずらくなります。張りが強すぎる場合には、上側方向に装着位置をずらしていく(ボディ側とバックドア側との距離を縮める)ことで 張り具合を 弱めることができます。
⑦.下側端部(足元)を接合します。
端部から15cmほど接合します。

⑧.次に真ん中あたりを接合します。
5cmほど接合します。
この時点では仮装着ですので、軽く付いている程度でOKです。

残りの⑨と⑩の辺りを、シワが無いように接合します。
※もしこの時点でシワが無くキレイに張れていれば、次の「手順7-1」は飛ばしてもらっても構いません※
7. 貼り具合を調整します
7-1.タープ布の調整
シワっ気が 残るようでしたら、何度も 剥がしては接合を繰り返して 貼り直してみてください。
テープ接合を剥がすには、タープ布の内側と外側の両方から 行うとやりやすいです。
シワが出ないようにするコツとしては、生地の一部に たるみが出ないように タープ布の接合部全体にわたって、 同じような引っ張り加減にすることです。
おおむね シワが取れました。
7-2.タープ布を強く接合する
具合よく張っている状態が確認できたら、タープ布とバックドア側、タープ布とボディー側の 各ホールドテープとの接合部を しっかりと押さえて、接合を強くします


7-3.はみ出しているテープの処理
もし 上側端部のホールドテープが余っているようでしたら、ハサミで切り取って整えて下さい。なお、切らなくても機能的には問題ありません。
↓バックドア側(まっすぐ切ります)

↓ボディー側(角の部分は丸く切っておくと安全です)

8. バックドアの閉まり具合をご確認ください
バックドアを閉めてみてください。
閉まり具合が 装着前よりも固く感じるようでしたら、5-4 の「ウェザーストリップモールの浮き上がり」を 再度 確認してください。
パッと見では浮き上がりがないように見えても、ハンマーでたたいてみると 鈍い音がする場合もあります。
特に上部はわずかな浮きでも閉まり具合に影響します。(下部はさほどの影響はありません)
タープ布が はさまれないか を ご確認ください。
バックドアを勢いよく閉めようとすると、車内の空気が車外側へと流される際にタープ布も外側に出されてしまい、タープ布がドアに挟まれやすくなります。特に、バックドアに網戸を装着していたり、キャンピング架装車などで 後端部に収納棚等が装備されていたりすると、車内空気を排出する為のダクトの通気量が少なくなっている(あるいはなくなっている)ことで その作用が出やすいです。バックドアをゆっくり閉めるようにしてみてください。あるいは 少しご面倒ですが、スライドドアや小窓等を開けた状態でバックドアを閉めると、空気の逃げ道ができることでタープ布が挟まれにくいだけでなく、バックドアの閉まり具合が劇的に軽くなります。ぜひ お試しください。
バックドアが元通りの全開状態になるかどうかを、ご確認ください。
・アイズ-ブロッカーを装着されたことで、ドアが全開位置に止まらなくなる場合もあります。タープ布の上部付近を上側方向に移動させてみて下さい( ⑥.ボディー側の端部(首元)を接合します。 を参照ください)。
・バックドアを開くガスダンパーが経年劣化で反力が弱まっておりますと、アイズ-ブロッカーを装着されたことで、ドアが全開位置に止まらなくなる場合もあります。
ダンパーを交換される場合には、より反力が強いタイプの「強化ダンパー」などに交換される方が、スキー場などの寒冷化でも また ドアに付加物を装着していて重くなっている場合などでも ドアが全開してくれやすく アイズ-ブロッカーとの相性が良いです。「エブリィ バックドア 強化ダンパー」などのワード検索でお探しできます。
・ドアが純正よりも より大きく開くダンパーに交換されている場合にありましては、純正状態よりも+7cmほどの高さまでは、タープ布やショックコードは追随できるようになっていますが、張りが強すぎる部分があると、全開位置までにならなかったり、ウェザーストリップモールが引き出される場合があります。ご注意ください。
取り付け方法のご案内は、以上となります
■ ご使用上の注意点などは こちら でご案内しております。必ずご確認くださいますよう お願い申し上げます。
============================
バックドア側のホールドテープは 最下部の曲線部が一番 剥がれようとする力が働きます。 「この部分だけが剥がれてしまった・・・」場合には、剥がれた部分だけを貼り直すことで補修ができます。20cm+20cm(合計40cm)の長さのホールドテープ と、下地処理用のプライマーを、補修用品として用意しています。
他にも、各種補修部品を下記ページにて ご購入いただけます。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/abdetail/257
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最後になりますが、
ご使用上で 気になることが ございましたら ご報告いただけますと
今後の改良などへと つなげることができて、ありがたく存じます。
弊社レビュー投稿ページはコチラにあります。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/reviewlist
どうぞ よろしくお願いいたします。
株式会社 アイズ
アイズ-ブロッカー 開発・製作担当者 一同
TEL 053-422-7608
FAX 053-422-7178
info@aizu-rv.co.jp
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アイズ-ブロッカーは、 特許取得済です(特許第6862023)
また、上記説明書の営利目的利用はご遠慮下さい。(©aizu2021)
よろしくお願いいたします。
2023年06月01日
E26 / NV350キャラバン スーパーロング 標準/ワイド 【ハイルーフ車用】 アイズ-ブロッカーの 取付説明書
E26/NV350キャラバン スーパーロング 標準 / ワイド 【ハイルーフ車用】 アイズ-ブロッカー取付説明書
(特許第6862023)
2023年6月1日以降に生産した製品用

===================
【必要工具類】

①:テッシュ
②:ハサミ
③:メジャー
④:ハンマーの類(フツーのトンカチでokです)
⑤:パーツクリーナーの類(脱脂処理に使用します。ベンジンなどの石油系溶剤がお勧めです。シンナーなどの溶剤は塗装面を痛めます)
⑥:ドライヤー(寒冷時や多湿の場合に使用)
※先の細いプライヤーやペンチの類
※水性ペン
※踏み台
があると便利です。
===================
【商品内容】を ご確認ください。

①:アイズ-ブロッカー本体タープ布:左右2枚(ショックコード付き)
※運転席側のタープ布には、緑色の「Aizuのタグ」が縫い付けています。助手席側にはタグはありません。
※ショックコードの片側には、補助アンカー(布テープタイプ)が付いています。
②:バックドア側ホールドテープ:2本
③:バックドア側アンカー(貼付タイプ):2個
④:脱脂確認用 ためし貼りテープ:2枚
⑤:バックドア側ホールドテープ用プライマー液:1 個+シート:1 袋(最新仕様は袋無し)
⑥:ボディー側ホールドテープ
長いテープ:2本(ボディー上側に使用)
短いテープ:2本(ボディー下側に使用・切り込み付き)
⑦:ボディー側ホールドテープ固定用 爪付きクリップ :12個
⑧:ボディー側アンカー
紐付きの短いテープ状のもの:2個 + 爪付きクリップ 小2個付き
⑨:ロープ(バックドアを半開き状態にしておく場合に使ってください)
以上、9点です。
===================
【各部の名称】です。

【作業時間】
作業自体は約1時間ほどですが、粘着材貼付け後に最低1時間(できれば3時間)以上、養生時間をおいてください。
【作業環境について】
粘着材貼付け作業には、気温が20℃以上、乾燥した状況下が望ましいです。寒冷時や雨天等の多湿時等は、ドライヤー(家庭用のものでOKです)を使用しながら作業をしてください。
気温が15℃以下の気温下では、十分な貼り付け強度が実現しない可能性があります。
家庭用のヘアードライヤーでOKですので、粘着面と貼り付け面との両方を40℃くらいに温めながらの作業をお勧めします。ヘアードライヤーなどが使えない作業環境の場合には、 車のリヤヒーターを稼働させて、バックドアの貼り付け面をできるだけ温めておき、テープ自体も温めた状態にしておいてからの貼り付け作業が よろしいかと存じます。
【装着作業の流れ】
■1.バックドアの脱脂とプライマー塗布を行う
スクラッチシールド塗装車など、※場合によっては磨き落とし処理が必要です

■2.バックドアにアンカー(貼付タイプ)とホールドテープを貼り付ける

■3.ボディーにアンカーとホールドテープを装着する。

※次のタープ布を取り付ける前に、最低1時間(できれば3時間)以上、養生時間をおいてください。養生中に粘着材の接着力が増します。
■4.タープ布を取り付ける。

■5.タープ布の貼り具合を調整して、ドアの閉まり具合を確認する。
このブログや取付け説明書を、最後までお読みいただいたうえで作業を開始してください。
以下、取り付けの詳細手順です。
==========================
▼作業時の温度・湿度について
気温が20℃以上あり、乾燥した状況下での作業が望ましいです。
寒冷時や多湿時等は、ドライヤー(家庭用のものでOKです)を使用してください。
↓↓
ドライヤーを使い、貼り付ける箇所とテープの粘着面を温めながら(50℃程度)貼り付けることで、強力に貼り付けることができます。
雨天時はどうしても、貼り付け面が湿ってしまいます。ドライヤーを使用できない場合は、晴れた日に作業を行ってください。
寒冷時にドライヤーをお使いになれない環境の場合には、バックドアを閉めた状態で車のヒーターを稼働させて、バックドアの表面温度が、できれば20℃以上になっている状態にしてから 作業されることをお勧めします。
▼使用している粘着テープについて
ホールドテープの粘着材は、高性能な粘着テープですが、その性能を発揮させるには、
・接着する面へのしっかりとした脱脂
・十分な加圧(5kgf/㎠) → 強い指圧をするくらいの押し付け力
・十分な養生時間
が必要です。
スリーエムジャパン株式会社様が公開している
「3M VHB 接着マニュアル」
をできればご一読ください。
1.バックドアの、アンカーやホールドテープの貼り付ける面をしっかりと脱脂処理する
ウェザーストリップモールがバックドア側に当たる部分の内側にホールドテープとアンカー(貼付タイプ)を貼り付けますので、それらを貼り付ける場所の周辺を広めにしっかりと脱脂処理してください。
(ウェザーストリップモールについては、上で記載した【各部名称】や 4-1.ウェザーストリップモールの取り外し を参照ください)
脱脂処理する場所は下画像の赤で記したあたりです。




1-1.脱脂処理をする
貼り付ける部分に、カーワックスの成分などが残っていると、粘着材はしっかりと貼りつきません。パーツクリーナーやベンジンなどを使って、しっかりと脱脂処理してください。
バックドアの左右とも脱脂処理をしてください。
なお、2021年11月のビッグマイナーチェンジ以降に追加された、スクラッチシールド塗装が施工されている場合、粘着強度が発揮できませんので、研磨スポンジなどで貼り付け面を磨いていただく事をおススメいたします。



1-2.脱脂状態を確認する
脱脂作業が終りましたら、ホールドテープを貼る前に脱脂が十分にできているかの確認をしてください。脱脂作業をした箇所に、テストピース(小さな試し貼りテープ)を貼ってみてください。
▼貼った上から強く指圧をするくらいの力で数秒間加圧してください。

5分ほど経過させたのち剥がそうとしてみてください。
▼ガムテープを貼ったときのように、剥がすのに抵抗感があるようでしたらOKです。

▼さほどの抵抗感なく剥がれてくるようですと、脱脂が十分にできていませんので、再度脱脂作業を行ってください。

2. 貼り付け面にプライマー処理をする
付属のプライマーを、貼りつけ部周辺に必ず塗ってください。
プライマーによる下地処理をすることで、テープをより強固に接着させることができます。
小さく折りたたんだテッシュ(3~4cm四方)に 小瓶に入っているプライマー液を浸みこませながら、

脱脂済みの貼り付け面を拭くようにして プライマー液を塗布します。



プライマー液は十分な量が入っていますが少量ですので こぼさないようにご注意ください。
続けて反対側(助手席側)にもプライマーを塗ってください。

ドアの左右を続けて作業し、10分ほど乾燥させたのちに次の「手順3」へ進んでください。
3.バックドア側ホールドテープを貼り付ける
作業の前準備として、ホールドテープやアンカーを貼り付ける位置を今一度ご確認ください。なお 以下の画像やイラストは 運転席側の装着例となります。
ホールドテープの貼り直しはできませんのでご注意ください。

3-1.バックドア側アンカーを貼り付ける
まず、バックドア下部に、アンカーを貼り付けます。
この部分だけでもドライヤーで、貼り付け面と粘着材の両方を十分に暖めながら貼り付けるようにしてください。
貼り付け位置は、下の図を参考にしてください。位置は厳密でなくとも、おおむね画像と同じような位置でかまいません。
下画像は全て運転席側です。助手席側も同様に貼ってください。
下画像の「× 印」をつけたあたりを向く角度にアンカーを傾けて貼ります。

真ん中にある、ループが車内側になるようにします。
(キャラバンではループは使用しません)
※最新仕様ではループはついていません

貼り付けた後で、空気を抜くようにシッカリと圧着させてください。指圧をするイメージです。
バックドアの凸凹に沿うように貼り付けてください。

3-2.バックドア側ホールドテープを貼り付ける
ホールドテープは、ウェザーストリップモールがバックドア側に当たる部分の内側に貼り付けます。※手順1をご参照下さい。
テープも貼り直しはできません、ほぼ一発勝負ですので貼り付け作業の前準備として、テープを貼り付ける位置を 今一度確認したうえで貼り始めてください。
貼り付けてから、数秒経過すると まともには剥がせませんので ご注意ください もし、貼り直しをせざるを得ない場合には、元の粘着材は、使えない状態になっているかと思います。その場合は、いったん使えない状態部分の粘着材をはがし取っていただき(石油系溶剤を用いると剥がしやすいです)市販の両面テープ(高耐熱仕様のテープが少量で販売されています)を貼り直してから、再度貼り付けていただくか、弊社ホームページで販売中の補修用のテープをお使いください。https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/abdetail/359
ホールドテープは、アンカーのすぐそばから貼り始めます。曲線部分はシワ(ひだ)になっても問題ありません。(テープの上にタープ布が接合されるのでシワは隠れます)
テープの貼り始めは、3-1 で貼りつけたアンカーの車内側の方(下イラスト・画像を参照ください)に続けて貼っていきます。
※テープの端同士が、ピッタリくっついてなくても構いません

テープの貼りはじめ位置にご注意ください↓

プレスラインの内側を 貼り進めていきます。

テープの長さ分、全部を貼ってください。あとから 余った部分をハサミで切り落とすこともできます。なお、切らずにそのまま残しても機能的には問題ありません。

貼り終えた全体図です↓

3-3 十分に加圧する
上から しっかりとテープを押し付けてください。
「貼り付けたテープが剥がれてきてしまった・・・」 の原因には、この加圧が 不十分だった ことによる場合が 少なくありません。業者さんでも、「貼り付けて おしまい」 にしてしまう場合もあります・・・粘着テープは「感圧接着剤」とも呼ばれていて、圧力を加えないと 十分な接着力(粘着力)を発揮しません。高性能なテープほど しっかりと圧力を加える必要があります。テープの上から 1㎝ごとに 指圧をするつもりで加圧していってください。特に アンカーと、ホールドテープの一番下側のアンカー付近と、一番上側の端部付近は、入念に押し付けてください。


繰り返しになりますが、「テープを単に貼っただけでは、剥がれてきてしまいます。しっかりと押し付けてください」
助手席側にも、同様の手順でバックドア側ホールドテープを貼り付けてください。
4.ボディー側アンカーを取り付ける

※作業前中に、リアスカッフプレートやホールドテープが付け外ししずらい場合は、リアの床プレートを、一時的に緩めて浮かせるなど工夫してみてください。

4-1.ウェザーストリップモールの取り外し
まず、ウェザーストリップモールを後方に引き出して外します。

下部はこの辺りから

上部はこの辺りまで外しておきます。

4-2.取り付け位置の確認
次に、車体中央を基準に ボディー側アンカーを取り付けます。ワイド幅のお車はドアロック金具の中央から爪付きクリップの内側までが68cmあたりに、標準幅のお車は61cmあたりに取り付けます。

↓ ちょうど鉄板の重なり枚数が2枚の部分にアンカーを取り付けます。(3枚ではなく重なりの薄い方)※画像はワイド幅のものです。

アンカー(ループ紐の付いた短いテープ)を、「爪付きクリップ」を使って鉄板に固定します。テープの端と鉄板の端を合わせるようにします。

先に、テープを「爪付きクリップ」に差し込んでから
この時アンカーの端を、鉄板3枚側へ5ミリほどはみ出させて固定してください↓

4-3.アンカーの打ち込み
ハンマーを使って奥までしっかりと打ち込みます。引っ張っても抜けてこなければOKです。

隙間の狭い方(薄い鉄板用)の「爪付きクリップ」だと狭すぎる場合には、付属させている広い方(厚い鉄板用)のクリップをお使いください。広い方だと広すぎる・・・といった場合では、広い方のクリップの隙間をペンチで狭めてから装着する方法をお試しください。また、床を架装されているお車の場合などでは上記以外の方法(ビス止めなど)で、ボディー側アンカーを設けるのが望ましい場合もあります。お車の状態に合わせて、適宜 ご判断ください。その場合のアンカー位置にありましても、車体中央からおおむね69cmまたは62cmあたりがベターです。
5. ボディー側ホールドテープを装着する
下画像では、付属の「爪付きクリップ」を利用して、 ホールドテープと網戸とを 一緒に固定しています。

その1、下の動画では、キャンピング架装されている車に、網戸も同時に装着しています。
その2、下側付近は、引き出されようとする力がより強く働きます。「爪付きクリップ」を細かく打ち込んで、入念に固定しています
その3 市販されている網戸とアイズ-ブロッカーの両方を装着する場合に、網戸の生地端部と、アイズ-ブロッカーのホールドテープとを 一緒に固定する部材として 「爪付きクリップ」を利用しています。

また、網戸のファスナーを開閉する際に、網戸の下部が モールから抜け出さないように「爪付きクリップ」で補強しています。
動画内で使っている「爪付きアンカー」は、製品に12個 付属させています。追加でお求めいただくこともできます。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/mssupport
↑
アイズ-ブロッカーのタブをクリックし、表示されたメーカー一覧から車種をご選択ください
■ ボディー側ホールドテープ装着の手順 ■
①引き出して外してあるウェザーストリップモールの溝に、ボディー側ホールドテープの幅の狭いほうを差し込みます。

②テープを差し込んだ状態のまま、元通りにボディーの鉄板へ はめ込みます。

この作業をすこしずつ繰り返して装着していきます。
作業前に ウェザーストリップの鉄芯の状態を確認してください。
それでは、ボディ側ホールドテープを装着していきます。テープは長さが異なる2種類のテープが付属されています。
5-1.長いホールドテープを取り付ける起点を決める
まず長いテープから装着を行います。装着は装着は、上側曲線部の中央付近から装着し始めます。厳密でなくても、おおよそで大丈夫です。

テープの始まり部分を「爪付きクリップ」で固定します。先に、クリップにテープを差し込んでから、その位置に打ち込んで固定します。

※所々に、付属の「爪付きクリップ」を使うことで、テープがズレるのを防いで装着がしやすくなります。
5-2.長いホールドテープを取り付ける
先ほど説明した基本の手順に沿い、下へ向かってテープ全てを装着していってください。
テープの折り目までしっかり差し込んだら…

しっかりと手のひらで叩き込む

ウェザーストリップモールとボディーの境目を車外側から見てみると、シッカリ奥まで入っているかの判断がつきます。

5-3.短いホールドテープを取り付ける
次に短いテープを装着します。
画像の手順で装着したら、長いテープの時と同様に、最後にウェザーストリップモールをはめ込んで、手のひらで しっかりと叩き込んで下さい。
まず、長いテープの下端と短いテープの端を5ミリほど重ね、重ねた部分を「爪付きアンカー」で固定します。
※以下の画像は違う車種のものですが、行う作業内容と手順は同じです。
「爪付きアンカー」を細かく打ち込んで、入念に固定しています




短いテープの中間あたりも「爪付きアンカー」で固定します

ボディー側アンカーに5ミリほど重なるようにカットし…

重ねた付近をクリップで固定します


5-4.ウェザーストリップモールをハンマーで打ち込む
ウェザーストリップモールの上から ハンマーで 奥いっぱいまで打ちこみます。
この作業が大事です。
軽い力でも奥まで打ち込めますが、一部でも打ち込みが甘いと、ウェザーストリップモールが浮き上がっていることで バックドアの閉まりが悪くなってしまいます。
しっかりと打ち込まれているかの判断は、目視では難しいので 打ち込んでいるときに出る音や、感触で判断します。
★鈍い音・柔らかな感触 → 高い音・硬い感触 になっていればOKです

アイズ-ブロッカーを装着後「バックドアの閉まりが固くなった」感じがする場合や、半ドアになりやすくなってしまった場合には、上記のウェザーストリップモールの浮き上がりを再度確認してください。
※特に上側あたりに浮き上がりがあると 閉まり具合への影響が大きいですので、上側は入念にチェックしてください。
6. タープ布を取り付ける
=================================
養生時間を経過させてください。
ホールドテープを装着後、1時間以上、できれば3時間ほど養生時間が経過していることを確認してください。その間に バックドア側に貼ったテープの接着力が増し、本来の性能の80%ほどの接着力になります。
夏場の晴れた日の作業でしたら、テープを貼って シッカリと加圧ができていれば 1時間後には大丈夫な接着強度になっていたりしますが、できるだけ上記の養生時間を経てから タープ布を装着してください。特に寒冷時や雨の日の作業では 十分な養生時間を経過させてください。
=================================
※ 作業をしやすくするために、付属のロープを使ってバックドアを半開にさせておく方法もあります。適宣ご使用ください。

6-1.タープ布の判別
タープ布の車外側になる面には撥水加工処理を行っていますので、以下の方法で車外側を判別し、間違えないように装着してください。
▼タープ布の 運転席側/助手席側 の判別方法▼
運転席側の車内側だけに緑色のAizuのタグがついています。

※最新のタグはコチラ

▼装着時の目印▼
左右のタープ布とも、車内側になる面には薄茶色の面ファスナーが付いています。
これがバックドアの上部(首元)へ来るように装着してください。
(装着終了後は取り外してください)

6-2.ショックコードの接合
▼バックドア側の取付▼
タープ布の袖口(上側)から出ているショックコードの端部についている補助アンカーを、バックドアの水抜き穴へ取り付けます。補助アンカーについているステンレス棒を、バックドアの水抜き穴(約10ミリの四角い穴)に差し入れます。
ステンレス棒は、穴よりも長いので、ステンレス棒のすべてを穴に押し入れてから戻すようにします。穴の中で、棒の両端が引っかかって抜けない状態にします。
バックドアの水抜き穴はここです↓


⇓

⇓

⇓

▼ボディー側アンカーへ▼
ボディー側アンカーから出ている紐をループ状に広げておき、接合します。接合後はフックの開きを閉じ、タグを取り外してください。先の細いプライヤーで作業するとつなげやすいです。


ショックコードを接合し終えバックドアを全開にすると、このような状態になり ます。

6-3.タープ布の接合
タープ布をホールドテープに接合していきます。①~⑩の順に取り付けを行ってください。
▼まず①~⑤です▼

①.アンカー側端部(袖口)を接合します。
端部から15cmほど接合します。タープ布の端はアンカーに接合し、そこから15cmほどです。

タープ布の先端をアンカーの端まで伸ばしてしっかり貼り付けてください。ホールド力が増します。

ステンレス棒の付いた補助アンカーとショックコード本体が接合されている金具部分は、筒状になっているタープ布の中に入れてしまいます。
下画像のような状態になります。運転席側の外側から見た画像です。

②.反対側の端部(首元)を接合します。
15cmほど接合します。タープ布は伸縮性の高い生地ですので1.2倍ほどに伸びます。
強く引き伸ばしていただいても大丈夫です。

③.次に真ん中あたりを接合します。
5cmほど接合します。この時点では仮装着ですので、軽く付いている程度でOKです。

残りの④と⑤の辺りを、シワが無いように接合します。
▼次に⑥~⑩です▼

⑥.ボディー側の端部(首元)を接合します。
15cmほど接合します。
バックドア側と同様に、生地を引き伸ばして接合します。
その際に、首元ありのタープ布に張り感が出るように、なおかつあまり張りすぎない程度に接合してください。
ホールドテープの終端部とタープ布の終端部は、一致しません。テープの方が少し(1~2cm)余り気味になるはずです。余ったテープはのちほど切り取れますし、そのまま残しても問題ありません。

この辺りに適度な張り感

↑※この部分の張りが強すぎますと、バックドアを引き下げる力が強く働き ドアが全開位置に保持しずらくなります。張りが強すぎる場合には、上側方向に装着位置をずらしていく(ボディ側とバックドア側との距離を縮める)ことで 張り具合を 弱めることができます。
⑦.下側端部(足元)を接合します。
端部から15cmほど接合します。

⑧.次に真ん中あたりを接合します。
5cmほど接合します。
この時点では仮装着ですので、軽く付いている程度でOKです。

残りの⑨と⑩の辺りを、シワが無いように接合します。
※もしこの時点でシワが無くキレイに張れていれば、次の「手順7-1」は飛ばしてもらっても構いません※
7. 貼り具合を調整します
7-1.タープ布の調整
シワっ気が 残るようでしたら、何度も 剥がしては接合を繰り返して 貼り直してみてください。

テープ接合を剥がすには、タープ布の内側と外側の両方から 行うとやりやすいです。


シワが出ないようにするコツとしては、生地の一部に たるみが出ないように タープ布の接合部全体にわたって、 同じような引っ張り加減にすることです。
おおむね シワが取れました。

7-2.タープ布を強く接合する
具合よく張っている状態が確認できたら、タープ布とバックドア側、タープ布とボディー側の 各ホールドテープとの接合部を しっかりと押さえて、接合を強くします


7-3.はみ出しているテープの処理
もし 上側端部のホールドテープが余っているようでしたら、ハサミで切り取って整えて下さい。なお、切らなくても機能的には問題ありません。
↓バックドア側(まっすぐ切ります)

↓ボディー側(角の部分は丸く切っておくと安全です)

8. バックドアの閉まり具合をご確認ください
バックドアを閉めてみてください。
ドアの閉まり具合が固くなった感じがする場合や、半ドアになりやすくなってしまった場合には、5-4 の「ウェザーストリップモールの浮き上がり」を 再度 確認してください。パッと見では浮き上がりがないように見えても、ハンマーでたたいてみると 鈍い音がする場合もあります。
特に上部はわずかな浮きでも閉まり具合に影響します。(下部の浮きは さほどの影響はありません)

タープ布がドアに はさまれないかを ご確認ください。
バックドアを勢いよく閉めようとすると、タープ布の内側にある空気塊が 車外側へと押し出される際にタープ布も外側に押し出してしまい 挟まれやすくなります。
試しに スライドドアや小窓等を少し開けた状態でバックドアを閉めてみてください。空気の逃げ道ができることでタープ布が挟まれにくいだけでなく、バックドアの閉まり具合も軽くなります。ぜひ お試しいただき、実感してみてください。タープ布がスムーズに閉じていくには、タープ布の内側にある空気塊がスムーズに流れ出る必要があることが実感いただけると存じます。特に、バックドアに網戸を装着していたり、キャンピング架装車などで 後端部に収納棚等が装備されていたりすると、タープ布が挟まれる作用が出やすいです。バックドアをゆっくりと閉めるようにしてみてください。空気がドア下側へと流れ出てくれることで、はさまれにくくなります。 より詳しくは 「ご使用上のご注意」 https://aizurv2.hamazo.tv/e9170018.html を参照ください。

バックドアが元通りの全開状態になるかどうかを、ご確認ください。
・バックドアダンパーが経年劣化で反力が弱まっていると、アイズ-ブロッカーを装着されたことで、ドアが全開しなくなる場合もありますし、もし「強化ダンパー」などに交換されていると、ドアの開口具合が純正状態よりも、より開く仕様になっている場合もあります。
・バックドアを開けた後端の高さが、純正状態よりも10cmほどの高さまでは、タープ布は追随できるようになっていますが、張りが強すぎる部分があると、全開にならなかったり、ウェザーストリップモールが引き出される場合があります。
★タープ布に、張りすぎ感があるようでしたら、タープ布の上部付近を上側方向に移動させてみて下さい。
取り付け方法のご案内は、以上となります。
============================
■バックドア側のホールドテープは 最下部の曲線部が一番 剥がれようとする力が働きます。 「この部分だけが剥がれてしまった・・・」場合には、剥がれた部分だけを貼り直すことで補修ができます。20cm+20cm(合計40cm)の長さのホールドテープ と、下地処理用のプライマーを、補修用品として用意しています。
他にも、各種補修部品を下記ページにて ご購入いただけます。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/abdetail/359
============================
■カーテンが装着されている場合
下画像は、カーテンの横を止めているホックをはずしたところの画像です。

ホールドテープは ホックをかわして貼り付けています。


上の画像の車では 装着方法はホックになっていますので、比較的簡単にアイズ-ブロッカーを装着できて、カーテンの再取り付けも 簡単です。しかし、カーテン生地が ビス止めされている場合などでは、装着したアイズ-ブロッカーの生地の カーテン生地と同じ位置に ビス穴を空けてから、カーテンを再取り付けする必要が あるかもしれません。その場合の穴あけ作業では、熱した はんだゴテなどで、4mmほどの穴を タープ布にあける方法がよろしいかと思います。
============================
■そのほかの ご使用上のご注意につきましては こちら をご確認ください。
============================
最後になりますが、
ご使用上で 気になることが ございましたら ご報告いただけますと
今後の改良などへと つなげることができて、ありがたく存じます。
弊社レビュー投稿ページはコチラにあります。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/reviewlist
どうぞ よろしくお願いいたします。
株式会社 アイズ
アイズ-ブロッカー 開発・製作担当者 一同
TEL 053-422-7608
FAX 053-422-7178
info@aizu-rv.co.jp
============================
アイズ-ブロッカーは、 特許取得済です(特許第6862023)
また、上記説明書の営利目的利用はご遠慮下さい。(©aizu2021)
よろしくお願いいたします。
(特許第6862023)
2023年6月1日以降に生産した製品用

===================
【必要工具類】

①:テッシュ
②:ハサミ
③:メジャー
④:ハンマーの類(フツーのトンカチでokです)
⑤:パーツクリーナーの類(脱脂処理に使用します。ベンジンなどの石油系溶剤がお勧めです。シンナーなどの溶剤は塗装面を痛めます)
⑥:ドライヤー(寒冷時や多湿の場合に使用)
※先の細いプライヤーやペンチの類
※水性ペン
※踏み台
があると便利です。
===================
【商品内容】を ご確認ください。

①:アイズ-ブロッカー本体タープ布:左右2枚(ショックコード付き)
※運転席側のタープ布には、緑色の「Aizuのタグ」が縫い付けています。助手席側にはタグはありません。
※ショックコードの片側には、補助アンカー(布テープタイプ)が付いています。
②:バックドア側ホールドテープ:2本
③:バックドア側アンカー(貼付タイプ):2個
④:脱脂確認用 ためし貼りテープ:2枚
⑤:バックドア側ホールドテープ用プライマー液:1 個+シート:1 袋(最新仕様は袋無し)
⑥:ボディー側ホールドテープ
長いテープ:2本(ボディー上側に使用)
短いテープ:2本(ボディー下側に使用・切り込み付き)
⑦:ボディー側ホールドテープ固定用 爪付きクリップ :12個
⑧:ボディー側アンカー
紐付きの短いテープ状のもの:2個 + 爪付きクリップ 小2個付き
⑨:ロープ(バックドアを半開き状態にしておく場合に使ってください)
以上、9点です。
===================
【各部の名称】です。

【作業時間】
作業自体は約1時間ほどですが、粘着材貼付け後に最低1時間(できれば3時間)以上、養生時間をおいてください。
【作業環境について】
粘着材貼付け作業には、気温が20℃以上、乾燥した状況下が望ましいです。寒冷時や雨天等の多湿時等は、ドライヤー(家庭用のものでOKです)を使用しながら作業をしてください。
気温が15℃以下の気温下では、十分な貼り付け強度が実現しない可能性があります。
家庭用のヘアードライヤーでOKですので、粘着面と貼り付け面との両方を40℃くらいに温めながらの作業をお勧めします。ヘアードライヤーなどが使えない作業環境の場合には、 車のリヤヒーターを稼働させて、バックドアの貼り付け面をできるだけ温めておき、テープ自体も温めた状態にしておいてからの貼り付け作業が よろしいかと存じます。
【装着作業の流れ】
■1.バックドアの脱脂とプライマー塗布を行う
スクラッチシールド塗装車など、※場合によっては磨き落とし処理が必要です

■2.バックドアにアンカー(貼付タイプ)とホールドテープを貼り付ける

■3.ボディーにアンカーとホールドテープを装着する。

※次のタープ布を取り付ける前に、最低1時間(できれば3時間)以上、養生時間をおいてください。養生中に粘着材の接着力が増します。
■4.タープ布を取り付ける。

■5.タープ布の貼り具合を調整して、ドアの閉まり具合を確認する。
このブログや取付け説明書を、最後までお読みいただいたうえで作業を開始してください。
以下、取り付けの詳細手順です。
==========================
重要!!
▼作業時の温度・湿度について
気温が20℃以上あり、乾燥した状況下での作業が望ましいです。
寒冷時や多湿時等は、ドライヤー(家庭用のものでOKです)を使用してください。
↓↓
ドライヤーを使い、貼り付ける箇所とテープの粘着面を温めながら(50℃程度)貼り付けることで、強力に貼り付けることができます。
雨天時はどうしても、貼り付け面が湿ってしまいます。ドライヤーを使用できない場合は、晴れた日に作業を行ってください。
寒冷時にドライヤーをお使いになれない環境の場合には、バックドアを閉めた状態で車のヒーターを稼働させて、バックドアの表面温度が、できれば20℃以上になっている状態にしてから 作業されることをお勧めします。
▼使用している粘着テープについて
ホールドテープの粘着材は、高性能な粘着テープですが、その性能を発揮させるには、
・接着する面へのしっかりとした脱脂
・十分な加圧(5kgf/㎠) → 強い指圧をするくらいの押し付け力
・十分な養生時間
が必要です。
スリーエムジャパン株式会社様が公開している
「3M VHB 接着マニュアル」
をできればご一読ください。
1.バックドアの、アンカーやホールドテープの貼り付ける面をしっかりと脱脂処理する
ウェザーストリップモールがバックドア側に当たる部分の内側にホールドテープとアンカー(貼付タイプ)を貼り付けますので、それらを貼り付ける場所の周辺を広めにしっかりと脱脂処理してください。
(ウェザーストリップモールについては、上で記載した【各部名称】や 4-1.ウェザーストリップモールの取り外し を参照ください)
脱脂処理する場所は下画像の赤で記したあたりです。




1-1.脱脂処理をする
貼り付ける部分に、カーワックスの成分などが残っていると、粘着材はしっかりと貼りつきません。パーツクリーナーやベンジンなどを使って、しっかりと脱脂処理してください。
バックドアの左右とも脱脂処理をしてください。
なお、2021年11月のビッグマイナーチェンジ以降に追加された、スクラッチシールド塗装が施工されている場合、粘着強度が発揮できませんので、研磨スポンジなどで貼り付け面を磨いていただく事をおススメいたします。



脱脂作業のコツ
※ パーツクリーナーなどで濡らしながら、ティッシュで ”磨くイメージ” で拭く。
(1枚の布で前端だけ溶剤を含ませ、後半分は乾いた状態で、一方向に拭くのは良い方法です。)
※ 拭き取り方は一方向とし、往復や丸く拭かない。
※ 拭き取る紙や布は汚れの無い物を使用し、常に新しい面で拭う拭う。(汚れた面で拭くと、汚れをただのばしているだけになってしまします。)
(1枚の布で前端だけ溶剤を含ませ、後半分は乾いた状態で、一方向に拭くのは良い方法です。)
※ 拭き取り方は一方向とし、往復や丸く拭かない。
※ 拭き取る紙や布は汚れの無い物を使用し、常に新しい面で拭う拭う。(汚れた面で拭くと、汚れをただのばしているだけになってしまします。)
ご注意下さい
ボディコーティングがされている場合
粘着材を貼り付ける部分に 「ボディコーティング処理」がなされていると、上述の脱脂処理では不十分で、粘着材がしっかりと貼り付きません。最近の洗車用シャンプーの中には、ワックス成分やコーティング成分が配合されていて、汚れを落とすのと同時にボディに艶を出してくれる製品があります。ドアの内側にワックス成分やコーティング成分が残っている場合には、表面の被膜を磨き落とす必要があります。1200~1500番くらいの耐水ペーパーや研磨スポンジ(キッチンなどで使うメラニンスポンジでも研磨できます)を使えば磨き落とせます。貼り付け面だけを磨き落とせるように、貼り付け面以外の箇所をマスキング処理をしてから磨き作業をされることをお勧めします。
※スクラッチシールド塗装車の場合
下画像では スクラッチシールド塗装車に、ガムテープでマスキングをしておいて、研磨スポンジ(3M マイクロファイン)で 貼り付け面を 軽く磨いています。

各種のクリーナーを使って作業する場合
ガラスクリーナーやプラスチッククリーナーなどには、汚れを落とす成分の他に、汚れが再度付着することを防止する成分が含まれている場合が多いです。この汚れ付着防止成分(シリコンやワックス等)が表面に残っていると粘着材がしっかりと貼り付いてくれません。また 汚れ付着防止成分(シリコンやワックスなど)が残っている部分に一度貼り付けてしまいますと、汚れ付着防止成分が粘着材側にも移行しますので、再使用することができません。新しい粘着テープを使う必要があります。各種のクリーナーなどを使って作業をされた場合には 汚れ付着防止成分が表面に残らないよう、クリーナーを使用後に入念な脱脂処理してください。
粘着材を貼り付ける部分に 「ボディコーティング処理」がなされていると、上述の脱脂処理では不十分で、粘着材がしっかりと貼り付きません。最近の洗車用シャンプーの中には、ワックス成分やコーティング成分が配合されていて、汚れを落とすのと同時にボディに艶を出してくれる製品があります。ドアの内側にワックス成分やコーティング成分が残っている場合には、表面の被膜を磨き落とす必要があります。1200~1500番くらいの耐水ペーパーや研磨スポンジ(キッチンなどで使うメラニンスポンジでも研磨できます)を使えば磨き落とせます。貼り付け面だけを磨き落とせるように、貼り付け面以外の箇所をマスキング処理をしてから磨き作業をされることをお勧めします。
※スクラッチシールド塗装車の場合
下画像では スクラッチシールド塗装車に、ガムテープでマスキングをしておいて、研磨スポンジ(3M マイクロファイン)で 貼り付け面を 軽く磨いています。

各種のクリーナーを使って作業する場合
ガラスクリーナーやプラスチッククリーナーなどには、汚れを落とす成分の他に、汚れが再度付着することを防止する成分が含まれている場合が多いです。この汚れ付着防止成分(シリコンやワックス等)が表面に残っていると粘着材がしっかりと貼り付いてくれません。また 汚れ付着防止成分(シリコンやワックスなど)が残っている部分に一度貼り付けてしまいますと、汚れ付着防止成分が粘着材側にも移行しますので、再使用することができません。新しい粘着テープを使う必要があります。各種のクリーナーなどを使って作業をされた場合には 汚れ付着防止成分が表面に残らないよう、クリーナーを使用後に入念な脱脂処理してください。
1-2.脱脂状態を確認する
脱脂作業が終りましたら、ホールドテープを貼る前に脱脂が十分にできているかの確認をしてください。脱脂作業をした箇所に、テストピース(小さな試し貼りテープ)を貼ってみてください。
▼貼った上から強く指圧をするくらいの力で数秒間加圧してください。
5分ほど経過させたのち剥がそうとしてみてください。
▼ガムテープを貼ったときのように、剥がすのに抵抗感があるようでしたらOKです。
▼さほどの抵抗感なく剥がれてくるようですと、脱脂が十分にできていませんので、再度脱脂作業を行ってください。
2. 貼り付け面にプライマー処理をする
付属のプライマーを、貼りつけ部周辺に必ず塗ってください。
プライマーによる下地処理をすることで、テープをより強固に接着させることができます。
小さく折りたたんだテッシュ(3~4cm四方)に 小瓶に入っているプライマー液を浸みこませながら、

脱脂済みの貼り付け面を拭くようにして プライマー液を塗布します。



プライマー液は十分な量が入っていますが少量ですので こぼさないようにご注意ください。
続けて反対側(助手席側)にもプライマーを塗ってください。

ドアの左右を続けて作業し、10分ほど乾燥させたのちに次の「手順3」へ進んでください。
3.バックドア側ホールドテープを貼り付ける
作業の前準備として、ホールドテープやアンカーを貼り付ける位置を今一度ご確認ください。なお 以下の画像やイラストは 運転席側の装着例となります。
ホールドテープの貼り直しはできませんのでご注意ください。

3-1.バックドア側アンカーを貼り付ける
まず、バックドア下部に、アンカーを貼り付けます。
この部分だけでもドライヤーで、貼り付け面と粘着材の両方を十分に暖めながら貼り付けるようにしてください。
貼り付け位置は、下の図を参考にしてください。位置は厳密でなくとも、おおむね画像と同じような位置でかまいません。
下画像は全て運転席側です。助手席側も同様に貼ってください。
下画像の「× 印」をつけたあたりを向く角度にアンカーを傾けて貼ります。

真ん中にある、ループが車内側になるようにします。
(キャラバンではループは使用しません)
※最新仕様ではループはついていません

貼り付けた後で、空気を抜くようにシッカリと圧着させてください。指圧をするイメージです。
バックドアの凸凹に沿うように貼り付けてください。

失敗してしまった場合の対処方法
貼り付け後、数秒~数十秒経過すると まともには剥がせません。
※貼り直しをする場合、貼り付けたテープはとても強力に接着されていて剥がしとるにも大変ですが、石油系溶剤を用いると剥がしやすいです。下記blogを参考にしてください。
https://aizurv2.hamazo.tv/e9665705.html
※補修用部材も用意しています。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/abdetail/359
※アンカーを貼り付ける方法に代えて、鉄板にビス止めする方法もあります。タープ布を接合後に ビス止めをしている画像です。


ドリルビスを充電ドライバーで取り付けます。ドリルビス(ドリルネジ、ピアスビス)は、100均でも販売されていたりもします。
穴あけ後にビスはステンレス製に替えた方がベターです。
(引用元)
https://ruru-syu.com/daiso-screw
⑮ドリルネジセット
※貼り直しをする場合、貼り付けたテープはとても強力に接着されていて剥がしとるにも大変ですが、石油系溶剤を用いると剥がしやすいです。下記blogを参考にしてください。
https://aizurv2.hamazo.tv/e9665705.html
※補修用部材も用意しています。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/abdetail/359
※アンカーを貼り付ける方法に代えて、鉄板にビス止めする方法もあります。タープ布を接合後に ビス止めをしている画像です。
ドリルビスを充電ドライバーで取り付けます。ドリルビス(ドリルネジ、ピアスビス)は、100均でも販売されていたりもします。
穴あけ後にビスはステンレス製に替えた方がベターです。
(引用元)
https://ruru-syu.com/daiso-screw
⑮ドリルネジセット
3-2.バックドア側ホールドテープを貼り付ける
ホールドテープは、ウェザーストリップモールがバックドア側に当たる部分の内側に貼り付けます。※手順1をご参照下さい。
テープも貼り直しはできません、ほぼ一発勝負ですので貼り付け作業の前準備として、テープを貼り付ける位置を 今一度確認したうえで貼り始めてください。
貼り付けてから、数秒経過すると まともには剥がせませんので ご注意ください もし、貼り直しをせざるを得ない場合には、元の粘着材は、使えない状態になっているかと思います。その場合は、いったん使えない状態部分の粘着材をはがし取っていただき(石油系溶剤を用いると剥がしやすいです)市販の両面テープ(高耐熱仕様のテープが少量で販売されています)を貼り直してから、再度貼り付けていただくか、弊社ホームページで販売中の補修用のテープをお使いください。https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/abdetail/359
作業のポイント
寒い日や、雨の日には ドライヤーを使いながらの作業をお勧めします。貼り付け面と粘着材の両方を温めながら(40~50℃)貼り付けていきます。


ホールドテープは、アンカーのすぐそばから貼り始めます。曲線部分はシワ(ひだ)になっても問題ありません。(テープの上にタープ布が接合されるのでシワは隠れます)
テープの貼り始めは、3-1 で貼りつけたアンカーの車内側の方(下イラスト・画像を参照ください)に続けて貼っていきます。
※テープの端同士が、ピッタリくっついてなくても構いません

テープの貼りはじめ位置にご注意ください↓

プレスラインの内側を 貼り進めていきます。

テープの長さ分、全部を貼ってください。あとから 余った部分をハサミで切り落とすこともできます。なお、切らずにそのまま残しても機能的には問題ありません。

貼り終えた全体図です↓

3-3 十分に加圧する
上から しっかりとテープを押し付けてください。
「貼り付けたテープが剥がれてきてしまった・・・」 の原因には、この加圧が 不十分だった ことによる場合が 少なくありません。業者さんでも、「貼り付けて おしまい」 にしてしまう場合もあります・・・粘着テープは「感圧接着剤」とも呼ばれていて、圧力を加えないと 十分な接着力(粘着力)を発揮しません。高性能なテープほど しっかりと圧力を加える必要があります。テープの上から 1㎝ごとに 指圧をするつもりで加圧していってください。特に アンカーと、ホールドテープの一番下側のアンカー付近と、一番上側の端部付近は、入念に押し付けてください。


繰り返しになりますが、「テープを単に貼っただけでは、剥がれてきてしまいます。しっかりと押し付けてください」
助手席側にも、同様の手順でバックドア側ホールドテープを貼り付けてください。
4.ボディー側アンカーを取り付ける

※作業前中に、リアスカッフプレートやホールドテープが付け外ししずらい場合は、リアの床プレートを、一時的に緩めて浮かせるなど工夫してみてください。

4-1.ウェザーストリップモールの取り外し
まず、ウェザーストリップモールを後方に引き出して外します。

下部はこの辺りから

上部はこの辺りまで外しておきます。

4-2.取り付け位置の確認
次に、車体中央を基準に ボディー側アンカーを取り付けます。ワイド幅のお車はドアロック金具の中央から爪付きクリップの内側までが68cmあたりに、標準幅のお車は61cmあたりに取り付けます。

↓ ちょうど鉄板の重なり枚数が2枚の部分にアンカーを取り付けます。(3枚ではなく重なりの薄い方)※画像はワイド幅のものです。

アンカー(ループ紐の付いた短いテープ)を、「爪付きクリップ」を使って鉄板に固定します。テープの端と鉄板の端を合わせるようにします。

先に、テープを「爪付きクリップ」に差し込んでから
この時アンカーの端を、鉄板3枚側へ5ミリほどはみ出させて固定してください↓

4-3.アンカーの打ち込み
ハンマーを使って奥までしっかりと打ち込みます。引っ張っても抜けてこなければOKです。

隙間の狭い方(薄い鉄板用)の「爪付きクリップ」だと狭すぎる場合には、付属させている広い方(厚い鉄板用)のクリップをお使いください。広い方だと広すぎる・・・といった場合では、広い方のクリップの隙間をペンチで狭めてから装着する方法をお試しください。また、床を架装されているお車の場合などでは上記以外の方法(ビス止めなど)で、ボディー側アンカーを設けるのが望ましい場合もあります。お車の状態に合わせて、適宜 ご判断ください。その場合のアンカー位置にありましても、車体中央からおおむね69cmまたは62cmあたりがベターです。
5. ボディー側ホールドテープを装着する
下画像では、付属の「爪付きクリップ」を利用して、 ホールドテープと網戸とを 一緒に固定しています。
その1、下の動画では、キャンピング架装されている車に、網戸も同時に装着しています。
その2、下側付近は、引き出されようとする力がより強く働きます。「爪付きクリップ」を細かく打ち込んで、入念に固定しています
その3 市販されている網戸とアイズ-ブロッカーの両方を装着する場合に、網戸の生地端部と、アイズ-ブロッカーのホールドテープとを 一緒に固定する部材として 「爪付きクリップ」を利用しています。
また、網戸のファスナーを開閉する際に、網戸の下部が モールから抜け出さないように「爪付きクリップ」で補強しています。
動画内で使っている「爪付きアンカー」は、製品に12個 付属させています。追加でお求めいただくこともできます。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/mssupport
↑
アイズ-ブロッカーのタブをクリックし、表示されたメーカー一覧から車種をご選択ください
■ ボディー側ホールドテープ装着の手順 ■
①引き出して外してあるウェザーストリップモールの溝に、ボディー側ホールドテープの幅の狭いほうを差し込みます。

②テープを差し込んだ状態のまま、元通りにボディーの鉄板へ はめ込みます。

この作業をすこしずつ繰り返して装着していきます。
お間違いのないように注意
※注意1:テープはV字に折ってあり、折り幅の狭い方をウェザーストリップモールの溝に差し込みます
※注意2:テープを差し込む場所を間違えないように気を付けてください ↓

※注意2:テープを差し込む場所を間違えないように気を付けてください ↓

作業前に ウェザーストリップの鉄芯の状態を確認してください。
CHECK!
ウェザーストリップの鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)場合は(布地を内張りしているキャンピングカーや、バックドアに網戸を付けている車などに 多く見受けられます)
手で鉄芯を閉じて、溝に隙間がない状態にしてから、ボディ側ホールドテープを差し込んでください。鉄芯(溝)が開いたままだと、ウェザーストリップモールが外れやすいです。
特に、ボディー側アンカー付近は、ウェザーストリップモールが外れる方向に力が、他の部位よりも加わりますので、しっかりと鉄芯が閉じている状態(溝の隙間がない状態)で 元通りに戻し入れてください。
◎ 鉄芯が閉じている(溝の隙間がない状態)

✖ 鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)

鉄芯を手で閉じて、溝に隙間がない状態にしてから 装着してください。

なお、布地を内張りしているキャンピングカーなどでは、鉄芯(溝)を閉じた状態で、戻し入れるのが困難だったりします。その場合には、鉄芯(溝)を開いた状態で ホールドテープを差し入れながら ウェザーストリップモールをボディ側に元通りに戻し入れ、戻し入れた後から、プライヤーなどを使って しっかりと鉄芯を締めて、ウェザーストリップモールが抜けてこないようにします。
手で鉄芯を閉じて、溝に隙間がない状態にしてから、ボディ側ホールドテープを差し込んでください。鉄芯(溝)が開いたままだと、ウェザーストリップモールが外れやすいです。
特に、ボディー側アンカー付近は、ウェザーストリップモールが外れる方向に力が、他の部位よりも加わりますので、しっかりと鉄芯が閉じている状態(溝の隙間がない状態)で 元通りに戻し入れてください。
◎ 鉄芯が閉じている(溝の隙間がない状態)

✖ 鉄芯が開いている(溝に隙間ができている状態)

鉄芯を手で閉じて、溝に隙間がない状態にしてから 装着してください。

なお、布地を内張りしているキャンピングカーなどでは、鉄芯(溝)を閉じた状態で、戻し入れるのが困難だったりします。その場合には、鉄芯(溝)を開いた状態で ホールドテープを差し入れながら ウェザーストリップモールをボディ側に元通りに戻し入れ、戻し入れた後から、プライヤーなどを使って しっかりと鉄芯を締めて、ウェザーストリップモールが抜けてこないようにします。
それでは、ボディ側ホールドテープを装着していきます。テープは長さが異なる2種類のテープが付属されています。
5-1.長いホールドテープを取り付ける起点を決める
まず長いテープから装着を行います。装着は装着は、上側曲線部の中央付近から装着し始めます。厳密でなくても、おおよそで大丈夫です。

テープの始まり部分を「爪付きクリップ」で固定します。先に、クリップにテープを差し込んでから、その位置に打ち込んで固定します。

※所々に、付属の「爪付きクリップ」を使うことで、テープがズレるのを防いで装着がしやすくなります。
5-2.長いホールドテープを取り付ける
先ほど説明した基本の手順に沿い、下へ向かってテープ全てを装着していってください。
テープの折り目までしっかり差し込んだら…

しっかりと手のひらで叩き込む

ウェザーストリップモールとボディーの境目を車外側から見てみると、シッカリ奥まで入っているかの判断がつきます。

5-3.短いホールドテープを取り付ける
次に短いテープを装着します。
画像の手順で装着したら、長いテープの時と同様に、最後にウェザーストリップモールをはめ込んで、手のひらで しっかりと叩き込んで下さい。
まず、長いテープの下端と短いテープの端を5ミリほど重ね、重ねた部分を「爪付きアンカー」で固定します。
※以下の画像は違う車種のものですが、行う作業内容と手順は同じです。
「爪付きアンカー」を細かく打ち込んで、入念に固定しています




短いテープの中間あたりも「爪付きアンカー」で固定します

ボディー側アンカーに5ミリほど重なるようにカットし…

重ねた付近をクリップで固定します


5-4.ウェザーストリップモールをハンマーで打ち込む
ウェザーストリップモールの上から ハンマーで 奥いっぱいまで打ちこみます。
この作業が大事です。
軽い力でも奥まで打ち込めますが、一部でも打ち込みが甘いと、ウェザーストリップモールが浮き上がっていることで バックドアの閉まりが悪くなってしまいます。
しっかりと打ち込まれているかの判断は、目視では難しいので 打ち込んでいるときに出る音や、感触で判断します。
★鈍い音・柔らかな感触 → 高い音・硬い感触 になっていればOKです
アイズ-ブロッカーを装着後「バックドアの閉まりが固くなった」感じがする場合や、半ドアになりやすくなってしまった場合には、上記のウェザーストリップモールの浮き上がりを再度確認してください。
※特に上側あたりに浮き上がりがあると 閉まり具合への影響が大きいですので、上側は入念にチェックしてください。
6. タープ布を取り付ける
=================================
養生時間を経過させてください。
ホールドテープを装着後、1時間以上、できれば3時間ほど養生時間が経過していることを確認してください。その間に バックドア側に貼ったテープの接着力が増し、本来の性能の80%ほどの接着力になります。
夏場の晴れた日の作業でしたら、テープを貼って シッカリと加圧ができていれば 1時間後には大丈夫な接着強度になっていたりしますが、できるだけ上記の養生時間を経てから タープ布を装着してください。特に寒冷時や雨の日の作業では 十分な養生時間を経過させてください。
=================================
※ 作業をしやすくするために、付属のロープを使ってバックドアを半開にさせておく方法もあります。適宣ご使用ください。

6-1.タープ布の判別
タープ布の車外側になる面には撥水加工処理を行っていますので、以下の方法で車外側を判別し、間違えないように装着してください。
▼タープ布の 運転席側/助手席側 の判別方法▼
運転席側の車内側だけに緑色のAizuのタグがついています。

※最新のタグはコチラ

▼装着時の目印▼
左右のタープ布とも、車内側になる面には薄茶色の面ファスナーが付いています。
これがバックドアの上部(首元)へ来るように装着してください。
(装着終了後は取り外してください)

6-2.ショックコードの接合
▼バックドア側の取付▼
タープ布の袖口(上側)から出ているショックコードの端部についている補助アンカーを、バックドアの水抜き穴へ取り付けます。補助アンカーについているステンレス棒を、バックドアの水抜き穴(約10ミリの四角い穴)に差し入れます。
ステンレス棒は、穴よりも長いので、ステンレス棒のすべてを穴に押し入れてから戻すようにします。穴の中で、棒の両端が引っかかって抜けない状態にします。
バックドアの水抜き穴はここです↓


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T字型金具の抜き出し方
一度はめたステンレス棒を取り外すにはコツが要ります。下記手順を参考にしてください。
① 横に引っ張りながら指で押さえて、T型形状からイ型形状に変形させます。

② 変形させた状態で穴の奥に押し込み もう一方の端部を穴から出します。

① 横に引っ張りながら指で押さえて、T型形状からイ型形状に変形させます。

② 変形させた状態で穴の奥に押し込み もう一方の端部を穴から出します。

▼ボディー側アンカーへ▼
ボディー側アンカーから出ている紐をループ状に広げておき、接合します。接合後はフックの開きを閉じ、タグを取り外してください。先の細いプライヤーで作業するとつなげやすいです。


ショックコードを接合し終えバックドアを全開にすると、このような状態になり ます。

6-3.タープ布の接合
タープ布をホールドテープに接合していきます。①~⑩の順に取り付けを行ってください。
▼まず①~⑤です▼

①.アンカー側端部(袖口)を接合します。
端部から15cmほど接合します。タープ布の端はアンカーに接合し、そこから15cmほどです。

タープ布の先端をアンカーの端まで伸ばしてしっかり貼り付けてください。ホールド力が増します。

ステンレス棒の付いた補助アンカーとショックコード本体が接合されている金具部分は、筒状になっているタープ布の中に入れてしまいます。
下画像のような状態になります。運転席側の外側から見た画像です。

②.反対側の端部(首元)を接合します。
15cmほど接合します。タープ布は伸縮性の高い生地ですので1.2倍ほどに伸びます。
強く引き伸ばしていただいても大丈夫です。

③.次に真ん中あたりを接合します。
5cmほど接合します。この時点では仮装着ですので、軽く付いている程度でOKです。

残りの④と⑤の辺りを、シワが無いように接合します。
▼次に⑥~⑩です▼

⑥.ボディー側の端部(首元)を接合します。
15cmほど接合します。
バックドア側と同様に、生地を引き伸ばして接合します。
その際に、首元ありのタープ布に張り感が出るように、なおかつあまり張りすぎない程度に接合してください。
ホールドテープの終端部とタープ布の終端部は、一致しません。テープの方が少し(1~2cm)余り気味になるはずです。余ったテープはのちほど切り取れますし、そのまま残しても問題ありません。

この辺りに適度な張り感

↑※この部分の張りが強すぎますと、バックドアを引き下げる力が強く働き ドアが全開位置に保持しずらくなります。張りが強すぎる場合には、上側方向に装着位置をずらしていく(ボディ側とバックドア側との距離を縮める)ことで 張り具合を 弱めることができます。
⑦.下側端部(足元)を接合します。
端部から15cmほど接合します。

⑧.次に真ん中あたりを接合します。
5cmほど接合します。
この時点では仮装着ですので、軽く付いている程度でOKです。

残りの⑨と⑩の辺りを、シワが無いように接合します。
※もしこの時点でシワが無くキレイに張れていれば、次の「手順7-1」は飛ばしてもらっても構いません※
7. 貼り具合を調整します
7-1.タープ布の調整
シワっ気が 残るようでしたら、何度も 剥がしては接合を繰り返して 貼り直してみてください。
テープ接合を剥がすには、タープ布の内側と外側の両方から 行うとやりやすいです。
シワが出ないようにするコツとしては、生地の一部に たるみが出ないように タープ布の接合部全体にわたって、 同じような引っ張り加減にすることです。
おおむね シワが取れました。
7-2.タープ布を強く接合する
具合よく張っている状態が確認できたら、タープ布とバックドア側、タープ布とボディー側の 各ホールドテープとの接合部を しっかりと押さえて、接合を強くします


7-3.はみ出しているテープの処理
もし 上側端部のホールドテープが余っているようでしたら、ハサミで切り取って整えて下さい。なお、切らなくても機能的には問題ありません。
↓バックドア側(まっすぐ切ります)

↓ボディー側(角の部分は丸く切っておくと安全です)

8. バックドアの閉まり具合をご確認ください
バックドアを閉めてみてください。
ドアの閉まり具合が固くなった感じがする場合や、半ドアになりやすくなってしまった場合には、5-4 の「ウェザーストリップモールの浮き上がり」を 再度 確認してください。パッと見では浮き上がりがないように見えても、ハンマーでたたいてみると 鈍い音がする場合もあります。
特に上部はわずかな浮きでも閉まり具合に影響します。(下部の浮きは さほどの影響はありません)
タープ布がドアに はさまれないかを ご確認ください。
バックドアを勢いよく閉めようとすると、タープ布の内側にある空気塊が 車外側へと押し出される際にタープ布も外側に押し出してしまい 挟まれやすくなります。
試しに スライドドアや小窓等を少し開けた状態でバックドアを閉めてみてください。空気の逃げ道ができることでタープ布が挟まれにくいだけでなく、バックドアの閉まり具合も軽くなります。ぜひ お試しいただき、実感してみてください。タープ布がスムーズに閉じていくには、タープ布の内側にある空気塊がスムーズに流れ出る必要があることが実感いただけると存じます。特に、バックドアに網戸を装着していたり、キャンピング架装車などで 後端部に収納棚等が装備されていたりすると、タープ布が挟まれる作用が出やすいです。バックドアをゆっくりと閉めるようにしてみてください。空気がドア下側へと流れ出てくれることで、はさまれにくくなります。 より詳しくは 「ご使用上のご注意」 https://aizurv2.hamazo.tv/e9170018.html を参照ください。

バックドアが元通りの全開状態になるかどうかを、ご確認ください。
・バックドアダンパーが経年劣化で反力が弱まっていると、アイズ-ブロッカーを装着されたことで、ドアが全開しなくなる場合もありますし、もし「強化ダンパー」などに交換されていると、ドアの開口具合が純正状態よりも、より開く仕様になっている場合もあります。
・バックドアを開けた後端の高さが、純正状態よりも10cmほどの高さまでは、タープ布は追随できるようになっていますが、張りが強すぎる部分があると、全開にならなかったり、ウェザーストリップモールが引き出される場合があります。
★タープ布に、張りすぎ感があるようでしたら、タープ布の上部付近を上側方向に移動させてみて下さい。
取り付け方法のご案内は、以上となります。
============================
■バックドア側のホールドテープは 最下部の曲線部が一番 剥がれようとする力が働きます。 「この部分だけが剥がれてしまった・・・」場合には、剥がれた部分だけを貼り直すことで補修ができます。20cm+20cm(合計40cm)の長さのホールドテープ と、下地処理用のプライマーを、補修用品として用意しています。
他にも、各種補修部品を下記ページにて ご購入いただけます。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/abdetail/359
============================
■カーテンが装着されている場合
下画像は、カーテンの横を止めているホックをはずしたところの画像です。
ホールドテープは ホックをかわして貼り付けています。
上の画像の車では 装着方法はホックになっていますので、比較的簡単にアイズ-ブロッカーを装着できて、カーテンの再取り付けも 簡単です。しかし、カーテン生地が ビス止めされている場合などでは、装着したアイズ-ブロッカーの生地の カーテン生地と同じ位置に ビス穴を空けてから、カーテンを再取り付けする必要が あるかもしれません。その場合の穴あけ作業では、熱した はんだゴテなどで、4mmほどの穴を タープ布にあける方法がよろしいかと思います。
============================
■そのほかの ご使用上のご注意につきましては こちら をご確認ください。
============================
最後になりますが、
ご使用上で 気になることが ございましたら ご報告いただけますと
今後の改良などへと つなげることができて、ありがたく存じます。
弊社レビュー投稿ページはコチラにあります。
https://www.aizu-rv.co.jp/aizufr/reviewlist
どうぞ よろしくお願いいたします。
株式会社 アイズ
アイズ-ブロッカー 開発・製作担当者 一同
TEL 053-422-7608
FAX 053-422-7178
info@aizu-rv.co.jp
============================
アイズ-ブロッカーは、 特許取得済です(特許第6862023)
また、上記説明書の営利目的利用はご遠慮下さい。(©aizu2021)
よろしくお願いいたします。
2023年05月30日
【バックドアホールドテープ】粘着剤の剥がし方
アイズ-ブロッカーに使用しているバックドア側ホールドテープと粘着剤を剥がす作業のご案内です。
ホールドテープの粘着力は非常に強力なため、テープを引っぱったくらいでは 簡単には剝がれてはくれません。「どうすればいいんだー」の気分になりそうですが、ご安心ください。 石油系溶剤(ベンジン、ホワイトガソリン、シリコンオフ、灯油など)を使うことで、接着材を溶かしながら 簡単にキレイに取り除くことができます。(火気には十分ご注意ください)

※シンナー系溶剤(トルエン系溶剤、ラッカーシンナーなど)やアセトンなどを使ってしまうと、樹脂の内張や塗装面に悪影響がございますので、使用しないでください。
石油系溶剤は、粘着材をよく溶かしてくれて、塗装面やプラスチック部品などを痛めることはありません。布地の染み抜きに使われたり、塗装前の表面をキレイにする際に使われていたりする溶剤です。
入手先ですが、
●ダイソー 「オイルライター専用オイル」 (現在は 販売されなくなっているようです・・・)
●Amazon 「Aベンジン 100ml」
●ヨドバシカメラ通販 「Aベンジン100ml」
●ビックカメラ 「イザキ Aベンジン 100ml」
などで販売されています。
50mlあれば十分作業が行えます。
キャンプで使う「ホワイトガソリン」や、オイルライターで使う「ライター用オイル」でも OKです。
▼剥がし取り作業の動画
バックドア側の貼り付けタイプのアンカーを 剥がし取っている動画になります
▼必要工具
・ペンチ
・ヘラ
・石油系溶剤( ベンジン、ホワイトガソリン、シリコンオフ、軽油、灯油、等)
燃料のガソリンでもイイのですが、発火の危険性が高くなることから お勧めできません。
・ティッシュ
・幅広の透明テープ(PPテープ等)、ラップとセロテープでも代用可能です。
▼作業手順
1.黒色のテープ部分をペンチ等で剥がす。
なるべく粘着剤のみとなる様にできると後の作業が楽です。
剥がせないようでしたら、テープの上から溶剤に浸すを作業を進めてください。
(2以降の作業を繰り返すことで剥がすことが可能です。)
2.粘着剤に石油系溶剤をしみこませて溶かします。
粘着材やテープの上から、溶剤を染み込ませたテッシュを置き、溶剤が乾燥してしまわないように、
上からテープ等を貼り密閉状態にします。
※ シンナー系溶剤は車体を傷める恐れがあるので使わないでください。
※ アルコール系溶剤では粘着材を溶かす効果はありません。
3.2~3時間ほど養生します。
粘着材が溶剤によって溶解していき、剥がせるようになります。
気温が高ければ、90分程度で作業可能です。
4.養生後、粘着材を剥がし取ります。
剥がす際、ドライヤーで粘着剤を50~60℃くらいに温めると、剥がしやすくなります。
5.ヘラやテッシュなどで残った粘着剤をそぎ落とし、脱脂を行う。
粘着剤をある程度取り除いたら、石油系溶剤(ベンジン、ホワイトガソリン、灯油 など)を湿らせながら、
ヘラとテッシュでそぎ落としたり、拭き取るようにして取り除きます。
塗装を痛めない柔らかいヘラをお使いください。
※割りばしを ヘラ状の形状に削って 作業をするのがおススメです。
▼作業の詳細
ボディ側ホールドテープ平形 / L字形での作業となります。
0.準備作業
・ショックコードが連結済の場合フックを開いて、ショックコードを外してから、端部がタープ布の中に入ってしまわないよう、端部を結んだりしておいてください。 これを忘れてしまいますと ショックコードが中に入ってしまって 中から出すのが けっこう手間です・・・

1.黒色のテープ部分をペンチ等で剥がす。
粘着剤のみが残っている状態する方が 剥がし取りやすいですが、黒色のテープ部分が残ってしまう場合もあります。その場合、黒いテープの上から溶剤に浸すを作業を進めてください。
先の剥がし取り作業の動画では、わざと 黒色のテープ部分が残っている状態で 剥がし取り作業をしていますが、1~2時間ほど養生することで 剥がし取ることが出来ています。

ホールドテープは製造時期によって、平形とL字形があります。
L字形の場合、立ち上がり部分はカットいただき、平形の状態で作業を行ってください。下画像ではL字形テープの半分を切り取って平形にしているところです。

2.粘着剤に石油系溶剤をしみこませて溶かします。
2-1、まず、ホールドテープのそばに透明テープを半分ほど貼り付けておきます。
このテープは、この後に石油系溶剤を染み込ませたテッシュを乗せるための 受け皿になります。
テッシュを乗せた後に、さらにテープを重ね貼りしていって、テッシュを密閉することになります。


2-2、溶剤をしみこませるためにティッシュを用意します。
ティッシュが厚いほど溶剤が多く必要になってしまうので、半分ぐらいが目安です。

2-3、テープより少し大きい位の、20MM幅くらいに たたんで、

2-4、石油系溶剤を、垂れない程度に たっぷりと染み込ませます。

2-5、溶剤をしみこませたティッシュを、2-1で貼ったテープの上に置き、テープで密閉していきます。


2-6、よりしっかり密閉するため、さらに透明テープを重ね貼りしてください。

★ポイント
長手に対して直行するように何点か張っていただくと、保持力の向上と、後から剥がしやすくなります。

作業中に溶剤が乾いてきてしまったり、溶剤が足りない場合は適宜足してください。

石油系溶剤が揮発していかないように、「できるだけ しっかりと 密閉しておく」 のがコツになります。
3.1~3時間ほど そのままにしておきます。
気温が高かったり、粘着材の量が少なければ、養生時間は短くて構いません。
養生時間は、夏場(気温30℃くらい)では 30分から1時間くらい、冬場(気温10℃くらい)では2時間から3時間くらい が目安です。 様子を見ながら作業してください。
粘着材が溶剤で溶かされてネバネバしているタイミングを見計らって、次の剥がし取り作業に進みます。
養生時間が短いと、粘着材が ネバついてくれていなくて 剥がし取り作業がやりづらいです。
養生時間が長すぎると(あるいは密閉が十分でないと)、溶剤が乾燥してしまって 剥がし取り作業がやりづらいです。
4.養生後、テープや粘着材を剥がし取ります。
粘着材が溶剤で溶かされて ネバネバしているタイミングを見計らって、剥がし取り作業をしてください。
ドライヤーで粘着剤を50~60℃くらいに温めると、剥がしやすくなります。



5.残った粘着剤を ヘラやテッシュなどでそぎ落とします
塗装を痛めない柔らかいヘラをお使いください。
※割りばしの手元側を平たく削ってヘラ状にするとおススメです
※残った粘着剤の上に テッシュを貼って まとわりつかせてから、粘着剤をテッシュごと こそげ落とすように取り除きます。


まだ 粘着剤が残っている箇所は、 部分的に2~4の作業を再度行ってください。
5.脱脂作業をしておきます。
粘着剤の除去作業を、ベンジンや ホワイトガソリン、シリコンオフ などの石油系溶剤で 行った場合には、十分に脱脂されている状態ですので、そのままで 大丈夫です。
もし、車の燃料である ガソリンや軽油や灯油を使って 粘着剤の除去作業を行った場合では、油性の成分が残っておりますので パーツクリーナーなどを使って 表面を脱脂しておきます。
===============
「粘着材はがし」や「テープはがし」と呼ばれるものは、使わない方が無難です。

●はがし剤には、、、、
石油系溶剤と同じく 粘着材を柔らかくする成分が含まれていますが、それ以外にも 剥がした粘着材が、再付着しないようにシリコーン成分が配合されていたりもします。その為、粘着材の取り除き作業までは都合がイイのですが、再度テープを貼る場合には、貼り付け面に シリコーン成分が残っていると、粘着材がまったく貼りついてくれません。
また、強力な「テープはがし」には、塗装面を痛めてしまったり、塗装面に染み込んでしまうタイプのもあって 厄介な状況になりかねません。
市販の「テープはがし」の類は、お使いにならない方が無難です。
もし、はがし剤を使ってしまった場合には、粘着材を全く残らないように取リ除いた上で 脱脂作業を、より入念に 行う必要があります。入念に脱脂作業をした後で貼る付け作業をした場合でも、数か月後には粘着材がベタついてきて はがれてきてしまった事例もありますので、 やはり「粘着材はがし」や「テープはがし」は、使わない方が無難です。
市販のクリーナーの類につきまして
貼り付け面をキレイにする際には、パーツクリーナーなどの 汚れ落とし成分だけでキレイにする場合はOKなのですが、クリーナーの種類によっては 、汚れ落とし成分の他に はがし剤と同様に 汚れの付着を防止する成分(防汚剤 シリコン成分の場合が多いです)が含まれている場合があります。これらの防汚成分が表面に残っていると、粘着材が貼り付きません。パーツクリーナー以外のクリーナー類は お使いにならない方が無難です。
なお、防汚成分の上に いちどでも貼ってしまったテープは 防汚成分がテープ側にも移行しますので 再使用はできません。ご注意ください。
===============================
以上が ホールドテープと粘着剤を剥がす作業のご案内 です。
次に 新しいホールドテープを貼る方法は、
下記の 最新の装着ブログ の中の、 「2. 貼り付け面にプライマー処理をする 」 と 「 3.バックドア側アンカーとバックドア側ホールドテープを貼り付ける 」 を ご覧ください。なお、下記車種以外の装着ブログは ページ内で 「カテゴリー」 の中から 該当車種を ご選択してご覧下さい。
・ハイエース 標準ルーフ車 https://aizurv2.hamazo.tv/e9683053.html
・ハイエース ミドルルーフ車 https://aizurv2.hamazo.tv/e9686829.html
・ハイエース ハイルーフ車 https://aizurv2.hamazo.tv/e9685738.html
・キャラバン 標準ルーフ車 https://aizurv2.hamazo.tv/e9664493.html
・キャラバン ハイルーフ車 https://aizurv2.hamazo.tv/e9653886.html
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バックドア側ホールドテープの補修をされるユーザー様におかれましては、 貼り付けていたバックドア側ホールドテープが「剥がれてきた・・」などの不具合が生じていることかと存じます。
◆はがれてきてしまう・・ の原因などについて ご案内申し上げます。
1、貼り付け面に 油分やワックス成分などが残っていて、脱脂が不十分だった場合。
最近では、ワックスがけのように簡単にボディコーティング処理ができる商品が お安く手に入ることから、ご本人様が気づかないところで ボディコーティング処理がされていたりもします。
表面にボディコーティング剤が少しでも残っていると しっかりと粘着しません。また、ボディコーティング剤は簡単な脱脂作業では落ちてくれません。 コンパウンド(磨き剤)でコーティング剤を磨き落とす必要があります。
その場合のコンパウンド(磨き剤)は、ノンシリコン、ノンワックスタイプがベターです。脱脂不要の水溶性コンパウンドがお勧めです。1000番以上の研磨紙や研磨布でもOKです。キッチンなどで使うメラニンスポンジでも研磨できます(できるだけ貼り付け面以外のところを磨かないようにしてください)。装着ブログ https://aizurv2.hamazo.tv/e9683053.html の、 「 1-1.脱脂処理をする」 の中の 「ご注意下さい ボディコーティングがされている場合 」を参照ください。
2、付属のプライマーを使って下地処理していなかった。(脱脂処理後に、必ず 付属のプライマー液を 貼り付け面に塗付してください)
3、シッカリと加圧していなかった(テープの上から 強く指圧をするくらいの力で 押し付けてください)
4、多湿時の作業では、貼り付け面が結露しやすいことで 充分な粘着力が出なかったりします。ドライヤーを併用していただくか 晴れた日の作業がベターです)
中でも、 3、の加圧が 不十分だった ことによる場合が 少なくありません。業者さんでも、「貼り付けて おしまい」 にしてしまう場合があったりします・・・
両面テープは「感圧接着剤」とも呼ばれるほどで、圧力を加えないと 十分な接着力(粘着力)を発揮しません。
https://www.tesa.com/ja-jp/wikitapia/why-is-it-pressure-sensitive-adhesives-that-work-in-tapes.html
屋内の内装屋さんが「テープの上をローラーで押さえて加圧をしたのだけど、剥がれて来てしまった・・・」の お申し出もありました。
床に置いた板に テープを貼る場合などとは違って、バックドアの鉄板部分に上向きに貼るので、ローラーで押さえても 十分な加圧が出来ない場合があります。テープの上から 1㎝ごとに 親指で指圧をするつもりで加圧していってください。(理想的には 5kgf/㎠以上の加圧が必要です・・・)
特に、一番下部や一番上部のところが はがれやすい箇所ですので、入念に加圧してください。
最新仕様のテープやプライマーによって、作業性や確実性が従来仕様よりも向上させてはおりますが、基本的には「しっかりとした脱脂」や「十分な加圧」が必要となります。また、低温時や多湿時でなくても 粘着シートなどを貼る際と同じように、 ドライヤーを使ってテープを40~50°くらいに温めながら作業をすると、被着面への濡れを促進することで、より確実な作業ができますので お勧めです。
ホールドテープの粘着力は非常に強力なため、テープを引っぱったくらいでは 簡単には剝がれてはくれません。「どうすればいいんだー」の気分になりそうですが、ご安心ください。 石油系溶剤(ベンジン、ホワイトガソリン、シリコンオフ、灯油など)を使うことで、接着材を溶かしながら 簡単にキレイに取り除くことができます。(火気には十分ご注意ください)

※シンナー系溶剤(トルエン系溶剤、ラッカーシンナーなど)やアセトンなどを使ってしまうと、樹脂の内張や塗装面に悪影響がございますので、使用しないでください。
石油系溶剤は、粘着材をよく溶かしてくれて、塗装面やプラスチック部品などを痛めることはありません。布地の染み抜きに使われたり、塗装前の表面をキレイにする際に使われていたりする溶剤です。
入手先ですが、
●ダイソー 「オイルライター専用オイル」 (現在は 販売されなくなっているようです・・・)
●Amazon 「Aベンジン 100ml」
●ヨドバシカメラ通販 「Aベンジン100ml」
●ビックカメラ 「イザキ Aベンジン 100ml」
などで販売されています。
50mlあれば十分作業が行えます。
キャンプで使う「ホワイトガソリン」や、オイルライターで使う「ライター用オイル」でも OKです。
▼剥がし取り作業の動画
バックドア側の貼り付けタイプのアンカーを 剥がし取っている動画になります
▼必要工具
・ペンチ
・ヘラ
・石油系溶剤( ベンジン、ホワイトガソリン、シリコンオフ、軽油、灯油、等)
燃料のガソリンでもイイのですが、発火の危険性が高くなることから お勧めできません。
・ティッシュ
・幅広の透明テープ(PPテープ等)、ラップとセロテープでも代用可能です。
▼作業手順
1.黒色のテープ部分をペンチ等で剥がす。
なるべく粘着剤のみとなる様にできると後の作業が楽です。
剥がせないようでしたら、テープの上から溶剤に浸すを作業を進めてください。
(2以降の作業を繰り返すことで剥がすことが可能です。)
2.粘着剤に石油系溶剤をしみこませて溶かします。
粘着材やテープの上から、溶剤を染み込ませたテッシュを置き、溶剤が乾燥してしまわないように、
上からテープ等を貼り密閉状態にします。
※ シンナー系溶剤は車体を傷める恐れがあるので使わないでください。
※ アルコール系溶剤では粘着材を溶かす効果はありません。
3.2~3時間ほど養生します。
粘着材が溶剤によって溶解していき、剥がせるようになります。
気温が高ければ、90分程度で作業可能です。
4.養生後、粘着材を剥がし取ります。
剥がす際、ドライヤーで粘着剤を50~60℃くらいに温めると、剥がしやすくなります。
5.ヘラやテッシュなどで残った粘着剤をそぎ落とし、脱脂を行う。
粘着剤をある程度取り除いたら、石油系溶剤(ベンジン、ホワイトガソリン、灯油 など)を湿らせながら、
ヘラとテッシュでそぎ落としたり、拭き取るようにして取り除きます。
塗装を痛めない柔らかいヘラをお使いください。
※割りばしを ヘラ状の形状に削って 作業をするのがおススメです。
▼作業の詳細
ボディ側ホールドテープ平形 / L字形での作業となります。
0.準備作業
・ショックコードが連結済の場合フックを開いて、ショックコードを外してから、端部がタープ布の中に入ってしまわないよう、端部を結んだりしておいてください。 これを忘れてしまいますと ショックコードが中に入ってしまって 中から出すのが けっこう手間です・・・

1.黒色のテープ部分をペンチ等で剥がす。
粘着剤のみが残っている状態する方が 剥がし取りやすいですが、黒色のテープ部分が残ってしまう場合もあります。その場合、黒いテープの上から溶剤に浸すを作業を進めてください。
先の剥がし取り作業の動画では、わざと 黒色のテープ部分が残っている状態で 剥がし取り作業をしていますが、1~2時間ほど養生することで 剥がし取ることが出来ています。
ホールドテープは製造時期によって、平形とL字形があります。
L字形の場合、立ち上がり部分はカットいただき、平形の状態で作業を行ってください。下画像ではL字形テープの半分を切り取って平形にしているところです。
2.粘着剤に石油系溶剤をしみこませて溶かします。
2-1、まず、ホールドテープのそばに透明テープを半分ほど貼り付けておきます。
このテープは、この後に石油系溶剤を染み込ませたテッシュを乗せるための 受け皿になります。
テッシュを乗せた後に、さらにテープを重ね貼りしていって、テッシュを密閉することになります。
2-2、溶剤をしみこませるためにティッシュを用意します。
ティッシュが厚いほど溶剤が多く必要になってしまうので、半分ぐらいが目安です。
2-3、テープより少し大きい位の、20MM幅くらいに たたんで、
2-4、石油系溶剤を、垂れない程度に たっぷりと染み込ませます。
2-5、溶剤をしみこませたティッシュを、2-1で貼ったテープの上に置き、テープで密閉していきます。
2-6、よりしっかり密閉するため、さらに透明テープを重ね貼りしてください。
★ポイント
長手に対して直行するように何点か張っていただくと、保持力の向上と、後から剥がしやすくなります。
作業中に溶剤が乾いてきてしまったり、溶剤が足りない場合は適宜足してください。
石油系溶剤が揮発していかないように、「できるだけ しっかりと 密閉しておく」 のがコツになります。
3.1~3時間ほど そのままにしておきます。
気温が高かったり、粘着材の量が少なければ、養生時間は短くて構いません。
養生時間は、夏場(気温30℃くらい)では 30分から1時間くらい、冬場(気温10℃くらい)では2時間から3時間くらい が目安です。 様子を見ながら作業してください。
粘着材が溶剤で溶かされてネバネバしているタイミングを見計らって、次の剥がし取り作業に進みます。
養生時間が短いと、粘着材が ネバついてくれていなくて 剥がし取り作業がやりづらいです。
養生時間が長すぎると(あるいは密閉が十分でないと)、溶剤が乾燥してしまって 剥がし取り作業がやりづらいです。
4.養生後、テープや粘着材を剥がし取ります。
粘着材が溶剤で溶かされて ネバネバしているタイミングを見計らって、剥がし取り作業をしてください。
ドライヤーで粘着剤を50~60℃くらいに温めると、剥がしやすくなります。
5.残った粘着剤を ヘラやテッシュなどでそぎ落とします
塗装を痛めない柔らかいヘラをお使いください。
※割りばしの手元側を平たく削ってヘラ状にするとおススメです
※残った粘着剤の上に テッシュを貼って まとわりつかせてから、粘着剤をテッシュごと こそげ落とすように取り除きます。
まだ 粘着剤が残っている箇所は、 部分的に2~4の作業を再度行ってください。
5.脱脂作業をしておきます。
粘着剤の除去作業を、ベンジンや ホワイトガソリン、シリコンオフ などの石油系溶剤で 行った場合には、十分に脱脂されている状態ですので、そのままで 大丈夫です。
もし、車の燃料である ガソリンや軽油や灯油を使って 粘着剤の除去作業を行った場合では、油性の成分が残っておりますので パーツクリーナーなどを使って 表面を脱脂しておきます。
===============
「粘着材はがし」や「テープはがし」と呼ばれるものは、使わない方が無難です。
●はがし剤には、、、、
石油系溶剤と同じく 粘着材を柔らかくする成分が含まれていますが、それ以外にも 剥がした粘着材が、再付着しないようにシリコーン成分が配合されていたりもします。その為、粘着材の取り除き作業までは都合がイイのですが、再度テープを貼る場合には、貼り付け面に シリコーン成分が残っていると、粘着材がまったく貼りついてくれません。
また、強力な「テープはがし」には、塗装面を痛めてしまったり、塗装面に染み込んでしまうタイプのもあって 厄介な状況になりかねません。
市販の「テープはがし」の類は、お使いにならない方が無難です。
もし、はがし剤を使ってしまった場合には、粘着材を全く残らないように取リ除いた上で 脱脂作業を、より入念に 行う必要があります。入念に脱脂作業をした後で貼る付け作業をした場合でも、数か月後には粘着材がベタついてきて はがれてきてしまった事例もありますので、 やはり「粘着材はがし」や「テープはがし」は、使わない方が無難です。
市販のクリーナーの類につきまして
貼り付け面をキレイにする際には、パーツクリーナーなどの 汚れ落とし成分だけでキレイにする場合はOKなのですが、クリーナーの種類によっては 、汚れ落とし成分の他に はがし剤と同様に 汚れの付着を防止する成分(防汚剤 シリコン成分の場合が多いです)が含まれている場合があります。これらの防汚成分が表面に残っていると、粘着材が貼り付きません。パーツクリーナー以外のクリーナー類は お使いにならない方が無難です。
なお、防汚成分の上に いちどでも貼ってしまったテープは 防汚成分がテープ側にも移行しますので 再使用はできません。ご注意ください。
===============================
以上が ホールドテープと粘着剤を剥がす作業のご案内 です。
次に 新しいホールドテープを貼る方法は、
下記の 最新の装着ブログ の中の、 「2. 貼り付け面にプライマー処理をする 」 と 「 3.バックドア側アンカーとバックドア側ホールドテープを貼り付ける 」 を ご覧ください。なお、下記車種以外の装着ブログは ページ内で 「カテゴリー」 の中から 該当車種を ご選択してご覧下さい。
・ハイエース 標準ルーフ車 https://aizurv2.hamazo.tv/e9683053.html
・ハイエース ミドルルーフ車 https://aizurv2.hamazo.tv/e9686829.html
・ハイエース ハイルーフ車 https://aizurv2.hamazo.tv/e9685738.html
・キャラバン 標準ルーフ車 https://aizurv2.hamazo.tv/e9664493.html
・キャラバン ハイルーフ車 https://aizurv2.hamazo.tv/e9653886.html
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バックドア側ホールドテープの補修をされるユーザー様におかれましては、 貼り付けていたバックドア側ホールドテープが「剥がれてきた・・」などの不具合が生じていることかと存じます。
◆はがれてきてしまう・・ の原因などについて ご案内申し上げます。
1、貼り付け面に 油分やワックス成分などが残っていて、脱脂が不十分だった場合。
最近では、ワックスがけのように簡単にボディコーティング処理ができる商品が お安く手に入ることから、ご本人様が気づかないところで ボディコーティング処理がされていたりもします。
表面にボディコーティング剤が少しでも残っていると しっかりと粘着しません。また、ボディコーティング剤は簡単な脱脂作業では落ちてくれません。 コンパウンド(磨き剤)でコーティング剤を磨き落とす必要があります。
その場合のコンパウンド(磨き剤)は、ノンシリコン、ノンワックスタイプがベターです。脱脂不要の水溶性コンパウンドがお勧めです。1000番以上の研磨紙や研磨布でもOKです。キッチンなどで使うメラニンスポンジでも研磨できます(できるだけ貼り付け面以外のところを磨かないようにしてください)。装着ブログ https://aizurv2.hamazo.tv/e9683053.html の、 「 1-1.脱脂処理をする」 の中の 「ご注意下さい ボディコーティングがされている場合 」を参照ください。
2、付属のプライマーを使って下地処理していなかった。(脱脂処理後に、必ず 付属のプライマー液を 貼り付け面に塗付してください)
3、シッカリと加圧していなかった(テープの上から 強く指圧をするくらいの力で 押し付けてください)
4、多湿時の作業では、貼り付け面が結露しやすいことで 充分な粘着力が出なかったりします。ドライヤーを併用していただくか 晴れた日の作業がベターです)
中でも、 3、の加圧が 不十分だった ことによる場合が 少なくありません。業者さんでも、「貼り付けて おしまい」 にしてしまう場合があったりします・・・
両面テープは「感圧接着剤」とも呼ばれるほどで、圧力を加えないと 十分な接着力(粘着力)を発揮しません。
https://www.tesa.com/ja-jp/wikitapia/why-is-it-pressure-sensitive-adhesives-that-work-in-tapes.html
屋内の内装屋さんが「テープの上をローラーで押さえて加圧をしたのだけど、剥がれて来てしまった・・・」の お申し出もありました。
床に置いた板に テープを貼る場合などとは違って、バックドアの鉄板部分に上向きに貼るので、ローラーで押さえても 十分な加圧が出来ない場合があります。テープの上から 1㎝ごとに 親指で指圧をするつもりで加圧していってください。(理想的には 5kgf/㎠以上の加圧が必要です・・・)
特に、一番下部や一番上部のところが はがれやすい箇所ですので、入念に加圧してください。
最新仕様のテープやプライマーによって、作業性や確実性が従来仕様よりも向上させてはおりますが、基本的には「しっかりとした脱脂」や「十分な加圧」が必要となります。また、低温時や多湿時でなくても 粘着シートなどを貼る際と同じように、 ドライヤーを使ってテープを40~50°くらいに温めながら作業をすると、被着面への濡れを促進することで、より確実な作業ができますので お勧めです。