› アイズ製品の装着説明用ブログです。 › ホールドテープの剥がし方と粘着材の除去方法

2023年05月30日

【バックドアホールドテープ】粘着剤の剥がし方

アイズ-ブロッカーに使用しているバックドア側ホールドテープと粘着剤を剥がす作業のご案内です。

ホールドテープの粘着力は非常に強力なため、テープを引っぱったくらいでは 簡単には剝がれてはくれません。「どうすればいいんだー」の気分になりそうですが、ご安心ください。 石油系溶剤(ベンジン、ホワイトガソリン、シリコンオフ、灯油など)を使うことで、接着材を溶かしながら 簡単にキレイに取り除くことができます。(火気には十分ご注意ください)


※シンナー系溶剤(トルエン系溶剤、ラッカーシンナーなど)やアセトンなどを使ってしまうと、樹脂の内張や塗装面に悪影響がございますので、使用しないでください。

石油系溶剤は、粘着材をよく溶かしてくれて、塗装面やプラスチック部品などを痛めることはありません。布地の染み抜きに使われたり、塗装前の表面をキレイにする際に使われていたりする溶剤です。

入手先ですが、
●ダイソー 「オイルライター専用オイル」 (現在は 販売されなくなっているようです・・・)
●Amazon 「Aベンジン 100ml」 
●ヨドバシカメラ通販 「Aベンジン100ml」
●ビックカメラ 「イザキ Aベンジン 100ml」
などで販売されています。

50mlあれば十分作業が行えます。
キャンプで使う「ホワイトガソリン」や、オイルライターで使う「ライター用オイル」でも OKです。


▼剥がし取り作業の動画
バックドア側の貼り付けタイプのアンカーを 剥がし取っている動画になります


▼必要工具
・ペンチ
・ヘラ
・石油系溶剤( ベンジン、ホワイトガソリン、シリコンオフ、軽油、灯油、等)
燃料のガソリンでもイイのですが、発火の危険性が高くなることから お勧めできません。 
・ティッシュ
・幅広の透明テープ(PPテープ等)、ラップとセロテープでも代用可能です。


▼作業手順
1.黒色のテープ部分をペンチ等で剥がす。
なるべく粘着剤のみとなる様にできると後の作業が楽です。
剥がせないようでしたら、テープの上から溶剤に浸すを作業を進めてください。
(2以降の作業を繰り返すことで剥がすことが可能です。)


2.粘着剤に石油系溶剤をしみこませて溶かします。
粘着材やテープの上から、溶剤を染み込ませたテッシュを置き、溶剤が乾燥してしまわないように、
上からテープ等を貼り密閉状態にします。
※ シンナー系溶剤は車体を傷める恐れがあるので使わないでください。
※ アルコール系溶剤では粘着材を溶かす効果はありません。

3.2~3時間ほど養生します。
粘着材が溶剤によって溶解していき、剥がせるようになります。
気温が高ければ、90分程度で作業可能です。


4.養生後、粘着材を剥がし取ります。
剥がす際、ドライヤーで粘着剤を50~60℃くらいに温めると、剥がしやすくなります。

5.ヘラやテッシュなどで残った粘着剤をそぎ落とし、脱脂を行う。
粘着剤をある程度取り除いたら、石油系溶剤(ベンジン、ホワイトガソリン、灯油 など)を湿らせながら、
ヘラとテッシュでそぎ落としたり、拭き取るようにして取り除きます。
塗装を痛めない柔らかいヘラをお使いください。
※割りばしを ヘラ状の形状に削って 作業をするのがおススメです。





▼作業の詳細
ボディ側ホールドテープ平形 / L字形での作業となります。

0.準備作業
・ショックコードが連結済の場合フックを開いて、ショックコードを外してから、端部がタープ布の中に入ってしまわないよう、端部を結んだりしておいてください。 これを忘れてしまいますと ショックコードが中に入ってしまって 中から出すのが けっこう手間です・・・


1.黒色のテープ部分をペンチ等で剥がす。
粘着剤のみが残っている状態する方が 剥がし取りやすいですが、黒色のテープ部分が残ってしまう場合もあります。その場合、黒いテープの上から溶剤に浸すを作業を進めてください。
先の剥がし取り作業の動画では、わざと 黒色のテープ部分が残っている状態で 剥がし取り作業をしていますが、1~2時間ほど養生することで 剥がし取ることが出来ています。

 
ホールドテープは製造時期によって、平形とL字形があります。
L字形の場合、立ち上がり部分はカットいただき、平形の状態で作業を行ってください。下画像ではL字形テープの半分を切り取って平形にしているところです。 


2.粘着剤に石油系溶剤をしみこませて溶かします。

2-1、まず、ホールドテープのそばに透明テープを半分ほど貼り付けておきます。
このテープは、この後に石油系溶剤を染み込ませたテッシュを乗せるための 受け皿になります。
テッシュを乗せた後に、さらにテープを重ね貼りしていって、テッシュを密閉することになります。



2-2、溶剤をしみこませるためにティッシュを用意します。
ティッシュが厚いほど溶剤が多く必要になってしまうので、半分ぐらいが目安です。


2-3、テープより少し大きい位の、20MM幅くらいに たたんで、


2-4、石油系溶剤を、垂れない程度に たっぷりと染み込ませます。


2-5、溶剤をしみこませたティッシュを、2-1で貼ったテープの上に置き、テープで密閉していきます。



2-6、よりしっかり密閉するため、さらに透明テープを重ね貼りしてください。


★ポイント
長手に対して直行するように何点か張っていただくと、保持力の向上と、後から剥がしやすくなります。


作業中に溶剤が乾いてきてしまったり、溶剤が足りない場合は適宜足してください。


石油系溶剤が揮発していかないように、「できるだけ しっかりと 密閉しておく」 のがコツになります。

3.1~3時間ほど そのままにしておきます。
気温が高かったり、粘着材の量が少なければ、養生時間は短くて構いません。
養生時間は、夏場(気温30℃くらい)では 30分から1時間くらい、冬場(気温10℃くらい)では2時間から3時間くらい が目安です。 様子を見ながら作業してください。
粘着材が溶剤で溶かされてネバネバしているタイミングを見計らって、次の剥がし取り作業に進みます。
養生時間が短いと、粘着材が ネバついてくれていなくて 剥がし取り作業がやりづらいです。
養生時間が長すぎると(あるいは密閉が十分でないと)、溶剤が乾燥してしまって 剥がし取り作業がやりづらいです。

4.養生後、テープや粘着材を剥がし取ります。
粘着材が溶剤で溶かされて ネバネバしているタイミングを見計らって、剥がし取り作業をしてください。
ドライヤーで粘着剤を50~60℃くらいに温めると、剥がしやすくなります。





5.残った粘着剤を ヘラやテッシュなどでそぎ落とします
塗装を痛めない柔らかいヘラをお使いください。
※割りばしの手元側を平たく削ってヘラ状にするとおススメです
※残った粘着剤の上に テッシュを貼って まとわりつかせてから、粘着剤をテッシュごと こそげ落とすように取り除きます。



まだ 粘着剤が残っている箇所は、 部分的に2~4の作業を再度行ってください。


5.脱脂作業をしておきます。
粘着剤の除去作業を、ベンジンや ホワイトガソリン、シリコンオフ などの石油系溶剤で 行った場合には、十分に脱脂されている状態ですので、そのままで 大丈夫です。
もし、車の燃料である ガソリンや軽油や灯油を使って 粘着剤の除去作業を行った場合では、油性の成分が残っておりますので パーツクリーナーなどを使って 表面を脱脂しておきます。

===============
「粘着材はがし」や「テープはがし」と呼ばれるものは、使わない方が無難です。


●はがし剤には、、、、
石油系溶剤と同じく 粘着材を柔らかくする成分が含まれていますが、それ以外にも 剥がした粘着材が、再付着しないようにシリコーン成分が配合されていたりもします。その為、粘着材の取り除き作業までは都合がイイのですが、再度テープを貼る場合には、貼り付け面に シリコーン成分が残っていると、粘着材がまったく貼りついてくれません。
また、強力な「テープはがし」には、塗装面を痛めてしまったり、塗装面に染み込んでしまうタイプのもあって 厄介な状況になりかねません。
市販の「テープはがし」の類は、お使いにならない方が無難です。
もし、はがし剤を使ってしまった場合には、粘着材を全く残らないように取リ除いた上で 脱脂作業を、より入念に 行う必要があります。入念に脱脂作業をした後で貼る付け作業をした場合でも、数か月後には粘着材がベタついてきて はがれてきてしまった事例もありますので、 やはり「粘着材はがし」や「テープはがし」は、使わない方が無難です。



市販のクリーナーの類につきまして
貼り付け面をキレイにする際には、パーツクリーナーなどの 汚れ落とし成分だけでキレイにする場合はOKなのですが、クリーナーの種類によっては 、汚れ落とし成分の他に はがし剤と同様に 汚れの付着を防止する成分(防汚剤 シリコン成分の場合が多いです)が含まれている場合があります。これらの防汚成分が表面に残っていると、粘着材が貼り付きません。パーツクリーナー以外のクリーナー類は お使いにならない方が無難です。
なお、防汚成分の上に いちどでも貼ってしまったテープは 防汚成分がテープ側にも移行しますので 再使用はできません。ご注意ください。

===============================
以上が  ホールドテープと粘着剤を剥がす作業のご案内  です。

次に 新しいホールドテープを貼る方法は、 
下記の 最新の装着ブログ の中の、 「2. 貼り付け面にプライマー処理をする 」  と 「 3.バックドア側アンカーとバックドア側ホールドテープを貼り付ける 」 を ご覧ください。なお、下記車種以外の装着ブログは ページ内で 「カテゴリー」 の中から 該当車種を ご選択してご覧下さい。

・ハイエース 標準ルーフ車   
https://aizurv2.hamazo.tv/e9683053.html     
・ハイエース  ミドルルーフ車  https://aizurv2.hamazo.tv/e9686829.html   
・ハイエース  ハイルーフ車   https://aizurv2.hamazo.tv/e9685738.html  
・キャラバン  標準ルーフ車  https://aizurv2.hamazo.tv/e9664493.html
・キャラバン  ハイルーフ車  https://aizurv2.hamazo.tv/e9653886.html

=======
バックドア側ホールドテープの補修をされるユーザー様におかれましては、 貼り付けていたバックドア側ホールドテープが「剥がれてきた・・」などの不具合が生じていることかと存じます。

◆はがれてきてしまう・・ の原因などについて ご案内申し上げます。
1、貼り付け面に 油分やワックス成分などが残っていて、脱脂が不十分だった場合。
 最近では、ワックスがけのように簡単にボディコーティング処理ができる商品が お安く手に入ることから、ご本人様が気づかないところで ボディコーティング処理がされていたりもします。
 表面にボディコーティング剤が少しでも残っていると しっかりと粘着しません。また、ボディコーティング剤は簡単な脱脂作業では落ちてくれません。 コンパウンド(磨き剤)でコーティング剤を磨き落とす必要があります。
 その場合のコンパウンド(磨き剤)は、ノンシリコン、ノンワックスタイプがベターです。脱脂不要の水溶性コンパウンドがお勧めです。1000番以上の研磨紙や研磨布でもOKです。キッチンなどで使うメラニンスポンジでも研磨できます(できるだけ貼り付け面以外のところを磨かないようにしてください)。装着ブログ  https://aizurv2.hamazo.tv/e9683053.html の、 「 1-1.脱脂処理をする」 の中の 「ご注意下さい ボディコーティングがされている場合 」を参照ください。

2、付属のプライマーを使って下地処理していなかった。(脱脂処理後に、必ず 付属のプライマー液を 貼り付け面に塗付してください)

3、シッカリと加圧していなかった(テープの上から 強く指圧をするくらいの力で 押し付けてください)

4、多湿時の作業では、貼り付け面が結露しやすいことで 充分な粘着力が出なかったりします。ドライヤーを併用していただくか 晴れた日の作業がベターです)

中でも、 3、の加圧が 不十分だった ことによる場合が 少なくありません。業者さんでも、「貼り付けて おしまい」 にしてしまう場合があったりします・・・
両面テープは「感圧接着剤」とも呼ばれるほどで、圧力を加えないと 十分な接着力(粘着力)を発揮しません。
https://www.tesa.com/ja-jp/wikitapia/why-is-it-pressure-sensitive-adhesives-that-work-in-tapes.html

屋内の内装屋さんが「テープの上をローラーで押さえて加圧をしたのだけど、剥がれて来てしまった・・・」の お申し出もありました。
床に置いた板に テープを貼る場合などとは違って、バックドアの鉄板部分に上向きに貼るので、ローラーで押さえても 十分な加圧が出来ない場合があります。テープの上から 1㎝ごとに 親指で指圧をするつもりで加圧していってください。(理想的には 5kgf/㎠以上の加圧が必要です・・・)
特に、一番下部や一番上部のところが はがれやすい箇所ですので、入念に加圧してください。
最新仕様のテープやプライマーによって、作業性や確実性が従来仕様よりも向上させてはおりますが、基本的には「しっかりとした脱脂」や「十分な加圧」が必要となります。また、低温時や多湿時でなくても 粘着シートなどを貼る際と同じように、 ドライヤーを使ってテープを40~50°くらいに温めながら作業をすると、被着面への濡れを促進することで、より確実な作業ができますので お勧めです。




Posted by AIZU at 15:46

2021年09月24日

バックドア側ホールドテープの剥がし方と粘着材の除去方法

アイズ-ブロッカーに使用している バックドア側ホールドテープ を交換する場合のご案内です。

装着から時間が経っていると、バックドア側にテープの粘着剤(糊)が固着して、パーツクリーナー等で拭いただけでは簡単に取れない場合があります。
下記にご案内しているように、一般的なパーツクリーナーでふき取るよりも、石油系溶剤(ホワイトガソリン、ベンジン、灯油や普通のガソリンでもokです)で、10分ほど含侵させる方法で取り除いてみてください。なお、いわゆるシンナー系溶剤は使わないでください。またアルコール系溶剤では粘着材を溶かす効果はありません。

粘着材を取り除く作業には、一般的なパーツクリーナーよりも、石油系溶剤(ホワイトガソリン、ベンジン、 灯油や普通のガソリンでもokです)のほうが 粘着材を よく溶かしてくれます。また、石油系溶剤は塗装面やプラスチック部品などを  痛めることはありません。50mlあれば十分すぎるほどの量です。

●100均ショップのダイソーでは 「オイルライター専用オイル」の名称で、110ml 110円です。(レジの傍に置かれています)
●アマゾン通販では、「Aベンジン 100ml」 150円(送料込)前後で 販売されています。
●ヨドバシカメラ通販では「Aベンジン」の名称で、100ml 220円(送料込)で 販売されています。



★ご注意★
もし、パーツクリーナーを使われる場合には、クリーナーの強力さによっては、その成分が、内張り等の樹脂部や塗装部分を 変色させてしまう場合があります。ご注意ください。また、「粘着材はがし」 や 「テープはがし」と呼ばれるものを使われる場合には、ご注意が必要です(このページの 一番最後に ご説明しております)
なお、シンナー系(トルエン系、キシレン系 、いわゆるラッカーシンナーなど)溶剤やアセトンなどを使ってしまうと、塗装面を溶かしたり、塗装が剥げてしまったりしますので ご注意ください。


1.まず、バックドア下側の黒色T字ベルトと ショックコードとの連結を外します。
フックを開いて、ショックコード端部金具の 小さな穴から出すことで連結が外れます。

※ショックコード端部が タープ布の中に入ってしまわないよう、端部を結んだりしておいてください。


【注意】
強力テープ(4センチほどの長さで 曲線部に貼ってあるテープ)の部分は、タープ布と強く接合されています。 縫い目がテープに絡まって縫い目が ほつれてしまわぬよう、テープから外す際はゆっくり、丁寧に外してください。


2.剥がれかけているホールドテープの両脇をガムテープなどを貼っておきます。後述の、石油系溶剤を使ったり、プライマーを塗ったりする作業のための養生です。






3.強力テープ(下側曲線部に貼ってある4cmほどのテープ) と ホールドテープの両方を剥がします。両テープとも再利用はいたしません。


4.バックドア側に残ってしまっている粘着材(糊)を、なるべく取り除きます。剥がし取ったたテープの接着面(糊面)を使い、残っている粘着材(糊)にペタペタ貼り付けながら取り除いたり、指でこそげ落としたり、ヘラなどを使って できるだけ取り除いておきます。
石油系溶剤(ベンジン、ガソリンや灯油でもOK)やパーツクリーナーを併用すると、良いかと思います。(画像ではパーツクリーナーを使っていますが、パーツクリーナーよりも石油系溶剤の方が作業が楽です)


 


※ヘラの手の平に当たる部分にティッシュを巻いて作業すると 痛くないです(^^♪

5.まだ残ってしまっている粘着材の上に、テッシュペーパーを貼っていきます。テッシュは、3~4枚重ねた位がいいかと思います。






6.テッシュの上から、ホワイトガソリンなどの石油系溶剤(ベンジン、ガソリンや灯油でもokです)あるいは、パーツクリーナーを吹き付けて、石油系溶剤で濡れている状態になっているテッシュの上を、ラップフィルムや透明テープなどでカバーして、石油系溶剤が蒸発しにくいようにします。こうすることで、粘着材に溶剤が浸透し、粘着材が取り除きやすくなります。


【スプレータイプやスポイト等、直接吹き付けや浸潤が可能な場合】

下側半分にテープを貼っておいて、石油系溶剤で濡らしたりパーツクリーナーを吹き付けたあとで、上半分を後からテープでカバーすると スムーズな作業ができるかと思います。









※溶剤がテープ(カバー用)に付着すると、テープの粘着性が失われます。そのままでは 剥がれてきてしまうため、上からテープ(カバー用)を 重ね貼りして溶剤の蒸発を防いでください。


【直接吹き付けや浸潤ができない場合】
溶剤をティッシュの方に染みこませてから、溶剤で濡れたティッシュを粘着材の上へ 盛っていく方法が、やりやすいかと思います



 







7.そのまま20~30分(寒冷時では30分~1時間)ほど経過させてから、カバーをしていたラップフィルムや透明テープをはがし、ヘラを使いながら、テッシュごと、残っている粘着材を 取り除きます。ラップの中の溶剤が乾燥してしまわないうちに、粘着材が石油系溶剤で溶かされていてネバネバしている状態を見計らってのタイミングで取り除くのが コツになります。ちょうど良いタイミングですと、気持ちよくスムーズに剥がれ取れてくれます ♪  (o^。^o)

※ヘラの手の平に当たる部分に ティッシュを巻いて作業すると 痛くないです(^^♪
取り除き作業にも 石油系溶剤やパーツクリーナーを 併用しながら行うと、作業がスムーズです。


できるだけ残っている糊を取り除きます。貼り付け面から剥がれた糊を テッシュに まとわりつかせるようにして テッシュごと取り除きますと、剥がれた糊が 再び貼りつかないので よろしいかと思います。


8.たいていは上記作業で ほぼ取り除けるかと思いますが、まだ残っている粘着材が多い場合は、再度、残った粘着材の上に、テッシュペーパーを貼り、【5.~7.】の作業を繰り返します。

9.石油系溶剤やパーツクリーナーで、拭き取るだけの程度になりましたら両脇に貼ってあったガムテープなどを取り除き、 石油系溶剤やパーツクリーナーでしっかりと脱脂します。






10.最終仕上げの脱脂は、石油系溶剤よりもパーツクリーナーの方が 油分や不純物が残らないので、ベターです。
■脱脂作業のコツ■

※ 拭き取る紙や布は汚れの無い物を使用し、 常に新しい面で拭う。(汚れた面で拭いてしまうと、汚れをのばしているだけになってしまします。)

※ 拭き取り方は一方向とし、往復や クルクルと円を描くように拭かない。

※ 溶剤で濡らしてから乾かないうちに乾いた布で拭くことが基本。(1枚の布で前端だけ溶剤を含ませ、後ろ半分は乾いた状態で、一方向に拭くのは良い方法です。)


★右側と左側、両方のテープを取り除いてください★

===============
なお、粘着材を取り除く際に、 「粘着材はがし」 や 「テープはがし」と呼ばれるものを使うと、作業が少し楽になりますが ご注意も必要です。


 ●例えば、上画像の はがし剤には、剥がした粘着材が、貼り付けていた面やヘラなどに  まとわりつかないようにシリコン成分が配合されています。
そのことにより、糊の取り除き作業までは 都合がイイのですが、再度テープを貼ろうとする場合、 そのままではシリコン成分が残ってしまっていて、 まったく貼りついてくれません。
  はがし剤を使われる場合には、糊が全く残らないように取リ除いた上で 【10.】の脱脂作業を、より入念に 行ってください。

●ガラスクリーナーなどを使ってキレイにされる方もいらっしゃいますが、クリーナーの種類によっては汚れ落とし成分の他に、はがし剤と同様に 汚れの付着を防止する成分(防汚剤)が含まれている場合が多いです。
これら防汚剤が表面に残っていると、粘着材が貼り付きません。上記同様、【10.】 の 脱脂作業を入念に行ってください。

なお、いちど防汚成分の上に貼ってしまったテープは 防汚成分がテープ側にも移行しますので 再使用はできません。ご注意ください。


続けて、高耐熱仕様の ホールドテープを貼りつけていきます。
高耐熱仕様のホールドテープの貼り付け方のご案内ブログは 下記からご確認いただけます。
↓↓
https://aizurv2.hamazo.tv/e9256429.html

Posted by AIZU at 09:13